JPH04159070A - 鋳造品等の仕上げ装置 - Google Patents

鋳造品等の仕上げ装置

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JPH04159070A
JPH04159070A JP28255690A JP28255690A JPH04159070A JP H04159070 A JPH04159070 A JP H04159070A JP 28255690 A JP28255690 A JP 28255690A JP 28255690 A JP28255690 A JP 28255690A JP H04159070 A JPH04159070 A JP H04159070A
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JP
Japan
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grindstone
shaft
axis
workpiece
rotating
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JP28255690A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Niimura
辰雄 新村
Takenori Kitazawa
北沢 武徳
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Koyama Co Ltd
Original Assignee
Koyama Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、バリ、堰などを除去等して仕上げるための鋳
造物等の仕上げ装置に関する。
(従来技術) 第14図に示すように、鋳型内に溶融した金属(湯)を
とりべから鋳型内に湯口から流し込み鋳造を行う。
鋳型は、上型と下型とが合わせて形成されている。この
ため、鋳造した鋳造品には、下型1aと上型1bとの接
合部分に湯の一節がはみ出して見切りバリができる。
また、鋳型には、湯を流し込むための湯口9a、湯の中
のガスを抜くためのガス抜き9b、湯が冷える際に収縮
する製品部位に余分な空間を形成し湯を余分に流し込む
ための押し湯9cが設けられている。そして、鋳造され
た鋳造物には、湯口、ガス抜きおよび押し湯に対応して
それぞれ堰、ガス抜きバリおよび揚がりが形成される。
さらに、鋳型内に中子を配置した際には、鋳造物に中子
バリが形成される。
このため、鋳造された鋳造品には、見切りバリ、堰、ガ
ス抜きバリ、揚がりおよび中子バリ(以下単にバリ等と
いう)が形成される。これら鋳造物に形成されたバリ等
を除去することが、後工程で必要となる。
そこで、従来から、モータ等で回転駆動するグラインダ
等に鋳造物のバリ等を手作業により当てて削る取るよう
にして除去していた。
ま起、回転可能な回転砥石を、クランプ手段により保持
された鋳造物のバリ等に当てて除去するようにした装置
も存在している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、作業者が鋳造物を手に持ってグラインダ
に押し付けて研磨する際に、誤って手をグラインダに当
てて怪我をすることがあり危険である。
一方、前記仕上げ装置を用いた場合には、鋳造物の周面
にあるバリ等を除去するには好適であるが、溝内のバリ
等の除去はできなかった。このため、別作業として、溝
部分だけのバリ取りを作業者が行わざるをえなかった。
そこで、本発明は、鋳造物の溝内のバリ等の除去を行う
ことができる鋳造物等の仕上げ装置を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を実現するために次の構成を備えてな
る。
すなわち、鋳造品等のワークに対して相対的に接離可能
に設けた砥石台と、 該砥石台上に設けられた移動機構に、ワークに対して相
対的に接離する接離方向と軸線が一致した状態で移動自
