JPH04172194A - 中空部材のレーザ穴明時の内面保護方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は複維形、状中空部材のレーザ加工に適用される
内面保護法に関するものである。

「従来の技術」 従来の放電加工機０１゛による中空部材（タービン翼０
２）の穴明けについては、第２図および第３図に示すよ
うに、放電加工により、電極０３を並べて穴明は加工を
行なっていたが、電極０３の並びや曲がり等の段取りに
手間がかかると共に、全体の工数も多くなっている。

またそれに替わるレーザ加工では、内面にインサート等
を入れ、保護する方法もあるが、これも段取りに手間が
かかった。

「発明が解決しようとする課題」 放電加工の替りにレーザ加工により中空部材の矢明を行
なうと、レーザビームが材料を突き抜けた時には、部材
内面の穴を明ける反対側の面、または内部形状に傷を付
けることになる。

さらにインサート等の部材を毎回取り付けて行なうには
、段取りが大変であり、また、複雑な内部には取り付け
が不可能である０等の課題中空内面を持つ部材の外面か
らのレーザによる穴明加工において、低溶融金属材料（
例えばユーア、０イ等）を中空内面に流し込み、固めた
後、う保護する。

また、不要となった低溶融金属材料は製品全体を加熱す
ることにより、容易に取り除くことができる。

従来の方法であるインサート等の保護法と大きく異なる
点は、低融点材料がレーザの熱により蒸発し、その金属
蒸気により、レーザの光を散乱させ、結果として反対側
の内面等の傷発生を防止する点にある。

「作用」 本発明によりレーザ加工（穴明け）前での内面保護方法
を低溶融金属材料の流し込み方法としたので、保護部材
の取り付け、取り外しが容易となった。

「実施例」 本発明の一実施例の放電加工工程を第１図　。

（ａ）ないしくｄ）に示す。

（ａ、）タービン翼ｌは複雑な内面１ａ形状を有してい
る。

（ａ゛）はタービン翼ｌの断面図である。

（ｂ）タービン翼１に溶かした低溶融金属材料２を流し
込み、穴明は部１ｂの内面を保護する。

（Ｃ）タービン！１をレーザ加工用治具、にて固定し、
レーザ加工機またはレーザロボット４により穴明けを行
なう。

（ｄ）穴明けが終わればタービン翼１全体を加熱５して
低溶融金属２を溶かすことにより内面より流し出して取
り除く。

「発明の効果」 本発明は前記方法であるので、 （１１穴明加工部材の内面を保護する。

（２）　　中空部材の内面保護用部材の取り付け、取り
外しが容易で、コスト低減が図れる。

（３）　　内面保護用部材の挿入がないので、レーザ加
工用治具等が簡単な構造となる。

等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る加工工程図、第２図は
、従来加工に係る放電加工機の全体図。 第３図は従来加工に係る放電加工図でｊ５Ｊ１：タービ
ン翼、　　１ａ：中空部、 ２：低溶融金属、　　　　３：治具、 ４：レーザロボット、　　５：加熱機、特許出願人　　
三菱重工業株式会社 第１図 第１図 （ｄ） 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、中空内面を持つ部材の外面からのレーザによる穴明
   加工において、低溶融金属材料を前記中空内面に流し込
   み、固めた後、レーザ加工を行なうことを特徴とする中
   空部材のレーザ穴明時の内面保護方法。