JPH0416326Y2 - - Google Patents
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- JPH0416326Y2 JPH0416326Y2 JP1983070215U JP7021583U JPH0416326Y2 JP H0416326 Y2 JPH0416326 Y2 JP H0416326Y2 JP 1983070215 U JP1983070215 U JP 1983070215U JP 7021583 U JP7021583 U JP 7021583U JP H0416326 Y2 JPH0416326 Y2 JP H0416326Y2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Description
本考案は、押釦スイツチに関するものであり、
特に、多数キーによるキーマトリツクスに形成し
たキーボード等に用いる押釦スイツチに関するも
のである。
特に、多数キーによるキーマトリツクスに形成し
たキーボード等に用いる押釦スイツチに関するも
のである。
従来の此種押釦スイツチ1を第1図A,B,C
に従つて説明する。同図Aはスイツチの開状態を
示す縦断面図、同図Bは閉状態の縦断面図、同図
Cは導電性ラバー(可動接点)の上方からみた可
動接点と固定接点との関係を示す平面図である。
図に於て2は基板、3,4は固定接点、5は非導
電性のラバー、6はラバー5の下面に固定された
導電性のラバー、7はラバー5を押圧支持するフ
レーム、8はスライダー、9はスライダーに固定
された押釦、10はフレーム7と押釦9間に配さ
れ押釦を図面上方に付勢するコイルバネである。
第1図Aの開状態にある押釦スイツチの押釦9を
図面下方に押圧操作すると、同図Bの如くスライ
ダー8がラバー5を押圧変形させて導電性のラバ
ー6が固定接点3,4に接触し、該固定接点3,
4がラバー6を介して導通して閉状態になる。そ
して、押圧力を解除するとコイルバネの付勢力に
より第1図Aの如く開状態に戻る。而して、上述
した押釦スイツチ1は基板2、フレーム7を共通
にして複数形成されており、基板2には複数の固
定接点のうち適当に選んでそれを電気的に導通す
るためにプリント配線される。
に従つて説明する。同図Aはスイツチの開状態を
示す縦断面図、同図Bは閉状態の縦断面図、同図
Cは導電性ラバー(可動接点)の上方からみた可
動接点と固定接点との関係を示す平面図である。
図に於て2は基板、3,4は固定接点、5は非導
電性のラバー、6はラバー5の下面に固定された
導電性のラバー、7はラバー5を押圧支持するフ
レーム、8はスライダー、9はスライダーに固定
された押釦、10はフレーム7と押釦9間に配さ
れ押釦を図面上方に付勢するコイルバネである。
第1図Aの開状態にある押釦スイツチの押釦9を
図面下方に押圧操作すると、同図Bの如くスライ
ダー8がラバー5を押圧変形させて導電性のラバ
ー6が固定接点3,4に接触し、該固定接点3,
4がラバー6を介して導通して閉状態になる。そ
して、押圧力を解除するとコイルバネの付勢力に
より第1図Aの如く開状態に戻る。而して、上述
した押釦スイツチ1は基板2、フレーム7を共通
にして複数形成されており、基板2には複数の固
定接点のうち適当に選んでそれを電気的に導通す
るためにプリント配線される。
上記従来例は、第1図Cに示す如く、固定接点
3,4間が狭いため、その間に上記配線を行うこ
とができないので、該配線をクロスして設けよう
とする場合はジヤンパ線を用いていた。然し、ジ
ヤンパ線の使用は作業性が悪く、配線パターンの
設計に困難性を伴い、大量生産に不向きであつ
た。 そこで、前記ジヤンパ線を用いず、且つ、配線
パターンの設計を容易にするために解決せらるべ
き技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該
課題を解決することを目的とする。
3,4間が狭いため、その間に上記配線を行うこ
とができないので、該配線をクロスして設けよう
とする場合はジヤンパ線を用いていた。然し、ジ
ヤンパ線の使用は作業性が悪く、配線パターンの
