JPH04156829A - パターン認識方法および装置 - Google Patents

パターン認識方法および装置

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JPH04156829A
JPH04156829A JP2282807A JP28280790A JPH04156829A JP H04156829 A JPH04156829 A JP H04156829A JP 2282807 A JP2282807 A JP 2282807A JP 28280790 A JP28280790 A JP 28280790A JP H04156829 A JPH04156829 A JP H04156829A
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ray
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radiation
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JP2282807A
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English (en)
Inventor
Wataru Ito
渡 伊藤
Masamitsu Ishida
石田 正光
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、放射線画像のパターン認識方法および装置に
関するものであり、詳細には、放射線画像に塵埃が写し
込まれた場合に、該塵埃の陰影と、該塵埃の陰影と近似
したパターンを有する、正常な被写体には見られない被
写体内の異常な組織の陰影とを区別して異常陰影のみを
認識することのできるパターン認識方法および該方法を
実施するための装置に関するものである。
(従来の技術) 記録された放射線画像を読み取って画像信号を得、この
画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を再生記録
することが種々の分野で行われている。たとえば、後の
画像処理に適合するように設計されたガンマ値の低いX
線フィルムを用いてX線画像を記録し、このX線画像が
記録されたフィルムからX線画像を読み取って電気信号
に変換し、この電気信号(画像信号)に画像処理を施し
た後コピー写真等に可視像として再生することにより、
コントラスト シャープネス、粒状性等の画質性能の良
好な再生画像を得ることの出来るシステムが開発されて
いる(特公昭61−5193号公報参照)。
また本出願人により、放射線(X線、α線、β線、γ線
、電子線、紫外線等)を照射するとこの放射線エネルギ
ーの一部か蓄積され、その後可視光等の励起光を照射す
ると蓄積されたエネルギーに応じた光量の輝尽発光光を
放射する蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人
体等の被写体の放射線画像を一部シート状の蓄積性蛍光
体に撮影記録し、蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励
起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発
光光を光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号
に基づいて被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録
材料、CRT等に可視像として出力させる放射線記録再
生システムがすでに提案されている(特開昭55−12
429号、同56−11395号。
同55−01f33472号、同5B−184645号
、同55−118340号等)。
このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較して極めて広い放射線露光域にわたって画
像を記録し得るという実用的な利点を有している。すな
わち、放射線露光量に対する、蓄積後に励起によって発
光する輝尽発光光の光量が極めて広い範囲に渡って比例
することが認められており、従って種々の撮影条件によ
り放射線露光量がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光
