JPH04156570A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH04156570A
JPH04156570A JP2282542A JP28254290A JPH04156570A JP H04156570 A JPH04156570 A JP H04156570A JP 2282542 A JP2282542 A JP 2282542A JP 28254290 A JP28254290 A JP 28254290A JP H04156570 A JPH04156570 A JP H04156570A
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弘治 鈴木
Shigekazu Enoki
繁和 榎木
Yuichi Ueno
祐一 上野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複写機やファクシミリ等の画像形成装置にお
ける現像装置に関し、さらに詳しくは。
非磁性の一成分系現像剤を表面に担持して搬送する構造
に関する。
(従来の技術) 周知のように、複写機やファクシミリ等の画像形成装置
にあっては、露光行程によって潜像担持体である感光体
上に形成された静電潜像を現像剤により可視像処理する
ことが行われる。
このため、現像部においては、例えば、乾式現像剤を用
いる場合でいうと、表面に現像剤を担持した現像スリー
ブを感光体に近接させ、表面の現像剤を感光体上の静電
潜像に対して静電吸着させるようになっている。
そして、上述した現像剤としては、誘電体粒子からなる
トナーをキャリア等の担持体に付着させた二成分系現像
剤あるいは、上述したキャリアを用いない一成分系現像
剤がある。
これら現像剤のうち、二成分系現像剤は、例えば、磁性
現像剤である場合には、トナーに対するキャリアの保持
性が良いことから比較的安定したトナーの供給が行え、
これによって画像濃度を安定させるに必要なトナーの供
給制御が簡単に行える利点がある反面、キャリアの劣化
やトナーとの混合比が変化しやすいために、現像剤の特
性管理が面倒であったり、トナーの補給部を付設するこ
とから現像装置が大型になるという欠点を招くものであ
った。
一方、これに対して一成分系現像剤は、キャリアを含ま
ないので上述した欠点がなく都合が良い。
そして、この−成分系現像には、トナーのみのものと、
必要に応じて補助剤を添加したものあるいは補助剤を混
合したものがあり、また、トナーとしては、トナー粒子
自体に磁性粉を練り込んで内包した磁性トナーあるいは
磁性体を含まないものとに区別される。
上述した一成分系現像剤の区別はその現像剤の用い方に
違いがあり、例えば、マルチカラーやフルカラー等のカ
ラー画像を得ようとする場合には、磁性体を含む一成分
現像剤であると、磁性体が一般に不透明であるので、形
成された画像が不鮮明になって鮮やかな画像を得ること
が難しくなるために用いられず、磁性体を含まない、所
謂、非磁性トナーからなる一成分系現像剤を用いられる
ところで、このような一成分系現像剤を用いて感光体上
の静電潜像の可視像処理を行う場合を検討してみると、
感光体上の静電潜像への現像剤の付着を良好にするには
、現像剤中のトナーを十分に帯電させて静電潜像との間
の静電吸着を良好に行わせることが画像濃度の安定化の
ために必要である。
これに関し、磁性トナーを用いた場合には、現像剤担持
体との間で磁力によりトナーを担持させることができる
ので、布置電荷の損失を生じることなく感光体上の静電
潜像にトナーを対向させることができるが、磁性体を含
まない非磁性トナーからなる一成分系現像剤を用いた場
合には、上述した状態が得られない。
そこで、従来では、現像剤の帯電効率を上げるために、
現像剤担持体である現像ローラの表面に誘電層を設け、
この誘電層に対して例えばスポンジローラ等の現像剤供
給部材を圧接させ、これら両者を互いに異極性に摩擦帯
電させることでこの誘電層と逆極性に帯電した非磁性ト
ナーを静電的に付着させて感光体上の静電潜像との接触
部に搬送する構造が提案されている(例えば、特開昭6
1−42672号公報)。
しかしながら、このような構造にあっては、−様表面を
呈する誘電層近傍に形成される電界の強さを十分高める
ことができず、換言すれば、トナーへの電荷注入が十分
でなく、結果として、現像ローラ表面に多量の現像トナ
ーを担持させることが難しく、これにより感光体上での
単位面積あたりの付着量が少ないことにより高濃度の可
