JPH0416736Y2 - - Google Patents

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JPH0416736Y2
JPH0416736Y2 JP11813086U JP11813086U JPH0416736Y2 JP H0416736 Y2 JPH0416736 Y2 JP H0416736Y2 JP 11813086 U JP11813086 U JP 11813086U JP 11813086 U JP11813086 U JP 11813086U JP H0416736 Y2 JPH0416736 Y2 JP H0416736Y2
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breather pipe
valve device
tank
slider
outlet end
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用燃料タンク内の圧力を調整する
ためのブリーザパイプに対して接続されるブリー
ザパイプの燃料流出防止用弁装置に関する。
〔従来の技術〕
車両の加減速度、旋回時、あるいは登降坂時等
に、燃料タンク内の燃料が傾斜状態となつたり、
スラツシング状態となつた場合において、ブリー
ザパイプを通して燃料が流出するのを阻止するよ
うにブリーザが用いられている(実開昭60−
137626号)。
第3図は本出願人の出願に係る関連の技術を示
す図であり、この図は概ね第1図のA部分の拡大
断面を示す。この技術は燃料タンク30内の弁装
置34を、ブリーザパイプ32及びブラケツト5
2による2端部支持構造により支持するという点
で従来の技術を改良したものである。
より具体的に説明すると、ブリーザパイプ32
はタンク30の上部傾斜壁を貫通してタンク30
内に突出し、その突出端部に弁装置34が接続さ
れる。弁装置34は概ね円筒状のボデー36で包
囲され、ボデー36には気化状態の燃料が内部に
導入されるための複数の孔(図示せず)が周囲部
に穿設される。またボデー36の一円端部には弁
装置34の出口端部38が配設され、この出口端
部38は、弁装置34内の一端部で弁座42を形
成するボス40の他端部で形成される。ボデー3
6の内部において、弁座42に対向する弁体46
はスライダ44の一部分として形成され、スライ
ダ44はボデー36の軸方向に沿つて摺動可能に
配設される。スライダ44は下側開放の概ね半円
筒形をなし、この下側開放内部にボール48が別
体として配設される。ボール48は鋼若しくはガ
ラス等の比較的比重の大きい材料からなり、車両
により生ずる加速度を利用してスライダ44を迅
速に作動させるように作用する。
弁座42の逆側端部に位置する出口端部38は
ボス40の内径を幾分拡大して形成される。出口
端部38には上記ブリーザパイプ32の端部が挿
入接続かつ固定され、したがつて弁装置34は一
端部においてブリーザパイプ32により支持され
る。また他方タンク30の上壁にはブラケツト5
2がスポツト溶接(あるいはボルト・ナツト)に
より固定され、このブラケツト52に弁装置34
のボデー36が固定支持される。より具体的には
ブラケツト52には挾込み型のストツパ54が付
設され、このストツパ54に、上記出口端部38
とは逆側の円端部においてボデー36に形成され
た拡径部56がかしめ式に固定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の関連技術にあつては、ブリーザパイプ3
2の精度及び製造誤差、タンク30とパイプ32
との溶接時の製造誤差、タンク30の上部と下部
との溶接時の歪などにより、第1図中Yで示され
る、タンク上壁からブリーザパイプ32の中心ま
での距離の寸法精度が出難く、したがつて弁装置
34の取付時に弁装置のボデー36及びボス40
が歪められて応力が発生するという問題がある。
弁装置のボデー36等がこの応力に耐えて亀裂が
生じないようにするにはボデー36等に亜鉛ダイ
キヤスト等の金属材料を用いればよいのである
が、金属材料の使用は製品コスト及び製品重量の
増加という問題を生じさせることとなる。
また上記精度の問題に付随して、ブリーザパイ
プ32の取付部に隙間が生じ易い。これらはブリ
ーザパイプ32と弁装置34を正確に同軸的に組
付ければよいが、組付作業が煩雑となる。
本考案は上記事実を考慮し、組付作業性を向上
できるブリーザパイプの燃料流出用弁装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は、燃料タンク
内の圧力を調整するためのブリーザパイプに接続
され、ブリーザパイプを通しての燃料の流出を防
止する弁装置であつて、弁装置のボデー内には弁
体を支持するスライダが摺動可能に内蔵されると
共に、スライダに移動力を加えるためのスライダ
とは別体のボールが摺転動可能に内蔵されている
加速度感応型弁装置であつて、ボデー内部のボデ
ー内面上のスライダの摺動支持面とボールの摺転
動支持面よりも下側に設けられた不純物貯留用の
空間を備え、ブリーザパイプをタンク内側に突出
させるとともにその端部に弁装置の出口端部を接
続支持させ、また他方、タンクに固定されたブラ
ケツトに弁装置のボデーを固定支持させるととも
に、ブリーザパイプのタンク内側突出端部が挿入
接続される弁装置の出口端部の内径を、ブリーザ
パイプの挿入部の外径に比べて十分に大きく形成
し、且つ、出口端部の内周囲に、ブリーザパイプ
の外周囲に弾性的に密着係合可能な中央孔を有す
る環状弾性ブツシユを密着状態で配設したことを
特徴としている。
〔作用〕
上記構成により本考案に係るブリーザパイプの
燃料流出防止用弁装置にあつては、タンク上壁か
らブリーザパイプの中心までの距離の寸法のばら