体シートより放射される輝尽発光光を読取りゲインを適
当な値に設定して光電変換手段により読み取って電気信
号(画像信号)に変換し、この画像信号を用いて写真感
光材料、CRT等の表示装置に放射線画像を可視像とし
て出力することによって、放射線露光量の変動に影響さ
れない放射線画像を得ることができる。
上記X線フィルムや蓄積性蛍光体シート等を用いたシス
テム、特に人体の医療診断用として構成されたシステム
において、近年、単に観察(診断)に適した良好な画質
性能を備えた再生画像を得ることに加えて、画像のパタ
ーン認識が行なわれてきている(たとえば特開昭82−
125481号公報、特願平1−162909号参照)
ここで画像のパターン認識とは、画像信号に種々の処理
を施すことにより、複雑な放射線画像から目的とするパ
ターンを抽出する操作をいい、たとえば人体の胸部X線
画像、乳房X線画像のような種々の線状1円形状のパタ
ーンの入り混じった非常に複雑な画像から、たとえば腫
瘍に対応する略円形の陰影(腫瘍影)や石灰化した部分
に対応する略円形の陰影(石灰化影)を抽出する操作等
をいう。
このように複雑な放射線画像(たとえば人体の胸部X線
画像または乳房X線画像等)において目的とするパター
ン(たとえば腫瘍影)を抽出し、その抽出したパターン
を明示した可視画像を再生表示することにより、観察者
の観察の補助(たとえば医師の診断の補助)を行なわせ
ることができる。
(発明が解決しようとする課題) 上記X線フィルムや蓄積性蛍光体シート等の記録シート
を用いたシステムにおいて、読取りの際に記録シートの
表面に塵埃か付着していた場合その部分だけ周囲よりも
輝尽発光光の光量(蓄積性蛍光体シートの場合)や反射
・透過光量(X線フィルムの場合)等低下し、放射線画
像上では腫瘍影や石灰化影等の異常陰影のパターンと近
似した略円形のパターンとして現われることとなる。こ
のため、上記パターン認工を行なった際異常陰影ととも
に塵埃の陰影(塵埃影)も同時に抽出されてしまい、そ
の結果パターン認識の精度が低下してしまうという問題
がある。
本発明は、上記事情に鑑み、異常陰影と塵埃影とを区別
することにより異常陰影を求める精度を向上させたパタ
ーン認識方法および装置を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を解決するための本発明のパターン認識方法は
、 互いに同一の被写体の複数の放射線画像を同時にもしく
は順次に一枚もしくは複数枚の記録シートに記録し、 該記録シートから前記複数の放射線画像を読み取って該
複数の放射線画像のそれぞれを表わす複数の画像信号を
得、 該複数の画像信号に基づいて前記複数の放射線画像に現
われる異常陰影の候補を求め、前記複数の放射線画像の
互いに対応する位置に共通に求められた前記候補を異常
陰影として採用することを特徴とするものである。
また本発明のパターン認識装置は、 放射線を発する放射線源と、被写体か配置される被写体
配置部と、複数の放射線画像を同時にもしくは順次に記
録するための一枚もしくは複数枚の記録シートが配置さ
れる、前記被写体配置部を挾んで前記放射線源と対向す
る位置に設けられたシート保持部とからなる記録ユニッ
ト、前記記録ユニットにおいて前記記録シートに記録さ
れた前記複数の放射線画像を該記録シートから読み取る
ことにより、前記複数の放射線画像のそれぞれを表わす
複数の画像信号を得る読取りユニット、 前記読取りユニットで得られた前記複数の画像信号に基
づいて前記複数の放射線画像に現われる異常陰影の候補
を求める異常陰影候補検出ユニットおよび、 前記異常陰影候補検出ユニットで求められた前記候補が
前記複数の放射線画像上の互いに対応する位置に共通に
存在するか否かを判定して該互いに対応する位置に共通
に存在する前記候補を異常陰影として抽出する異常陰影
抽出ユニットを備えたことを特徴とするものである。
(作  用) 本発明のパターン認識方法および装置は、互いに同一の
被写体の複数の放射線画像のそれぞれに現われた異常陰
影の候補を求め、これらの候補のうち、該複数の放射線
画像の互いに対応する位置に共通に求められた候補を異
常陰影として採用するようにしたため、異常陰影と塵埃
影とを明確に区別することができ、これにより異常陰影
を高精度に求めることができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。尚、ここでは前述した蓄積性蛍光体シートを用い、
