JPH04156633A - 共用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式 - Google Patents

共用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式

Info

Publication number
JPH04156633A
JPH04156633A JP2282618A JP28261890A JPH04156633A JP H04156633 A JPH04156633 A JP H04156633A JP 2282618 A JP2282618 A JP 2282618A JP 28261890 A JP28261890 A JP 28261890A JP H04156633 A JPH04156633 A JP H04156633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shared memory
area
memory
virtual
access
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2282618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2634485B2 (ja
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2282618A priority Critical patent/JP2634485B2/ja
Publication of JPH04156633A publication Critical patent/JPH04156633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2634485B2 publication Critical patent/JP2634485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概  要〕 共用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する
方式に関し、 共用メモリのアクセスおよび拡張処理の処理速度を向上
し、さらに共用メモリのメモリ使用効率を向上すること
を目的とし、 共用メモリのメモリ領域を仮想空間にページ単位にマツ
ピングする動的アドレス変換装置を有する複数のプロセ
サにおいて、ユーザの共用メモリ使用要求に応じて該要
求量のメモリ領域を仮想領域に対応させて割り当てる共
用メモリ結合手段と、前記共用メモリ結合手段で結合し
た仮想領域内の共用メモリ領域にアクセスし、これによ
って共用メモリにアクセスするアクセス手段と、前記ア
クセス手段による仮想領域内の共用メモリ領域アクセス
時にメモリか不在である場合に、ページフォルト割り込
みをトリガとして共用メモリを仮想記憶上に割り当てる
ことにより共用メモリを自動拡張する共用メモリ拡張手
段と、各プロセサが仮想右頁域に割り当てて使用してい
る共用メモリを一括して管理し、必要に応して共用メモ
リの空き領域を探索しプロセサに割り当てる管理手段(
6)とを有するように構成する。
〔産業上の利用分野] 本発明は、複数のプロセサが共用する共用メモリのアク
セスおよび拡張方式に係り、更に詳しくは、共用メモリ
を仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式に関す
る。
〔従来の技jネテ〕
複数のプロセサが外部記憶装置を共用メモリとして使用
する場合を考える。
第8図は、従来方式のシステム構成図である。
システムは複数のプロセサ81  (81−1,81−
2、・・・、8l−n)および共用メモリ82 (SS
U:5hared  storage  unit)か
らなるマルチプロセサ・システムである。各プロセサ8
1が共用メモリ82と接続され、また、各プロセサ81
同士も相互に接続されている。各プロセサ81はそれぞ
れが個有に使用するローカル・メモリ83 (83−1
,83−2、・・・、83−n)をもつ。
各プロセサ81はCPU84および主記憶85などから
なる。主記憶85にはオペレーティング・システム等の
システム・プログラム86やアプリケーション・プログ
ラム等のユーザ・プログラム87が格納され、CPU8
4はこれらのソフトウェアに従って処理を実行する。
次に、あるプロセサ81のユーザ・プログラム87が共
用メモリ82にアクセスする従来の方法を説明する。第
9図は、共用メモリの従来方式の使用方法説明図である
同図(a)は共用メモリのアクセス方式の説明図である
ユーザ・プログラム87がまったく共用メモリ82を使
