JPH04166290A - 水の分子集団の細分化に使用する水溶性ミネラル含有液とその製造方法 - Google Patents

水の分子集団の細分化に使用する水溶性ミネラル含有液とその製造方法

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JPH04166290A JP2290869A JP29086990A JPH04166290A JP H04166290 A JPH04166290 A JP H04166290A JP 2290869 A JP2290869 A JP 2290869A JP 29086990 A JP29086990 A JP 29086990A JP H04166290 A JPH04166290 A JP H04166290A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野] この発明は、水の分子年回を細分して良質化する方法お
よびこの細分化に使用する水溶性ミネラル含有液とその
製造方法に関するものである。
[従来技術および解決すべき課題] 近時、工業生産力が強大(77なるにつれ消費生活も飛
躍的に豊かになってきている反面、生活の場での飲料水
、つまり水道水がまずくなっている。
この水道水は、雨水や水源河川水などの原料水を人体に
害のないように浄水処理して供給されているのであるが
、原料水自体の汚染や水源河川の汚濁、貯水池の富栄養
化などのため、原料水には各種の薬品を注入して浄化処
理している。しかしながら、一般需要者からは「カビ臭
い」 「薬臭い」 「まずくて飲めない」などの不評が
でることが多く、そしてこのような「まずい水(水道水
)」中には過マンガン酸カリウムなどの有機物質の含有
量や浄水処理時に使用した消毒用塩素の残留量が多いな
どの事実も確認されている。また、水に含まれるミネラ
ル成分(金属イオン)量を分析して「うまさ]を評価す
る試みも行われているが、この方法ではミネラル成分量
が同しでも「水の味」が変わることがあり普遍的な評価
方法とは言えなかった。
ところで、水道水など水の分子構造式は、−般にはH,
Oで表わされているが、実際には単分子で存在すること
はなく、分子間に働く水素結合力によって最低5個以上
の分子集団(クラスター)によって形成され、しかもこ
の集団は固定しているのではなく、1ピコ秒(10−”
秒)という極めて短い時間で大きな集団を作ったり、壊
れたりして絶えず変化している動的集団であることが判
明している。また、ミネラル成分などをほとんど含有し
ないため飲料水としては不適とされている蒸留水や超純
水などでは酸素分子の不対電子に水素分子がしっかりと
結びついた大きな分子集団の集まりによって構成されて
いることも判り、さらには、「うまい水」というのは単
に有機物質や残留塩素の量が少ないだけではなく、分子
集団が小さく、ミネラル成分もほどよく溶は込んだ水で
あることなどが核磁気共鳴(NMR)分光法によって解
明されている。
[課題の解決手段] そこで、この発明では、水分子間に働く水素結合力で複
数の分子集団によって構成される水に対し、水溶性ミネ
ラル含有液を所定量添加することによりこれらの分子集
団を細分化して水の良質化を図ろうとするものである。
また、この水の分子集団の細分化に使用する水溶性ミネ
ラル含有液は、澱粉および/もしくは穀類と種子と卵殻
とを粉砕混合した後加水して醗酵熟成しさらに濾過して
得られた醗酵熟成液であって、5〜9重量%のミネラル
成分を含有する水溶液が好適に使用される。
なお、この水溶性ミネラル含有液は、澱粉および/もし
くは穀類と種子と卵殻を所定の割合で粉砕混合し、つい
で加水攪拌するとともに加熱して粘稠な混合液を形成し
、この混合液に麹を加えて醗酵熟成することにより種子
のミネラル成分を混合液中に溶解移行させ、さらに得ら
れた醗酵熟成液を濾過することにより製造するのが好適
であるが、混合液を醗酵させる際には、攪拌しながらこ
の混合液中に空気を導入するとともに光照射を行ない、
さらに熟成時に醗酵混合液を流動させながら電解処理を
行えば、醗酵ないしは熟成を能率的にしかも効率よく達
成することができる。
〔作 用] この発明では、水に水溶性ミネラル含有液が添加される
と、ミネラル分子(金属イオン)のまわりに水分子の単
