JP2896234B2 - 2次部分を改良した二重切り回路遮断器 - Google Patents

2次部分を改良した二重切り回路遮断器

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JP2896234B2
JP2896234B2 JP7519182A JP51918295A JP2896234B2 JP 2896234 B2 JP2896234 B2 JP 2896234B2 JP 7519182 A JP7519182 A JP 7519182A JP 51918295 A JP51918295 A JP 51918295A JP 2896234 B2 JP2896234 B2 JP 2896234B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は一般に回路遮断器に係わり、特に回路遮断器
を通る1つの電路を遮断するために多数の接点装置を有
する回路遮断器に関する。
発明の背景 回路遮断器は現在の住宅、業務および工業異様の電気
系統に広く使用されており、過電流状態からの保護のた
めにそのような電気系統の不可欠な要素となっている。
各種の回路遮断器用機構が発展されており、電流容量、
応答時間および遮断器の望ましいリセット(手動または
遠隔)機能の形式のような応用例に特定の要因に基づい
て、時を経て熟成してきた。
回路遮断器の1つの形式は、特定の過電流状態の範囲
に応答してラッチを移動すなわち「トリップ」させるた
めに、熱磁気トリッピング装置を使用している。トリッ
ピング作動は、バイメタルまたはサーモスタット金属部
材に回路電流が流れて生じる抵抗熱による温度変化に応
じてその部材が大きく反って、引き起こされる。サーモ
スタット金属部材は典型的にブレード形をしており、関
係する電路を「遮断する」ために、予め定めた過電流閾
値に相当した時間を遅延した後にブレードの反りがラッ
チを解除するように、ラッチと連動している。この形式
の回路遮断器の機構は、ショートすなわち非常な大電流
状態の発生で遮断器のラッチを解除するために、レバー
に対して作用する機構をしばしば含んでいる。適切な電
流遮断を実現するために電気接点を所定の開き幅に且つ
十分迅速に開くために、ハンドルまたは押しボタン機構
も備えられている。
「二重切り」(double−break)回路遮断器と称され
る他の形式の回路遮断器は、上述で説明した回路遮断器
が適用可能であるよりも高いレベルの過電流状態に適用
可能にするために、2組の電流遮断接点を含んでいる。
このような二重切り回路遮断器の1つは、非可動接点の
近くに配置されてそれらの非可動接点と係合される可動
接点として細長い回転ブレードのそれぞれの端部を使用
した2組の接点装置を採用している。非可動接点はそれ
ぞれのU形静止ターミナルの端部に配置され、閾値を超
えた電流がU形ターミナルを通って流れるときに電磁放
射力(blow−off)が発生するようになされる。したが
って、この高レベルの過電流状態が生じると、放射力が
細長い回動ブレードを回転させて2組の接点を同時に開
路させる。
他の形式の二重切り回路遮断器は、別々の独立した構
造を使用した2組の接点装置を採用している。例えば、
一方の接点装置は低レベル電流状態で電路をトリップさ
せるために先に説明した熱磁気トリッピング装置を使用
して実現され、また他方の接点装置は高レベルの放射電
流状態に応答して接点を開路させる複雑な電流感応式構
造を使用して実現できる。例えば、いずれも本出願人に
譲渡された米国特許第3944953号、第396346号、第39433
16号および第3943472号を参照されたい。
高レベル過電流状態に対しては適当な保護を与える
が、このような二重切り回路遮断器は全体的に複雑で、
製造および保守が困難である。例えば、それらの製造に
関しては、各組の接点を開路させる制御機構の複雑さが
回路遮断器の全構成部品数を著しく増加している。した
がってこのような回路遮断器の材料費および組立費が比
較的高くなる。
二重切り回路遮断器は、最初に説明した(単切り)回
路遮断器では見られない出力に関する欠点も有してい
る。これらの二重切り回路遮断器は典型的に接触抵抗を
生じ、この接触抵抗は大きな電力損失を生む。この電力
損失はある作動から次の作動へと変化し、これにより二
重切り回路遮断器の信頼性がなくなるとともに保守が面
倒になっている。
したがって、前述した欠点がなくて実用できる二重切
り回路遮断器が必要とされる。
