JPH0416191B2 - - Google Patents

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JPH0416191B2
JPH0416191B2 JP58075959A JP7595983A JPH0416191B2 JP H0416191 B2 JPH0416191 B2 JP H0416191B2 JP 58075959 A JP58075959 A JP 58075959A JP 7595983 A JP7595983 A JP 7595983A JP H0416191 B2 JPH0416191 B2 JP H0416191B2
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JP
Japan
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head
frp
molding
core component
shape
Prior art date
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JP58075959A
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JPS59200671A (ja
Inventor
Itsushi Nagamoto
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、繊維強化プラスチツクス(以下、
FRPと略記する)を外殻としたゴルフ用ウツド
クラブヘツドの製法に関し、FRP外殻の成形の
ため、ヘツド成形用材料を構成する中空な芯部構
成材(エアバツク材)に流体を送入して内圧を発
生させ、その周囲に添付されたFRP成形用生材
(補強繊維にマトリツクス用未硬化液状合成樹脂
を含浸し、必要に応じて半硬化させたものを指称
する)を熱圧する際、予めヘツド成形用材料に硬
化剤の保形用FRP板を介在させることにより、
成形型への挿入時のFRP成形用生材の初期形状
を維持し、型内隅部への充填効果を高め、成形性
の向上を図るようにしたものである。
本出願人が昭和57年7月29日付けで出願した特
願昭57−132746号に記載の発明のように、予め熱
可塑性樹脂によりヘツド芯部形状に別途成形され
えた中空な芯部構成材を用い、必要に応じて該芯
部構成材の中空部に流体を封入して初期形状を保
持させたものの周囲に、FRP成形用生材を添付
してヘツド成形用材料を成形し、これを成形型内
に挿入して、前記芯部構成材を加熱軟化させると
共に高圧流体を芯部構成材の中空部に送入して膨
張させることにより、FRP成形用生材を成形型
の内周壁面に向けて押付けるような内部圧力を発
生させて成形する方法が提案されている。
しかしながら、この種の方法では、周知のよう
にヘツド形状が円形より偏つた複雑な形状を有
し、またFRP成形用生材も繊維で補強された状
態になつていることから、芯部構成材の中空部に
高圧流体を送入しても型内の隅部、特にヘツド打
球面の上下角縁部に相当する部分までFRP成形
用生材を充填させることができないばかりでな
く、芯部構成材自体の剛性が充分ではないため、
ヘツド成形用材料の初期形状を確実に維持するこ
とが困難なことから、成形不良を惹起し、品質が
低下するなどの不具合を生じ易い。
この発明は、上記した先願発明の不具合を解消
することを目的としたもので、その要旨とすると
ころは、予めヘツド芯部形状に成形された熱可塑
性樹脂からなる中空な芯部構成材の周囲にFRP
成形用生材を添付してなるヘツド成形用材料を成
形型内に挿入し、該芯部構成材を加熱軟化してそ
の開口端部側から中空部に流体を送入し膨張させ
て、該FRP成形用生材を熱圧成形するにあたり、
該FRP成形用生材の内部に、ヘツド外形状を維
持する硬化済の保形用FRP板を介在させること
を特徴とするものである。
以下、この発明を図示の実施例に基づいて説明
すると、第1図に示すように、図中1は後述する
製造工程により得られたこの発明に係るゴルフ用
ウツドクラブのヘツド本体である。該ヘツド本体
1は、FRPからなる外殻2と、内側に構成され
る熱可塑性合成樹脂からなる中空な芯材3と、該
芯材3の中空部に充填されたポリウレタン樹脂等
からなる発泡体4とで形成されているとともに、
該FRP外殻2の補強繊維は複数の積層構造から
なり、マトリツクス用液状合成樹脂を含浸し一体
的に硬化成形されている。また、図中5は前記ヘ
ツド本体1のネツク部1aに貫通したシヤフト挿
通孔で、その内周面は前記外殻2を形成する
FRPにより構成されているとともに、該挿通孔
