JPH04161204A - 逆洗式濾過装置 - Google Patents

逆洗式濾過装置

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JPH04161204A
JPH04161204A JP2290000A JP29000090A JPH04161204A JP H04161204 A JPH04161204 A JP H04161204A JP 2290000 A JP2290000 A JP 2290000A JP 29000090 A JP29000090 A JP 29000090A JP H04161204 A JPH04161204 A JP H04161204A
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JP
Japan
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backwash
chamber
filtration
pipe
circle
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JP2290000A
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Inventor
Rie Ichiji
一二 利恵
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ASAHI KIKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ASAHI KIKAI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] この発明は、逆洗式濾過装置に関し、詳しくは、本体容器内に装備される筒状濾過エレメントの数を飛躍的に増大させて、濾過処理能力を向上させ、かつ、このように数を増大させた濾過エレメントを、濾過装置の運転を休止することなく、効率的に逆洗洗浄することかてきるように構成した逆洗式濾過装置に関する。 【従来の技術】
まず、本願発明の前提となる従来の逆洗式濾過装置の構
造を第4図ないし第6図に基づいて説明する。 円筒状本体容器1の内部は、水平状の隔壁によって、下
部第一室3と上部第二室4とに仕切られており、容器1
の側壁に設けられた原水導入管5から流入した原水は、
第−室3から第二室4へ流れ込む間に濾過エレメント6
・・・により11通され、濾過水耕水管7から排出され
る。 上記濾過エレメント6・・・は、第5図および第6図に
示すように、たとえば、金属線8をコイル状に巻き形成
するとともに隣接する各金属線の間に一定の間隔の隙間
9・・・か形成されるように各金属線間を連結部材(図
示部)で固定してなる円筒状のものか使用される。これ
らの濾過エレメント6・・・は、それぞれの下部6bを
上記隔壁2上に、この隔壁に設けた円周上に並ぶ透孔l
O・・・を囲むように固定するとともに、上部6aをそ
れぞれ上記第二室4の天井部に固定することにより、第
二室4の内部に配設される。 一方、上記第−室3の内部には、上記隔壁2に設けられ
た透孔10・と対向状にラップするように、これらの透
孔lO・・を結ぶ円の中心を旋回中心として旋回する逆
洗ノズル11か設けられている。 この逆洗ノズル11は、基端部12aか本体容器1の底
壁13に対して回転可能に支持された逆洗管12の先端
部に取付けられる。この逆洗管12は容器1の中心軸に
沿って貫通するトライブンヤフト14を介して、たとえ
ば減速機付き電動機14aなとの動力源によって回転駆
動させられる。 さらに、上記逆洗管の基部12aは容器1の下部から延
びる逆洗水排水管15に連結されており、かつ、この逆
洗水排水管15は電動弁16なとの弁装置を介して低圧
力源(図示部)または開放端(図示部)に至っている。 上記の構成を有する従来の逆洗式濾過装置の作動は次の
とおりである。 通常の濾過作動時、上記電動弁16は閉状態となってお
り、このため逆洗管12には逆洗水か流れ込むことかで