集団が集まるだけでなく、水分子の大集団ないしは小集
団における水分子同士の水素結合が分断されて分子集団
自体が細分化されものである。
[実施例] 次に、本発明に係る水の分子集団の細分化方法につき、
この細分化に使用する水溶性ミネラル含有液の製造方法
から順を追って説明する。
まず、本発明に係る水の分子集団の細分化に使用される
水溶性ミネラル含有液は第1図に示すように以下の手順
により製造される。
すなわち、原料として米粉、そば粉、麦粉、コーンスタ
ーチなどの穀類および/または芋澱粉などの澱粉と、例
えば、胡桃、杏、白桃、黄桃、アプリコツト、梅、李な
どの種子と卯殻を重量比で2.5:3.0  :0.5
の割合で用意し、これらを細かく粉砕して混合する。
つぎに、この粉砕混合された原料を醗酵タンク10に投
入して、粉砕混合原料lに対して水3を加え、周知の攪
拌手段12で適度に攪拌しながら80°C程度に加熱し
、澱粉類をα化した後保温して粘稠な混合液とする。
そして、この混合液を保温ヒータ14で35°C前後に
保持して所定量の麹菌などを加えて複合醗酵させる。こ
の際、混合液を攪拌しながらポンプ装置などの送気手段
を使用して液中に泡状空気16を送給するとともに特殊
光18を照射して醗酵の促進を行うのが好ましい。
このようにして複合醗酵させた混合液を、次段では、例
えば、2ケ月程度の期間熟成することにより粉砕種子中
のミネラル成分を混合液中に溶解移行させる。なお、こ
の醗酵混合液の熟成に際しては、攪拌手段12で醗酵混
合液を攪拌するとともにポンプ装置20でゆっくり流動
させながら電解処理を行うのが好ましい。また、本実施
例では、醗酵混合液を流動させながら電解処理して熟成
させるが、例えば、赤外線発生素子から発生する遠赤外
線を反射鏡などを介して醗酵混合液に照射する赤外線酸
化(熟成)法や電界中で流動させる法などを使用して熟
成させても良いことは勿論である。
そして、醗酵混合液が充分熟成したら、この醗酵熟成液
を加熱殺菌するとともに濾過手段22で濾過して水溶性
ミネラル含有液を抽出する。
なお、このようにして得られた水溶性ミネラル含有液は
、5.6重量%のミネラル成分(灰分)を含有し、PH
は約5.2であった。また前記ミネラルイオンとしては
水溶性ミネラル含有1100g中にカルシュラム210
0■、マグネシウム68■、ナトリウム130■、カリ
ウム6■、鉄0.5■、および燐のばか銅、亜鉛、マン
ガン、硫黄、珪素などの微量ミネラル元素が認められた
実り■ 所定量の水道水(サンプル水A)と、この水道水500
に対し前述の水溶性ミネラル含有液を1の割合で加えた
実験水(処理水B)とを20°Cで核磁気共鳴器(NM
R)にかけて、酸素の原子核(”O)の動向をスペクト
ルとして捕らえた(第2図参照)。
このNMRのスペクトルによると、共鳴信号の線幅は処
理水Bが60 Hzに対してサンプル水Aが110Hz
であり、約45.5%狭くなっている。
NMRのスペクトル信号の線幅が狭くなるというのは、
見ているものの分子運動が早くなっていることに相当し
、これは、第3a図に示す通常水のクラスターモデルに
対し、第3b図のように水分子の大集団ないしは小集団
における水分子同士の水素結合が分断され、分断された
単集団がミネラル分子(金属イオン)を包みこみ、分子
集団自体が細かくなっていることを示すものであり、従
って、処理水Bは水の分子集団が細分化されたことにな
る。
また、サンプル水Aと処理水Bとを飲み比べて官能試験
を行ったところ、略全員が処理水Bのほうが「うまい」
と感じた。このように水の分子集団が細分化された処理
水Bをうまいと惑しる理由としては、人間が味を感じる
舌の味雷(株細胞)に対して大きい水分子集団よりも小
さい水分子集団になるほどすっぽり嵌まりこみ、まろや
かに感じるからと思われる。
また、この処理水は水溶性ミネラル含有液を添加するこ
とにより、塩素などいやな臭いのちととなる成分などが
以下のようなイオン反応によって中和除去され、ことに
遊離残留塩素は第4図に示すように水道水の半分以下に
なることが確認され、さらには、水溶性ミネラルの含有
量も増加し風味も向上した。
*塩素イオンCI″、塩素ガス01□′−Na ” +
Cド→NaC1(塩化ナトリウム)K”   +CI−
→KCI   (塩化カリウム)Ca ”+C1z” 
