JPH04157583A - 画像抽出方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、文字読取装置やデジタル複写機等のような機
器に利用される画像抽出方法及び装置に関するものであ
る。

従来の技術 現在、画像領域から所定部分を抽出領域として抽出する
画像抽出装置が実用化されており、これはＯＣＲ（Ｏｐ
ｔｉｃａｌ　Ｃｈａｒａｃｔｅｒ　Ｒｅａｄｅｒ）や高
機能なデジタル複写機等で文字の識別やイメージ情報の
編集などに利用されている。このような装置では、画像
領域中に上下左右に相当するＸ方向とＸ方向とを設定し
、抽出領域内の画素のヒストグラムをＸ方向とＸ方向と
の少なくとも一方で作成して画像情報の抽出を行なう。

だが、例えば、ＯＣＲで長い文字列を抽出する際に画像
領域が傾斜していると、隣接する抽出領域がＸ方向やＸ
方向で重複するなどして抽出が困難となる。そこで、本
出願人が特開昭６３−８２５８８号公報に開示したＯＣ
Ｒでは、細長い抽出領域を複数のブロックに分割して個
々にヒストグラムを作成することで、画像領域が傾斜し
ていても文字列の抽出を可能としている。

発明が解決しようとする課題 上述したＯＣＲの画像抽出装置では、抽出領域を複数の
ブロックに分割して個々に画像抽出を行なうことで、画
像領域の傾斜に対応可能としている。

しかし、これでも抽出される文字は傾斜しているので、
その識別が困難で誤検出が生じることがあり、また、上
述のような画像抽出装置でイメージ情報を抽出した場合
、画像領域を傾斜した抽出領域で切り出すとイメージ情
報の一部に欠落が生じる懸念がある。

課題を解決するための手段 請求項１記載の発明は、画像領域内に位置する矩形の抽
出領域の近傍に基準設定手段が基準点を設定し、画像領
域中に上下左右に相当するＸ方向とＸ方向とを方向設定
手段が設定し、抽出領域の基準点に対する変位量とＸ方
向とＸ方向とに対する傾斜角とを傾斜量検出手段が算定
し、この算定された傾斜角と変位量に従って角度と位置
とを補正した抽出領域内の画像情報を情報抽出手段が抽
出するようにした。

請求項２記載の発明は、画像領域内に位置する矩形の抽
出領域の近傍に基準設定手段が基準点を設定し、画像領
域中に上下左右に相当するＸ方向とＸ方向″と′香方向
設定手段が設定し、抽出領域の基準点に対する変位量と
Ｘ方向とＸ方向とに対する傾斜角とを傾斜量検出手段が
算定し、Ｘ方向とＸ方向とでマトリクス状に分割された
ブロックを領域分割手段が抽出領域上に設定し、この抽
出領域の傾斜角と変位量とに従った順番でブロック走査
手段がブロックを順次走査し、この走査方向で隣接する
二つのブロック内の画像情報から抽出領域の傾斜角と変
位量とに従って情報抽出手段が傾斜を修正した画像情報
を生成するようにした。

請求項３記載の発明は、画像領域内に位置する矩形の抽
出領域の近傍に基準点を設定する基準設定手段を設け、
画像領域中に上下左右に相当するＸ方向とＸ方向とを設
定する方向設定手段を設け、抽出領域の基準点に対する
変位量とＸ方向とＸ方向とに対する傾斜角とを算定する
傾斜量検出手段を設け、この傾斜量測定手段が算定した
傾斜角と変位量に従って角度と位置とを補正した抽出領
域内の画像情報を抽出する情報抽出手段を設けた。

請求項４記載の発明は、画像領域内に位置する矩形の抽
出領域の近傍に基準点を設定する基準設定手段を設け、
画像領域中に上下左右に相当するＸ方向とＸ方向とを設
定する方向設定手段を設け、抽出領域の基準点に対する
変位量とＸ方向とＸ方向とに対する傾斜角とを算定する
傾斜量検出手段を設け、Ｘ方向とＸ方向とでマトリクス
状に分割されたブロックを抽出領域上に設定する領域分
割手段を設け、抽出領域の傾斜角と変位量とに従った順
番でブロックを順次走査するブロック走査手段を設け、
このブロック走査手段の走査方向で隣接する二つのブロ
ック内の画像情報から抽ａ［ｌ域の傾斜角と変位量とに
従って傾斜を修正した画像情報を生成する情報抽出手段
を設けた。