きない。人口管5から第−室3に流入した原水は、隔壁
2の各透孔lO・・・から各濾過エレメント6・・・の
内部に流れ込み、ついて第5図に示すようにこの濾過エ
レメント6・・・の濾過隙間9・・から第二室4に流れ
出る。原水か含有していたスケールなとの異物は、この
時濾過エレメント6の内面に付着させられ、除去される
。 一方、濾過状態で一定期間経過すると、濾過エレメント
6・・の内部には異物か堆積し、原水か濾過隙間9・・
・を通過するときの抵抗か増大して濾過効率か低下する
。この状況は入口管5と出口管7との間の差圧か所定値
以上となることを検出することにより判明する。上記電
動弁16は、上記差圧か所定の値以上となると自動的に
開状態となるようにしてあり、また、逆洗管I2は、電
動弁16か開状態となったときこれと連動して動力源に
よって旋回させられるようになっている。 上記電動弁16か開状態となる逆洗作動時、上記逆洗ノ
ズル11か隔壁に設けられた複数個の透孔10・のうち
いずれかの透孔10の下側に重なると、逆洗ノズル内の
圧力は第二室4内の圧力より低いので、第6図に示すよ
うに、第二室4内の濾過水か濾過エレメント6の濾過隙
間9・・からエレメント内に急速に逆流入し、いわゆる
ウオータンエット効果によりエレメント内壁に付着した
異物を一気に洗い流しなから逆洗管12ないし逆洗水排
水管15を介して外部へ排出される。こうした逆洗作用
は、逆洗ノズル11の旋回に伴い、他の濾過エレメント
についても順次行われる。 上述のように、逆洗作動時においては、第二室の濾過水
か個別の濾過エレメント6・・の内部に蓮流入し、かつ
この逆洗水は、第二室に戻ることなくそのまま外部に排
出されるので、他の1過エレメントによる濾過作動を継
続して続ける二とてきる。 このようにして逆洗作動を続けたのち、自動的に、ある
いは原水導入管と濾過水排出管の差圧か一定の値以下に
低下したことを検知するなとすることにより、上記電動
弁16を開状態に戻すと、全ての濾過エレメント6・か
再び通常の濾過作動のみを行うようになる。
【発明か解決しようとする課題】
ところで、この種の濾過装置における処理能力は、最終
的には、濾過エレメントの濾過面積の総和に依存する。 上述からあきらかなように、従来の逆洗式濾過装置にお
いては、本体容器内の第−室3において旋回する逆洗ノ
ズルによって、各濾過エレメントの清掃を行うようにし
ていることから、第二室に配される濾過エレメント6・
・・は、上記のように旋回する逆洗ノズルに連通させつ
るように円上に並ぶように配置せざるえない。したかっ
て、第二室4の水平方向の面積が大きくても、これに配
置される濾過エレメント6・・の数はおのずと限定され
ており、いわば、第二室4における一つの円周以外の部
分は、無駄な空間となっている。 上記の従来例の逆洗式濾過装置において、処理能力を増
大させるための一つの方策として、各濾過エレメント6
・・・の軸方向長さを延長することか考えられる。しか
し、この方策によれば、多少の処理能力の増大は期待て
きても、上記濾過エレメントの全長を延長することによ
る装置全体の大型化によるデメリットの方か大きく、容
易に採用することはてきない。 本願発明は、上述の事情のもとて考えだされたものであ
って、本体容器の大きさをそれほと増大させることなし
に、濾過処理能力を飛躍的に増大させることかでき、し
かも、濾過作動の連続運転に支障をきたすことなく、全
ての濾過エレメントの逆洗による洗浄を効率的に行うこ
とかできるようにした逆洗式濾過装置を提供することを
その課題とする。
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願発明では、次の技術
的手段を講している。 すなわち、本願の請求項1に記載した逆洗式濾過装置は
、水平隔壁によって下部第一室と上部第二室とに仕切ら
れ、かつ、上記下部第一室に連通ずる原水導入口と上記
上部第二室に連通ずる濾過水排出口とをもつ本体容器と
、 上記上部第二室内において、本体容器の上下軸線を中心
とする少なくとも二重の円上に所定間隔て並び、かつ下
