JPH04154521A - 合成樹脂容器の溶閉装置 - Google Patents

合成樹脂容器の溶閉装置

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JPH04154521A
JPH04154521A JP2274621A JP27462190A JPH04154521A JP H04154521 A JPH04154521 A JP H04154521A JP 2274621 A JP2274621 A JP 2274621A JP 27462190 A JP27462190 A JP 27462190A JP H04154521 A JPH04154521 A JP H04154521A
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JP
Japan
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synthetic resin
resin container
molding head
molding
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JP2274621A
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Shoji Motohashi
本橋 昇次
Yoshimichi Ooba
大場 由通
Hideki Asano
秀樹 浅野
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NIPPON S B HOUSOUKI KK
Original Assignee
NIPPON S B HOUSOUKI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば医薬品等が充填される合成樹脂容器の
溶閉装置に関する。
「従来の技術」 従来、合成樹脂容器の溶閉技術として、合成樹脂容器の
搬送方向に沿ってその上流側に第1成形ヘッドを、また
下流側に第2成形ヘッドを順次配設し、上記第1成形ヘ
ッドで合成樹脂容器の上端開口を溶閉するとともに、溶
閉した合成樹脂容器の上端部を上記第2成形ヘッドで所
要形状に成形するものは知られている(例えば、特公昭
49−21625号公報)。
また、上記特公昭49−21625号公報には、第2の
溶閉技術として、合成樹脂容器の上端開口をヒータで加
熱して半溶融状態とした後、成形ヘッドの係合凹部を合
成樹脂容器の上端に押圧係合させて、該合成樹脂容器の
上端を溶閉しかつ成形する技術が開示されている。
「発明が解決しようとする課題」 然るに、上述した第1の溶閉技術では、第1成形ヘッド
によって半溶融状態の合成樹脂容器の上端開口を両側か
ら挟み込んで溶閉するために、その後の第2成形ヘッド
による仕上成形を行っても合成樹脂容器の上方側面にパ
リが残ることがあった。
他方、上述した第2の溶閉技術においては、成形ヘッド
の係合凹部を半溶融状態の合成樹脂容器の上端に押圧係
合させたときに、該係合凹部と合成樹脂容器の上端との
間に介在する大気によって、溶閉作業終了後の容器の上
端に小さな窪み等が形成されてきれいな半球状に成形さ
れないことがあり、また、溶閉した合成樹脂容器の上端
に微小な空気孔が生じて合成樹脂容器の密封が不完全と
なる場合があった。
したがって、本発明の目的は、溶閉終了後の合成樹脂容
器にパリや変形等が生じることを良好に防止するととも
に、容器を確実に密封することができる合成樹脂容器の
溶閉装置を提供することである。
「課題を解決するための手段」 すなわち、本発明は、合成樹脂容器の搬送方向に沿って
その上流側に第1成形ヘッドを、また下流側に第2成形
ヘッドを順次配設し、上記第1成形ヘッドで合成樹脂容
器の上端開口を溶閉するとともに、溶閉した合成樹脂容
器の上端部を上記第2成形ヘッドで所要形状に成形する
ようにした合成樹脂容器の溶閉装置において、 上記第1成形ヘッドは、合成樹脂容器の上端開口を半径
方向内方に縮径させて溶閉する係合凹部と、この係合凹
部内に挿入される合成樹脂容器の上端開口に一致して開
口され、上記係合凹部で合成樹脂容器の上端開口を溶閉
する際にそれらの間に介在する空気を外部に逃がすとと
もに、合成樹脂容器の上端部の溶融流入を許容するエア
抜き通路とを備え、また上記第2成形ヘッドは、上記合
成樹脂容器の上端部がエア抜き通路内に流入して形成さ
れた突起を押し潰して該上端部を所要形状に成形する係