発明の概要 本発明は上述で説明した従来技術の欠点を解消する二
重切り電路遮断機構を有する回路遮断器を提供する。
本発明は更に、低いピーク電流、低いI2 tエネルギ
ー、および比較的小さなパッケージで高い遮断定格を有
して作動する二重切り電路遮断機構を有する回路遮断器
を提供する。
本発明の1つの実施例で、回路遮断器は1対の1次接
点組立体と、ばねと、1対の2次接点組立体とを含む。
少なくとも1つの1次接点組立体は、常閉位置から開位
置へ移動することで電流を遮断し、1次接点組立体を開
状態にラッチする。2次接点組立体の一方は静止され、
2次接点組立体の他方は可動接点アームを有しており、
この可動接点アームは枢動点のまわりを回転可能とされ
てばねにより常閉位置へ向けて付勢され、これにより予
め定めたレベルを超える過電流状態に応答して、その過
電流状態が予め定めたレベル以下に低下するまで可動接
点アームはばね付勢力に抗して常閉位置から離れる方向
へ回転され、過電流状態が予め定めたレベル以下に低下
すると可動接点アームは常閉位置へ向けて回転される。
本発明の他の実施例によると、回路遮断器は1対の1
次接点組立体と、1対の2次接点組立体と、ばねと、係
合部材とを含む。少なくとも1つの1次接点組立体は常
閉位置から少なくとも1つの開位置へ移動することで電
流を遮断するように構成されて配置されており、また少
なくとも1つの2次接点組立体はばねにより常閉位置へ
向けて付勢されるとともに、ばね付勢に抗して常閉位置
から離れる方向へ枢動点のまわりを回転可能とされてい
る。1次接点組立体の一方および2次接点組立体の一方
に連結されている係合部材は、常閉位置からの1次接点
組立体の一方の移動に応答して2次接点組立体の一方を
枢動点のまわりに回転させる。
本発明の上述した概要は本発明の各実施例、すなわち
あらゆる概念を表すことを意図していない。この概要
は、図面および以下の詳細な説明の目的とするものであ
る。
図面の簡単な説明 本発明の他の目的および利点は以下の詳細な説明を読
み、図面を参照して明白となろう。図面において、 第1図は、内部部材を示すために回路遮断器のカバー
を取り外した、本発明による回路遮断器の図、 第2図は、回路遮断器を通る電路を示すためにある部
材を取り外した第1図の回路遮断器の図、 第3図は、トリッピング機構を示すためにある部材を
取り外した第1図の回路遮断器の図、 第4a図および第4b図は、第1図の回路遮断器に使用さ
れた本発明による1次ブレードの斜視図、 第5a図は、第1図の回路遮断器に使用された本発明に
よる中央ターミナルおよびキッカー部材の斜視図、 第5b図は、第5a図に示された部材の代わりに使用でき
る本発明による他の中央ターミナルおよびキッカー部材
の構造の図、 第6図は、第1図に示された構造の代わりに使用でき
る他の中央部分の拡大図、および 第7図は、第1図に示されたものと似た部材構造を使
用しているが2次部分にカム/トーションばね構造を使
用した本発明による他の回路遮断器の図である。
本発明は様々な変更および代替形態が可能であるが、
その特定の実施例が例として図面に示され、詳細に説明
される。しかしながら、説明した特定形態に本発明を限
定することを意図していないことは理解されねばならな
い。逆に、本発明は請求の範囲に定義された本発明の精
神および範囲に包まれる全ての変更例、等価例および代
替例を包含するべきものである。
図面の詳細な説明 本発明は広く住宅用、業務用および工業用の応用例に
使用できるが、第1図に示された本発明の実施例は高性
能、低コスト、および小パッケージとする設計の簡潔さ
が要求される応用例に対して理想的に適する。
第1図の回路遮断器は框体(基部10およびカバー11)
を含み、この框体は回路遮断器の内部部材を保持するた
めに多数の部材用区画(モールド成形された突起とされ
ている)を有しており、これらの大部分は1次部分12ま
たは2次部分14に配置されている。1次部分および2次
部分の間を区切る決定的な線がないので、導電中央ター
ミナル15が1次部分12(中央ターミナル15の右側)の部
材と2次部分14(中央ターミナル15の左側)の部材とを
一般的に線引きするのに使用できる。
回路遮断器を通る電路は、図示のために幾つかの部材
を取り外して第1図の回路遮断器を示している第2図を
参照して、最も良く見られる。この電路は、2次部分14
内でラインターミナル16で始まる。ラインターミナル16
は、開口(図示せず)内にラインワイヤーをクランプす
るために通常のラインブロック(すなわちラグ)を含ん