端を上記第−室に連通させつつ上記隔壁に連結された複
数個の筒状濾過エレメントと、 上記上下軸線回りにそれぞれ旋回可能てあり、上記隔壁
の下面において、上記二重の円上に並ぶ濾過エレメント
のうち、一方の円上に並ぶ濾過工しメントと順次対応し
て連通可能な第一逆洗ノズル、および、他方の円上に並
ぶ濾過工しメント順次対応して連通可能な第二逆洗ノズ
ルと、上記第一逆洗ノズルを本体容器外に連通させる第
一逆洗水排水管、および、上記第二逆洗ノズルを本体容
器外に連通させる第二逆洗水排水管と、を備えることを
特徴としている。 また、本願の請求項2に記載された逆洗式濾過装置は、
請求項1の逆洗式濾過装置における第一および第二逆洗
ノズルから第一および第二逆洗水排水管に至る構成に特
に特徴づけられる。 すなわち、請求項2の逆洗式濾過装置においては、上記
各逆洗ノズルから上記各逆洗水排水管に至る構成を、上
記第一室内において上記上下軸線を中心として回転駆動
される二重管と、上記二重管の内側管に連通接続され、
かつ、上記隔壁の下面において、上記二重の円上に並ぶ
濾過エレメントのうち一方の円上に並ぶ濾過エレメント
と順次対応してこれに連通可能な第一逆洗ノズルと、上
記二重管の外側管に連通接続され、かつ、上記隔壁の下
面おいて、上記二重の円上に並ぶ濾過エレメントのうち
他方の円上に並ぶ濾過エレメントと順次対応してこれに
連通可能な第二逆洗ノズルと、上記二重管の内側管を本
体容器外に連通させる第一逆洗水排水管と、上記二重管
の外側管を本体容器外に連通させる第二逆洗水排水管と
により構成し、さらに、上記第一逆洗水排水管に第一弁
装置を設けるとともに、上記第二逆洗水排水管に第二弁
装置を設けたことを特徴としている。 さらに本願の請求項3に記載した逆洗式濾過装置は、第
二室内に設けられる濾過エレメントを上記上下軸線を中
心とする四重の円の円上にそれぞれ所定間隔て設け、上
記第一逆洗ノズルを、上記四重の円のうち選択した二つ
の円上の並ぶ二組の濾過エレメントに対応する一対のノ
ズルとして構成し、上記第二逆洗ノズルを、上記四重の
円のうち、残りの二つの円上に並ぶ二組の濾過エレメン
トに対応する一対のノズルとして構成している。
【作用および効果】
通常の濾過作動時において、第二室に配される各筒状濾
過エレメントの下端は、第−室に連通させられているか
ら、原水導入口から本体容器内の下部第一室に導入され
た原水は上記各笥状濾過エレメントの内部にその下端か
ら流入する。そして各濾過エレメントの内部に流入した
原水は、各濾過エレメントを内側から外側へ通過する際
にスケール等の異物か除去される。こうして第二室内に
おいて各濾過エレメントから流出する濾過水は、本体容
器の濾過水排出口から外部に排出される。 本願発明においては、上記第二室に配される濾過エレメ
ントは、本体容器の中心軸線を中心とする少なくとも二
重の円上に所定間隔をおいて配置されており、第二室内
のスペースを有効に利用して、従来に比較して飛躍的に
多数の濾過エレメントを配置することかてきる。したか
って、本願発明の逆洗式濾過装置においては、本体容器
の大きさを変更しなくても、従来に比較して多くの濾過
エレメントを装備することかできるのであり、基本的に
、濾過処理能力か飛躍的にアップする。 そして、一定期間経過後各エレメントの洗浄を行う逆洗
作動においては、第一逆洗ノズルまたは第二逆洗ノズル
か順次隔壁の下面において所定の円上に並ぶ濾過エレメ
ントの下端と対応するように旋回させられる。 逆洗ノズルか−のI!l!過エレメントに対応させられ
ると、この濾過エレメントの下端は、第−室に対する連
通か阻止され、逆洗ノズルないし逆洗水排水管のみに連
通させられる。逆洗水排水管の端部を低圧源または開放
端としておくと、この濾過エレメントの内部の圧力は第
二室内の圧力に比較して圧倒的に低くなるから、第二室
内にある濾過水は、濾過エレメントのtlに透隙間から
勢いよく濾過エレメントの内部に流入し、この際、濾過
エレメントの内周壁に堆積していた異物は一気に洗い流
される。そして、逆洗水は、濾過エレメントの下端から
逆洗ノズルないし逆洗水排水管を通して外部に排出され
