JPH04156827A - パターン認識装置 - Google Patents

パターン認識装置

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JPH04156827A
JPH04156827A JP2280461A JP28046190A JPH04156827A JP H04156827 A JPH04156827 A JP H04156827A JP 2280461 A JP2280461 A JP 2280461A JP 28046190 A JP28046190 A JP 28046190A JP H04156827 A JPH04156827 A JP H04156827A
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tumor
image data
image
shadow
ray
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JP2280461A
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Wataru Ito
渡 伊藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、被写体の放射線画像を表わす画像データに基
づいて、前記放射線画像上に指定された前記被写体の腫
瘍に対応する腫瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性を
求めるパターン認識装置に関するものである。
(従来の技術) 記録された放射線画像を読み取って画像データを得、こ
の画像データに適当な画像処理を施した後、画像を再生
記録することが種々の分野で行なわれている。たとえば
、後の画像処理に適合するように設計されたガンマ値の
低いX線フィルムを用いてX線画像を記録し、このX線
画像が記録されたフィルムからX線画像を読み取って電
気信号(画像データ)に変換し、この画像データに画像
処理を施した後、コピー写真等に可視像として再生する
ことにより、コントラスト、シャープネス。
粒状性等の画質性能の良好な再生画像を得ることが行な
われている(たとえば特公昭61−5193号公報参照
)。
また本出願人により、放射線(X線、α線、β線、γ線
、電子線、紫外線等)を照射するとこの放射線エネルギ
ーの一部が蓄積され、その後可視光等の励起光を照射す
ると蓄積されたエネルギー量に応じて輝尽発光を示す蓄
積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等を被写
体とした放射線画像をシート状の蓄積性蛍光体(蓄積性
蛍光体シート)に−旦撮影記録し、この蓄積性蛍光体シ
ートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜ
しめ、得られた輝尽発光光を光電的に読取って画像デー
タを得、この画像データに基づいて被写体の放射線画像
を可視画像として写真感光材料等の記録シートに記録し
、もしくはCRTデイスプレィ装置等に再生表示するシ
ステムが既に提案されている(特開昭55−12429
号、同5B−11395号。
同55−183472号、同56−164645号、同
55−116340号等)。
このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較してきわめて広い放射線露光域にわたって
画像を記録しうるという実用的な利点を有している。す
なわち、放射線露光量に対する、放射線エネルギー蓄積
後の励起による輝尽発光光の光量がきわめて広い範囲に
わたって比例することが認められており、従って種々の
撮影条件により放射線露光量かかなり大幅に変動しても
、蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を読取
りゲインを適当な値に設定して読取ることにより、放射
線露光量に影響されない画像データを得ることかできる
上記X線フィルムや蓄積性蛍光体等を用いたシステム、
特に人体の医療診断用として構成されたシステムにおい
て、近年、単に観察(診断)に適した良好な画質性能を
備えた再生画像を得ることに加えて、画像の自動認識が
行なわれてきている(たとえば特開昭62−12548
1号公報、特願平1−162904号、同1−1629
05号、同1−162909号参照)。
ここで画像の自動認識とは、画像データに種々の処理を
施すことにより、複雑な画像から目的とするパターンを
抽出する操作をいい、たとえば人体の胸部X線画像や乳