でいる。ラインターミナル16から可撓導体(すなわちピ
グテール)18が電路を回転2次ブレード20へ連結してお
り、回転2次ブレード20は2次ブレード接点22および組
み合う静止接点24とともに2次部分14の1対の接点組立
体を形成するために使用されている。
電流は静止接点24から中央ターミナル15を通って1次
部分12の1対の接点組立体へ流れるのであり、この接点
組立体は静止接点28および組み合う回転1次ブレード接
点30を含んでなる。静止接点28は中央ターミナル15の下
端部に近い下部に溶接されている。組み合う接点30は1
次ブレード32に溶接されており、1次ブレードはトリッ
プ機構(第3図に示され、この図に関連して説明され
る)に応じてブレード枢動点33,56a,56bのまわりを回転
する。静止接点28および可動接点30を通り、1次ブレー
ド32を通り、1次可撓コネクタ(すなわちピグテール)
34の一端へ電流が流れる。1次可撓コネクタ34の他端は
バイメタル部材36に取り付けられており、このバイメタ
ル部材36が回路遮断器の熱トリッピング特性を与えてい
る。最後に、電流はバイメタル部材36から負荷ターミナ
ル38を通り、ターミナルブロック(すなわちラグ)40を
経て回路遮断器から出るように流れる。
中央ターミナル15は「S」形で、2次ブレード20およ
び1次ブレード32に対して配置されて、各対の接点組立
体のための「U」形導電路を形成する。このような
「U」形構造は、かなりの強さの過電流状態に応答して
各対の接点を開くのに十分な強度の電磁放射(blow−of
f)力を発生するために使用されている。中央ターミナ
ル15の製造および作動に関する更に詳しい情報について
は、本願と同時出願されて本出願人に譲渡された「二重
切り回路遮断器用の中央ターミナル」(CRC−16/SQUC11
4)と題する米国特許出願第08/181,277号が参照される
(参照することで本願に組み入れられる)。
第1図および第3図を参照すると、回路遮断器の1次
部分はトリップレバー42と、ハンドル44と、磁気アーマ
チュア46と、1次アークスタック47と、ヨーク50とを含
む。これらの部材は、1次接点28および30の手動のオン
/オフ作動、熱トリップによる開路、および電磁トリッ
プによる開路を実行するために使用される。
1次ブレード32の手動のオンおよびオフ作動は、ハン
ドル44の時計方向または反時計方向の動きの手動回転に
応答して行われる。何れかの方向のハンドル44の回転に
応答して、1次ブレード32は1次可動接点30と1次静止
接点28とにより開路または閉路する。1次ブレード32の
回転は、1次ブレード32の正常なオンおよびオフ作動に
関して境界点56a,56bでハンドル44に直接に伝達され
る。2次部分は1次ブレード32の正常なオンおよびオフ
作動に影響されず、2次ブレード接点22および2次静止
接点24は閉路状態を維持する。
1次接点28,30の熱トリップによる開路は、2次部分
による作動の助けを借りず、すなわち、2次部分が1次
部分とともに遮断することを必要とせずに、0アンペア
〜約3000アンペアの過電流レベルに関して電流の遮断を
行う。1次部分はハンドル44がまず磁気アーマチュア46
でトリップレバー42をラッチするように右へ手動回転さ
れ、その後回路遮断器を「オン」(電路を閉路する)に
するために左に手動回転される。比較的高レベルの電流
をバイメタル36を経て流すことに応答して、磁気アーマ
チュア46はヨーク50へ引き付けられてトリップレバー42
を解除し、これによりトリップレバー42は時計方向に回
転するとともに1次ブレード32はトリップ位置へ向けて
反時計方向へ回転する。これにより1次ブレード接点30
は静止接点28から開路し、電流の流れを遮断する。関連
するトリッピング構造が米国特許第2902560号、第30981
36号、第4616199号および第4616200号、および米国特許
出願第07/878,648号に示されており、これらはいずれも
本出願人に譲渡されていて、参照することで本願に組み
入れられる。
1次接点28,30もまた手動で、例えば試験の目的でプ
ラスチック製一体押し下げ部材51(第1図)の頂部を押
し下げる(框体の頂部の開口を通して)ことで、トリッ
プすることができる。この押し下げ部材51は可撓アーム
を含み、可撓アームは3角形の区画35a,35b(第2図)
に嵌合しており、これらの区画35a,35bの壁を介して押
し下げ後に部材51を正常位置に復帰させる弾性を与えて
いる。押し下げ部材51は押し下げられてカム54(第1