る。 つづいて逆洗ノズルは、上記上下軸線を中心として旋回
させられることにより、先に逆洗を終わった濾過エレメ
ントの隣の濾過エレメントの下端に対応させられ、上記
と同様にしてその濾過エレメントの逆洗を行う。なおこ
のとき、先に逆洗した濾過エレメントは、その下端から
逆洗ノズルかすてに離れており、したがって、第−室の
原水か内部に導入されることによって、通常の濾過作動
を再開している。 このようにして、円上に並ぶ複数の濾過エレメントは、
順次逆洗により洗浄される。 また、本願発明においては、第−室に設けられる濾過エ
レメントは、少なくとも二重の円上に並ぶように配置さ
れており、各円上に並ぶ濾過エレメントに対して、第一
逆洗ノズルおよび第二逆洗ノズルの別個の逆洗ノズルを
設け、これら第一および第二逆洗ノズルはそれぞれ、各
別に、第一逆洗水排水管および第二逆洗水排水管を通じ
て外部に連通させられている。 したかって、第一逆洗ノズルおよび第二逆洗ノズルを一
体に旋回させる簡単な構成を取ることができつつ、第一
逆洗水排水管および第二逆洗水排水管を各別に弁制御す
ることにより、第一逆洗ノズルと第二逆洗ノズルを、選
択的に逆洗作動状態とすることができる。 その結果、二重の円上に並ぶ複数の濾過エレメントのう
ち、一方の円上に並ぶ濾過エレメントを順次逆洗洗浄し
たのち、他方の円上に並ぶ濾過エレメントを逆洗洗浄す
るという操作を、第一および第二逆洗水排水管に各別に
設けた弁装置を制御することにより、簡単に行うことか
できるのである。 なお、この種の逆洗式濾過装置において、濾過作動を継
続しつつ、一部の濾過エレメントの逆洗を行っていく場
合、−度に多数の濾過エレメントの逆洗を行うことは、
通常の濾過作動時に比較して処理水の著しい変動をきた
すことになることから好ましくなく、このようなことに
鑑み、本願発明の逆洗式濾過装置においては多数の濾過
エレメントを第二室内にスペース効率よく配置すること
かできて、基本的に装置全体の処理能力を飛躍的に増大
させることかでき、しかも、簡単な構成および操作によ
って、上記多数の濾過エレメントの逆洗洗浄を、装置の
連続運転中処理水量の変動をきたすことなしに所望本数
毎に行うことかできるという、著しい効果を発揮するの
である。
【実施例の説明】
以下、本願発明の好ましい実施例を第1図ないし第3図
を参照しつつ具体的に説明する。 第1図に示すように、本実施例の逆洗式濾過装置20の
本体容器21は、底板22と天井板23とをもつ円筒状
容器24と、この円筒状容器24の側壁に付設された副
室25とを備え、上記円筒状容器24の一側部下方寄り
には原水導入口26か、上記副室25の側壁下方寄りに
は濾過水排出口27かそれぞれ設けられている。 円筒状容器24の内部は上記原水導入口26の上縁より
上の部位において水平状に配置された隔壁28によって
下部第一室29と上部第二室3゜とに仕切られている。 そして、上記第二室30は、円筒状容器24における上
記隔壁28より上の部位を上記副室25に向けて開口さ
せることにより、濾過水排出口27に連通させられてい
る。 上記第二室30の内部には、多数個の筒状濾過エレメン
ト3)a・・・、3)b・・・、3)c・・・、3)d
・・・か設けられる。これらの濾過エレメントとしては
従来例において説明したものと同様のものを用いること
かできる。すなわち、たとえば、金属線をコイル状に巻
き形成するとともに隣接する各金属線の間に一定の濾過
隙間か形成されるように各金属線間を連結部材で固定し
てなる円筒状のものか使用される。 本願発明において、上記の濾過エレメントは、本体容器
21の中心軸線lを中心として少なくとも二重の円上に
並ぶように配置されるのであるが、本実施例においては
、上記軸線lを中心とする四重の円の円周上にそれぞれ
に所定間隔て並ぶように配置されている。 そして、上記各円筒状濾過エレメント3)a・、。 3)b・・・、3)C・・・、3】d・・・は、その下
端を上記隔壁28に設けた透孔32・・・に液入接続す
るとともに、上端部を天井板23に設けた保持孔33・
・・にそれぞれ保持させ、かつこれらの保持孔33を天