設計に困難性を伴い、大量生産に不向きであつ
た。 そこで、前記ジヤンパ線を用いず、且つ、配線
パターンの設計を容易にするために解決せらるべ
き技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該
課題を解決することを目的とする。
この考案は、上記目的を達成するために提案せ
られたものであり、導電性ラバーの可動接点を基
板に設けた固定接点に対峙して設け、更に、該導
電性ラバーと固定接点及び配線との短絡を防止す
るために導電性ラバーと基板との間に非導電性ラ
バーを介在して成る押釦スイツチに於て、前記基
板に設けられるべき固定接点は直線上に充分な間
隔を隔てて3点設けられ、更に、前記導電性ラバ
ーはその両端部を下方へ大きく突設し、該突設部
を前記基板上に設けた両端部の固定接点と常閉せ
しめると共に、該導電性ラバーの中心部にも小突
設部を設け、該小突設部を前記基板上の中心部の
固定接点に押釦操作にて開閉自在に形成し、更
に、之等の3点の固定接点間に配線を設けて、前
記導電性ラバーと基板との間に介装した非導電性
ラバーにて被蔽せしめることができるようにして
成る押釦スイツチを提供せんとするものである。
られたものであり、導電性ラバーの可動接点を基
板に設けた固定接点に対峙して設け、更に、該導
電性ラバーと固定接点及び配線との短絡を防止す
るために導電性ラバーと基板との間に非導電性ラ
バーを介在して成る押釦スイツチに於て、前記基
板に設けられるべき固定接点は直線上に充分な間
隔を隔てて3点設けられ、更に、前記導電性ラバ
ーはその両端部を下方へ大きく突設し、該突設部
を前記基板上に設けた両端部の固定接点と常閉せ
しめると共に、該導電性ラバーの中心部にも小突
設部を設け、該小突設部を前記基板上の中心部の
固定接点に押釦操作にて開閉自在に形成し、更
に、之等の3点の固定接点間に配線を設けて、前
記導電性ラバーと基板との間に介装した非導電性
ラバーにて被蔽せしめることができるようにして
成る押釦スイツチを提供せんとするものである。
本考案は基板上に設けられる固定接点は直線上
に充分なる間隔を有して3点設けられているの
で、この間にはパターンを配線することができ、
そして該配線は非導電性ラバーにて被蔽されるの
で、固定接点或は可動接点との間に於て相互にシ
ヨートするようなことはない。而して、導電性ラ
バーの両端部に大きく突設された突設部は両端部
の固定接点に常時接触してスイツチ閉状態に形成
されているので、多数キーによるキーマトリツク
スを形成した場合、パターン配線は前記両端部の
何れの固定接点も任意に選択でき、更に、前述せ
る如く、之等固定接点間にパターン配線の引き廻
しが可能となるのでパターン配線の設計が容易と
なり、ジヤンパ線が不要となる。斯くして、押釦
操作にて開閉する導電性ラバーの小突設部は該押
釦の押圧にて中間部位の固定接点に接触して前記
両端部の固定接点と導通して、スイツチ閉状態と
なり、該押釦の押圧力を脱することにより前記小
突設部は該固定接点より離脱してスイツチ開状態
となる。
に充分なる間隔を有して3点設けられているの
で、この間にはパターンを配線することができ、
そして該配線は非導電性ラバーにて被蔽されるの
で、固定接点或は可動接点との間に於て相互にシ
ヨートするようなことはない。而して、導電性ラ
バーの両端部に大きく突設された突設部は両端部
の固定接点に常時接触してスイツチ閉状態に形成
されているので、多数キーによるキーマトリツク
スを形成した場合、パターン配線は前記両端部の
何れの固定接点も任意に選択でき、更に、前述せ
る如く、之等固定接点間にパターン配線の引き廻
しが可能となるのでパターン配線の設計が容易と
なり、ジヤンパ線が不要となる。斯くして、押釦
操作にて開閉する導電性ラバーの小突設部は該押
釦の押圧にて中間部位の固定接点に接触して前記
両端部の固定接点と導通して、スイツチ閉状態と
なり、該押釦の押圧力を脱することにより前記小
突設部は該固定接点より離脱してスイツチ開状態
となる。
以下、本考案の実施例を第2図乃至第6図に従
つて詳述する。図に於て、第1図と対象部分は同
一符号を付す。第2図A,B,C,Dは本考案の
押釦スイツチ11の第1実施例を示し、同図Aは
