JPH04154020A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- JPH04154020A JPH04154020A JP27735990A JP27735990A JPH04154020A JP H04154020 A JPH04154020 A JP H04154020A JP 27735990 A JP27735990 A JP 27735990A JP 27735990 A JP27735990 A JP 27735990A JP H04154020 A JPH04154020 A JP H04154020A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、接点部が挿入された主電路に過電流が流れた
ときにバイメタル板が変形するようにし、バイメタル板
の変形によって接点部が開極されるようにした回路遮断
器に関するものである。
ときにバイメタル板が変形するようにし、バイメタル板
の変形によって接点部が開極されるようにした回路遮断
器に関するものである。
従来より回路遮断器として、第1図に示すように、電源
側端子1aと負荷側端子1bとの間に形成された主電路
に、固定子2および可動子3からなる接点部4と、主電
路に過電流が流れたときに発熱して変形するバイメタル
板5とを直列に挿入したものが提供されている。バイメ
タル板5は、矩形状に形成されていて長手方向の一端部
がトリップ装置6のラッチレバー8に係合される。トリ
ップ装置6は、主電路に過電流が流れていないときには
、ハンドル7を起伏させることによって接点部4を開閉
させるものであって、接点部4が閉極した状態ではばね
によって接点部4を開極させる向きの勢力が蓄積された
状態でう・・/チレバー8がバイメタル板5に係合して
、接点部4を閉極した状態に保持するようになっている
。また、主電路に過電流が流れることによってバイメタ
ル板5が変形し、ラッチレバー8との係合状態が解除さ
れると、トリップ装置6は蓄積された勢力を放出して接
点部4を開極するように構成されている。 ここにおいて、バイメタル板5の変形量は主電路に流れ
る電流と時間との関数になるから、接点部4を開極させ
る動作特性は、バイメタル板5の変形方向におけるラッ
チレバー8との係合深さによって決定されることになる
。 ところで、第5図に示すように、バイメタル板5の長手
方向の他端部は調節板9を介して可動子3に機械的に結
合されているのであって、調節板9はバイメタル板5の
長手方向に沿う形でバイメタル板5の表面に直交するよ
うに配設されている。 したがって、第6図に示すように、バイメタル板5とラ
ッチレバー8との保合深さdを調節するには、調節板9
の両側面にくさび状の治具10を押し込み、所望の係合
深さdが得られるように調節板9を塑性変形させること
が考えられている。治具10の押し込み量と、バイメタ
ル板5とう・ソチレバー8との係合深さとの関係は、治
具10の刃先の鋭さ、治具10を押し込む位置、調節板
9の寸法などによって異なるものであるが、第4図に破
線で示すように、押し込み量が増加すると係合深さも増
加することが知られている。
側端子1aと負荷側端子1bとの間に形成された主電路
に、固定子2および可動子3からなる接点部4と、主電
路に過電流が流れたときに発熱して変形するバイメタル
板5とを直列に挿入したものが提供されている。バイメ
タル板5は、矩形状に形成されていて長手方向の一端部
がトリップ装置6のラッチレバー8に係合される。トリ
ップ装置6は、主電路に過電流が流れていないときには
、ハンドル7を起伏させることによって接点部4を開閉
させるものであって、接点部4が閉極した状態ではばね
によって接点部4を開極させる向きの勢力が蓄積された
状態でう・・/チレバー8がバイメタル板5に係合して
、接点部4を閉極した状態に保持するようになっている
。また、主電路に過電流が流れることによってバイメタ
ル板5が変形し、ラッチレバー8との係合状態が解除さ
れると、トリップ装置6は蓄積された勢力を放出して接
点部4を開極するように構成されている。 ここにおいて、バイメタル板5の変形量は主電路に流れ
る電流と時間との関数になるから、接点部4を開極させ
る動作特性は、バイメタル板5の変形方向におけるラッ
チレバー8との係合深さによって決定されることになる
