JPH0415373B2 - - Google Patents
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- JPH0415373B2 JPH0415373B2 JP58017657A JP1765783A JPH0415373B2 JP H0415373 B2 JPH0415373 B2 JP H0415373B2 JP 58017657 A JP58017657 A JP 58017657A JP 1765783 A JP1765783 A JP 1765783A JP H0415373 B2 JPH0415373 B2 JP H0415373B2
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- JP
- Japan
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- engine
- lubricating oil
- branch
- turbo supercharger
- turbine
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 49
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 24
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 7
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B39/00—Component parts, details, or accessories relating to, driven charging or scavenging pumps, not provided for in groups F02B33/00 - F02B37/00
- F02B39/14—Lubrication of pumps; Safety measures therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supercharger (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、エンジンの排気ガスにより駆動され
るタービンと、該タービンに回転軸により連結さ
れたブロアとからなるターボ過給機を複数個備
え、上記各タービンおよびブロアをエンジンの排
気通路および吸気通路に夫々並列配設してなるタ
ーボ過給機付エンジンに関するものである。
るタービンと、該タービンに回転軸により連結さ
れたブロアとからなるターボ過給機を複数個備
え、上記各タービンおよびブロアをエンジンの排
気通路および吸気通路に夫々並列配設してなるタ
ーボ過給機付エンジンに関するものである。
従来より、ターボ過給機を用いて吸気を昇圧し
て充填効率を向上させることにより、エンジンの
出力性能の向上を図る技術思想はよく知られてお
り、現今では、エンジンの高速運転時のみなら
ず、低速運転時においても過給によつて出力性能
を向上させたいという要求がある。
て充填効率を向上させることにより、エンジンの
出力性能の向上を図る技術思想はよく知られてお
り、現今では、エンジンの高速運転時のみなら
ず、低速運転時においても過給によつて出力性能
を向上させたいという要求がある。
ところで、単一のターボ過給機によつて上記の
要求を満足することは、ターボ過給機の効率とい
う面から実際上きわめて困難であり、複数個のタ
ーボ過給機を並設することによつて、かかる要求
に対処しようとする技術思想が提案されている
(特開昭50−118117号公報参照)。
要求を満足することは、ターボ過給機の効率とい
う面から実際上きわめて困難であり、複数個のタ
ーボ過給機を並設することによつて、かかる要求
に対処しようとする技術思想が提案されている
(特開昭50−118117号公報参照)。
上記特開昭50−118117号公報には、基本的には
等価な1次,2次ターボ過給機を並設し、吸気量
