JPH04171650A - 質量分析計 - Google Patents

質量分析計

Info

Publication number
JPH04171650A
JPH04171650A JP2295343A JP29534390A JPH04171650A JP H04171650 A JPH04171650 A JP H04171650A JP 2295343 A JP2295343 A JP 2295343A JP 29534390 A JP29534390 A JP 29534390A JP H04171650 A JPH04171650 A JP H04171650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ions
mass spectrometer
ion
collision
molecules
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2295343A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kato
義昭 加藤
Tadao Mimura
忠男 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2295343A priority Critical patent/JPH04171650A/ja
Publication of JPH04171650A publication Critical patent/JPH04171650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は質量分析計に係り、特に大気圧またはそれに準
じた圧力下で作動するイオン化法を用いる質量分析計脱
離媒に関する。
〔従来の技術〕 大気圧下でイオンを生成する大気圧化学イオン化(At
mospheric Pressure Chemic
al IonizationAPCI)やエレクトロス
プレィ・イオン化(Electrospray Ion
ization E S I )やニユーマテイク補助
エレクトロスプレィ・イオン化(Pneumatica
lly As5isted Electrospray
Ionization)などは液体クロマI・グラフ(
LC)と質量分析計(M S )を結びつける良いイオ
ン化手法ならびにインターフェイスとして注目されるよ
うになってきた。LCは大気圧で働き、一方MSは高真
空下で作動する装置である。大気圧下でイオンを生成さ
せたら、生成したイオンをなるべく損失無く高真空のM
Sへ導くことが必要である。そのため大気圧部と真空部
を細孔で隔離し、この細孔を通じて生成されたイオンを
サンプリングする方式が一般に採用されている。大気圧
(約105Pa)とMS作動真空(約10’Pa)との
圧力差が大きいため、インターフェイスとして細孔を小
さくし、MSの排気ポンプの排気速度を上げる(〜10
’fl/s)か、複数の細孔で隔てた差動排気系が用い
られている。LC/MSの分析は液体に溶けた成分の分
離、定性、定量分析である。
成分の分子は液体中で溶媒分子に囲まれている状態でい
る。この分子を噴霧なとで液相から気相へ移し、イオン
化しても完全に溶媒分子を成分分子より引き離すことは
できない。更に、大気圧から真空中へイオンが導入さ九
ると断熱膨張でイオンは冷え、同時に導入された溶媒分
子と衝突すると再び結合してしまう。この溶媒分子など
が付加したイオンをクラスタイオンと言う。第2図にそ
の模式図を示す。溶媒は水(H20)で示している。
分析物の分子をMで示している。MとH2Oは水素結合
(第2図中の破線)などで結びついている。
このクラスタイオンが生成すると付加した溶媒分子の数
から特定できないため分析対象物の分子量(M)を判断
できなくなってしまう。第3図に示すようにMSの高真
空中でイオンが飛行している間に次々と溶媒分子が脱離
すると検出器に正しく到達できないばかりでなく、マス
スペクトル中にノイズとして出現してしまう。第4図に
示すように、ノイズはQ(四重極)MSの場合顕著に見
られる。これはQポール内で溶媒の脱離が行われた場合
ノイズ(解釈不可能なマスピーク)としてマススペクト
ルに現れるものと解釈される。第5図に示すように磁場
形MSでイオン加速後に溶媒の脱離がイオンの飛行中に
起きると(MH+・m 8204 M H+) 、距離
イオンは電場を通過できなく全く検出できなくなる。ま
た、電場や磁場の中で解離したイオンは検出器上にシャ
ープにフォーカスではなくなり、マススペクトル上に単
なるノイズを与えるだけとなる。クラスタイオンは中心
のイオンと周辺の溶媒分子が水素結合などで結びついた
もので周辺の溶媒分子と別の溶媒分子も更に二重、三重
に結合したものとなっている。周辺の溶媒同志の結合は
それほど強固でなく、加熱や中性ガス分子との衝突など
で取除くことができる。しかしイオンに直接結合する水
などの溶媒分子の脱離はなかなか困難で以下の二つの方
式が主に用いられている。(1) Fenn等によって
行われた大気圧下での中性ガス分子とクラスタイオンの
衝突による溶媒の脱離(脱溶媒と言う)がある(第6図
