JPH0416165Y2 - - Google Patents

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JPH0416165Y2
JPH0416165Y2 JP1988103159U JP10315988U JPH0416165Y2 JP H0416165 Y2 JPH0416165 Y2 JP H0416165Y2 JP 1988103159 U JP1988103159 U JP 1988103159U JP 10315988 U JP10315988 U JP 10315988U JP H0416165 Y2 JPH0416165 Y2 JP H0416165Y2
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reel
brake
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adjustment plate
support shaft
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JP1988103159U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はケースから引出された巻尺テープがそ
の位置で停止するようになされた停止装置付巻尺
に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の巻尺として例えば本出願人が先
に提案した実公昭62−8481号公報記載のものがあ
る。この公報記載の巻尺は、リールの外周部から
支軸方向に複数の爪片が設され、押ボタン状の制
動体に上記爪片と平行な1又は2本の腕体が突設
され、リールの爪片と制動体の腕体が係止される
ことにより巻尺テープの移動が停止されるように
なされている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来の巻尺はケースから
巻尺テープを引出す際、リールの回転に伴つて爪
片が反発ばねに抗して制動体の腕体をその都度押
しのけるようになされているので、爪片が腕体を
押しのける毎に制動体が支軸方向に往復動して音
が発生し、発生音が耳ざわりとなる問題点があつ
た。又、リール周方向に適宜間隔をおいて複数の
爪片が突設されているので、隣合う爪片間ではリ
ールの回転を停止させることができず、巻尺テー
プを引出したその位置で確実に停止させることが
できなかつた。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案停止装置付巻
尺は、ケース体と蓋体からなるケースのケース体
内側に突設された支軸にリールが回転自在に支持
され、リールがケース内の巻込ばねにより付勢さ
れ、リール外周に巻尺テープが巻回されており、
リールの蓋体側の内周部にその内面径がリール内
側から外側に向つて漸次大きくなされてテーパー
部が設けられ、支軸の蓋体側に軸方向と直交する
凹溝が設けられ、該支軸に環状の調整板が回転不
能に嵌挿固定され、調整板の蓋体側の面に上記凹
溝の溝方向にほぼ相対する突起が設けられ、突起
の突出面が調整板の周方向に沿う互に逆方向に傾
斜面となされ、一方、中心軸となる押ボタンの端
部に2本の腕体を介して環状の制動部を備えた制
動体が、制動部外周をリールのテーパー部内側に
対応させ、腕体を調整板の突起と摺接可能に上記
凹溝内に遊嵌させ、押ボタンを支軸内に挿通して
ケース体外に臨ませて設けられ、上記制動部の外
周には上記テーパー部と係脱自在なテーパー部が
設けられ、腕体の上記突起と摺接する面には上記
傾斜面と逆方向の傾斜面が設けられ、制動体と蓋
体との間に反発ばねが設けられ、反発ばねにより
テーパー部どうしが係合され、腕体が調整板に圧
接されるようになされたものである。
(作用) ケースから巻尺テープを引出すとリールが回転
し、この回転時に制動体が腕体を支軸の凹溝内に
嵌め込んだまま少し回転され、腕体が調整板の突
起により蓋体側に移動され、制動部とリールのテ
ーパー部どうしの係合がはずれ、リールが自由に
回転しうる状態となされる。巻尺テープの引出し
を停止すると巻込ばねによりリールが一瞬逆回転
し、これに伴い制動体が上記と逆回転して元の位
置に戻され、制動部とリールのテーパー部どうし
が再び係合され、リールの回転が停止される。
又、巻尺テープの巻込時には、制動体の押ボタン
を反発ばねに抗して押すことにより、制動部とリ
ールのテーパー部どうしの係合がはずれ、リール
が巻込ばねにより回転して巻尺テープがケース内
に巻込まれ、押ボタンを放すと制動体が反発ばね
により元の位置に戻される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案について説明
する。
図面において、1はケースであつて、合成樹脂
等から作製されている。ケース1はケース体11