つきが弁装置のボデーに与えるおそれのある弁装
置取付時の歪は、ブリーザパイプの端部を受容す
る環状弾性ブツシユの変形により吸収され、した
がつて弁装置のボデーに過剰な歪応力が生ずるよ
うなことはなくなる。
〔実施例〕
第2図は本考案に係るブリーザパイプの燃料流
出防止用弁装置をタンク30の内側に取付けた状
態で示す第1図のA部分の拡大断面図である。本
弁装置34Aの基本的な構造及びその作用は前記
第3図図示の関連技術の弁装置34と同じである
ので、同じ部材には同じ符号を付して説明を省略
する。
本考案の弁装置34Aにあつては、ブリーザパ
イプ32のタンク内側突出端部が挿入される出口
端部58は、該パイプ32の外径の2倍以上の内
径を有するように形成されている。出口端部58
は、弁座42を形成するボス60を外端部側に向
かつて張開させることにより形成され、したがつ
てボス60の内部の空間62はほぼ円錐形をな
す。出口端部58の最外部近傍の内周囲には、環
状弾性ブツシユ64が密着状態で嵌挿され、ブツ
シユ64はリテーナ66により該出口端部58内
に係止される。リテーナ66は、周縁部が出口端
部58の最外部に形成された環状溝68に挿着さ
れることにより固定され、また他方中心にはブリ
ーザパイプ32の外径よりも十分に径が大きい孔
72を有する。
ブツシユ64はゴム等の弾性材料からなり、そ
の中心に環状突条により限定される中央孔74を
有する。中央孔74の径はブリーザパイプ32の
タンク内側突出端部すなわち挿入部の外径よりも
幾分小さく、理想的な取付状態においては、中央
孔74周りの環状突条が均一に撓んでブリーザパ
イプ32の外周囲に弾性的に密着係合するように
なつている。
上記構成の弁装置34Aにあつては、種々の条
件により、タンク上壁からブリーザパイプの中心
までの距離Yの寸法にばらつきが生じた場合、ブ
リーザパイプ32の端部は理想的な状態とは異な
る種々の態様で出口端部58内に挿入されること
となる。ある程度の誤差は、弁装置のボデー36
を支持するブラケツト52を動かし、弁装置34
Aを理想的な状態から角度θ傾斜させることによ
り解消できる。しかしその場合であつてもブリー
ザパイプ32は弁装置34Aの中心と整一しない
状態で挿入される可能性が高い。しかしこれらの
偏倚は環状端正ブツシユ64の変形により吸収さ
れ、ブツシユ64とブリーザパイプ32との密着
性はブツシユ64の弾性により確保される。した
がつて両者間に隙間は生じず、隙間を介しての燃
料の流出問題が生ずるようなことはない。またブ
ツシユ64に隣接する出口端部58の空間は、ブ
リーザパイプ32の外径に比べて十分に大きな内
径を有するため、ブリーザパイプ32の末端部が
角度調整に際しボス60の内面と干渉し合うよう
なことはない。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案に係るブリーザパイ
プの燃料流出防止用弁装置によれば、環状弾性ブ
ツシユの存在により、弁装置の取付状態が理想的
な状態からばらついても、これらの偏倚はブツシ
ユにより吸収され、弁装置のボデーに過剰な歪応
力がかかることはない。したがつて組付作業が容
易になる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃料流出防止用弁装置を取付けた車両
用燃料タンクを示す図、第2図は第1図のA部分
の拡大断面図で、本考案に係るブリーザパイプの
燃料流出防止用弁装置の一実施例を示し、第3図
は第1図のA部分の拡大断面図で、関連技術であ
る弁装置を示す。 30……タンク、32……ブリーザパイプ、3
4A……弁装置、58……出口端部、64……ブ
ツシユ、72……中央孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料タンク内の圧力を調整するためのブリーザ
    パイプに接続され、ブリーザパイプを通しての燃
    料の流出を防止する弁装置であつて、弁装置のボ
    デー内には弁体を支持するスライダが摺動可能に
    内蔵されると共に、スライダに移動力を加えるた
    めのスライダとは別体のボールが摺転動可能に内
    蔵されている加速度感応型弁装置であつて、ボデ
    ー内部のボデー内面上のスライダの摺動支持面と
    ボールの摺転動支持面よりも下側に設けられた不
    純物貯留用の空間を備え、ブリーザパイプをタン
    ク内側に突出させるとともにその端部に弁装置の
    出口端部を接続支持させ、また他方、タンクに固
    定されたブラケツトに弁装置のボデーを固定支持
    させるとともに、ブリーザパイプのタンク内側突
    出端部が挿入接続される弁装置の出口端部の内径
    を、ブリーザパイプの挿入部の外径に比べて十分
    に大きく形成し、且つ、出口端部の内周囲に、ブ
    リーザパイプの外周囲に弾性的に密着係合可能な
    中央孔を有する環状弾性ブツシユを密着状態で配
    設したことを特徴とするブリーザパイプの燃料流
    出防止用弁装置。
JP11813086U 1986-07-31 1986-07-31 Expired JPH0416736Y2 (ja)

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JP11813086U JPH0416736Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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JPS6324032U JPS6324032U (ja) 1988-02-17
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