合凹部な備えることを特徴とする合成樹脂容器の溶閉装
置を提供するものである。
「作用」 このような構成によれば、上記第1成形ヘッドの係合凹
部によって合成樹脂容器の上端開口を溶閉する際には、
係合凹部と合成樹脂容器の上端との間に介在する空気は
、上記エア抜き通路を介して係合凹部の外部に排出され
る。そのため、上記係合凹部と溶閉された合成樹脂容器
の上端との間に空気が残留することを良好に防止できる
ので、エア抜き通路を備えない従来の成形ヘッドの係合
凹部を用いた場合のように、残留した空気が原因となっ
て溶閉後の合成樹脂容器の上端に微小な空気孔が生じた
り、窪みが生じることを防止することができる。しかも
、合成樹脂容器の上端部は、エア抜き通路内に溶融流入
するために、合成樹脂容器の上端開口を確実に密封する
ことができる。
また、第1成形ヘッドよって合成樹脂容器の上端開口を
溶閉する際には、第1成形ヘッドの係合凹部を下降させ
て合成樹脂容器の上端開口に押圧係合させるので、上述
した従来の第10溶閉技術のように、合成樹脂容器の上
端側部にパリが生じることを良好に防止できる。
そして、上述のように完全な密封状態で合成樹脂容器の
上端開口が溶閉された後、上記第2成形ヘッドの係合凹
部が合成樹脂容器の上端に押圧係合されることで仕上成
形が行われるので、溶閉作業終了後の合成樹脂容器の上
端は、第2成形ヘッドの係合凹部に倣ったきれいな形状
に成形される。
したがって、溶閉作業終了後において、合成樹脂容器の
上端にパリや変形等が発生することを良好に防止して、
合成樹脂容器の上端を外観上きれいに成形することがで
きるとともに、合成樹脂容器を確実に密封することがで
きる。
「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、第1図お
よび第2図において、1は合成樹脂容器2の上端開口を
溶閉する溶閉装置であり、図示しない上流側の充填装置
によって内部に所定量の薬液を充填された合成樹脂容器
2は、搬送コンベヤ3により一列に整列された状態で溶
閉装置1を設けた位置に移送され、タイミングスクリュ
ウ4によって所定間隔に離隔されたあと、供給スターホ
イール5を介して溶閉装置1の回転テーブル6上に供給
されるようになっている。
回転テーブル6の上方には円板7を一体に連結してあり
、さらにその円板7の外周部には合成樹脂容器2の本体
部と係合する半円形のポケット7aを等間隔で形成して
いる。そして、上記供給スターホイール5から回転テー
ブル6上に供給された合成樹脂容器2は、その本体部を
上記円板7のポケット7aによって保持されるようにな
っている。
したがって、回転テーブル6が所定の速度で時計方向に
回転されることに伴って、ポケット7aに保持された各
合成樹脂容器2が所定の速度で移送されるようになって
いる。
上記ポケット7aに保持した合成樹脂容器2の移動軌跡
の上方には、上流側から下流側に向けて、合成樹脂容器
2の上端開口を加熱するプレヒータ11、このプレヒー
タ11で加熱した4本分の合成樹脂容器2の上端開口を
同時に溶閉するとともに予成形する第1成形機構12お
よび、この第1成形機構12で処理した4本の合成樹脂
容器2の上端を仕上成形する第2成形機構13を順次設
けている。
そして、後に詳述するが、回転テーブル6の回転に伴っ
て移送される合成樹脂容器2は、上記プレヒータ11で
上端開口を加熱されて半溶融状態とされた後、第1成形
機構12によって4本単位で上端開口を溶閉され、第2
成形機構13によって4本単位で上端部を仕上成形され
るようになっている(第3a図ないし第3d図参照) この溶閉装置1による上端部の溶閉作業を終了した合成
樹脂容器2は、排出スターホイール14を介して回転テ
ーブル6上から搬送コンベヤ3に排出されて、図示しな
い下流側の箱詰め装置に向けて移送される。
本実施例の合成樹脂容器2は、所定温度まで加熱される
と溶融するポリエチレン類のアンプルであり、第3a図
に示すように、薬液が充填される本体部2aと、その本
体部2aの上方に形成した略円錐状の頭部2bとから構
成され、本体部2aと頭部2bの境界部分は極端に縮径
させた切断部2cとしてあり、その切断部2Cにカッタ
で傷をつけてから頭部2bを切り放すようにしている。
そして、特に、本実施例では合成樹脂容器2の上端とな
る開口2dの近傍は、その下方側の頭部2bよりも縮径
させた小径の筒状部2eとしてあり、この筒状部2eを
加熱溶融させて開口2dを溶閉するとともに、画成形機
構12.13によって溶融した筒状部2eを最終的に半