スイツチ開状態を示す縦断面図、同図Bは可動接
点の導電性ラバーの斜面図、同図Cはスイツチ閉
状態の縦断面図、同図Dは導電性ラバーの上面よ
りみた可動接点と固定接点との関係を示す平面図
である。図中2は基板であり、該基板2上に直線
上の三点に夫々充分な間隔を有して両端に固定接
点13,13及び中間部に固定接点14が設けら
れている。而も、この充分な間隔とは後述の配線
20a,20b,20c,20dが之等夫々の固
定接点13,14及び14〜13間にパターン配
線ができる間隔を意味する。而して、該固定接点
13,13,14には可動接点が対峙して配設さ
れるが、該可動接点は導電性ラバー15から成
り、そして、該導電性ラバー15の両端部を下方
へ大きく突設15a,15bし、且つ、該突設部
15a,15bは前記直線上の両端部に設けられ
た固定接点13,13に対峙して設けられると共
に、該固定接点13,13に常時接触せしめて電
気的に常閉状態に形成している。又、該導電性ラ
バー15の裏面中間部には小突設部15cを設け
ている。該小突設部15cは前記両端部の突設部
15a,15bより浅く形成され、且つ、前記中
間部の固定接点14に対峙すると共に電気的に常
開状態に形成している。 更に、之等固定接点13,13,14との間の
基板と前記導電性ラバー15との間には非導電性
ラバー16,16を相互に密接する状態で配設さ
れている。而して、該非導電性ラバー16は前記
導電性ラバー15と一体的に形成されるを可とす
る。又、該非導電性ラバー16は前記固定接点1
3,14及び14,13間の基板2に配設された
配線20a,20b,20c,20dを被蔽し、
該配線20a,20b,20c,20dが各固定
接点13,13,14並びに導電性ラバー15と
短絡しないように形成されている。而も、之等の
固定接点13,13,14並びに配線20a,2
0b,20c,20dは銅メツキをエツチング処
理して形成される。 又、図中、7は前記導電性ラバー15を押圧支
持するフレーム、18はスライダー、9は該スラ
イダー18に固定される押釦、10は押釦9とフ
レーム7間に介装され、該押釦9を図面上方に付
勢するコイルバネである。 而して、押釦スイツチ11の開閉は前述と同様
に、第2図Aのスイツチ開状態にある押釦スイツ
チ11の押釦9を、図面下方に押圧操作すると、
同図Cの如くスライダー18が導電性ラバー15
を押圧変形させる。このとき、該導電性ラバー1
5の中間部の小突設部15cが中間部の固定接点
14と接触する。従つて、導電性ラバー15と常
時接触している固定接点13,14は該導電性ラ
バー15を介して前記中間部の固定接点14と導
通して閉状態になる。次に、前記押釦9に対する
押圧力を解除するとコイルバネ10の付勢力によ
り、第2図Aの如く開状態に戻る。而して、上述
した押釦スイツチ11は基板2、フレーム7を共
通にして多数キーによるキーマトリツクスに形成
されている。そして、上記構成においては、第2
図Dに示す如く固定接点13,13,14間に符
号20a〜20dで示すパターン配線がなされ
る。このとき、前述せる如く、非導電性のラバー
16は該配線20a〜20dと前記導電性ラバー
15との間に介在し、該配線20a〜20dと導
電性ラバー15との導通を阻止する役目を有する
と共に、導電性ラバー15が開状態において下方
に変形して固定接点14と接触するのを防止で
き、更に、押釦9の押圧操作においてスライダー
18の導電性ラバー15への押圧感触を良好にす
ることができる。 第3図A,B,Cは本考案の押釦スイツチ21
の第2実施例を示し、夫々開状態の断面図、閉状
態直後の断面図及び閉状態後、更に押釦を押圧し
た状態の断面図である。第2図と同一部分には同
一符号を付し、また詳細な説明を省略する。第2
図と異なる点は、コイルバネ22であり、該コイ
ルバネ22はスライダー23に嵌合される小径部
22aと導電性ラバー15に支持される大径部2
2bとが連続してラツパ状に形成されている。第
3図Aの開状態にある押釦スイツチ21の押釦9
を押圧操作すると、同図Bの如く可動接点である
導電性ラバー15がコイルバネ22の押圧により
変形して固定接点14と導通し閉状態になり、更
に押釦9を押圧すると、コイルバネ22と共にス