用していない状態では、まず、ユーザ・プログラム87
はシステム・プログラム86に対して共用メモリ82の
使用要求を出す。システム・プロクラム86は、この使
用要求を受けて共用めもり82の未使用領域を探索し、
ユーザ・プログラム87が使用する領域を割り当てる。
ユーザ・プログラム87はこの領域にユニークな領域名
を付す。システム・プログラム86は、領域名に対応す
る共用メモリの領域を管理テーブル88によって管理す
る。すなわち、管理テーブル88に領域名とそのメモリ
領域の範囲を格納する。例えば領域AはO番地〜a番地
、領域Bはa+1番地〜b番地というように対応させて
格納し、共用メモリ82を管理する。
このようにして割り当てられた共用メモリ82をユーザ
・プログラム87が使用する場合には、ユーザ・プログ
ラム87が使用する共用メモリ82の領域名とその領域
内の相対位置を指定し、アクセス要求する。例えば、領
域名Bの相対位置βというようにアクセス要求を出す。
これを受けて、システム・プログラム86は、共用メモ
リ82上の物理的な位置を求める。すなわち、管理テー
ブル88から領域Bの開始番地a+1番地を求め、これ
に相対位置のβを加算して、物理的位置を求める。共用
メモリ82上の物理的位置はa+1+β番地であり、シ
ステム・プログラム86はこの番地に対して入出力要求
を出す。すなわち、ユーザ・プログラム87が共用メモ
リ82から情報を読み出す場合には、システム・プログ
ラム86がa+1+β番地からデータを読み出す入力命
令を出し、共用メモリ82にアクセスし、また、共用メ
モリ82に情報を書き込む場合には、システム・プログ
ラム86がa+1+β番地にデータを書き込む出力命令
を出す。
一方、初期量として割り付けられた共用メモリを使いき
ってメモリが不足した場合には、共用メモリの拡張が行
なわれる。同図(b)は、共用メモリの拡張方式の説明
図である。
二の場合、ユーザ・プログラム87は領域名および相対
位置を指定してアクセス要求を出す。この要求を受けて
、システム・プログラム86は、領域名および相対位置
の情報から物理的位置を求め、管理テーブル88を参照
してメモリが不足しているか否かを判断する。すなわち
、領域名Bで相対値1βの場合、物理的位置a+1+β
が領域Bの最終番地すを越えていた場合(a+1+β〉
b)にメモリが不足していると判断する。そして、共用
メモリを拡張して割り付ける処理を実行する。
管理テーブル88を探索し、拡張可能な共用メモリの領
域を求める。同図の場合、領域Cと領域りの間に拡張可
能な領域が存在するので、Bの拡張領域B′としてc+
1番地〜b“番地を割り付ける。管理テーブル88には
拡張した領域名B′とその領域を格納する。
ユーザ・プログラム87がこの共用メモリをアクセスす
る場合には、前述の場合と同様、領域名と相対位置を指
定してアクセスする。システム・プログラム86は、こ
の領域名(B)と相対位置(β)の情報をもとに、その
領域が拡張領域が否かを判断する。すなわち、管理テー
ブル88を参照し、物理的位置a+1+βと領域Bの最
終番地すを比較し、a+1+β〉bならば拡張領域B′
をアクセスする。a+1+β≦bならば前述のアクセス
方法で領域Bにアクセスする。
a+l+β〉bならば、領域Bの拡張領域B”の先頭番
地c+1を管理テーブル88を検索して求め、物理的位
置b−(a+l+β)+c+1を算出し、この物理的位
置を入出力命令によってアクセスすることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の方式は処理速度が遅く、メモリの
使用効率が悪いという問題がある。
すなわち、共用メモリにアクセスする場合、システム・
プログラムがユーザ・プログラムの指定する領域名を元
に管理テーブルから使用する共用メモリ領域の番地を検
索し、さらにユーザ・プログラムが指定する相対位置と
検索した共用メモリ領域の番地から物理的位置を計算す
る処理を必要とするうえ、外部記憶装置への通常の入出
力処理によってアクセスを行なうため、処理速度が遅く
なる。また、共用メモリが拡張されているが否かも、シ
ステム・プログラムがソフトウェア的に管理テーブルを
探索して拡張領域があるか否かを求め、ある場合には物
理的位置を算出する処理が必要であり、処理速度が遅い
さらに、従来方式では、ユーザ・プログラムが共用メモ
リの初期量として要求したメモリ容量を共用メモリ上に
確保し、これを使用しない場合でも常に確保された状態
にあるため、共用メモリのメモリ使用効率が悪い。
本発明は、共用メモリのアクセスおよび拡張処理の処理
速度を向上し、さらに共用メモリのメモリ使用効率を向
上することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の機能ブロック図である。本発明は、