球状に成形するようにしている(第3d図参照)然して
、第1図に示すように、溶閉装置1のプレヒータ11は
、合成樹脂容器2の移動軌跡にあわせて円弧状に形成し
てあり、支柱15の上端に固定したブラケット16に連
結されて所定の高さに支持されている。第2図に示すよ
うに、プレヒータ11の底面中央には、断面方形の凹部
11aを長手方向に連続させて形成してあり、回転テー
ブル6によって移送される合成樹脂容器2は、その上端
となる筒状部2eを上記プレヒータ11の凹部11a内
に挿入された状態で該プレヒータ11の位置を通過する
ようになっている(第3a図参照)。
本実施例では、プレヒータ11の設定温度は510℃な
いし512℃に維持するようにしてあり、したがって、
合成樹脂容器2がプレヒータ11の位置を通過する過程
において、該合成樹脂容器2の上端である筒状部2eは
プレヒータ11によって加熱されることで半溶融状態と
なって、隣接する第1成形機構12に移送される。
上記プレヒータ11に隣接する下流側には、上述のよう
に第1成形機構12、第2成形機構13を設けてあり、
それら第1成形機構12、第2成形機構13は、上記円
板7の上方側に支持した円筒状のドラム17の側面に連
結されている。
第4図に示すように、このドラム17は、円板7と回転
テーブル6を貫通させた回転軸18の上端に連結してあ
り、その回転軸18の下端は回転テーブル6の下方に配
設した従来公知の駆動機構であるオシレイトハンドラー
21に連結されている。オシレイトハンドラー21は、
回転軸18を介して上記ドラム17を所定の回転角度で
間欠的に往復移動させるとともに、該ドラム17を上昇
端位置と下降端位置とに昇降させるように構成されてい
る。
上記ドラム17は、オシレイトハンドラー21の非作動
状態においては第1図、第2図に示す上流側の移動端位
置に位置するとともに上昇端位置に支持されている。こ
れにより、ドラム17に取り付けた各成形機構12.1
3も実線で示す上流側の移動端に位置するとともに上昇
端位置に支持されており、その状態では、それら各成形
機構12.13の下方側を合成樹脂容器2が連通できる
ようになっている。
そして、オシレイトハンドラー21が作動されると、各
第1成形機構12.13は、上記ドラム17を介して上
昇端位置から下降端位置まで下降されつつ、上記回転テ
ーブル6と同期して同一速度により、第1図に想像線で
示す下流側の移動端まで移動される。そして、この時計
方向の移動過程において、第1成形機構12によって4
本分の合成樹脂容器2の溶閉と予成形が行われると同時
に、既に第1成形機構12によって処理された4本分の
合成樹脂容器2が第2成形機構13によって仕上成形さ
れる。
次に、下降端まで下降された状態で下流側の移動端まで
移動された各成形機構12.13は、ドラム17を介し
て直ちに上昇端まで上昇されつつ、反時計回りで元の上
流側の移動端まで移動して、元の位置に復帰する。
上述のようにして、各成形機構12.13はオシレイト
ハンドラー21によって往復動と、それに伴う昇降作動
とを繰り返すように構成されている。
なお、本実施例では、各成形機構12.13が下流側の
移動端から元の上流側の移動端に反時計回りで復帰する
速度は、それら各成形機構12.13が上流側の移動端
から下流側の移動端に時計回りで移動する速度(回転テ
ーブル6の移動速度)と同じ速度に設定しているが、早
戻りさせるようにしても良い。
次に、第5図ないし第8図によって第1成形機構12の
構成を説明すると、第1成形機構12は、上記ドラム1
7の側面に連結した扇形の支持部材22を備えており、
その支持部材22の下面中央に断面長方形となる円弧状
のホルダ23を固定している。このホルダ23は、合成
樹脂容器2の移動軌跡の上方に位置させてあり、その下
面中央の4箇所に回転テーブル6上の隣り合う合成樹脂
容器2の間隔に合わせて第1成形ヘッド24をそれぞれ
取り付けている。
第8図に示すように、各第1成形ヘッド24は、上方側
が順次小径となる段付の円柱状に形成してあり、その下
面軸部に合成樹脂容器2の上端開口2dと係合する円錐
状の係合凹部24aを形成している。係合凹部24aの
上端は半球状としてあり、本実施例では、この半球状と
した係合凹部24aの上端軸部から上面まで貫通する貫
通孔24bを穿設している。本実施例では、このように
、係合凹部24aの上端に連通ずる貫通孔24bを設け
たことにより、係合凹部24aが合成樹脂容器2の上端
と係合する際に、該係合凹部24aの上端に残留する空
気を上記貫通孔24bを介して係合凹部24aの外部に
逃がすことができる。また、合成樹脂容器2の上端部が
貫通孔24b内に溶融流入することで、合成樹脂容器2
の上端部を確実に密封することができる。
また、第1成形ヘッド24における中径部の外周は、ね
じ部24cとしてあり、他方、この第1成形ヘッド24
側のねじ部24cと上端小径部の外径に合わせて、上記
ホルダ23の下面所定位置には段付の有底孔23aを形
成するとともに、その下方側内周部に雌ねじを螺刻して
いる(第7図)。
そして、上記ホルダ23に形成した4か所の有底孔23
aの雌ねじにそれぞれ第1成形ヘッド24のねじ部24
cを螺合するとともに、各第1成形ヘッド24の上端小
径部をホルダ23側の有底孔23aの上方の小径部に嵌
合するようにしている。また、その状態のホルダ23の
有底孔23aに半径方向から止めねじ25を螺合させる
ことで、各第1成形ヘッド24をホルダ23に固定する
ようにしている。なお、本実施例では、各第1成形ヘッ
ド24を有底孔23aの雌ねじに螺合する量を調整する
ことで、第1成形ヘッド24に設けた係合凹部24aの
高さを微調整することができる。
このように各第1成形ヘッド24をホルダ23に取り付
けた状態では、それら第1成形ヘッド24の上面とホル
ダ23側の有底孔23aの底部との間に所要の間隙が形
成されるようにしている。また、本実施例では、ホルダ
23側の有底孔23aの上方小径部に半径方向の貫通孔
23bを穿設しているので、ホルダ23に取り付けた第
1成形ヘッド24の係合凹部24aは、第1成形ヘッド
24の貫通孔24b、ホルダ23側の有底孔23aおよ
び半径方向の貫通孔23bを介して大気と連通すること
になり、本実施例では、それら各空間部によってエア抜
き通路26を構成している。
したがって、本実施例では、上記各第1成形ヘッド24
の係合凹部24aに半溶融状態の合成樹脂容器2の上端
開口が係合して溶閉および予成形される際には、係合凹
部24aの上端と合成樹脂容器2の上端との間に介在す
る空気は、上記エア抜き通路26を介して、ホルダ23
の外部に排出されるようになる。
さらに、ホルダ23の内部には上記各第1成形ヘッド2
4の上方となる長手方向のほぼ全域にわたってヒータ2
7を埋設してあり、このヒータ27によって上記各第1
成形ヘッド24を所定の温度まで加熱するようにしてい
る。また、第5図、第9図に示すように、ヒータ27に
よる第1成形ヘッド24の加熱温度を検出するために、
ホルダ23の所定位置に温度センサ28を取り付けてあ
り、この温度センサ28による検出温度をもとに上記ヒ
ータ27による加熱温度を調整するようにしている。本
実施例では、上記ヒータ27の温度は150℃ないし1
55℃に設定してあり、したがって、各第1成形ヘッド
24も150℃ないし155℃の温度に維持されるよう
になっている。
また、第6図、第7図に示すように、各第1成形ヘッド
24の下方位置には、合成樹脂容器2をセンタリングす
るガイド部材31をそれぞれ配設してあり、第1成形ヘ
ッド24が第6図に示す上昇端位置から第7図に示す下
降端位置まで下降された際に、合成樹脂容器2の頭部2
bがガイド部材31の係合孔31aに嵌合されることで
、第1成形ヘッド24に設けた係合凹部24aの中心に
合成樹脂容器2の中心を合わせるようにしている。ガイ
ド部材31は、上記支持部材22に連結した一対のガイ
ド軸32に昇降自在に取り付けられるとともに、ガイド
部材31の上面と支持部材22とにわたって弾装したば
ね33によって常時下方に向けて付勢されている。
そして、第1成形機構12、すなわち第1成形ヘッド2
4が第6図に示す上昇端位置に支持されている状態では
、上記ガイド部材31は、その下方側を合成樹脂容器2
が通過できる高さに支持されている。これに対して、第
1成形機構12が第7図に示す下降端の位置まで下降さ
れることに伴って、回転テーブル6によって移送される
合成樹脂容器2の頭部2bがガイド部材31の係合孔3
1aに嵌合されて、センタリングされるようになってい
る。
なお、その際、上記ばね33が圧縮されるので、ガイド
部材31に係合して合成樹脂容器2が破損するようなこ
とはない。
次に、第10図ないし第12図によって、第2成形機構
13の構成について説明する。
第2成形機構13は、上記第1成形機構12と類似した
構成を備えており、ドラム17に連結した扇型の支持部
材122、その支持部材122の下面に取り付けたホル
ダ123  およびそのホルダ123の下面4か所に取
り付けられて合成樹脂容器2上端の仕上成形を行う第2
