JPH04163709A - 磁気ヘッドクリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ＶＴＲ等の回転ドラム型磁気記録再生装置に
用いられる磁気ヘッドクリーニング装置に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

従来の磁気ヘッドクリーニング装置は、例えば、第９図
に示すように、シャーシ５５における回転ドラム５６の
左右にローディング溝５７・５８が形成され、これらの
ローディング溝５７・５８に案内されて移動するボール
ベース５９・６０が配設されている。ボールベース５９
・６０にはそれぞれボール６１・６２が固着されている
。

ローディング溝５８の一端部付近に、クリーナ軸６４に
より回転自由に支持されたクリーニング部材６３を有す
るクリーニングレバー６５が、シャーシ５５に固着され
た軸６６にて揺動自由に支持されている。クリーニング
部材６３はクリーニングレバー６５における回転ドラム
５６側の一端部に設けられ、もう一方の端部にはピン６
７が固着されている。このピン６７を介して連結バー６
８がクリーニングレバー６５に連結されている。

連結バー６８にはシャーシ５５に固着されたガイドピン
７１・７２にて案内される長穴６９・７０が形成されて
いる。また、連結バー６８のクリーニングレバー６５が
連結された端部と反対側の端部には、第９図に示すよう
な、後述するアンローディング時にボールベース５９に
当接する延設部６８ａが形成されている。さらに、連結
バー６８にはばね７３が設けられ矢印Ｎで示す方向へ付
勢されている。また、クリーニングレバー６５のローデ
ィング溝５８付近に位置する部分には凸部６５ａが形成
され、後に述べるローディング時にローディング溝５８
に沿って移動したボールベース６０に当接するようにな
っている。

一方、シャーシ５５における連結バー６８に対して回転
ドラム５６と反対側の裏面に、カム７４が設けられてい
る。そして、同じくシャーシ５５の裏側には、カム７４
に係合するピン７７を介して中継ギア駆動レバー７５が
設けられており、この中継ギア駆動レバー７５はシャー
シ５５に軸７６により揺動自由に支持されている。中継
ギア駆動レバー７５の他端には、ピン７８を介してロー
ディング中継ギア７９が連結されている。更に、第１０
図にも示すように、ローディング中継ギア７９にはロー
ディングギア８０さらにローディングギア８１が連結さ
れ、ローディングギア８０にはレバー８２を介してレバ
ー８５が、ローディングギア８１にはレバー８４を介し
てレバー８３がそれぞれ連結されている。そして、レバ
ー８３・８５はそれぞれボールベース５９・６０にピン
８６・８７により連結されている。

さらに、第１１図に示すように、シャーシ５５の表側に
は、カム７４と同じ位置にカム８８が設けられ、このカ
ム８８にピン８９により連結された駆動レバー９１が、
シャーシ５５に固着された軸９０により揺動自由に設け
られている。駆動レバー９１の他端はピン９２を介して
ハーフロードレバー９３に連結されている。さらにハー
フロードレバー９３は軸９４により揺動自由になってお
り、テープの早送りまたは巻き戻しくハーフローディン
グ）時に、ハーフロードレバー９３に設けられたハーフ
ロード軸９５により、テープ９６が案内されるようにな
っている。

次に、動作について説明する。

テープがない（アンローディング）時は、ボールベース
５９・６０は第９図に示す位置、すなわちアンローディ
ング位置にあり、連結バー６８に設けられた延設部６８
ａがボールベース５９により押圧されることにより、連
結バー６８は矢印Ｎ’方向側に位置している。その結果
、クリーニング部材６３は回転ドラム５５より離間した
位置にある。