複数のプロセサ1 (1−1,1−2、・・・、1−n
)およびこれらのプロセサ1が共用する外部記憶装置で
ある共用メモリ2からなるコンピュータ・システムであ
り、各プロセサが共用メモリに仮想記憶をページ単位に
マツピングする動的アドレス変換装置(DAT:dyn
amicaddress  translation)
を有することを前提とする。
まず、各プロセサ1は共用メモリ結合手段3を有する。
共用メモリ結合手段3は、ユーザの共用メモリ使用要求
に応じて要求量より少ない初期量のメモリ領域を該プロ
セサ1の仮想記憶領域に割り当てる。
次に、各プロセサ1は前記共用メモリ結合手段3で確保
した共用メモリにアクセスするためのアクセス手段4を
有する。アクセス手段4は、まず、前記共用メモリ結合
手段3によって仮想領域上に確保した共用メモリ領域に
アクセスし、これによってDAT装置を介して共用メモ
リ2にアクセスする。
仮想領域上の共用メモリ領域にアクセスする場合には、
ユーザが該共用メモリ領域に付した領域名およびその領
域内での相対位置を指定し、これによってアクセス手段
4が仮想記憶内でのアドレスを求めアクセスしたり、ま
た、ユーザが直接仮想記憶内のアドレスを指定しアクセ
スする。
アクセス手段4あるいはユーザの直接指定により仮想記
憶領域のアドレスが求まると、DAT装置が共用メモリ
2内の物理的アドレスをハードウェア的に求め、共用メ
モリ2の対応する位置をアクセスする。
各プロセサ1は、その他、共用メモリ拡張手段5を有す
る。共用メモリ拡張手段5は、初めに前記共用メモリ結
合手段3によって確保した共用メモリ2のメモリ量では
不足した場合に、共用メモリの領域を拡張する。ユーザ
は確保した共用メモリの容量を意識せずに共用メモリに
アクセスするので、アクセスする仮想記憶領域に共用メ
モリを割り当てていない領域にアクセスしてしまう場合
がある。このような場合に共用メモリ拡張手段5がユー
ザに意識させることなく共用メモリを拡張し、アクセス
できるようにする。
まず、ユーザが共用メモリを割り当てていない仮想記憶
領域にアクセスしようとするとページ。
フォルト割り込みを発生させる。この割り込みをトリガ
として共用メモリ2の拡張処理を実行する。
複数のプロセサ1のなかの1プロセサ1−1は、複数の
プロセサ1が使用する共用メモリ2を全体として管理す
る管理手段6を有する。管理手段6は、各プロセサ1が
使用している共用メモリ2の領域を管理するテーブルを
もち、領域管理を実行している。前記共用メモリ拡張手
段5が共用メモリの拡張処理を実行すると、管理手段6
は共用メモリの空き領域を調べてそのアドレスを共用メ
モリ拡張手段5に戻す。これによって、共用メモリ拡張
手段5は、共用メモリ2の空き領域分の領域を仮想記憶
空間に割り付け、共用メモリを拡張する。
〔作   用〕
あるプロセサ1−nのユーザは、共用メモリを使用した
い場合に共用メモリ結合手段3に対して共用メモリを使
用したいという宣言を行なう。これに対して、共用メモ
リ結合手段3は、該プロセサ1−nの仮想記憶空間に共
用メモリを割り付ける処理を実行する。
まず、共用メモリ結合手段3はユーザが要求した分量の
仮想記憶空間を割り当てる。そして、共用メモリ2を全
体として管理しているプロセサ1の管理手段6に対して
、共用メモリ2の空き領域を探すよう要求する。管理手
段6は、共用メモリ2の空き領域を探し出し、共用メモ
リ結合手段3にそのアドレスを返す。共用メモリ結合手
段3は、このアドレスをページ・テーブルに設定し、仮
想記憶空間の共用メモリ領域と対応づける。
以上の処理によって、ユーザは共用メモリ2を使用可能
になる。
次に、ユーザがこの共用メモリ2をアクセスする場合を
考える。
共用メモリ2をアクセスする場合には、ユーザは、共用
メモリ結合手段3によって共用メモリ2に領域を確保す
る際に領域に付けた名前とその中での相対位置アドレス
、あるいは仮想記憶領域のアドレスをアクセス手段4に
入力する。アクセス手段4は、ユーザから共用メモリ領
域名と相対位置アドレスを受は取った場合には、領域名
と相対位置から仮想記憶領域のアドレスを求め、仮想記
憶領域のこのアドレスに通常のメモリ・アクセスと同様
にアクセスする。このアクセスにより、DAT装置が共
用メモリ2の対応するアドレスをアクセスすることにな
る。一方、ユーザが直接、仮想記憶領域のアドレスをア
クセス手段4に入力しアクセス要求をした場合には、ア
クセス手段4はそのアドレスで仮想記憶をアクセスする
。そしてDAT装置が共用メモリ2にアクセスする。
ユーザは、前記共用メモリ結合手段3が確保した共用メ
モリ2の容量を意識せずに共用メモリをアクセスする。
このため、共用メモリが割り当てられていない領域にア
クセスする場合がある。このような場合には、共用メモ
