JPH0416919Y2 - - Google Patents

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JPH0416919Y2
JPH0416919Y2 JP1985115841U JP11584185U JPH0416919Y2 JP H0416919 Y2 JPH0416919 Y2 JP H0416919Y2 JP 1985115841 U JP1985115841 U JP 1985115841U JP 11584185 U JP11584185 U JP 11584185U JP H0416919 Y2 JPH0416919 Y2 JP H0416919Y2
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pressure
inner flange
welded
head cover
sensor
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JP1985115841U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プロセス変量である2点間の圧力差
を測定する差圧発信器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の差圧発信器は第3図に示すよう
に構成されている。これを同図に基づいて説明す
ると、同図において、符号1で示すものはバツク
アツプ面1aに開口する導圧孔2,3を有する分
割状の検出器ボデイで、両開口端に各々前記バツ
クアツプ面1aとの間に受圧室4,5を形成する
高圧側のバリアダイヤフラム6と低圧側のバリア
ダイヤフラム7とが設けられている。これら両バ
リアダイヤフラム6,7のプロセス流体側面には
プロセス流体によつて高圧と低圧とが各々印加さ
れる。8は断面波形状のコントロールダイヤフラ
ムで、前記検出器ボデイ1に固定されており、ボ
デイ中央接合部に設けた内室を高圧側内室9と低
圧側内室10の2室に画成するように構成されて
いる。これら両内室9および10は前記導圧孔
2,3によつて前記受圧室4,5に各々連通して
いる。11および12は上方に開口する第1,第
2の液通路で、各々前記高圧側内室9,低圧側内
室10に連通し前記検出器ボデイ1に形成されて
いる。13はその内部にリードピン14が臨む仕
切筒で、前記検出器ボデイ1の上方に溶着されて
おり、上方開口端には圧力伝達通路15aを有す
るセンサ取付ベース15が溶着されている。この
センサ取付ベース15には前記リードピン14が
ガラスハーメチツク16を介して挿通している。
17は筒状のガラス台で、前記センサ取付ベース
15に固定されかつ前記仕切筒13内に収納され
ており、その内部は前記圧力伝達通路15aに連
通している。このガラス台17の反センサ取付ベ
ース側には前記リードピン14にリード線18を
介して接続する半導体センサ19がガラス台17
内を閉塞するように固設されている。20は筒状
のヘツドカバーで、その周面21aに前記センサ
取付ベース15を溶接固定する内フランジ21を
有し、前記仕切筒13の外周面との間に環状通路
22を形成する間隙をもつように前記検出器ボデ
イ1の上方に設けられている。そして、前記第1
の液通路11は前記仕切筒13の内側に開口さ
れ、前記第2の液通路12は前記環状通路22に
開口されている。23は発信部のケースで、前記
ヘツドカバー20に筒状のヘツド24を介して固
定されており、このヘツド24内には前記両リー
ドピン14に接続する電子部品(図示せず)が収
納されている。なお、前記受圧室4,5から導圧
孔2,3,内室9,10および液通路11,12
を経て半導体センサ19の下側と上側とに至る間
にはシリコンオイル等の圧力伝達液(図示せず)
が封入されている。
このように構成された差圧発信器においては、
高圧側のバリアダイヤフラム6および低圧側のバ
リアダイヤフラム7にプロセス流体からの高圧と
低圧とが各々印加されると、各バリアダイヤフラ
ム6,7が凹んでその圧縮分だけ圧力伝達液(図
示せず)の移動量の差を半導体センサ19が検出
してこれを電気信号として発信することにより差
圧が測定される。
この場合、高圧側のバリアダイヤフラム6に印
加される圧力が受圧室4,導圧孔2,高圧側内室
9,第1の液通路11,仕切筒13内の圧力伝達
液(図示せず)を介して半導体センサ19の下側
に伝達され、また低圧側のバリアダイヤフラム7
に印加される圧力が受圧室5,導圧孔3,低圧側
内室10,第2の液通路12,環状通路22,圧
力伝達通路15aおよびガラス台17内の圧力伝
達液(図示せず)を介して半導体センサ19の上
側に伝達される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この種の差圧発信器においては、溶
接時にセンサ取付ベース15およびヘツドカバー
20の熱溶解を容易に行うために第4図に示すよ
うに内フランジ21にノツチ25が形成されてい
るもの、あるいは第5図に示すように内フランジ
21の軸方向の寸法が溶接部Aの深さより大きく
設定されているものがあり、このため同図に矢印
Xで示す方向に生じる内圧により溶接部Aに曲げ
応力が作用してヘツドカバー20が同図に2点鎖
線で示すように変位し、その繰り返し圧力によつ
て破損するという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る差圧発信器は、半導体圧力センサ
を内蔵するハウジングを、内周部に内フランジが
設けられた筒状のヘツドカバーと、半導体圧力セ
ンサを支持しかつ前記内フランジの内周面に溶接
固定されるセンサ取付ベースとによつて形成し、
前記内フランジの溶接部側における径方向への延
設寸法からなる厚み寸法を、溶接部の深さ寸法と
略等しい寸法に設定したものである。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、内圧によりヘツドカバーとセンサ取付ベース