図)の一方のウィング54aに係合し、更にこのカム54は
反時計方向に回転して反対側のウィング54bをアーマチ
ュア46に係合させるようになす。これはアーマチュア46
によるトリップレバー42の嵌合を解除し、これにより接
点28,30を開路させる。
1次接点28,30の電磁放射による開路は、約3000アン
ペアを超えるレベルに対しての過電流保護を与えるため
に、2次部分14の2次接点22,24の開路と同時に生じ
る。3000アンペアを超える異常電流の発生に応答して、
2つの追加の力は各対の接点、すなわち1次接点28,30
および2次接点22,24の間で逆方向に発生する。第1の
力は各対の接点間の接触抵抗である。これは接点を引き
離そうとする磁気力を与える。第2の力は、組み合う接
点および1次/2次ブレードと関連した中央ターミナル15
の「U」形の電路形状により発生する。この形状は磁気
放射ループを形成し、このループは各対の接点を実質的
に同時に引き離そうとする付加的な接点開路力を生む。
1次部分12では、1次ブレード32は引張りばね60で付
勢されており、この引張りばねは一端を1次ブレード32
の保持部材62(第5a図、第5b図)に固定され、他端がト
リップレバー42の保持部材(第1図に示されていない)
に固定されている。トリップレバー42は磁気アーマチュ
ア46でラッチされている。ハンドル44は1次ブレードを
接点の閉路する位置へ向けて回転させるために使用され
ている。
高レベルのショートすなわち異常は、ブレードストッ
パ31(基部10の一部としてモールド成形されている)で
回転が停止されるまで、1次ブレード32を反時計方向へ
回転させる。この回転中、ブレードの境界枢動点56a,56
b(第3図、第5a図、第5b図)は固定位置に止まり、同
時にブレード32は磁気放射により開路し、トリップレバ
ー42は解除されて反時計方向に回転する。ハンドル44お
よびブレード境界枢動点56a,56bは、ブレード32をその
トグル位置から出すのに十分なだけトリップレバー42が
移動した後にのみ移動するのであり、これはブレード32
が接点を閉路する位置へ復帰した後に生じる。
1次ブレード32に関する更に詳しく情報については、
本願と同時出願されて本出願人に譲渡された「高電流容
量のブレード」(CRC−12/SQUC115)と題する米国特許
出願第08/180,090号が参照され、この特許出願は参照す
ることで本願に組み入れられる。
第2部分14では,総合的開路力が2次ブレード20を引
張りばね48(第1図)の付勢力に打ち勝って枢動点49の
まわりに反時計方向に回転させ、これにより引張りばね
48を引き伸ばす。引張りばね48はブレードを開路させる
力が引張りばね48の引張り力よりも大きい間は2次ブレ
ード20が継続して開路することを許容する。したがっ
て、この開路力が低下して引張りばね48の引張り力より
も小さなレベルに達したならば、引張りばね48は2次ブ
レード20をその常閉位置へ復帰させる。
引張りばね48以外に、2次ブレード20に作用する他の
部材はキッカー61だけであり、このキッカー61は接点2
2,24をともに溶接することで生じる過電流状態を防止す
るために、「トリップ」(トリップレバーによる)に応
答して接点28,30を僅かに開路させる。第5a図に最も良
く見られるように、キッカー61は細長いプラスチック部
材であって、中央ターミナル15の中心を通る穴の中に位
置され、一端61aをトリップレバー42上のカム延長部63
に当接させ、他端61bを2次カム22の直ぐ下側の2次ブ
レード20に当接させている。したがって、トリップ状態
に応答して、トリップレバー42は枢動点65のまわりを回
転して、カム延長部63をキッカー61に係合させるように
する。キッカー61は更に2次ブレード20に衝突して応答
し、2次ブレード20をその常閉位置から僅かに離れた距
離(約0.635mm(0.025インチ))に保持する。キッカー
61が2次ブレード20と係合していない場合は、キッカー
61の端部と2次ブレードとの間には1.095mm(0.075イン
チ)の距離があり、2次接点22,24が正常作動時に閉路
することを保証するようにする。
それ故に、引張りばね48およびブレード20だけが2次
部分での実質的な作動部材であり、この2部材構造は接
点22,24の開路により生じるアークエネルギー電流を吸
収するためにブレード20に連結される通常の電流制限部
材を全く必要としない。むしろ、この電流は1次部分で
