JPH04174276A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、庫本体の機械室に凝縮機を設置し、この凝縮
機に冷却空気を通す通気路を形成した冷蔵庫に関する。

（従来の技術） 冷蔵庫では、庫本体の側板などの裏側に凝縮器を配設し
、その凝縮器で発生する冷媒の凝縮熱を庫本体の側板な
どから放熱するようにしていた。

ところが、最近の冷蔵庫においては効率アップが図られ
ており、これにて、同じ外形寸法でありながら内容積は
増大化する傾向にある。このように内容積が大容量化す
ると、従来のように冷媒の凝縮熱を庫本体の側板などか
ら放熱するだけでは、放熱不足となる。このため、コン
プレッサか配設されている庫本体下部の機械室内にも凝
縮機を配設し、この凝縮機に、ファン装置による冷却空
気を通すようにしている。この場合コンプレッサもその
冷却空気により冷却するようにしている。

（発明が解決しようとする課８） ところで、機械室に設ける凝縮器としては、通常フィン
なしのワイヤ形凝縮器が設けられているが、これは大形
であり、機械室スペースを大きく占有してしまう不具合
がある。

この対策として、小形で放熱性能の良いフィン付き凝縮
器を用いることが考えられているが、冷却空気に含まれ
る埃がフィンあるいはフィン間に付着しやすく、冷却空
気が該凝縮器を通過し難くなり、総じて、該凝縮器での
放熱効率が低下する。

このため、フィン付き凝縮器の使用には問題かある。

そこで、凝縮器に冷却空気を通す通気路に、フィルタを
設けることか考えれるか、この場合、フィルタもいずれ
は目づまりする。そのときにそのフィルタを交換すれば
良いが、使用者側でこれを忘れてしまうと、凝縮器に対
する冷却空気量が低下して、結局冷却性能か低下してフ
ィン付き凝縮器を用いる価値がなくなってしまう。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、凝縮機に冷却空気を通す通気路にフィルタを設け
ることでフィン付き凝縮器を用いることが可能で、しか
も、該フィルタが目づまり状態で放置されるようなこと
がなく、もって凝縮器に対する冷却空気量を常に十分に
確保てきる冷蔵庫を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、庫本体の機械室に凝縮機を設置し、この凝縮
機へ冷却空気を通す通気路を形成したものにおいて、巻
取部および被巻取部間にシート状のフィルタを張設し前
記巻取部を所要時期に駆動して該フィルタを巻取ること
が可能な自動巻取機構を備え、この自動巻取機構を前記
フィルタか前記通気路に配置されるように設けたところ
に特徴を有する。

（作用） 上記手段によれば、自動巻取機構におけるフィルタを通
気路に配置したから、凝縮器への冷却空気から埃を除去
でき、もって、凝縮器に埃が付着することを防止できて
フィン付き凝縮器の使用に好適する。この場合、フィル
タがいずれ目づまりするか、このフィルタは自動巻取機
構により所要時期に巻き取られるから、フィルタにおい
て新たな部分が通気路に位置されることとなり、結局、
目づまりが解消されて、常に十分な冷却空気量が確保さ
れる。この結果、小形のフィン付き凝縮器を用いながら
も常に十分な放熱性能が得られる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき図面を参照しなから説明
する。

まず、第２図において、断熱箱体からなる庫本体１１の
下部後半部には密閉形の機械室１２が形成されている。

そして、庫本体１１および機械室１２の背面の稜角部分
は、第１図および第２図に示すように、４５度の角度で
面取りされた形態となっている。

さて、第１図において、機械室１２内は仕切板１３によ
り左右に区画されており、左側の室１２ａ内には多数の
フィン１４ａを備えた凝縮器１４が配設され、右側の室
１２ｂ内にはコンプレッサ１５が配設されている。なお
、冷凍サイクルの凝縮器としては、上記機械室１２内の
凝縮器１４の他に、庫本体１１の側板を介して放熱する
凝縮器も設けられている。また、機械室１２内には、フ
ァン装置１６が配設されている。このファン装置１６の
モータ１７は右側の室１２ｂ内に仕切板１３の近傍に位
置するようにして底板１２ｃに取付板（図示せず）を介
して取り付けられている。そして、このモータ１７に直
結したプロペラ形のファン１８は、機械室１２の両室１
２ａおよび１２ｂを連通するように仕切板１３に形成さ
れた通気孔１９内に位置されている。

さらに、庫本体１１の外底部には左側の室１２ａに通じ
る通気路２０が偏平筒体２１により形成されている。こ
の通気路２０は庫本体１１の外底部前面にて開口されて
いる。また、前記機械室１２の右側の室１２ｂにおける
面取部には排気口２２が形成されている。

かかるファン装置１６は機械室１２内に外気を流通させ
て凝縮器１４およびコンプレッサ１５を冷却するための
もので、該ファン装置１６が駆動されると、外気（空気
）が通気路２０を通して、機械室１２内の左側の室１２
ａに吸入され、凝縮器１４を冷却し、そして右側の室１
２ｂに流入してコンプレッサ１５も冷却して前記排気口
２２から排出される。

前記通気路２０の前面開口部分には、自動巻取機構２３
が配設されており、この自動巻取機構２３は、巻取部と
して巻取軸２４および巻取モータ２５を備え、さらに被
巻取部として被巻取軸２６を備えている。そして上記巻
取軸２４と被巻取軸２６との間にはシート状のフィルタ
２７を張設している。そして、巻取軸２４と被巻取軸２
６とは、前記通気路２０の前面開口の左端側および右端
側にそれぞれ位置されており、もってフィルタ２７は通
気路２０に配置されている。