の少ないエンジンの低速運転時には1次ターボ過
給機のみを使用し、吸気量が増大するエンジンの
高速運転時には、1次,2次両方のターボ過給機
を使用するようにしたものが提案されている。
等価な1次,2次ターボ過給機を並設し、吸気量
の少ないエンジンの低速運転時には1次ターボ過
給機のみを使用し、吸気量が増大するエンジンの
高速運転時には、1次,2次両方のターボ過給機
を使用するようにしたものが提案されている。
ところで、ターボ過給機は、過給時には10〜20
×104r.p.m.といつた超高速で駆動されるため、
タービンとブロアとを連結する回転軸に対する潤
滑はきわめて重要であり、通常は、オイルポンプ
によつて供給されるエンジンの潤滑油の一部を上
部回転軸の軸受部を供給してその潤滑を図つてい
る。
×104r.p.m.といつた超高速で駆動されるため、
タービンとブロアとを連結する回転軸に対する潤
滑はきわめて重要であり、通常は、オイルポンプ
によつて供給されるエンジンの潤滑油の一部を上
部回転軸の軸受部を供給してその潤滑を図つてい
る。
したがつて、複数のターボ過給機を併用する型
式のターボ過給機付エンジンでは、オイルポンプ
によつて供給される潤滑油を各ターボ過給機の回
転軸に分配供給して個々に潤滑を図る必要があ
る。
式のターボ過給機付エンジンでは、オイルポンプ
によつて供給される潤滑油を各ターボ過給機の回
転軸に分配供給して個々に潤滑を図る必要があ
る。
しかしながら、例えば、オイルポンプの摩耗に
よる油圧の低下や潤滑油供給路の詰まり等によつ
て潤滑油の供給量が減少した場合に、減少した潤
滑油を各ターボ過給機に分配するとすると、個々
のターボ過給機の回転軸に供給される潤滑油が不
足し、その結果、ターボ過給機の焼付きを生ずる
といつた問題がある。
よる油圧の低下や潤滑油供給路の詰まり等によつ
て潤滑油の供給量が減少した場合に、減少した潤
滑油を各ターボ過給機に分配するとすると、個々
のターボ過給機の回転軸に供給される潤滑油が不
足し、その結果、ターボ過給機の焼付きを生ずる
といつた問題がある。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたもので
あつて、オイルポンプの摩耗による潤滑油の油圧
の低下や潤滑油供給路の詰まり等によつて潤滑油
の供給量が減少した場合に、ターボ過給機の回転
軸に焼付きが発生するのを防止するようにした、
信頼性の高いターボ過給機付エンジンの安全装置
を提供することを目的としている。
あつて、オイルポンプの摩耗による潤滑油の油圧
の低下や潤滑油供給路の詰まり等によつて潤滑油
の供給量が減少した場合に、ターボ過給機の回転
軸に焼付きが発生するのを防止するようにした、
信頼性の高いターボ過給機付エンジンの安全装置
を提供することを目的としている。
このため、本発明は、各々がエンジンの排気ガ
スにより駆動されるタービンと、該タービンが回
転軸により連結されたブロアとからなる1次ター
ボ過給機および2次ターボ過給機を備え、エンジ
ンの排気通路が途中で第1分岐排気通路と第2分
岐排気通路とに分岐される一方、エンジンの吸気
通路が途中で第1分岐吸気通路と第2分岐吸気通
路とに分岐され、1次ターボ過給機のタービンお
よび2次ターボ過給機のタービンが夫々上記第1
分岐排気通路および第2分岐排気通路に配設さ
れ、1次ターボ過給機のブロアおよび2次ターボ
過給機のブロアが夫々上記第1分岐吸気通路およ
び第2分岐吸気通路に配設され、エンジンの高速
運転時には1次ターボ過給機と2次ターボ過給機
とが作動してエンジンに過給気が供給され、エン
ジンの低速運転時には2次ターボ過給機が停止し
て1次ターボ過給機から過給気がエンジンに供給
され、オイルポンプに接続された潤滑油供給路か
ら分岐した1次用潤滑油供給路および2次用潤滑
油供給路を通して夫々上記1次ターボ過給機の回
転軸および2次ターボ過給機の回転軸に潤滑油を
供給するようにしたターボ過給機付エンジンの安
全装置であつて、 上記第2分岐排気通路の2次ターボ過給機のタ
ービンの上流に配置され、エンジンの低速運転時
に閉作動する排気制御弁と、上記潤滑油の供給圧
を検出する油圧センサと、上記2次用潤滑油供給