。 ところで、第5図に示すように、バイメタル板5の長手
方向の他端部は調節板9を介して可動子3に機械的に結
合されているのであって、調節板9はバイメタル板5の
長手方向に沿う形でバイメタル板5の表面に直交するよ
うに配設されている。 したがって、第6図に示すように、バイメタル板5とラ
ッチレバー8との保合深さdを調節するには、調節板9
の両側面にくさび状の治具10を押し込み、所望の係合
深さdが得られるように調節板9を塑性変形させること
が考えられている。治具10の押し込み量と、バイメタ
ル板5とう・ソチレバー8との係合深さとの関係は、治
具10の刃先の鋭さ、治具10を押し込む位置、調節板
9の寸法などによって異なるものであるが、第4図に破
線で示すように、押し込み量が増加すると係合深さも増
加することが知られている。
ところで、バイメタル板5とラッチレバー8との係合深
さにより決定される遮断性能の試験法のうち、過電流試
験では、主電路に流れる負荷電流が定格の200%のと
きに45秒以内で遮断、125%のときには100〜1
200秒で遮断などというように、負荷電流の大きさと
遮断までの時間との関係が設定されている。このように
各電流値ごとに試験を行うのは面倒であるから、代用特
性として、負荷電流が定格の180%のときに12〜1
9.5秒程度で遮断するかどうかを試験することが考え
られている。たとえば、第7図のように、係合深さが1
.45±Q、lzt程度のときに、この代用特性を満た
すものとすると、係合深さは0.2zzの微小範囲で調
節しなければならないことになる。 一方、上述したように、係合深さを調節する際にくさび
状の治具10を用いていると、第4図に破線で示すよう
に、治具10の押し込み量が増加するほど、係合深さの
変化率が大きくなる傾向がある。すなわち、係合深さの
調節量が増加すると微調節が困難になり、所望の係合深
さに調節するのが難しいという問題がある。すなわち、
係合深さの調節量が大きいときには、上述したように0
゜2zz程度の微小範囲内で係合深さを調節するのが困
難になるのである。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、係
合深さの調節量によって調節の難易性が変化しないよう
にして、所望の係合深さが従来よりも容易に得られるよ
うにした回路遮断器を提供しようとするものである。
さにより決定される遮断性能の試験法のうち、過電流試
験では、主電路に流れる負荷電流が定格の200%のと
きに45秒以内で遮断、125%のときには100〜1
200秒で遮断などというように、負荷電流の大きさと
遮断までの時間との関係が設定されている。このように
各電流値ごとに試験を行うのは面倒であるから、代用特
性として、負荷電流が定格の180%のときに12〜1
9.5秒程度で遮断するかどうかを試験することが考え
られている。たとえば、第7図のように、係合深さが1
.45±Q、lzt程度のときに、この代用特性を満た
すものとすると、係合深さは0.2zzの微小範囲で調
節しなければならないことになる。 一方、上述したように、係合深さを調節する際にくさび
状の治具10を用いていると、第4図に破線で示すよう
に、治具10の押し込み量が増加するほど、係合深さの
変化率が大きくなる傾向がある。すなわち、係合深さの
調節量が増加すると微調節が困難になり、所望の係合深
さに調節するのが難しいという問題がある。すなわち、
係合深さの調節量が大きいときには、上述したように0
゜2zz程度の微小範囲内で係合深さを調節するのが困
難になるのである。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、係
合深さの調節量によって調節の難易性が変化しないよう
にして、所望の係合深さが従来よりも容易に得られるよ
うにした回路遮断器を提供しようとするものである。
本発明では、上記目的を達成するために、電源側端子と
負荷側端子との間に固定子および可動子からなる接点部
とバイメタル板とを直列に挿入した主電路が形成され、
可動子を固定子から引き離す向きの勢力を蓄積した状態
で矩形状に形成されたバイメタル板の長手方向の一端部
にラッチレバーを係合させて可動子を固定子に接触させ
た状態に保持するトリップ装置が設けられ、主電路に過
電流が通電されるとバイメタル板が変形してラッチレバ