この自動巻取機構２３は巻取モータ２５が通電駆動され
て巻取軸２４か回転駆動されると、それまで露出してい
た部分についてのフィルタ２７を巻き取り、新たな部分
を両軸２４，２６間、すなわち通気路２０に面してに露
出させる。

上記巻取モータ２５は所要時期に駆動されるようになっ
ている。すなわち、凝縮器１４には温度センサ２８が伝
熱的に設けられており、この温度センサ２８による温度
検出値は第４図に示す制御回路２９に与えられている。

この制御回路２９は、この温度検出値の変化に基づいて
目づまりを検出するようになっている。つまり、第５図
に示すように、通常状態および運転率アップ状態での凝
縮器１４の温度変化はそれぞれ特性線Ａ、Ｂのようにな
るか、フィルタ２７に目づまりが発生した場合には、特
性線Ｃにて示すように凝縮器１４の温度上昇が緩慢とな
ってその変化がほぼフラットになるようになる。その理
由はフィルタ２７の目づまりによって冷却風量が低下し
、これにて凝縮器１４の放熱性が低下し、この結果、放
熱量が飽和して、結局凝縮器１４の温度上昇が飽和する
ところにある。

しかして、上記制御回路２９は、温度センサ２８の温度
検出値の変化率がある期間Ｔでほぼ零となる状況を検出
し、このときには前記巻取モータ２５を駆動回路３０を
介して所定時間通電駆動する。

従って、フィルタ２７が目づまりが発生するような場合
には、上記温度変化状況が検出されて巻取モータ２５が
通電駆動されるから、結局、該巻取モータ２５は所要時
期に駆動されることになる。

なお、前記庫本体１１の下部前面には、その横幅−杯に
カバー３１が装着されており、このカバー３１には前記
フィルタ２７に対向する部分に通気口３１ａが形成され
ている。

上記構成において、コンプレッサ１５の運転時にはファ
ン装置１６が運転されており、この結果、外気が、カバ
ー３１の通気口３１ａ１フイルタ２７、通気路２０を通
して、機械室１２内の左側の室１１２ａに吸入され、凝
縮器１４を冷却し、そして右側の室１２ｂに流入してコ
ンプレッサ１５も冷却して前記排気口２２から排出され
る。

この場合、空気中の埃がフィルタ２７によって捕獲され
、凝縮器１４に埃が付着することを防止できる。従って
、本実施例のように比較的環が付着しやすいフィン付き
凝縮器１４を使用しても同等差支えがない。

上記フィルタ２７はいずれ目づまりするが、このときに
は、凝縮器１４に供給される風量が減少し、既述したよ
うに、凝縮器１４の温度変化率がほぼ零となる。この状
況は温度センサ２８の温度検出値にあられれるから、制
御回路２９がこれを検出し、自動巻取機構２３の巻取モ
ータ２５を駆動する。この結果、フィルタ２７において
目づまり部分は巻き取られて新たな部分が通気路２０部
分に位置するようになり、結局、目づまりが解消されて
、常に十分な冷却風量が確保される。この結果、小形の
フィン付き凝縮器１４を用いながらも常に十分な放熱性
能が得られる。

なお、上記実施例においては、凝縮器１４の温度変化率
を検出することで、フィルタ２７の目づまり状況を判断
し、その判断時点で巻取モータ２５を駆動するようにし
たが、これは、次のようにしても良い。すなわち、フィ
ルタ２７の埃付着量（目づまり）はファン装置１６の運
転積算時間にある程度比例するから、該ファン装置１６
の運転積算時間を測定する手段を設けて、その積算時間
が所定時間になったところで巻取モータ２５を所定時間
駆動する構成としても良い。

［発明の効果コ 本発明は以上の説明から明らかなように、庫本体の機械
室に凝縮機を設置し、この凝縮機へ冷却空気を通す通気
路を形成したものにおいて、巻取部および被巻取部間に
シート状のフィルタを張設し前記巻取部を所要時期に駆
動して巻取ることが可能な自動巻取機構を備え、この自
動巻取機構を前記フィルタが前記通気路に配置されるよ
うに設けたことを特徴とするものであり、これにて、凝
縮機としてフィン付き凝縮器を用いても埃付着のおそれ
がなく、従って、フィン付き凝縮器の使用を可能となし
得、しかも、該フィルタを所要時期に巻き取ることで該
フィルタが目づまり状態で放置されるようなことをなく
し得、もって凝縮器に対する冷却空気量を常に十分に確
保できる、という優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は冷蔵庫
の下方部を示す横断平面図、第２図は冷蔵庫の下部部分
を示す透視斜視図、第３図は同部分の縦断側面図、第４
図は電気的構成のブロック図、第５図は凝縮器の温度変
化を示す図である。 図面中、１１は庫本体、１２は機械室、１４は凝縮器、
１６フアン装置、２０は通気路、２３は自動巻取機構、
２４は巻取軸（巻取部）、２５は巻取モータ（巻取部）
、２６は巻取軸（被巻取部）、２７はフィルタ、２８は
温度センサ、２９は制御回路を示す。 代理人　　弁理士　　佐　藤　　強 第　１　図 第　２　図 第　３　図 第　４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、庫本体の機械室に凝縮機を設置し、この凝縮機へ冷
   却空気を通す通気路を形成したものにおいて、巻取部お
   よび被巻取部間にシート状のフィルタを張設し前記巻取
   部を所要時期に駆動して巻取ることが可能な自動巻取機
   構を備え、この自動巻取機構を前記フィルタが前記通気
   路に配置されるように設けたことを特徴とする冷蔵庫。