JPH04156239A - 無停電電源方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は無停電電源方式に関し、特に複数の無停電電源
系統における自系統の負荷を瞬時の停電もなく他の電源
系統に切り換えて自系統を休止させる方式に関する。

Ｂ９発明の概要 この発明は、複数の無停電電源系統における自系統の無
停電電源装置をメンテナンス等で休止させる場合、瞬時
ラップ切換装置でその負荷を他の電源系統に移すと同時
に負荷を切り離して瞬時の停電もなく、また系統間の横
流も生じないようにして自系統の無停電電源装置の運転
を休止させるようにしたものである。

Ｃ０従来の技術 ］ンビュータの如く、常時継続して運転状態にある負荷
に、定電圧、定周波数の安定した電力を供給する電源装
置としてインバータによるＣｖＣＦ（定電圧、定周波数
）を使用した無停電電源装置が広く採用されている。

この無停電電力が複数の電源系統によって供給されてい
る場合、各系統は停電することが無いように種々の対策
が講じられ、第２図に示すように独立した系統で負荷に
電力を供給し、信頼性の向上を図っている。

第２図はかかる従来例の無停電電源方式の説明図で、Ａ
系統、Ｂ系統の２系統の場合を示し、ＡおよびＢの各系
統は、夫々無停電電源装５ｉＡＵおよびＢＵから遮断器
ＣＢＡおよびＣＢＢを介して負荷ＬＡおよびＬＢに電力
を供給するように構成されている。

Ｄ０発明が解決しようとする課題 上記のように信頼性向上のため、各電源系統は独立した
系統で夫々負荷に電力を供給しているが、年に１回〜２
回程度は定期点検のため無停電電源装置の運転を休止（
停止）しなければならない。

しかし、近年、銀行等において行われつつあるサンデー
バンキングサービス等のサービスが普及すると、ここに
使用されているコンピュータは、３６５日２４時間稼働
することになり、定期点検といえども停電は許されない
ことになる。

無停電電源系統においては、一般に自系統においては定
電圧、定周波数の制御は行われているが、他の系統との
連繋制御は行われていない。これは系統間をすべて連繋
すると、系統内の無停電電源装置の数が多くなり、横流
が流れ過ぎて無停電電源システム全体の運用が難しくな
るためである。

また、常時連繋をとる方式も考えられるが、この方式で
は１系統の無停電電源装置内のＣＶＣＦの台数（一般に
１系統内で６台程度）が多（なり、システムの信頼性が
低下する。

そこで、本発明の目的は、負荷への電力供給を停止する
ことなく無停電電源装置の定期点検ができるようにした
無停電電源方式を提供しようとするものである。

８０課題を解決するための手段 本発明において、上記課題を解決するための手段は、各
別の負荷に遮断器を介して電力を供給する複数の無停電
電源系統において、 各系統の遮断器の電源側と他の系統の遮断器の負荷側と
を互いに切換開閉器で連繋するとともに、該切換開閉器
と前記遮断器とを連動して瞬時ラップ切換装置となし、
自系統の無停電電源装置を休止させるとき、この瞬時ラ
ップ切換装置を操作してその負荷を他の系統に移し自系
統の遮断器を遮断するようにする。

Ｆ１作用 １電源系統の無停電電源装置を休止させ、メンテナンス
をしようとする場合、他の系統と電圧・位相を合わせ、
瞬時ラップ切換装置を操作すると、切換開閉器と遮断器
が瞬時の間ラップして閉成し、切換開閉器はそのまま閉
じ、遮断器は遮断されるので負荷は瞬時の停電もなく他
の系統に接続される。また、切換の際は切換開閉器と遮
断器とは瞬時の間だけラップして閉成するので、たとえ
両系統の無停電電源装置に容量の差があっても系統間に
横流が流れることはない。

Ｇ、実施例 以下、本発明の一実施例を第１図に示す説明図に基づい
て説明する。

第１図は、本発明の詳細な説明するための説明図で、第
２図と同−名称又は同じ機能を有する部分には、これと
同一符号を付して説明を省略する。

しかして、ＣＯＡおよびＣＯＢは夫々Ａ系統およびＢ系
統に設けられた瞬時ラップ切換装置で、Ａ系統は、遮断
器ＣＢＡＩと開閉器ＣＢＡ２から成り、遮断器ＣＢＡＩ
が閉成時には開閉器ＣＢＡ２は開放していて、切換動作
により開閉器ＣＢＡ２が閉成したとき、瞬時の関連断器
ＣＢＡＩとラップして閉成し、その後遮断器ＣＢＡＩの
方は開放される。

