JPH04154894A - 潤滑剤用添加剤及び潤滑剤組成物 - Google Patents

潤滑剤用添加剤及び潤滑剤組成物

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JPH04154894A
JPH04154894A JP27930590A JP27930590A JPH04154894A JP H04154894 A JPH04154894 A JP H04154894A JP 27930590 A JP27930590 A JP 27930590A JP 27930590 A JP27930590 A JP 27930590A JP H04154894 A JPH04154894 A JP H04154894A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は潤滑剤用添加剤及び潤滑剤組成物に関し、詳し
くは高温清浄性、熱安定性並びに抗乳化性に優れた潤滑
剤用添加剤及びこれを潤滑油基油に配合してなる潤滑剤
組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕最近の
自動車は三元触媒等の還元触媒を装着することにより排
ガス対策が完成したことから、高速走行や高出力化に力
点か注かれ、内燃機関をより苛酷に運転するようになっ
てきている。
一方、省エネルギーの観点から燃焼改善を目的として、
自動車車体の軽量化か推進され、従ってクランクケース
も小型化される傾向にあり、それに伴ってクランクケー
ス油(内燃機関油)の量も減少してきている。その結果
、単位油量当たりの熱付加も増大しており、また高速走
行や高出力化に伴って油温の上昇か顕著になり、しかも
長時間高い油温か持続する傾向が大きい。その為、潤滑
油基油に様々な添加剤を配合し潤滑油の性能向上を計っ
ている。特に耐熱性が不足することによる清浄性の不足
及び潤滑油に水が混入した場合の乳化を防ぐ添加剤が有
用になっている。この添加剤のうち清浄分散剤は、各種
内燃機関用潤滑剤に共通して用いられており潤滑剤とし
ての重要性が特に高くなってきている。
従来の清浄分散剤は、油溶性金属塩が主流であり、例と
してアルキルサリチル酸の多価金属塩を主成分とする塩
基性アルキルサリチレート系添加剤等(特公昭48−3
5325号公報、英国特許第795657号明細書、同
第786167号明細書参照)がある。
上記塩基性アルキルサリチレート系添加剤の製造方法と
しては下記■〜■のものが挙げられる。
■アルキルフェノールをアルカリ金属化合物と反応させ
た後、炭酸ガスと反応させカルボキシル化し、鉱酸で加
水分解することによりアルキルサリチル酸を得、さらに
アルキルサリチル酸をアルカリ金属塩にした後、多価金
属塩化物を用い複分解させ塩基性アルキルサリチレート
系添加剤を得る方法(英国特許第795657号公報、
特公昭48−35325号公報等参照)。
■上記加水分解して得られたアルキルサリチル酸を多価
金属化合物と反応させる方法(英国特許第786167
号公報等参照)。
■サリチル酸をアルキル化したアルキルサリチル酸を多
価金属化合物と反応させる方法(特公昭48−3532
5号公報等参照)。
しかし、内燃機関油に従来公知の塩基性アルキルサリチ
レート系添加剤等の各種添加剤を増量する等して配合し
ても充分満足すべき結果は得られなかった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは上記従来の内燃機関の潤滑油の問
題点を解消し、高温清浄性、熱安定性並びに抗乳化性に
優れた潤滑油を開発すべく鋭意研究を重ねた。その結果
、アルキル基を少なくとも1個含有しているヒドロキシ
安息香酸のアルカリ土類金属塩及びアルカリ金属塩を主
成分とする潤滑剤用添加剤が、上記課題を解決すること
を見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成したも
のである。すなわち、本発明は(al炭素数8〜36の
アルキル基を少なくとも1個含有しているヒドロキシ安
息香酸のアルカリ土類金属塩及び(bl炭素数8〜36
のアルキル基を少なくとも1個含有しているヒドロキシ
安息香酸のアルカリ金属塩を主成分とする潤滑剤用添加
剤を提供するものである。
本発明で用いる潤滑剤用添加剤の主成分であるヒドロキ
シ安息香酸のアルカリ土類金属塩又はヒドロキシ安息香
酸のアルカリ金属塩は、下記に示す様な構造式を持ち炭
素数8〜36のアルキル基を少なくとも1個、好ましく
は1〜2個有するものである。
〔式中のRは炭素数8〜36のアルキル基、nは1〜4
の整数、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属、kは
Mの価数を示す。〕 上記アルキル基の炭素数は、8〜36であるが、好まし
くは12〜24、さらに好ましくは14〜18である。
炭素数7以下のアルキル基を有するヒドロキシ安息香酸
のアルカリ土類金属塩あるいはアルカリ金属塩は、併用
される潤滑剤用の添加剤との相溶性や潤滑油基油との油
溶性が悪いという不都合がある。また、炭素数37以上
のアルキル基を有するヒドロキシ安息香酸のアルカリ土
類金属塩あるいはアルカリ金属塩は塩中の塩基価が低下
するという問題がある。
さらに、本発明の(a)ヒドロキシ安息香酸のアルカリ
土類金属塩および(b)ヒドロキシ安息香酸のアルカリ
金属塩におけるアルキル基は、それぞれ同一であっても
異なっていても差し支えない。
以上のヒドロキシ安息香酸塩は、水酸基とカルボキシル
基(正しくはCOOM)の位置関係により、o−、m−
、p−の置換位置を有するが、本発明で用いられるヒド
ロキシ安息香酸塩としては〇−置換位置を有するサリチ
レートが好ましい。
本発明の潤滑剤用添加剤において、(a)アルカリ土類
金属塩(塩基性及び過塩基性を含む)の配合割合は、特
に制限はないが、好ましくは50〜95重量%である。
また(b)アルカリ金属塩(塩基性及び過塩基性を含む
)の好ましい配合割合は、5〜50重量%である。この
アルカリ金属塩の重量比率か50重量%を越えると加水
分解安定性か低下することかあり、5重量%未満ては本
発明(高温清浄性、熱安定性並びに抗乳化性の改善)の
効果が必ずしも充分てない。
本発明の潤滑剤用添加剤に用いられる(a)アルカリ土
類金属塩のアルカリ土類金属としては、カルシウム、マ
グネシウム及びバリウム等かあるか、この中で特にカル
シウムか好ましい。また、アルカリ金属塩のアルカリ金
属としては、リチウム。
ナトリウム及びカリウム等があるか、この中で好ましい
ものは、ナトリウム、カリウムである。
本発明で用いられる潤滑剤用添加剤は、各種の方法で製
造することかできるか、例えば次の方法で得ることかで
きる。
■フェノールをアルキル化触媒(酸性イオン交換樹脂、
フッ化水素酸、リン酸、金属塩化物、活性白土等)の存
在下で炭素数8〜36、好ましくは12〜24、さらに
好ましくは炭素数14〜18のオレフィンまたはオレフ
ィン混合物を用いてアルキル化を行いアルキルフェノー
ルとする。ここでアルキル化触媒の使用量は、例えばオ
レフィンまたはオレフィン混合物の1−10重量%か好
適である。得られる生成物の組成比は、一般にモノアル
キルフェノール80〜100%及びジアルキルフェノー
ル20〜0%となる。その際の反応温度は、特に限定し
ないか90〜180’C1好ましくは130〜150°
Cであり、反応時間は2〜3時間が良い。
次に得られたアルキルフェノールに、アルカリ金属の水
酸化物(NaOH,KOH等)を加え、不活性ガス(窒
素、アルゴン等)をバブリングして160°C以上、好
ましくは19o〜2oo″Cに加熱して、上記アルキル
フェノールを金属フェノキシトとした後、副生水を除去
する。この金属フェノキットに加圧下(5〜15kg/
c!+I、■40〜180°C)で二酸化炭素を作用さ
せ(1〜3時間)カルボキシル化を行う。この反応は、
無溶媒にても進行するか、希釈剤として鉱油、芳香族溶
媒を用いても良い。
この■の方法にて、目的のアルカリ金属塩を得ることか
できる。
■前記■にて得られたカルボキシル化物をアルカリ土類
金属塩(CaCj22.MgCl!2.BaC,&2等
、好ましくはCa C1! 2)を用い、水またはアル
コール(メタノール、エチレングリコール等、好ましく
はメタノール)の存在下1反応温度60〜80°C1反
応時間1〜2時間で一部複分解し、アルキルヒドロキシ
安息香酸のアルカリ金属塩とアルカリ土類金属塩からな
る混合塩とする。
この■の方法にて、目的のアルカリ金属塩とアルカリ土
類金属塩からなる混合塩を得ることかできる。
■前記■にて得られたカルボキシル化物を加水分解する
為に、20〜50%の無機酸(硝酸、硫酸、塩酸)を加
え、室温〜60°Cで1〜2時間反応する。その結果、
下記のアルキルヒドロキシ安息香酸を遊離、採取するこ
とができる。
〇 一体            p 一体     
        アルキルフェノール〔式中のRは、前
記と同しである。〕 得られたアルキルヒドロキシ安息香酸にアルカリ土類金
属酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物(Ca (O
H)2. M g (OH)2.  B a (OH)
2等、好ましくはCa(OH)2)を加え、室温〜5o
″Cで1〜2時間中和させ、アルカリ土類金属塩とする
この■の方法にて、目的のアルカリ土類金属塩を得るこ
とができる。
■前記■の混合塩にアルカリ土類金属酸化物またはアル
カリ土類金属水酸化物[Ca(OH)2゜Mg(OH)
z、Ba(OH)2等、好ましくは= 10 = Ca (OH)2) 、水、アルコール(メタノール。
エチレングリコール等、好ましくはメタノール)を加え
、二酸化炭素を作用させた後、120〜160°Cに加
熱処理を行い塩基性混合塩とする。
この■の方法にて、目的の過塩基性混合塩を得ることが
できる。
■前記■のアルカリ土類金属塩にアルカリ土類金属酸化
物またはアルカリ土類金属水酸化物(Ca(OH)21
Mg(OH)2.8a(OH)2等、好ましくはCa 
(OH)2) 、水、アルコール(メタノール、エチレ
ングリコール等、好ましくはメタノール)を加え、二酸
化炭素を作用させた後、120〜160℃に加熱処理を
行い塩基性アルカリ土類金属塩とする。
この■の方法にて目的の過塩基性アルカリ土類金属塩を
得ることができる。
本発明における潤滑剤用添加剤において、好ましいもの
は、過塩基性混合塩またはアルカリ金属塩を過塩基性ア
ルカリ土類金属塩に配合し混合塩とするものである。こ
の場合、混合塩中のアルカリ金属塩(塩基性あるいは過
塩基性)比率は5〜50重量%が良い。
また、過塩基性アルカリ土類金属塩の他の例としては、
アルキルヒドロキシ安息香酸を硫化処理あるいはスルホ
ン化処理したもの、またはアルデヒド縮合した過塩基性
アルカリ土類金属塩、さらには前述およびこれらのアル
カリ土類金属塩をホウ酸化処理したもの等が挙げられる
本発明の潤滑剤組成物は、基油に上記添加剤を配合して
調製される。ここで基油としては、従来から潤滑油基油
として用られているものであれば、種々のものが充当で
きる。例えば、鉱油系(ナフテン系基油、パラフィン系
基油、中間系基油等)。
合成油系(重合オレフィン、ダイエステルポリブテン、
シリコーンオイル、ポリアルキレングリコール、ハロカ
ーボン、りん酸エステル、ケイ酸エステル等)、動植物
脂肪油系(ヒマシ油、ナタネ油、パーム油、ラード、鯨
油等)、混成油(鉱油系+動植物脂肪油系など)かある
本発明の潤滑剤組成物において、基油に配合される上記
潤滑剤用添加剤の割合は、状況に応じて適宜選定すれば
よいが、特に5〜30重量%(組成物全体に対して)の
範囲が好ましい。
本発明の潤滑剤組成物は、基油に上記添加剤を配合する
ことによって得られるが、更に必要に応じて各種添加剤
、例えば無灰系清浄分散剤、酸化防止剤、粘度指数向上
