JPH04170430A - ポリアミド樹脂の製造方法 - Google Patents

ポリアミド樹脂の製造方法

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JPH04170430A
JPH04170430A JP29836390A JP29836390A JPH04170430A JP H04170430 A JPH04170430 A JP H04170430A JP 29836390 A JP29836390 A JP 29836390A JP 29836390 A JP29836390 A JP 29836390A JP H04170430 A JPH04170430 A JP H04170430A
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JP
Japan
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oligomer
polyamide resin
hypophosphite
dicarboxylic acid
butylphenyl
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JP29836390A
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English (en)
Inventor
Yurimasa Zenitani
銭谷 百合正
Toshimasa Takada
高田 敏正
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童1上盗別月±1 本発明は、ヘキサメチレンテレフタルアミド単位を含む
高重合度ポリアミド樹脂の溶融重合による製造方法に関
する。
k来夏孜玉 ポリアミド樹脂は、成形品として広範な用途に用いられ
ている。しかし、一般に、ポリアミド樹脂は、その融点
が比較的低く、ポリアミド樹脂の代表であるナイロン6
やナイロン66は、それぞれ融点が215°C及び25
9°Cである。ガラス繊維を併用しても、熱変形温度は
、精々、それぞれの融点が上限であるので、耐熱性が要
求される用途には、実用し難い。
しかし、最近、樹脂成形品には、耐熱性が要求される用
途が多く、かかる用途には、例えばミ全芳香族系のポリ
アミドや、或いはポリアミドイミド、ポリイミド、ポリ
エーテル、ポリエステル等が用いられているが、これら
樹脂は、原料単量体が高価であり、また、製造方法も複
雑であるうえに、加工性に劣る。
そこで、従来、ヘキサメチレンテレフタルアミド単位を
含むポリアミド樹脂が提案されている。
このヘキサメチレンテレフタルアミド単位を含むポリア
ミド樹脂は、融点が高いのみならず、ヤング率及びガラ
ス転移点が高く、また、染色特性、耐候性、耐塩素性等
にもすぐれることが知られている。このようなポリアミ
ド樹脂は、従来、例えば、特開昭61−159422号
公報に記載されているように、通常、テレフタル酸を含
むジカルボン酸とヘキサメチレンジアミンとを含むアル
キレンジアミンとを共重合させてオリゴマーとした後に
、このオリゴマーを溶融重合することによって、製造さ
れている。
このようなヘキサメチレンテレフタルアミド単位を含む
ポリアミド樹脂は、上述したようなすぐれた特性を有す
るが、反面、ポリアミド樹脂の重合度を高めるにつれて
、溶融粘度が著しく高くなり、押出機からの溶融吐出が
困難となる。
このような問題を解決するために、従来、オリゴマーを
重合させる際の温度を高くすることによって、溶融ポリ
アミド樹脂の粘度を低下させる方法が試みられているが
、しかし、このように、重合温度を高くするときは、オ
リゴマーの溶融重合時に重合体の熱分解が顕著となって
、製品の色相が悪化する不利がある。
■が”しようとする量 本発明は、従来のへキサメチレンテレフタルアミド単位
を含む高重合度ポリアミド樹脂の製造における上記した
問題を解決するためになされたものであって、ヘキサメ
チレンチじフタルアミド単位を含む高重合度のポリアミ
ド樹、脂をその色相の悪化なしに製造する方法を提供す