5にはクラブシヤフト6が挿入され、接着剤など
により固定されている。さらに、図中7は前記ヘ
ツド本体1の打球面1b側のFRP外殻2に介在
した硬化済のFRP(主としてカーボン繊維を補強
繊維としたもの)からなるフエース面補強板、8
は同じくソール面1c側のFRP外殻2に介在し
た補強板、9は同じくバツク面1d側のFRP外
殻2に必要に応じて介在したウエイト部材、10
はソールプレートで、これらの部材は後述する
FRP外殻を形成するFRP成形用生材中に挟持さ
せたりまたは添付させたりすることにより、ヘツ
ド成形と同時に一体的に取付けられるものであ
る。
すなわち、上記したこの発明に係るクラブヘツ
ドを製造するには、第2図から第4図に示すよう
に、予め実際のヘツド芯部形状よりやゝ小さい相
似形を有する中空な芯部構成材11をセルロイド
シートあるいは塩化ビニール樹脂シート等からな
る厚さ0.3〜1.0mmの熱可塑性半合成または合成樹
脂を用いてブロー成形法等によつて別途成形し、
かつ該芯部構成材11のヘツドネツク部に相当す
る外周側面11aに芯金パイプ12を嵌合すると
ともに、該芯金パイプ12内を通つて外部に臨む
芯部構成材11の開口端部11bを必要に応じて
密栓してその中空部に空気等の流体を送入して一
旦封じ込むなどにより内圧を維持し、かつその周
囲に、ヘツド外殻を構成するFRP成形用生材1
3を巻回被覆するなどして添付すると同時に、該
FRP成形用生材13中のヘツド打球面相当部分、
ヘツドソール面相当部分及びヘツドバツク面相当
部分にフエース面部補強板14、ソール面部補強
板15及びバツク面部補強板16となる硬化済の
保形用FRP板を挟持させ、これらの硬化済の保
形用FRP板14,15,16の介在により、前
記FRP成形用生材13全体のヘツド初期形状の
保形を可能にし、さらにヘツドソール面相当部分
の外面にソールプレートとなる金属板17を添設
するなどしてヘツド成形用材料18を成形する
(第2図及び第3図参照)。
この際、使用されるFRP成形用生材13とし
ては、マトリツクス用液状合成樹脂としてエポキ
シ樹脂が好適に使用され、その他に不飽和ポリエ
ステル樹脂が使用され得るとともに、外殻の内側
部の層を構成する補強繊維の配設構造は、主とし
てカーボン繊維(グラフアイト繊維と称するもの
を含んで指称する)、更に必要に応じてガラス繊
維あるいはケブラーなどを適宜組合せた5〜12枚
重ねの袋織りクロスを96束×6000繊維/束の繊維
量でもつて厚さが3〜10mm、好ましくは4〜7mm
になるようにヘツド本体ネツク部相当部分とは別
種構成となるように芯部構成材11の略々全周に
亘つて被包し、かつその芯部構成材11のネツク
部相当部分11aには必要に応じて別種の袋織り
クロスを32束×3000繊維/束の繊維量でもつて比
較的厚肉に被包して両部分の袋織りクロスの端縁
部が一部互いに重なり合うように密着させる一
方、ヘツド表面部側を形成する外側部の層の補強
繊維として2〜3枚重ねの朱子織りクロスを用い
て厚さが0.4〜1.0mmとなるように配設し、表面平
滑性及び形状追従性を高め得るようにし、またヘ
ツド本体フエース部に相当する部分には、5〜15
枚重ねの撚糸クロスまたはロービングクロスから
なる補強繊維を用いて厚さが3〜8mmと比較的肉
厚となるように添付してなるものである。
次いで、このような硬化済の保形用FRP板1
4,15,16で初期形状が保持されたヘツド成
形用材料18を、ヘツド外周形状を有する成形型
19内に挿入し、型締めすると同時に成形型自体
を昇温するか、または高温流体(60〜150℃)の
送入により芯部構成材11を加熱軟化させ、さら
に前記芯金パイプ12内を通して外部に臨む芯部
構成材11のヘツドネツク部に相当する部分11
aの開口端部11bに流体送入ノズル20を臨ま
せて芯部構成材11の中空部に圧縮空気、蒸気あ
るいは加圧用油などの高圧(5〜15Kg/cm2)にし
た流体Fを送入し、芯部構成材11を膨張させる
ことにより周囲のFRP成形用生材13を成形型
19の内周壁面19a側方向に押付けるようにし
ながら熱圧成形する(第4図参照)。
これによつて、前記FRP成形用生材13と硬
化済の保形用FRP板14,15,16とは、前
記FRP成形用生材13と硬化により互いに均等
材として一体化するとともに、前記硬化済の保形
用FRP板14,15,16は、前記FRP成形用
生材13の硬化前のヘツド初期形状の保形作用か
ら、ヘツド本体のFRP外殻の部分的なヘツド本
体フエース面部、ソール面部及びバツク面部の補
強板として異物性を生じさせることなく作用す
る。
そして、成形完了後に、芯部構成材11の中空
部にヘツド本体の重量の調節などを考慮して所定