人体の乳房内に典型的には略球形として生じる石灰化し
た部分の陰影を抽出する例について説明する。この石灰
化陰影は典型的には可視画像上では周囲と比べ白っぽい
(濃度か低い)略円形パターンとして現われる。また蓄
積性蛍光体シートの、励起光か照射される側の表面に塵
埃か付着していると、この塵埃の陰影も白っぽい(a度
が低い)略円形パターンとして現われる。
第3図は、X線撮影装置の一例の概略図である。
このX線撮影装置lOのX線源11からX線12か人体
13の乳房13aに向けて照射され、人体13を透過し
たX線L2aが第一の蓄積性蛍光体シート14に照射さ
れ、また該第−の蓄積性蛍光体シート14を透過したX
線が蓄積性蛍光体シート15に照射されることにより、
人体の乳房13aの透過X線画像がシート14.15に
それぞれ蓄積記録される。尚、このX線撮影装置10は
、−回の撮影で2枚の記録シ−ト14.15にX線画像
を蓄積記録するものであるか、時間的に相前後した2回
のタイミングでそれぞれ1枚ずつ撮影を行なうようにし
てもよい。また、1枚のシートの表面側と裏面側との双
方に蛍光体層を配し、これらの各蛍光体層に各X線画像
を蓄積記録するようにしてもよい。
第4図は、X線画像読取装置とコンピュータシステムの
一例を表わした斜視図である。
第3図に示すX線撮影装置10で撮影が行なわれた後、
第一および第二の蓄積性蛍光体シート14.15が一枚
ずつX線画像読取装置20の所定位置にセットされる。
ここで、読取り後の放射線画像に悪影響を与える塵埃の
大部分は、撮影終了後このX線画像読取装置20により
読取りが行なわれるまでの間に例えば静電気等により付
着するものであるため、第一の蓄積性蛍光体シート!4
と第二の蓄積性蛍光体シート15とでは互いに異なる位
置に塵埃が付着している。ここでは、第一の蓄積性蛍光
体シート14の読取りの場合について説明する。
所定位置にセットされた第一の蓄積性蛍光体シート14
は、モータ21により駆動されるエンドレスベルト等の
シート搬送手段22により、矢印Y方向に搬送(副走査
)される。一方、レーザー光源23から発せられた光ビ
ーム24はモータ25により駆動され矢印方向に高速回
転する回転多面鏡26によって反射偏向され、fθレン
ズ等の集束レンズ27を通過した後、ミラー28により
光路を変えて前記シート14に入射し副走査の方向(矢
印Y方向)と略垂直な矢印X方向に主走査する。シート
14の励起光24が照射された箇所からは、蓄積記録さ
れているX線画像情報に応じた光量の輝尽発光光29が
発散され、この輝尽発光光29は光ガイド30によって
導かれ、フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)31に
よって光電的に検出される。上記光ガイド30はアクリ
ル板等の導光性材料を成形して作られたものであり、直
線状をなす入射端面30aかシート14上の主走査線に
沿って延びるように配され、円環状に形成された射出端
面30bにフォトマルチプライヤ31の受光面が結合さ
れている。入射端面30aから光ガイド30内に入射し
た輝尽発光光29は、該光ガイド30の内部を全反射を
繰り返して進み、射出端面30bから射出してフォトマ
ルチプライヤ31に受光され、X線画像を表わす輝尽発
光光29がフォトマルチプライヤ31によって電気信号
に変換される。
フォトマルチプライヤ31から出力されたアナログ出力
信号SOは対数増幅器32で対数的に増幅され、A/D
変換器33でディジタル化され、電気信号としての第一
の画像信号s1が得られる。
得られた第一の画像信号S1は、コンピュータシステム
40に入力される。このコンピュータシステム40は、
本発明のパターン認識装置の異常陰影候補検出ユニット
および異常陰影検出ユニットの各−例を内包する構成を
有するものであり、cPUおよび内部メモリが内蔵され
た本体部41.補助メモリとしてのフロッピィディスク
が挿入されドライブされるドライブ部42.オペレータ
がこのコンピュータシステム4oに必要な指示等を入力
するためのキーボード43および必要な情報を表示する
ためのCRTデイスプレィ44がら構成されている。
次に上記と同様にして、第二の蓄積性蛍光体シート15
に蓄積記録された第二のX線画像を表わす第二の画像信
号S2が得られ、この第二の画像信号もコンピュータシ
ステム40に入力される。
上記のようにして第一および第二の画像信号S1、S2
がコンピュータシステム40内に入力されると、該コン