リ拡張手段5が自動的に共用メモリを拡張する。
ユーザは、通常のアクセス方法で共用メモリにアクセス
しようとする。アクセス手段4は、ユーザが共用メモリ
が割り当てられていない領域にアクセスした場合にはペ
ージ・フォールトが起きるようにしておく。そして、こ
のページ・フォールトをトリガとして共用メモリ拡張手
段5を起動する。
共用メモリ拡張手段5は、まず、管理手段6に対して共
用メモリ2の空き領域を探すように要求する。管理手段
6は、共用メモリ2上の空き領域を探索し、そのアドレ
スを共用メモリ拡張手段5に返す。共用メモリ拡張手段
5は、仮想記憶領域に拡張領域をマツピングしたうえ、
空き共用メモリ領域を割り付ける。すなわち、ページ・
テーブルに拡張領域のアドレスを設定する。以上の処理
により共用メモリが拡張され、アクセス手段4によって
同様に拡張共用メモリ領域をアクセスすることが可能に
なる。
(実  施  例) 以下、第2図乃び第7図を参照しなから一実施例を説明
する。
第2図は、本発明の一実施例のシステム構成図である。
本実施例のシステムは、複数のプロセサ1(1−1,1
−2、・・・、1−n)およびDASD(direct
  access  storagedevice:直
接アクセス記憶装置)等の共用メモリ2で構成する。各
プロセサ1は共用メモリ2と接続され、また、各プロセ
サ1間も接続されている。
各プロセサ1は、CPU21および主記憶22、DAT
(dynamic  address  transi
ation:動的アドレス変換)23からなる。主記憶
22は仮想記憶空間として使用し、DAT23は仮想記
憶装置をアクセスする。仮想記憶空間(主記憶)22は
ローカル・メモリ(LSU:1ocal  stora
ge  unit)24および共用メモリ(SSU:s
haredstorage  unit)25からなる
。ローカル・メモリ24にはシステム・プログラム26
やユーザ・プログラム27が格納されている。また、複
数のプロセサ1のなかの1プロセサには、共用メモリ2
を管理する管理サーバ・プログラム28が格納されてい
る。
第3図は、DAT装置の説明図である。仮想記憶空間2
2に結合する実アドレスに次のような規則でハードウェ
ア的に認識する。すなわち、仮想記憶空間が4Gバイト
あるとすると、最初の2Gハイドを共用メモリ2の領域
、後の2Gバイトをローカル・メモリの領域31とする
。仮想記憶領域の番地で表現すると、0番地(16進数
)〜7FFFFFFF番地(16進数)をユーザがアク
セスした場合にはDATは共用メモリ2の対応するアド
レスを、5ooooooo番地(16進数)〜FFFF
FFF番地(16進数)をユーザがアクセスした場合に
はDATはローカル・メモリ31の対応するアドレスを
アクセスする。
次に、ユーザが共用メモリ2を使用する場合の方法を説
明する。
第4図は、仮想領域の割り当てと共用メモリとの結合の
説明図である。ユーザが共用メモリ2を使用する場合に
は、仮想領域に共用メモリを結合する必要がある。
あるプロセサ1の主記憶は仮想記憶空間22として使用
されている。仮想空間22にはシステム・プログラム2
6やユーザ・プログラム27が格納されている。
プロセサ1のユーザが共用メモリ2を使用したいときに
は、まず、共用メモリを使用するという宣言を行なう(
Sl)。この宣言(Sl)をシステム・プログラム26
が受け、仮想記憶領域22を共用メモリ2と結合する処
理を実行する(S2)。
まず、仮想空間22上に共用メモリを結合する空間を探
し、共用メモリ用に割り当てる。例えば、ページA40
に共用メモリを結合するものとする。
次に、共用メモリ2の空き領域a41を、該空間(ペー
ジA40)に対して割り当てる。すなわち、共用メモリ
2の空き領域a41のアドレスをページA40に対応さ
せてDAT23が使用するページ・テーブルに書き込む
。これによって、仮想空間22上のページAをユーザが
アクセスすれば、DAT23によって共用メモリ2をア
クセスできるようになる。
共用メモリ2上の空き領域a41の探索は、共用メモリ
2を全体として管理するプロセサの管理サーバ28が実
行する。管理サーバ28が空き領域を探し、空き領域a
41のアドレスを共用メモリ2を使用したいユーザのい
るプロセサのシステム・プログラム26に通知するので
ある。
以上の処理によって、仮想記憶22上のページA40に
共用メモリ2の領域a41が結合される。
これ以降、この領域を該ユーザが使用可能になる。
第5図は、結合した共用メモリ領域aをユーザがアクセ
スする方法の説明図である。方法は2通りある。
同図(a)は第1のアクセス方法の説明図である。第1
の方法は、ユーザ・プログラムの従来のインタフェース
を守る方法である。すなわち、ユーザ・プログラム27