)。これはアナリテイカル・ケミストリー。
57巻、1985年、 p 675−p 679 (A
nal。
Chem、57 (1985)p675〜p679)に
示されている。即ち、50’Cから80℃程度に加熱し
た乾燥窒素をクラスタイオンの流れと逆方向から吹きつ
け、衝突を行わせ、クラスタイオンから溶媒分子を引き
離そうとするものである。(2)神原らは、クラスタイ
オンを差動排気系部で2つの細孔間に印加された電圧■
dで加速し、残存中性分子と衝突させ、衝突の運動エネ
ルギを内部エネルギ(振動2回転などのエネルギ)へ変
換し、それにより溶媒分子を取りのぞくのに成功した(
第7図)。(米国特許第4144451号)神原らの方
式は差動排気系によるスムーズな圧力勾配を実現し生成
したイオンを無理なくMSへ導く一方、導入の過程で脱
溶媒を行ってしまう良い方式である。
〔発明が解決しようとする課題〕
大気圧イオン化(APCIやESIなど)はLC/MS
のインターフェイスとして広く使用されるようになった
。LCは液体に溶解している物質を分離する手法である
。LCで分離した成分をオンラインで結合したMSが定
性、定量分析を行う。LCでは水やメタノールなど極性
の高い溶媒が良く使用される。この場合複数の溶媒分子
の付加イオンがマススペクトル上に観察される。特にイ
オンの半径が小さい場合(Na+やL1+など)や、イ
オンの電荷が多い(多価イオン)場合は、多くの溶媒分
子を強く引きつけてクラスタイオンを生成する。このよ
うなりラスタイオンの場合、カウンタガスや衝突や加速
衝突による方法でも充分に裸のイオンを生成できない場
合がある。またMSの高真空中にイオンがサンプリング
される際。
冷却によりイオンと溶媒分子の再結合の可能性がある。
溶媒分子の付加したクラスタイオンはイオン加速後生性
分子との衝突や外部からの熱の吸収などで溶媒を脱離し
てしまうことがある。MSがQMSの場合イオン加速後
、Qポールに入射する前にこの脱溶媒が起きても、質量
分析は可能でマススペクトルを与えることができる。脱
溶媒がQボール内で起きてしまうとマススペクトル上に
ノイズ(解釈不能なマスピーク)を与えることがある。
磁場形MSの場合、イオン加速後電場に入射する前に脱
溶媒が生ずれば、脱溶媒したイオンは電場を通過できな
い。電場内から磁場までの空間で脱溶媒が起きれば、検
出器までイオンが到達できなくなるか、到達してもノイ
ズとしてマススペクトル上に記録されるだけである。以
上からイオン加速後説溶媒が起きれば、マススペクトル
に与える影響はQMSより磁場MSの方が深刻である。
磁場MSの場合、質量分析用のイオン加速の前に脱溶媒
が完全になっていなければならない。またQMSでもス
ペクトル上のノイズを軽減するためにも脱溶媒の必要性
は同じである。
エレクトロスプレィ・イオン化ESIを磁場形MSに接
続すると、小さな化合物(分子量2000以下)の場合
QMSと同等のマススペクトルを与える。しかし分子量
1万を越える蛋白の測定を行うとQMSは多価イオン(
数十価を越える)のマススペクトルを与えるのに対し磁
場形マスではノイズに満ちたスペクトルを与える。これ
は上記脱溶媒がイオン加速の後に起きているためと解釈
される。これは以下の実験でも説明できる。第8図に示
すような構成で実験を行った。LC18から10μQ/
min程度の流量で水を送り出す。テフロンチューブ1
9の先に金属キャピラリー1を接続し、そのキャピラリ
ー1をヒータ21でヒートブロック20を通して200
℃に加熱する。水はキャピラリー先端より霧となって噴
出する。噴出したガスを径0.1何の細孔3でサンプリ
ングし差動排気系を経てMSへ導入する。差動排気系細
孔3,4間には150V程度の電位が印加されていて脱
溶媒を行わせている。MSはQMSの場合マススペクト
ル上には第9図のようにNa+イオンが感度良く観察さ
れる。マススペクトル上のNa+イオンは水中に含まれ
る微量のNa+イオンと考えられる。第8図のMSを磁
場形MSに変更するとNa+イオンはマススペクトル上
から消滅する。ところが、金属キャピラリー1の加熱温
度を200℃から500℃に上げるとマススペクトル上
にNa”= 23のピークが出現する。これは以下のよ
うに説明できる。Na+ イオンの半径が小さいため強
く溶媒を引きつけている(水和と呼ぶ)ため、差動排気
系での加速衝突などで大部分の溶媒を取りのぞけたにし
ても不充分なことも考えられる。またMSの高真空中に
サンプリングされる除水と再結合することも考えられる
。Na+・nN20(n≧1)イオンが加速後nH2O
を脱離すれば、QMSでは検出できても磁場MSでは検
出できない。また磁場MSでも、高温に水を加熱気化す
れば、充分に水を脱離できめだけのエネルギをあらかじ
めNa+クラスタイオンに与えることができ、裸のNa
+イオンを得ることができ、そのためNa”=23のピ
ークをマススペクトル上に観察できるのである。溶液を
高温に加熱すれば溶液中のイオンを気体中に抽出できる
ことはわかるが、有機物は一般に加熱によって容易に熱
分解を受けてしまう場合が多い。そのため比較的低温(
<100℃)で脱溶媒が良く行われる方法が望まれるこ
とになる。