ライダー23が更に下方に移動する。押釦9の押
圧を解除すると、同図Aの状態に戻る。このよう
にコイルバネ22の存在により押釦スイツチ21
の押釦9を押圧して導電性ラバー15に設けた小
突設部15cが固定接点14に接触した後も押釦
9の余裕スライドストロークをもたせチヤタリン
グ現象の発生防止及び押釦9の押圧感触の効果を
高めている。 第4図A,B,Cは本考案の押釦スイツチ31
の第3実施例を示し、夫々開状態の断面図、閉状
態直後の断面図、及び閉状態後更に押釦を押圧し
た状態の断面図である。第2図と同一部分には同
一符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施例
ではスライダー33の下方に空洞のラバー34を
設けて、第3図と同様押釦9を押圧して第4図B
の如く導電性ラバー15の小突設部15cが固定
接点14に接触した後も同図Cの如く押釦9の押
圧ストロークを持たせてチヤタリング現象の発生
防止並びに該押釦9の押圧感触を良好にすること
等の効果を高めている。 第5図A,B,Cは本考案の押釦スイツチ41
の第4実施例を示し、夫々開状態の断面図、閉状
態直後の断面図、及び閉状態後更に押釦を押圧し
た状態の断面図である。第2図と同一部分には同
一符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施例
においては、空洞のラバー44に腕44a,44
bを一体に形成し、その腕44a,44bの一端
を導電性ラバー15の上面に当て、空洞のラバー
44の弾性力によりスライダー43を上方に付勢
している。この構成により、第2図のコイルバネ
10の省略を可能にし、又、第4図の空洞ラバー
34と同様押釦9を押圧して第5図Bの如く、導
電性ラバー15の小突設部15cが固定接点14
に接触した後も同図Cの如く押釦9の押圧ストロ
ークを持たせてチヤタリング現象の発生防止、並
びに該押釦9の押圧感触を良好にする等の効果を
有する。 第6図A,Bは本考案の押釦スイツチ51の第
5実施例を示し、夫々開状態の断面図、及び導電
性ラバー(可動接点)の斜視図である。第2図と
対応する部分は同一符号を付す。本実施例におい
ては導電性ラバー15の上部両側部位に突起15
dを設けたものである。該突起15dはフレーム
7に圧入する等して、導電性ラバー15をフレー
ム7に固定し、小突設部15cと固定接点14と
のギヤツプを確実に保つ役目をもつのである。
つて詳述する。図に於て、第1図と対象部分は同
一符号を付す。第2図A,B,C,Dは本考案の
押釦スイツチ11の第1実施例を示し、同図Aは
スイツチ開状態を示す縦断面図、同図Bは可動接
点の導電性ラバーの斜面図、同図Cはスイツチ閉
状態の縦断面図、同図Dは導電性ラバーの上面よ
りみた可動接点と固定接点との関係を示す平面図
である。図中2は基板であり、該基板2上に直線
上の三点に夫々充分な間隔を有して両端に固定接
点13,13及び中間部に固定接点14が設けら
れている。而も、この充分な間隔とは後述の配線
20a,20b,20c,20dが之等夫々の固
定接点13,14及び14〜13間にパターン配
線ができる間隔を意味する。而して、該固定接点
13,13,14には可動接点が対峙して配設さ
れるが、該可動接点は導電性ラバー15から成
り、そして、該導電性ラバー15の両端部を下方
へ大きく突設15a,15bし、且つ、該突設部
15a,15bは前記直線上の両端部に設けられ
た固定接点13,13に対峙して設けられると共
に、該固定接点13,13に常時接触せしめて電
気的に常閉状態に形成している。又、該導電性ラ
バー15の裏面中間部には小突設部15cを設け
ている。該小突設部15cは前記両端部の突設部
15a,15bより浅く形成され、且つ、前記中
間部の固定接点14に対峙すると共に電気的に常
開状態に形成している。 更に、之等固定接点13,13,14との間の
基板と前記導電性ラバー15との間には非導電性
ラバー16,16を相互に密接する状態で配設さ
れている。而して、該非導電性ラバー16は前記
導電性ラバー15と一体的に形成されるを可とす
る。又、該非導電性ラバー16は前記固定接点1