視像を得ることが困難であった。
また、このような構造において、上述した現像ローラと
現像剤供給部材との間に非磁性トナーが現像ローラ側へ
静電的に移行する向きの電界を付与する構造や、上述し
た現像剤供給部材の材質をio”〜10’Ω・1程度の
導電性発泡体で構成したり(例えば、特開昭60−22
9025号公報)、スキン層付き弾性体あるいはファー
ブラシを用いた構造としてトナーの帯電効率を改善する
ようにすることが提案されている(例えば、特開昭60
−229060号公報、特開昭61−42672号公報
)。
さらに、上述した現像ローラの構成として、表面に凹凸
を有する金属体としたもの(例えば特開昭60−539
76号公報)、あるいは絶縁被覆ローラ体または中抵抗
被覆ローラとしたもの(例えば特開昭55−46768
号公報、特開昭58−13278号公報)、そして、絶
縁体と導電面とを持つ電極ローラとして上述した場合と
同様にトナーの帯電効率を改善しようとするものが提案
されている(例えば、特開昭53−36245号公報)
しかしながら、このような構造においても、トナーの帯
電量を十分なものとすることができず。
高い帯電量のトナーを現像ローラへ付着させることが難
しく、結果的には、感光体上の静電潜像へのトナーの供
給量が不足しがちであることは否めなかった。
ところで、上述した一成分系現像剤を用いる場合、感光
体上へのトナーの付着量について、次のような要求があ
る。
すなわち、白黒画像を得る際には、帯電量が重視され、
−船釣に10〜20μC/gの帯電量が必要とされてお
り、この値よりも小さい場合には、地汚れや画像のシャ
ープ性等の画質面で劣ることになる。また、付着量に関
していうと、現像ローラ上の付着量としては、0.1〜
0.3■/dとされているが、転写紙上には0.4〜0
.5■/dが必要であるため、この付着量を得るには、
現像ローラの回転速度を感光体の回転速度に比して3〜
4倍にして現像ローラからのトナーの供給回数を増やす
ことが必要になる。しかし、このように現像ローラの回
転速度を上げた場合には、画像中のベタ部を現像したと
きに画像後端部の濃度が他の部分よりも高くなるという
現象が生じることがある。従って、このような回転速度
によるトナーの供給制御では、画像濃度にムラが生じて
画像品質を低下させてしまうことになる。このことから
、画像後端の濃度が異なる現象をなくすには、現像ロー
ラの回転速度を感光体の回転速度に近付けること、換言
すれば、現像ローラ上での現像剤の担持量を増やすこと
がどうしても必要になる。
一方、カラートナーでは、その色特性は黒トナーに比べ
て着色度が小さいために、また、画像後端の濃度上昇を
抑えるためには、黒トナーに比べてさらに多い量の0.
8〜1.2■/d程度の付着量が必要とされる。また、
これとは別に、帯電量に関しては、安定した画像を得る
ために5〜20μC/g(好ましくは10〜15μC/
g)が必要とされている。
そこで、このようなトナーの付着量に影響する帯電量を
設定するために、現像担持体の表面に選択的に電荷を保
持させることによって、表面近傍に多数の微小閉電界を
形成し、この閉型界により帯電したトナーを吸引して表
面に担持して搬送する構造が提案されている。この構造
によれば、現像剤担持体の表面近傍に多数の微小閉電界
(マキロフィールド)が形成されることで、従来よりも
電界強度を増大させて帯電したトナーを大量に担持させ
て搬送することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような構造とした場合には。
その表面の製造にあたって、金属ローラの微細加工等の
特別な加工が必要となることで現像剤担持体としてコス
トが高くなるという問題があった。
しかも、このような構造にあっても、闇雲に微小閉電界
を形成するだけでは帯電したトナーの付着量を増大させ
る保証はなく、結果として、微小閉電界の機能をトナー
の付着量増大のために発揮することができなくなる虞れ
がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の現像剤担持体
における問題に鑑み、低コストで十分な現像剤の付着量
を得ることのできる構造を備えた現像装置を得ることに
ある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明は、回転鮭動される現
像剤担持体に対し、必要に応じて補助材を外添したトナ
ーから成る一成分系現像剤を供給し、上記現像剤担持体
