JPH04173896A - 摺動材用組成物 - Google Patents
摺動材用組成物Info
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- JPH04173896A JPH04173896A JP30143690A JP30143690A JPH04173896A JP H04173896 A JPH04173896 A JP H04173896A JP 30143690 A JP30143690 A JP 30143690A JP 30143690 A JP30143690 A JP 30143690A JP H04173896 A JPH04173896 A JP H04173896A
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 title claims abstract description 15
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Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、軸受やピストンリング等の摺動材製造用原
料として有用な組成物に関する。
料として有用な組成物に関する。
従来の技術
ポリテトラフルオロエチレンは、低摩擦特性（摩擦係数
が極めて小さく、静摩擦係数か動摩擦係数よりも小さい
）を有するだけでなく、耐薬品性や高低温における抵抗
性等が優れているために、軸受やピストンリング等の摺
動材の原料樹脂として有用なものであるが、耐摩耗性や
耐クリープ性が非常に悪いという欠点を有する。
が極めて小さく、静摩擦係数か動摩擦係数よりも小さい
）を有するだけでなく、耐薬品性や高低温における抵抗
性等が優れているために、軸受やピストンリング等の摺
動材の原料樹脂として有用なものであるが、耐摩耗性や
耐クリープ性が非常に悪いという欠点を有する。
このような欠点を改良するために、ガラス繊維やカーボ
ン繊維等を減摩剤として配合する方法が採られているが
、摺動材の相手材が軟質金属の場合には、これらの金属
を著しく損傷させるという問題がある。
ン繊維等を減摩剤として配合する方法が採られているが
、摺動材の相手材が軟質金属の場合には、これらの金属
を著しく損傷させるという問題がある。
このような問題の解決策として、ポリイミドやオキシベ
ンゾイルポリエステル等の耐熱性の有機充填剤を配合す
る方法が知られている。
ンゾイルポリエステル等の耐熱性の有機充填剤を配合す
る方法が知られている。
しかしながら、この種の有機充填剤には、ガラス繊維や
カーボン繊維等の無機充填剤に比べてコスト高であると
いう難点がある。
カーボン繊維等の無機充填剤に比べてコスト高であると
いう難点がある。
発明が解決しようとする課題
この発明は、軟質金属製相手材を損傷させず、該有機充
填剤に比べて遜色のない耐摩耗摩擦性を付与する摺動材
用組成物を提供するためになされたものである。
填剤に比べて遜色のない耐摩耗摩擦性を付与する摺動材
用組成物を提供するためになされたものである。
課題を解決するための手段
即ちこの発明は、ポリテトラフルオロエチレン１００重
量部あたり、硫酸バリウムを５〜７０重量部含有する摺
動材用組成物に関する。
量部あたり、硫酸バリウムを５〜７０重量部含有する摺
動材用組成物に関する。
ポリテトラフルオロエチレンとしては、当該分野におい
て従来から使用されている樹脂、即ち繰り返し単位千Ｃ
Ｆ、ＣＦ、＋を有するポリマーを適宜使用すればよく、
例えば、「ポリフロンＭ−１２」および「ポリフロンＭ
−１４」（ダイキン工業株式会社市販品）並びに「テフ
ロンＴ−７−ＪＪおよび「テフロンＴ−７Ａ−ＪＪ（三
井デュポンフロロケミカル株式会社市販品）、並びに「
フルオンＧ１６３Ｊおよび「フルオンＧ１９０Ｊ（旭硝
子株式会社市販品）等が挙げられる。
て従来から使用されている樹脂、即ち繰り返し単位千Ｃ
Ｆ、ＣＦ、＋を有するポリマーを適宜使用すればよく、
例えば、「ポリフロンＭ−１２」および「ポリフロンＭ
−１４」（ダイキン工業株式会社市販品）並びに「テフ
ロンＴ−７−ＪＪおよび「テフロンＴ−７Ａ−ＪＪ（三
井デュポンフロロケミカル株式会社市販品）、並びに「
フルオンＧ１６３Ｊおよび「フルオンＧ１９０Ｊ（旭硝
子株式会社市販品）等が挙げられる。
本発明において使用する硫酸バリウムは沈降性硫酸バリ
ウムおよび触性硫酸バリウムのいずれであってもよいが
、耐摩耗性の点で後者が好ましい。
ウムおよび触性硫酸バリウムのいずれであってもよいが
、耐摩耗性の点で後者が好ましい。