テープを図示しないカセットから引き出し、回転ドラム
に巻き付ける動作であるテープローディング（以下ロー
ディングと称する）を開始すると、カム７４が図示しな
いモータにより矢印り方向へ回動し、それに従って中継
ギア駆動レバー７５が軸７６を中心として矢印Ｍ方向へ
回動する。さらに中継ギア駆動レバー７５０回動に従っ
て、ローディング中継ギア７９、ローディングギア８０
及びローディングギア８１が回動する。ローディングギ
ア８０・８１の回動に従って、それぞれレバー８２・８
５およびレバー８４・８３が連動し、それに伴ってボー
ルベース５９・６０がローディング溝５７・５８に沿っ
て移動する。

ボールベース６０が移動すると、第１２図に示すように
、連結バー６８はばね７３により長穴６９・７０に案内
されて矢印Ｎ方向へ移動する。そして、連結バー６８の
一端に連結されているクリーニングレバー６５は軸６６
を中心として回動し、その結果、クリーニング部材６３
は回転ドラム５６に当接する。一方、ローディングの開
始と同時に回転ドラム５６が回転するので、回転ドラム
に設けられている磁気ヘッドがクリーニング部材６３に
よりクリーニングされる。

さらに、カムが回転しボールベース５９・６０が移動す
ると、第９図に示すように、ボールベース６０がクリー
ニングレバー６５の凸部６５ａに当接し、クリーニング
レバー６５が回動することにより、クリーニング部材６
３は回転ドラム５６より再び離れ、クリーニングが終了
する。

尚、上記クリーニングレバー６５の回動は、上記のよう
にボールベース６０の移動に連動して行なう方法以外に
、ソレノイド等を用いて行なう方法もある。

また、第１３図に示すように、クリーナ軸６４は回転ド
ラム５６の基準面に対して垂直な方向に設けられていて
、クリーニング部材６３が回転ドラム５６に当接する高
さは常に一定となっている。

（発明が解決しようとする課題〕 ところが、クリーニング時にクリーニング部材６３が回
転ドラム５６に常に一定の高さで当接するので、クリー
ニング部材６３において摩耗量が不均一となる。すなわ
ち磁気ヘッド９７が接する部分のみ大きく摩耗し、第１
４図に示すように、クリーニング部材６０に摩耗部９５
が生じ、磁気ヘッド９７のクリーニング効果は時間の経
過とともに少なくなるという問題点を有している。

一方、ローディング時に磁気ヘッドのクリーニングを行
なう機構においては、例えば、クリーニングレバー６５
をソレノイドで操作させる場合にはソレノイドや駆動回
路が必要となり、コストの上昇を招くという問題点を有
している。また、第９図に示した構成においては、ボー
ルベース６０の移動に連動してクリーニングレバー６５
を動かすための連結バー６８が必要となり、部品点数が
増加する上に、大きなスペースを必要とするという問題
点をも有している。

〔課題を解決するための手段〕

請求項第１項の発明に係る磁気ヘッドクリーニング装置
は、上記の課題を解決するために、磁気ヘッドが備えら
れた回転ドラムに当接し回転させられることにより磁気
ヘッドをクリーニングするクリーニング部材と、該クリ
ーニング部材を支持するクリーニングレバーとを有する
磁気ヘッドクリーニング装置であって、上記クリーニン
グレバーは、テープ案内部材を移動させるための駆動部
材の押圧部に当接し、クリーニングレバーをクリーニン
グ部材が回転ドラムより離間する方向に回動させる当接
部材を有する突設部と、テープローディング完了時にテ
ープ案内部材に当接し、クリーニングレバーをクリーニ
ング部材が回転ドラムより離間する方向に回動させる凸
部と、上記クリーニングレバーをクリーニング部材が回
転ドラムに当接する方向に付勢する弾性部材とを備えて
いることを特徴としている。

請求項第２項の発明に係る磁気ヘッドクリーニング装置
は、上記の課題を解決するために、磁気ヘッドが備えら
れた回転ドラムに当接し回転させられることにより磁気
ヘッドをクリーニングするクリーニング部材と、該クリ
ーニング部材を支持するクリーニングレバーとを有する
磁気ヘッドクリーニング装置であって、上記クリーニン
グレバーは、テープ案内部材を移動させるだめの駆動部
材の縁端部に当接した際には、クリーニングレバーをク
リーニング部材が回転ドラムより離間する方向に回動さ
せる一方、駆動部材のカム部に当接した際には、クリー
ニングレバーをクリーニング部材が回転ドラムに当接す
る方向に回動させる当接部材と、上記当接部材を駆動部
材に当接させるための弾性部材とを備えていることを特
徴としている。