−+ CaC1,(塩化カルシウム)M g Z°+C
1z”−→MgC1,(塩化マグネシウム)*硫酸イオ
ンSO。
Na ” X 2 +SO42−−+Na、SO4(硫
酸ナトリウム)に”   X 2 +S04”−→に2
SO4(硫酸カリウムム)Ca”    + SO4”
 →CaSO4(硫酸カルシウム)Mg”   +SO
4”−−+?1g5o、  (硫酸マクネシウJ、)*
亜硝酸イオンNO□、硝酸イオンNo3Na ” +N
O2→NaN0z  (亜硝酸ナトリウム)K”   
+NO3→KNO:+(硫酸カリウム)Na ” +N
O3−+NaN0z  (硝酸ナトリウム)Ca2− 
→−NOz X 2 →Ca(NOx)z (硝酸力)
I/シウム)*リン酸イオン po。
Na ′″X 2 +H” +PO4→Na2HPOa
(リン酸水素ナトリウム) K”   X 2 +H” +PO,→KZHPO4(
リン酸水素カリウム) Ca” +H” +PO4→CaHPO4(リン酸水素
カルシウム) h”  七〇 ” +P04→MgHPO4(リン酸水
素マグネシウム) 以上、本発明によれば、被処理水に水溶性ミネラル含有
液を微量添加するだLJで、そのミネラル分子(金属イ
オン)のまわりに水分子の単集団が集まり、水分子の分
子集団自体を細分化できるので、水の良質化を極めて簡
単に達成することができる。また、水溶性ミネラル含有
液を添加した水は、体への吸収性が良好でミネラル不足
と言われている現在では極めて有用であり、従って、水
の改質に止まらず、この水溶性ミネラル含有液を添加し
た水は食品加工の他、水を使用するあらゆる産業分野に
おいて対象となる製品の品質を向上させることが可能と
なるものである。
さらに、水溶性ミネラル含有液自体も天然材料のみの組
合せなので簡単に製造できる等種々の利点を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る水の分子集団の細分化に使用さ
れる水溶性ミネラル含有液の製造工程を示す説明図、第
2図は水道水(サンプル水A)と実験水(処理水B)と
を核磁気共鳴器によって酸素の原子核(”O)の動向を
スペクトルとして捕らえた説明図、第3a図は第2図の
サンプル水のような通常水のクラスターモデルを表す模
式図、第3b図は第2回の処理水のクラスターモデルを
表す模式図、第4図は水道水とこの水道水に本発明に係
る水溶性ミネラル含有液を添加した時の残留塩素の変化
を示す同表である。 10・・・醗酵タンク、  12・・・攪拌手段、14
・・・保温ヒータ、  16・・・泡状空気、18・・
・照射光、    20・・・ポンプ装置、22・・・
濾過手段、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水分子間に働く水素結合力で複数の分子集団によ
    って構成される水に対し、水溶性ミネラル含有液を所定
    量添加することを特徴とする水の分子集団の細分化方法
  2. (2)澱粉および/もしくは穀類と種子と卵殻とを粉砕
    混合した後加水して醗酵熟成しさらに濾過して得られた
    醗酵熟成液であって、 5〜9重量%のミネラル成分を含有することを特徴とす
    る水の分子集団の細分化に使用する水溶性ミネラル含有
    液。
  3. (3)澱粉および/もしくは穀類と種子と卵殻を所定の
    割合で粉砕混合し、ついで加水攪拌するとともに加熱し
    て粘稠な混合液を形成し、この混合液に麹を加えて醗酵
    熟成することにより種子のミネラル成分を混合液中に溶
    解移行させ、さらに得られた醗酵熟成液を濾過すること
    を特徴とする水溶性ミネラル含有液の製造方法。
  4. (4)混合液を醗酵させる際、攪拌しながらこの混合液
    中に空気を導入するとともに光照射を行ない、さらに熟
    成時に醗酵混合液を流動させて電解処理を行うことを特
    徴とする請求項第3項記載の水溶性ミネラル含有液の製
    造方法。
JP2290869A 1990-10-30 1990-10-30 水の分子集団の細分化に使用する水溶性ミネラル含有液とその製造方法 Expired - Lifetime JP2865412B2 (ja)

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