在に支持された回動軸と、該回動軸に回動軸の軸線に直
交るする回転軸を中心に回転する回転砥石を設け、回動
軸を回動することにより回転砥石を回動軸を中心に回転
するようにした回転制御機構と、 前記回転制御機構の駆動装置を制御する制御手段とを具
備することを特徴とする。
さらに具体的な仕上げ装置としては。
水平X方向に進退自在なクランプ基台と、 該クランプ
基台に設けられ、クランプ基台上でX方向とは垂直なA
軸を中心として回転可能な、鋳造品等のワークをクラン
プするためのクランプ装置と、 前記クランプ基台に対向して設けられ、前記X方向とは
垂直な水平Z方向に進退自在に設けられた砥石台と、 該砥石台上に設けられた軸に基部が軸支され該軸を中心
としてX方向とは平行な鉛直面内で揺動自在に設けた支
持軸体と、 該支持軸体上に移動可能に設けられ昇降ブロックと、 該昇降ブロックに一端が軸着され、他端が砥石台に軸着
されて、前記支持軸体とで、昇降ブロックが移動するこ
とで一節が支持軸体上を移動可能な三節リンクを形成す
るリンクと、 中途部において、前記昇降ブロックにX方向と平行な鉛
直面内で揺動自在に支持されると共に、後端側で砥石台
との間でX方向に設けたガイド部に沿って移動するよう
に規制、かつ支持された揺動アームと、 該揺動アームの先端にZ方向と平行な回動軸を支持し、
この回動軸の一端側にX方向の回転軸を中心に回転する
回転砥石を設けるとともに、回動軸の他端に設けたモー
タと回転砥石を連繋し、回動軸を回動することにより回
転砥石およびモータが一体に回転するようにした回転制
御機構と、前記クランプ装置にクランプられるワークの
上面、周側面、斜面等のバリの除去を行うように前記ク
ランプ基台、クランプ装置、砥石台、昇降ブロック、回
転制御機構の各駆動装置を制御する制御手段とを具備す
ることを特徴とする。
また、鋳造品等の仕上げ装置において、回転砥石の摩耗
量を検出する検出手段と、前記回転砥石の摩耗量に応じ
て、砥石台および/または昇降ブロックを移動させる補
正手段とを具備するようにしても良い。
さらに、補正手段は、ワークの前記A軸と平行な側面の
バリ等の除去をする場合には、2方向の移動量に回転砥
石の摩耗量を加算し、 前記クランプ基台と平行な上面上のバリ等を除去する場
合には、X方向の移動量に回転砥石の摩耗量を加算し、 前記ワークの斜面や曲面のバリ等を除去する場合にはZ
方向およびX方向との回転砥石の摩耗量を加算するよう
にしたものでも良い。
(作用) 続いて、本発明の作用について述べる。
揺動アームの先端に設けた回転制御機構により回転砥石
の軸線の方向を変えることができるので、鋳造物の表面
に溝があっても、溝内のバリ等を除去することができる
また、回転砥石が摩耗しても、補正手段により摩耗量を
補正することができる。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本発明の仕上げ装置の概略的な平面説明図、第
2図は仕上げ装置の砥石駆動部の側面図である。
仕上げ装置10は、鋳造物を保持するためのクランプ装
置20と、このクランプ装置20に対向位置して、回転
開動する回転砥石を保持された鋳造物に接離するための
砥石駆動部50とから構成されている。なお、クランプ
装置20と砥石駆動部50とは、機枠12上に配置され
ている(第3図参照)。また、装置全体はケーシングに
覆われている。
まず、クランプ装置20について、上記第1図に加えて
第3図を参照して説明する。
機枠12上に、駆動機構14を介して、クランプ基台2
2が移動可能に設けられている。このクランプ基台22
の移動方向は、第3図の表裏面方向に移動するが、この
移動方向をX方向(X軸)とする6クランプ基台22上
には、クランプ台26が回転可能に設けられている。こ
のクランプ台26の回転軸をA軸とする。そして、クラ
ンプ台26には、A軸を中心に回動させるためのA軸モ
ータ28が設けられている(第4図参照)。
クランプ基台22の側端部の中央部にクランプ支柱29
が立設し、このクランプ支柱29は伸縮可能なスライド
部材29aを有し、このスライド部材29aの先端には
