JPH04156735A - 光周波数多重伝送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光通信システムに関し、特に光周波数多重技術
を用いた光周波数多重伝送システムに関する。

（従来の技術） 光の波としての性質を通信に利用するコヒーレント光通
信方式は、直接検波方式に比べて大幅な受信感度改善が
可能な上に、高密度な光周波数多重（光ＦＤＭ）に適す
るという特徴がある。このコヒーレント光通信方式で用
いられる光ヘテロダイン検波受信装置は１個の局部発振
光源と、信号光と局部発振光を合波する合波器と、この
合波光を受信する光検出器と、この光検出器の出方に現
れる中間周波数信号からデータ信号を取り出す復調回路
等から構成されている。

このコヒーレント光通信方式には、前述した様に高密度
光周波数多重に適するという特徴がある。

このため、広帯域光加入者系システムや放送システムに
多チヤンネル光ＦＤＭのコヒーレント光通信方式の適用
が考えられている（例えば、認容はか“コヒーレント光
ＣＡＴＶ−１０チャンネル間隔Ｍ伝送実験−″儒学技報
０ＱＥ８８−７０＞。

この場合、受信器側では送信された多チャンネルの信号
光の中から、所望のチャンネルを局部発振光の光周波数
を調整することによって取り出すく局部発振光源の発振
周波数は、バイアス電流あるいは温度を変えることによ
り調整できる）。この場合、局部発振光源に対しては広
い周波数可変範囲が要求される。通常、コヒーレントＦ
ＤＭ方式の光領域におけるチャンネル間隔は１０ＧＨｚ
程度に設定されるから、１００チヤンネル程度のシステ
ムを考える場合には全信号光が占める光周波数帯域はＩ
　ＴＨ２にも達する。この全帯域をひとつの局部発振光
源でカバーすることは非常に雌しく、複数の局部発振光
源を用いるいわゆるマルチローカル方式が提案されてい
る（例えば時開・昭６２−３０６５５３“光ヘテロダイ
ン、ホモダイン検波受信装置”）。

（発明が解決しようとする課題） 前述した従来のマルチローカル受信方式は複数の局部発
振光源により局部発振光の連続掃引を実現しようとする
ものであり、例えば複数個ある局部発振光源どうしのビ
ートを検出すると同時に光スィッチにより局部発振光源
として利用する光源を切り換えることにより実現される
。この場合、新たに光スィッチを用いなければならなく
なると同時に、光源が切り替わる瞬間にはごく短い時間
ではあるが瞬断が起こる恐れがあった。特に局部発振光
の切り替わりの周波数に信号が存在すると、その復調信
号は極めて品質の悪いものとなるという問題があった。

そこで本発明の目的は、多チャンネルの光周波数多重信
号に対しても各チャンネルが安定に受信できる光周波数
多重伝送システムを提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明の光周波数多重伝送システムは、送信部から複数
の情報を光周波数多重して伝送し、受信部でｎ個の局部
発振光源を用いて光周波数多重された信号の内の所望の
信号を光ヘテロダインまたはホモダイン検波により選択
的に受信する光用波数多重伝送システムであって、前記
送信部は光源をｎ個のグループに分け、各グループがグ
ループ識別信号を受信部に送信し、前記受信部はグルー
プ識別信号により各局部発振光源が受信すべき光周波数
多重信号群を認識し、該光周波数多重信号群である各チ
ャンネルの信号受信がそれぞれ所定の局部発振光源で行
われることを特徴とする。

（作用） 本発明の光周波数多重伝送システムでは、送られてくる
複数の信号光の一部分ずつを各局部発振光源が分担して
受は持って受信する。ここで各局部発振光源は正しく自
分が受は持つべき信号チャンネルグループを認識する必
要がある。しかし光周波数多重信号は通常等間隔で信号
が並んでおり、送信側の光周波数自体が時間的に変動す
る恐れが大きいので、どこからどこまでが受信すべき信
号チャンネルグループかを認識することは難しい。

そこで本発明においては、送信側から各信号チャンネル
グループを認識するためのグループ識別信号を送信する
ことにする。このグループ識別信号を、例えば各信号チ
ャンネルグループの最も光周波数の低いチャンネルにの
せるようにする。各局部発振光源は、まず自分が受は持
つべき信号チャンネルグループのグループ識別信号を認
識し、そのチャンネルから自分が受は持つべきチャンネ
ル数だけ高周波数側へチャンネルをカウントしていくこ
とで自分が受は持つべき信号チャンネルグループを誤り
なく認識することができる。各局部発振光源は自分が受
は持っているチャンネルの受信リクエスト信号がきた場
合のみ局部発振光を出力してリクエストチャンネルの信
号受信を行う。各局部発振光源の光周波数可変範囲はそ
の受持つべき周波数範囲より十分広ければ問題なく、本
発明では、通常隣合う局部発振光源同志の光周波数掃引
範囲は互いにオーバーラツプすることになる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例の構成を示したブロック図で
ある０本実施例の送信部においては、３０波の信号が光
周波数多重されている。各チャンネルの信号は１００　
Ｈｂ／ｓでＦＳＫ変調（２値周波数偏移変調）されてお
り、隣合うチャンネル同志の光周波数間隔は１０ＧＨｚ
になるようにコントロールされている。この送信部にお
いては第１チヤンネルから第１０チヤンネルまでが第１
グループとされ、各チャンネル毎に第１から第１０の半
導体レーザ１０１〜１１０の出力光か変調される。