と蓋体12とからなり、周縁部どうしが接合一体
化されて組立てられている。ケース体11の内壁
ほぼ中央部に支軸13が突設されている。支軸1
3はケース体11側から蓋体12側に突設され、
ケース体11側から軸方向のほぼ中央部までは断
面円形の筒状となされ、中央部から蓋体12側に
軸方向と直交する凹溝14が設けられている。
又、支軸13の上記中央部から蓋体12側の断面
形状は円形以外の形状、例えば第2図の如く半円
形となされ、後述の調整板5を回転不能に支軸1
3に嵌挿しうるようになされている。
2はリールであつて、合成樹脂等から作製され
ている。リール2は円板部21と該円板部21の
周縁部に形成された円筒部22とからなり、円板
部21がケース1の支軸13に挿通されて回転自
在に支持されている。円板部21の蓋体12と相
対する面には円筒部22に沿うようにして筒状の
リブ23が突設され、リブ23の内面がテーパー
部24となされている。このテーパー部24はリ
ブ23の内面径がリール2内側から外側に向つて
漸次大きくなされて設けられている。
3は巻込ばねであつて、第1図の如くリール2
の円板部21よりケース体11側の円筒部22内
に収納されている。巻込ばね3は一端を支軸13
に、他端を円筒部22にそれぞれ取付けられ、リ
ール2がテープ巻込方向に回転するように付勢し
ている。
4は巻尺テープであつて、ガラス繊維製や金属
製等のテープが使用される。巻尺テープ4は一端
がリール2の円筒部22に取付けられ、円筒部2
2の外周に巻回され、他端がケース1外に突出さ
れている。
5が調整板であつて、合成樹脂等から作製され
た環状板となされている。調整板5はケース1の
支軸13の軸方向ほぼ中央部に回転不能に嵌挿さ
れている。例えば第7図の場合は内側に半円状の
挿通孔51が設けられ、支軸13の半円状断面部
分と嵌合しうるようになされている。又、調整板
5はリール2の円板部21より蓋体12側に嵌挿
され、蓋体12と相対する面に1対の突起52,
52が突設されている。突起52,52は支軸1
3の凹溝14の溝方向にほぼ相対するように配さ
れ、その突出面、すなわち蓋体12と相対する面
が調整板5の周方向に沿う互の逆方向に傾斜面5
3,53となされている。
6は制動体であつて、合成樹脂等から作製され
ている。制動体6は第6図の如く中心軸となる押
ボタン61の端部に2本の腕体62,62を介し
て環状の制動部63を備えている。又、2本の腕
体62,62を第6図の如く一直線をなすように
押ボタン61と制動部63を連結するようになさ
れている。制動体6は、第1図及び第2図の如く
制動部63外周をリール2のテーパー部24内側
に対応させ、腕体62,62を調整板5の突起5
2,52と摺接可能に支軸13の凹溝14内に遊
嵌させ、押ボタン61を筒状の支軸13内に挿通
してケース体11外に臨ませて設けられている。
腕体62,62の突起52,52と摺接する面に
は、突起52,52の傾斜面53,53と逆方向
に傾斜面64,64が設けられている。又、制動
部63の外周にはリール2のテーパー部24と係
脱自在なテーパー部65が設けられている。
7は反発ばねであつて、制動体6と蓋体12と
の間に設けられている。この反発ばね7によつて
制動体6がケース体11側に常時押圧され、制動
部63のテーパー部65がリール2のテーパー部
24に係合され、腕体62,62が調整板5に圧
接され、押ボタン61がケース体11外に突出す
るようになされている。又、反発ばね7は一般に
第1図の如く押ボタン61内に収納されるが、腕
体62,62と蓋体12との間に設けられていて
もよい。
次に本考案巻尺の使用方法について述べる。
まず、ケース1から巻尺テープ4を引出す。巻
尺テープ4の引出しにつれてリール2も回転し、
この回転時に制動体6が支軸13の凹溝14の規
制内で回転し、腕体62,62と調整板5の突起
52,52との傾斜面64,64,53,53ど
うしが摺接されて腕体62,62が蓋体12側に
押圧され、第1図及び第2図の如く制動部63と
リール2のテーパー部65,24どうしの係合が
はずれ、リール2が回転自在となされる。巻尺テ
ープ4の引出しを終えて測定する際は、巻込ばね
7の作用によりリール2が一瞬逆回転し、これに
つれて制動体6も上記と逆回転して反発ばね7の
作用により第3図及び第4図の如く元の位置に戻
され、制動部63とリール2のテーパー部65,
24どうしが係合され、リール2の回転が停止さ
れる。測定が終了すると制動体6のケース体11
外に突出した押ボタン61を押すことにより、第
5図の如く制動部63とリール2のテーパー部6
5,24どうしの係合をはずし、リール2を巻込
ばね3の作用により回転させ、巻尺テープ4を巻
込むものである。
(考案の効果) 以上詳述した如く、本考案巻尺は、制動体の制
動部外周テーパー部をリールのテーパー部内側に
対応させ、制動体の腕体と調整板、反発ばねを介
して上記テーパー部どうしが係脱自在となされて
いるので、従来の如く巻尺テープの引出し時に音
