JPH04162789A - 電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プリント配線基板を増設することができる電
子機器に関する。

従来の技術 従来、電子機器をノーマルバージョンからバージョンア
ップする等のために、プリント配線基板（以下、ＰＣ板
と略称する）上に新たなＰＣ板を増設できる構造の電子
機器が存する。第５図及び第６図には、このような電子
機器でのＰＣ板の積層構造の一例を示す。すなわち、多
数の電子素子１を有する第−ＰＣ板２が設けられ、この
第−ＰＣ板２は図示しない電子機器の筐体に取り付けら
れている。この状態で、電子機器はノーマルバージョン
として動作する。又、その第−ＰＣ板２には接続用のコ
ネクタ３が固定的に設けられており、機器をバージョン
アップしたい場合には、そのコネクタ３に第二ＰＣ板４
を接続して積層的に取り付ける。

一方、第−ＰＣ板２には、第５図に示すようなディップ
スイッチ５が設けられていることがある。

このディップスイッチ５は、例えば、機器の動作モード
を切り替える役割等を担い、機器の種類によっては頻繁
に操作される。したがって、このようなディップスイッ
チ５が第−ＰＣ板２に設けられている場合には、第−Ｐ
Ｃ板２に対する第二ＰＣ板４の取り付は位置はディップ
スイッチ５を隠さない位置とされ、第二ＰＣ板４の増設
後もディップスイッチ５を操作できるようにされている
。

このような第二ＰＣ板４の取り付は状態を第６図に示す
。

発明が解決しようとする課題 このように、第−ＰＣ板２にディップスイッチ５が設け
られている場合、第二ＰＣ板４を増設してもディップス
イッチ５が隠れないようにしなければならない。このた
め、第二ＰＣ板４の設計に伴う制約が増え、その設計が
困難になるという欠点を有する。又、大きさがミニマム
となるように設計した第二ＰＣ板４が第−ＰＣ板２と同
程度の大きさになる場合には、予め第−ＰＣ板２側をよ
り大きく製造しておく必要があり、この場合には電子機
器全体を大型化してしまうという欠点を有する。

課題を解決するための手段 本発明は、第一ディップスイッチを有する第一プリント
配線基板と、第二ディップスイッチを有して第一プリン
ト配線基板上に積層して取り付けられる第二プリント配
線基板と、第一ディップスイッチと第二ディップスイッ
チとを並列接続する接続部とを設けた。

作用 したがって、第一プリント配線基板だけが設けられてい
る場合には、第一ディップスイッチの操作で機器に所定
の設定がなされる。そして、第一プリント配線基板に第
二プリント配線基板を増設する場合、第一プリント配線
基板側の第一ディップスイッチを開いた状態でこの第一
ディップスイッチと第二ディップスイッチとを接続部に
より接続する。すると、第一ディップスイッチと第二デ
ィップスイッチとは並列に接続されるため、第二プリン
ト配線基板側の第二ディップスイッチの操作で機器に所
定の設定がなされる。

実施例 本発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づいて説明
する。本実施例では、特に電子機器の種類を示さず、第
一プリント配線基板１に対する第二プリント配線基板２
の増設構造についてのみ示す。なお、本実施例中、プリ
ント配線基板をＰＣ板と略称する。

まず、筐体状のケース３が設けられ、このケース３内に
は前記第−ＰＣ板１が取り付けられている。この第−Ｐ
Ｃ板１には、ノーマルバージョン回路を構成するための
複数個の電子素子４が設けられ、両端に二つの雄型コネ
クタ５が立設され、一端に第一ディップスイッチ６が取
り付けられている。ここで、前記雌型コネクタ５は、前
記第−ＰＣ板１に固定された脚部５ａと、この脚部５ａ
の両端から延出する位置決め辺５ｂと、これらの位置決
め辺５ｂの間に設けられた複数個の雄型端子５ｃとによ
り形成されている。そして、前記脚部５ａの高さＱは、
前記第−ＰＣ板ｌ上のどの前記電子素子４よりも高く形
成されている。又、前記第一ディップスイッチ６は、前
記第−ＰＣ板１の回路に接続され、例えば動作モードの
切替等の所定の設定のための操作に供せられる。

次いで、前記第二ＰＣ板２には、電子機器をバージョン
アップする回路を構成するための複数個の電子素子７と
、両端に配置された雌型コネクタ８と、一端に配置され
た第二ディップスイッチ９とが設けられている。ここで
、前記雌型コネクタ８は、前記雄型コネクタ５の位置決
め辺５ｂに位置合わせされた位置決め孔８ｂと、前記雄
型端子５ｃに位置及び電気的接続を合わされた雌型端子
８ｃとにより形成されている。したがって、前記雄型コ
ネクタ５に雌型コネクタ８を接続することで、前記第−
ＰＣ板ｌに前記第二ＰＣ板２が取り付けられて電気的に
接続される。