クラスタイオンから付加溶媒分子がイオン加速後に脱離
する直接的な証拠を第10図に示す。エレクトロスプレ
ィイオン化(ESI)イオン源を磁場形MSに接続し、
B/Eリンクドスキャンにて、イオン源と電場との間で
解離した娘イオンを測定した。試料はペプチドの一種の
タフ1−シン(分子量=500)を水/メタノールに溶
かし、同組成の溶離液にてESIイオン源に送った。第
10図にタフトシンのESIマススペクトルを示す。5
01(MH+)が基準ピークとなっているウプリカーサ
イオンをタフトシン・プロトン化イオンに水分子1個が
付加した(M+H)+・N20とし、娘イオンスペクト
ルを得た(第11図)。イオン加速後解離したイオンは
運動エネルギがフラグメントイオンや中性分子に分配さ
れた電場(エネルギのフィルタ)を通過できなくなる。
電場電圧をエネルギの損失しただけ低下させてやれば、
解離したイオンは電場を通過する。磁場でも運動量の損
失分磁場強度を下げればイオンを捕捉できる。娘イオン
はこのようにして選択的に検出器に捕捉ができる。第1
1図に示すようにプリカーサイオン(m/z519)か
らm/z501のイオンが生成した。これは(M+H)
+・H70→(M+H)の遷移を証明している。即ち水
付加イオンからイオン加速後、イオンの飛行中に水分子
が脱離したことを示している。このような遷移がイオン
源の加速後に起こると磁場形MSではイオンを検出でき
ない。第12図に神原らによる加速衝突による脱溶媒手
段を備えたESI/MSを示す。
LCから流入した溶離液は高電圧V、が印加されたキャ
ピラリー1に導かれる。このキャピラリー1の外側には
径の−廻り大きいキャピラリー2があり、この二つのキ
ャピラリー1,2間に乾燥窒素が送り込まれる。内側の
キャピラリー1から霧が噴出しこの霧には多くのイオン
を含む液滴が生成する。液滴は大気中のN2分子などと
衝突し微細化して行く。微細な液滴やクラスタイオンは
サンプリング細孔3から差動排気系部に取込まれ、スキ
マ細孔4との間に印加されたイオンドリフト電圧vdに
より加速される。クラスタイオンはN2分子などと衝突
し脱溶媒する。脱溶媒したイオンはスキマ細孔4からM
S部に導入され、イオン加速電極に印加されたイオン加
速電圧Vaで加速され質量分析される。ここで、スキマ
細孔4からMSへ入ったイオンは、冷却し再び溶媒が付
加する危険がある他加速衝突で完全に脱溶媒できないイ
オンも存在する。これらのイオンは加速後イオン飛行中
溶媒分子が脱離する可能性がありこれらはマススペクト
ルを与えない。
本発明は脱溶媒を完全に行わせた後イオンを加速しマス
スペクトルを得ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は質量分析のためのイオンの加速の前にそ
のイオンを中性分子と衝突させそのイオンに付加した分
子を離脱させる空間を設けた点にある。
〔作用〕
Fenn等は大気圧下で、神原らは差動排気系部の中間
圧力部での脱溶媒の方式を提案した。これら1方式は、
有機物のイオン化、質量分析には充分であるが、高極性
化合物のイオンやESIによる多価イオンの場合は脱溶
液が不充分な場合がある。
その場合マススペクトル上に解釈不明のピークやノイズ
を与える。更に磁場形MSの場合マススペクトルさえ与
えないことがある。そのため上記2つの脱溶媒に加える
に高真空下での脱溶媒が必要である。脱溶媒は中性の分
子との衝突によって達成できる。10Paの真空での空
気の平均自由行程は0.5mであるのに対し10’Pa
では空気の平均行程は5mに達する。イオンサンプリン
グ細孔付近の真空度は約0.IPa  程度であるから
平均自由行程は50nwnである。0.I P a 程
度の真空で長さ50順程度の空間をイオンが飛行すれば
、数回程度の中性分子との衝突及び脱溶媒が期待できる
。この衝突の後、10’Pa以上の真空下でイオン加速
を行えば、もはや加速されたイオンは衝突なしに検出器
に到着する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。LC
から送り込まれた溶離液は金属製中キャピラリー1に至
る。このキャピラリ−1は径の大きいもう一つの同軸の
金属性キャピラリー2に挿入されている。外管2と内管
1との間には乾燥窒素ガスが毎分数a送られている。こ
の二つのキャピラリー1,2間には約3kVの高電圧が
印加されている。このキャピラリーに対向してサンプリ
ング細孔3が設けられている。このサンプリング細孔3
と同軸上にスキマ細孔4が設けられ間はメカニカルポン
プで排気されている。スキマ細孔4の後には内径5 w
n X 50 mmの脱溶媒室5が設けられていて脱溶
媒室のスキマ細孔の反対側にイオン出射細孔10が設け
られている。この脱溶媒室はヒータ6で100℃程度過
熱されている。また真空外より乾燥窒素ガスがガスシリ
ンダ9からニードルバルブ8で供給量を制御の上絶縁用
のテフロンチューブ7を経て供給できるようになってい
る。
イオン出射細孔10の後にはイオン加速電極11が設け
られている。大気中下のN2 ガスによる噴霧と強電界
v1によりイオンが生成する。生成したイオンはサンプ
リング細孔3を経て差動排気系部へ入り、イオンドリフ