が発生するようなことがなく、押ボタン押すこと
なくスムーズに引出すことができる。しかも、巻
尺テープを引出したその位置で確実に停止させる
ことができる。
又、リールのテーパー部の内面径がリール内側
から外側に向つて漸次大きくなされ、制動体と蓋
体間の反発ばねにより制動体の制動部がリール内
方へ押圧されてテーパー部に係合されるようにな
されているので、組立てに際して、制動体も反発
ばねもリールの蓋体側からリール内方に挿入して
組立てでき組立てやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案巻尺の巻尺テープ引出し状態の
断面図、第2図は同状態の蓋体を取外した平面
図、第3図は本考案巻尺の巻尺テープ停止状態の
断面図、第4図は同状態の蓋体を取外した平面
図、第5図は本考案巻尺の巻尺テープ巻込状態の
断面図、第6図は本考案巻尺の制動体の例を示す
斜視図、第7図は本考案巻尺の調整板の例を示す
斜視図である。 1……ケース、11……ケース体、12……蓋
体、13……支軸、14……凹溝、2……リー
ル、24……テーパー部、3……巻込ばね、4…
…巻尺テープ、5……調整板、52……突起、5
3……傾斜面、6……制動体、61……押ボタ
ン、62……腕体、63……制動部、64……傾
斜面、65……テーパー部、7……反発ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース体11と蓋体12からなるケース1のケ
    ース体11内側に突設された支軸13にリール2
    が回転自在に支持され、リール2がケース1内の
    巻込ばね3により付勢され、リール2外周に巻尺
    テープ4が巻回されており、リール2の蓋体12
    側の内周部にその内面径がリール2内側から外側
    に向つて漸次大きくなされてテーパー部24が設
    けられ、支軸13の蓋体12側に軸方向と直交す
    る凹溝14が設けられ、該支軸13に環状の調整
    板5が回転不能に嵌挿固定され、調整板5の蓋体
    12側の面に上記凹溝14の溝方向にほぼ相対す
    る突起52,52が設けられ、突起52,52の
    突出面が調整板5の周方向に沿う互に逆方向の傾
    斜面53,53となされ、一方、中心軸となる押
    ボタン61の端部に2本の腕体62,62を介し
    て環状の制動部63を備えた制動体6が、制動部
    63外周をリール2のテーパー部24内側に対応
    させ、腕体62,62を調整板5の突起52,5
    2と摺接可能に上記凹溝14内に遊嵌させ、押ボ
    タン61を支軸13内に挿通してケース体11外
    に臨ませて設けられ、上記制動部63の外周には
    上記テーパー部24と係脱自在なテーパー部65
    が設けられ、腕体62,62の上記突起52,5
    2と摺接する面には上記傾斜面53,53と逆方
    向の傾斜面64,64が設けられ、制動体6と蓋
    体12との間に反発ばね7が設けられ、反発ばね
    7によりテーパー部24,65どうしが係合さ
    れ、腕体62,62が調整板5に圧接されるよう
    になされた停止装置付巻尺。
JP1988103159U 1988-08-03 1988-08-03 Expired JPH0416165Y2 (ja)

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JP1988103159U JPH0416165Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03

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JP1988103159U JPH0416165Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03

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JPH0224301U JPH0224301U (ja) 1990-02-19
JPH0416165Y2 true JPH0416165Y2 (ja) 1992-04-10

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JP1988103159U Expired JPH0416165Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0443762Y2 (ja) * 1986-02-15 1992-10-15

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JPH0224301U (ja) 1990-02-19

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