JPH0415492Y2 - - Google Patents

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JPH0415492Y2
JPH0415492Y2 JP4831786U JP4831786U JPH0415492Y2 JP H0415492 Y2 JPH0415492 Y2 JP H0415492Y2 JP 4831786 U JP4831786 U JP 4831786U JP 4831786 U JP4831786 U JP 4831786U JP H0415492 Y2 JPH0415492 Y2 JP H0415492Y2
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letterpress
printing
grid
mount
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 1 考案の目的 本考案は、フレキソ印刷のうち特に段ボール印
刷において、段ボール紙に凸版印刷するためのゴ
ムや合成樹脂製の凸版を台紙に貼付する際に使用
する方眼板に関するものである。
段ボール箱の外側面には、製造者や取扱者の社
名、製品名、イラストレーシヨン、取扱い上の注
意事項などを、文字や数字や記号などを用いて印
刷表示するが、その製作工程の展開状態において
は、凸版印刷を行うのが普通である。
一般に段ボール紙に凸版印刷をするときは、第
3図に示すように凸版を貼付した台紙を版胴の周
囲に巻き付け、これを下方の圧胴との間にはさん
だ段ボール紙に転着して印刷を行うものであるた
め、厚さのある凸版はその厚みに比例して必ず通
し方向に伸びを生ずるものである。すなわち、通
常7.5mm圧の凸版の場合では、巻付けによつて一
周4%位の伸び率がある。これをいま計算式で表
わすと、次のようになる。
シリンダの直径Aが、A+2(C+D+E)に
なるとき、その伸び量は全周として、Aπ→〔2
(C+D+E)+A〕πである。
また、伸び率は、〔2(C+D+E)+A〕π/Aπ
と なり、2(C+D+E)+A/Aとなる。この伸び率 はAが大きいほど小さくなり、(C+D+E)が
小さくほど小さくなる。
現在、フレキソ段ボール印刷において版厚は7
〜7.5mmが普通になつているが、これは現寸線が
第6図に示したようにイ面からロ面の中間に移動
したために起るのである。しかし実際には、第7
図に示すように、イ面の付近では短縮が起こり、
ロ面の付近では伸張が起るのである。(第6図は
計算式の伸びの説明図であり、第7図は実際の印
刷時の伸びの説明図である。) ここで、通常の伸び率は104%位となつている
ことを知り、この逆数を乗じて凸版は作られてお
り、概ね96%が用いられている。例えば、200φ
の円を印刷した場合には、第8図に示すように、
通し方向に4%拡張した200mm×208mmの楕円にな
つて刷り上がる。そこで、第9図に示すように、
予め通し方向を96%短縮した楕円を製版すること
になり、これによつてはじめて正円を印刷するこ
とができる。
従来は、製版台紙に凸版を貼付するには、台紙
上に定期を用いてボールペン又は油性ペンなどで
いちいち基準線を引き、この基準線を基にしてゴ
ムの位置決めをし、接着剤又は両面テープで貼り
つけていたが、これらの作業は手作業であり高度
の熟練が要求されていた。特に、多色刷版となる
と、凸版の貼付作業の出来具合いかんで、印刷仕
上がりの良し悪しが8〜9割品質を決めるといわ
れている困難な作業であつた。
このような技術的な課題を解決するために、す
でに方眼フイルムも市販されているが、これは一
方向に短縮したものではなく、また台紙本体に印
刷されているため高価なものとなつていた。
そこで、本考案はこのような欠点を一掃した実
用性の高い凸版貼付用方眼板を提供することを目
的とするものである。
2 考案の構成 本考案の構成および作用を図面の実施例につい
て説明する。
1は方眼プレート本体で、これはアルミニユー
ム板に感光性樹脂を焼付けした板に保護板を接着
した構成である。この本体1の縦横の罫線の目盛
は、横方向が100/100の正常目盛に成るのに対し、縦 方向(通し方向)が96/100の縮尺目盛に成る。この 縮尺目盛罫線巾は、1mm単位で0.1mm、5mm単位
で0.2mm、10mm単位で0.3mm、100mm単位で0.4mmと
する。また、この本体1は、手前側の中心に左右
方向に10cm毎にその上下部に目盛と数字を入れ
る。また、手前側より先に行くにつれて10cm毎
に、中心、左側、右側に目盛と数字を入れる。ま
た、本体の罫線は、青色または緑色にするが、こ
れは後記保護及びライン引き用透明シート2に油
性赤ペンで基準線を引くことにより、太い線で引
いても下側の緑の細い罫線が黒く見え高精度の貼
付けができる。この方眼はシートに表わしてもよ
い。