ることを目的とする。
i を”′するための 本発明によるポリアミド樹脂の製造方法は、炭素数4〜
12の脂肪族ジカルボン酸50〜95モル%とテレフタ
ル酸5〜50モル%とからなるジカルボン酸とヘキサメ
チレンジアミンとを次亜リン酸塩の存在下で重合させて
オリゴマーとした後、このオリゴマーをテトラキス(2
,4−ジ−t−ブチルフエニル) −4,4’−ビフエ
ニレンジフオスフオナイトの存在下に溶融重合させるこ
とを特徴とする。
本発明の方法において、用いるジカルボン酸は、炭素数
4〜12の脂肪族ジカルボン酸50〜95モル%とテレ
フタル酸5〜50モル%からなる。
上記脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、コハク酸、
アジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
1.10−デカンジカルボン酸等を挙げることができる
ジカルボン酸は、オリゴマーの製造時に、ヘキサメチレ
ンジアミンと共に、そのままにて重合原料として用いて
もよく、或いはヘキサメチレンジアミンとの等モル塩(
以下、ナイロン塩という。)とした後に、重合原料とし
て用いてもよい。
本発明の方法においては、このような重合原料を重合さ
せてオリゴマーを製造する際に、次亜リン酸塩が用いら
れる。このような次亜リン酸塩としては、例えば、次亜
リン酸カリウム、次亜リン酸ナトリウム、次亜リン酸カ
ルシ゛ウム、次亜リン酸バナジウム、次亜リン酸マグネ
シウム、次亜リン酸マンガン、次亜リン酸−ニッケル、
次亜リン酸コバルト等が好適に用いられる。ががる次亜
リン酸塩は、前記したジカルボン酸に対して、通常、0
.01〜5モル%、好ましくは、0.02〜2モル%の
範囲で用いられる。
更に、本発明においては、オリゴマーの製造時、必要に
応じて、上記した次亜リン酸塩以外に、芳香族モノカル
ボン酸や脂肪族モノカルボン酸を用いることもできる。
このようなモルカルボン酸は、前記ジカルボン酸に対し
て、通常、5モル%以下の範囲で用いられ、好ましくは
、1モル%以下の範囲で用いられる。
次いで、本発明の方法によれば、オリゴマーを溶融重合
させるに際して、次式 で表わされるテトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエ
ニル) −4,4’−ビフエニレンジフォスフォナイト
が用いられる。
このように、オリゴマーを調製した後に、零発 “明に
従って、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル
) −4,4’−ビフエニレンジフオスフオナイトの存
在下にオリゴマーを溶融重合させることによって、重合
体の熱分解を有効に抑えることができ、かくして、色相
の悪化を伴うことなく、高重合度のポリアミド樹脂を得
ることができる。
テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)−4,
4’−ビフエニレンジフオスフオナイトは、通常、オリ
ゴマー100重量部に対して、0.01〜5重量部、好
ましくは、0.1〜2重量部の範囲にて用いられる。
次に、上述したようなヘキサメチレンテレフタルアミド
単位を含有するポリアミド樹脂の望ましい製造工程につ
いて説明する。
先ず、重合原料であるジカルボン酸及びヘキサメチレン
ジアミン、又はこれらのナイロン塩は、水溶液として用
いられる。この水溶液において、水は、重合原料100
重量部に対して、通常、5〜40重量部、好ましくは、
10〜20重量部の範囲である。
かかる水溶液に次亜リン酸塩等を加えた後、これを加圧
加熱し、上記重合原料を重合させることによって、オリ
ゴマーを得る。このオリゴマーの製造は、窒素雰囲気下
に、反応温度における蒸気圧下に行なわれることが好ま
しく、また、反応温度は、220〜280°Cの範囲が
好ましい。このような条件下では、反応時間は、通常、
0.5〜5時間である。
このようにして得られるオリゴマーは、濃硫酸中、30
°Cで測定した極限粘度〔η〕が0.05〜0.3dl
/gの範囲にあることが好ましく、特に、0゜1〜0.