ーとの保合状態が解除されて接点部が開極されるように
した回路遮断器において、バイメタル板の他端部にはバ
イメタル板の表面に略直交しバイメタル板の長手方向に
沿う形で調節板が固着され、調節板におけるバイメタル
板の長手方向の両側部には各側縁に開口する切り込み溝
が形成され、切り込み溝の幅を調節してバイメタル板の
変形方向におけるラッチレバーとの係合深さを調節する
ようにしているのである。
負荷側端子との間に固定子および可動子からなる接点部
とバイメタル板とを直列に挿入した主電路が形成され、
可動子を固定子から引き離す向きの勢力を蓄積した状態
で矩形状に形成されたバイメタル板の長手方向の一端部
にラッチレバーを係合させて可動子を固定子に接触させ
た状態に保持するトリップ装置が設けられ、主電路に過
電流が通電されるとバイメタル板が変形してラッチレバ
ーとの保合状態が解除されて接点部が開極されるように
した回路遮断器において、バイメタル板の他端部にはバ
イメタル板の表面に略直交しバイメタル板の長手方向に
沿う形で調節板が固着され、調節板におけるバイメタル
板の長手方向の両側部には各側縁に開口する切り込み溝
が形成され、切り込み溝の幅を調節してバイメタル板の
変形方向におけるラッチレバーとの係合深さを調節する
ようにしているのである。
上記構成によれば、バイメタル板の表面に略直交しバイ
メタル板の長手方向に沿う形で:1IWi板を固着し、
調節板においてバイメタル板の長手方向の両側部に各側
縁に開口する切り込み溝を形成し、切り込み溝の幅を調
節してバイメタル板の変形方向におけるラッチレバーと
の係合深さを調節するようにしているので、切り込み溝
に治具を押し込めば切り込み溝の幅が変化して係合深さ
を調節することができるのであって、切り込み溝の幅と
係合深さとはほぼ比例関係になるから、係合深さの調節
量によって調節の難易性が変化することがないのである
。すなわち、従来のようにくさび状の治具を調節板に押
し込んで調節板を塑性加工することにより係合深さを調
節する場合に比較すれば、係合深さの調節が容易になる
のである。
メタル板の長手方向に沿う形で:1IWi板を固着し、
調節板においてバイメタル板の長手方向の両側部に各側
縁に開口する切り込み溝を形成し、切り込み溝の幅を調
節してバイメタル板の変形方向におけるラッチレバーと
の係合深さを調節するようにしているので、切り込み溝
に治具を押し込めば切り込み溝の幅が変化して係合深さ
を調節することができるのであって、切り込み溝の幅と
係合深さとはほぼ比例関係になるから、係合深さの調節
量によって調節の難易性が変化することがないのである
。すなわち、従来のようにくさび状の治具を調節板に押
し込んで調節板を塑性加工することにより係合深さを調
節する場合に比較すれば、係合深さの調節が容易になる
のである。
基本的には、「従来の技術」の項で説明した構成と同様
であって、第1図に示すように、ボディ11aとカバー
11bとからなる器体11の各側部に、それぞれ端子ね
じを端子板に螺合させた形の電源側端子1aおよび負荷
側端子1bが設けられ、電源側端子1aと負荷側端子1
bとの間に主電路が形成される。主電路には、接点部4
とバイメタル板5とが直列に挿入される。接点部4は、
電源側端子1aの端子板と一体に形成され固定接点2a
を備えた固定子2と、固定接点2aに対して離接する可
動接点3aを備えた可動子3とからなる。 固定接点2aおよび可動接点3aは、それぞれ2個ずつ
設けられる(第5図に2個の可動接点3aを示す)。バ
イメタル板5は矩形状に形成され、長手方向の一端部は
調節板9を介して一方の可動接点3aを備えた可動子3
に結合され、長手方向の他端部は後述するトリップ装置
6のラッチレバー8に係合する。また、バイメタル板5
の中間部には編組線よりなる接続線12aの一端部が接
続され、接続線12aの他端部は負荷側端子1bに接続
される。調節板9は、バイメタル板5の表面に直交し、
バイメタル板5の長手方向に沿う形でバイメタル板5に
固着されているのであって、良導性の金属材料により可
動子3と一体に形成されている。他方の可動接点3aを
備えた可動子3には、第2図に示すように、編組線より
なる接続線12bを介して負荷側端子1bが接続される
。 ところで、トリップ装置6は、絶縁材料よりなり器体1
1に対して揺動軸14の回りに揺動自在に支承された揺