以下半導体レーザ１１１〜１２０が第２グループを、半
導体レーザ１２１〜１３０が第３グループを形成する。

それぞれのグループを受信部に認識させるためのグルー
プ識別信号５０，６０．７０は、それぞれのグループの
最も低光周波数の半導体レーザ１０１，１１１，１２１
に加えられる。

ここで加えられるグループ識別信号はそれぞれ１００　
ｋＨｚ程度の低周波信号であり、グループ毎に３　ｋＨ
２づつ周波数が異なっている。このグループ識別信号は
それぞれの光源すなわち半導体レーザの出力を変動させ
る。

各光源（半導体レーザ）からの信号は光合波器４０で合
波された後、光ファイバ８０を通して各加入者へ分配さ
れる。受信部となる各加入者は３つの局部発振光源２０
１，２０２，２０３を持っている。ここで局部発振光源
２０１は第１のグループに属するチャンネル１からチャ
ンネル１０までの信号を受信するためのものであり、局
部発振光源２０乏は第２グループ、局部発振光源２０３
は第３グループの受信用である。チャンネル制御部３０
０は加入者からチャンネルリクエスト信号を受は取ると
、そのチャンネルリクエスト信号で示されるチャンネル
の信号を受信するために必要な局部発振光源を動作させ
る。例えばリクエストチャンネルがチャンネル３の場合
は局部発振光２０１がオンされて発振波長のスィーブを
開始する。

このときまずチャンネル制御部３００は低周波で送られ
てくるグループ識別信号をモニタしている。

局部発振光源２０１と受信する信号光のビート信号は光
受信部４００で検出される。局部発振光源２０１の発振
周波数がグループ識別信号５０を含むチャンネル１を受
信する状態となると、チャンネル制御部３００がこれを
認識してこのチャンネルを第１チヤンネルとする。チャ
ンネル３がリクエストチャンネルの場合には、局部発振
光源２０１の周波数を高周波側に掃引して２番目に検出
されたチャンネルをチャンネル３としてこのチャンネル
に局部発振光源２０１の発振周波数をロックする。チャ
ンネルリクエスト信号が他のグループのチャンネルに切
り替わった場合やオフされた場合はチャンネル制御部３
００からの信号により、局部発振光源２０１はオフされ
る。他のグループのチャンネルの信号を受信する場合も
同様である。

例えば、チャンネル２８を受信する場合にはまず局部発
振光源２０３の周波数を掃引しグループ識別信号７０を
検出し、そのグループ識別信号７０の周波数から高周波
側へ７番目のチャンネルをチャンネル２８として受信す
る。

本実施例においては局部発振光源の数は３つであるが、
ある特定のチャンネルを受信する場合に動作する局部発
振光源はひとつである。したがって局部発振光源の切り
替わりによる不安定な動作が起こらないので、各チャン
ネルとも安定に受信することができる。

本発明には以上の実施例の他にも様々な変形例が考えら
れる。第１図の実施例ではチャンネルリクエストを受け
た後、グループ識別信号を確認してから受信チャンネル
を追いかける方式をとった。

しかしこの他にも種々のチャン木ル撤別方法が考えられ
る。たとえば受信部の立ち上げ時に各局部発振光源が自
分の受信すべきチャンネルの確認を行い、それぞれのチ
ャンネル受信に必要な局部発振光源への注入電流をメモ
リしておき、チャンネルリクエストがあった場合にはメ
モリしである電流値を呼び出してそこで出力信号が得ら
れたチャンネルをリクエストチャンネルとして受信ロッ
クする等の方法である。また第１図の実施例ではグルー
プで最も光周波数が低いチャンネルにグループ識別信号
を重畳したが、このグループ識別信号をのせるチャンネ
ルの位置は任意に変えることができるし、複数または全
チャンネルにのせるようにすることもできる。またグル
ープ識別信号は信号チャンネルに重畳せずにグループ識
別信号のみを伝送する光源を各グループ間に配置するよ
うにしてもよい、受信部においては受信に寄与していな
いチャンネルはオフするのではなく局部発振光源はすべ
て発振させておき、受信に必要な局部発振光源の光を光
スィッチで取り出すようにすることも可能である。

〈発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、光周波数多重数が
非常に多いシステムの受信側で複数の局部発振光源を用
いる場合でも所望のチャンネルは安定した状態で受信す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。 ４０・・・光合波器、５０，６０．７０・・・グループ
識別信号、８０・・・光ファイバ、１０１〜１３０・・
・半導体レーザ、２０１〜２０３・・・局部発振光源、
３００・・・チャンネル制御部、４００・・・光受信部
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送信部から複数の情報を光周波数多重して伝送し、受信
   部でｎ個の局部発振光源を用いて光周波数多重された信
   号の内の所望の信号を光ヘテロダインまたはホモダイン
   検波により選択的に受信する光周波数多重伝送システム
   において、前記送信部は光源をｎ個のグループに分け、
   各グループがグループ識別信号を受信部に送信し、前記
   受信部は前記グループ識別信号により各局部発振光源が
   受信すべき光周波数多重信号群を認識し、該光周波数多
   重信号群である各チャンネルの信号受信がそれぞれ所定
   の局部発振光源により行われることを特徴とする光周波
   数多重伝送システム。