2dl/gの範囲にあることが好ましい。オリゴマーの
極限粘度〔η〕をこのような範囲に調整することによっ
て、オリゴマーの取扱が容易となり、また、次工程での
重合を容易とすることができる。
次いで、オリゴマーにテトラキス(2,4−ジ−t−ブ
チルフエニル) −4,4”−ビフエニレンジフオスフ
オナイトを加えた後、二軸押出機等に供給し、加熱して
、溶融重合させることによって、ポリアミド樹脂を得る
ことができる。重合温度は、280〜360°Cの範囲
が好適である。オリゴマーに含まれる水及び生成水は、
この溶融重合の間に、系外に排出される。
主所Ω羞果 以上のように、本発明の方法によれば、先ず、第1に、
ジカルボン酸とヘキサメチレンジアミンとを次亜リン酸
塩の存在下で重合させてオリゴマーを調製し、第2に、
このオリゴマーをテトラキス(2,4−ジ−t−ブチル
フエニル) −4,4’−ビフエニレンジフオスフオナ
イトの存在下に溶融重合させるので、ポリアミド樹脂の
重合度をその色相の悪化なしに高めることができ、かく
して、本発明の方法によれば、ヘキサメチレンテレフタ
ルアミド単位を含む高重合度ポリアミド樹脂を色相の悪
化なしに得ることができる。
裏隻貫 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1 テレフタル酸52.8 g、アジピン酸108.8g、
ヘキサメチレンジアミン125.9 g及び次亜リン酸
ナトリウム−水塩0.225 gにイオン交換水33g
を加えて、原料水溶液を調製した。
次に、この原料水溶液を容量1!のオートクレーブに仕
込み、窒素置換を十分に行なった後、オートクレーブ内
の圧力をOkg/ciflGとし、攪拌下、2時間で2
50°Cの温度となるように加熱した。
更に、この温度にて1時間重合反応を行なって、オリゴ
マーとした後、攪拌を停止した。
オートクレーブの底部がら圧差10kg/c−dでオリ
ゴマーを取り出し、これを窒素中、100″Cの温度及
び100mmF1gの圧力下に一昼夜乾燥させた。
次いで、このオリゴマー250gにテトラキス(2,4
−ジ−t−ブチルフエニル) −4,4’−ビフエニレ
ンジフオスフォナイト(チバ・ガイギー社製商品名EP
Q)2.5gを加えた後、これを供給速度2kg/時間
にて二軸押出機(スクリュー径30m+a、L/D=4
2、バレル温度(’C)1B0/280/345/34
5/340/340/320/310/310、第2、
第4及び第6ゾーンは大気開放ベント、回転数8Orp
m、排気は窒素パージ)に供給し、溶融重合させて、ポ
リアミド樹脂として吐出させた。
得られたポリアミド樹脂の極限粘度及び色相をオリゴマ
ーの極限粘度と共に第1表に示す。
実施例2 テレフタル酸成分を用いずに、アジピン酸を155、8
8 g用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリアミ
ド樹脂を得た。
得られたポリアミド樹脂の極限粘度及び色相をオリゴマ
ーの極限粘度と共に第1表に示す。
実施例3 オリゴマーにテトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエ
ニル) −4,4’−ビフエニレンジフオスフオナイト
を5.1g加えた以外は、実施例1と同様にして、ポリ
アミド樹脂を得た。
得られたポリアミド樹脂の極限粘度及び色相をオリゴマ
ーの極限粘度と共に第1表に示す。
比較例1 オリゴマーにテトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエ
ニル) −4,4’−ビフエニレンジフオスフオナイト
を加えなかった以外は、実施例1と同様にして、ポリア
ミド樹脂を得た。
得られたポリアミド樹脂の極限粘度及び色相をオリゴマ
ーの極限粘度と共に第1表に示す。
比較例2 オリゴマーにテトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエ
ニル) −4,4’−ビフエニレンジフオスフオナイト
を加えなかった以外は、実施例2と同様にして、ポリア
ミド樹脂を得た。
得られたポリアミド樹脂の極限粘度及び色相をオリゴマ
ーの極限粘度と共に第1表に示す。
比較例3 テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)−4,
4’−ビフエニレンジフオスフオナイト2.5gを次亜
リン酸ナトリウムと共にオリゴマーの製造時に加えた以
外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂を得た。
得られたポリアミド樹脂の極限粘度及び色相をオリゴマ
ーの極限粘度と共に第1表に示す。
比較例4 テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)−4,
4°−ビフエニレンジフオスフオナイトに代えて、トリ
ストリデシルフォスファイト2.5gを用いた以外は、
実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂を得た。
得られたポリアミド樹脂の極限粘度及び色相をオリゴマ
ーの極限粘度と共に第1表に示す。
特許出願人 三井石油化学工業株式会社代理人 弁理士
  牧 野 逸 部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸50〜95
    モル%とテレフタル酸5〜50モル%とからなるジカル
    ボン酸とヘキサメチレンジアミンとを次亜リン酸塩の存
    在下で重合させてオリゴマーとした後、このオリゴマー
    をテトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)−4
    ,4′−ビフエニレンジフオスフオナイトの存在下に溶
    融重合させることを特徴とするポリアミド樹脂の製造方
    法。
JP29836390A 1990-11-02 1990-11-02 ポリアミド樹脂の製造方法 Pending JPH04170430A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511674A (ja) * 2005-10-06 2009-03-19 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 耐加水分解性ポリアミド組成物、およびそれより形成された物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009511674A (ja) * 2005-10-06 2009-03-19 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 耐加水分解性ポリアミド組成物、およびそれより形成された物品

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