成形ヘッド124を備えている。
第12図に示すように、この第2成形機構13では、ホ
ルダ123に取り付けた各第2成形ヘッド124の係合
凹部124aは、上述した第1成形ヘッド24側の貫通
孔24bを省略した構成となっている。
したがって、第2成形ヘッド124の係合凹部124a
の上端は完全な半球状の曲面となっており、この係合凹
部124aに合成樹脂容器2の上端が係合して押圧され
た際には、合成樹脂容器2の上端部はきれいな半球面に
仕上成形されるようになる。
この第2成形機構13のホルダ123には、各第2成形
ヘッド124の上方位置に長平方向の冷却通路123c
を形成してあり、その冷却通路123C内に導管を介し
て第1図に示す冷却水の供給源126から冷却水を循環
させるようにしている。
また、ホルダ23の所定位置には、上記第1成形機構1
2の場合と同様の温度センサ128を配設している。そ
して、この温度センサ128で検出した温度を基に冷却
水の供給源126からホルダ123の冷却通路123c
に循環させる冷却水の流量を調節するようにしてあり、
本実施例では、各第2成形ヘッド124を20℃ないし
30℃に維持するようにしている。
第2成形機構13におけるその他の構成は、上記第1成
形機構12の構成と同じであり、したがって、第2成形
機構13の構成部材のうち上記第1成形機構12の構成
部材に相当するものには、原則として100を加算した
部材番号で示している。
以上の構成において、溶閉装置1による合成樹脂容器2
の溶閉作業の各工程を第1図および第38図ないし第3
d図を参照して説明する。
先ず、第1図において、溶閉装置1による溶閉作業の開
始前の状態では、第1成形機構12、第2成形機構13
は、実線で示す上流側の移動端に位置するとともに上昇
端位置に支持されている。
また、プレヒータ11および上記第1成形機構12に設
けた第1成形ヘッド24は所定の温度まで加熱されてお
り、さらに第2成形機構13の第2成形ヘッド124も
冷却水によって所定の温度に維持されている。
この状態において、合成樹脂容器2が供給スターホイー
ル5を介して回転テーブル6に供給されると、回転テー
ブル6によって移送される合成樹脂容器2は、プレヒー
タ11の位置を通過することによって上端部を加熱され
るようになり、該合成樹脂容器2の上端部は半溶融状態
となって次の第1成形機構12の下方に移送される(第
3a図)次に、プレヒータ11によって加熱された4本
分の合成樹脂容器2が第1成形機構12の下方位置に搬
送されると、上述したオシレイトハンドラー21によっ
て第1成形機構12が下降端まで下降されつつ、回転テ
ーブル6の移動と同期して同一方向に移動される。した
がって、下降される第1成形機構12のガイド部材31
によって各合成樹脂容器2がセンタリングされた後、半
溶融状態の合成樹脂容器2の上端部(筒状部2d)が各
第1成形ヘッド24の係合凹部24aに係合して押圧さ
れるようになる。その際、本実施例では、各第1成形ヘ
ッド24にエア抜き通路26を設けているので、相互に
当接する第1成形ヘッド24の係合凹部24aと合成樹
脂容器2の上端と間にエアが残留することを良好に防止
することができる。また、半溶融状態の合成樹脂容器2
の上端は、係合凹部24aから連続する貫通孔24b内
に圧入される結果となり、それによって、合成樹脂容器
2の上端開口2dが溶閉されかつ確実に密封されるとと
もに、係合凹部24aの上端となる半球状の部分によっ
て合成樹脂容器2の上端の予成形が行われる(第3b図
)。
この後、下流側の移動端まで移動された第1成形機構1
2は、オシレイトハンドラー21によって上昇端位置ま
で上昇されつつ、元の上流側の端部の位置に復帰される
。これによって、第1成形機構12と合成樹脂容器2と
の係合状態が解除されるので、溶閉と予成形が施された
4本分の合成樹脂容器2は、次の第2成形機構13の下
方に移送される。
第1成形機構12と第2成形機構13とは、オシレイト
ハンドラー21によって一体的となって移動されるので
、第1成形機構12が元の位置に復帰する時点で第2成
形機構13も第1図に示す上流端に位置するようになり
、その時点の第2成形機構13の下方側に、第1成形機
構12によって溶閉と予成形が施された4本分の合成樹
脂容器2が位置するようになる。
この状態からオシレイトハンドラー21によって第2成
形機構13が下降端まで下降されつつ、回転テーブル6
と同速度で下流側の移動端まで移動される。したがって
、4本の合成樹脂容器2の上端部に第2成形機構13の
第2成形ヘッド124の係合凹部124aが上方側から