が領域名とそのなかの相対位置でアクセス要求する(S
3)。例えば、共用メモリを結合した領域名(ページA
40)とそのなかでの相対位置(β50)をユーザが指
定する。
このアクセス要求(S3)に対して、システム・プログ
ラム26は仮想領域アドレスに変換してアクセスする処
理を実行する(S4)。すなわち、領域名A40と相対
位置β50から仮想領域のアドレス(領域名Aのアドレ
ス+β)を求め、そのアドレスを通常のメモリ・アクセ
スと同様にアクセスする。このアクセスによって、DA
T23がハードウェア的に共用メモリ2上に結合した空
間a41のなかの対応するアドレスβ゛ 51を求めア
クセスする。
同図(b)は第2のアクセス方法の説明図である。第2
の方法は、ユーザ・プログラム27が仮想領域22のア
ドレスを直接指定してアクセスする(S5)方法である
。例えば、ユーザ・プログラム27が仮想領域のアドレ
スα52を指定してアクセスする。この方法は、システ
ム・プログラム26が仮想領域アドレスを求めてアクセ
スする必要がないので、方法1よりも高速に共用メモリ
をアクセスできる。ユーザ・プログラム27が共用メモ
リを結合済みの仮想空間のあるアドレスにアクセスする
と、DAT23がハードウェア的に共用メモリ2上のア
ドレスα“ 53に変換してそのアドレスにアクセスす
る。
以上のような2通りの方法で仮想空間22に結合した共
用メモリにアクセス可能である。
本実施例では、ユーザ・プログラム27は結合した共用
メモリの容量を意識せずに共用メモリを使用することが
可能である。これを可能にするために、共用メモリを自
動拡張できるようにしている。
第6図は、共用メモリの自動拡張方法の説明図である。
前述の共用メモリの結合手法により、仮想空間22にペ
ージA40に共用メモリ2の空Ra 41がすでに結合
されているものとする。そして、ユーザ・プログラム2
7が前述のアクセス方法1の手法でアクセス要求を出し
たとする(S6)。すなわち、領域名と相対位置を指定
してアクセス要求する。すると、システム・プログラム
26が仮想空間のアドレスに変換して仮想領域をアクセ
スする(S7)。ユーザは結合した共用メモリの容量を
意識していないので、このアクセスが共用メモリの未割
り当て仮想領域61に対して行なわれることがあり得る
システム・プログラム26が仮想領域をアクセスすると
(37)、DAT23が共用メモリ2にアクセスする処
理を実行する。しかし、共用メモリの未割り当て仮想領
域61に対してシステム・プログラム27がアクセスし
た場合には、DAT23はページ・フォルト割り込みを
発生する(S8)。このページ・フォルト割り込みによ
って、処理はシステム・プログラム26に戻り、システ
ム・プログラム26は新たな共用メモリ領域X62を該
共用メモリ未開り当て仮想領域61に結合し、共用メモ
リを拡張する処理を実行する(S9)。
第7図は、共用メモリの自動拡張方法の詳細説明図であ
る。
ユーザが共用メモリ2を使用中のプロセサ1−nがあり
、この他に共用メモリ2を管理する管理サーバ28をも
つプロセサ1−1が存在するものとする。プロセサ1−
1内の管理サーバ28は、複数のプロセサ1 (1−1
,1−2、・・・、1−n)が使用する共用メモリ2の
空き領域を常に管理し、共用メモリの領域管理を実行し
ている(310)。
今、プロセサ1−nでページ・フォルト割り込みがあっ
たとする(S8)。このとき、プロセサ1−nのシステ
ム・プログラム26−nは共用メモリ領域を拡張する処
理を実行する(S9)。
S9では、まず、プロセサ1−1の管理サーバ28に共
用メモリの割り当てを依願する(Sll)。
この依顛を受けて、プロセサ1−1の管理サーバ28は
、空き領域を探索し、そのアドレスをプロセサ1−nに
返す処理を実行する(S12)。プロセサl−nのシス
テム・プログラム26−nは、このアドレスを受けとっ
て、ページ・テーブルに設定し、新たな共用メモリ領域
を仮想空間22−nに結合する(513)。
以上の処理により、ユーザ・プログラム27の共用メモ
リ・アクセス要求S6をトリガとして共用メモリが自動
的に拡張され、ユーザは意識せずに拡張された共用メモ
リ領域にアクセスすることができるようになる。
(発明の効果〕 本発明は、仮想記憶空間に共用メモリを結合するので、
システム・プログラムが共用メモリ上の物理的に位置を
求めて入出力命令でアクセスする必要がな(なり、仮想
記憶を通常のメモリ・アクセスでアクセスすることによ
り共用メモリにアクセスすることが可能になる。これに
よって、共用メモリへのアクセス処理が高速に実行可能
になる。
また、ユーザ・プログラムは使用する共用メモリの初期
量や拡張量を意識する必要がないため、ユーザ・プログ
ラムの作成が容易になる。さらに、システム・プログラ
ムも、アクセスされた共用メモリが共用メモリの未割り
