JPH0416896Y2 - - Google Patents

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JPH0416896Y2
JPH0416896Y2 JP15274084U JP15274084U JPH0416896Y2 JP H0416896 Y2 JPH0416896 Y2 JP H0416896Y2 JP 15274084 U JP15274084 U JP 15274084U JP 15274084 U JP15274084 U JP 15274084U JP H0416896 Y2 JPH0416896 Y2 JP H0416896Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、可干渉性光の回折光同志の干渉を利
用してスケールの移動距離を測定すると共に、ハ
ーフミラーでの反射による光の位相遅れを利用し
てスケールの移動方向を求めるようにした光学式
スケールの読取装置に関するものである。
〔考案の背景〕
この種の光学式スケール読取装置は本願出願人
によつて開発され、特願昭58−39951号「光学式
スケール読取装置」として既に出願されている。
この既出願の読取装置は高精度でスケールの移動
距離を測定することができ、又移動方向を求める
ことができるが、基準となるスケールの位置(原
点位置)を決めるための手段がなく、その為動作
途中において電源がOFFになつた後再度ONにし
た場合、スケールが元の位置に復帰することがで
きず、電源がONしたときのスケールの位置が全
くわからなくなるという問題点があつた。スケー
ルの移動距離を測定する装置にあつてはスケール
の原点位置を検出できることが必要であり、しか
も高精度の光学式スケール読取装置にあつては高
精度で原点位置を検出することができることが望
ましい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はこのような問題点を解決する為になさ
れたもので、スケールを絶対原点位置を高精度で
検出することのできる検出手段を備えた光学式ス
ケール読取装置を実現することを目的としたもの
である。
〔従来の技術〕
以下、本考案を説明する前に前記した既出願の
「光学式スケール読取装置」について第4図を用
いて概略説明する。
第4図において、10は反射形のスケール、2
0は読取りヘツド、30は信号処理部である。反
射形スケール10には、例えば一定間隔で溝が刻
まれた回折格子或いはホログラフイ技術による回
折格子等が使用される。スケール10又は読取り
ヘツド20は図においてX−X′方向に移動する。
読取りヘツド20において、21は半導体レー
ザ等を用いた可干渉性光源、22はこの光源の発
射光を受ける集光レンズ、23,24はそれぞれ
スケール10の反射回折光を受けるミラー、25
はこれらミラーの反射光を受ける第1のハーフミ
ラー、26はこの第1のハーフミラーの反射光を
受ける受光素子、27は第1のハーフミラ25の
透過光を受けて混合干渉させる第2のハーフミラ
ーである。第2のハーフミラー27としてインコ
ネル薄膜を使用したものが用いられている。2
8,29は第2のハーフミラー27の位相の異な
る回折光を受けて電気信号に変換する受光素子で
ある。
信号処理部30において、31,32は読取り
ヘツド20における受光素子28,29の出力を
増幅する増幅器、33はこれらの増幅器の出力を
受けて演算処理を施し、反射形スケール10の移
動距離を算出する信号処理回路、34はこの信号
処理回路の出力を表示する表示回路である。
このような構成の装置において、レンズ22で
集光された可干渉性光源21の出力光をスケール
10に投射させると、スケール10には一定間隔
で溝が形成された回折格子等が用いられている関
係上、このスケール10への投射光は回折する。
このときの回折角θは、スケール10とスケール
ピツチをd、光源21の波長をλとすると次式で
表わされる。
sin=mλ/d(m:整数) 旦し、−90°≦θ≦90° −1≦mλ/d≦+1 ここで、例えばλ=0.78μm、d=0.83μmとする
と、m=0,±1となり、 θ=0° (m=0で0次回折光) θ=±70.0° (m=±1で±1次回折光) となる。±1次回折光はそれぞれミラー23,2
4で反射され、ハーフミラー25を通過した後、
第2のハーフミラー27で混合し、干渉させられ