ト電圧V、で加速され中性分子と衝突し、付加している
溶媒を脱離する。
イオンは次にスキマ細孔4から加速電圧V a ’  
により加速され脱溶媒室に入りN7分子などと衝突し更
に脱溶媒を行う。この脱溶媒室の真空度はスキマ細孔4
、イオン出射細孔10の大きさや流入N、ガス量によっ
て変わるが一般に10 ’Pa程度である。脱溶媒室5
の長さは約5cII+程度あるため多くの高質量分子(
1000以上)は数回以上の衝突を行うこととなり脱溶
媒が完全に行える。
イオンは更にイオン出射細孔を経て1O−3Pa程度高
真空中に出てイオン加速電圧Vaにより加速されMS分
析部へ入る。この脱溶媒室を10Paの差動排気系部と
io’PaのMS分析部の中間に配置し、中間の圧力で
充分衝突が行える長さの衝突室を設けることが重要な点
である。更に、断熱膨張によるガス温度の低下を防ぐた
め脱溶媒室をわずかに加熱することは必要である。脱溶
媒したイオンは高真空で一気に加速される。第13図に
本発明のもう一つの実施例シボす。サンプリング細孔3
スキマ細孔4を通過したクラスタイオンはスキマ細孔4
の延長上にあるイオン衝突室22に入射する。イオン衝
突室22にはイオン加速電圧の10〜15%程度の電圧
■6′  を印加し、イオンが効率良く衝突室22に侵
入し、中性ガス分子と衝突させるようにしている。衝突
室22には窒素ガスなどが外部より供給できるようにし
である。ガスまたは衝突室自身はヒータで加熱できるよ
うにしてあり、この加熱により付加分子の脱離を容易に
している。この衝突室22は、衝突を完全にするため、
衝突室内の真空度における平均自由行程より長いことが
望ましい。0.I P a  程度で50M1程度であ
る。イオンは衝突室で付加分子を脱離して衝突室を脱出
し脱溶室と加速電極間に印加された加速電圧■3で加速
される。この方式はスキマ細孔から充分にイオン加速部
を離すことができて、より高い真空下でイオン加速する
ことができる。しかし、この衝突室の長さをむやみに長
くすることはイオンの拡がりによる損失を考えることが
できない。このイオンの拡がりを防ぐには第14図に示
すように衝突室の中央にアインツエルレンズ23などイ
オンを収束するレンズを設けることで達成できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、クラスタイオンの脱溶媒をイオンの加
速の前に行えるので、QMSではノイズの低減、磁場形
MSでは耐極性分子の測定、多価イオンの測定を可能と
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図はクラスタ
イオンの模式図、第3図はインターフェイス各ステップ
での脱溶媒の模式図、第4図はQMSで得たマススペク
トル、第5図はMSに磁場形MSを用いた時の脱溶媒の
模式図、第6図はFenn等によって報告されたカウン
タガス脱溶媒方式の模式図、第7図は排蒸らによる加速
衝突方式による脱溶媒の模式図、第8図はNa+イオン
検出実験に用いた装置の模式図、第9図はヒートブロッ
クの温度が200 ’CでMSがQMSの時得られたマ
ススペクトル、第1−0図はタフトシンのESIマスス
ペクトル、第11図はn / z 519をプリカーサ
とした娘イオンスペクトル、第12図は加速衝突脱溶媒
方式イオンフェイスの模式図、第13図は本発明の別の
実施例を示す図、第14図は本発明の更にもう一つの実
施例を示す図である。 1・・キャピラリー内管、2・・・キャピラリー外管、
3・・サンプリング細孔、4 スキマ細孔、5 衝突室
、6・・ヒータ、7・絶縁用テフロンチューブ、8・ニ
ードルバルブ、9 ガスシリンダ、10イオン出射細孔
、11 イオン加速電極、1−2・・四重極、13 ・
検出器、14・・電場、15・・磁場、16・・・イオ
ン導入パイプ、17・・コロナ放電電極、18・・LC
119・・テフロンチューブ、20 ヒートブロック、
21・・・ヒータ、22・・・衝突室、0−一一工 / 工 68〜ゝ〜 第7図 Purr+c+     12 羊′  Q  口刀 第10図 第11図 第12図 巨“−下“丁r。 第13図 2                        
〃第14図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、大気圧またはそれに準じた圧力下でイオン化する手
    段と、生成したイオンを質量分析計へ導く手段と、導入
    されたイオンを質量分析できる質量分析計において、質
    量分析のためのイオンの加速の前に該イオンを中性分子
    と衝突させ該イオンに付加した分子を脱離させる空間を
    設けることを特徴とする質量分析計。 2、請求項1における質量分析計において、イオン化手
    段が大気圧化学イオン化またはエレクトロスプレイイオ
    ン化またはニユーマテイク補助ESIである質量分析計
    。 3、請求項1または2における質量分析計において、生
    成したイオンの導入手段が、二つ以上の細孔によつて隔
    離された差動排気系システムによる質量分析計。 4、請求項1、2または3における質量分析計において
    、導入され飛行しているイオンが1回以上中性分子と衝