当て領域か否かを意識する必要がない。すなわち、未割
り当て領域か否かを判断する処理が必要なく、処理速度
が向上できる。
また、共用メモリを自動拡張できるので、ユーザ・プロ
グラムが指定した分量の共用メモリを必ずしもリザーブ
する必要がなく、共用メモリの使用効率を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の機能ブロック図、 第2図は一実施例のシステム構成図、 第3図はDATの説明図、 第4図は仮想領域の割り当てと共用メモリの結合の説明
図、 第5図は仮想領域アクセスによる共用メモリの使用方法
の説明図、 第6図は共用メモリの自動拡張方法の説明図、第7図は
共用メモリの自動拡張方法の詳細説明図、 第8図は従来方式のシステム構成図、 第9図は従来方式の共用メモリ使用方法説明図である。 ■・・・プロセサ、 2・・・共用メモリ、 3・・・共用メモリ結合手段、 4・・・アクセス手段、 5・・・共用メモリ拡張手段、 6・・・管理手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)共用メモリ(2)のメモリ領域を仮想空間にページ
    単位にマッピングする動的アドレス変換装置(DAT:
    dynamic addresstranslatio
    n)を有する複数のプロセサ(1)(1−1、1−2、
    ・・・、1−n)において、 ユーザの共用メモリ使用要求に応じて該要求量のメモリ
    領域を仮想領域に対応させて割り当てる共用メモリ結合
    手段(3)と、 前記共用メモリ結合手段(3)で結合した仮想領域内の
    共用メモリ領域にアクセスし、これによって共用メモリ
    にアクセスするアクセス手段(4)と、 前記アクセス手段(4)による仮想領域内の共用メモリ
    領域アクセス時にメモリが不足する場合に、ページフォ
    ルト割り込みをトリガとして共用メモリを仮想記憶上に
    割り当てることにより共用メモリを自動拡張する共用メ
    モリ拡張手段(5)と、 各プロセサ(1)が仮想領域に割り当てて使用している
    共用メモリ(2)を一括して管理し、必要に応じて共用
    メモリ(2)の空き領域を探索しプロセサ(1)に割り
    当てる管理手段(6)とを有することを特徴とする共用
    メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式
    。 2)前記アクセス手段(4)は、ユーザが指定する共用
    メモリの領域名と該領域内の相対位置から仮想領域アド
    レスを求め、この仮想領域アドレスによって仮想記憶を
    アクセスすることにより、DATを介して共用メモリを
    アクセスする請求項1記載の共用メモリを仮想領域とし
    てアクセスし、自動拡張する方式。 3)前記アクセス手段(4)は、ユーザが直接指定した
    仮想領域アドレスによって仮想記憶をアクセスし、DA
    Tを介して共用メモリをアクセスする請求項1記載の共
    用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方
    式。
JP2282618A 1990-10-20 1990-10-20 共用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式 Expired - Fee Related JP2634485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2282618A JP2634485B2 (ja) 1990-10-20 1990-10-20 共用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2282618A JP2634485B2 (ja) 1990-10-20 1990-10-20 共用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04156633A true JPH04156633A (ja) 1992-05-29
JP2634485B2 JP2634485B2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=17654868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2282618A Expired - Fee Related JP2634485B2 (ja) 1990-10-20 1990-10-20 共用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2634485B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56134381A (en) * 1980-03-21 1981-10-21 Fujitsu Ltd Divided control system for virtual memory file