請求項第３項の発明に係る磁気ヘッドクリーニング装置
は、上記の課題を解決するために、磁気ヘッドが備えら
れた回転ドラムに当接し回転させられることにより磁気
ヘッドをクリーニングするクリーニング部材と、該クリ
ーニング部材を貫通する支持軸とが設けられた磁気へラ
ドクリーニング装置において、上記支持軸が、回転ドラ
ムの基準面に対して垂直な方向より回転ドラムの回転方
向に対応する方向に傾斜するとともに、回転ドラムの上
部に対応する位置に達する長さを有しかつ、上端部には
上記クリーニング部材を止めるためのストッパが設けら
れていることを特徴としている。

〔作　用〕 請求項第１項の構成によれば、駆動部材の押圧部材がク
リーニングレバーの突設部に設けられた当接部材に当接
することにより、クリーニングレバーは回動させられク
リーニング部材は回転ドラムから離間している。駆動部
材がテープ案内部材を移動させるために回動すると、押
圧部による当接部の押圧が解除させられると同時に、弾
性部材によりクリーニングレバーは回動させられクリー
ニング部材は回転ドラムに当接し、磁気ヘッドのクリー
ニングが行なわれる。さらに駆動部材が回動しテープ案
内部材がテープローディング完了位置に移動すると、凸
部がテープ案内部材に当接し押圧されることから、クリ
ーニングレバーが回動させられクリーニング部材が回転
ドラムから離間しクリーニングが終了する。

請求項第２項の構成によれば、駆動部材の縁端部に当接
部材が当接することにより、クリーニングレバーは回動
させられ、クリーニング部材は回転ドラムから離間して
いる。駆動部材がテープ案内部材を移動させるために回
動すると、弾性部材により付勢されているために当接部
はカム部に当接し、その結果クリーニングレバーが回動
させられクリーニング部材が回転ドラムに当接し磁気ヘ
ッドのクリーニングが行なわれる。さらに、駆動部材が
回動すると、当接部材はカム部から縁端部に移動し、そ
の結果、クリーニングレバーは回動させられ、クリーニ
ング部材が回転ドラムから離間しクリーニングが終了す
る。

請求項第３項の構成によれば、クリーニング部材が回転
ドラムに当接すると、回転ドラムの回転によりクリーニ
ング部材は回転させられると同時に、支持軸が傾斜して
いるために支持軸に沿って上部へ、ストッパに当接する
まで移動する。クリーニングが終了しクリーニング部材
が回転ドラムより離間すると、クリーニング部材は自重
により支持軸に沿って下部へ移動する。

〔実施例１〕 本発明の一実施例を第１図ないし第４図を用いて説明す
ると以下の通りである。

第１図に示すように、シャーシ１に設けられた回転ドラ
ム２の両側には、ローディング溝３・４が形成されてい
る。これらローディング溝３・４にはそれぞれ、テープ
４５（第６図参照）を案内するための、テープ案内部材
であるポール６・８を備えたボールベース５・７が設け
られ、溝３・４に沿って移動するようになっている。

ローディング溝３の一端部付近には、クリーニングレバ
ー９がシャーシ１に固着した軸１２により揺動自由に支
持されている。クリーニングレバー９における回転ドラ
ム２例の一端には、クリーナ軸１０で回転自由に支持さ
れたクリーニング部材１１が設けられている。また、ク
リーニングレバー９の側方には凸部９ａおよび突設部９
ｂが形成され、突設部９ｂには当接部材であるビン９ｃ
がシャーシ１に形成された案内溝１４を通じてシャーシ
ｌを貫通するように固着されている。更にクリーニング
レバー９の上記凸部９ａと同じ側方には、一端をシャー
シ１に固着された弾性部材であるばね１３が設けられ、
クリーニングレバー９を矢印Ａ′で示す方向に付勢して
いる。

一方、シャーシｌ下面にはシャーシ１に固着シた軸１８
を支点として揺動自由に支持される、駆動手段としての
中継ギア駆動レバー１６が設けられている。この中継ギ
ア駆動レバー１６は、その一端に固着されたビン１７を
介してシャーシ１の下面に設けられたカム１５に連結さ
れ、他端はローディング中継ギア２０に連結されている
。また、中継ギア駆動レバー１６には押圧部１９が設け
られ、アンローディング時にはビン９ｃに当接するよう
になっている。さらに、第２図にも示すように、ローデ
ィング中継ギア２０にはローディングギア２１さらにロ
ーディングギア２２が連結され、ローディングギア２１
にはレバー２４を介してレバー２５が、ローディングギ
ア２２にはレバー２３を介してレバー２６がそれぞれ連
結されている。そして、レバー２５・２６はそれぞれボ
ールベース５・７にビン２７・２８により連結されてい
る。

次に、上記構成においてローディング時の動作を説明す
る。

テープのない状態の時は、第１図に示すように、ボール
ベース５・７はローディング溝３・４におけるクリーニ
ングレバー９と反対側の端部に位置している。また、中
継ギア駆動レバー１６の押圧部１９がクリーニングレバ
ー９のビン９Ｃに当接し押圧することにより、クリーニ
ングレバー９は矢印Ａ方向へ軸１２を中心として回動し
、その結果、クリーニング部材１１は回転ドラム２から
離間した位置にある。

ローディングが開始されると、カムエ５がモータ（図示
せず）によって矢印Ｂ方向に回転することにより、中継
ギア駆動レバー１６は軸１８を中心として矢印Ｃ方向に
揺動する。揺動に従って押圧部１９による押圧が解除さ
れると共に、ばね１３により矢印Ａ′方向にクリーニン
グレバー９が回動し、第３図に示すように、回転ドラム
２にクリーニング部材１１が当接する。回転ドラム２は
ローディングの開始と共に回転しているので、この時、
当接したクリーニング部材１１により回転ドラム２の磁
気ヘッドのクリーニングが行なわれる。一方、中継ギア
駆動レバー１６の揺動に伴って、その一端部に連結され
ているローディング中継ギア２０が図中時計回り方向に
回転し、更に、ローディングギア２１、レバー２４およ
びレバー２５がそれぞれ回転または移動することにより
、ボールベース５がローディング溝３に沿って移動する
。また、ローディングギア２１が回転することにより、
同様にローディングギア２２、レバー２３及びレバー２
６がそれぞれ回転または移動し、ボールベース７がコー
ディング溝４に沿って移動する。

さらに、カム１５が回転し中継ギア駆動レバー１６が揺
動することにより、第４図に示すように、ローディング
中継ギア２０．ローディングギア２１・２２．レバー２
３・２４・２５・２６を介してボールベース５・７が、
ローディング溝３・４に沿ってローディング開始時にお
ける位置と反対側の端部に移動し、ローディングが完了
する。

この時、ボールベース５がクリーニングレバー９の凸部
９ａに当接することにより、クリーニングレバー９が矢
印Ａ′方向へ押圧され移動する。その結果、クリーニン
グ部材１１は再び回転ドラム２より離れ磁気ヘッドのク
リーニングが終了する。

従って上記の構成により、従来のような大きなスペース
を要する連結レバー等を必要とせずに、ローディング時
に、テープ４５を案内するためのボールベース５および
それを駆動するための中継ギア駆動レバー１６の動きに
連動して、磁気ヘッドのクリーニングを行なうことがで
きる。

〔実施例２〕 本発明に係る他の実施例を第５図ないし第７図に基づい
て説明すれば以下の通りである。

尚、前記第１実施例と同様の機能を有する部材には同一
の符号を付与し、その説明を省略する。

本発明は、テープの早送りや巻き戻しくハーフロープ什
ング）時に磁気ヘッドのクリーニングを連動して行なう
ように構成したものである。第５図に示すように、シャ
ーシ１上にカム３０が設けられ、軸３２によりシャーシ
ｌ上に揺動自由に支持された、駆動部材である駆動レバ
ー３３の一端が、ピン３１を介してカム３０に連結され
ている。駆動レバー３３は中央部付近で曲折した形杖を
しており、その曲折部に図に示すような延設部３３ａが
形成されている。さらに、延設部３３ａはその一部に形
成されたカム部３３ｂにより第１縁端部３３ｃ及び第２
縁端部３３ｄを有している。

駆動レバー３３の他端は、シャーシ１に軸４２により回
動自由に支持された、テープ案内部材であるハーフロー
ドレバー４３の一端に、ピン４１を介して連結されてい
る。ハーフロードレバー４３の他端には、後述するハー
フローディング時にテープを案内するためのハーフロー
ド軸４４が設けられている。

一方、上記延設部３３ａと回転ドラム２との間には、軸
３４によりシャーシ１に揺動可能に軸支されたクリーニ
ングレバー３５が設けられている。クリーニングレバー
３５の回転ドラム２例の端部には、クリーナ軸３７によ
り回転可能に軸支されたクリーニング部材３８が設けら
れ、他端には当接部材としてのピン３６が延設部３３ａ
の第１縁端部３３ｃに当接するように設けられている。

また、クリーニングレバー３５には、その一端を軸３９
によりシャーシ１に固着された弾性部材であるばね４０
が、ピン３６が延設部３３ａに当接するように設けられ
ている。

上記の構成において、ハーフローディング時の動作を説
明する。

ハーフローディング開始前のテープのない状態テハ、第
５図に示すように、クリーニングレバー３５のピン３６
は駆動レバー３３の縁端部３３ｃに当接し、クリーニン
グ部材３８は回転ドラム２から離間した位置にある。

ハーフローディングが開始されると、図示しないモータ
によりカム３０が矢印りで示す方向に回転し、それに伴
って駆動レバー３３が軸３２を中心として矢印Ｅで示す
方向へ揺動する。これにより、第６図に示すように、ピ
ン３６は延設部３３ａのカム部３３ｂに当接し、その結
果、クリーニングレバー３５は軸３４を中心として矢印
Ｆで示す方向に回動し、クリーニング部材３８が回転ド
ラム２に当接する。この時回転ドラム２はハーフローデ
ィングの開始とともに回転しているので、当接したクリ
ーニング部材３８により磁気ヘッドのクリーニングが行
なわれる。

これに連動して、駆動レバー３３にピン４１を介して連
結されているハーフロードレバー４３が軸４２を中心と
して揺動し、ハーフロード軸４４によりテープ４５が案
内される。

さらにカム３０が回転すると駆動レバー３３が矢印Ｅで
示す方向に揺動し、これに伴い、第７図に示すように、
カム部３３ｂに当接していたピン３６が縁端部３３ｄに
当接するようになる。そしてピン３６の動きによりクリ
ーニングレバー３５が矢印Ｆ′で示す方向に回動し、ク
リーニング部材３８が回転ドラム２より離れ、磁気ヘッ
ドのクリーニングが終了する。

従って上記の構成により、従来のような大きなスペース
を要する連結バー等を必要とせずに、テープ４５のハー
フローディング時に、テープ４５を案内するための駆動
レバー３３の動きに連動して磁気ヘッドのクリーニング
を行なうことができる。