3,14及び14,13間の基板2に配設された
配線20a,20b,20c,20dを被蔽し、
該配線20a,20b,20c,20dが各固定
接点13,13,14並びに導電性ラバー15と
短絡しないように形成されている。而も、之等の
固定接点13,13,14並びに配線20a,2
0b,20c,20dは銅メツキをエツチング処
理して形成される。 又、図中、7は前記導電性ラバー15を押圧支
持するフレーム、18はスライダー、9は該スラ
イダー18に固定される押釦、10は押釦9とフ
レーム7間に介装され、該押釦9を図面上方に付
勢するコイルバネである。 而して、押釦スイツチ11の開閉は前述と同様
に、第2図Aのスイツチ開状態にある押釦スイツ
チ11の押釦9を、図面下方に押圧操作すると、
同図Cの如くスライダー18が導電性ラバー15
を押圧変形させる。このとき、該導電性ラバー1
5の中間部の小突設部15cが中間部の固定接点
14と接触する。従つて、導電性ラバー15と常
時接触している固定接点13,14は該導電性ラ
バー15を介して前記中間部の固定接点14と導
通して閉状態になる。次に、前記押釦9に対する
押圧力を解除するとコイルバネ10の付勢力によ
り、第2図Aの如く開状態に戻る。而して、上述
した押釦スイツチ11は基板2、フレーム7を共
通にして多数キーによるキーマトリツクスに形成
されている。そして、上記構成においては、第2
図Dに示す如く固定接点13,13,14間に符
号20a〜20dで示すパターン配線がなされ
る。このとき、前述せる如く、非導電性のラバー
16は該配線20a〜20dと前記導電性ラバー
15との間に介在し、該配線20a〜20dと導
電性ラバー15との導通を阻止する役目を有する
と共に、導電性ラバー15が開状態において下方
に変形して固定接点14と接触するのを防止で
き、更に、押釦9の押圧操作においてスライダー
18の導電性ラバー15への押圧感触を良好にす
ることができる。 第3図A,B,Cは本考案の押釦スイツチ21
の第2実施例を示し、夫々開状態の断面図、閉状
態直後の断面図及び閉状態後、更に押釦を押圧し
た状態の断面図である。第2図と同一部分には同
一符号を付し、また詳細な説明を省略する。第2
図と異なる点は、コイルバネ22であり、該コイ
ルバネ22はスライダー23に嵌合される小径部
22aと導電性ラバー15に支持される大径部2
2bとが連続してラツパ状に形成されている。第
3図Aの開状態にある押釦スイツチ21の押釦9
を押圧操作すると、同図Bの如く可動接点である
導電性ラバー15がコイルバネ22の押圧により
変形して固定接点14と導通し閉状態になり、更
に押釦9を押圧すると、コイルバネ22と共にス
ライダー23が更に下方に移動する。押釦9の押
圧を解除すると、同図Aの状態に戻る。このよう
にコイルバネ22の存在により押釦スイツチ21
の押釦9を押圧して導電性ラバー15に設けた小
突設部15cが固定接点14に接触した後も押釦
9の余裕スライドストロークをもたせチヤタリン
グ現象の発生防止及び押釦9の押圧感触の効果を
高めている。 第4図A,B,Cは本考案の押釦スイツチ31
の第3実施例を示し、夫々開状態の断面図、閉状
態直後の断面図、及び閉状態後更に押釦を押圧し
た状態の断面図である。第2図と同一部分には同
一符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施例
ではスライダー33の下方に空洞のラバー34を
設けて、第3図と同様押釦9を押圧して第4図B
の如く導電性ラバー15の小突設部15cが固定
接点14に接触した後も同図Cの如く押釦9の押
圧ストロークを持たせてチヤタリング現象の発生
防止並びに該押釦9の押圧感触を良好にすること
等の効果を高めている。 第5図A,B,Cは本考案の押釦スイツチ41
の第4実施例を示し、夫々開状態の断面図、閉状
態直後の断面図、及び閉状態後更に押釦を押圧し
た状態の断面図である。第2図と同一部分には同
一符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施例
においては、空洞のラバー44に腕44a,44
bを一体に形成し、その腕44a,44bの一端
を導電性ラバー15の上面に当て、空洞のラバー