    突できるようイオン飛行方向にある長さを有する空間を
    設けた質量分析計。 5、請求項1、2、3または4における質量分析計にお
    いて、衝突用ガス分子を外部より導入できるようにした
    質量分析計。 6、請求項1、2、3、4または5における質量分析計
    において、衝突空間を加熱できるようにした質量分析計
    。 7、請求項1、2、3、4、5または6における質量分
    析計において、外部より導入するガスを加熱できるよう
    にした質量分析計。 8、大気圧部または差動排気系部からイオンをサンプリ
    ングする細孔の後にイオン加速引き出し電極を設け、引
    き出し電圧が質量分析のためのイオン加速電圧より下廻
    りかつイオン引出し電極の後にイオンが飛行し、中性分
    子と衝突させる空間を設け、更に衝突空間の後に質量分
    析のためのイオンの加速を行うことを特徴とする質量分
    析計。 9、請求項8における質量分析計において、衝突室の電
    位が最初のイオン引出し電極電位とほぼ同じである質量
    分析計。 10、請求項8または9における質量分析計に衝突用ガ
    スを導入できるようにした質量分析計。 11、請求項10における質量分析計において衝突用ガ
    スを加熱できるようにした質量分析計。 12、請求項8、9、10または11の質量分析計にお
    ける衝突室及びその近傍を加熱できるようにした質量分
    析計。
JP2295343A 1990-11-02 1990-11-02 質量分析計 Pending JPH04171650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2295343A JPH04171650A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 質量分析計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2295343A JPH04171650A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 質量分析計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04171650A true JPH04171650A (ja) 1992-06-18

Family

ID=17819389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2295343A Pending JPH04171650A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 質量分析計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04171650A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002110081A (ja) * 2000-06-09 2002-04-12 Micromass Ltd 質量分析方法および装置
USRE40632E1 (en) 1999-12-03 2009-02-03 Thermo Finnigan Llc. Mass spectrometer system including a double ion guide interface and method of operation
JP2012252957A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Hitachi Ltd 質量分析装置及びカバー板
JP2013545243A (ja) * 2010-11-26 2013-12-19 ブルーカー バイオサイエンシズ プロプライアタリー リミティド 質量分析法における改良及び質量分析法に関係する改良
US8909481B2 (en) 2000-12-26 2014-12-09 The Institute Of Systems Biology Method of mass spectrometry for identifying polypeptides
US9196466B2 (en) 2002-07-24 2015-11-24 Micromass Uk Limited Mass spectrometer with bypass of a fragmentation device

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE40632E1 (en) 1999-12-03 2009-02-03 Thermo Finnigan Llc. Mass spectrometer system including a double ion guide interface and method of operation
JP2002110081A (ja) * 2000-06-09 2002-04-12 Micromass Ltd 質量分析方法および装置