の接点の同時開路によって最小限となる。2次部分の接
点間に発生するアークエネルギーは2次アークスタック
66(第1図)で吸収される。
第5b図は第1図および第5a図の中央ターミナル15の代
替構造を示している。この構造では、中央ターミナル1
5′はキッカー61を受け入れる開口が中央ターミナル1
5′の縁部まで開いていることを除いて、中央ターミナ
ル15と同じである。このことは組立を容易にする。何故
なら、「Z」軸自動装置を使用して作り上げることが簡
単だからである。しかしながら作動の観点から、第5a図
の構造が好ましい。何故なら、スパークおよび塵に関し
て中央ターミナル15が1次部分を2次部分から隔離する
からである。
第6図はトリップに対する反作用として接点22,24を
開路させるための更に他の代替例を示している。このト
リップレバー42はレバー枢動点65から枢動され、トリッ
プレバーばねフック74に取り付けられた1次トグルばね
(図示せず)で時計方向に回転するように付勢されてい
る。このばねフックの他端は1次ブレードフック(第4a
図、第4b図の62)に取り付けられている。トリップレバ
ー42はアーマチュア(第3図の46)で静止位置に保持さ
れる。トリップレバーがアーマチュアから解除される
と、トリップレバー42は時計方向の動きで回転し、回転
キッカー78(トリップレバー42に固定されている)を同
じ方向へ回転させて接点22,24を開路させる。
特に、回転キッカー78はトリップレバー上の組み合う
穴の中に位置する雄側係合点80を経て固定される。回転
キッカー66は延長アーム面82を有し、この延長アーム面
82は2次ブレード20の滑らかなカム面84と係合する。異
常が発生すると、トリップレバー42は解除され、時計方
向に回転を始める。フック74におけるばね力が引き継い
でトリップレバーを時計位置へ引き続き回転させる。回
転キッカーの延長点82は2次ブレードのカム面84と係合
して、時計方向への2次ブレードの回転を開始させる。
第1図の回路遮断器の他の概念による場合と同様に、こ
の回転キッカー構造もまた「Z」軸組立される。
1次部分12では、1次接点28,30が開路するときに発
生するアーク電圧はアーク移動ブレード67、1次アーク
スタック66およびアーク反射スライドファイバー部材69
によって回路遮断器から外部へ導かれる。ブレード67は
接点30のスウィープ半径の十分近くに配置され、これに
より回路遮断器に低レベルの異常電流を受け入れること
ができるようになされるのであり、これは2次ブレード
が低レベルの異常には応答して作動しないので、重要な
ことである。接点30がアーク移動ブレード67のほぼ最接
近部分を通過するとき、アークはブレード87の表面へ飛
び(ジャンプ)、これはアークスタックを通る直線路を
有するアークを与えて、アークが接点28,32の間で再点
弧しようとすることを防止する。したがって、アークエ
ネルギーはアーク移動ブレード67に沿って負荷ターミナ
ル38へ導かれる。高エネルギーレベルでは、アーク移動
ブレード67はバイメタル36からアーク移動ブレード67へ
の電流を発散させてバイメタル36に生じる応力を減少さ
せる。スライドファイバー69はイオンガスを発生し、こ
のイオンガスはアークエネルギーをアークスタック68に
導く助けとなる。
両方の接点が同時に開路するので、2次アークスタッ
ク66および1次アークスタック68の組み合わせは、これ
らのアーク電圧の加算を生じる。これは、二重切り回路
遮断器を必要とする多くの応用例で要求されるように、
アーク電圧を非常に急激に上昇させ、また高レベルのア
ーク電圧が開示回路遮断器で発生できるようにする。
1次アークスタック66および2次アークスタック68、
およびアークエネルギーが接点間から退避される方法に
関する更に詳しい情報については、本願と同時出願され
て本出願人に譲渡されたそれぞれ「回路遮断器用のアー
クスタック」および「ブレード移動アークシャント」と
題する米国特許出願第08/181,288号および第08/181,290
号が参照され、これらはまた参照することで本願に組み
入れられる。
熱トリッピング特性の調整は調整ねじ72(第1図)を
バイメタル36に関する適当位置に設定するように調整し
て、実施される。負荷ターミナル38はバイメタル部材36
に連結されており、調整ねじ72が時計方向に回転される
と、調整ねじ72は負荷ターミナル38の中央を調整ねじ72
のヘッドへ向けて引っ張る。したがって、ヨーク50およ
びアーマチュア46の両方が適当な設定を得るように負荷