の表面に上記一成分系現像剤を担持しながら搬送して、
潜像担持体表面の静電潜像に対して上記現像剤担持体を
接触若しくは非接触の状態で上記現像剤を静電吸着させ
て静電潜像の可視像処理を行う現像装置において、上記
現像剤担持体には、現像剤に摩擦帯電を起こさせるため
の現像剤供給部材を対向させ、上記現像剤と上記現像剤
担持体との帯電系列上のポテンシャルを大きく隔てた関
係に設定するとともに、上記現像剤供給部材は、上記帯
電系列上、上記現像剤および現像剤担持体との中間のポ
テンシャルに設定され、かつ、上記現像剤担持体は、導
電体で構成された基体上で導電性材料に絶縁性粒子を分
散させることで微小閉電界を形成する誘電部が規則的あ
るいは不規則的に露出した状態で混在する表面層とされ
、この誘電部の大きさを円形相当で30μ閣以上2■以
下の径に設定されている構造を備えたことを特徴として
いる。
また1本発明は、上記誘電部の大きさが上記現像剤担持
体の軸方向の断面径に対し、使用するトナーの体積平均
粒径の1/3以下に設定されている構造を備えたことを
特徴としている。
また、本発明は、上記誘電部の面積が現像剤担持面の全
表面の50〜80%に設定されている構造を備えたこと
を特徴としている。
(作 用) 本発明によれば、微小閉電界(マイクロフィールド)を
効率良く形成でき、安定したトナーの付着および帯電特
性が得られる6 (実 施 例) 以下、第1図乃至第4図において本発明実施例の詳細を
説明する。
第1図は1本発明実施例による現像装置の概略構成を示
す模式図であり、同図において、符号1は現像槽を示し
ている。
すなわち、現像槽1の内部には、潜像担持体であるドラ
ム状の感光体2に近接して回転可能な現像ローラ3が設
けてあり、この現像ローラ3の局面の一部には、矢印で
示す回転方向におい1その局面の一部が感光体2と対向
する位置よりも上流側にトナー供給部材である供給ロー
ラ4が、そして、この供給ローラ4と感光体との対向位
置の間には、表面に担持された現像剤の層厚を規制する
ドクターブレード5がそれぞれ配置しである。
上述した現像ローラ3は、交流電源およびこれに直列接
続された直流電源をもち、これら電源からの電圧印加に
より表面に担持したトナーを感光体2に向は反発させる
とともに、感光体の地肌部に付着している余剰トナーを
吸着回収するようになっている。
また、上述した供給ローラ4は、例えばスポンジローラ
やファーブラシで構成されたものであって、現像ローラ
3の表面に圧接して現像ローラ3と同一方向に回転する
ようになっており、このローラ4の後方に配置しである
撹拌羽根6により供給されるトナーを現像ローラ3上に
供給しながら摩擦帯電させるものである。
従って、撹拌羽根6によって撹拌混合されるときに摩擦
帯電したトナーは、供給ローラ4に供給され、現像ロー
ラ3との間で供給ローラ4により摩擦帯電されて現像ロ
ーラ3の表面に静電的に付着する。そして、現像ローラ
3の表面に付着して担持されているトナーは、現像ロー
ラ3のがいてんによりドクターブレード5と対向して層
厚を規制され、感光体2との対向位置である現像領域に
達する。そして、このトナーを表面に担持した現像ロー
ラ3は、感光体2と接触若しくは非接触現像によってト
ナーを感光体上の静電潜像に静電吸着させる。
上述した供給ローラ4にも、現像ローラ3と同様に直流
電源が接続されており、必要に応じてバイスを行うよう
になっている。
一方、上述した現像ローラ3は、第2図および第3図に
示すような構成とされている。
すなわち、現像ローラ3の基体3Aは、金属等の導電性
部材で形成されており、この基体3Aの表面には導電性
材料3Bがコーティングされ、この導電性材料3Bは、
この材料3B中に絶縁粒子3Cを分散させることで微小
閉型界(マイクロフィールド)を形成する誘電部3C1
が規則的あるいは不規則的に露出した状態で混在する表
面層とされており、誘電部3C1の大きさが円形相当で
30μ朧以上2m以下の径に設定されている。
上述した導電性材料3Bとしては、1012Ω・1以下
、好ましくは、10@Ω・lの材料が用いられ、具体的
には、有機ポリマー類に導電性付与剤を添加したものと
されている。
そして、この有機ポリマー類としての具体的なものとし
ては次に挙げるものがある。
ポリ塩化ビニル、ポリビニルビチラール、ポリビニルア
ルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルホルマール等のビニル系樹脂が、そして、ポリス
チレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリ
ロニトリルーブタジェンーシチレン共重合体等のポリス
チレン系樹脂、さらには、ポリエチレン、エチレン−酢
酸共重合体等のポリエチレン系樹脂、およびポリメチル
メタクリレート、ポリメチルメタクリレート−スチレン
共重合体等のアクリル系樹脂、そのほか、ポリアセタク
ール、ポリアミド、セルロース、ポリカーボネイト、フ
ェノキシ樹脂、ポリエステル、フッ素樹脂、ポリウレタ
ン、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキ
シ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等の
プラストマー材料である。
また、導電性付与剤としては、Ni、Cu等の金属粉や
ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラッ
ク、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカー
ボンブラック、そして、酸化スズ、酸化亜鉛、激化モリ
ブデン、酸化アンチモン、チタン酸カリ等の導電性酸化
物や酸化チタン、雲母上にメツキを施した無電界メツキ
物あるいは、グラファイト、金属繊維、炭素繊維等の無
機系充填剤や界面活性剤が用いられる。
さらに、ポリエチレンオキサイドやポリシロキサン等の
ポリマーマトリックスに金属イオンを配位させた有機イ
オン伝導体等も用いられる6一方、上述した絶縁粒子3
cの材料としては、10”Ω・1以上、好ましくは、1
o14Ω・1以上のものが使用される。そして、平均粒
径としては、30μ−以上、好ましくは、50μm以上
とされる。
つまり、この平均粒径は、現像ローラ3の軸方向の断面
径に対して使用するトナーの体積平均粒径の1/3以下
となる関係とされている。
そして、この絶縁粒子3Cの具体的な材料としては、ア
ルミナ、ベリリア、窒化珪素、窒化硼素、ムライト、ス
テアタイト、フォルステライト、ジルコン、コージェラ
イト等の無機粒子やエポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコ
ーン樹脂等の有機粒子が用いられる。
また、導電性材料3Bに対する絶縁粒子3Cの添加量は
、導電性材料100重量部に対して100〜400重量
部の範囲で適宜選択されるものであり、さらに、上述し
た誘電部3C1の面積は、現像ローラ3の前表面の50
〜80%に設定されるのが好ましく、現像ローラ3の製
作後、この範囲が得られるように絶縁粒子3Cの添加量
を適宜調整する。
次に、上述した現像ローラ3の作成方法につき説明する
と、次の通りである。
すなわち、第2図に示した表面状態を呈する現像ローラ
3は、前述した導電性材料3Bに絶縁粒子3Cを、ボー
ルミル、練り込み等の分散方法に基づいて添加した後、
この混合材料を射出成型、押出し成型、スプレーコーテ
ィング、ディッピング等の工程によりSUS、鉄、アル
ムニューム等の金属ローラに代表される導電性基体3A
上に成型し、その後、平面が平滑になるように研磨を施
すことで作成される。
なお、導電性材料3Bと導電性基体3Aとの接着性を良
好にするために、プライマーを用いることも可能であり
、この場合には、プライマー自体も導電性であることが
望ましい。
次に、上述した現像ローラ3の表面を得るための導電性
材料3Bと絶縁粒子3Cとの配合例を示す。
なお、以下の例で部は重量部を表していることを前置き
しておく。
(配合例1) 導電性塗料             100部(商品
名Electrodag 440:日本アチソン社製)
(固形分70%;N1粒子含有アクリル樹脂)アクリル
粒子             50部(平均粒径 8
0μm) 希釈剤               200部(商品
名5B−1;日本アチソン社製)上記処方の塗工液を、
SUS製金属ローラにスプレーコーティングにより塗工
し、80℃71時間乾燥後、研磨して膜厚100μ閣の
現像ローラを作成した。
(配合例2) シリコーン樹脂           100部(商品
名;5R−2411; トーレシリコーン社製)ケッチ
エンブラックEC10部 (アクゾシミー社1) 上記処方により、72時間ボールミリングを行い。
カーボンブラックマスターバッチを作成した。
そして、このマスターバッチを用いて、マスターバッチ
           100部シリコーン樹脂   
        100部(商品名;5R−2411;
トーレシリコーン社製))絶縁性シリコーン粒子   
      50部(商品名ニドレフィルE−850;
 トーレシリコーン社製)、(平均粒径70μm) トルエン                100部上
記処方の塗工液を用いて配合例1と同様にして現像ロー
ラ3を作成した。
本実施例は以上のような構成であるから、現像槽1内の
撹拌羽根6による撹拌時にはトナーが互いに摩擦するこ
とで例えば正極に帯電する。
そして、正極に帯電したトナーは、撹拌羽[6により供
給ローラ4に導かれ、供給ローラ4によって現像ローラ
3の表面との間で対向位置での移動方向の違いによりさ
らに摩擦帯電する。この時の帯電特性としては、トナー
と供給ローラ4との間ではトナーが正極に帯電し、また
、トナーと現像ローラ3の誘電部3C1との間ではトナ
ーが正極にモして誘電部3C1が負極に帯電するように
なっている。一方、供給ローラ4と現像ローラ3の誘電
部3C1との間では誘電部3C1が負極に帯電するよう
になっている。従って、このような帯電特性を得ること
ができるように、一成分系現像剤であるトナーと現像剤
担持体である現像口〜う3との帯電系列上のポテンシャ
ルは大きく隔てた関係に設定されていると共に、現像剤
供給部材である供給ローラ4は、上記帯電系列上、トナ
ーと現像ローラ3の誘電部3C1との中間のポテンシャ
ルに設定されている。
このため、現像ローラ3の誘電部3C1では、トナーと
逆極性に帯電されることでトナーを静電的に吸着するこ
とができ、しかも、トナーの帯電量も、供給ローラ4と
の間で、モして誘電部3C1との間でそれぞれ摩擦帯電
されることにより、現像ローラ3上での安定した帯電状
態を得られることで、多層薄層を形成して担持されるこ
とになる。
このような実施例において、本発明者が実験によりトナ
ーの付着量を求めたところ、次表のような結果を得た。
なお1本実施例におけるドクターブレード5は、ウレタ
ンゴム製のものを、そして、供給ローラ4は導電性ウレ
タンスポンジを、さらに感光体はOPCを用いた。
上述した結果から明らかなように、いずれの場合におい
ても、白黒用を含む、カラートナーとしての要求される
帯電量および付着量を満足している。
つまり、上述した結果が得られた原因としては、現像ロ
ーラ3の表面に露出している誘電部3C1の大きさを3
0μ園以下に設定すると、第3図示のように、摩擦帯電
時での微小閉電界(マイクロフィールド)が小さくなり
すぎてしまい、トナーのトナーの吸引力が小さくなり、
安定したトナーの多層薄層が得られないことを実験によ
り得たこと、そして、また、2−以上に大きさを設定す
ると、フリンジング効果がなくなることで安定したトナ
ーの多層薄層を得られなくなることを実験により得たこ
とにある。
また、摩擦により発生した現像ローラ表面の電荷による
電界は、現像ローラの誘電部からの法線方向の距離に依
存するために、電界による誘電部のトナー吸引力はトナ
ーの径と大きく関係することが実験により明らかにされ
たこと。
さらに、高画質の画像を得るためには、画像の後端汚れ
等を生じないようにするために、感光体に対して等速現
像が要求され、このためには、現像ローラ上での付着ム
ラのないトナーの多層薄層が要求される。
従って、誘電部面積を現像剤の担持面の全表面の50〜
80%とすることで、トナーの付着には多少のムラが生
じるものの、エツジ効果による付着面積の増加および現
像部での拡散トナーの転移によリムラの少ない画像が得
られることが実験により明らかになったことにある。
なお、上述した実施例にあっては、現像ローラ3の誘電
部3C1の構造として、絶縁粒子3Cを導電性材料3B
中に分散した例を示したが、これに限らず、例えば、第
4図に示すように、導電性基体3A上に導電性粒子(図
中、符号30Bで示す)と絶縁粒子(同図中、符号30
Cで示す)とを付着させて焼結成型し、成型後に研磨す
ることで誘電部を設けるようにしても良い。
(発明の効果) 以上、本発明によれば、現像剤担持体の表面に導電性材
料中で規則的あるいは不規則的に露出する誘電部を設け
、この誘電部の大きさ、面積を設定することで、誘電部
での微小閉電界を増大させることができるので、現像剤
の吸引力を大きくさせてトナーの付着量を十分なものと
して潜像担持体と現像剤担持体とを等速回転させた場合
のトナーの供給不足をなくすことができる。
また、上述したような現像剤担持体を、特別な加工を要
することなく得られるので、装置のコストを上げること