作用 請求項１及び３記載の発明は、抽出領域の近傍に基準点
を設定すると共に画像領域中にＸ方向とＸ方向とを設定
し、抽出領域の基準点に対する変位量とＸ方向とＸ方向
とに対する傾斜角に従って抽出領域の角度と位置とを補
正することで、傾斜した画像領域から抽出領域内の画像
情報を抽出する際、傾斜量に対応して抽出領域の位置と
角度とが補正されるので、部分的な欠落を生じることな
く画像情報を抽出することができ、基準点に対する相対
位置に基づいて抽出領域のみを補正することができるの
で、画像領域の全体を補正するような必要がなく、処理
速度の向上に寄与することができる。

請求項２及び４記載の発明は、抽出領域の近傍に基準点
を設定すると共に画像領域中にＸ方向とＸ方向とを設定
し、抽出領域の基準点に対する変位量とＸ方向とＸ方向
とに対する傾斜角を算定して抽出領域上に設定したブロ
ックを所定の順番で順次走査し、この走査方向で隣接す
る二つのブロック内の画像情報から傾斜を修正した画像
情報を生成することで、抽出する画像情報の傾斜を修正
して正常な方向の画像情報を抽出することができるので
、ＯＣＲの文字識別の検出精度などを向上させることが
できる。

実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。まず、本実
施例の画像抽出装置（図示せず）は、例えば、ＯＣＲや
デジタル複写機のＣＰ　Ｕ　（ＣｅｎｔｒａｌＰ　ｒｏ
ｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）などに利用されており、画
像読取装置に接続された画像メモリ内の画像領域から抽
出領域内の画像情報を抽出するようになっている。そこ
で、この画像抽出装置は、画像領域に基準点を設定する
基準設定手段と、画像領域中にＸ方向とＸ方向とを設定
する方向設定手段と、抽出領域の変位量と傾斜角とを算
定する傾斜量検出手段と、マトリクス状のブロックを設
定する領域分割手段と、所定の走査方向でブロックを順
次走査するブロック走査手段と、傾斜を修正した画像情
報を生成して抽出する情報抽出手段とをファームウェア
などで形成した構造となっている。

このような構成において、この画像抽出装置は、画像メ
モリ内に格納された対象画像の画像情報から枠線の画像
情報を識別し、ＯＣＲやデジタル複写機による棒線内の
文字列や特定画像の抽出に寄与するようになっている。

そこで、このような画像抽出装置の処理動作を第１図に
例示するフローチャートに基づいて以下に詳述する。ま
ず、この画像抽出装置では、画像領域中に上下左右に相
当するＸ方向とＸ方向とが方向設定手段で設定され、第
２図（ａ）に例示するように、矩形の抽出領域１の近傍
に基準設定手段が基準点２を内包した基準枠３を選定す
る。ここで、この基準枠３の基準点２が画像領域に傾斜
が存しない場合で前記抽出領域１の開始点４のＸ方向に
位置するようになっており、ここでは、このような既知
の情報を利用して傾斜量検出手段が基準枠３の傾斜から
画像領域の傾斜を検出する。なお、第２図（ｂ）、（Ｃ
）に例示するように、基準枠３の基準点２に対して抽出
領域ｌの開始点ｌが傾斜した位置にある場合は、これを
別個に計測することになる。また、上述のような基準枠
３の選定は、画素の連続や線分の接続形態等を利用して
既存の技術で容易に実現される。

そこで、第３図に例示するように、基準枠３の基準点２
と隣接する角部５，６との座標［ＸＯ，Ｙｏｕ。

（Ｘｌ、　Ｙｌｌ、　［Ｘ２．　Ｙ２］が検出され、こ
の基準枠３の底辺と側辺とのＸ方向とＸ方向とに対する
傾斜量（Ｘ−ｓｋｅｗ）、　（Ｙ−ｓｋｅｗ）が、Ｘ−
Ｘ−５ｋｅ　（Ｘｉ　−ＸＯ）／　（Ｙｌ　−ＹＯ）Ｙ
−ｓｋｅｗ＝　（Ｙ２−ＹＯ）／　（Ｘ２−ＸＯ）とし
て算出される。このようにして算出した二つの傾斜量（
Ｘ−ｓｋｅｗ）、　（Ｙ−ｓｋｅｗ）は、基準枠３が正
確な長方形の場合は同一値となるが、これは実際には画
像読取装置の光学収差等のために誤差が生じるので、本
発明の画像抽出装置では各々別個に検出するようになっ
ている。