〔実施例３〕 本発明の更に他の実施例を第８図を用いて説明すると以
下の通りである。

第８図に示すように、クリーニングレバー５０には、ク
リーニング部材４９が支持軸であるクリーナ軸４７によ
り回転自由に軸支されている。クリーナ軸４７は回転ド
ラム４６の基準面に対して垂直な方向より、矢印Ｒで示
す回転ドラム４６の回転方向に対応する方向へ傾斜した
状態でクリーニングレバー５０に設けられている。また
、クリ−す軸４７はほぼ回転ドラム４６の上面に対応す
る位置に達する長さを有し、その上端部にはストッパ４
８が固着されている。

上記の構成において、クリーニングレバー５０が移動し
クリーニング部材４９が回転する回転ドラム４６に当接
し、回転ドラム４６に備えられた磁気ヘンド５１のクリ
ーニングが開始されると、クリーニング部材４９は回転
ドラム４６の回転に従って回転しながら、クリーナ軸４
７に沿ってストッパ４８に当接するまで上部へ移動する
。

一方、クリーニングが終了しクリーニング部材４９が回
転ドラム４６から離れると、クリーニング部材４９は自
重によりクリーナ軸４７に沿って下部に移動する。

従って上記の構成により、クリーニング部材４９はクリ
ーニングの際に回転ドラム４６の回転により回転しなが
ら上部へ移動するため、クリーニング部材４９の広い部
分が使用され一部分のみが摩耗した摩耗部を生じるとい
うことがない。また、クリーニングが終了すると自重に
より下部のもとの位置へ移動するため、繰り返し使用す
ることが可能となる。

〔発明の効果〕

請求項第１項に係る発明は、以上のように、クリーニン
グレバーが、駆動部材の押圧部に当接し、クリーニング
レバーをクリーニング部材が回転ドラムより離間する方
向に回動させる当接部材を有する突設部と、テープロー
ディング完了時にテープ案内部材に当接し、クリーニン
グレバーをクリーニング部材が回転ドラムより離間する
方向に回動させる凸部と、クリーニングレバーをクリー
ニング部材が回転ドラムに当接する方向に付勢する弾性
部材とを備えている構成である。

また、請求項第２項に係る発明は、クリーニングレバー
が、駆動部材の縁端部に当接した際には、クリーニング
レバーをクリーニング部材が回転ドラムより離間する方
向に回動させるとともに、駆動部材のカム部に当接した
際には、クリーニングレバーをクリーニング部材が回転
ドラムに当接する方向に回動させる当接部材と、上記当
接部材を駆動部材に当接させるための弾性部材とを備え
ている構成である。

それゆえ、従来の連結バー等の部品を必要とせず、テー
プのローディング時またはハーフローディング時に、テ
ープ案内部材およびテープ案内部材を駆動するための駆
動部材に連動させて回転ドラムに備えられた磁気ヘッド
のクリーニングを行なう−ことができる。従って、部品
点数の削減によるコストダウン及び省スペース化が可能
になるという効果を奏する。

請求項第３項に係る発明は、支持軸が、回転ドラムの基
準面に対して垂直な方向より回転ドラムの回転方向に対
応する方向に傾斜するとともに、回転ドラムの上部に対
応する位置に達する長さを有しかつ、上端部には上記ク
リーニング部材を止めるためのストッパが設けられてい
る構成である。