この状態から元の状態に復帰する場合も同様に開閉器と
遮断器は瞬時ラップ閉成したのち遮断器。

ＣＢＡＩは閉じ開閉器ＣＢＡ２は開く。

Ｂ系統の瞬時ラップ切換装置ＣＯＢも同様の機能を有す
る。そして、これらの開閉器ＣＢＡ２およびＣＢＢ２は
、夫々自系統の遮断器ＣＢＡＩ又はＣＢＢｌを挾んだ負
荷側と他系統の電源側間に接続される。即ち、第１図の
Ａ系統の開閉器ＣＢＡ２は自系統の負荷ＬＡ側とＢ系統
の無停電電源装置ＢＵ側に接続線イにより接続され、ま
た、Ｂ系統の開閉器ＣＢＢ２は自系統の負荷ＬＢ側とＡ
系統の無停電電源装置ＡＵ側に接続線口により接続され
る。

次に動作を説明すると、今、例えばＡ、Ｂ両系統が運転
中に、Ａ系統の無停電電源装置ＡＵＯ点検が必要となっ
たが、負荷ＬＡへの給電は停止できない場合、まずＡ系
統の無停電電源装置ＡＵの電圧および位相をＢ系統の無
停電電源装置ＢＵに合うように追従制御し、一致したと
ころで一旦図示省略したＰ　Ｌ　Ｌ　（Ｐｈａｓｅ　Ｌ
ｏｏｐ　Ｌｏｃｋｅｄ）により固定し、その瞬間、瞬時
ラップ切換装置を動作させてＡ系統の負荷ＬＡをＢ系統
に移し、然る後にＡ系統の無停電電源装置ＡＵを停止し
てメンテナンスを行う。

メンテナンスが終わって元に復帰させるときは、Ａ系統
の無停電電源装置ＡＵを運転し、Ｂ系統の無停電電源装
置と電圧、位相が一致したとき、前述同様に瞬時ラップ
切換装置を動作させてＢ系統との連繋を断って負荷ＬＡ
にＡ系統の無停電電源装置ＡＵを接続する。

なお、第１図に示す実施例においては、Ａ系統とＢ系統
の２系等の連繋の場合について説明したが、２系統以上
の系統でも同様に行い得ることは勿論である。

また、瞬時ラップ切換装置はＧＴＯ，サイリスタ等の半
導体素子により構成することができる。

Ｈ１発明の効果 以上のように本発明は、自系統の負荷を、瞬時ラップ切
換装置により瞬時に他の系統に移して自系統と切り離す
ようにしたので次の効果を奏する。

（１）負荷への電力を遮断されることなく給電すること
ができるので、１系統の無停電電源装置の運転を休止し
てメンテナンスができる。

（２）系統間の負荷切換時、相手系統の電源出力の電圧
、位相を検出して追従同期合わせをすることにより、２
系統間の瞬間突き合わせ時、極めて確実、安全な状態で
切り換えができる。

（３）負荷の系統間の切り換えが瞬間的なラップ切り換
えであるため、異系統間の無停電電源装置に容量の差が
あっても横流は流れないため、横流による過電流で両系
統共倒れするような恐れがない。

（４）切換後は、確実に一方の系統を停止して負荷とは
完全に切り離されるので、安全なメンテナンスが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するための説明図第２図は
従来例の無停電電源方式の説明図を示すＡＵ、ＢＵ・・
・無停電電源装置、ＣＯＡ、ＣＯＢ・・・瞬時ラップ切
換装置、ＣＢＡＩ、ＣＢＢＩ・・・遮断器、ＣＢＡ２て
、ＣＢＢ２・・・開閉器、ＬＡ。 ＬＢ・・・負荷。 外１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）各別の負荷に遮断器を介して電力を供給する複数
   の無停電電源系統において、 各系統の遮断器の電源側と他の系統の遮断器の負荷側と
   を互いに切換開閉器で連繋するとともに、各自系統の該
   切換開閉器と遮断器とを連動して瞬時ラップ切換装置と
   なし、自系統の無停電電源装置を休止させるとき、この
   瞬時ラップ切換装置を動作させてその負荷を他の系統に
   移し自系統の遮断器を遮断するようにしたことを特徴と
   する無停電電源方式。