路に配置された潤滑油の供給量制御用の弁と、エ
ンジンの高速運転域において上記油圧センサから
出力する潤滑油の供給圧が予め設定した値よりも
低いときに潤滑油の供給量制御用の弁を潤滑油の
流量制限方向に作動させ、かつ、上記排気制御弁
を閉作動させる制御装置とを備えたことを特徴と
している。
スにより駆動されるタービンと、該タービンが回
転軸により連結されたブロアとからなる1次ター
ボ過給機および2次ターボ過給機を備え、エンジ
ンの排気通路が途中で第1分岐排気通路と第2分
岐排気通路とに分岐される一方、エンジンの吸気
通路が途中で第1分岐吸気通路と第2分岐吸気通
路とに分岐され、1次ターボ過給機のタービンお
よび2次ターボ過給機のタービンが夫々上記第1
分岐排気通路および第2分岐排気通路に配設さ
れ、1次ターボ過給機のブロアおよび2次ターボ
過給機のブロアが夫々上記第1分岐吸気通路およ
び第2分岐吸気通路に配設され、エンジンの高速
運転時には1次ターボ過給機と2次ターボ過給機
とが作動してエンジンに過給気が供給され、エン
ジンの低速運転時には2次ターボ過給機が停止し
て1次ターボ過給機から過給気がエンジンに供給
され、オイルポンプに接続された潤滑油供給路か
ら分岐した1次用潤滑油供給路および2次用潤滑
油供給路を通して夫々上記1次ターボ過給機の回
転軸および2次ターボ過給機の回転軸に潤滑油を
供給するようにしたターボ過給機付エンジンの安
全装置であつて、 上記第2分岐排気通路の2次ターボ過給機のタ
ービンの上流に配置され、エンジンの低速運転時
に閉作動する排気制御弁と、上記潤滑油の供給圧
を検出する油圧センサと、上記2次用潤滑油供給
路に配置された潤滑油の供給量制御用の弁と、エ
ンジンの高速運転域において上記油圧センサから
出力する潤滑油の供給圧が予め設定した値よりも
低いときに潤滑油の供給量制御用の弁を潤滑油の
流量制限方向に作動させ、かつ、上記排気制御弁
を閉作動させる制御装置とを備えたことを特徴と
している。
以下、図示の実施例に基づいて本発明をより具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図において、1はエンジン、2はエンジン
1の吸気通路、3はエンジン1の排気通路、4は
エンジン1の時々刻々の吸気量を計量するため吸
気通路2の最上流部に介設したエアフローセン
サ、5,6は吸気通路2のエアフローセンサ4下
流とスロツトル弁7の上流との間で並列に形成し
た第1,第2分岐吸気通路、8,9は夫々第1,
第2分岐吸気通路5,6の途中に介設したブロア
8a,9aを、排気通路3の途中を二又に分岐し
て形成した第1,第2分岐排気通路10,11に
夫々介設したタービン8b,9bに回転軸8c,
9cにより連結してなる基本的には等価な1次,
2次ターボ過給機である。なお、上記各回転軸8
c,9cは、それ自体公知の構造を有する各一対
の軸受8d,8d,9d,9dによつて軸受され
ており、オイルジヤケツト8e,9eに供給され
る潤滑油によつて潤滑される。
1の吸気通路、3はエンジン1の排気通路、4は
エンジン1の時々刻々の吸気量を計量するため吸
気通路2の最上流部に介設したエアフローセン
サ、5,6は吸気通路2のエアフローセンサ4下
流とスロツトル弁7の上流との間で並列に形成し
た第1,第2分岐吸気通路、8,9は夫々第1,
第2分岐吸気通路5,6の途中に介設したブロア
8a,9aを、排気通路3の途中を二又に分岐し
て形成した第1,第2分岐排気通路10,11に
夫々介設したタービン8b,9bに回転軸8c,
9cにより連結してなる基本的には等価な1次,
2次ターボ過給機である。なお、上記各回転軸8
c,9cは、それ自体公知の構造を有する各一対
の軸受8d,8d,9d,9dによつて軸受され
ており、オイルジヤケツト8e,9eに供給され
る潤滑油によつて潤滑される。
上記1次ターボ過給機8は、そのタービン8b
が第1分岐排気通路10をエンジン1の運転状態
のいかんを問わず流下する排気ガスによつて常時
駆動されるため、エンジン1の低速,高速両方の
運転時にブロア8aによる過給を行なう。
が第1分岐排気通路10をエンジン1の運転状態
のいかんを問わず流下する排気ガスによつて常時
駆動されるため、エンジン1の低速,高速両方の
運転時にブロア8aによる過給を行なう。
一方、2次ターボ過給機9は、エンジン1の低
速運転時には停止され、高速運転時においてだけ
駆動されるようになつている。
速運転時には停止され、高速運転時においてだけ
駆動されるようになつている。
即ち、2次ターボ過給機9のタービン9bが介
設される第2分岐排気通路11のタービン上流に
は、低速時刻通路11を閉じ高速時に開く排気制
御弁12が介設されていて、エンジン1の低速運
転時には、タービン9bの駆動は行なわれず、2
次ターボ過給機9による過給は行なわれない。こ
の低速運転時、駆動されない2次ターボ過給機9
のブロア9aを介設した第2分岐吸気通路6を通
して、1次ターボ過給機8によつて供給される過
給気が逆流しないように、第2分岐吸気通路6の
第1分岐吸気通路5との合流部2a上流で、ブロ
ア9aの下流には、逆止弁13を介設している。
設される第2分岐排気通路11のタービン上流に
は、低速時刻通路11を閉じ高速時に開く排気制
御弁12が介設されていて、エンジン1の低速運
転時には、タービン9bの駆動は行なわれず、2
次ターボ過給機9による過給は行なわれない。こ
の低速運転時、駆動されない2次ターボ過給機9
のブロア9aを介設した第2分岐吸気通路6を通
して、1次ターボ過給機8によつて供給される過
給気が逆流しないように、第2分岐吸気通路6の
第1分岐吸気通路5との合流部2a上流で、ブロ
ア9aの下流には、逆止弁13を介設している。
また、14は前記エアフローセンサ4の出力信
号を基本入力信号として、吸気通路2のスロツト
ル弁7の下流に臨設した燃料噴射弁15の開弁時
間および上記排気制御弁12に対して設けた電磁
作動のアクチユエータ16の作動を制御する制御
回路で、第2図に示すように、噴射パルス発生回
路17によりエアフローセンサ4によつて検出さ
れる吸気量に応じて決まる開弁時間の間燃料噴射
弁15を開作動する一方、第1比較回路18にお
いて吸気量と設定値とを比較し、吸気量が設定値
に達していないエンジン1の低速時には、前記ア
クチユエータ16を不作動に保持し、設定値以上
に達すると、第1比較回路18の出力が立上つて
ゲート回路19および、増幅回路20を介してア
クチユエータ16を作動し、排気制御弁12を開
作動する。
号を基本入力信号として、吸気通路2のスロツト
ル弁7の下流に臨設した燃料噴射弁15の開弁時
間および上記排気制御弁12に対して設けた電磁
作動のアクチユエータ16の作動を制御する制御
回路で、第2図に示すように、噴射パルス発生回
路17によりエアフローセンサ4によつて検出さ
れる吸気量に応じて決まる開弁時間の間燃料噴射
弁15を開作動する一方、第1比較回路18にお
いて吸気量と設定値とを比較し、吸気量が設定値
に達していないエンジン1の低速時には、前記ア
クチユエータ16を不作動に保持し、設定値以上
に達すると、第1比較回路18の出力が立上つて
ゲート回路19および、増幅回路20を介してア
クチユエータ16を作動し、排気制御弁12を開
作動する。
第2分岐排気通路11が開かれると、この通路
11を流下する排気ガスによつて、タービン9b
が駆動され、2次ターボ過給機9が過給を開始す
る。2次ターボ過給機9の駆動が開始されると、
逆止弁13が開かれ、第1,第2分岐吸気通路
5,6が合流する合流部2aより下流の下流側吸
気通路2dからは1次ターボ過給機8によつて供
給される過給気と、2次ターボ過給機9によつて
供給される過給気の両方がエンジン1に供給され
る。
11を流下する排気ガスによつて、タービン9b
が駆動され、2次ターボ過給機9が過給を開始す
る。2次ターボ過給機9の駆動が開始されると、
逆止弁13が開かれ、第1,第2分岐吸気通路
5,6が合流する合流部2aより下流の下流側吸
気通路2dからは1次ターボ過給機8によつて供
給される過給気と、2次ターボ過給機9によつて
供給される過給気の両方がエンジン1に供給され
る。
再び、第1図において、21は潤滑油の循環供
給源であるオイルパン、22はエンジン1の出力
軸(図示せず)により駆動されるオイルポンプ、
23はオイルポンプ22から吐止される潤滑油を
1次,2次ターボ過給機8,9の回転軸8c,9
cに供給するための潤滑油供給路で、該潤滑油供
給路23は途中で、1次ターボ過給機8のオイル
ジヤケツト8eに通ずる1次用潤滑油供給路24
と、2次ターボ過給機9のオイルジヤケツト9e
に通ずる2次用潤滑油供給路25とに二又に分岐
している。
給源であるオイルパン、22はエンジン1の出力
軸(図示せず)により駆動されるオイルポンプ、
23はオイルポンプ22から吐止される潤滑油を
1次,2次ターボ過給機8,9の回転軸8c,9
cに供給するための潤滑油供給路で、該潤滑油供
給路23は途中で、1次ターボ過給機8のオイル
ジヤケツト8eに通ずる1次用潤滑油供給路24
と、2次ターボ過給機9のオイルジヤケツト9e
に通ずる2次用潤滑油供給路25とに二又に分岐
している。
そして、上記1次用潤滑油供給路24には、そ
の途中から油圧検出部24′を引出して、油圧セ
ンサ26を設けて、1次ターボ過給機8の回転軸
8cに供給す潤滑油の圧力を検出する一方、2次
用潤滑油供給路25の途中には、該供給路25を
開閉するノーマルクローズのソレノイド弁27を
介設している。
の途中から油圧検出部24′を引出して、油圧セ
ンサ26を設けて、1次ターボ過給機8の回転軸
8cに供給す潤滑油の圧力を検出する一方、2次
用潤滑油供給路25の途中には、該供給路25を
開閉するノーマルクローズのソレノイド弁27を
介設している。
上記油圧センサ26は、第2図に示すように、
制御回路14に設けた第2比較回路28に接続
し、第2比較回路28において予め設定された設
定値と油圧センサ26によつて検出された1次用
潤滑油供給路24の油圧とを比較する。この第2
比較回路28は、この油圧が設定値以下であると
きには無条件で上記ゲート回路19を閉じ、排気
制御弁12に対して設けたアクチユエータ16を
不作動として排気制御弁12を閉作動するととも
に、2次用潤滑油供給路25に介設したソレノイ
ド弁27を閉じる。
制御回路14に設けた第2比較回路28に接続
し、第2比較回路28において予め設定された設
定値と油圧センサ26によつて検出された1次用
潤滑油供給路24の油圧とを比較する。この第2
比較回路28は、この油圧が設定値以下であると
きには無条件で上記ゲート回路19を閉じ、排気
制御弁12に対して設けたアクチユエータ16を
不作動として排気制御弁12を閉作動するととも
に、2次用潤滑油供給路25に介設したソレノイ
ド弁27を閉じる。
即ち、潤滑油供給系に何んらの故障がない場合
には、吸気量が設定値を上廻つて増加すると、第
1比較回路18の出力が立上つてゲート回路19
が開かれ、増幅回路20を介してアクチユエータ
16およびソレノイド弁27動作され、排気制御
弁12が開かれて、2次ターボ過給機9が駆動さ
れると同時に、2次用潤滑油供給路25が開かれ
て、2次ターボ過給機9の回転軸9cに対して潤
滑油が供給される。
には、吸気量が設定値を上廻つて増加すると、第
1比較回路18の出力が立上つてゲート回路19
が開かれ、増幅回路20を介してアクチユエータ
16およびソレノイド弁27動作され、排気制御
弁12が開かれて、2次ターボ過給機9が駆動さ
れると同時に、2次用潤滑油供給路25が開かれ
て、2次ターボ過給機9の回転軸9cに対して潤
滑油が供給される。
一方、オイルポンプ22の摩耗等の何んらかの
原因で潤滑油の供給量が低下すると、第2比較回
路28がこれを検出してゲート回路19を無条件
で閉じ、例え高速運転域であつても、アクチユエ
ータ16を不作動として、排気制御弁12を閉じ
て第2分岐排気通路11を流下しようとする排気
ガスをカツトして2次ターボ過給機9の駆動を停
止し、同時にソレノイド弁27を閉じて潤滑油の
供給をカツトする。
原因で潤滑油の供給量が低下すると、第2比較回
路28がこれを検出してゲート回路19を無条件
で閉じ、例え高速運転域であつても、アクチユエ
ータ16を不作動として、排気制御弁12を閉じ
て第2分岐排気通路11を流下しようとする排気
ガスをカツトして2次ターボ過給機9の駆動を停
止し、同時にソレノイド弁27を閉じて潤滑油の
