JPH04174196A - 場所打ちライニング工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はトンネル構築における場所打ちライニング工法
に係るものである。

（従来の技術） 従来の場所打ちライニング工法においては、内型枠を１
リング毎に組立て、同内型枠外周に打設したライニング
コンクリートが所定の強度に達したとき、解体して転用
していた。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来工法では、内型枠の解体、組立に多大の手間と
時間とを要し、内型枠の解体、組立が施工サイクル中の
一工程となり、施工速度の促進に対する障害となり、ま
たトンネル内で内型枠を１リング宛解体してこれをシー
ルド機内に持込んで組立てる方法は、シールド施工の自
由化を図る上での障害となっていた。

本発明は前記従来技術の存する問題点に鑑みて１１案さ
れたもので、その目的とする処は、内型枠のシールド内
での解体、組立作業をなくし、施工性°を向上し、施工
の自動化を容易ならしめる場所打ちライニング工法を提
供する点にある。

（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る場所打ちライ
ニング工法によれば、ライニングコンクリートにプレス
ジヤツキを介して推進反力をとってシールド機をＩＩ進
したのち、同シールド機の１１１進ジヤツキによってス
ライディングフオーム内型枠を前記ライニングコンクリ
ートの前方に引出し、前記内型枠及びシールド機のスキ
ンプレート並に既設の前記ライニングコンクリ−１−と
の間に形成された環状空間にライニングコンクリートを
打設したのち、同コンクリートをプレスジヤツキによっ
て加圧しながら前記シールド機を推進せしめるものであ
る。

また請求項２の発明によれば、前記スライデングフオー
ム内型枠には、既設のライニングコンクリート部に着脱
自在に装架された反力壁型枠に反力ジヤツキを介して連
結し、前記内型枠及びライニングコンクリートに内型枠
と反力壁型枠に推進反力をとってシールド機を推進用し
めるものである。

（作用） 本発明においては、前記内型枠がスライディングフオー
ムに形成され、シールド機の推進ジヤツキに接続され、
１リング分のライニングコンクリ−１−の施工が完了す
ると従来のようにシールド内で内型枠を解体、組立てる
ことなく、前記推進ジヤツキによって内型枠を前方に引
出し、同内型枠とシールド機のスキンプレートと前記既
設のライニングコンクリートとの間に形成された環状空
間にライニングコンクリートを打設するものである。

次いで同打設ライニングコンクリ−１・をプレスジヤツ
キで加圧しなから同ライニングコンクリートに反力をと
ってシールド機を推進せしめ、ＩＩＩ進によって生じる
テールボイドを加圧コンクリートで直ちに充填して、地
山と密着したトンネル構造体を施工するものである。

請求項２の発明は、１リング分のライニングコンクリー
トの施工が完了すると、同コンクリート加圧用のプレス
ジヤツキを退縮し、前記推進ジヤツキ及び反力ジヤツキ
を作動して、スライディングフオーム内型枠を前方に移
動し、同内型枠とシールド機のスキンプレートと既設の
ライニングコームとの間に形成された環状空間にライニ
ングコンクリートを打設する。

しかるのち同打設ライニングコンクリートをシールド機
のプレスジヤツキによって加圧しながら前記スライディ
ング内型枠及び反力壁型枠とライニングコンクリートに
推進反力をとって推進ジヤツキ及びプレスジヤツキを介
してシールド機を７１８進し、同シールド機の推進に伴
って生しるテールボイドを加圧コンクリートによって直
ちに充填し、地山と密着したトンネル構造体を施工する
ものである。