JPH02193248A (ja) * 1989-01-23 1990-07-30 Hitachi Ltd 実記憶管理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56134381A (en) * 1980-03-21 1981-10-21 Fujitsu Ltd Divided control system for virtual memory file
JPH02193248A (ja) * 1989-01-23 1990-07-30 Hitachi Ltd 実記憶管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2634485B2 (ja) 1997-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274789A (en) Multiprocessor system having distributed shared resources and dynamic and selective global data replication
JP3102495B2 (ja) 仮想記憶管理方法
US7085909B2 (en) Method, system and computer program product for implementing copy-on-write of a file
JP2986075B2 (ja) ローカル・オブジェクト・アドレス及びグローバル・オブジェクト識別子を結合して単一オブジェクト・ポインタにするためのシステム
JP3431972B2 (ja) 仮想ディスクシステム
US6049853A (en) Data replication across nodes of a multiprocessor computer system
EP0431467B1 (en) Multiprocessor system having distributed shared resources and dynamic global data replication
US6976139B2 (en) Reversing a communication path between storage devices
JPH0330897B2 (ja)
TW457437B (en) Interconnected processing nodes configurable as at least one non-uniform memory access (NUMA) data processing system
US6925546B2 (en) Memory pool configuration system
JP2003067357A (ja) 不均一メモリ・アクセス(numa)データ処理システムおよびその操作方法
JPS62165250A (ja) 仮想記憶方法
JP2005196793A (ja) メモリを予約するための方法、システム、および製品
US5363498A (en) Method of controlling shared data among computers
JP2829115B2 (ja) ファイル共用方法
JPH11316750A (ja) キャッシュ・コヒ―レンシの維持方法及びペ―ジ割当解除方法
US7076632B2 (en) Fast paging of a large memory block
JP2001134486A (ja) マイクロプロセッサおよび記憶装置
CN115168317A (zh) 一种lsm树存储引擎构建方法和系统
JPH04156633A (ja) 共用メモリを仮想領域としてアクセスし、自動拡張する方式
US6804754B1 (en) Space management in compressed main memory
EP1396790A2 (en) Remote translation mechanism of a virtual address from a source a node in a multi-node system
JPH09319653A (ja) 情報処理装置、情報処理システム及びその制御方法
JPS59165287A (ja) 情報処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees