JPH04161008A - ケーブル布設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、下水道管渠や河川護岸等を利用した電気信号
や光信号用のケーブル布設のための布設方法に関する。

（従来の技術） 従来、この種のケーブル布設方法としては、第３図（ａ
）　、　（ｂ）に示すように、ケーブル（１）を直接あ
るいは保護管（３）に収め、サドル（２）により壁面（
４）にボルトまたは接着材を用いて固定していた。

しかしながら、この布設方法では、ケーブルまたは保護
管やサドルと壁面の間に隙間ができ、繊維状や毛髪状の
ごみが付着し、水流が増し流速が速くなった場合にサド
ルが破損し、ケーブル切断などに波及するため、しばし
ば付着したごみを除去するメンテナンスが必要であった
。

（発明が解決しようとする課題） 上記の欠点を解消するため、本発明は、ごみの付着を大
幅に減らすことができるケーブル布設方法を実現するこ
とを課題とし、本発明の目的もそこにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明のケーブル布設方法は、平らな帯板状の下部部材
とケーブルにがぶさるアーチ状隆起が帯板中央で長手方
向に連続している上部部材とで成る特殊電線管を用い、
下部部材を水路の壁面に沿わせて設置し、その上にケー
ブルを沿わせ、上部部材をケーブルにかぶせて設置し、
下部部材と壁面間、下部部材と上部部材間をそれぞれ接
着材により隙間無く接着固定することを特徴とする。

（作　用） 本発明のケーブル布設方法によれば、壁面に沿って設置
された特殊電線管と壁面の間は密着していて隙間が無い
とともに、サドル等も無く、ごみが引掛る凹凸が全く無
いのでごみが付着せず、ごみ除去のメンテナンスが不要
となり、メンテナンスフリーにも拘らず、付着ごみによ
る流れ抵抗の増大に起因するケーブル破損等を防ぐこと
ができる。

（実施例） 以下、図面に示した実施例に基いて本発明の詳細な説明
する。

第１図（ａ）　、（ｂ）に本発明一実施例のケーブル布
設方法によって布設されたケーブルを示す。管渠や護岸
等の壁面（４）に平らな帯板状の特殊電線管下部部材（
ｌｌｂ）が接着材により隙間無く接着固定され、その上
にケーブル（１）を沿わせて設置し、ケーブルにかぶせ
るアーチ状隆起（１２）が帯板中央で長手方向に連続し
ている特殊電線管上部部材（Ｌｌａ）をケーブル（１）
にかぶせて設置し、特殊電線管上部部材（ｔｉａ）と特
殊電線管下部部材（ｌｌｂ）との接合面を接着材を用い
て隙間無く接着固定して施工を終るものである。

接着材としては、エキポジ系接着材（例えば、商品名で
ニスダインジョイナ−ＷＥ）、ポリマーセメント系モル
タル（例えば、商品名でセキスイＧＣデラックス）、ウ
レタン系接着材（例えば、商品名でセキスイウレタンラ
イナー）などを用いる。

特殊電線管は、ゲラスマットと不飽和ポリエステルを用
いて現場でＦＲＰ樹脂を成形し施工する現場成形施工と
、予め第１図（ａ）　、　（ｂ）に示した形状に工場で
成形した特殊電線管上部部材（ｌｌａ）　。

特殊電線管下部部材（ｌｌｂ）を用いて、直線部分で比
較的平滑な個所において壁面に接着材を用いて接着させ
、複雑な形状の個所に対しては上記の現場成形施工によ
りトータルコストの低減を計る複合施工とが採用される
。

また、特殊電線管上部部材（ｌＬａ）　、特殊電線管下
部部材（ｌｌｂ）は、第２図に示すように、両者の接ぎ
足し位置をずらし、特殊電線管上部部材（ｌｌａ）につ
いては一方が相手端末部にかぶさるような形状に加工し
て接ぎ足すように施工する。

本発明一実施例のケーブル布設方法によって布設された
ケーブルにおいては、壁面（４）に沿って設置された特
殊電線管（１１）と壁面（４）の間は密着していて隙間
が無いとともに、サドル等も無く、ごみが引掛る凹凸が
全く無いのでごみが付着せず、ごみ除去のメンテナンス
が不要となる。そして、メンテナンスフリーにも拘らず
、付着ごみによる流れ抵抗増大に起因するケーブル破損
等を防ぐことができる。

なお、特殊電線管としては、ＦＲＰとの接合が可能な材
質であれば、ＦＲＰに比べて安価な材質（例えば塩ビ系
等）で製作してもよい。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、平らな帯板状の特
殊電線管下部部材を水路の壁面に沿って設置し、その上
にケーブルを沿わせ、ケーブルにかぶせるアーチ状隆起
が帯板中央で長手方向に連続している特殊電線管上部部
材を前記ケーブルにかぶせて設置し、特殊電線管下部部
材と壁面間。

特殊電線管下部部材と特殊電線管上部部材間をそれぞれ
接着材により隙間無く接着固定するケーブル布設方法を
実現したことにより、壁面に沿って設置された特殊電線
管と壁面の間は密着していて隙間が無いとともに、サド
ル等も無く、ごみが引掛る凹凸が全く無いのでごみが付
着せず、ごみ除去のメンテナンスが不要となり、メンテ
ナンスフリーにも拘らず付着ごみによる流れ抵抗の増大
に起因するケーブル破損等を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　、　（ｂ）は本発明一実施例のケーブル
布設方法によって布設されたケーブルを示し、第１図（
ａ）は正面図、第１図（ｂ）は横断面図、第２図は特殊
電線管の接ぎ足し方法を断面で示す説明図、第３図（ａ
）　、　（ｂ）は従来技術のケーブル布設方法によって
布設されたケーブルを示し、第３図（ａ）は正面図、第
３図（ｂ）は横断面図である。 １・・・ケーブル、　　　４・・・壁面、１１・・・特
殊電線管、　ｌｌａ・・・特殊電線管上部部材、１１ｂ
・・・特殊電線管下部部材、 １２・・・アーチ状隆起。 代理人　弁理士　大　胡　典　夫 （ａｌ（ｂ） １ｉ１１図 第２図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌｂｌ等
　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下水道管渠や河川護岸等の流水に浸される可能性のある
   壁面にケーブルを布設する方法であって、平らな帯板状
   の特殊電線管下部部材を壁面に沿わせて隙間無く接着固
   定し、その上にケーブルを沿わせて設置し、ケーブルに
   かぶせるアーチ状隆起が帯板中央で長手方向に連続して
   いる特殊電線管上部部材を設置されたケーブルにかぶせ
   て設置した上、前記特殊電線管下部部材に隙間無く接着
   固定することを特徴とするケーブル布設方法。