硫酸バリウムの粒径は特に限定的ではないが、通常は０
．１〜５０μ１１好ましくは１〜４０μ次である。
．１〜５０μ１１好ましくは１〜４０μ次である。
硫酸バリウムの配合量は、ポリテトラフルオロエチレン
１００重量部に対して５〜７０重量部、好ましくは１０
〜５０重量部である。硫酸バリウムの配合量か１０重量
部以下の場合には本発明の所期の効果は得難く、また、
７０重量部以上になると、引張強伸度等の機械的特性の
低下をきたす。
１００重量部に対して５〜７０重量部、好ましくは１０
〜５０重量部である。硫酸バリウムの配合量か１０重量
部以下の場合には本発明の所期の効果は得難く、また、
７０重量部以上になると、引張強伸度等の機械的特性の
低下をきたす。
本発明による摺動材用組成物には所望により固体潤滑剤
を配合し、耐摩擦摩耗性をさらに改良してもよい。
を配合し、耐摩擦摩耗性をさらに改良してもよい。
このような固体潤滑剤としては黒鉛、二硫化モリブデン
、二硫化タングステン、窒化硼素およびフッ化黒鉛等か
例示される。
、二硫化タングステン、窒化硼素およびフッ化黒鉛等か
例示される。
固体潤滑剤の粒径は通常０．１〜２０１１ｚ、好ましく
は０．５〜１０μｌである。
は０．５〜１０μｌである。
固体潤滑剤の配合量は特に限定的ではないが、通常はポ
リテトラフルオロエチレン１００重ＩＪに対して１〜４
０重量部、好ましくは２〜２５重量部であり、４０重量
部以上の配合は引張強伸度等の機械的特性の低下をもた
らすので避けるへきである。
リテトラフルオロエチレン１００重ＩＪに対して１〜４
０重量部、好ましくは２〜２５重量部であり、４０重量
部以上の配合は引張強伸度等の機械的特性の低下をもた
らすので避けるへきである。
硫酸バリウムと固体潤滑剤の配合割合は通常は、９８：
２〜３０ニア０、好ましくは９５：５〜６０：４０（重
量比）である。
２〜３０ニア０、好ましくは９５：５〜６０：４０（重
量比）である。
本発明による組成物を用いて摺動材、例えば軸受、ピス
トンリング、スラストワッシャー、オイルシール、パツ
キン等を製造するには常法に従えばよい。−船釣な方法
は、該組成物から室温での圧縮成形によってプレフォー
ムを製造し、該プレフォームを熱風循環焼成炉において
約３５０〜３８０℃で焼結させた後、切削加工する方法
である。
トンリング、スラストワッシャー、オイルシール、パツ
キン等を製造するには常法に従えばよい。−船釣な方法
は、該組成物から室温での圧縮成形によってプレフォー
ムを製造し、該プレフォームを熱風循環焼成炉において
約３５０〜３８０℃で焼結させた後、切削加工する方法
である。
また、ラム押出成形法等を利用してもよい。
以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例１〜８
ポリテトラフルオロエチレン（旭硝子株式会社製「フル
オンＧ１６３ｊに表−１に示す量の硫酸バリウムおよび
固体潤滑剤を常法に従って配合することによって摺動材
用組成物１〜８を調製した。
オンＧ１６３ｊに表−１に示す量の硫酸バリウムおよび
固体潤滑剤を常法に従って配合することによって摺動材
用組成物１〜８を調製した。
これらの組成物を用いて、下記の条件下で柱状（直径４
ｃｚＸ高さ１０Ｃ＊）のプレフォーム１〜８をそれぞれ
成形した。
ｃｚＸ高さ１０Ｃ＊）のプレフォーム１〜８をそれぞれ
成形した。
プレス温度：２５℃
プレス圧カニ５００に９／ｃｍ２
保圧時間 ＝５分間
これらのプレフォーム１〜８を熱風循環焼成炉内におい
て３７０°Ｃの温度で焼結させた後、スラスト型用試験
片（直径４ｃｍＸ高さ０．２ｃｍ）１〜８またはラジア
ル型用試験片（外径：２．６ｃｍ、内径２ｃｍ、高さ：
２ｃｍＮ〜８にそれぞれ切削加工した。
て３７０°Ｃの温度で焼結させた後、スラスト型用試験
片（直径４ｃｍＸ高さ０．２ｃｍ）１〜８またはラジア
ル型用試験片（外径：２．６ｃｍ、内径２ｃｍ、高さ：
２ｃｍＮ〜８にそれぞれ切削加工した。
これらの軸受を次の摩擦摩耗試験に供した。これらの試
験には株式会社オリエンチック製の摩擦摩耗試験機を使
用した。
験には株式会社オリエンチック製の摩擦摩耗試験機を使
用した。
（ｉ）スラスト試験（Ｊ ＩＳ Ｋ−７２１８Ａ法）
相手部材：５ＵＳ３０４製円筒（外径、２５４ ｃｊＩ
、内径： ２ ｃｍ、高さ： ２ ｃｍ）荷重ニア、
６５ ｋｇ／ｃｘ２ 摺動速度：０．５ｍ／ｓｅｃ 摺動時間２８時間 ０１）ラジアル試験 相手部材：５ＵＳ３０４製円柱（直径： ２ｃｍ）荷重
： ７ 、６５ ｋｇ／ ｃｍ２ 摺動速度：０．５ｍ／ｓｅｃ 摺動時間・２４時間 上記の摩擦摩耗試験によって得られた摩耗量と摩擦係数
に関するテークを以下の表−２および表−３に示す。