クランプアーム30が回動可能に設けられている。この
クランプアーム30の先端には、鋳造物をクランプ台2
6との間でクランプした際にA軸を中心に回転可能なク
ランプヘッド32が設けられている。
すなわち、クランプ台26とクランプヘッド32とで挾
持された鋳造物はA軸に対し、A軸モータ28の駆動に
より回動可能である。
続いて、砥石駆動部50について述べる。
前述した機枠12に固定された基台51上には、駆動機
構14を介して砥石台52が設けられている(第3図参
照)。
砥石台52上に、前記クランプ装置20の進退方向のX
軸方向に2つの支柱54A、54Bが並設している。こ
れら支柱54A、54Bの中間には、前後方向(X軸方
向)に揺動可能に、下端が軸着された支持軸体56が設
けられている。この支持軸体56は、上部に設けられた
Y軸モータ58と、このY軸モータ58の駆動軸と連結
し下端が軸支されているボールネジ59と、このボール
ネジ59に螺合してボールネジ59に沿って上下動する
昇降ブロック60とから構成されている。
なお、Y軸モータ58とボールネジ59下端の軸支部分
が連結部材56aにより連結されている。
そして、昇降ブロック60と、前記前方の支柱54Aの
上部の軸62とが第2リンク64を介して連結されてい
る。
前記支柱54Bの上面には、前後に対向する2枚の板体
65.65が起立し、この板体65,65間にガイドバ
ー66.66が平行に連結されている。このガイドバー
66.66上に、該ガイドバー66.66上を移動する
する移動軸68が設けられている。
前記昇降ブロック60と移動軸68との幅方向の両端に
、それぞれ2枚の側板70a、70bの中途部および後
端部がそれぞれ軸着されている。
この側板70a、70bにより揺動アームとしての第1
リンク70を構成している。この第1リンク70の先端
には砥石76を有する旋回制御機構102が設けられて
いる。
ここで、砥石台52の駆動機構について、第2図および
第5図を参照して説明する。
基台51上に前記X軸と直交する水平方向に進退可能に
砥石台52が設けられている。この砥石台52の移動方
向をZ軸とする。
砥石台52の裏面には、砥石台52の幅方向の両側縁に
沿って位置する2本のガイド捧81を支持する支持部材
80が砥石台52の前端と後端とに2組垂下している。
また、2本のガイド捧81は、それぞれ基台51上に設
けられた2つのガイドブロック82により支持されてい
る。
一方、ガイド棒81.81の間の間隔に、2軸モータ8
4が設けられている。Z軸モータ84は基台51に固定
され、このZ軸モータ84の能動軸と同軸にネジガイド
86が設けられている。そして、このネジガイド86に
、砥石台52の裏面に垂下する移動ブロック88が螺合
している。
このため、Z軸モータ84を駆動するとネジガイド86
が回転し、移動ブッロク88を移動させる。すると、砥
石台52はガイド捧81.81にガイドされつつ進退す
る。
一方一前記クランプ基台22の駆動機構14は、上記砥
石台52の駆動機構14と同様に構成されている。なお
、クランプ基台22の駆動機構を構成する駆動モータを
X軸モータ90とする。
上記第1リンクと第2リンクとの連結部分の昇降ブロッ
ク60はボールネジ59の回動により上下動可能である
とともに、第1リンク70と第2リンク64が連繋し、
第1リンクの後端がスライド可能であるため、Y軸モー
タ58を駆動させると昇降ブロック60が上下に移動し
この動きに伴って回転砥石76の先端が描く軌跡が垂直
線となる。これは、いわゆるスコツト・ラッセル平行運
動機構を構成しているためである。
すなわち、回転砥石76の回転軸74と昇降ブロック6
0の距離P、昇降ブロック60と移動軸68との距離B
、昇降ブロック60と軸62との距離Gの関係がG :
 B=B : Pの関係を満たすと共に、軸62の移動
軸68とが水平になるようにリンク機構が構成されてい
る。
続いて、前記旋回制御機構102について、詳しく第1
図、第2図、第6図〜第8図を参照して詳しく説明する
第1リング70を構成する2枚の側板70a、70bの
先端にそれぞれ軸受け104が設けられている。この軸