房X線画像のような種々の線状1円形状のパターンの入
り混じった非常に複雑な画像から、たとえば腫瘍の陰影
(腫瘍影)等を検出する実空間フィルタを用いて放射線
画像上を走査する(実際は、放射線画像を表わす画像デ
ータに基づいて、該放射線画像上を走査することに対応
する操作を行なうことをいう)ことにより、腫瘍影等を
抽出する操作等をいう。
このように複雑な放射線画像(たとえば人体の胸部X線
画像、乳房X線画像等)において目的とするパターン(
たとえば腫瘍影等)を抽出し、その抽出したパターンを
明示した可視画像を再生表示することにより、観察者の
観察の補助(たとえば医師の診断の補助)を行なわせる
ことができる。
(発明が解決しようとする課題) 上記腫瘍影を検出するには、通常、所定の実空間フィル
タを用いて放射線画像上を走査することにより、所定の
円形パターンを抽出することにより、この抽出されたパ
ターンが腫瘍影とされる。
ところで、人体の放射線画像は通常であっても非常に複
雑であるとともに、たとえば胸部X線画像や乳房X線画
像等に現われる腫瘍影も、その大きさがそれぞれ異なっ
ており、また、X線画像上の腫瘍影の位置によってその
形状や濃度が異なっている等、種々に変形した腫瘍影が
現われる。したがって腫瘍影を求めるフィルタとしては
、種々に変形した腫瘍影であっても求めることかできる
ように、ある程度許容度の大きなフィルタを用いる必要
がある。しかしながら、その一方で、許容度の大きな腫
瘍影抽出フィルタを用いると、本来抽出する必要のある
悪性腫瘍の腫瘍影のみならず、抽出する必要のない良性
腫瘍の腫瘍影も抽出されてしまう結果となる。
これを解決するために、本出願人により、腫瘍影の略中
心を原点とした極座標(r、  θ)(ただし、rは動
径、θは傾角を表わす。)で表わした前記腫瘍影の画像
データD(r、  θ)のスペクトル分布を求め、さら
にこのスペクトル分布を代表する特徴量を求め、この特
徴量に基づいて上記腫瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影である蓋
然性を求める方法か提案されている(特願平1−272
223号膠照)。
しかしながらこの方法は、捉えている特徴の数が少なく
、したがって典型的なパターンについては悪性腫瘍の蓋
然性を求めることができるか、種々に変形したパターン
についてはその蓋然性を正確に求めることかできないと
いう問題かある。
またその一方で、たとえば医師か腫瘍影を診断する際、
何を捉えて悪性腫瘍の腫瘍であるか否かを判断している
か完全には解明されておらず、また医師であっても観察
している腫瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影か否か迷う場合も多
く、したがって医師の診断を数式に置き換えることが困
難であるという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑み、たとえば実空間フィルタを
用いて放射線画像上を走査すること等により求められた
腫瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影であることの蓋然性を精度よ
く求めることのできるパターン認識装置を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明のパターン認1装置は、 被写体の放射線画像を表わす画像データに基づいて、前
記放射線画像上に指定された前記被写体の腫瘍に対応す
る腫瘍影か悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性を表わすパタ
ーン認識装置であって、前記放射線画像を構成する多数
の画素にそれぞれ対応する多数の画像データのうち、前
記腫瘍を構成する多数の画素もしくは該腫瘍影を含み該
腫瘍影を取り巻く領域を構成する多数の画像データを入
力とし、入力された前記多数の画像データにより表わさ
れる腫瘍影か悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性を表わす情
報を出力とするネオコグニトロンを備えたことを特徴と
するものである。
ここで、上記「ネオコグニトロン」とは、人間の神経回
路網を模擬したパターン認識アルゴリズムの一種であり
、種々の同様のパターンを入力し続ける(「学習」させ
る)ことにより種々に変形されたパターンであってもこ
のパターンを他のパターンと区別することができるよう
に一種の自己組織化が生じ、これによりパターン認識を
行なうパターン認識アルゴリズムである(たとえば、「
