JPH04171053A

JPH04171053A - 竪型粉砕機

Info

Publication number: JPH04171053A
Application number: JP29539490A
Authority: JP
Inventors: Kunio Takeya; 武谷　国男
Original assignee: Ube Industries Ltd
Current assignee: Ube Corp
Priority date: 1990-11-02
Filing date: 1990-11-02
Publication date: 1992-06-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、回転テーブルと粉砕ローラとの協働により、
石灰石や高炉スラグ、セメント原料などの原料を粉砕す
る翌型粉砕機に関するものである。

［従来の技術］石灰石や高炉スラグ、セメント原料などの原料を細かく
粉砕し粉体とする粉砕機の一種として、第４図に示すよ
うに、回転テーブルと粉砕ローラとを備えた翌型粉砕機
１が広く用いられている。

この種の粉砕機は、円筒状ケーシング１ａの下部におい
てモータ２Ａにより減速機２で駆動されて低速回転する
円盤状の回転テーブル３Ａと、その上面外周部を円周方
向へ等分する箇所に油圧などで圧接されて従動回転する
複数個の粉砕ローラ４とを備えている。

粉砕ローラ４はケーシング１ａに軸６によって揺動自在
に軸支されたアーム５とアーム７を介して油圧シリンダ
９のピストンロッド１０に連結されており、油圧シリン
ダ９を作動させることにより、粉砕ローラ４を回転テー
ブル３Ａ上に押圧して原料への粉砕圧力を与えている。

また、第５図に示すように、軸６を支承する軸受８ａお
よび軸受８ａを格納する軸受ハウジング８は架台２０の
上面に固設されている。３Ｂは回転テーブル３Ａの外周
縁に設けられ原料層圧を調整するダムリング、１４は回
転テーブル３Ａ周囲のガス吹上用の環状空間通路、１５
は熱風吹上通路、１３は羽根１３Ａにより粉砕された原
料を分級する回転セパレータ、１６はガスと共に製品を
取り出す排出口、１７は原料投入シュートである。

このような翌型粉砕機において、回転テーブル３Ａの中
央部へ原料投入シュート１７で供給された原料は、回転
テーブル３Ａの回転によりテーブル半径方向の遠心力を
受けて回転テーブル３Ａ上を滑るときに回転テーブル３
Ａにより回転方向の力を受け、回転テーブル３Ａとの間
で滑って回転テーブル３Ａの回転数よりいくらか遅い回
転を行なう。以上２つの力、すなわち、半径方向と回転
方向の力とが合成され、原料は回転テーブル３Ａ上を渦
巻状の軌跡を描いて回転テーブル３Ａの外周部へ移動す
る。この外周部には、ローラが圧接されて回転している
ので、渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ４と回転テーブ
ル３Ａとの間ヘローラ軸方向とある角度をなす方向から
進入して噛み込まれて粉砕される。

一方、ケーシング１ａの基部にはダクトによって空気、
あるいは熱風などのガスが導かれており、このガスが回
転テーブル３Ａの外周面とケーシングの内周面との間の
環状空間通路１４から吹き上がることにより、粉砕され
た微粉体はガスに同伴されてケーシング１ａ内を上昇し
、上部に位置するセパレータ１３の羽根１３Ａにより分
級作用を受け、所定粒度の製品はガスと共に排出口１６
から排出され次の工程へ送られる。

［発明が解決しようとする課題］上記のごとき従来の翌型粉砕機において、たとえば高炉
スラグなどを粉砕する場合、高炉スラグに水分が混じっ
ているとき高炉スラグは自硬性があり、これが原料投入
シュートを経由して翌型粉砕機内へ入るときに、翌型粉
砕機内を流れる乾燥熱源である熱風ガスに昇温された原
料投入シュートの内面に付着して固結し、次第に発達し
てシュート内通路を狭くしたり閉塞せしめて、原料の円
滑な供給を阻害する。