剤、消泡剤、さび止め剤。
流動点降下剤、極圧剤、油性向上剤等を配合することも
できる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例及び比較例によりさらに詳しく説
明する。
製造例1 炭素数16のアルキル基を有するアルキルフェノール3
31gに70℃で、48%NaOH80gを添加し、窒
素200 m&’/min、でバブリングし、200°
Cで2時間加熱し副生水を除去した。生成した反応混合
物を140°Cに冷却し窒素を止め、二酸化炭素を常時
8kg/cfflとなるように供給し、1時間保持した
。反応物を80°Cに冷却後、脱圧し、トルエンを31
8g添加してアルカリ金属塩のトルエン溶液とした。
製造例2 製造例1で得られたアルカリ金属塩のトルエン溶液68
0gに、パラフィン系鉱油241gを配合し、その後ト
ルエンを除去した。その結果、ナトリウム含量3.4重
量%のアルカリ金属塩を得た。
製造例3 製造例1で得られたアルカリ金属塩のトルエン溶液61
3gを70°Cに加熱し、50重量%CaCII を水
溶液111.2gを添加し、2時間反応させた。次に1
40°Cに加熱し、水とトルエンを除去した。続いて、
この反応物にキシレン306gを加えて濾過し、アルカ
リ金属塩とアルカリ土類金属塩を混合したキシレン溶液
623gを得た。
実施例■ 製造例3で得られたアルカリ金属塩とアルカリ土類金属
塩の混合キシレン溶液623gに、パラフィン系鉱油2
11gを加え、その後キシレンを除去し、アルカリ金属
塩とアルカリ土類金属塩の混合塩528gを得た。
この混合塩中のナトリウム含量は13重量%。
カルシウム含量は1.3重量%であり、また、アルキル
基を有するヒドロキソ安息香酸のナトリウム塩は30重
量%、カルシウム塩は70重量%てあった。
実施例2 製造例3て得られたアルカリ金属塩とアルカリ土類金属
塩の混合キシレン溶液260gに、メタノール60g、
水7,3g及びCa(OH)220.8gを加え、室温
で30分攪拌し、二酸化炭素6.2gを16分かけて吹
き込んだ。次いて140°Cて2時間加熱し、メタノー
ルと水を除去して濾過した。
得られた濾液にパラフィン系鉱油87.4gを入れ、キ
シレンを除去し、過塩基性アルカリ金属塩と過塩基性ア
ルカリ土類金属塩の混合塩219gを得た。
この混合塩中のすトリウム含量は1.1重量%pカルシ
ウム含量は4.3重量%であり、アルキル基を有するヒ
ドロキシ安息香酸のナトリウム塩は28重量%、カルシ
ウム塩は72重量%であった。
また、この混合塩の塩基価は160■KOH/g、動粘
度は31.29C3t(100°C)であった。
比較例1 製造例1て得られたアルカリ金属塩のトルエン溶液26
0gを40°Cに加熱し、30%硫酸244gを40分
かけて添加し1時間攪拌して加水分解した。得られた加
水分解物を水洗して中性とし、パラフィン系鉱油89g
、メタノール90g、水7.3g及びCa (OH)2
34 gを加え室温で30分攪拌し、二酸化炭素6.8
gを20分かけて吹き込んだ。次いて140°Cで2時
間加熱し、メタノールと水を除去した後キシレン130
gを加え濾過した。
キシレンを除去し、過塩基性アルカリ土類金属塩225
gを得た。
この金属塩中のナトリウム含量は50ppm以下。
カルシウム含量は5.4重量%てあった。また、この塩
の塩基価は165■KOH/g、動粘度は36、36c
St(100°C)であった。
なお上記加水分解物をC”−NMR及び’H−NMR測
定を行った結果、次式で表わされる化合物の混合物であ
ることか確認された。
(式中、Rは炭素数16のアルキル基、nは1あるいは
2の整数を示す。) 比較例2 製造例1で得られたアルカリ金属塩のトルエン溶液61
3gを80°Cに加熱し、23重量%Ca CI 2の
メタノール溶液269gを加えて2時間反応させた。次
いて140°Cて時間加熱し、トルエンと水を除去した
後、キシレン148gを加え、濾過した。
得られた濾液にパラフィン系鉱油191gを入れ、その