神経回路と情報処理」 福島邦彦著 朝食書店発行 第
130頁〜第152頁参照)。
また、上記「蓋然性」は、腫瘍影を、該腫瘍影か悪性腫
瘍の腫瘍影であるか否かの二段階に分けるものであって
もよく、さらに細かく三段階以上に分けるものであって
もよい。
(作  用) 本発明のパターン認識装置は、腫瘍影を表わす画像デー
タをネオコグニトロンに入力し、このネオコグニトロン
により該腫瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性を求め
るようにしたため、このネオコグニトロンに「学習」を
行なわせる際、入力された腫瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影で
あるか否かという医師の診断結果、すなわちいわゆる「
教師信号」は不要であり、しかも腫瘍影の画像データそ
のものを入力するため、前述した特願平1−27222
3号に記載された方法と比べ入力された腫瘍影が悪性腫
瘍の腫瘍影であるか否かを判断するための情報量が格段
に多く、従って悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性か精度良
く求められる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。尚、ここでは前述した蓄積性蛍光体シートを用い、
人体の乳房内に典型的には略球形として生じる腫瘍の陰
影を検出する例について説明する。この腫瘍は後述する
画像データに基づく可視画像上では周囲と比べ白っぽい
(濃度か低い)略円形の腫瘍影として現われる。
第2図は、X線撮影装置の一例の概略図である。
このX線撮影装置10のX線源11からX線12か人体
13の乳房13aに向けて照射され、人体13を透過し
たX線12aが蓄積性蛍光体シート14に照射されるこ
とにより、人体の乳房13aの透過X線画像が蓄積性蛍
光体シート14に蓄積記録される。
第3図は、X線画像読み取り装置の一例と、本発明のパ
ターン認識装置の一実施例であるコンピュータシステム
とを表わした斜視図である。
乳房X線画像が記録された蓄積性蛍光体シート14がX
線画像読取装置20の所定位置にセットされる。この所
定位置にセットされた蓄積性蛍光体シート14は、モー
タ21により駆動されるエンドレスベルト22により、
矢印Y方向に搬送(副走査)される。一方、レーザ光源
23から発せられた光ビーム24は、モータ25により
駆動され矢印方向に高速回転する回転多面鏡2Gによっ
て反射偏向され、fθレンズ27通過した後、ミラー2
8により光路を変えて蓄積性蛍光体シート14に入射し
副走査の方向(矢印Y:j5向)と略垂直な矢印X方向
に主走査する。蓄積性蛍光体シート14の励起光24か
照射された箇所からは、蓄積記録されているX線画像情
報に応じた光量の輝尽発光光29が発散され、この輝尽
発光光29は光ガイド30によって導かれ、フォトマル
チプライヤ(光電子増倍管)31によって光電的に検出
される。上記光ガイド30はアクリル板等の導光性材料
を成形して作られたものであり、直線状をなす入射端面
30aが蓄積性蛍光体シート14上の主走査線に沿って
延びるように配され、円環状に形成された射出端面30
bにフォトマルチプライヤ31の受光面が結合されてい
る。入射端面30aから光ガイド30内に入射した輝尽
発光光29は、該光ガイド30の内部を全反射を繰り返
して進み、射出端面30bから射出してフォトマルチプ
ライヤ31に受光され、X線画像を表わす輝尽発光光か
フォトマルチプライヤ31によって電気信号に変換され
る。
フォトマルチプライヤ31から出力されたアナログ信号
SOは対数増幅器32でディジタル化され、ディジタル
信号としての画像データS1か得られる。
得られた画像データS1は、コンピュータシステム40
に入力される。このコンピュータシステム40は、本発
明のパターン認識装置の一例を構成するものであり、C
PUおよび内部メモリが内蔵された本体部41.補助メ
モリとしてのフロッピィディスクが装填されドライブさ
れるドライブ部42゜オペレータがこのコンピュータシ
ステム40に必要な指示等を入力するためのキーボード
43および必要な情報を表示するためのCRTデイスプ
レィ44から構成されている。
第4図は、第3図に示すコンピュータシステム40にお
ける、画像データS1に基づく処理を示したブロック図
である。ここで、本実施例では、各ブロック40a〜4
0eに示す各手段に対応する各機能は、コンピュータシ
ステム40においてソフトウェアが実行されることによ
り実現され、したかってここでは各ブロック40a〜4