本発明の翌型粉砕機は、こうした原料投入シュート内面
に付着の原料を除去し、内面を清浄な状態に保持するた
めの清掃装置を具備したものである。

［課題を解決するための手段］上記の課題を解決するために、本発明の翌型粉砕機は、回転テーブルの外周部上面に複数個の回転自在な粉砕ロ
ーラを配置し、回転テーブル中央部直上に垂下する原料
投入シュートを経由して供給した原料を粉砕ローラに所
定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ローラ周
面との間で粉砕する翌型粉砕機において、翌型粉砕機の休転時に回転テーブル中心部にスタンドを
介して立設する原料投入シュート内面の付着物を除去す
る清掃装置を備え、該清掃装置は、前記スタンドに固設された可逆転電動機
により回転可能で、かつ、外径を螺設された鉛直の回転
軸と、該回転軸に螺合する複数個のナツトの外周に内接
固定された摺動管と、該摺動管の外側面に設けた突起お
よび前記スタンドより該摺動管に沿設したガイドからな
る該摺動管の回り止め機構と、半径方向放射状に突設し
、かつ、軸方向多段に配列した先端に刃先を有する複数
個のカッタを外側壁に固設し前記摺動管の上部を被覆し
該摺動管にスラスト軸受を介して回転可能に配設した二
重管と、該二重管の内管と前記回転軸との間に配設され
た回転係合機構とから構成される。

［作用］本発明の翌型粉砕機は、翌型粉砕機の休転時に、回転テ
ーブルの中心部の所定の位置に清掃装置のスタンドをボ
ルト締めにて立設固定する。しかるのち、可変速電動機
に通電し回転軸を正転させると、回り止めによって回転
を拘束されたナツトおよびナツトと１体の摺動管は上昇
する。それと同時に、摺動管の上部を被覆しスラスト軸
受の上側に固設された二重管は、二重管の内管が回転軸
の回転を伝達されて回転軸と同一の回転を行なう。した
がって、二重管の外管の外周壁に放射状および多段に配
設されたカッタが原料投入シュートの内側を下方から上
方へ、上昇かつ回転するのでシュート内面の付着物を除
去脱落させる。二重管が上昇限に達したあと、電動機を
逆転して下降させて清掃作業は完了する。

［実施例］以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図〜第３図は本発明の実施例に係り、第１図は翌型
粉砕機の要部縦断面図、第２図は第１図■−■視の平面
図、第３図は第１図ｍ−■視の平面図である。

第１図は回転テーブル３Ａの中心部に清掃装置１００を
ボルト締めにて取り付けた状態を示す。

次に、清掃装置１００について説明する。原料投入シュ
ート１７の直下の回転テーブル３Ａの中心部に清掃装置
１００のスタンド１１０をボルト締めして立設する。ス
タンド１１０の中央下部には可逆転電動機１２０が固設
され、軸受１３０を貫通して外径を螺設された回転軸１
４０が鉛直上方へ回転可能に延設されている。そして、
この回転軸１４０のねじに螺合する上下一対のナツト１
５２．１５２の外周に嵌合固設された摺動管１５０が立
設されるとともに、第２図に示すように、摺動管１５０
の外周軸方向に沿設された凹溝を有する突起１５４の凹
溝ヘスタンド１１０から立設されたガイド１１２が遊嵌
されており摺動管１５０の回り止め機構を形成している
。また、摺動管１５０の約上半分には二重管１７０が摺
動管１５０を被覆するようにして摺動管１５０の外周に
固設されたスラスト軸受１６０の上面に積載され固設さ
れている。二重管１７０は摺動管１５０より大径の外管
１７０ａと小径の内管１７０ｂおよび外管１７０ａと内
管１７０ｂとを連結する天井円板１７０ｃより構成され
る。外管１７０ａの外周には半径方向放射状に複数個の
カッタ１７２が複数段配設されており、先端は刃先を構
成している（第３図参照）。

二重管１７０の内管１７０ｂの内面には、第３図に示す
ように、二叉突起１７０ｄが固設され、かつ、この二叉
突起１７２の凹部に回転軸１４０から突出し軸方向に長
い板状の張出板１４２がはまり込んで上下方向摺動自在
で、かつ、回転軸１４０の回転を二重管１７０へ伝達す
るようになっている。