44の弾性力によりスライダー43を上方に付勢
している。この構成により、第2図のコイルバネ
10の省略を可能にし、又、第4図の空洞ラバー
34と同様押釦9を押圧して第5図Bの如く、導
電性ラバー15の小突設部15cが固定接点14
に接触した後も同図Cの如く押釦9の押圧ストロ
ークを持たせてチヤタリング現象の発生防止、並
びに該押釦9の押圧感触を良好にする等の効果を
有する。 第6図A,Bは本考案の押釦スイツチ51の第
5実施例を示し、夫々開状態の断面図、及び導電
性ラバー(可動接点)の斜視図である。第2図と
対応する部分は同一符号を付す。本実施例におい
ては導電性ラバー15の上部両側部位に突起15
dを設けたものである。該突起15dはフレーム
7に圧入する等して、導電性ラバー15をフレー
ム7に固定し、小突設部15cと固定接点14と
のギヤツプを確実に保つ役目をもつのである。
本考案は、上述せる実施例にて詳述せる如く、
基板上に、充分なる距離を隔てて三点の固定接点
を直線上に配設し、そして、両端部の固定接点は
之に対峙している導電性ラバーの両端部に突出せ
しめた突設部と常時接触して電気的に常閉状態と
し、更に、中間部の固定接点は、之と対峙する該
導電性ラバーの中間部の小突設部に対して電気的
に常開状態とし、押釦操作にて左右の固定接点と
中間部の固定接点が該導電性ラバーを介して開閉
自在となる。このとき、前記固定接点間は充分な
る距離を隔てて設けられているので、この間にパ
ターン配線の引き廻しが可能となり、且つ、多数
キーによるキーマトリツクスを形成したとき、両
端の固定接点は常閉状態であるため、何れの固定
接点も任意に選択でき、従つて、基板上の配線設
計が極めて容易となり、生産性が向上する。又、
導電性ラバーと基板との間に介装した非導電性ラ
バーは前記配線を被蔽しているので、導電性ラバ
ーとの短絡が防止できることは当然である。
基板上に、充分なる距離を隔てて三点の固定接点
を直線上に配設し、そして、両端部の固定接点は
之に対峙している導電性ラバーの両端部に突出せ
しめた突設部と常時接触して電気的に常閉状態と
し、更に、中間部の固定接点は、之と対峙する該
導電性ラバーの中間部の小突設部に対して電気的
に常開状態とし、押釦操作にて左右の固定接点と
中間部の固定接点が該導電性ラバーを介して開閉
自在となる。このとき、前記固定接点間は充分な
る距離を隔てて設けられているので、この間にパ
ターン配線の引き廻しが可能となり、且つ、多数
キーによるキーマトリツクスを形成したとき、両
端の固定接点は常閉状態であるため、何れの固定
接点も任意に選択でき、従つて、基板上の配線設
計が極めて容易となり、生産性が向上する。又、
導電性ラバーと基板との間に介装した非導電性ラ
バーは前記配線を被蔽しているので、導電性ラバ
ーとの短絡が防止できることは当然である。
第1図A,B,Cは夫々従来の押釦スイツチに
係る開状態の断面図、閉状態の断面図及び導電性
ラバーの上方からみた導電性ラバーと固定接点と
の関係を示す平面図、第2図以下は本考案による
押釦スイツチに係る実施例で、第2図A,B,
C,Dは第1実施例の夫々開状態の断面図、導電
性ラバーの斜視図、閉状態の断面図及び導電性ラ
バーの上方からみた可動接点と導電性ラバーと固
定接点との関係を示す平面図、第3図A,B,C
は第2実施例の夫々開状態の断面図、閉状態直後
の断面図及び閉状態後更に押釦を押圧した状態の
断面図、第4図A,B,Cは第3実施例の夫々開
状態の断面図、閉状態直後の断面図及び閉状態後
更に押釦を押圧した状態の断面図、第5図A,
B,Cは第4実施例の夫々開状態の断面図、閉状
態直後の断面図、第6図A,Bは第5実施例の
夫々開状態の断面図、導電性ラバーの斜視図であ
る。 符号の説明、1,11,21,31,41……
押釦スイツチ、2……基板、3,4,13,14
……固定接点、15……導電性ラバー、15a,
15b……突設部、15c……小突設部、16…
…非導電性ラバー、20a〜20d……配線。
係る開状態の断面図、閉状態の断面図及び導電性
ラバーの上方からみた導電性ラバーと固定接点と
の関係を示す平面図、第2図以下は本考案による
押釦スイツチに係る実施例で、第2図A,B,