受け104.104に回動軸106が支持され、この回
動軸106の両端に固定板108a、108bが固定さ
れている。一方の固定板108aには回転砥石76を駆
動する駆動モータ77が固定され、もう一方の固定板1
08bには回転砥石76の回転軸74を軸支する軸受け
110が固定されている。また、回転軸74上には、回
転砥石76を覆う砥石カバー94が固定板108bに固
定されている。
そして、前記駆動モータ77の駆動軸先端のプ一り77
aと、回転砥石76の回転軸74のプーリ75aとに、
ベルト78.78が掛は渡されている。また、プーリ7
7a、75aおよびベルト78.78は、ベルトカバー
112で覆われている。このベルトカバー112は固定
板108a−108bに固定されている(第6図参照)
したがって、前記固定板108a、108bに固定され
た回転砥石76、駆動モータ77等は、回動軸106を
中心に回転可能である。
前記回動軸106の中途部にはギアボックス114が設
けられ、このギアボックス114内の回動軸106上に
は歯車116が固定されている。
また、ギアボックス114の上面にモータ118が固定
され、このモータ118の駆動軸から伝達された軸11
8a上にウオームギア120が設けられている。このウ
オームギア120は1回動軸106上の歯車116と噛
み合っている(第6図参照)。
前記ギアボックス114の両側面から回動軸106の軸
線方向に、かつ上方に向かって支持腕122.122が
延出している(第7図参照)。−方、前記第1リンク7
0の後端の移動軸68上に支持部材124,124が起
立している。そして、各支持部124と支持腕122と
がそれぞれ連結板126,126に軸着されている。
第2図に示すように、支持腕122と連結板126とを
軸着した軸127と1回動軸106とが垂直の位置関係
に保持され、この垂線なリンクをeとする。また、支持
部124と連結板126とが軸着された軸125と、潜
動軸68とを連結したリンクfが垂直に保持されている
このため、連結板126、第1リンク70、リンクeお
よびリンクfにより平行リンクが構成されている。した
がって、第1リンク70の先端をを上下に可動しても、
リンクeとリンクfが常に垂直状態を保つため、ギアボ
ックス114が常に垂直に姿勢制御されている。
前記モータ118を駆動することにより、軸118a上
のウオームギア120、およびウオームギア120に噛
み合っている歯車116を介して回動軸106が回動し
て、回転砥石76を回動軸106を中心に回動させるこ
とができる。このため、第8図に一点鎖線で示すように
回転砥石76を水平状態にしたり、種々の傾きに変更す
ることができる。このため、鋳造物Mの凹部100内の
バリ等の除去、あるいは斜めの溝等のバリ等の除去も可
能となる。
なお、回動軸106の移動は前記リンク機構(移動機構
)により移動することとなり、回動軸106を他の適宜
移動機構によりコントロールするようにしても良い。ま
た、回動軸106の両端に駆動モータ77と回転砥石7
6を設けたが、回動軸106の一端に駆動モータ77と
回転砥石76とを同軸に設けるようにしても良い。
続いて、バリ取りの動作とともに仕上げ装置について説
明する。
鋳造物Mの垂直面のバリを取るには、Z軸モータ84を
駆動して砥石台52を移動させ、鋳造物Mに回転砥石7
6を当てる。そして、Y軸モータ58を駆動して昇降ブ
ロック60を徐々に上方あるいは下方に移動させる。
また、Z軸モータ84とY軸モータ58とを同時に駆動
することにより鋳造物の斜面や曲面上のバリ等の除去を
行うことができる。
なお、溝内のバリ取りにあっては、砥石76を溝と同じ
傾きにすることが必要である。すなわち、前記モータ1
18を駆動することにより、モータ118の軸118a
上のウオームギア120、およびウオームギア120に
噛み合っている歯車116を介して回動軸106が回動
して、回転砥石76を回動軸106を中心に所定の角度
に回動させる。
本実施例の仕上げ装置は、制御手段として、中央処理装
置(CPUという)と、プログラムが格納されたROM