る。この干渉させられた光はそれぞれ受光素子2
8,29で電気信号に変換されたのち、増幅器3
1,32を介して信号処理回路33で信号処理さ
れ、その出力である反射形スケール10の移動距
離および移動方向が表示部34で表示される。
ここで、前記したように第2のハーフミラー2
7としてインコネル薄膜を使用したものが用いら
れているが、金属面の反射の特性とガラス面の反
射の特性を併せもつたインコネルハーフミラーの
場合、その入射角φに対して受光素子28と29
間の位相差αは第5図に示す如くφ=約75°でα
=90°となる。したがつて、第2のハーフミラー
27に入射される回折光の入射角φをほぼ75°と
することにより、このハーフミラーの出力によつ
てスケール10の移動方向が判別できる。又、第
2のハーフミラー27で干渉する±1次の回折光
スケール10の移動により位相がそれぞれ変化す
る。その為、ハーフミラー27で干渉した後、受
光素子28,29に達する干渉光の強度はスケー
ル10の移動量1ピツチに対して2ピツチずつ周
期的に変化するので、これを信号処理部30で計
数することにより、スケール10の移動量を測定
することができる。受光素子28,29の出力は
正確に90°位相差のある正弦波なので、アナログ
的に補間することにより1/100〜1/1000μmの
超高分解能のものが得られる。なお、第4図にお
ける第1のハーフミラー25と受光素子26は±
1次回折光の光パワーモニタで、受光素子28,
29の出力正弦波のバイアス成分を除くための電
圧を作るものである。
光学式スケール読取装置においては、偏光板或
いは1/4波長板を使用して移動方向を検出するこ
とが考えられるが、第4図においては第2のハー
フミラー27での位相遅れを利用してスケール1
0の移動方向を検出するようにしている。その結
果、偏光板或いは1/4波長板を使用することによ
り移動方向を検出する場合に比較して構成が簡単
になる。又、反射形スケールを使用しているので
スケール10の取付けが簡単であるという特徴が
ある。しかし、前述の如くスケール10の位置を
決める為の手段がないという問題点があつた。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案は上記の問題点を解決する為に、読取り
ヘツド内に設けた原点位置検出用の光源と、反射
形スケールに取付けた凹面鏡と、読取りヘツド内
に設けられ前記凹面鏡で反射した前記光源からの
光を検出する為の受光素子よりなり、前記反射形
スケールに対して相対的に移動する前記光源から
の光を前記凹面鏡で反射させることにより前記ス
ーケルの原点位置を検出するようにした原点位置
検出手段を光学式スケール読取装置に設けたもの
である。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る装置の一実施例の構成説
明図である。なお、第1図において第4図と同一
部分は第1図と同一符号を付してそれらについて
の再説明は省略する。
第1図において、41は原点位置検出用の光源
で、この光源には実施例では半導体レーザが用い
られている。42は光源41からの光を反射集光
させる為の凹面鏡である。43〜45は凹面鏡4
2からのビームを反射させるミラー、46は分解
能を上げる為のスリツト、47はこのスリツトを
通つた光を受ける受光素子である。凹面鏡42と
ミラー43はスケール10に取付けられ、光源4
1とミラー44,45およびスリツト46と受光
素子47は読取りヘツド20内に配置されてい
る。光源41からの光が凹面鏡42に照射された
場合、その光ビームはミラー43,44,45を
介して受光素子47で受光されるように各ミラー
の位置角度が調整されている。このような構成の
装置の動作を第2図を用いて説明すると次の如く
なる。
今、スケール10に対してヘツド20が第2図
のイで示すの位置にあるとき、光源41からの光
は凹面鏡42に照射されない。したがつて、受光
素子47に光が達せず、出力は出ない。ヘツド1
0が第2図ロの位置まで移動すると、原点位置検
出用の光源41からの光は凹面鏡42によつて反
射集光されたのち、ミラー43〜45で反射さ
れ、スリツト46を抜け、受光素子47に照射さ
れる。したがつて、受光素子47から出力が出
る。受光素子47の出力は原点位置検出信号とし
て第1図に示す信号処理部30における信号処理
回路33に送られて処理され、これにより原点位
置が検出されたことがわかる。
ここで、光源41から凹面鏡42までの距離X
