JPH0416000Y2 - - Google Patents

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JPH0416000Y2
JPH0416000Y2 JP6437786U JP6437786U JPH0416000Y2 JP H0416000 Y2 JPH0416000 Y2 JP H0416000Y2 JP 6437786 U JP6437786 U JP 6437786U JP 6437786 U JP6437786 U JP 6437786U JP H0416000 Y2 JPH0416000 Y2 JP H0416000Y2
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JP
Japan
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impeller
blade
vane
vanes
outer periphery
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JP6437786U
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JPS62175298U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、車輛用エンジンのターボチヤージヤ
等に用いられる高速遠心コンプレツサに係り、特
に複数の角度可変式デイフユーザベーンの半数を
半羽根デイフユーザベーンとし、デイフユーザベ
ーンを羽根車の接線方向に揺動させた場合のデイ
フユーザベーンの喉部のエア流路面積の減少を抑
制することができるようにした高速遠心コンプレ
ツサに関する。
従来技術 従来、この種のコンプレツサのデイフユーザと
しては、例えば特開昭55−123399及び特開昭57−
159998に示すように、種々の提案がなされている
が、従来は第3図に示すように、高速遠心コンプ
レツサ1の高速回転する羽根車2の外周2aの外
側に、該羽根車と同心の所定の曲率半径を有する
円周3上に所定の間隔でその揺動支点4が配置さ
れた複数の角度可変式デイフユーザベーン5が備
えられていたが、これらのデイフユーザベーン5
は、揺動支点4を中心にして羽根車2の外周2a
方向及び該外周と反対方向にその本体5aが突出
形成された全羽根デイフユーザベーン5Fであ
り、この全羽根デイフユーザベーン5Fがすべて
の揺動支点4に取り付けられていた。
このため、同図に仮想線で示す如く各デイフユ
ーザベーン5を羽根車2の接線方向に向けて図中
時計方向に揺動させると、揺動支点4から羽根車
2の外周2aへ向けて突出した本体5aの先端部
5bが隣のデイフユーザベーン5の本体5aに接
近し、高速のエアが流入する喉部6の幅Cが狭め
られ、エアの流路面積が減少してチヨーク状態が
生ずる場合があつた。このため従来はデイフユー
ザベーン5の枚数及び揺動角を適宜調整してこの
チヨーク状態を防止する以外に方法がなかつた。
目 的 本考案は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的とするところ
は、高速回転する羽根車の外周の外側に、該羽根
車と同心の所定の曲率半径を有する円周上に所定
の間隔でその揺動支点が配置された複数の角度可
変式デイフユーザベーンを備えた高速遠心コンプ
レツサにおいて、上記した全羽根デイフユーザベ
ーンと、揺動支点から羽根車の外周方向へはほと
んど突出部分のない本体からなる半羽根デイフユ
ーザベーンとを交互に配列することによつて、半
羽根デイフユーザベーンと隣接する2つの全羽根
デイフユーザベーンのうちの一方との間の喉部の
エア流路面積が、デイフユーザベーンを羽根車の
外周の接線方向へ揺動させた場合に減少するのを
抑制し、チヨーク状態の発生を防止し、圧縮効率
の向上を図ることである。
構 成 要するに本考案は、高速回転する羽根車の外周
の外側に、該羽根車と同心の所定の曲率半径を有
する円周上に所定の間隔でその揺動支点が配置さ
れた複数の角度可変式デイフユーザベーンを備え
たものにおいて、前記揺動支点を中心にして前記
羽根車の外周方向及び該外周と反対方向にその本
体が突出形成された複数の全羽根デイフユーザベ
ーンと、前記揺動支点から前記羽根車の外周方向
にはほとんど突出せず該外周と反対方向にのみそ
の本体が突出形成された複数の半羽根デイフユー
ザベーンとが交互に配列されたことを特徴とする
ものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。第1図に示す本考案に係る高速遠心コンプレ
ツサ11において、第3図に示す従来の高速遠心
コンプレツサ1と同一の部分には同一の符号を付
して説明する。本考案に係る高速遠心コンプレツ
サ11においても、高速回転する羽根車2の外周
2aの外側には、該羽根車と同心の所定の曲率半
径を有する円周3上に所定の間隔でその揺動支点
4が配置された複数の角度可変式デイフユーザベ
ーン5を備えており、揺動支点4を中心にして羽
根車2の外周2a方向及び該外周と反対方向にそ
の本体5aが突出形成された複数の全羽根デイフ
ユーザベーン5Fと、揺動支点4から羽根車2の
外周2a方向にはほとんど突出せず、外周2aと
反対方向にのみその本体5aが突出形成された複
数の半羽根デイフユーザベーン5Hとが交互に配
列されている。
全羽根デイフユーザベーン5Fは、第3図に示
す従来例と同一であり、揺動支点4から羽根車2
の外周2aに向かつてその先端部5bが相当量突
出している。
これに対して半羽根デイフユーザベーン5H
は、その揺動支点4から羽根車2の外周2aに向
かつては本体5aがほとんど突出せず、端部は円
弧状に形成されている。なお、該端部の形状は必
ずしも円弧状に限定されるものではなく、全羽根
デイフユーザベーン5Fと同様に揺動支点4から