との間の溶接部に作用する曲げ応力を抑制でき、
もつてヘツドカバーの耐久性を向上させることが
できる差圧発信器を提供するものである。
〔作用〕
本考案においては、内フランジの溶接部側の厚
さを溶接部の深さと略等しい寸法に設定したか
ら、内圧により溶接部に作用する曲げ応力が内フ
ランジに分散して吸収される。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る差圧発信器を示す断面
図、第2図はその要部を拡大して示す断面図で、
同図において第3図,第4図および第5図と同一
の部材については同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。同図において、符号31で示すもの
は溶接部Aの下方で開口するノツチで、その深さ
が前記ノツチ25の深さより大きい寸法を有し、
前記内フランジ21の周面に形成されている。こ
れにより、前記内フランジ21の溶接部側におけ
る径方向への延設寸法からなる厚さDは溶接部A
の深さTと略等しい寸法に設定されている。
このように構成れた差圧発信器においては、内
フランジ21の溶接部側の厚さDを溶接部Aの深
さTと略等しい寸法に設定したから、ヘツドカバ
ー20に第2図に矢印Xで示す方向へ内圧が加わ
つて同図中に2点鎖線で示すようにヘツドカバー
20が変位しても、溶接部Aから離れた部位が曲
げられる。すなわち、この状態では溶接部Aには
主に引張応力が作用することになるから、溶接部
Aに作用する曲げ応力が内フランジ21に分散し
て吸収されることになる。これにより、溶接部A
に作用する曲げ応力を抑制することができ、また
溶接により内部歪が生じている部分への応力集中
を防止することができる。このことは有限要素法
による構造解析によつてすでに確認されている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、半導体圧
力センサを内蔵するハウジングを、内周部に内フ
ランジが設けられた筒状のヘツドカバーと、半導
体圧力センサを支持しかつ前記内フランジの内周
面に溶接固定されるセンサ取付ベースとによつて
形成し、前記内フランジの溶接部側における径方
向への延設寸法からなる厚み寸法を、溶接部の深
さ寸法と略等しい寸法に設定したので、内圧によ
り溶接部に作用する曲げ応力が内フランジに分散
して吸収される。したがつて、内圧によりヘツド
カバーとセンサ取付ベースとの間の溶接部に作用
する曲げ応力を抑制でき、ヘツドカバーの耐久性
を確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る差圧発信器を示す断面
図、第2図はその要部を拡大して示す断面図、第
3図は従来の差圧発信器を示す断面図、第4図は
その要部を示す断面図、第5図は他の従来例を示
す断面図である。 1……検出器ボデイ、20……ヘツドカバー、
21……内フランジ、21a……周面、A……溶
接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端面にバリアダイヤフラムを有する検出器ボ
    デイの上方に、半導体圧力センサを内蔵するハウ
    ジングが設けられた差圧発信器において、前記ハ
    ウジングを、内周部に内フランジが設けられた筒
    状のヘツドカバーと、半導体圧力センサを支持し
    かつ前記内フランジの内周面に溶接固定されるセ
    ンサ取付ベースとによつて形成し、前記内フラン
    ジの溶接部側における径方向への延設寸法からな
    る厚み寸法を、溶接部の深さ寸法と略等しい寸法
    に設定したことを特徴とする差圧発信器。
JP1985115841U 1985-07-30 1985-07-30 Expired JPH0416919Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985115841U JPH0416919Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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JP1985115841U JPH0416919Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6224335U JPS6224335U (ja) 1987-02-14
JPH0416919Y2 true JPH0416919Y2 (ja) 1992-04-15

Family

ID=30999874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985115841U Expired JPH0416919Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54109888A (en) * 1977-11-14 1979-08-28 Foxboro Co Diaphragm device
JPS59183343A (ja) * 1983-04-04 1984-10-18 Hitachi Ltd 差圧伝送器用ダンパ機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54109888A (en) * 1977-11-14 1979-08-28 Foxboro Co Diaphragm device
JPS59183343A (ja) * 1983-04-04 1984-10-18 Hitachi Ltd 差圧伝送器用ダンパ機構

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JPS6224335U (ja) 1987-02-14

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