2は前記方眼プレート本体1上に載置する保護
及びライン引き用透明シート、3はこの透明シー
ト2の上方に重ね合う貼付用の台紙、4はこの貼
付用台紙に貼付けるゴム又は合成樹脂製の凸版
で、その裏面は貼着面5である。6,6はピン
で、いずれも前記方眼プレート本体1の通孔1′,
1″、保護及びライン引き用透明シートロの通孔
2′,2″およぶ貼付用台紙3の通孔3′,3″に挿
通して固定する。
而して、本考案は、表面に複数の凸版4を台紙
3に貼着するときに目安として用いる方眼プレー
ト1または方眼シートであつて、被印刷物の通し
方向に対しての伸びを見越して通し方向を90〜99
%の範囲で縮小したことを特徴とするもので、ま
た、凸版貼付台紙3はピン6,6によつて方眼プ
レート1またはシートと保護及びライン引き用透
明シート2に固定する。
なお、第3図において、11は版胴、12は圧
胴、13はアニツクスロール、14はフアウンテ
ンロール、15はインクトレー、16は段ボール
紙である。
第4図においてcは凸版の厚さを示し、第5図
においてa−bは凸版の伸び量となり、第6図に
おいてaは伸び巾を示す。
3 考案の効果 本考案はこのような構成を有するものであるた
め、特別な熟練を要することなく何人も簡単かつ
確実に段ボール紙への凸版印刷作業を行うことが
できるようになり、特に多色刷のような複雑で困
難な印刷の場合ほど高精度の仕上がりを実現する
ことができ、また保護及びライン引き用透明シー
トに描かれた線はフイルムクリーナーなどの溶剤
を使つて簡単に消去することができるから、同一
物を繰返して使用することができ、きわめて経済
的であり、所期の目的を確実にかつ迅速に達成す
ることができ、従来課題であつた段ボール紙への
凸版印刷の生産性を大きく向上することができ、
その実用的効果は大きいものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案その他の実施例を示し、第1図は
本考案の実施時の要部の斜視図、第2図は要部の
正面図、第3図は一般の凸版印刷機の概略図、第
4図は凸版を貼付けた台紙の展開状態を示す側面
図、第5図・第6図・第7図はそれぞれ従来の版
胴における凸版の伸び状態についての説明図、第
8図・第9図はそれぞれ従来の凸版印刷による製
版と印刷仕上りの関係を示した説明図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面に複数の凸版を台紙に貼着する際に用い
    る方眼プレート又は方眼シートであつて、被印
    刷物の通し方向に対して90〜99%の範囲で縮小
    したことを特徴とする凸版貼付用方眼板。 (2) 被印刷の通し方向に対して縮小率が96%に成
    る実用新案登録請求の範囲(1)項に記載した凸版
    貼付用方眼板。 (3) ピンシステムによつて凸版貼付台紙を固定し
    て成る実用新案登録請求の範囲(1)項に記載した
    凸版貼付用方眼板。
JP4831786U 1986-04-01 1986-04-01 Expired JPH0415492Y2 (ja)

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JP4831786U JPH0415492Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01

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JP4831786U JPH0415492Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01

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JPS62159636U JPS62159636U (ja) 1987-10-09
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JP2010234753A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujifilm Corp 凸版印刷版並びに凸版印刷版の製版方法及び装置
JP5500853B2 (ja) * 2009-03-31 2014-05-21 富士フイルム株式会社 凸版印刷版並びに凸版印刷版の製版方法及び装置
JP5663071B1 (ja) * 2013-10-17 2015-02-04 シコー株式会社 版貼り機および版貼り方法

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JPS62159636U (ja) 1987-10-09

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