清掃装置１００は以上のように構成されているので、可
変速電動機１２０を回転駆動すると、回転軸１４０が回
転するが突起１５４とガイド１１２で構成される回り止
め機構により摺動管１５０は回転を拘束されるので回転
軸１４０に螺合されたナツト１５２の前進作用により摺
動管１５０は上昇する。それと同時に、二重管１７０は
その内管１７０ｂに設けた二叉突起１７０ｄと回転軸１
４０の張出板１４２との相互作用により回転軸１４０の
回転が二重管１７０に伝達され、結果的には二重管１７
０に取り付けられたカッタ１７２は回転しながら上昇す
る。したがって、カッタ１７２は原料投入シュート１７
の内面に付いた付着物を除去脱落させ、シュート内面は
正常な状態に復帰する。清掃が完了した後、電動機１２
０を逆転することによりカッタ１７２は逆転しながら下
降する。

なお、多段のカッタ１７２のうち最上段のものは外径を
やや小さくし、下段に移るにつれて拡径　・していくと
付着物が少しずつ容易に除去できる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明の翌型粉砕機においては、
翌型粉砕機の休転時に、原料投入シュート内を回転かつ
上昇するカッタを有する清掃装置を設備できる翌型粉砕
機としたので、原料投入シュート内面の付着物を自動連
続的に除去剥落でき、原料投入シュート内面をほぼ操業
前の正常な状態に清掃できる。したがって、原料の正常
な供給を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の実施例を示し、第１図は翌型
粉砕機の要部拡大縦断面図、第２図は第１図■−■視の
平面図、第３図は第１図ｍ−ｍ視の平面図、第４図〜第
５図は従来の実施例を示し、第４図は全体縦断面図、第
５図は第４図Ｖ−Ｖ視の側面図である。１・・・・・・翌型粉砕機、　　２・・・・・・減速機
、３Ａ・・・回転テーブル、　４・・・・・・粉砕ロー
ラ、５・・・・・・アーム、　　　　　６・・・・・・
軸、７・・・・・・アーム、８・・・・・・軸受ハウジング、８ａ・・・軸受、１７
・・・・・・原料投入シュート、１００・・・清掃装置、　　　１１０・・・スタンド、
１１２・・・ガイド、　　　　１２０・・・可逆転電動
機、１３０・・・軸受、　　　　　１４０・・・回転軸
、１４２・・・張出板、　　　　１５０・・・摺動管、
１５２・・・ナツト、　　　　１５４・・・突起、１６
０・・・スラスト軸受、１７０・・・二重管、１７０ａ
・・・外管、　　　　１７０ｂ・・・内管、１７０Ｃ・
・・天井円板、　　１７０ｄ・・・二叉突起、１７２・
・・カッタ。特許出願人　　宇部興産株式会社第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）回転テーブルの外周部上面に複数個の回転自在な
粉砕ローラを配置し、回転テーブル中央部直上に垂下す
る原料投入シュートを経由して供給した原料を粉砕ロー
ラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ロ
ーラ周面との間で粉砕する翌型粉砕機において、翌型粉砕機の休転時に回転テーブル中心部にスタンドを
介して立設する原料投入シュート内面の付着物を除去す
る清掃装置を備え、該清掃装置は、前記スタンドに固設された可逆転電動機
により回転可能で、かつ、外径を螺設された鉛直の回転
軸と、該回転軸に螺合する複数個のナットの外周に内接
固定された摺動管と、該摺動管の外側面に設けた突起お
よび前記スタンドより該摺動管に沿設したガイドからな
る該摺動管の回り止め機構と、半径方向放射状に突設し
、かつ、軸方向多段に配列した先端に刃先を有する複数
個のカッタを外側壁に固設し前記摺動管の上部を被覆し
該摺動管にスラスト軸受を介して回転可能に配設した二
重管と、該二重管の内管と前記回転軸との間に配設され
た回転係合機構とから構成されることを特徴とする翌型
粉砕機。