JPH04154032A - X線蛍光増倍管及びその製造方法 - Google Patents

X線蛍光増倍管及びその製造方法

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JPH04154032A
JPH04154032A JP27535590A JP27535590A JPH04154032A JP H04154032 A JPH04154032 A JP H04154032A JP 27535590 A JP27535590 A JP 27535590A JP 27535590 A JP27535590 A JP 27535590A JP H04154032 A JPH04154032 A JP H04154032A
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JP
Japan
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substrate
phosphor layer
input
input phosphor
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP27535590A
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English (en)
Inventor
Atsushi Toritani
鳥谷 淳
Shigeharu Kawamura
重治 河村
Hiroshi Kubo
宏 久保
Atsuya Yoshida
篤也 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明はX線蛍光増倍管及びその製造方法に係り、特
にその入力面の改良に関する。
(従来の技術) 一般にX線蛍光増倍管は、第3図に示すように構成され
、真空容器である金属或いはガラスよりなる外囲器1内
の入力側には、人力面2が配設されている。一方、外囲
器1内の出力側には、陽極3が配設されると共に出力面
4が形成され、更に外囲器1内の側壁に沿って集束電極
5が配設されている。動作時には、X線発生器から放射
されたX線6が被写体(図示せず)を透過して入力面2
に達し、この入力面2から出た光電子が集束電極5及び
陽極3により集束、加速されて出力面4を励起し、この
出力面4には輝度増強された光出力像が再現される。
ところで、従来の入力面は第4図に示すように構成され
、球面状のアルミニウム(以下、A9と記す)製の基板
7の出力側の面上に人力蛍光体層8か形成され、この人
力蛍光体層8上には金属酸化物よりなる保護膜9が形成
され、この保護膜9上には光電面10か形成されている
この場合、基板7は、その厚さかX線透過に大きな影響
を与えない範囲て0,3〜1.5mmである。人力蛍光
体層8はアルカリハライド蛍光体であって、例えば母材
かヨウ化セシウム(CsIで活性剤としてNa、L i
、TN等を含有しており、入力X線6を有効に光に変換
するのに必要な100μm以上の膜厚である。又、保護
膜9は入力蛍光体層8及び光電面10と化学的安定性或
いは導電性を得るために、通常、透明な金属酸化物を1
μm以下の膜厚て設けている。そして、光電面10とし
ては、人力蛍光体層8の先に感度の良いマルチアルカリ
光電面等を用いている。
既に多くの例で開示されているように、人力蛍光体層8
は基板7の上にアルカリハライド蛍光体を蒸着すること
によって、微細な柱状結晶の人力蛍光体層8を形成して
いる。このような微細なアルカリハライド蛍光体の柱状
結晶を形成する方法として、特開昭58−131644
号公報に記載された方法かある。
この方法は、基板7を予め真空中又は非酸化性ガス雰囲
気中で450〜650℃の範囲で熱処理をし、基板7の
結晶粒を平均数100μm〜10数mmの範囲内の大き
さで且つ方向性なく並んた状態にする。更に、基板表面
部のA11:+Oiのような酸化物層を化学処理などで
除去して結晶粒を表面に露出させ、この上に直接Csl
のようなアルカリハライド蛍光体を蒸着により被着形成
したものである。これによって、基板7とアルカリハラ
イド蛍光体との間の付着力が強いアルカソノ1ライド蛍
光体の柱状結晶を形成することが8来る。
このようにして形成された基板7には、Agが露出した
表面を持っているため、蛍光体の発光を反射するという
作用がある。そのため、入力X線6が入力蛍光体層8で
変換された光か光電面10に到達する確率は、基板7の
反射率がOの時に比べて2倍近くなり、X線蛍光増倍管
の輝度向上につながる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、化学研磨により作成された基板70表面を観
察すると、完全な金属光沢ではなく、少し黒すんた白色
系である。このような基板7においては、その表面構造
について2つの問題点がある。
その1つは、基板7の反射率についてである。
上記のように作製した基板7の反射率を測定したところ
、70%程度であった。つまり、基板方向へ向かう光の
約30%は基板7に吸収されることになり、反射により
有効な光として回収するという作用を完全に発揮してい
ない。
もう1つの問題点は、基板7の表面に細がな凹凸がある
ため、第5図に示すように反射の際に散乱が伴なうとい
うことである。これにより、反射した光が入射方向と無
関係に散乱(乱反射)し、発光点11と離れた所の光電
面1o到達し、MTF特性が低下することになる。
この発明は、基板表面の反射率を大巾に向上させること
により、MTF特性、輝度特性が著しく向上したX線蛍
光増倍管及びその製造方法を提供することを目的とする
。C発明の構成](課題を解決するだめの手段) この発明は、入力面における基板の入力蛍光体層が形成
される表面か鏡面に形成されてなるX線蛍光増倍管であ
る。
又、この発明は、入力面における基板の入力蛍光体層を
形成する表面を予めバフ研磨又は研磨剤による研磨等に