動体13と、揺動体13の一端部に枢支ビン15により
枢着されたラッチレバー8と、器体11の上面より一部
が突出し器体11に対して回動軸16の回りに回動自在
に支承されたハンドル7と、ハンドル7と揺動体13と
の間に介装されたコイルスプリングよりなる作動ばね1
7と、ハンドル7とラッチレバー8との間に配設された
挟みばねよりなるリンクばね18とにより構成される。 揺動体13は中間部に揺動軸14が挿通されており、揺
動軸14を挟んで、一端部には可動子3が保持され、他
端部にはラッチレバー8が枢支される。枢支ビン15は
ラッチレバー8と揺動体13とに挿通された状態でかし
められることにより、揺動体13に対してラッチレバー
8を揺動自在に保持するのである。枢支ビン15を挟ん
でラッチレバー8の一端部にはリンクばね18が結合さ
れ、ラッチレバー8の他端部には係止片8aが突設され
る。ハンドル7および揺動体13にはそれぞればね受は
突起7a、13aが突設され、作動ばね17の各一端部
にばね受は突起7a、13aが挿入されることによって
、ハンドル7と揺動体13との間に作動ばね17が保持
されるようになっている。 ハンドル7を第1図のように左側に倒した状態ではラッ
チレバー8が枢支ビン15の回りに右回りに付勢され、
ラッチレバー8の下端部に突設された係止片8aがバイ
メタル板5の先端縁(右端縁)に当接することによりラ
ッチレバー8の回転が阻止される。このとき、リンクば
ね18がら作用するばね力によって揺動体13は揺動軸
14の回りで右回りに付勢され、可動接点3aが固定接
点2aに押し付けられることになる。また、作動ばね1
7はハンドル7と揺動体13との間で圧縮されているか
ら、揺動体13を左回りに付勢しているのであって、接
点部4を開極させる向きに付勢する二とになる。要する
に、接点部4を開極させる向きの勢力を蓄積した状態で
、ラッチレバー8がバイメタル板5に係合していること
によって、接点部4か閉極した状態に保持されているの
である。 一方、この状態において、主電路に過電流が流れると、
バイメタル板5が発熱して右端部が下方に移動するよう
に変形し、バイメタル板5とラッチレバー8との係合状
態が解除されることになる。 このとき、作動ばね17のばね力によってハンドル7が
右回りに回転し、リンクばね18およびラッチレバー8
を介して揺動体13の右端部を上方に引き上げるから、
可動接点3aが固定接点2aから離れることになる。す
なわち、バイメタル板5に過電流が流れてバイメタル板
5とラッチレバー8との係合状態が解除されると、接点
部4が開極するのである。 ところで、調節板9には、第3図に示すように、バイメ
タル板5の長手方向の両側部に、調節板9の各側縁に開
口する一対の切り込み渭9aが形成されている。したが
って、調節板9のいずれか一方の側縁を押えた状態で、
他方の側縁の切り込み渭9aに対して、くさび状の治具
10を挿入すれば、切り込み溝9aの幅を調節すること
ができるのである。その結果、ラッチレバー8の係止片
8aに対するバイメタル板5の先端縁の係合深さdを調
節することができるのである。このようにして係合深さ
dを調節すれば、第4図に実線で示すように、治具10
の押し込み量と係合深さの調節量とがほぼ比例関係にな
り、保合深さの調節量にかかわらず調節の難易性がほぼ
一定になるのである。
であって、第1図に示すように、ボディ11aとカバー
11bとからなる器体11の各側部に、それぞれ端子ね
じを端子板に螺合させた形の電源側端子1aおよび負荷
側端子1bが設けられ、電源側端子1aと負荷側端子1
bとの間に主電路が形成される。主電路には、接点部4
とバイメタル板5とが直列に挿入される。接点部4は、
電源側端子1aの端子板と一体に形成され固定接点2a
を備えた固定子2と、固定接点2aに対して離接する可
動接点3aを備えた可動子3とからなる。 固定接点2aおよび可動接点3aは、それぞれ2個ずつ
設けられる(第5図に2個の可動接点3aを示す)。バ
イメタル板5は矩形状に形成され、長手方向の一端部は
調節板9を介して一方の可動接点3aを備えた可動子3
に結合され、長手方向の他端部は後述するトリップ装置
6のラッチレバー8に係合する。また、バイメタル板5
の中間部には編組線よりなる接続線12aの一端部が接
続され、接続線12aの他端部は負荷側端子1bに接続
される。調節板9は、バイメタル板5の表面に直交し、