供給をカツトする。
このため、減少した潤滑油の全量が1次ターボ
過給機8のオイルジヤケツト8eに供給され、回
転軸8cが良好に潤滑され、焼付きを生ずること
がない。
過給機8のオイルジヤケツト8eに供給され、回
転軸8cが良好に潤滑され、焼付きを生ずること
がない。
また、エンジン1の低速運転時には、第1比較
回路18の出力が零のままであるから、ソレノイ
ド弁27は閉じられており、2次ターボ過給機9
の回転軸9cへの潤滑油の供給は行なわれない。
回路18の出力が零のままであるから、ソレノイ
ド弁27は閉じられており、2次ターボ過給機9
の回転軸9cへの潤滑油の供給は行なわれない。
なお、第1図において、29は第1,第2分岐
排気通路10,11の分岐部3aとエンジン1の
間の上流側排気通路3uから、1次,2次ターボ
過給機8,9のタービン8b,9bの両方をバイ
パスして下流側排気通路3dに通ずる排気バイパ
ス通路、30は排気バイパス通路29の途中に設
けた弁座31を開閉する過給圧制御弁、32は過
給圧制御弁30をロツド32aを介してダイヤフ
ラム32bに支持した過給圧制御弁30の制御用
ダイヤフラム装置、33は制御用ダイヤフラム装
置32の正圧室32cに、第1,第2分岐吸気通
路5,6の合流部2a下流の下流側吸気通路2d
の過給圧を導入する過給圧導入通路である。この
制御用ダイヤフラム32bのダイフラム32bに
よつて正圧室32cとは仕切られたいま一つの室
32dは大気開放孔32eによつて大気に連通さ
れた大気室として形成され、この大気室32d内
には、コイルスプリング32fを縮装し、このコ
イルスプリング32fの設定荷重を、制御目標で
ある最高過給圧に応じて設定する。
排気通路10,11の分岐部3aとエンジン1の
間の上流側排気通路3uから、1次,2次ターボ
過給機8,9のタービン8b,9bの両方をバイ
パスして下流側排気通路3dに通ずる排気バイパ
ス通路、30は排気バイパス通路29の途中に設
けた弁座31を開閉する過給圧制御弁、32は過
給圧制御弁30をロツド32aを介してダイヤフ
ラム32bに支持した過給圧制御弁30の制御用
ダイヤフラム装置、33は制御用ダイヤフラム装
置32の正圧室32cに、第1,第2分岐吸気通
路5,6の合流部2a下流の下流側吸気通路2d
の過給圧を導入する過給圧導入通路である。この
制御用ダイヤフラム32bのダイフラム32bに
よつて正圧室32cとは仕切られたいま一つの室
32dは大気開放孔32eによつて大気に連通さ
れた大気室として形成され、この大気室32d内
には、コイルスプリング32fを縮装し、このコ
イルスプリング32fの設定荷重を、制御目標で
ある最高過給圧に応じて設定する。
この最高過給圧は、基本的にはエンジン1の信
頼性を考慮して設定する。
頼性を考慮して設定する。
上記の構成とすれば、エンジン1の低速運転時
には1次ターボ過給機8によつて、また高速運転
時には1次,2次ターボ過給機8,9によつて、
下流側吸気通路2dに生成される過給圧が、上記
最高過給圧に達すると、制御用ダイヤフラム装置
32の正圧室32cに導入される過給圧がコイル
スプリング32fの設定荷重を上廻つて、ダイヤ
フラム32bが変位され、過給圧制御弁30が開
作動される結果、排気バイパス通路29を一連に
連通する。このため、排気の一部は排気バイパス
通路29によつて下流側排気通路3dにバイパス
され、下流側吸気通路2dの過給圧を最高過給圧
以下に低下させる。したがつて、エンジン1に供
給される過給気は、最高過給圧以下に維持され、
エンジン1はその信頼性が損なわれることなく、
良好に運転され、過給による良好な出力性能を示
す。
には1次ターボ過給機8によつて、また高速運転
時には1次,2次ターボ過給機8,9によつて、
下流側吸気通路2dに生成される過給圧が、上記
最高過給圧に達すると、制御用ダイヤフラム装置
32の正圧室32cに導入される過給圧がコイル
スプリング32fの設定荷重を上廻つて、ダイヤ
フラム32bが変位され、過給圧制御弁30が開
作動される結果、排気バイパス通路29を一連に
連通する。このため、排気の一部は排気バイパス