相手部材：５ＵＳ３０４製円筒（外径、２５４ ｃｊＩ
、内径： ２ ｃｍ、高さ： ２ ｃｍ）荷重ニア、
６５ ｋｇ／ｃｘ２ 摺動速度：０．５ｍ／ｓｅｃ 摺動時間２８時間 ０１）ラジアル試験 相手部材：５ＵＳ３０４製円柱（直径： ２ｃｍ）荷重
： ７ 、６５ ｋｇ／ ｃｍ２ 摺動速度：０．５ｍ／ｓｅｃ 摺動時間・２４時間 上記の摩擦摩耗試験によって得られた摩耗量と摩擦係数
に関するテークを以下の表−２および表−３に示す。
また、相手材の損傷度は株式会社ミツトヨ製の表面粗さ
測定機「サーフテスト２０７」を用い、試験後の表面粗
さ（中心線平均粗さ；Ｒａ）を測定した。
測定機「サーフテスト２０７」を用い、試験後の表面粗
さ（中心線平均粗さ；Ｒａ）を測定した。
試験前の表面粗さはおよそ０１μｚＲａてあり、試験後
の表面粗さが０．２μｚＲａ以下のものを「○」、０２
μｘＲａを超えるものを「×」と評価し、結果を表−３
に示す。
の表面粗さが０．２μｚＲａ以下のものを「○」、０２
μｘＲａを超えるものを「×」と評価し、結果を表−３
に示す。
表−１
表−２（スラスト試験）
表−３（ラジアル試験）
ポリテトラフルオロエチレンにポリイミド１５重量％配
合品１′またはオキシベンゾイルポリエステル（住友化
学工業株式会社製市販品エコノー［有］ ル Ｅｌｏｌ）２０重量％配合品２′または炭素繊維１
０重量％配合された市販品３゛テ旭硝子株式会社製フル
オンＲＢ−２５１０）またはガラス繊維２０重量％配合
された市販品４′（旭硝子株式会社製フルオンＲＢ−１
０２０）を用い前記の実施例と同様にしてスラスト型用
またはラジアル型用の試験片を製造し、これらの試験片
を摩擦摩耗試験に供し、結果を表−２および表−３に示
す。
合品１′またはオキシベンゾイルポリエステル（住友化
学工業株式会社製市販品エコノー［有］ ル Ｅｌｏｌ）２０重量％配合品２′または炭素繊維１
０重量％配合された市販品３゛テ旭硝子株式会社製フル
オンＲＢ−２５１０）またはガラス繊維２０重量％配合
された市販品４′（旭硝子株式会社製フルオンＲＢ−１
０２０）を用い前記の実施例と同様にしてスラスト型用
またはラジアル型用の試験片を製造し、これらの試験片
を摩擦摩耗試験に供し、結果を表−２および表−３に示
す。
発明の効果
本発明による組成物から製造される摺動材は、軟質金属
製相手材を損傷させず、ポリイミドやオキシベンゾイル
ポリエステル等の有機充填剤に比べても遜色のない耐摩
耗摩擦性を有する。
製相手材を損傷させず、ポリイミドやオキシベンゾイル
ポリエステル等の有機充填剤に比べても遜色のない耐摩
耗摩擦性を有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、ポリテトラフルオロエチレン１００重量部あたり、
硫酸バリウムを５〜７０重量部含有する摺動材用組成物
。 ２、固体潤滑剤を１〜４０重量部含有する請求項１記載
の摺動材用組成物。 ３、硫酸バリウムが簸性硫酸バリウムである請求項１ま
たは２記載の摺動材用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30143690A JPH04173896A (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | 摺動材用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30143690A JPH04173896A (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | 摺動材用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04173896A true JPH04173896A (ja) | 1992-06-22 |
Family
ID=17896865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30143690A Pending JPH04173896A (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | 摺動材用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04173896A (ja) |
-
1990
- 1990-11-06 JP JP30143690A patent/JPH04173896A/ja active Pending
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