より鏡面に形成し、この基板を所定の高温に保って入力
蛍光体層を形成するX線蛍光増倍管の製造方法である。
(作 用) この発明によれば、基板の表面を鏡面とすることにより
、基板表面の反射率が大巾に向上し、光の乱反射による
反射光の方向性が改善される結果、MTF特性、輝度特
性が著しく向上する。
(実施例) 以下、図面を参照して、この発明の一実施例を詳細に説
明するが、この発明は入力面を改善したものて、入力面
についてのみ説明することにする。
即ち、この発明によるX線蛍光増倍管の入力面は第1図
に示すように構成され、従来例(第4図)と同一箇所は
同一符号を付すことにすると、Ag又はAl1合金製の
基板12上に、Cslのような活性化されたアルカリハ
ライド蛍光体からなる入力蛍光体層8か形成されている
。この入力蛍光体層8上には酸化インジウムのような透
明導電膜からなる保護膜9が形成され、この保護膜9上
には光に感度の良いマルチアルカリ光電面等の光電面1
0か形成されている。
上記の場合、基板12の材質としては、既述のようにA
g又はA1合金を用い、その板厚は0.3〜1.5mm
の範囲のものである。そして、材料の純度は、A、Qよ
り原子量の大きい不純物を含まない99.5%以上の高
純度のものが良い。
但し、特殊な場合には、機械的耐力の大きいAfi合金
を使用することもある。
このような基板12の入力蛍光体層8が形成される表面
は、鏡面に形成されており、この発明の特徴となってい
る。
製造に当たっては、Ag又はA、Q合金を材料とした基
板12の人力蛍光体層8を形成する側の表面を、ハフ研
磨又は研磨剤による研磨等で鏡面に形成し、これにより
表面の反射率を90%以上とする。
次に、この基板12をCsI蒸着装置に装着し、先ず真
空状態で300℃に加熱してガス出し及び清浄化を行な
う。その後、基板温度を200℃にして蛍光体と基板1
2との間の付着力が高い温度と不活性ガスを含む低圧条
件のもとて、CsIを基板12上に直接蒸着して第1層
を形成する。弓き続いて、高真空のもとでCsIの第2
層、必要により第3層を蒸着し400μm程度の厚さの
入力蛍光体層8となる蒸着蛍光体層を形成する。そして
、基板12を徐冷して装置外へ取り出す。
尚、研磨によりAi)結晶表面の構造が乱れるという問
題かあるが、これは第1層の初期温度を200〜250
℃にし、徐々に設定温度(この場合は200℃)に戻す
という方法により解決出来る。
このような蒸着法により、柱状結晶(直径が平均5〜1
5μm程度)の集合体である活性化蒸着蛍光体層からな
る入力蛍光体層8を得ることが出来る。柱状結晶の集合
体である活性化蒸着蛍光体層は、その構造から光案内作
用を持つとされているが、この作用は決して完全なもの
ではなく、柱状結晶の側壁面から隣の柱状結晶への光の
侵入は防ぎ切れない。このため、解像度が全部の光が柱
状結晶内を進んだとした時の理論値より遥かに低くなる
基板12の反射率が向上すると、第2図に示すように発
光点11から基板7の方向に進んだ光が反射され、光電
面方向に進むため、光電面1oに到達する光量が増加し
、輝度が向上するが、光路が長いために他の柱状結晶に
反射光が侵入する確率が高くなり、解像度は若干低下す
る。しかし、従来の凹凸の多い基板表面での散乱光(乱
反射)の拡がりが減少するため、解像度の向上もあり、
相対的には解像度は向上する。
これらの作用の結果として、基板12の表面を鏡面研磨
し、反射率を70%から90%に向上させることにより
、輝度が約10%増加し、限界解像度が4047p/c
mから44Np/cmに向上した。
尚、この発明のX線蛍光増倍管は、上記の入力面以外は
第3図のX線蛍光増倍管と同様構成ゆえ、詳細な説明は
省略する。
(他の実施例) 上記実施例では、基板にAl又はAg合金を使用したが
、ガラス表面にAlを蒸着して鏡面を得、これを基板と
して用いても同様の効果が期待される。
又、上記実施例では、入力蛍光体層8の上に保護膜9を
介して光電面10が形成されていたが、人力蛍光体層8
の上に直接光電面10が形成されている場合にも、この
発明が適用されるのは言うまでもない。
[発明の効果] この発明によれば、入力蛍光体層が形成される基板の表
面か鏡面になっているので、基板表面の反射率か大巾に
向上し、光の乱反射による反射光の方向性か改善される
結果、MTF特性、輝度特性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るX線蛍光増倍管の入
力面を示す断面図、第2図はこの発明による基板を用い
た時の光の反射例を示す断面図、第3図は一般的なX線
蛍光増倍管を示す概略断面図、第4図は従来のX線蛍光
増倍管の入力面を示す断面図、第5図は従来の基板を用
いた時の光の反射例を示す断面図である。 8・・・入力蛍光体層、9・・・保護膜、1o・・・光
電面、ユ2・・・基板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に形成された入力蛍光体層と、この入力蛍
    光体層上に直接又は間接に形成された光電面とからなる
    入力面を備えたX線蛍光増倍管において、 上記基板の上記入力蛍光体層が形成される表面が鏡面に
    形成されてなることを特徴とするX線蛍光増倍管。
  2. (2)基板上に入力蛍光体層を形成し、この入力蛍光体
    層上に直接又は間接に光電面を形成して入力面を構成す
    るX線蛍光増倍管の製造方法において、 上記基板の上記入力蛍光体層を形成する表面を予めバフ
    研磨又は研磨剤による研磨等により鏡面に形成し、該基
    板を所定の高温に保って上記入力蛍光体層を形成するこ
    とを特徴とするX線蛍光増倍管の製造方法。
JP27535590A 1990-10-16 1990-10-16 X線蛍光増倍管及びその製造方法 Pending JPH04154032A (ja)

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