通路29によつて下流側排気通路3dにバイパス
され、下流側吸気通路2dの過給圧を最高過給圧
以下に低下させる。したがつて、エンジン1に供
給される過給気は、最高過給圧以下に維持され、
エンジン1はその信頼性が損なわれることなく、
良好に運転され、過給による良好な出力性能を示
す。
なお、上記実施例では、2次用潤滑油供給路2
5にオン,オフ式のソレノイド弁27を用いた
が、これに代えて流量を連続的に増減制御する流
量制御弁を用いるようにしてもよい。
5にオン,オフ式のソレノイド弁27を用いた
が、これに代えて流量を連続的に増減制御する流
量制御弁を用いるようにしてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、各ターボ過給機の回転軸に潤滑油を供給する
潤滑油供給系に何んらかの故障が生じた場合に
も、ターボ過給機およびエンジン本体にとつて潤
滑油の供給量が多く必要となる高速運転域におい
て、1次ターボ過給機への潤滑油の供給量が確保
されて1次ターボ過給機の作動が確保され、ター
ボ過給機の焼付きや焼付きに起因するターボ過給
機の破損を確実に防止することができ、エンジン
の信頼性が向上するとともに、1次ターボ過給機
の作動により出力性能も確保することができる。
ば、各ターボ過給機の回転軸に潤滑油を供給する
潤滑油供給系に何んらかの故障が生じた場合に
も、ターボ過給機およびエンジン本体にとつて潤
滑油の供給量が多く必要となる高速運転域におい
て、1次ターボ過給機への潤滑油の供給量が確保
されて1次ターボ過給機の作動が確保され、ター
ボ過給機の焼付きや焼付きに起因するターボ過給
機の破損を確実に防止することができ、エンジン
の信頼性が向上するとともに、1次ターボ過給機
の作動により出力性能も確保することができる。
第1図は本発明の実施例を示すエンジン系統説
明図、第2図は第1図の制御回路のブロツク説明
図である。 1…エンジン、2…吸気通路、5,6…第1,
第2分岐吸気通路、3…排気通路、10,11…
第1,第2分岐排気通路、8,9…1次,2次タ
ーボ過給機、8a,9a…ブロア、8b,9b…
タービン、8c,9c…回転軸、8d,9d…軸
受、14…制御回路、18…第1比較回路、19
…ゲート回路、28…第2比較回路、22…オイ
ルポンプ、23…潤滑油供給路、24…1次用潤
滑油供給路、25…2次用潤滑油供給路、26…
油圧センサ、27…ソレノイド弁。
明図、第2図は第1図の制御回路のブロツク説明
図である。 1…エンジン、2…吸気通路、5,6…第1,
第2分岐吸気通路、3…排気通路、10,11…
第1,第2分岐排気通路、8,9…1次,2次タ
ーボ過給機、8a,9a…ブロア、8b,9b…
タービン、8c,9c…回転軸、8d,9d…軸
受、14…制御回路、18…第1比較回路、19
…ゲート回路、28…第2比較回路、22…オイ
ルポンプ、23…潤滑油供給路、24…1次用潤
滑油供給路、25…2次用潤滑油供給路、26…
油圧センサ、27…ソレノイド弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 各々がエンジンの排気ガスにより駆動される
タービンと、該タービンが回転軸により連結され
たブロアとからなる1次ターボ過給機および2次
ターボ過給機を備え、エンジンの排気通路が途中
で第1分岐排気通路と第2分岐排気通路とに分岐
される一方、エンジンの吸気通路が途中で第1分
岐吸気通路と第2分岐吸気通路とに分岐され、1
次ターボ過給機のタービンおよび2次ターボ過給
機のタービンが夫々上記第1分岐排気通路および
第2分岐排気通路に配設され、1次ターボ過給機
のブロアおよび2次ターボ過給機のブロアが夫々
上記第1分岐吸気通路および第2分岐吸気通路に
配設され、エンジンの高速運転時には1次ターボ
過給機と2次ターボ過給機とが作動してエンジン
に過給気が供給され、エンジンの低速運転時には
2次ターボ過給機が停止して1次ターボ過給機か
ら過給気がエンジンに供給され、オイルポンプに
接続された潤滑油供給路から分岐した1次用潤滑
油供給路および2次用潤滑油供給路を通して夫々
上記1次ターボ過給機の回転軸および2次ターボ