ターミナル38に対して接近または離反するように移動で
きる。この調整方法に関する更に詳しい情報、および負
荷ターミナル38、バイメタル部材36および押し下げ部材
51に関する更に詳しい情報については、本願と同時出願
されて本出願人に譲渡された「二重切り機構を有する回
路遮断器」と題する米国特許出願第08/181,287号が参照
され、これは参照することで本願に組み入れられる。
第7図は、第1図の回路遮断器の2次部分14のブレー
ド20に対して付勢力を与える代替方法を示している。第
7図の2次ブレード90は第1図の2次ブレードに非常に
似ているが、2次ブレード90は第1図の引張りばね48の
代わりにブレードカム92およびトーションばね94を使用
している。
トーションばね94はばね枢動点96のまわりに回転力を
発生する。この回転力はばね端部98にて見られ、ばね端
部98は接触点100にてカム92と境界している。この回転
力はカム92をカム枢動点のまわりに回転させる方向に力
を作用させる。境界点102において、カム92は2次ブレ
ードに端部で係合する。2次ブレード90に与えられた力
は第7図に矢印Aで示される方向に力を伝達する。この
力は、2次ブレード90を2次ブレード枢動点104のまわ
りで接点24へ向けて回転させるように、2次ブレード90
の回転力を生じる。このブレードが電流の付加されてい
ない図示された上昇位置にあれば、このブレードは可動
接点および静止接点を閉路させるまで反時計方向へ回転
する。ブレード90がこのようにして回転されると、2次
ブレード端部は点102で始まって境界点106で終わるカム
面に沿って乗り上げる。境界点106では、接点22,24は閉
路され、接点における力に関しては接触圧はその作動値
にある。高異常電流によりブレードが磁気放射により開
路されるときの逆モードでは、境界点は点106に始まっ
て点102で終わる。この方向にブレードが回転すると、
2次ブレード90に作用する回転力は、ブレードがその最
大開路位置に向けて開くにつれて減少する。これは他の
サスペンションに勝る明確な利点である。
この設計の他の利点は、接触力のためのエネルギーを
発生するトーションばね94に必要な面積が小さな面積で
あるということである。引張りばねがこの設計に使用さ
れたならば、パッケージは引張りばねの長さのために一
層大きな空間を必要としよう。この構造は、開路位置へ
回転するときの2次ブレードに必要な力が小さく、また
「Z」軸組立てを使用して実施できる。
したがって、本発明の原理を具現した二重切り回路遮
断器が開示され、これはスイッチング試験に使用した場
合に簡単な設計で良好な抵抗安定性に関して、1次ブレ
ードおよび2次ブレードの独立した作動による遮断に関
してのハイエンドな性能を与える。全体的な効果(イン
パクト)はこれまでのいかなる回路遮断器の設計よりも
高性能で製造費が低いことである。
当業者には、以下の請求の範囲に記載された本発明の
精神および範囲から逸脱しないで、各種の変更および変
化を本発明になし得るということが容易に認識されよ
う。
フロントページの続き (72)発明者 シーベルズ,ランドール エル. アメリカ合衆国 52338 アイオワ州シ ダー ラピッズ,エスイー,デイルウッ ド アベニュー 4219 (72)発明者 ウィンター,ジョン エム. アメリカ合衆国 52402 アイオワ州シ ダー ラピッズ,スプリング グリーン コート 8814 (72)発明者 シェール,ジェリー エル. アメリカ合衆国 52404 アイオワ州シ ダー ラピッズ,エスダブリュ,ダンハ ム ドライブ 3305 (56)参考文献 特開 平1−265423(JP,A) 特開 平5−74319(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 73/02 C

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正常時に電流を流し、少なくとも1つの異
    常状態に応答してその電流を遮断する回路遮断器であっ
    て、 各々が接点を有し、少なくとも1つは常閉位置から開位
    置へ移動することで電流を遮断するように構成され配置
    された1対の1次接点組立体と、 常閉位置からの移動に応答して係合力を与える係合部材
    と、 ばねと、 各々が接点を有し、一方は静止されており、他方は係合
    部材に連結されて枢動点のまわりを回転可能且つばねに
    より常閉位置へ向けて付勢された可動接点アームを有す