と、ティーチングにより回転砥石76が鋳造物のバリ取
りを行う手順およびバリ取・ り量等の制御用データが
格納されるRAMとから構成されている。
ここで、第9図に示すような形状の鋳造物Mを例に説明
する。この鋳造物Mは、上面をU、底面をD、両側面を
S、前面Fの上部の斜面をFu、溝をFM、背面をRと
する。そして、前面Fには斜面Fuの境界に見切りバリ
m1が、両側面にはクランク状の見切りバリ(mi 、
 m3、m4から成る)が、背面Rにも見切りバリm6
がそれぞれ存在している。また、上面Uおよび斜面FD
にはガス抜きバリm6、m7、rrll、mgが存在し
ている。
また、溝FM内にも見切りバリMhoが存在している。
まず、ティーチングにより、回転砥石76を駆動しなが
ら、鋳造物Mのバリ取りを行い、各制御用データをRA
Mに格納しておく。次に、ティーチングの動作を示す。
クランプ装置20に鋳造物Mをクランプする。
そして、X軸モータ9oを駆動してクランプ基台22を
所定位置に移動させ、装置全体をケーシング内にクロー
ズする。この状態で、回転砥石76のレベルをY軸モー
タ58で調節しつつ、Z軸モータ84を駆動して見切り
バリm1に当て、さらにX軸モータ90を駆動して鋳造
物Mを移動させ見切りバリm1を除去する。なお、回転
砥石76は垂直状態に保持されている。
ここで、Z軸モータ84を駆動し、回転砥石76を後退
させるとともに、A軸を中心にクランプ台26を回転さ
せ側面Sを砥石駆動部50側に向ける。そして、回転砥
石76を見切りバリm2に当てつつ鋳造物Mを移動して
見切りバリm2を除去する。そして、見切りバリm3の
上部に回転砥石76が位置した際に、鋳造物MのZ軸方
向への移動を停止させ、回転砥石76をY軸モータ58
を駆動して降下させる(スコットラッセル機構により回
転砥石76は鋳造物Mの垂直の見切りバリm3を除去す
る)。引き続き、回転砥石76のY軸方向の移動を停止
し、鋳造物MをX軸方向に移動させることにより見切り
バリm4を除去する。
そして、Z軸モータ84を駆動して、回転砥石76を後
退させる。
A軸モータ28を駆動して、鋳造物MをA軸を中心に回
転させ、鋳造物Mの背面Rを砥石駆動部50方向に向け
る。そして、Z軸モータ84を駆動して、背面Rの見切
りバリmsの一端に回転砥石76を当てて、鋳造物Mを
X軸方向に移動させる(X軸モータ90を駆動し)。こ
れにより見切りバリmsが除去される。
続いて、もう一方の側面Sを、前記一方の側面Sと同様
の動作により見切りバリmz 、 ms 、 m4を除
去する。
次に、鋳造物Mの前面Fを砥石駆動部50方向に向ける
。そして、鋳造物Mの空気抜きバリm8、m、(Z軸方
向に一致して形成されている)と回転砥石76とのZ軸
位置が一致するようにX軸方向に移動させるとともに1
回転砥石76の高さをY軸モータ58を駆動して鋳造物
Mの上面Uのレベルに一致させる。そして、回転砥石7
6を前進させて空気抜きバリm6.mgを除去し、その
後回転砥石76を後退させる。
なお、鋳造物Mの上面Uの空気抜きバリm1、m9を除
去する際には、鋳造物Mの上面Uを押さえるクランプヘ
ッド32が邪魔なので上方へ移動させておく。この場合
、鋳造物Mが軽量であれば鋳造物Mの両側面S、Sをク
ランプして保持することが必要であるが、重量物であれ
ばその必要はない。
次に、前面の斜面Fuの空気抜きバリms、m7を除去
する。まず、鋳造物Mの空気抜きバリms、mt(Z軸
方向に一致して形成されているものとする)を回転砥石
76とZ軸位置が一致するようにX軸方向に移動させる
(X軸モータ90を能動して)。回転砥石76の高さを
Y軸モータ58を駆動して鋳造物Mの上面Uのレベルに
一致させる。そして、回転砥石76を前進させ斜面Fu
に接近させて、回転砥石76の前進(Z軸方向への移動
)を停止させる。そして、斜面Fuに沿って回転砥石7
6が移動するように、Y軸モータ58およびZ軸モータ
84を調節しつつ移動させ。
空気抜きバリm6.m7を除去する。
さらに、回転砥石76を後退させ、モータ118を駆動
して回転制御機構を回動軸106を中心に90度回転さ