井板23の外部から妖め込んだキャップ34・・・で封
止することにより取り付けられている。 上記第−室29の内部には、上述のようにして取り付け
られた各円筒状濾過エレメント3)a・・。 3)b・・・、3)c・・・、3)d・・・を逆洗によ
り洗浄するための逆洗ノズルないし逆洗水を外部に排出
するための逆洗水排水管を、次のようにして構成してい
る。 まず、上記第−室29の内部には、本体容器2】の軸線
1に沿って上下方向に延びる二重管35が軸線1回りに
回転駆動可能に配置されている。 この二重管35は、内側管36と外側管37とを備えて
おり、内側管36の上端を後記する伝動軸38の下端に
実質的に連結するとともに、外側管37の下端を底板2
2の中央部に設けたスイヘル軸受39に、内側管36の
下端を上記底板22の下部に連結した軸受ハウシング4
0のスイヘル軸受41に、それぞれ軸支することにより
上記軸線1回りに軸転可能となっている。 上記伝動軸38は、上記天井板23と上記隔壁28との
間に上記軸線lに沿って介装した筒状の伝動軸カバー4
2、この伝動軸カバー42の下端を第二室30に開放す
るように隔壁28に設けた透孔43、および天井板23
の中心に開けた軸支孔44を貫通して天井板23の上方
から軸線lに沿って上下方向に第二室30まて延び、そ
の下端か上記二重管35の内側管36に連結されている
。 そして、上記伝動軸38の上端部は、本体容器21の天
井板23の上にブラケット45を介して取り付けられた
電動モータ等の回転動力源46の出力軸に連結されてい
る。したかって、上記二重管35は、上記回転動力源4
6を起動することによって、軸線1回りに回転する。 上記二重管35の内側管36の上端部は、水平方向に技
分かれする二本の逆洗管47a、47bに分岐させられ
、各分岐させられた逆洗管47a。 47bの先端部にはそれぞれ第一逆洗ノズル48a、4
8bか設けられている。これらの逆洗ノズルは、各逆洗
管47a、47bの先端の垂直方向起立部に、ノズルキ
ャップ49を、図示しないバネによって上方向に弾力付
勢しつつ套嵌することにより構成されている。このよう
にすることにより、ノズルキャップ49は、隔壁28の
下面に常に密着状に当接し、この逆洗ノズル48a、4
8bか−の濾過エレメントと対応するように位置づけら
れた場合に、第−室29と濾過エレメントの内部との間
の確実な封鎖を行うことかできる。 本実施例において、図面の煩雑化を避けるため、上記一
対の第一逆洗ノズル48a、48bのうち、一方の逆洗
ノズル48aのみを図示しているか、上記一方の第一逆
洗ノズル48aは、上記のごとく四重の円周上にそれぞ
れ並ぶ濾過エレメント3Ia、3)b、3)c、3+d
のうち、最外周に並ぶ濾過エレメント3)a・・・に対
応する旋回半径をもつように構成され、図示しない他方
の第一逆洗ノズル48bは、最内周の濾過エレメント3
)d・・・に対応した旋回半径をもつように構成されて
いる。 また、上記二重管35の外側管37の上端は、上記のご
とく内側管36の場合と同様に、水平方向に延びる一対
の逆洗管50a、50bに分岐させられ、かつこの分岐
させられた逆洗管50a。 50bの先端部には、それぞれ、上記第一逆洗ノズルと
同様にして、第二逆洗ノズル5]a、51bか設けられ
ている。 この第二逆洗ノズル5]、51bについても、U!J面
の煩雑化を防止するために、その一方のみを図示しであ
るか、この一方の第二逆洗ノズル5jaは、上記四重の
円周上に配置された濾過エレメントのうち、最外周から
二番目の円周上に配置された濾過エレメント3)b・・
・に対応した旋回半径て旋回するように構成され、図示
しない他方の第二逆洗ノズル51bは、最外周から三番
目の円周上に並ぶ濾過エレメント3)c・・・に対応し
た半径て旋回するように構成されている。 上記本体容器21の底板22の中央部下面に設けられ、
かつ上記二重管35の内側管36を可回転に支持する軸
受ハウジング40には、上記二重管35の内側管36の
みに連通ずる第一の出口部40aと、上記二重管35の
うち外側管37と内側管46とて囲まれる空間のみに連
通ずる第二の出口部40bか設けられる。そして、上記