    る1対の2次接点組立体であって、予め定めたレベルを
    超える過電流状態に応答して可動接点アームが常閉位置
    から離れる方向へ回転し、この回転は予め定めたレベル
    より過電流状態が低下するまで続けられ、この時点で可
    動接点アームは常閉位置に向けて回転し、そして係合部
    材によって与えられる係合力に応答して可動接点アーム
    が常閉位置から離れる方向へ回転するようになされた1
    対の2次接点組立体とを含んでなる回路遮断器。
  2. 【請求項2】請求項1による回路遮断器であって、第1
    の対の接点組立体の一部として構成され配置された第1
    部分を有し、また前記一方の静止した2次接点組立体の
    一部として構成され配置された第2部分を有する導電プ
    レートを更に含む回路遮断器。
  3. 【請求項3】請求項1による回路遮断器であって、可動
    接点アームが磁気放射力に応答して常閉位置から離れる
    方向へ回転することで電流を遮断するように構成され配
    置された回路遮断器。
  4. 【請求項4】請求項1による回路遮断器であって、ばね
    が第1面内に配置され、可動接点アームは第1面と異な
    る第2面に内に配置されている回路遮断器。
  5. 【請求項5】正常時に電流を流し、少なくとも1つの異
    常状態に応答してその電流を遮断する回路遮断器であっ
    て、 1つはそれぞれ接点を有し、第1の異常状態に応答して
    1つは常閉位置から少なくとも1つの開位置へ回転移動
    することで電流を遮断するように構成され配置された1
    対の1次接点組立体と、 それぞれがそれぞれの接点を有し、前記第1の異常電流
    状態に応答して回転する前記1次接点組立体の前記1つ
    に応答し、そして前記第1の異常状態と異なる第2の異
    常電流状態に応答して1つは正常の閉位置からの回転で
    電流を遮断するように構成され配置された1対の2次接
    点組立体とを備えたことを特徴とする回路遮断器。
  6. 【請求項6】前記2次接点組立体の前記少なくとも1つ
    を正常閉位置へ移動するばねを有する請求項5の回路遮
    断器。
JP7519182A 1994-01-13 1995-01-13 2次部分を改良した二重切り回路遮断器 Expired - Lifetime JP2896234B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/181,522 US5430419A (en) 1994-01-13 1994-01-13 Double break circuit breaker having improved secondary section
US08/181,522 1994-01-13
US181,522 1994-01-13
PCT/US1995/000622 WO1995019633A1 (en) 1994-01-13 1995-01-13 Double break circuit breaker having improved secondary section

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JPH08507652A JPH08507652A (ja) 1996-08-13
JP2896234B2 true JP2896234B2 (ja) 1999-05-31

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US (1) US5430419A (ja)
EP (1) EP0691031B1 (ja)
JP (1) JP2896234B2 (ja)
CA (1) CA2156414C (ja)
DE (1) DE69502240T2 (ja)
WO (1) WO1995019633A1 (ja)

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EP0691031A1 (en) 1996-01-10
DE69502240D1 (de) 1998-06-04
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DE69502240T2 (de) 1998-10-01
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