せる。そして、回転砥石76のレベルをY軸モータ58
で調節しつつ、Z軸モータ84を能動して溝FM内の見
切りバリm、。に当で、さらにX軸モータ90を駆動し
て鋳造物Mを移動させ見切りバリmI0を除去する。
続いて、回転砥石76を後退させ、回転制御機構により
回転砥石76の角度を復元させるとともに、Y軸および
Z軸の原点位置に移動させる。
また、鋳造物MIX軸モータ90を駆動して取出位置に
移動し、鋳造物Mを取り出す。
以上のようにティーチングを行ない、この制御用データ
をRAMに格納する。なお、このRAMに格納された制
御用データは、電源を切った際に消去されないように、
バッテリーバックアップがされている。
そして、プログラムに従って、制御用データにより各バ
リm、””−’m、。を自動的に除去する。
前述するように、バリ取りにより回転砥石76が摩耗し
て回転砥石76の径が小さくなるが、この摩耗量を検出
して、回転砥石の移動を補正する補正手段について、第
11図とともに第10図のフローチャートを参照しつつ
、回転砥石の動作とともに説明する。
電源を入れると、プログラムがスタートする。
まず、Z軸モータ84が駆動してZ軸のマシン原点に砥
石台52が位置決めされる(ステップ100)、続いて
、X軸、Y軸、Z軸のマシン原点位置に位置決めする(
ステップ102)。
位置検出器としての発光部92aと受光部92bとから
成るセンサ92(第4図参照)が不良か否か、チックす
る(ステップ104)。良の場合には次のステップ10
6に移る。
X軸、Y軸、Z軸、A軸の各軸の位置決めされたゼロ点
を基準位置として各軸方向の動きの座標系を設定する(
ステップ106)。
続いて、センサ92の高さ位置に回転砥石76の軸線(
中心)の高さ位置を一致させる(ステップ108)。
Z軸モータ84を駆動して、センサ92の測定位置の1
0mm手前まで前進させる(ステップ110)。
ステップ110の前進速度より若干遅い速度で砥石台5
2を前進させる。この前進により光が遮断(OFF)さ
れると(ステップ114)、砥石台52が5mバックさ
せられる(ステップ116)。続いて、砥石台52を低
速で前進させ(ステップ118)、そして回転砥石76
がセンサ92の光を遮光すると砥石台52の動きを停止
する(ステップ120でYES)。この回転砥石76が
遮光した位置で、原点位置からのZ軸の移動距離Qを読
み込む(ステップ124)。
なお、第11図は回転砥石76とセンサ92との位置関
係を示している。ティーチング時に回転砥石76がセン
サ92の光を遮光した位置での、原点位置からの砥石台
52の移動長さをLとする。
この場合、回転砥石76の摩耗量りは(Q−L)である
ここで、回転砥石76の摩耗量h(以下、補正値ともい
う)を書き込み(ステップ126)、この補正値りだけ
Z軸の原点位置に加算して補正する(ステップ128)
。引き続き、X軸、Y軸方向の動きに対する補正をする
(ステップ130)。
そして、各軸方向の動きの新規座標系を設定しくステッ
プ132)、原点の修正を終了する。
すなわち、直立する側面および水平な上面のバリを除去
する際には、X軸およびZ軸に対して上記補正値りをそ
のまま原点位置に加算して補正する(第12図参照)。
しかし、斜面のバリ取りをする場合には前記補正値りを
、Z軸方向とY軸方向に分配して斜面や曲面のバリ取り
が行えるように補正する。
そして、前記ティーチングの制御用データに従って鋳造
物Mのバリ取りを行わせる。なお、原点補正は、電源を
投入した場合、および鋳造物Mのバリ取りを所定個数行
うごとに行うようにすると良い。
第13図(a)は1回転砥石76の摩耗量りを、斜面の
バリ取りの際にZ軸およびY軸に対して補正する場合の
説明図である。
回転砥石76の摩耗量りは、Z方向に対する補正Zは、
z=h−8INθであられされる。この場合、Z軸モー
タ84を駆動して砥石台52を2だれ移動すれば良い。
一方、Y方向に対する補正yは、y=h−c。
Sθであられされる。この場合、補正yは(h・CO8
θ)となるが、Y軸モータ58が駆動するボールネジ5
9上の昇降ブロック60の移動量y1は、y1=h−C