の発泡密度を得るべく調合された発泡性ポリウレ
タン樹脂などの発泡性合成樹脂液(図示せず)を
注入し発泡充填させ、さらに前記芯金パイプ12
を引き抜くと共に芯分構成材11のヘツドネツク
部相当部11aを剥ぎ取り除去してクラブシヤフ
トの挿通孔(図示せず)を形成し、該挿通孔にク
ラブシヤフトを挿入し接着固定することにより、
第1図に示すようなクラブヘツドを得るものであ
る。
なお、この発明において、芯部構成材を加熱軟
化するにあたつては、膨張手段が圧縮空気等の常
温流体を利用する場合は、ホツトプレス等で別途
加熱し、また蒸気等の高温流体を利用する場合に
は別途加熱する必要はなく、両方の効果を兼ねる
ことができる。さらに、ヘツド成形用材料を構成
するFRP成形用生材に挟持させる硬化済の保形
用FRP板は、それぞれ介在面部の形状に近似さ
せて形成されいるもので、その介在位置は、ヘツ
ド打球面またはヘツドソール面に相当する部分の
少なくとも一方に介在すれば、この発明の作用・
効果を発揮させることができる。
この発明は、以上説明したように、予め熱可塑
性樹脂で所望のヘツド芯部形状に中空成形された
芯部構成材の周囲にFRP成形用生材を添付し、
該芯部構成材を熱圧時に加熱軟化させて高圧流体
で膨張させることにより内部圧力を印加して熱圧
成形するにあたり、該FRP成形用生材内に硬化
済の保形用FRP板を介在させてなることから、
芯部構成材の剛性不足を補つて成形型内に挿入さ
れるヘツド成形用材料の初期形状を安定した状態
で保つことができ、芯部構成材の中空部への流体
の送入による内圧の付与と共にFRP成形用生材
を型内隅部に確実に充填させることができるな
ど、成形性にすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るゴルフ用ウツドクラブ
ヘツドの一実施例を示す要部断面図、第2図から
第4図は同じくこの発明に係る製造状態を示す説
明図である。 11……芯部構成材、13……FRP成形用生
材、14,15,16……保形部材、18……ヘ
ツド成形用材料、19……成形型、20……流体
送入ノズル、F……流体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂からなる中空な芯部構成材の周
    囲にFRP成形用生材を添付してなるヘツド成形
    用材料を成形型内に挿入し、該芯部構成材の開口
    端部側から中空部に流体を送入し膨張させて、該
    FRP成形用生材を熱圧成形するにあたり、 該FRP成形用生材の内部に、硬化済の保形用
    FRP板を設けたことを特徴とするゴルフ用ウツ
    ドクラブヘツドの製法。 2 前記保形用FRP板を、少なくともヘツド打
    球面またはヘツドソール面に相当する部分のいず
    れか一方に介在させてなることを特徴とする請求
    項1に記載のゴルフ用ウツドクラブヘツドの製
    法。
JP58075959A 1983-04-28 1983-04-28 ゴルフ用ウツドクラブヘツドの製法 Granted JPS59200671A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58075959A JPS59200671A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 ゴルフ用ウツドクラブヘツドの製法

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JPS59200671A JPS59200671A (ja) 1984-11-14
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JP58075959A Granted JPS59200671A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 ゴルフ用ウツドクラブヘツドの製法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5178442A (ja) * 1974-12-27 1976-07-08 Kaname Shiraishi
JPS5319231A (en) * 1976-08-06 1978-02-22 Watanabe Kk Baseball bat and method making same

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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