JPH0416130A - 貯水式植木鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、排水・通気用の成人を有さない植木鉢に関
するものである。

〔従来の技術〕

従来の植木鉢は、鉢の底面に排水・通気用の六が開けら
れていて、そこから鉢内の過剰な水分の排出や植物の根
の呼吸作用に必要な空気の取り入れを行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが過剰水を成人から外へ排出する構造のため、特
に室内等においては、植木鉢を単独で置いておくわけに
は行かず、受は皿の設置を必要としていた。又、植木鉢
内の培養土が保水しきれない水分は、過剰水分として直
ぐ成人から排出されてしまうため、特に夏期には頻繁な
水やりが欠かせなかった。逆に冬期には植物が必要とす
る水分の量は減少するので、水やりの量・回数は夏期に
較べて控えめにした方が良いが、培養土中の含有水分の
量は判りにくいので、つい過剰な水やりになりがちで、
その結果根腐れを起こして植物を枯れさせることがよく
あった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、これらの欠点を除くためになされたもので、
これを方形植木鉢の場合の図面について説明すると、底
面と側面が密閉された容器１の底面内側には、外側から
中心部へ向かって水を導くための、上部が開放された導
水用溝３が数条から数十条設けられている。

着脱式の筒形隔壁２は、上端と下端が開放されており、
上端には容器ｌの内径をその外径とする下方に傾斜した
フランジ６を有し、装着された段階で筒形隔壁２を容器
１の中で固定させる役目を果たしている。フランジ６の
外周には注水用の切り込み７が数個所開けられている。

又、筒形隔壁２の内側には、培養土中に空気を供給する
ための、内側が開放された通気用溝４が、内周に沿って
数条から数十条設けられている。通気用溝４が筒形隔壁
２の下端まで達していないのは、導水用溝３から直接水
が流入するのを防ぐためである。

〔作用〕

第１図のように構成された方形植木鉢の、筒形隔壁２の
内側に培養土を入れ植物を植える。フランジ部に水或い
は養液を注ぐと、フランジ６は下方に傾斜しているので
、注水用の切り込み７を通過して空隙５に溜められる。

空隙５に溜まった水或いは養液は、導水用溝３を通って
中心部に向かって流れ込み、培養土の下端から主に毛細
管現象によって吸い上げられ植物に供給される。一方、
根の呼吸作用に必要な空気は、通気用溝４を通じて培養
土の側面から常に供給され植物は順調に成育する。

尚、培養土が細かい粒状のもので、導水用溝３や通気用
溝４を閉塞する恐れがある場合には、筒形隔壁２の内側
をメツシュ状の袋等で覆ってやる。

〔発明の効果〕

（１）水分が外部に流出しないため、受は皿なしでどこ
にでも設置することが出来、壁に掛けたり空中に吊り下
げたりと、今迄難点であった場所への設置が容易になる
。

（２）容器１の全部又は一部を、透明又は半透明の材料
で作ることにより、水或いは養液の残量の確認が容易に
できる。

（３）培養土中の水或いは養液は、植物の成長代謝に応
じて必要な分量だけが消費され補給されるので、水やり
の回数が少なくてすみ、又、過湿・乾燥状態になって植
物を枯らす心配が無い。

（４）栽培植物の入れ替えや植え替えは、着脱式の筒形
隔壁ごと取り替えることによって簡単にできる。

（５）容器１を構造材として用い、容器同士を結合継手
で結合させれば、横方向や縦方向に展開する立体花壇が
簡単にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は方形植木鉢における正面断面図第２図は方形植
木鉢における平面図 第３図は筒形隔壁２の斜視図一部断面図第４図は容器１
の斜視図一部所面図 ■は容器　２は筒形隔壁　３は導水用溝４は通気用溝　
５は空隙　６はフランジ７は切り込み

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　側面と底面が密閉され、底面内側に上部が開放され
   た導水用溝３を有する容器１の中に、上下が開放され、
   上端外周部に切り込み７の入った下方に傾斜したフラン
   ジ６を有し、内周部に内側が開放された通気用溝４を有
   する着脱式の筒形隔壁２を装着し容器１と筒形隔壁２の
   間に形成される空隙５を貯水槽として使用することを特
   徴とする植木鉢 ２　容器１の側面外周部に、容器１同士を結合させるた
   めの結合継手を有する請求項１の植木鉢