（実施例） 以下、本発明を図示の実施例について説明する。

Ａはシールド機、１及び２は夫々同シールド機Ａに装架
された１１Ｂ進ジヤツキ及びプレスジヤツキである。

前記推進ジヤツキ１はスライディングフオーム内型枠３
が接続されている。

而してライニングコンクリートＢに推進反力をとってプ
レスジヤツキ２によってシールド機Ａを推進する。

推進完了後、プレスジヤツキ２によってライニングコン
クリートＢの最終加圧を行ない、同コンクリートの養生
を待ってプレスジヤツキ２を退縮する。（第２図参照） 次いで１リング分の鋼リング４等の補強材を設置したの
ち、推進ジヤツキ１によってスライディングフオーム内
型枠３を前方に引寄せる。（第３図参照） 次いでシールド機のスキンプレート５と前記内型枠３と
既設のライニングコンクリートＢ及び鋼リング４との間
に囲まれた環状空間に、コンクリート打設管６を介して
、ライニングコンクリートＢ′を打設する。（第４図参
照） 次いでプレスジヤツキ２によって前記打設ライニングコ
ンクリートＢ′を加圧しながらこれに推進反力をとって
シールド機Ａを推進する。この際、シールド機Ａの推進
に伴って生じたテールボイドは加圧されたコンクリート
で直ちに充填され、地山と密着したトンネル構造体が施
工される。（第５図参照） 第６図は本発明の他の実施例を示し、前記推進ジヤツキ
１にはスライディング内型枠３が接続され、更に同内型
枠３には反力ジヤツキ７を介して反力壁型枠８が接続さ
れている。同反力壁型枠８はトンネル直径方向のジヤツ
キ（図示せず）が装架され、同ジヤツキによってライニ
ングコンクリート８部分に着脱されるようになっている
。

而して覆工コンクリートＢ及び前記内型枠３に推進反力
をとって、前記各ジヤツキ１．２を介してシールド機Ａ
を推進し、推進終了後、プレスジヤツキ２によってライ
ニングコンクリートの最終加圧を行ない、同コンクリー
トの養生完了を待ってプレスジヤツキ２を退縮する。

次いで１リング分の鋼リング４を設置したのち、推進ジ
ヤツキ１及び反力ジヤツキ７を使用してスライディング
フオーム内型枠３と反力壁型枠８を前方に移動する。

次いで前記内型枠３、シールドＩＡのスキンプレート５
、既設のライニングコンクリ−ｔ・Ｂ及び鋼リング４の
間に形成された環状空間にライニングコンクリートＢ′
を打設し、プレスジヤツキ２によって同打設ライニング
コンクリートＢ′を加圧しながらプレスジヤツキ２及び
推進ジヤツキ１によってライニングコンクリートＢ、Ｂ
’及びスライディング内型枠３にｔｌＢ進反内反力って
シールド＠Ａを推進する。

同シールド機Ａの推進に伴って牛したテールボイドは、
加圧されたコンクリートで直ちに充填され、他山と密着
したトンネル構造体が施工される。

（発明の効果） 本発明によれば前記したように、シールド機の推進ジヤ
ツキに接続されたスライディングフオーム内型枠をシー
ルド機の推進に伴ってスライドさせ、順次同内型枠外周
にライニングコンクリートを打設するようにしたことに
よって、シールド機内におけるライニングコンクリート
用内型枠の解体、組立作業を省略し、内型枠組立用エレ
クタ−を不要ならしめ、施工サイクル中における内型枠
の解体、移動、組立作業をなくし、場所打ちライニング
工法における施工の省力化を図り、施工速度を速めると
ともに、施工の自動化を図ることができるようにしたも
のである。

請求項２の発明は前記スライディングフオーム内型枠に
、ライニングコンクリート部に着脱自在に装架された反
力壁型枠を反力ジヤツキを介して連結することムこよっ
て、シールド機を覆工コンクリート及びライニングコン
クリートに推進反力をとって推進せしめるようにしたも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る場所打ちライニング工法の一実施
例の実施状況を示す縦断面図、第２図乃至第５図はその
工程を示す縦断面図、第６図は本発明の他の実施例の実
施状況を示す縦断面図であＡ・・・シールド機、 Ｂ、Ｂ’　・・・ライニングコンクリート、ｌ・・・推
進ジヤツキ、　　２・・・プレスジヤツキ、３・・・ス
ライディング内型枠、 ４・・・鋼リング、　　　　５・・・スキンプレート、
６・・・コンクリート打設管、 ７・・・反力ジヤツキ、　８・・・反力壁型枠。 代理人　弁理士　岡　本　重　文 外１名

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ライニングコンクリートにプレスジャッキを介し
   て推進反力をとってシールド機を推進したのち、同シー
   ルド機の推進ジャッキによってスライディングフォーム
   内型枠を前記ライニングコンクリートの前方に引出し、
   前記内型枠及びシールド機のスキンプレート並に既設の
   前記ライニングコンクリートとの間に形成された環状空
   間にライニングコンクリートを打設したのち、同コンク
   リートをプレスジャッキによって加圧しながら前記シー
   ルド機を推進せしめることを特徴とする場所打ちライニ
   ング工法。
2. （２）前記スライデングフオーム内型枠には、既設のラ
   イニングコンクリート部に着脱自在に装架された反力壁
   型枠に反力ジャッキを介して連結し、前記内型枠及びラ
   イニングコンクリートに内型枠と反力壁型枠に推進反力
   をとってシールド機を推進せしめる請求項１記載の場所
   打ちライニング工法。