バイメタル板5の長手方向に沿う形でバイメタル板5に
固着されているのであって、良導性の金属材料により可
動子3と一体に形成されている。他方の可動接点3aを
備えた可動子3には、第2図に示すように、編組線より
なる接続線12bを介して負荷側端子1bが接続される
。 ところで、トリップ装置6は、絶縁材料よりなり器体1
1に対して揺動軸14の回りに揺動自在に支承された揺
動体13と、揺動体13の一端部に枢支ビン15により
枢着されたラッチレバー8と、器体11の上面より一部
が突出し器体11に対して回動軸16の回りに回動自在
に支承されたハンドル7と、ハンドル7と揺動体13と
の間に介装されたコイルスプリングよりなる作動ばね1
7と、ハンドル7とラッチレバー8との間に配設された
挟みばねよりなるリンクばね18とにより構成される。 揺動体13は中間部に揺動軸14が挿通されており、揺
動軸14を挟んで、一端部には可動子3が保持され、他
端部にはラッチレバー8が枢支される。枢支ビン15は
ラッチレバー8と揺動体13とに挿通された状態でかし
められることにより、揺動体13に対してラッチレバー
8を揺動自在に保持するのである。枢支ビン15を挟ん
でラッチレバー8の一端部にはリンクばね18が結合さ
れ、ラッチレバー8の他端部には係止片8aが突設され
る。ハンドル7および揺動体13にはそれぞればね受は
突起7a、13aが突設され、作動ばね17の各一端部
にばね受は突起7a、13aが挿入されることによって
、ハンドル7と揺動体13との間に作動ばね17が保持
されるようになっている。 ハンドル7を第1図のように左側に倒した状態ではラッ
チレバー8が枢支ビン15の回りに右回りに付勢され、
ラッチレバー8の下端部に突設された係止片8aがバイ
メタル板5の先端縁(右端縁)に当接することによりラ
ッチレバー8の回転が阻止される。このとき、リンクば
ね18がら作用するばね力によって揺動体13は揺動軸
14の回りで右回りに付勢され、可動接点3aが固定接
点2aに押し付けられることになる。また、作動ばね1
7はハンドル7と揺動体13との間で圧縮されているか
ら、揺動体13を左回りに付勢しているのであって、接
点部4を開極させる向きに付勢する二とになる。要する
に、接点部4を開極させる向きの勢力を蓄積した状態で
、ラッチレバー8がバイメタル板5に係合していること
によって、接点部4か閉極した状態に保持されているの
である。 一方、この状態において、主電路に過電流が流れると、
バイメタル板5が発熱して右端部が下方に移動するよう
に変形し、バイメタル板5とラッチレバー8との係合状
態が解除されることになる。 このとき、作動ばね17のばね力によってハンドル7が
右回りに回転し、リンクばね18およびラッチレバー8
を介して揺動体13の右端部を上方に引き上げるから、
可動接点3aが固定接点2aから離れることになる。す
なわち、バイメタル板5に過電流が流れてバイメタル板
5とラッチレバー8との係合状態が解除されると、接点
部4が開極するのである。 ところで、調節板9には、第3図に示すように、バイメ
タル板5の長手方向の両側部に、調節板9の各側縁に開
口する一対の切り込み渭9aが形成されている。したが
って、調節板9のいずれか一方の側縁を押えた状態で、
他方の側縁の切り込み渭9aに対して、くさび状の治具
10を挿入すれば、切り込み溝9aの幅を調節すること
ができるのである。その結果、ラッチレバー8の係止片
8aに対するバイメタル板5の先端縁の係合深さdを調
節することができるのである。このようにして係合深さ
dを調節すれば、第4図に実線で示すように、治具10
の押し込み量と係合深さの調節量とがほぼ比例関係にな
り、保合深さの調節量にかかわらず調節の難易性がほぼ
一定になるのである。
本発明は上述のように、バイメタル板の表面に略直交し
バイメタル板の長手方向に沿う形で調節板を固着し、調
節板においてバイメタル板の長手方向の両側部に各側縁
に開口する切り込み溝を形成し、切り込み溝の幅を調節
してバイメタル板の変形方向におけるラッチレバーとの
係合深さを調節するようにしているので、切り込み溝に
治具を押し込めば切り込み溝の幅が変化して係合深さを
調節することができるのであって、切り込み溝の幅と係
合深さとはほぼ比例関係になるから、係合深さの調節量
によって調節の難易性が変化することがないのである。 すなわち、従来のようにくさび状の治具を調節板に押し