過給機の回転軸に潤滑油を供給するようにしたタ
ーボ過給機付エンジンの安全装置であつて、 上記第2分岐排気通路の2次ターボ過給機のタ
ービンの上流に配置され、エンジンの低速運転時
に閉作動する排気制御弁と、上記潤滑油の供給圧
を検出する油圧センサと、上記2次用潤滑油供給
路に配置された潤滑油の供給量制御用の弁と、エ
ンジンの高速運転域において上記油圧センサから
出力する潤滑油の供給圧が予め設定した値よりも
低いときに潤滑油の供給量制御用の弁を潤滑油の
流量制限方向に作動させ、かつ、上記排気制御弁
を閉作動させる制御装置とを備えたことを特徴と
するターボ過給機付エンジンの安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58017657A JPS59145331A (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | タ−ボ過給機付エンジンの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58017657A JPS59145331A (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | タ−ボ過給機付エンジンの安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59145331A JPS59145331A (ja) | 1984-08-20 |
JPH0415373B2 true JPH0415373B2 (ja) | 1992-03-17 |
Family
ID=11949920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58017657A Granted JPS59145331A (ja) | 1983-02-04 | 1983-02-04 | タ−ボ過給機付エンジンの安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59145331A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4026099C2 (de) * | 1990-08-17 | 1994-02-03 | Mtu Friedrichshafen Gmbh | Ölversorgungssystem für die Lager von zu- und abschaltbaren Abgasturboladern |
JP5471899B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2014-04-16 | マツダ株式会社 | 車両用エンジンのターボ過給機の潤滑装置 |
US8959911B2 (en) * | 2011-10-06 | 2015-02-24 | GM Global Technology Operations LLC | Engine assembly including fluid control to boost mechanism |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815642Y2 (ja) * | 1978-05-04 | 1983-03-30 | ヤンマーディーゼル株式会社 | タ−ボチヤ−ジヤ式エンジンの吸気切換装置 |
JPS601224Y2 (ja) * | 1981-03-31 | 1985-01-14 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関の過給装置 |
-
1983
- 1983-02-04 JP JP58017657A patent/JPS59145331A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59145331A (ja) | 1984-08-20 |
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