後キシレンを除去し、アルカリ土類金属塩477gを得
た。
この金属塩中のナトリウム含量は50 ppm JJ、
下。
カルシウム含量は3.11重量%であった。
比較例3 比較例2て得られたキシレン溶液366gにメタノール
120 g、水8.6g及びCa(OH)240.4g
を加えて室温で30分攪拌し、二酸化炭素11.9 g
を21分かけて吹き込んだ。
次いで、140°Cで2時間加熱し、メタノールと水を
除去した後、キシレン130gを加え、濾過した。
得られた濾液にパラフィン系鉱油171gを入れ、その
後キシレンを除去し、過塩基性アルカリ土類金属塩41
7gを得た。
この金属塩中のナトリウム含量は50111pm以下。
カルシウム含量は5.6重量%てあった。
また、この金属塩の塩基価は156■KOH/g、動粘
度は29.36cSt(100°C)であった。
上記実施例1,2及び比較例1〜3で得られたもの、市
販の塩基性アルキルサリチレート添加剤(塩基価165
■KOH/g、 カルシウム5.7重量%、ナトリウム
50ppm以下、動粘度29.01cSt(100℃)
)(比較例4)及び比較例1と製造例2を配合したもの
の性能試験を以下の条件で行った。その結果を第1表に
示す。
また、この試験で用いられる供試油として、実施例1.
 2及び比較例1〜4においてはパラフィン系鉱油81
.5重量%、各潤滑剤用添加剤18.5重量%に消泡剤
0.004%配合したものを用いた。比較例1°と製造
例2を配合したものの性能試験においては、(A)比較
例1のもの17.4重量%と製造例2のもの1.0重量
%または(B)比較例1のもの16.4重量%と製造例
2のもの2.0重量%配合したものを用いた。
(パネルコーカー試験) Fed 791B Method 3462(1969
)に準拠し、パネル温度300°C1油温度160.3
時間の条件で行った。
(ホットチューブ試験) 内径2Mのガラス管中に供試油0.3 ml/ hr、
 。
空気10−/min、をガラス管の温度を320’Cに
保ちながら16時間流し続けた。ガラス管中に付着した
ラッカーと色見本とを比較して評点をつけた(透明の場
合は10点、黒の場合は0点)。
(抗乳化性試験) JISK2520に準拠して行った。
(酸化安定度試験) JISK2514に準拠して、165.5°C172時
間連続試験を行った。
(以下余白) 第1表 〔発明の効果〕 以上の如く、本発明の潤滑剤用添加剤を配合した潤滑剤
組成物は、内燃機関の潤滑油として使用した際に、優れ
た高温洗浄性、熱安定性及び抗乳化性を発揮する。
したがって、本発明の潤滑剤用添加剤及び潤滑剤組成物
は、各種内燃機関(ガソリンエンジン。
ディーゼルエンジン、ガスエンジン等)用の潤滑剤用添
加剤及び潤滑剤組成物として幅広くかつ有効に利用され
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)炭素数8〜36のアルキル基を少なくとも
    1個含有しているヒドロキシ安息香酸のアルカリ土類金
    属塩及び (b)炭素数8〜36のアルキル基を少なくとも1個含
    有しているヒドロキシ安息香酸のアルカリ金属塩を主成
    分とする潤滑剤用添加剤。
  2. (2)(a)アルカリ土類金属塩が50〜95重量%で
    あり、 (b)アルカリ金属塩が5〜50重量%である請求項1
    記載の潤滑剤用添加剤。
  3. (3)(a)アルカリ土類金属塩の金属がカルシウムで
    あり、 (b)アルカリ金属塩の金属がナトリウム及び/または
    カリウムである請求項1記載の潤滑剤用添加剤。
  4. (4)潤滑油基油に請求項1記載の潤滑剤用添加剤を配
    合してなる潤滑剤組成物。
  5. (5)潤滑剤用添加剤の配合割合が5〜30重量%(組
    成物全体に対して)である請求項4記載の潤滑剤組成物
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