ピュータシステム40内ではこれら第一および第二の画
像信号Sl、S2のそれぞれに基づいて、第一および第
二のX線画像の各画素を所定の画素P として、該所定
の画素P。が石灰化陰影(円形パターン)内の画素であ
るか否かが判定され、これを第一および第二のX線画像
全体にわたって繰り返すことにより、該第−および第二
のX線画像上の石灰化陰影が抽出される。なお以下第一
および第二のX線画像を代表させて単にX線画像と呼ぶ
ことがある。
第1図は、上記石灰化陰影を抽出するための実空間フィ
ルタの一例を説明するために、X線画像上の所定の画素
Poを中心に該画像上に仮想的に描いた図である。該所
定の画素P。が上記石灰化陰影内の画素であるか否かが
判定される。ここに示すようなフィルタを用いてX線画
像上を走査することにより、X線画像上の石灰化陰影か
抽出される。
第1図に示すように、X線画像内の所定の画素Poから
該X線画像の周囲に延びる複数(ここでは8本)の線分
り、  (i=1,2.・・・、8)を想定し、さらに
所定の画素P。を中心とした半径「の円Rを想定する。
また所定の画素P。を含む中心領域Q。と、線分L−(
i=1.2.・・・、8)のそれぞれと円Rとの交点の
各画素P−(i−1,2,・・・、8)を含む各局辺領
域Q、を考える。尚、上記半径r、中央領域Qo、各周
辺領域Q1の面積、および想定する周辺領域の数等は、
対象とする円形パターンの太きさ、判定精度、演算速度
等を考慮して適切に定められる。また、ここでは、所定
の画素P。から等距Mrだけ離れた各画素P、を想定し
ているか、ま たとえば第1図のX方向に長径をもつ楕円パターンと対
象とする場合、画素P1.P5として画素Poから遠距
離にある画素を選択する等、各画素P、毎に所定の画素
Poからの距離か異なっていでもよい。
上記のようにして想定した中央領域Q。および各周辺領
域Q、内の多数の画素に対応する多数の画像信号の平均
値Q。、  Ql(i=1.2.・・・、8)か求めら
れる。尚、ここでは簡単のため、各領域Q。。
Q、  N−1,2,・・・、8)を指す記号と該各領
域内の画像信号の平均値を指す記号とで同一の番号を用
いている。
次に中央領域の平均値Q。と各周辺領域の平均値Q、の
それぞれとの各差分Δ、  (i=1,2.・・、8)
か Δ、−Q、 −Q。    ・・・(1)として求めら
れる。
ここでは、これらの差分Δ、  (i−1,2,・・・
、8)ヲ代表する第一の特性値、およびこれらの差分Δ
(i−1,2,・・・、8)のばらつきを表わす第二の
特性値としてそれぞれこれらの差分Δ、の平均値Δ−□
 Σ  Δi    。
が採用され、これら平均値に1分散σ2か求められる。
次に、これら平均値Δ1分散σ2の比率Cが、Δ として求められ、この比率C1が所定のしきい値Thl
と比較され、C1≧Thlの場合は比較的平均値Δが大
きく分散σ2が小さいため所定の画素P。が石灰化陰影
内の画素であると判定され、C1< Th 1の場合は
所定の画素P。は石灰化陰影外の画素であると判定され
る。
第2図は、石灰化陰影を抽出するための他の空間フィル
タを説明するために、X線画像上の所定の画素Poを中
心に該画像上に仮想的に描いた図である。
第2図に示すように、X線画像内の所定の画素Paから
該X線画像の周囲に延びる複数(ここでは8本)の線分
り、  (i−1,2,・・・、8)を想定し、さらに
所定の画素POを中心とした、それぞれ半径r1 + 
 r2.raの3つの円Rj(j −1,2,3)を想
定する。所定の画素P。を含む中央領域をQ。とじ、各
線分り、と凸円R3との各交点に位置J する各画素P、、(第2図にはPll” 12” 13
’J P51”52”53について記号を示しである。)を含
む各周辺領域をQij (i−1,2,・・、8;j−
1゜2.3)(ただし第2図には、明示的にはQ。およ
びQll・ Ql2・ Ql3・ Q51・ Q52・
 Q53″み示しである。)とする。
この各領域Q。およびQlj(i−1,2,・・・、8
;j−1,2,3)毎に、該各領域Q。、Q、j内の多
数の各画素に対応する多数の各画像信号の平均値Q。。
Qlj(i−1,2,・・・、8 ; j −1,2,
3)が求められる。
尚、ここでも簡単のため、各領域Q。、Q、j(i−1
,2,・・・、8;j −1,2,3)を指す記号と該
各領域内の画像信号の平均値を指す記号とで同一の記号
を用いている。
次に中央領域の平均値Q。と各周辺領域の平均値Q1.