次いで、前記第一ディップスイッチ６の両端は、配線１
０を介して前記雌型コネクタ５の雄型端子５ｃのうちの
二つに接続されている。又、それら二つの雄型端子５Ｃ
に接続される前記雌型コネクタ８の二つの雌型端子８Ｃ
は、配線１１を介して前記第二ディップスイッチ９の両
端に接続されている。よって、前記第−ＰＣ板１に対し
て前記第二ＰＣ板２を取り付けると、前記第一ディップ
スイッチ６は前記第二ディップスイッチ９に並列接続さ
れる。したがって、前記雌型コネクタ５、前記雌型コネ
クタ８及び配線１０．１１によって接続部１２が形成さ
れている。

このような構成において、ケース３内に第−ＰＣ板１だ
けが設けられている第１図に示す状態では、電子機器は
ノーマルバージョンとして動作する。これに対し、第−
ＰＣ板１に第二ＰＣＣ２０積層的に取り付けられた第２
図に示す状態では、電子機器はバージョンアップした動
作を行なう。

しかして、第−ＰＣ板ｌに第二ＰＣＣ２０取り付けるに
は、雌型コネクタ５の位置決め辺５ｂに雌型コネクタ８
の位置決め孔８ｂを差し込んで雄型端子５Ｃと雌型端子
８ｃとを接続させる。この時、第−ＰＣ板１側の第一デ
ィップスイッチ６を開けておく。これにより、第一ディ
ップスイッチ６と第二ディップスイッチ９とが接続部１
２により並列接続され、第二ディップスイッチ９の操作
で第一ディップスイッチ６を開閉することができる。

このように、第二ＰＣＣ２０増設されると、第一ディッ
プスイッチ６に直接手を触れて操作する必要がなくなる
。したがって、第一ディップスイッチ６の操作性を考慮
することなく第二ＰＣＣ２０設計することが可能になり
、その設計が容易になる。しかも、ミニマムの大きさに
設計した第二ＰＣＣ２０第−ＰＣ板１より大きくなって
も、第一ディップスイッチ６の操作のために第−ＰＣ板
■をより太き（製造するような必要性がなくなり、電子
機器全体の大型化に歯止めを掛けることができる。

なお、実施に当たっては、第一ディップスイッチ６が複
数個あればこれに合わせて第二ディップスイッチ９を複
数個設けても良く、又、第二ディップスイッチ９で第一
ディップスイッチ６を操作できる限り第二ＰＣＣ２０積
層数もその数を問わない。

発明の効果 本発明は、第一ディップスイッチを有する第一プリント
配線基板に積層して取り付けられる第二プリント配線基
板に第二ディップスイッチを設け、第一ディップスイッ
チと第二ディップスイッチとを接続部により並列接続し
たので、第二プリント配線基板の増設時に第一ディップ
スイッチを開いた状態にしておけば、本来は第一ディッ
プスイッチの操作でなされる所定の設定を第二ディップ
スイッチで行なうことができ、したがって、第一ディッ
プスイッチの操作性を考慮することなく第二プリント配
線基板を設計できることから、第二プリント配線基板の
設計上の制約が減ってその設計の容易化を図ることがで
き、又、第二プリント配線基板の大きさによっては予め
第一プリント配線基板を大きく製造しなければならない
といった不都合がなくなり、装置の大型化を防止するこ
とができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図はノー
マルバージョン時の電子機器の縦断側面図、第３図はバ
ージョンアップ時の電子機器の縦断側面図、第４図は第
一プリント配線基板と第二プリント配線基板との接続構
造を示す分解斜視図、第５図は従来の一例を示す第一プ
リント配線基板に第二プリント配線基板を増設した状態
の側面図、第６図はその平面図である。 ｌ・・・第一プリント配線基板、２・・・第ニブ１ノン
ト配線基板、６・・・第一デイ・ソプスイ・ソチ、９・
・・第二ディップスイッチ、１２・・・接続部 量　願　人　　東京電気株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　第一ディップスイッチを有する第一プリント配線基板
   と、第二ディップスイッチを有して前記第一プリント配
   線基板上に積層して取り付けられる第二プリント配線基
   板と、前記第一ディップスイッチと前記第二ディップス
   イッチとを並列接続する接続部とを設けたことを特徴と
   する電子機器。