押圧係合して、上記第1成形機構12による予成形時に
生じた合成樹脂容器2上端の針状の部分を押し潰して、
該合成樹脂容器2の上端を仕上成形するとともに冷却す
る。上述のように、第2成形ヘッド 124の係合凹部
124の上端は、半球状の曲面になっているので、仕上
成形された合成樹脂容器2の上端部は滑らかで凹凸のな
い奇麗な半球面となり、合成樹脂容器2の上端の溶閉作
業と成形とが完了する(第3C図、第3d図) この後、下流側の移動端まで移動された第2成形機構1
3は、オシレイトハンドラー21によって上昇端まで上
昇されつつ、元の上流側の移動端の位置に復帰される。
これによって、合成樹脂容器2の上端と第2成形ヘッド
124との係合状態が解除され、溶閉作業が完了した4
本の合成樹脂容器2は、排出スターホイール14によっ
て搬送コンベヤ3に排出される(第3d図) なお、上記作業工程の説明では、説明の都合上、第1成
形機構12による4本分の合成樹脂容器2の溶閉作業と
、第2成形機構13による仕上成形作業とを前後させて
説明したが、上述のように第1成形機構12と第2成形
機構13はオシレイトハンドラー21によって一体的に
往復動されるとともに昇降されるので、第1成形機構1
2よる4本分の合成樹脂容器2の処理と第2成形機構1
3による4本分の合成樹脂容器2の処理とは同時に行わ
れるものである。
また、上記実施例は本発明を回転式の溶閉装置に適用し
た実施例について説明したが、ライン式の溶閉装置にも
本発明を適用することができる。
「発明の効果」 以上のように本発明によれば、合成樹脂容器の上端を外
観上きれいに成形することができるとともに、合成樹脂
容器を確実に密封することかでさるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を5 面図、第2図は第1図の正面図、 3d図は溶閉装置による作業工程を示す図、第4図は第
1図の駆動系統を示す概略断面図、第5図は第1図の要
部の拡大図、第6図は第5図のVI −VI線に沿う断
面図、第7図は第5図の■−■線に沿う断面図、第8図
は第7図の要部の拡大図、第9図は第5図のEX−EX
線に沿う断面図、第10図は第1図の要部の拡大図、第
11図は第10図のxr −xr 線に沿う断面図、第
12図は第11図の要部の拡大図である。 1・・−溶閉装置 2d・・・開口 24・・・第1成形ヘッド 26・・・エア抜き通路 124a・・・係合凹部 2・・・合成樹脂容器 11・・・ブレヒータ 24a・・・係合凹部 124・・・第2成形ヘッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  合成樹脂容器の搬送方向に沿ってその上流側に第1成
    形ヘッドを、また下流側に第2成形ヘッドを順次配設し
    、上記第1成形ヘッドで合成樹脂容器の上端開口を溶閉
    するとともに、溶閉した合成樹脂容器の上端部を上記第
    2成形ヘッドで所要形状に成形するようにした合成樹脂
    容器の溶閉装置において、 上記第1成形ヘッドは、合成樹脂容器の上端開口を半径
    方向内方に縮径させて溶閉する係合凹部と、この係合凹
    部内に挿入される合成樹脂容器の上端開口に一致して開
    口され、上記係合凹部で合成樹脂容器の上端開口を溶閉
    する際にそれらの間に介在する空気を外部に逃がすとと
    もに、合成樹脂容器の上端部の溶融流入を許容するエア
    抜き通路とを備え、また上記第2成形ヘッドは、上記合
    成樹脂容器の上端部がエア抜き通路内に流入して形成さ
    れた突起を押し潰して該上端部を所要形状に成形する係
    合凹部を備えることを特徴とする合成樹脂容器の溶閉装
    置。
JP2274621A 1990-10-12 1990-10-12 合成樹脂容器の溶閉装置 Pending JPH04154521A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021120279A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 石原産業株式会社 アンプル容器、およびアンプル容器の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921625A (ja) * 1972-06-21 1974-02-26

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