のそれぞれとの各差分Δ、、 (i =1,2.・・・
、8:IJ                   I
Jj −1,2,3)が Δij”Qij  ’0    ””)として求められ
、さらに各線分り、毎に、差分Δ1.の最大値Δ、が求
められる。
lJ         1 次に、最大値Δ、(i−1〜8)を代表する第一の特性
値Uと最大値Δ、(i−1〜8)のばらつきを表わす第
二の特性値■とが求められる。このために、まず以下の
演算式に従って各特性値U1〜U4.V1〜V4が求め
られる。
U  −(Δ1+Δ2+Δ5+Δ6)/4 ・・・(4
)■ U  −(Δ2+Δ3+Δ6+Δ7)/4 ・・・(5
〉U  −(Δ3+Δ4+Δ7+Δ8)/4 ・・・(
6)U  −(Δ4+Δ5+Δ8+Δ1)/4 ・・・
(7)vl−U1/U3            ・・
・(8)v2−U2/U4            ・
・・(9)V3−U3/U1          ・・
・(10)V4−04/U2         −(1
1)ここで、たとえば(3)式に従って特性値U1を求
める場合について説明すると、隣接する2つの領域(Δ
 とΔ 、またはΔ5とΔ6)について加算することは
平滑化を意味し、画素P。を挾んだ互いに反対側の領域
(Δ1+Δ2とΔ5+Δ6)について加算することはた
とえば濃度勾配のある領域に石灰化陰影があってもその
石灰化陰影を検出することができるようにするためであ
る。
また、たとえば(7)式に従って特性値V1を求める場
合について説明すると、特性値U1と特性値U3とは互
いに直交する方向について求めた特性値であり、したが
って第2図に示す石灰化陰影7が円形であればV、−1
,0となり円形から外れる場合、即ち画素P。が肋骨形
のように直線状の陰影内にある場合はVlは1.0から
外れることになる。
上記差分の最大値Δ、(i−1〜8)を代表すす る第一の特性値Uとして、U1〜U4の最大値U−MA
x (Ul、 U2. U3. U4)  −・(12
>か採用され、上記差分の最大値Δ、(i−1〜8)■ のばらつきを表わす第二の特性値■として、V1〜v4
の最大値 v−MAX  (vt 、V 2 、 V a 、 V
 4 )  ・・・(13)が採用される。このように
して第一および第二の特性値U、Vが求められると、所
定の画素P。が石灰化陰影内の画素であるか否かを判定
するための特性値C2として、これら第一および第二の
特性値の比率 が採用され、この特性値C2が所定のしきい値Th2と
比較され、C≧Th2であるか、C2くTh2であるか
により、画素P。がそれぞれ石灰化陰影内の画素である
か否かが判定される。
以上、例を示したように、第4図に示すコンピュータシ
ステム40内では実空間フィルタを用いてX線画像上を
走査することにより、石灰化陰影と考えられる円形パタ
ーンの抽出か行なわれる。尚この後、このようにして抽
出された石灰化陰影か真の石灰化陰影であるか塵埃形で
あるかの判定が行なわれるため、ここではこのようにし
て抽出された石灰化陰影を石灰化陰影候補と呼ぶことと
する。
尚、上記各フィルタ例においては、第1図、第2図に示
すように8本の線分L1〜L8上の画素P、(P、、)
を含む各周辺領域Q、(Q、、)に対1     1J
                   I     
 IJ応する画像信号の平均値Q、(Q、、)を用いた
が、1     1J この線分は8本である必要はなく、たとえば16本等で
あってもよいことはもちろんである。また、第2図を用
いて説明したフィルタではr、、r2゜r3の3つの距
離について演算を行なったが、これについても3つの距
離に限るものでもなく、種々の大きさの石灰化陰影をさ
らに精度よく抽出するために、距離をr から「3まで
連続的に変えで演算を行なってもよい。
また上記各フィルタは例示にすぎず、本発明では異常陰
影抽出フィルタとして特定のフィルタに限定されるもの
ではなく、公知の種々のフィルタを採用することができ
る。
上記のようにして第一および第二のX線画像のそれぞれ
について石灰化陰影候補か求められた後、必要に応して
これら第一および第二のX線画像の相対的な位置合わせ
か画像信号上で行なわれ(特開昭58−163338号
公報?照)、その後第−のX線画像と第二のX線画像と
の互いに対応する位置に石灰化陰影候補か存在するか、
または第一のX線画像もしくは第二のX線画像の一方の
みに石灰化陰影候補が存在するかが認識され、この結果
第一のX線画像と第二のX線画像との双方の互いに対応