そして、上述のようにして検出された二つの傾斜量に基
づいて抽出領域１の位置補正が行なわれる。そこで、既
知情報として得られる抽出領域１の開始点４と基準点２
との距離が（Ｙ　−ｄｉｓｔａｎｃｅ）とすると、開始
点４をＸ方向とＸ方向の各々に、（Ｙ−ｄｉｓｔａｎｃ
ｅｘ　Ｘ−ｓｋＸ−５ｋｅ　Ｙ　、、−ｄｉｓｔａｎｃ
ｅ　Ｘ　Ｘ−Ｘ−５ｋｅ　Ｘ　Ｙ　−ｓｋｅｗ）たけ移
動させることで位置補正が行なわれる。そこで、抽出領
域１の他の角部に対しても同様な位置補正を行なうと、
この抽出領域ｌは画像領域が傾斜しない状態の本来の位
置に補正される。そして、第４図に例示するように、こ
の状態で抽出領域１をＸ方向とＸ方向との最大間隔（ｘ
−ａｒｅａ）　。

（Ｙ−ａｒｅａ）とすると部分的に欠落することなく画
像情報を抽出することができる。

、　つぎに、−上述のようにして補正された抽出領域１
内の画像情報を、領域分割手段が複数のブロックに分割
し、ブロック走査手段により開始点９から（Ｙ−ｓｋｅ
ｗ）の方向に従って走査される。ここでは、−５画素を
１ビツトとして１バイトを１ブロツクとするバイトデー
タで画像情報の抽出を行なうものとし、２バイトのデー
タで画像情報を抽出する際の傾斜補正を情報抽出手段が
行なう。

この時、第５図（ａ）、（ｂ）に例示するように、傾斜
方向に従って抽出する画像情報が異なるので、第１図（
ｂ）に例示するように、（Ｙ−ｓｋｅｗ）の（０）に対
する大小で右上りか右下りかを判定する。そこで、ＥＸ
−Ｙｌ座標上で現在参照しているバイトデータが［Ｉｍ
ｇ（ｉ、　ｊ）］として二つのバイトデータを（ｊ−ｐ
ａｒｔ）、　（Ｒ−ｐａｒｔ）とし、位置補正された開
始点４から（ｉ＋１）や（ｉ−１）で参照される座標値
までのＸ方向の距離と（Ｙ−ｓｋｅｗ）とで生成される
補正量を（ｙ−ｄｉｓｐ）とすると、画像領域の傾斜方
向が右上りの場合は、ｊｐａｒｔ＝　Ｉｍｇ（ｉ、　ｊ
）、　Ｒ−ｐａｒｔ＝Ｉ　ｍｇ（ｉ＋１−、　ｊ−（ｙ
−ｄｉｓｐ））、右下りの場合はｌ　−ｐａｒｔ＝　Ｉ
　ｍｇ（ｉ−１，ｊ−（ｙ−ｄｉｓｐ））、　Ｒ−ｐａ
ｒｔ＝、　Ｉ　ｍｇ（ｉ、　ｊ）の座標のデータを参照
する。ここで、画素が存在してビットが検出された部分
を黒色で図示して画素が存在せずビットが検出されない
部分を白色で図示すると、右上りの場合の二つのバイト
データ（１−ｐａｒｔ）　、　（Ｒ−ｐａｒｔ）は、第
６図（ａ）、　（ｂ）に例示するようになる。そこで、
位置補正された開始点４から（１−ｐａｒｔ）や（Ｒ−
ｐａｒｔ）で参照される座標値までのＸ方向の距離と（
Ｘ−Ｘ−５ｋｅとで生成される補正量を（ｘ−ｓｉｆし
）とすると、二つのバイトデータ（１−ｐａｒｔ）と（
Ｒ−ｐａｒｔ）とを各々左右に（ｘ−ｓｉｆｔ）及び（
８−Ｘ−５ｉ　ｆ　ｔ　）だけビットシフトすることで
バイトデータの傾斜補正を行なう。

すると、第６図（ｃ）、（ｄ）に例示するように、上述
のようにして傾斜補正されたバイトデータは互いに補完
する形態となるので、第６図（ｅ）に例示するように、
これらをビットオアとすることで傾斜補正された一つの
バイトデータが生成されることになる。

そこで、このバイトデータを（Ｓｔｒ（ｉ、　ｊ））に
格納し、抽出領域１内に対して同様なバイトデータの生
成を順次行なうことで傾斜補正された画像情報の抽出が
完了する。

発明の効果 請求項１及び３記載の発明は、画像領域内に位置する矩
形の抽出領域の近傍に基準設定手段が基準点を設定し、
画像領域中に上下左右に相当するＸ方向とＸ方向とを方
向設定手段が設定し、抽出領域の基準点に対する変位量
とＸ方向とＸ方向とに対する傾斜角とを傾斜量検出手段
が算定し、この算定された傾斜角と変位量に従って角度
と位置とを補正した抽出領域内の画像情報を情報抽出手
段が抽出するようにしたことにより、傾斜した画像領域
から抽出領域内の画像情報を抽出する際、傾斜量に対応
して抽出領域の位置と角度とが補正されるので、部分的
な欠落を生じることなく画像情報を抽出することができ
、基準点に対する相対位置に基づいて抽出領域のみを補
正することができるので、画像領域の全体を補正するよ
うな必要がないので、処理速度の向上に寄与することが
でき、ＯＣＲの高性能化やデジタル複写機の高機能化な
どに寄与することができる等の効果を有するものである
。