C,Dは第1実施例の夫々開状態の断面図、導電
性ラバーの斜視図、閉状態の断面図及び導電性ラ
バーの上方からみた可動接点と導電性ラバーと固
定接点との関係を示す平面図、第3図A,B,C
は第2実施例の夫々開状態の断面図、閉状態直後
の断面図及び閉状態後更に押釦を押圧した状態の
断面図、第4図A,B,Cは第3実施例の夫々開
状態の断面図、閉状態直後の断面図及び閉状態後
更に押釦を押圧した状態の断面図、第5図A,
B,Cは第4実施例の夫々開状態の断面図、閉状
態直後の断面図、第6図A,Bは第5実施例の
夫々開状態の断面図、導電性ラバーの斜視図であ
る。 符号の説明、1,11,21,31,41……
押釦スイツチ、2……基板、3,4,13,14
……固定接点、15……導電性ラバー、15a,
15b……突設部、15c……小突設部、16…
…非導電性ラバー、20a〜20d……配線。
Claims (1)
- 導電性ラバーの可動接点を基板に設けた固定接
点に対峙して設け、更に、該導電性ラバーと固定
接点及び配線との短絡を防止するために導電性ラ
バーと基板との間に非導電性ラバーを介在して成
る押釦スイツチに於て、前記基板に設けられるべ
き固定接点は直線上に充分な間隔を隔てて3点設
けられ、更に、前記導電性ラバーはその両端部を
下方へ大きく突設し、該突設部を前記基板上に設
けた両端部の固定接点と常閉せしめると共に、該
導電性ラバーの中心部にも小突設部を設け、該小
突設部を前記基板上の中心部の固定接点に押釦操
作にて開閉自在に形成し、更に、之等の3点の固
定接点間に配線を設けて、前記導電性ラバーと基
板との間に介装した非導電性ラバーにて被蔽せし
めることができるようにして成る押釦スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7021583U JPS59175230U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 押釦スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7021583U JPS59175230U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 押釦スイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59175230U JPS59175230U (ja) | 1984-11-22 |
JPH0416326Y2 true JPH0416326Y2 (ja) | 1992-04-13 |
Family
ID=30200369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7021583U Granted JPS59175230U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 押釦スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59175230U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815160B1 (ja) * | 1970-09-14 | 1973-05-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815160U (ja) * | 1971-07-01 | 1973-02-20 |
-
1983
- 1983-05-11 JP JP7021583U patent/JPS59175230U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815160B1 (ja) * | 1970-09-14 | 1973-05-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59175230U (ja) | 1984-11-22 |
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