する位置に石灰化陰影候補か存在する場合、その石灰化
陰影候補は真の石灰化陰影であると判定され、第一のX
線画像もしくは第二のX線画像の一方のみから求められ
た石灰化陰影候補は塵埃影であると判定される。
以上の実施例は、蓄積性蛍光体を用いて得られた人体の
乳房X線画像に典型的には円形として現われる石灰化陰
影を抽出する例であるが、本発明は石灰化陰影の抽出に
限られるものではなく、また乳房X線画像に限られるも
のでもな(胸部X線画像等にも適用する二とかでき、さ
らに蓄積性蛍光体を用いるシステムに限られるものでも
なく、放射線画像に現われた異常陰影と塵埃影とを区別
する必要があるときに広く用い得るものである。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明のパターン認識方法
および装置は、同一被写体の複数の放射線画像のそれぞ
れから異常陰影候補を検出し、これら複数の放射線画像
の互いに対応する位置に上記候補が存在する場合に該候
補を異常陰影として採用するようにしたため、異常陰影
が塵埃影から区別されて高精度に抽出されることとなる
【図面の簡単な説明】
第1図は、円形の石灰化陰影を抽出するための空間フィ
ルタを説明するために、X線画像上の所定の画素POを
中心に該画像上に仮想的に描いた図、 第2図は、円形の石灰化陰影を抽出するための他の空間
フィルタを説明するために、X線画像上の所定の画素P
。を中心に該画像上に仮想的に描いた図、 第3図は、X線画像撮影装置の一例の概略図、第4図は
、X線画像読取装置の一例とコンピューターシステムの
一例を表わした斜視図である。 IO・・・X線撮影装置  14・・蓄積性蛍光体シー
ト20・・・X線画像読取装置 23・・・レーザ光源   26・・・回転多面鏡29
・・・輝尽発光光   30・・・光ガイド31・・・
フォトマルチプライヤ 40・・・コンピュータシステム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに同一の被写体の複数の放射線画像を同時に
    もしくは順次に一枚もしくは複数枚の記録シートに記録
    し、 該記録シートから前記複数の放射線画像を読み取って該
    複数の放射線画像のそれぞれを表わす複数の画像信号を
    得、 該複数の画像信号に基づいて前記複数の放射線画像に現
    われる異常陰影の候補を求め、 前記複数の放射線画像の互いに対応する位置に共通に求
    められた前記候補を異常陰影として採用することを特徴
    とするパターン認識方法。
  2. (2)放射線を発する放射線源と、被写体が配置される
    被写体配置部と、複数の放射線画像を同時にもしくは順
    次に記録するための一枚もしくは複数枚の記録シートが
    配置される、前記被写体配置部を挾んで前記放射線源と
    対向する位置に設けられたシート保持部とからなる記録
    ユニット、 前記記録ユニットにおいて前記記録シートに記録された
    前記複数の放射線画像を該記録シートから読み取ること
    により、前記複数の放射線画像のそれぞれを表わす複数
    の画像信号を得る読取りユニット、 前記読取りユニットで得られた前記複数の画像信号に基
    づいて前記複数の放射線画像に現われる異常陰影の候補
    を求める異常陰影候補検出ユニットおよび、 前記異常陰影候補検出ユニットで求められた前記候補が
    前記複数の放射線画像上の互いに対応する位置に共通に
    存在するか否かを判定して該互いに対応する位置に共通
    に存在する前記候補を異常陰影として抽出する異常陰影
    抽出ユニットを備えたことを特徴とするパターン認識装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039138A1 (ja) * 2010-09-23 2012-03-29 富士フイルム株式会社 異常陰影候補の検出装置、検出方法およびプログラム並びに乳房画像診断システム

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WO2012039138A1 (ja) * 2010-09-23 2012-03-29 富士フイルム株式会社 異常陰影候補の検出装置、検出方法およびプログラム並びに乳房画像診断システム

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