第一の出口部49aには第一逆洗水排水管52か、上記
第二の出口部42bには、第二逆洗水排水管52bか、
それぞれ連結される。さらに、第一逆洗水排水管52a
には第一弁装置53aか、上記第二逆洗水排水管52b
には第二弁装置53bかそれぞれ設けられ、したかって
、これら第一および第二弁装置53a、53bを制御す
ることにより、第一逆洗水排水管52aおよび第二逆洗
水排水管52bの排水を個別に入・切制御することかで
きる。 なお、上記二重管35ないし第一および第二逆洗ノズル
48a、48b、51a、51bを旋回駆動するための
回転動力源46、および、上記第一逆洗水排水管と第二
逆洗水排水管の排水を入・切制御する上記第一および第
二弁装置53a、53bは、図示しない割面装置により
、電気的に制御することかできる。 次に、上記実施例の作動を説明する。 本体容器21の原水導入口26から、工業洗浄水あるい
は産業排水等のスケールの混入した原水か第−室29に
導入される。この原水は、隔壁28の透孔32・・から
各筒状濾過エレメント3)a。 3)b、3)c、3)dの内部に流れ込み、そしてこれ
らの濾過エレメントの全周に形成される多数の濾過隙間
から第二室30に流れ出る際に、濾過される。そして、
第二室30内の濾過水は、円筒状容器24の側部に設け
た副室25を介して、濾過水排出口27から外部に排出
される。本願発明では、第二室30内に設けられる濾過
エレメントか、スペース効率よく多重円上に並ぶように
配置されているので、本体容器21の大きさを従来に比
較してそれはと大きくする必要なく、濾過処理能力を飛
躍的に増大することかてきる。 上述の濾過作動か一定期間続くと、各濾過エレメントの
内壁にスケール等の異物か堆積し、処理能率か次第に低
下してくる。この状況は、原水導入口26と濾過水排出
口27との間の圧力差か次第に高まって行くという現象
として知ることかできる。時間の経過とともに、内壁に
堆積するスケール等によって、濾過エレメントの内部か
ら外部へ原水が透過するときの抵抗か次第に増大するか
らである。したかって、たとえば上記原水導入口26と
濾過水排出口27との間の差圧が一定値を超えたことを
検出して、次に述べる逆洗作動を開始するという制御を
行うことかできる。 本願発明においては、上記第一逆洗ノズル48a、48
bと、第二逆洗ノズル51a、51bの双方を同時に逆
洗作動させるのではなく、一方による逆洗作動を終了し
たのち、他方による逆洗作動を行う。これには、逆洗水
排水管52a、52bにそれぞれ設けられる第一弁装置
53aおよび第二弁装f153bを順次選択的に開状態
とするという制御を行う。 まず、上記二重管35の内側管36のみに連通する第一
逆洗ノズル48a、48bのみに逆洗作動を行わせるに
は、第二逆洗ノズル51a、51bに連通する第二逆洗
水排水管52bの第二弁装置t53bを閉状態に維持し
、第一逆洗ノズル48a、48bに連通する第一逆洗水
排水管52bの第一弁装置53aのみを開状態とし、か
つ、回転動力源46を起動して、二重管35ないしこれ
に連結される各逆洗ノズル48a、48b、51a。 51bをステップ送り状に旋回させる。 第1図に表れているように、一方の第一逆洗ノズル48
aが最外周の円上に並ぶ濾過エレメント3)a・・・の
一つに軸心か対応するように位置すると、この濾過エレ
メント3)aの下端の第−室29に対する連通状態かノ
ズルキャップ49によって解除され、同時に、この濾過
エレメント3)aの下端を、上記第一逆洗ノズル48a
のみに連通させることになる。ところで、第一逆洗ノズ
ル48aは、上記第一弁装置53aか開状態となってい
ることから、この第一逆洗ノズル48aか対応させられ
ている濾過エレメント3)aの内部圧力は第二室30の
圧力より圧倒的に低いものとなっている。そのため、濾
過作動時とは逆に、第二室30内にある濾過水が、濾過
隙間を通して勢いよく濾過エレメント3)aの内部に流
入する。このとき濾過水の流入圧により、濾過エレメン
トの内壁に付着なしは堆積させられていたスケール等の
異物は、−気に洗い流され、逆洗水となって逆洗ノズル