O8θXdであられされる。
ここで、第13図(b)を参照して、dについて説明す
る。Y軸モータ58を駆動したボールネジ59上の昇降
ブロック60の移動量をeとし、この場合の回転砥石7
6の移動量をHとすると、H: e”y : ’/l の関係が成り立つ。上記yおよびylを代入すると、d
 = e / Hとなる。なお、Hとeの関係は比例関
係にある。
このように、斜面の場合には、2軸およびY軸方向に、
2およびyの値を補正する。
なお、上記実施例では斜面のバリ取りをY軸モータ58
およびZ軸モータ84を調節しつつ行ったが、曲面上の
バリにおいても同様に行うことができる。
また、−面にしかバリ等がない鋳造物Mにおいては、ク
ランプ装置20を設けることなく単に鋳造物Mを固定し
て設け、前記砥石駆動部5oを駆動してバリ等を除去す
るようにしても良い。
以上述べたように、上記実施例の鋳造物の仕上げ装置は
、上記実施例に限定されることなく、発明の精神を逸脱
しない範囲内で多くの改変を施し得ることはもちろんで
ある。
(発明の効果) 本発明は上述するように構成されおり、砥石の角度が変
更可能なので、鋳造物の溝内のバリ等の除去を行うこと
ができる。このため、バリ等の除去を迅速かつ容易にで
きるようになった。また、鋳造物等のバリ等の除去の自
動化を図ることができる。
また、回転砥石の摩耗量に応じて補正する補正手段を設
けることにより、さらに正確なバリ等の除去が可能とな
るなどの著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の仕上げ装置の概略的な平面説明図、第
2図は仕上げ装置の砥石駆動部の側面図、第3図は本発
明の仕上げ装置を示す概略的な正面図、第4図はクラン
プ装置の平面図、第5図は砥石台の駆動機構を示す断面
説明図、第6図は旋回制御機構を示す部分断面平面図、
第7図は砥石駆動部を旋回制御機構方向から見た状態を
示す部分省略側面図、第8図は鋳造物と回転砥石との関
係を示す説明図、第9図は鋳造物の斜視図、第10図は
回転砥石の摩耗量を検出するためのフローチャート、第
11図は回転砥石と光電管との関係を示す説明図、第1
2は鋳造物と摩耗した回転砥石との関係を示す側面部分
説明図、第13図(a)。 (b)はそれぞれ鋳造物の斜面での回転砥石の摩耗量の
補正量を示す説明図、第14図は鋳造型を示す断面説明
図である。 10・・・仕上げ装置、 20・・・クランプ装置、 22・・・クランプ基台、 26・・・クランプ台、 28・・・A軸モータ、 50・・・砥石駆動部、 58・・・Y軸モータ、 59・・・ボールネジ、 60・・・昇降ブロック、 76・・・回転砥石、 102・・・旋回制御機構、 106・・・回動軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鋳造品等のワークに対して相対的に接離可能に設け
    た砥石台と、 該砥石台上に設けられた移動機構に、ワークに対して相
    対的に接離する接離方向と軸線が一致した状態で移動自
    在に支持された回動軸と、 該回動軸に回動軸の軸線に直交るする回転軸を中心に回
    転する回転砥石を設け、回動軸を回動することにより回
    転砥石を回動軸を中心に回転するようにした回転制御機
    構と、 前記回転制御機構の駆動装置を制御する制御手段と、 を具備する鋳造品等の仕上げ装置。 2、鋳造品等のワークに対向して設けられ、該ワークに
    対して相対的に接離自在に設けられた砥石台と、 該砥石台上に設けられた軸に基部が軸支され該軸を中心
    としてワークに対する接離方向と直交する鉛直面内で揺
    動自在に設けた支持軸体と、 該支持軸体上に移動可能に設けられ昇降ブロックと、 該昇降ブロックに一端が軸着され、他端が砥石台に軸着
    されて、前記支持軸体とで、昇降ブロックが移動するこ
    とで一節が支持軸体上を移動可能な三節リンクを形成す
    るリンクと、 中途部において、前記昇降ブロックにワークに対する接
    離方向と直交する鉛直面内で揺動自在に支持されると共