請求項２及び４記載の発明は、画像領域内に位置する矩
形の抽出領域の近傍に基準設定手段が基準点を設定し、
画像領域中に上下左右に相当するＸ方向とＸ方向とを方
向設定手段が設定し、抽出領域の基準点に対する変位量
とＸ方向とＸ方向とに対する傾斜角とを傾斜量検出手段
が算定し、Ｘ方向とＸ方向とでマトリクス状に分割され
たブロックを領域分割手段が抽出領域上に設定し、この
抽出領域の傾斜角と変位量とに従った順番でブロック走
査手段がブロックを順次走査し、この走査方向で隣接す
る二つのブロック内の画像情報から抽出領域の傾斜角と
変位量とに従って情報抽出手段が傾斜を修正した画像情
報を生成するようにしたことにより、抽出する画像情報
の傾斜を修正して正常な方向の画像情報を抽出すること
ができるので、ＯＣＲの文字識別の検出精度などを向上
させることができ、ＯＣＲの高性能化やデジタル複写機
の高機能化などに寄与することができる等の効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図はフロ
ーチャート、第２図ないし第４図は画像領域の平面図、
第５図及び第６図は抽出領域を部分的に拡大した平面図
である。 １・・・抽出領域、２・・・基準点 呂　願　人　　　株式会社　リコー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、画像領域内に位置する矩形の抽出領域の近傍に基準
   設定手段が基準点を設定し、前記画像領域中に上下左右
   に相当するＹ方向とＸ方向とを方向設定手段が設定し、
   前記抽出領域の前記基準点に対する変位量と前記Ｙ方向
   とＸ方向とに対する傾斜角とを傾斜量検出手段が算定し
   、この算定された傾斜角と変位量に従って角度と位置と
   を補正した前記抽出領域内の画像情報を情報抽出手段が
   抽出するようにしたことを特徴とする画像抽出方法。 ２、画像領域内に位置する矩形の抽出領域の近傍に基準
   設定手段が基準点を設定し、前記画像領域中に上下左右
   に相当するＹ方向とＸ方向とを方向設定手段が設定し、
   前記抽出領域の前記基準点に対する変位量と前記Ｙ方向
   とＸ方向とに対する傾斜角とを傾斜量検出手段が算定し
   、前記Ｙ方向とＸ方向とでマトリクス状に分割されたブ
   ロックを領域分割手段が抽出領域上に設定し、この抽出
   領域の傾斜角と変位量とに従った順番でブロック走査手
   段が所定の前記ブロックを順次走査し、この走査方向で
   隣接する二つの前記ブロック内の画像情報から前記抽出
   領域の傾斜角と変位量とに従って情報抽出手段が傾斜を
   修正した画像情報を生成するようにしたことを特徴とす
   る画像抽出方法。 ３、画像領域内に位置する矩形の抽出領域の近傍に基準
   点を設定する基準設定手段を設け、前記画像領域中に上
   下左右に相当するＹ方向とＸ方向とを設定する方向設定
   手段を設け、前記抽出領域の前記基準点に対する変位量
   と前記Ｙ方向とＸ方向とに対する傾斜角とを算定する傾
   斜量検出手段を設け、この傾斜量測定手段が算定した傾
   斜角と変位量に従って角度と位置とを補正した前記抽出
   領域内の画像情報を抽出する情報抽出手段を設けたこと
   を特徴とする画像抽出装置。 ４、画像領域内に位置する矩形の抽出領域の近傍に基準
   点を設定する基準設定手段を設け、前記画像領域中に上
   下左右に相当するＹ方向とＸ方向とを設定する方向設定
   手段を設け、前記抽出領域の前記基準点に対する変位量
   と前記Ｙ方向とＸ方向とに対する傾斜角とを算定する傾
   斜量検出手段を設け、前記Ｙ方向とＸ方向とでマトリク
   ス状に分割されたブロックを抽出領域上に設定する領域
   分割手段を設け、前記抽出領域の傾斜角と変位量とに従
   った順番で前記ブロックを順次走査するブロック走査手
   段を設け、このブロック走査手段の走査方向で隣接する
   二つの前記ブロック内の画像情報から前記抽出領域の傾
   斜角と変位量とに従って傾斜を修正した画像情報を生成
   する情報抽出手段を設けたことを特徴とする画像抽出装
   置。