JP4588925B2 (ja) * 2000-06-09 2010-12-01 マイクロマス・ユーケイ・リミテッド 質量分析方法および装置
US8909481B2 (en) 2000-12-26 2014-12-09 The Institute Of Systems Biology Method of mass spectrometry for identifying polypeptides
US9196466B2 (en) 2002-07-24 2015-11-24 Micromass Uk Limited Mass spectrometer with bypass of a fragmentation device
US9384951B2 (en) 2002-07-24 2016-07-05 Micromass Uk Limited Mass analysis using alternating fragmentation modes
US9697995B2 (en) 2002-07-24 2017-07-04 Micromass Uk Limited Mass spectrometer with bypass of a fragmentation device
US10083825B2 (en) 2002-07-24 2018-09-25 Micromass Uk Limited Mass spectrometer with bypass of a fragmentation device
JP2013545243A (ja) * 2010-11-26 2013-12-19 ブルーカー バイオサイエンシズ プロプライアタリー リミティド 質量分析法における改良及び質量分析法に関係する改良
JP2012252957A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Hitachi Ltd 質量分析装置及びカバー板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11133162B2 (en) IRMS sample introduction system and method
Bruins Atmospheric-pressure-ionization mass spectrometry: I. Instrumentation and ionization techniques
JP2913924B2 (ja) 質量分析の方法および装置
Niessen et al. Liquid chromatography-mass spectrometry general principles and instrumentation
JP4564696B2 (ja) 不安定な分子の分子量を決定するための方法および装置
US8704170B2 (en) Method and apparatus for generating and analyzing ions
US7462824B2 (en) Combined ambient desorption and ionization source for mass spectrometry
Voyksner Atmospheric Pressure Ionization LC/M
CN110494955B (zh) 离子分析装置及离子裂解方法
CA2470452A1 (en) Mass spectrometer interface
JP2001273869A (ja) 質量分析装置
JPH07239319A (ja) 液体クロマトグラフィー/質量分析計装置
WO2003046543A1 (fr) Spectrometre de masse a ionisation a la pression atmospherique
US10090144B2 (en) Liquid extraction matrix assisted laser desorption ionisation ion source
JPH04171650A (ja) 質量分析計
US9870908B2 (en) Ambient ionisation with an impactor spray source
WO2019153788A1 (zh) 一种低真空条件下的质谱离子源装置
WO2020152806A1 (ja) イオン分析装置
JP3808482B2 (ja) イオン源、質量分析方法及び質量分析計
JP3583758B2 (ja) 質量分析装置及び質量分析方法
Lemière Interfaces for lc-ms
Jackett et al. Conversion of the Finnigan‐MAT TSQ‐70 thermospray ionization interface to an electrospray ionization interface
JP2882402B2 (ja) 質量分析の方法および装置
US10217623B2 (en) Secondary electrospray ionization at reduced pressure
JP2002181785A (ja) ヘリウム液滴式質量分析法(hdms)