    に、後端側で砥石台との間でワークに対する接離方向と
    直交する水平面内を、ガイド部に沿って移動するように
    規制、かつ支持された揺動アームと 該揺動アームの先端にワークに対する接離方向と平行な
    回動軸を支持し、この回動軸の一端側に回動軸の軸線に
    直交する回転軸を中心に回転する回転砥石を設けるとと
    もに、回動軸の他端に設けたモータと回転砥石を連繋し
    、回動軸を回動することにより回転砥石およびモータが
    一体に回転するようにした回転制御機構と、 前記ワークの上面、斜面等のバリの除去を行うように砥
    石台、昇降ブロック、回転制御機構の各駆動装置を制御
    する制御手段と、 を具備する鋳造品等の仕上げ装置。 3、水平X方向に進退自在なクランプ基台と、該クラン
    プ基台に設けられ、クランプ基台上でX方向とは垂直な
    A軸を中心として回転可能な、鋳造品等のワークをクラ
    ンプするためのクランプ装置と、 前記クランプ基台に対向して設けられ、前記X方向とは
    垂直な水平Z方向に進退自在に設けられた砥石台と、 該砥石台上に設けられた軸に基部が軸支され該軸を中心
    としてX方向とは平行な鉛直面内で揺動自在に設けた支
    持軸体と、 該支持軸体上に移動可能に設けられ昇降ブロックと、 該昇降ブロックに一端が軸着され、他端が砥石台に軸着
    されて、前記支持軸体とで、昇降ブロックが移動するこ
    とで一節が支持軸体上を移動可能な三節リンクを形成す
    るリンクと、 中途部において、前記昇降ブロックにX方向と平行な鉛
    直面内で揺動自在に支持されると共に、後端側で砥石台
    との間でX方向に設けたガイド部に沿って移動するよう
    に規制、かつ支持された揺動アームと 該揺動アームの先端にZ方向と平行な回動軸を支持し、
    この回動軸の一端側にX方向の回転軸を中心に回転する
    回転砥石を設けるとともに、回動軸の他端に設けたモー
    タと回転砥石を連繋し、回動軸を回動することにより回
    転砥石およびモータが一体に回転するようにした回転制
    御機構と、 前記クランプ装置にクランプられるワークの上面、周側
    面、斜面等のバリの除去を行うように前記クランプ基台
    、クランプ装置、砥石台、昇降ブロック、回転制御機構
    の各駆動装置を制御する制御手段と、 を具備する鋳造品等の仕上げ装置。 4、請求項3記載の鋳造品等の仕上げ装置において、 回転砥石の摩耗量を検出する検出手段と、 前記回転砥石の摩耗量に応じて、砥石台および/または
    昇降ブロックを移動させる補正手段とを具備することを
    特徴とする鋳造品等の仕上げ装置。 5、ワークの前記A軸と平行な側面のバリ等の除去をす
    る場合には、Z方向の移動量に回転砥石の摩耗量を加算
    し、 前記クランプ基台と平行な上面上のバリ等を除去する場
    合には、Y方向の移動量に回転砥石の摩耗量を加算し、 前記ワークの斜面や曲面のバリ等を除去する場合にはZ
    方向およびY方向との回転砥石の摩耗量を加算するよう
    にした補正手段である請求項4記載の鋳造品等の仕上げ
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101398A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Honda Motor Co Ltd バリ取り装置

Cited By (2)

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JP2009101398A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Honda Motor Co Ltd バリ取り装置
JP4733791B2 (ja) * 2007-10-24 2011-07-27 本田技研工業株式会社 バリ取り装置

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