0eに示す各手段の機能を満足するためのハードウェア
、ソフトウェアの組み合わせが各ブロック40a〜40
eに示す各手段と同一視される。
画像データS1は、先ずコンピュータシステム40の雑
音除去手段40aに入力され、不必要な高周波ノイズの
除去が行なわれる。この除去の処理は、たとえば、所定
点P0の画像データS10を含む、該所定点POの周囲
の画素点の画像データ5II(i =0.1,2.・・
・、n)を平均化処理1/(n+1)・Σ S1+ を行なって、この平均化処理後の画像データを所定点P
0のあらたな画像データS20とするフィルタを用いて
、X線画像上を走査すること等により行なわれる。
高周波ノイズの除去の行なわれた画像データS2は、次
にトレンド除去手段40bに入力される。
トレンド除去手段40bでは、入力された画像データS
2の低周波ノイズの除去か行なわれる。この低周波ノイ
ズの除去には、腫瘍影か濃度勾配のある領域に存在する
場合にその濃度勾配をなくし、濃度の平坦な領域に腫瘍
影が存在するかのように画像データを変換することも含
まれる。この処理は、たとえば所定点Poの画像データ
S2oを含む、該所定点Poの周囲のかなり広い範囲に
わたる多数の画素点の画像データS 2 +  (j 
−0,1,2゜・・・、m)の平均化処理 を行ない、所定点Poの画像データS20からこの平均
化処理により求めた値を減算し、この減算後の画像デー
タを所定点P0のあらたな画像データS30とするフィ
ルタ、すなわち、 ・・・(1) の演算を行なうフィルタを用いて、X線画像上を走査す
ること等により行なわれる。
上記のようにして、高周波ノイズ、低周波ノイズの除去
の行なわれた画像データS3は、次に腫瘍影抽出手段4
0cに入力される。腫瘍影抽出手段40cでは、以下の
ようにして腫瘍影の抽出か行なわれる。
第5図は、腫瘍影を抽出する実空間フィルタの一例を説
明するために、X線画像上の所定の画素Poを中心に該
画像上に仮想的に描いた図である。
該所定の画素P。か上記腫瘍影内の画素であるか否かか
判定される。腫瘍影抽出手段1において、ここで示すよ
うなフィルタを用いてX線画像上を走査することにより
、X線画像上の腫瘍影か抽出される。
第5図に示すように、X線画像内の所定の画素Poから
該X線画像の周囲に延びる複数(ここでは8本)の線分
Li  (i−1,2,・・・、8)を想定し、さらに
所定の画素Poを中心とした、それぞれ半径rl、r2
.r3の円Ri  (j−1,2,3)を想定する。所
定の画素Poの画像データをf。とじ、各線分Llと各
回R,との各交点に位置する各画素P、、(第5図には
P z、 P 12.  P 13.  P 51. 
P52+  P、3について記号を示しである。)の画
像データをfl、とする。
ここで、所定の画素Poの画像データf。と各画素P、
の画像データfl、との各差分Δ、が下記(2)式に従
って求められる。
Δ、、−t 、、−fo・・・(2) (i−1,2,・・・、8 、 j −1,2,3)次
に各線分L1毎に、(2)式で求められた各差分Δ6.
の最大値が求められる。即ち、線分L1゜L5について
例を示すと、線分Llについては、画素pH+  p、
□、P13に対する各差分Δ++= f ++   f
O Δ12””fl□−f。
Δ13= f 13  f。
のうちの最大値か求められる。この例では、たとえばΔ
、1が最大値とされる。また線分L5については画素P
 51+  P 52+  P 53に対応する各差分
Δ51”f51  fO Δ52””f52  fO Δ53=f53  fO のうちの最大値、たとえばΔ53が求められる一二のよ
うに各線分L1毎に所定の画素P。と複数の画素との差
分の最大値を求めるようにすることにより、種々のサイ
ズの腫瘍影に対処することができる。
次に、所定の画素Poから互いに反対方向に延びる2本
の線分をひと組として、即ち線分L1とL5、線分L2
とL6、線分L3とL7、線分L4とL6のそれぞれを
ひと組として、各粗層に2つの最大値の平均値(それぞ
れM 1s、 M 2b、 M 37゜M48)が求め
られる。線分り、とり、の組については、その平均値M
15は、 Mis−(Δ1、+Δ53)/2  ・・・(3)とし
て求められる。
このように所定の画素Poから互いに反対方向に延びる
2本の線分をひと組として取り扱うことにより、腫瘍影
がたとえばトレンド除去手段か40bで除去しきれない
ほど濃度か傾斜した領域にあってその画像データの分布
が非対称となっていても腫瘍影を確実に検出することが
できる。
上記のようにして平均値M15. M26. MB2.
 M48が求められると、これらの平均値M 19. 