込んで調節板を塑性加工することにより係合深さを調節
する場合に比較すれば、係合深さの調節が容易になると
いう利点を有するのである。
バイメタル板の長手方向に沿う形で調節板を固着し、調
節板においてバイメタル板の長手方向の両側部に各側縁
に開口する切り込み溝を形成し、切り込み溝の幅を調節
してバイメタル板の変形方向におけるラッチレバーとの
係合深さを調節するようにしているので、切り込み溝に
治具を押し込めば切り込み溝の幅が変化して係合深さを
調節することができるのであって、切り込み溝の幅と係
合深さとはほぼ比例関係になるから、係合深さの調節量
によって調節の難易性が変化することがないのである。 すなわち、従来のようにくさび状の治具を調節板に押し
込んで調節板を塑性加工することにより係合深さを調節
する場合に比較すれば、係合深さの調節が容易になると
いう利点を有するのである。
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は同上の
要部を示す一部切欠側面図、第3図は同上の要部斜視図
、第4図は同上の動作説明図、第5図および第6図は従
来例を示す要部斜視図、第7図は本発明に係る回路遮断
器の動作特性の一例を示す動作説明図である。 1a・・・電源側端子、1b・・・負荷側端子、2・・
・固定子、3・・可動子、4・・・接点部、5・・・バ
イメタル板、6・・・トリップ装置、7・・・ハンドル
、8・・・ラッチレバー、9・・・調節板、9a・・・
切り込み溝、10・治具。
要部を示す一部切欠側面図、第3図は同上の要部斜視図
、第4図は同上の動作説明図、第5図および第6図は従
来例を示す要部斜視図、第7図は本発明に係る回路遮断
器の動作特性の一例を示す動作説明図である。 1a・・・電源側端子、1b・・・負荷側端子、2・・
・固定子、3・・可動子、4・・・接点部、5・・・バ
イメタル板、6・・・トリップ装置、7・・・ハンドル
、8・・・ラッチレバー、9・・・調節板、9a・・・
切り込み溝、10・治具。
Claims (1)
- (1)電源側端子と負荷側端子との間に固定子および可
動子からなる接点部とバイメタル板とを直列に挿入した
主電路が形成され、可動子を固定子から引き離す向きの
勢力を蓄積した状態で矩形状に形成されたバイメタル板
の長手方向の一端部にラッチレバーを係合させて可動子
を固定子に接触させた状態に保持するトリップ装置が設
けられ、主電路に過電流が通電されるとバイメタル板が
変形してラッチレバーとの係合状態が解除されて接点部
が開極されるようにした回路遮断器において、バイメタ
ル板の他端部にはバイメタル板の表面に略直交しバイメ
タル板の長手方向に沿う形で調節板が固着され、調節板
におけるバイメタル板の長手方向の両側部には各側縁に
開口する切り込み溝が形成され、切り込み溝の幅を調節
してバイメタル板の変形方向におけるラッチレバーとの
係合深さを調節するようにしたことを特徴とする回路遮
断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27735990A JPH04154020A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27735990A JPH04154020A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 回路遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04154020A true JPH04154020A (ja) | 1992-05-27 |
Family
ID=17582427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27735990A Pending JPH04154020A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04154020A (ja) |
-
1990
- 1990-10-15 JP JP27735990A patent/JPH04154020A/ja active Pending
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