それゆえ、クリーニング部材の広範囲を利用することが
でき、クリーニング部材表面の摩耗が均一になる。その
結果、使用回数が増えても安定したクリーニングが可能
となる上に、クリーニング部材の寿命が向上するという
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第１図は、磁気記録再生装置における回転ドラム周辺の
構成を示す平面図である。 第２図は、ボールベースを移動させる機構の要部の平面
図である。 第３図は、ローディング時の回転ドラム周辺の構成を示
す平面図である。 第４図は、ローディング完了時の回転ドラム周辺の構成
を示す平面図である。 第５図ないし第７図は本発明の他の実施例を示すもので
ある。 第５図は、磁気記録再生装置における回転ドラム周辺の
構成を示す平面図である。 第６図は、ハーフローディング時の回転ドラム周辺の構
成を示す平面図である。 第７図は、ハーフローディング完了時の回転ドラム周辺
の構成を示す平面図である。 第８図は、本発明のその他の実施例を示すものであって
、回転ドラムと磁気ヘッドクリーニング装置とを示す説
明図である。 第９図ないし第１４図は、従来例を示すものである。 第９図は、磁気記録再生装置における回転ドラム周辺の
構成を示す平面図である。 第１０図は、ボールベースを移動させる機構の要部平面
図である。 第１１図は、ハーフロードレバーを駆動させる機構の要
部平面図である。 第１２図は、クリーニング部材が回転ドラムに当接した
状態を示す要部平面図である。 第１３図は、回転ドラムと磁気ヘッドクリーニング装置
の要部を示す説明図である。 第１４図は、クリーニング部材の摩耗部を示す説明図で
ある。 ２・４６は回転ドラム、５はボルルベース（テープ案内
部材）、９・３５はクリーニングレバー、９ａは凸部、
９ｂは突設部、９Ｃはピン（当接部材）、１１・４９は
クリーニング部材、１３はばね（弾性部材）、１６は中
継ギア駆動レバー（駆動部材）、１９は押圧部、３３は
駆動レバー（駆動部材）、３３ｂはカム部、３３ｃ・３
３ｄは縁端部、３６はピン（当接部材）、４０はばね（
弾性部材）、４３はハーフロードレバー（テープ案内部
材）、４５はテープ、４７はクリーナ軸（支持軸）、４
８はストッパである。 特許出願人　　　　　シャープ　株式会社第８図 ｐ １１０　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気ヘッドが備えられた回転ドラムに当接し回転さ
   せられることにより磁気ヘッドをクリーニングするクリ
   ーニング部材と、該クリーニング部材を支持するクリー
   ニングレバーとを有する磁気ヘッドクリーニング装置で
   あって、 上記クリーニングレバーは、テープ案内部材を移動させ
   るための駆動部材の押圧部に当接し、クリーニングレバ
   ーをクリーニング部材が回転ドラムより離間する方向に
   回動させる当接部材を有する突設部と、 テープローディング完了時にテープ案内部材に当接し、
   クリーニングレバーをクリーニング部材が回転ドラムよ
   り離間する方向に回動させる凸部と、 上記クリーニングレバーをクリーニング部材が回転ドラ
   ムに当接する方向に付勢する弾性部材とを備えているこ
   とを特徴とする磁気ヘッドクリーニング装置。 ２、磁気ヘッドが備えられた回転ドラムに当接し回転さ
   せられることにより磁気ヘッドをクリーニングするクリ
   ーニング部材と、該クリーニング部材を支持するクリー
   ニングレバーとを有する磁気ヘッドクリーニング装置で
   あって、 上記クリーニングレバーは、テープ案内部材を移動させ
   るための駆動部材の縁端部に当接した際には、クリーニ
   ングレバーをクリーニング部材が回転ドラムより離間す
   る方向に回動させるとともに、駆動部材のカム部に当接
   した際には、クリーニングレバーをクリーニング部材が
   回転ドラムに当接する方向に回動させる当接部材と、 上記当接部材を駆動部材に当接させるための弾性部材と
   を備えていることを特徴とする磁気ヘッドクリーニング
   装置。 ３、磁気ヘッドが備えられた回転ドラムに当接し回転さ
   せられることにより磁気ヘッドをクリーニングするクリ
   ーニング部材と、該クリーニング部材を貫通する支持軸
   とが設けられた磁気ヘッドクリーニング装置において、 上記支持軸が、回転ドラムの基準面に対して垂直な方向
   より回転ドラムの回転方向に対応する方向に傾斜すると
   ともに、回転ドラムの上部に対応する位置に達する長さ
   を有しかつ、上端部には上記クリーニング部材を止める
   ためのストッパが設けられていることを特徴とする磁気
   ヘッドクリーニング装置。