M 26゜M 3.、M 48に基づいて、以下のよう
にして、所定の画素P。が腫瘍影内の画素であるか否か
の判定に用いる特性値Cが求められる。
第6図は、この特性値Cの求め方を説明するための図で
ある。横軸は上記のようにして求めた平均値M、、、 
M26. M、、、 M48、横軸はこれらの平均値に
は対応する各評価値CI5+  C26,C37,C4
Bである。
各平均値M15・M26・MB2・M48がある値Ml
より小さい場合評価値は零、ある値M2より大きい場合
評価値は1.0 、Ml−M2の中間では、その値の大
きさに応じて0.0〜1.0の間の値が評価値となる。
このようにして、各平均値M、5. Ml6゜M37.
 M2Sにそれぞれ対応する評価値C15,C2゜。
C3フ、C48の和 C= C15+ C26+ C37+ C4g  ・・
・(4)が特性値Cとされる。即ちこの特性値Cは、最
小値0,0と最大値4.0との間のいずれかの値を有す
る。この特性値Cが所定のしきい値Thと比較され、C
≧Thであるか、C<Thであるかより、所定の画素p
 oがそれぞれ腫瘍影内の画素であるか否かが判定され
る。
以上の実空間フィルタを用いてX線画像上を走査するこ
とによりX線画像に現われた腫瘍影か抽出される。
第7A図、第7B図は、上記実空間フィルタを用いて求
められた、それぞれ良性腫瘍、悪性腫瘍の陰影の典型的
な形状を表わした図である。但し、この段階では良性腫
瘍であるか悪性腫瘍であるかの判定は行なわれていない
。各図において、たとえば各腫瘍影中の最も小さな値を
有する画像データがサーチされ、この最も小さな値を有
する画像データに対応する画素が、X軸とy軸とか交差
する原点Oとされる。
良性腫瘍は、典型的には第7A図に示すように原点Oを
中心とするほとんど円形に近い形状を有しており、また
、腫瘍影内の画像データS3はなめらかに変化している
。また悪性腫瘍は、典型的には第7B図に示すように、
その形状は不整形であり、腫瘍影内の画像データS3は
その値か激しく変化している。但し、上記実空間フィル
タを用いて抽出された腫瘍影は、第7A図、第7B図に
示すような典型的な形状を有しているとは限らず、種々
に変形した形状を有している。
腫瘍影抽出手段40cにおいて腫瘍影が抽出されると、
その原点Oを中心とした近傍領域D(第7A図、第7B
図参照)内に対応する画像データS3がネオコグニトロ
ン40dに入力される。
第1図は、ネオコグニトロンの一例を模式的に描いた図
である。
人力層Uoは、たとえば人間の網膜の細胞が平面上に多
数並んだ状態に対応した層であり、各網膜細胞に対応す
る入力端子から上記近傍領域り内の各画素に対応する画
像データS3か入力される。
入力層Uoの後方には、S細胞と呼ばれる細胞が並んだ
細胞層UsとC細胞と呼ばれる細胞が並んだ細胞層Uc
とが交互に並んでいる。それらの各細胞は、第1図に示
すように、−没前の層を構成する多数の細胞のうちある
小領域内に存在するー郡の細胞だけから入力結合を受け
ている。ここで入力層Uoから腫瘍影を表わす画像デー
タS3が入力されると、S細胞の入力結合の強度が「学
習」によって変化し、各S細胞は入力された腫瘍影のパ
ターンのうちの部分的なパターンに反応するようになる
。またC細胞の入力結合の強度は「学習」によっては変
化せず、C細胞はその前段の細胞層Usに所定のパター
ンが多少の位置ずれを持って入力され、このため多少位
置のずれたS細胞がこの所定のパターンに反応した場合
であってもこれを許容するためのものである。これらS
細胞の層UsとC細胞の層Ucを交互に重ねることによ
り、最終段(第1図ではU c3)からは入力された腫
瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性を表わす信号、た
とえば入力された腫瘍影を良性腫瘍の腫瘍影と悪性腫瘍
の腫瘍影とに区分した信号が出力される。
このようにして、上記ネオコグニトロンで悪性腫瘍の蓋
然性が高いと判定された腫瘍影の位置情報が画像データ
S3とともに表示手段40e(第3図に示すCRTデイ
スプレィ44)に入力され、悪性腫瘍の蓋然性の高い腫
瘍影の位置を明示した可視画像が再生表示され、観察に
供される。
尚、上記実施例では、雑音除去手段40a、)レンド除
去手段40bで高周波ノイズ、低周波ノイズの除去が行
なわれているが、このような処理は必要に応じて適宜行
なえばよいものであり、したがって本発明においては必
須の構成要件ではない。
また上記実施例では、腫瘍影抽出手段40cにおいて実
空間フィルタを用いてX線画像上を走査して腫瘍影か抽
出されたか、腫瘍影を抽出するフィルタは上記実施例で
説明したフィルタに限られるものではなく、また、たと