わずかであれば羽根車2の外周2aに向けて鋭利
に突出形成して流れの抵抗を減少させるようにし
てもよいことは明らかである。また揺動支点4か
ら法線方向外側に向けて形成された本体5aは全
羽根デイフユーザベーン5Fと同一の形状に形成
されている。
なお、上記実施例は、デイフユーザベーン5が
偶数であるから、コンプレツサ11の羽根枚数が
奇数の場合を想定したもので、これが偶数の場合
には、共振を避けるためデイフユーザベーン5を
奇数にする必要があり、この場合はどこかで全羽
根デイフユーザ5F又は半羽根デイフユーザ5H
が2枚並ぶこともあり得る。
作 用 本考案は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。第1図に示す全羽根
デイフユーザベーン5Fと半羽根デイフユーザベ
ーン5Hとが羽根車2の外周2aの接線方向に揺
動させられると、第2図に仮想線で示すようにデ
イフユーザベーン5は傾斜して、羽根車2に対す
る傾斜角度が第1図の場合とは変化する。この場
合において半羽根デイフユーザベーン5Hの揺動
支点4から羽根車2の外周2aに向かつては本体
5aが存在しないため羽根車2の回転方向と反対
方向において隣接する全羽根デイフユーザベーン
5Hの本体5aとの間の喉部6における幅Bは、
第3図に示す従来例のようには大幅に減少しな
い。従つてこの半羽根デイフユーザベーン5Hに
隣接する2つの全羽根デイフユーザベーン5Fの
うちの一方、即ち該半羽根デイフユーザベーンの
羽根車2の回転方向と逆方向において隣接する全
羽根デイフユーザベーン5Fとの間の喉部6のエ
アの流路面積は差程減少しない。また半羽根デイ
フユーザベーン5Hと隣接する他方の全羽根デイ
フユーザベーン5F、即ち羽根車2の回転方向に
おいて隣接する全羽根デイフユーザベーン5Fの
本体5aとの間の喉部6の幅Cは第3図に示す従
来例と変らない。
このように本考案に係る高速遠心コンプレツサ
11においては、半羽根デイフユーザベーン5H
が全羽根デイフユーザベーン5Fと交互に配列さ
れているため、該半羽根デイフユーザベーン5H
と隣接する一方の全羽根デイフユーザベーン5F
との間の喉部6のエアの流路面積はこれらのデイ
フユーザベーン5の揺動時において差程狭くなる
ことがなく、チヨーク状態を防止することができ
る。
効 果 本考案は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、高速回転する羽根車の外周の外側
に、該羽根車と同心の所定の曲率半径を有する円
周上に所定の間隔でその揺動支点が配置された複
数の角度可変式デイフユーザベーンを備えた高速
遠心コンプレツサにおいて、上記した全羽根デイ
フユーザベーンと、揺動支点から羽根車の外周方
向へはほとんど突出部分のない本体からなる半羽
根デイフユーザベーンとを交互に配列したので、
半羽根デイフユーザベーンと隣接する2つの全羽
根デイフユーザベーンのうちの一方との間の喉部
のエアの流路面積が、デイフユーザベーンを羽根
車の外周の接線方向へ揺動させた場合に減少する
のを抑制することができ、チヨーク状態の発生を
防止し得、圧縮効率の向上を図ることができる効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例に係り、第
1図は羽根車とデイフユーザベーンとの相互関係
を示す概略正面図、第2図はデイフユーザベーン
を揺動させた場合における喉部の幅の変化の状態
を示す部分正面図、第3図は従来例に係る第2図
と同様の部分正面図である。 2は羽根車、2aは外周、3は円周、4は揺動
支点、5は角度可変式デイフユーザベーン、5a
は本体、5Fは全羽根デイフユーザベーン、5H
は半羽根デイフユーザベーン、11は高速遠心コ
ンプレツサである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高速回転する羽根車の外周の外側に、該羽根車
    と同心の所定の曲率半径を有する円周上に所定の
    間隔でその揺動支点が配置された複数の角度可変
    式デイフユーザベーンを備えたものにおいて、前
    記揺動支点を中心にして前記羽根車の外周方向及
    び該外周と反対方向にその本体が突出形成された
    複数の全羽根デイフユーザベーンと、前記揺動支
    点から前記羽根車の外周方向にはほとんど突出せ
    ず該外周と反対方向にのみその本体が突出形成さ
    れた複数の半羽根デイフユーザベーンとが交互に
    配列されたことを特徴とする高速遠心コンプレツ
    サ。
JP6437786U 1986-04-28 1986-04-28 Expired JPH0416000Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6437786U JPH0416000Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6437786U JPH0416000Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62175298U JPS62175298U (ja) 1987-11-07
JPH0416000Y2 true JPH0416000Y2 (ja) 1992-04-09

Family

ID=30900477

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JP6437786U Expired JPH0416000Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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JPS62175298U (ja) 1987-11-07

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