を2(mm)、スリツト46の間隔Yを8(μm)、
凹面鏡42からスリツト46までの光路の長さZ
を160(mm)、凹面鏡42の半径rを4(mm)と
し、原点の位置決め精度をCとすると、 Y/C=Z/X,1/X+1/z=2/r の関係式から、原点の位置決め精度Cを0.1
(μm)とすることができる。
〔考案の効果〕
このような原点位置検出手段を備えた本考案に
係る光学式スケール読取装置においては、基準と
なるスケースの絶対原点位置を求めることができ
る。その為、動作途中において電源がOFFにな
つた後再度ONにしたような場合でも、スケール
が元の位置に復帰することができ、電源がONし
たときのスケールの位置が全くわからなくなると
いう問題点がなくなる。このようにして、電源を
ONにした後、0.1μmの精度で電源をOFFにする
前の位置へ戻すことができるが、本考案の装置に
おいては0.1μmのデイジタルカウントの間を1/
100にアナログ分割することにより、0.001μmの
分解能を出すことができる。このアナログ分割は
インクリメンタルではなくアブソリユートなの
で、0.1μm精度の原点検出と、そのアナログ分割
の読みにより0.001μm分解能の原点位置検出が可
能となる。
第3図は本考案装置の他の実施例の要部の構成
図である。第3図において、10は反射形のスケ
ール、20は読取りヘツドである。読取りヘツド
20において、41は原点位置検出用の光源、4
6はスリツト、47は受光素子で、これらは読取
りヘツド20内に配置されている。42は凹面鏡
で、反射形スケール10に取付けられている。光
源41よりの光は凹面鏡42で反射され、スリツ
ト46を介して受光素子47に至る。このような
構成の第3図の装置におては第1図で用いたミラ
ー43〜45が不用となる利点がある。なお、第
1図及び第3図において、スケール読取り用の可
干渉性光源21にビームスプリツタを組合せるこ
とにより、可干渉性光源21を原点位置検出用の
光源として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光学式スケール読取装置
の一実施例を示す構成説明図、第2図は第1図装
置の動作を説明する為の図、第3図は本考案装置
の他の実施例の構成図、第4図は従来の光学式ス
ケール読取装置の構成図、第5図は第4図装置の
作用を説明する為の図である。 10……反射形のスケール、20……読取りヘ
ツド、41……原点位置検出用の光源、47……
受光素子、42……凹面鏡。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可干渉性光源を反射形スケールに照射し、反
    射回折光をハーフミラーで混合干渉させるとと
    もに、入射光を特定の入射角になるように構成
    してハーフミラーの両側に出射する干渉光同志
    の位相差を90°とし、この干渉光をそれぞれ受
    光素子で電気信号に変換するようにした読取り
    ヘツドと、この読取りヘツドにおける前記受光
    素子の出力を演算処理する信号処理回路とから
    なる光学式スケール読取装置において、前記読
    取りヘツド内に設けた原点位置検出用の光源
    と、反射形スケールに取り付けた凹面鏡と、読
    取りヘツド内に設けられ前記凹面鏡で反射した
    前記光源からの光を検出するための受光素子と
    よりなり、前記反射形スケールに対して相対的
    に移動する前記光源からの光を前記凹面鏡で反
    射させることにより前記スケールの原点位置を
    検出するようにした原点位置検出手段を設けた
    こを特徴とする光学式スケール読取装置。 (2) 前記原点位置検出用光源として、前記可干渉
    性光源を利用したことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の光学式スケール読取
    装置。 (3) 前記原点位置検出用光源として、前記可干渉
    性光源とは別の光源を用いたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の光学式ス
    ケール読取装置。
JP15274084U 1984-10-09 1984-10-09 Expired JPH0416896Y2 (ja)

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