えば先ずCRTデイスプレィ44に可視画像を再生表示
し、観察者がCRTデイスプレィ44上の可視画像に現
われた腫瘍影の位置情報をたとえばキーボード43を用
いて入力し、本発明ではこのようにして指定された腫瘍
影についてこの腫瘍影が悪性腫瘍であることの蓋然性を
求めるようにしてもよいものである。
また対象としている腫瘍影について悪性腫瘍の腫瘍影で
ある蓋然性を求めた後、可視画像を表示することに代え
て、求められた上記蓋然性を表わす情報を画像データS
3とともに記憶手段に格納するようにしてもよいもので
ある。
さらに、上記実施例は、蓄積性蛍光体を用いて得られた
人体の乳房X線画像に現われる腫瘍影について悪性腫瘍
の腫瘍影である蓋然性を求めた例であるが、本発明は乳
房X線画像を対象とするものに限られるものではなく、
胸部X線画像等にも適用することができ、さらに蓄積性
蛍光体を用いるシステムに限られるものでもなく、被写
体の放射線画像を表わす画像データに基づいて該放射線
画像上に現われた腫瘍影か悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然
性を求める際に広く用いうるちのである。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明のノくターン認識装
置は、腫瘍影を表わす画像データを入力とし、該腫瘍影
が悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性を表わす情報を出力と
するネオコグニトロンを備えているため、医師の診断基
準を無理に数式化する必要かなく、また腫瘍影全体の情
報を入力することによって高精度に上記蓋然性を求める
ことかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ネオコグニトロンの一例を模式的に表わした
図、 第2図は、X線撮影装置の一例の概略図、第3図は、X
線画像読み取り装置の一例と、本発明のパターン認識装
置の一実施例であるコンピュータシステムとを表わした
斜視図、 第4図は、第3図に示すコンピュータシステム40にお
ける、画像データS1に基づく処理を示したブロック図
、 第5図は、腫瘍影を抽出する実空間フィルタの一例を説
明するために、X線画像上の所定の画素Poを中心に該
画像上に仮想的に描いた図、第6図は、この特性値Cの
求め方を説明するための図、 第7A図、第7B図は、上記実空間フィルタをの陰影の
典型的な形状を表わした図である。 lO・・・X線撮影装置 14・・・蓄積性蛍光体シート 20・・・X線画像読取装置 23・・・レーザ光源 26・・・回転多面鏡 29・・・輝尽発光光 30・・・光ガイド 31・・・フォトマルチプライヤ 4011 コンピュータシステム 第1図 第2図 第6図 第7A図    第78図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  被写体の放射線画像を表わす画像データに基づいて、
    前記放射線画像上に指定された前記被写体の腫瘍に対応
    する腫瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性を表わすパ
    ターン認識装置であって、前記放射線画像を構成する多
    数の画素にそれぞれ対応する多数の画像データのうち、
    前記腫瘍を構成する多数の画素もしくは該腫瘍影を含み
    該腫瘍影を取り巻く領域を構成する多数の画像データを
    入力とし、入力された前記多数の画像データにより表わ
    される腫瘍影が悪性腫瘍の腫瘍影である蓋然性を表わす
    情報を出力とするネオコグニトロンを備えたことを特徴
    とするパターン認識装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671312A (ja) * 1992-08-27 1994-03-15 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼材の圧延方法
JP2019012071A (ja) * 2018-08-02 2019-01-24 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0671312A (ja) * 1992-08-27 1994-03-15 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼材の圧延方法
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