48a、逆洗管47a、内側管36、ないし第一逆洗水
排水管52aを通じて外部に排出される。 この状態か一定時間経過すると、制御装置は、二重管3
5ないし各逆洗ノズルを一定角度旋回させる。このとき
、上記一対の逆洗ノズル48a。 48bのいずれかか旋回方向に最も近い濾過エレメント
3)a・・・、3)d・・・にその軸心か対応するよう
に上記旋回の角度かあらかじめ設定される。 このような作動を繰り返すことにより、一対の第一逆洗
ノズル48a、48bにより、最も外周の円上に並ぶ濾
過エレメント3)aおよび最も内周の円上になら濾過エ
レメント3)dの全てか順次逆洗洗浄される。なお逆洗
ノズルの旋回位置によっては、一対の第一逆洗ノズル4
8a、48bの双方が濾過エレメント3)a、3)dと
対応し、同時に二つの濾過エレメントか逆洗される場合
もあるが、そもそも、本実施例においては、第二室内に
配される濾過エレメントの数か従来に比較してきわめて
多いため、処理水量に大きな変動をきたすことかなく、
濾過作動の連続運転にさほと支障はないのである。なお
、濾過エレメント3)aおよび3)dのそれぞれにつき
、これか配置される円周方向の間隔を調整することによ
り、一対の第一逆洗ノズル48a、48bのうち、必ず
一方のみか一つの濾過エレメントに対応するようにする
ことも可能である。 上述のようにして第一逆洗ノズル48a、48bによる
最外周の円周に並ぶ濾過エレメント3】a・・・および
最内周の円周上に並ぶ濾過エレメント3)dの逆洗洗浄
か終了すると、次に、第二逆洗ノズル51a、51bに
よる逆洗作動に移る。これには、上記第一逆洗ノズル4
8a、48bに連通ずる第一弁装置53aを閉状態に切
り換えるとともに、第二逆洗ノズル51a、51bに連
通する第二弁装置53bを閉状態から開状態に切り換え
るだけでよい。そうして、上述と同様にして、二重管な
いし各逆洗ノズルをステップ送り状に旋回させ、第二逆
洗ノズル51a、51bを順次最外周から数えて二番目
の円周上に並ぶ濾過エレメント3)b・・・および最外
周から数えて三番目の円周上に並ぶ濾過エレメント3)
cにそれぞれ一定時間軸心を対応させることにより、こ
れら各濾過エレメント3)b・・・、3)C・・・の逆
洗洗浄か実行される。 このようにして、全ての濾過エレメントの逆洗洗浄か終
了すると、第一弁装置53aおよび第二弁装置53bの
双方か閉状態となり、かつ、回転動力源46が停止して
、各逆洗ノズルの旋回か停止させられる。なおこのとき
、いずれの逆洗ノズルも各濾過エレメントの軸線に対応
しない位置にずれて位置させられるのが好ましい。 以上のように本願発明の逆洗式濾過装置によれば、第一
に、濾過エレメントの第二室内への配設数を飛躍的に増
加させて、濾過処理能力の飛躍的な向上を達成すること
ができ、第二に、同時旋回する第一逆洗ノズルおよび第
二逆洗ノズルを選択的に逆洗作動させて濾過エレメント
の逆洗洗浄を行うことができることから、簡単な構成お
よびその制御により、従来運転中の濾過処理水量の不都
合な変動をきたすことなく、効果的に各濾過エレメント
の洗浄を行うことができるという著しい効果を奏するも
のである。 なお、本願発明は、上述の実施例に限定されるものでは
ない。たとえば実施例では、濾過エレメントを四重の円
上に並ぶように配設しているか、さらに多重の円上に並
ぶように構成することもできる。この場合、第一逆洗ノ
ズルおよび第二逆洗ノズルを、実施例における各一対か
ら、さらに増やす必要かある。 さらに、実施例では、第一逆洗ノズルと第二逆洗ノズル
とを、各別に作動するように構成しているか、さらに第
三逆洗ノズルを設け、これら第一、第二、第三逆洗ノズ
ルを各別に作動するように構成することもてきる。これ
には、実施例において二重管35とした構成を、三重管
として構成し、最も外側の管に第三逆洗ノズルを連通さ
せ、かつ最も外側の管に連通ずる第三の逆洗水排水管を
設けるとともに、この第三逆洗水排水管に第三弁装置を
設ければよい。 このようにすることにより、第二室内に設ける濾過エレ
