JPH04163184A - スピリット印刷方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特に藺易カラー印刷に好適なスピリット印刷方
法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のスピリット印刷方法においては、まずアルコール
などの溶剤に可溶性の着色剤を含む組成物（以下インク
という）を含むスピリットカーボン紙（以下着色シート
という）と、印刷装置の刷版原紙を重ね合せ、その着色
シートの上からボールペンによる加筆あるいはタイプラ
イタ−などで印字することにより、着色シートのインク
が刷版原紙の表面に転移し、刷版原紙上にパターンを形
成のうえ刷版としていた＠ 他には、スピロン型染料をワックス類を主材とする固形
化用基材に分数させたうえ鉛筆芯状に固形化し、木製軸
木の中に芯状に挿入して鉛筆書のようにして、固形イン
クを刷版原紙の表面に描画し、パターンを刷版に形成す
る方法がある。

また、圧力でインクを刷版原紙に転移させる方法はかに
熱を利用する方法がある。すなわち、１儂の形成された
赤外−をよく吸収する原稿シート（以下原稿という）と
、着色シートと、刷版原紙の王者を、原稿の原欅形成面
を外側に着色シートのインク形成面を内側にして、さら
に刷版原紙が着色シートのインク形成面に接するように
した構成で重ね合せ、原稿に対して赤外線を照射して原
懺を加熱し、着色シートのインク形成面の凍傷対応区域
に熱を発生させて、前記対応区域のインク層を軟化させ
ることによって刷版用原紙にインクを転移させパターン
を形成する。

さらに印刷工程においては、印刷用紙（以下用紙という
）の表面にアルコールなどの溶剤を全面に均一に塗布す
る。つぎに、前述のパターンの形成された刷版原紙表面
と印刷用紙表面では圧接工程で、刷版原紙上のパターン
のインクかにじみ出し印刷用紙に転写され、印刷が完成
する。

この場合、インクは少量づつ印刷用紙に転移するので一
枚の刷版原紙で一般に数十枚程度の印刷が可能である。

〔発明が解決しようとする課題〕

刷版製作時に着色シートを使用する場合インクの利用率
が低く、また原紙に形成されるインク層の厚みにも限度
があり薄い。一方、固形インクを使用する場合インクの
利用率は高いが、インクを鉛筆形状に構成するため高価
となる。

また両者とも複雑なフルカラーのパターンを刷版原紙に
形成するのは困難である。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上述のような点に鑑みなされたもので、着色シ
ートや鉛筆形状に構成された固形インクを使用せず、刷
版原紙に直接サーマルインクジェ。

ト方式により多色のパターンを形成させる方法を用いる
ようにしたものである。

〔作　用〕

しかして前述の解決手段により、特にサーマルインクジ
ェット方式を採り入れたことにより、常温で固形状のイ
ンクが加熱されると溶融して液状となりノズルから噴射
する。液状インクは刷版原紙に達すると温度は急速に低
下し、刷版原紙に浸ヤ 透せずに固形化するため、数龜μの十分な厚さのインク
を刷版原紙表面に付着することが可能となる。

〔実　施　例〕

第１図は本発明が適用された技術的思想の理解を容易に
するため、サーマルインクジェット製版によるスピリッ
ト印刷装置を示したものである。

１は直円筒であるドラム、２はドラムの側面に巻きつけ
られた刷版原紙、３はｙｓ面３１に配設された４個のノ
ズルからなる多色用サーマルインクジェットヘッド（以
下ヘッドという）、４は印刷用紙、５，５′はローラ、
６は湿し部、７は加圧ローラである。ここでヘッド３の
各ノズルには、ノズル内のインクに圧力を印加するピエ
ゾ素子を備え、固形インクはへ、ド内にあらかじめ設け
られたインクタンク内で加熱されて液状となりノズルに
導かれる。

刷版原紙２にパターンを形成する工程は、刷版原紙２を
装着したドラムを駆動装置で回転させ、一方へ、ド３は
刷版原紙２との間隙を一定に保ちながら刷版原紙２の膚
面から膚面の間を往復移動させる。この間画儂制御信号
で前述のピエゾ素子を駆動してノズルからインクを噴射
し刷版原紙２にインクを付着させる。

さらに、４１１ｍのノズルからは、それぞれ色相の異な
るインクが噴射されるから刷版原紙２には、多色のパタ
ーンが形成される。

つぎに、パターンの形成された刷版原紙２から、印刷用
紙４への印刷工程について述べる。

印刷用紙４は給紙部から供給されて、ローラ５゜５′か
ら矢印ａ方向に引き出され、湿し部６で印刷用紙４の表
面の６面に溶剤が均一に塗布され、次に印刷用紙４の表
面は加圧ローラ７で刷版原紙２に圧接され、刷版原紙２
のパターン表面のインクが溶剤で溶かされ、上記インク
に含まれた染料が印刷用紙４に転移し、印刷用紙４への
印刷が完成する。

この場合、印刷用紙４の送り速度とドラムｌとの速度は
、同期されて運転される。

かようにして、刷版原紙２のパターンのインク層は厚い
ので、上記印刷工程を連続して繰り返すことにより数十
枚程度の色ずれの少ない多色印刷が可能となる。

上述のインクジェットのインク組成の一例は下記表の通
りである。

表 〔発明の効果〕 以上述べたごとくに本発明によれば、従来のスピリット
印刷装置に比較して、複雑な多色印刷において簡単にか
っ色ずれの少ないパターンを刷版原紙に形成することが
できる。しかもパターンのインク層が厚いので１枚の刷
版原紙で多量の多色印刷を可能とする。なお、インクの
利用率が高いのでランニングコストは安く、刷版の製版
に要する時間も短い。

また、スピリット印刷の特徴である一つの刷版で多色印
刷が出来るので１色相の数の版を必要とするオフセット
印刷方式に叡べて極めて簡便に多色印刷ができる。

さらにまた、数十枚程度の多色印刷に通用してその効果
は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のスピリット印刷装置の原理説明図であ
る。 ｌ・・・・・・ドラム、２・・・・・・刷版原紙、３・
・−・・・サーマルインクジェ、トヘ、ド、４・−・−
・・印刷用紙、７・・・・・・加圧ローラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　あらかじめ刷版原紙に形成されたパターンのインク
   層と、表面に溶剤が塗布された印刷用紙の表面とを圧接
   し、該刷版原紙のパターンのインク層の染料を印刷用紙
   に転移せしめるスピリツト印刷方法において、前記刷版
   原紙に直接サーマルインクジェツト方式により多色のパ
   ターンを形成させることを特徴とするスピリット印刷方
   法。