なく十分な現像剤の供給を行える装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例による現像装置の概略構成を示す
模式図、第2図は第1図中、符号■で示す部分の拡大断
面図、第3図は第2図に示した構成による実験結果を説
明するための線図、第4図は第2図に示した部分の構造
の別の例を示す第2図相当の拡大断面図である。 1・・・現像槽、2・・・潜像担持体である感光体。 3・・・現像剤担持体である現像ローラ、3ム・・・導
電性基体、 3B・・・導電性材料、3C・・・絶縁粒
子、3C1・・・誘電部。 (ほか1名) 第1図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転駆動される現像剤担持体に対し、必要に応じて
    補助剤を外添したトナーから成る一成分系現像剤を供給
    し、上記現像剤担持体の表面に上記一成分系現像剤を担
    持しながら搬送して、潜像担持体表面の静電潜像に対し
    て上記現像剤担持体を接触若しくは非接触の状態で上記
    現像剤を静電吸着させて静電潜像の可視像処理を行う現
    像装置において、 上記現像剤担持体には、現像剤に摩擦帯電を起こさせる
    ための現像剤供給部材を対向させ、上記現像剤と上記現
    像剤担持体との帯電系列上のポテンシャルを大きく隔て
    た関係に設定するとともに、上記現像剤供給部材は、上
    記帯電系列上、上記現像剤および現像剤担持体との中間
    のポテンシャルに設定され、 かつ、上記現像剤担持体は、導電体で構成された基体上
    で導電性材料に絶縁性粒子を分散させることで微小閉電
    界を形成する誘電部が規則的あるいは不規則的に露出し
    た状態で混在する表面層とされ、この誘電部の大きさを
    円形相当で30μm以上2mm以下の径に設定されてい
    る構造を備えたことを特徴とする現像装置。 2、回転駆動される現像剤担持体に対し、必要に応じて
    補助材を外添したトナーから成る一成分系現像剤を供給
    し、上記現像剤担持体の表面に上記一成分系現像剤を担
    持しながら搬送して、潜像担持体表面の静電潜像に対し
    て上記現像剤担持体を接触若しくは非接触の状態で上記
    現像剤を静電吸着させて静電潜像の可視像処理を行う現
    像装置において、 上記現像剤担持体には、現像剤に摩擦帯電起こさせるた
    めの現像剤供給部材を対向させ、上記現像剤と上記現像
    剤担持体との帯電系列上のポテンシャルを大きく隔てた
    関係に設定するとともに、上記現像剤供給部材は、上記
    帯電系列上、上記現像剤および現像剤担持体との中間の
    ポテンシャルに設定され、 かつ、上記現像剤担持体は、導電体で構成された基体上
    で導電性材料に絶縁性粒子を分散させることで微小閉電
    界を形成する誘電部が規則的あるいは不規則的に露出し
    た状態で混在する表面層とされ、上記誘電部の大きさが
    上記現像剤担持体の軸方向の断面径に対し、使用するト
    ナーの体積平均粒径の1/3以下に設定されている構造
    を備えたことを特徴とする現像装置。 3、回転駆動される現像剤担持体に対し、必要に応じて
    補助材を外添したトナーから成る一成分系現像剤を供給
    し、上記現像剤担持体の表面に上記一成分系現像剤を担
    持しながら搬送して、潜像担持体表面の静電潜像に対し
    て上記現像剤担持体を接触若しくは非接触の状態で上記
    現像剤を静電吸着させて静電潜像の可視像処理を行う現
    像装置において、 上記現像剤担持体には、現像剤に摩擦帯電を起こさせる
    ための現像剤供給部材を対向させ、上記現像剤と上記現
    像剤担持体との帯電系列上のポテンシャルを大きく隔て
    た関係に設定するとともに、上記現像剤供給部材は、上
    記帯電系列上、上記現像剤および現像剤担持体との中間
    のポテンシャルに設定され、 かつ、上記現像剤担持体は、導電体で構成された基体上
    で導電性材料に絶縁性粒子を分散させることで微小閉電
    界を形成する誘電部が規則的あるいは不規則的に露出し
    た状態で混在する表面層とされ、上記誘電部の面積が現
    像剤担持面の全表面の50〜80%に設定されている構
    造を備えたことを特徴とする現像装置。
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