メントの数を、さらに増大させることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
第1図のI−II線断面図、第3図は平面図、第4図は
従来例を示す一部切欠斜視図、第5図および第6図は濾
過エレメントの作用を示す断面図である。 20・・濾過装置、21・・・本体容器、26・・・汗
水導入口、27・・・濾過水排出口、28・・・隔壁、
29・・第−室、30 ・=第二室、3)a、3)b、
3)c、3)d−濾過エレメント、48a、48b−第
一逆洗ノズル、51a、51b・第二逆洗ノズル、52
a・・・第一逆洗水排水管、52b・・・第二逆洗水排
水管、53a・・・第一弁装置、53’b・・・第二弁
装置、!・・・(本体容器の)軸線。 特許出願人 株式会社 旭機械製作所

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水平隔壁によって下部第一室と上部第二室とに仕
    切られ、かつ、上記下部第一室に連通する原水導入口と
    上記上部第二室に連通する濾過水排出口とをもつ本体容
    器と、 上記上部第二室内において、本体容器の上下軸線を中心
    とする少なくとも二重の円上に所定間隔で並び、かつ下
    端を上記第一室に連通させつつ上記隔壁に連結された複
    数個の筒状濾過エレメントと、 上記上下軸線回りにそれぞれ旋回可能であり、上記隔壁
    の下面において、上記二重の円上に並ぶ濾過エレメント
    のうち、一方の円上に並ぶ濾過エレメントと順次対応し
    て連通可能な第一逆洗ノズル、および、他方の円上に並
    ぶ濾過エレメントと順次対応して連通可能な第二逆洗ノ
    ズルと、 上記第一逆洗ノズルを本体容器外に連通させる第一逆洗
    水排水管、および、上記第二逆洗ノズルを本体容器外に
    連通させる第二逆洗水排水管と、 を備えることにを特徴とする、逆洗式濾過装置。
  2. (2)水平隔壁によって下部第一室と上部第二室とに仕
    切られ、かつ、上記下部第一室に連通する原水導入口と
    上記上部第二室に連通する濾過水排出口とをもつ本体容
    器と、 上記上部第二室内において、本体容器の上下軸線を中心
    とする少なくとも二重の円上に所定間隔で並び、かつ下
    端を上記第一室に連通させつつ上記隔壁に連結された複
    数個の筒上濾過エレメントと、 上記第一室内において上記上下軸線を中心として回転駆
    動される二重管と、 上記二重管の内側管に連通接続され、かつ、上記隔壁の
    下面において、上記二重の円上に並ぶ濾過エレメントの
    うち、一方の円上に並ぶ濾過エレメントと順次対応して
    これに連通可能な第一逆洗ノズルと、 上記二重管の外側管に連通接続され、かつ、上記隔壁の
    下面おいて、上記二重の円上に並ぶ濾過エレメントのう
    ち、他方の円上に並ぶ濾過エレメントと順次対応してこ
    れに連通可能な第二逆洗ノズルと、 上記二重管の内側管を本体容器外に連通させる第一逆洗
    水排水管と、 上記二重管の外側管を本体容器外に連通させる第二逆洗
    水排水管と、 上記第一逆洗水排水管に設けられた第一弁装置と、 上記第二逆洗水排水管に設けられた第二弁装置と、 を備えることを特徴とする、逆洗式濾過装置。
  3. (3)請求項2の逆洗式濾過装置において、濾過エレメ
    ントは、上記上下軸線を中心とする四重の円の円上にそ
    れぞれ所定間隔で設けられており、 上記第一逆洗ノズルは、上記四重の円のうち、二つの円
    上に並ぶ二組の濾過エレメントに対応しうる一対のノズ
    ルからなっており、上記第二逆洗ノズルは、上記四重の
    円のうち、残りの二つの円上に並ぶ二組の濾過エレメン
    トに対応しうる一対のノズルからなっていることを特徴
    とする、逆洗式濾過装置。
JP2290000A 1990-10-25 1990-10-25 逆洗式濾過装置 Pending JPH04161204A (ja)

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