JPH04153597A - 渦流ブロワ - Google Patents

渦流ブロワ

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JPH04153597A
JPH04153597A JP27632490A JP27632490A JPH04153597A JP H04153597 A JPH04153597 A JP H04153597A JP 27632490 A JP27632490 A JP 27632490A JP 27632490 A JP27632490 A JP 27632490A JP H04153597 A JPH04153597 A JP H04153597A
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noise
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pipe
vortex blower
impeller
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Susumu Yamazaki
進 山崎
Eiichi Ito
永一 伊藤
Masayuki Fujio
藤生 正行
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、渦流ブロワに係り、特に、渦流ブロワの騒音
を低減しつつ送風性能を高めるための消音器に関する。
〔従来の技術〕
従来の渦流ブロワの消音器の構造は、例えば実開昭56
−109690号公報に記載のように、吸込口。
吐出口に材音器を設置し、消音器の内部に高音拡散用多
孔筒を内蔵したものがある。
又、特開昭58−4795号公報に記載のように、送風
機の排気口に筒状のケースからなる消音器を設け、ケー
スの内周に断熱性を有する筒状の消音材を設けたものが
ある。
又、膨部型消音器及びブランチ型消音器については、自
動車用消音器として多用されているものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の渦流ブロワでは、ブロワ効率では必ずしも高
くない上に、騒音が大きい欠点があった。
渦流ブロワにおける騒音の発生要因として、■吐出口に
おける衝突音、■ケーシング流路内における旋回流と羽
根の前縁における衝突音、■吸込口おける膨部音、混合
音、■旋回流の旋回中の乱れ音、等がある。このうち、
■及び■の騒音の発生量は、■、■の発生量に比べては
るかに大きいので騒音の低減は、■及び■の低減または
消音器による低減が重要である。次に、騒音発生原因の
■の羽根前縁における衝突音を、第18図で説明する。
第18図は、羽根車2の内周側で旋回流13が羽根1に
流入する状態を、羽根の外周側から見た速度三角形で表
したものである。空気の羽根1への流入流れ(絶対流れ
)CI と羽根周速U工から羽根流入時の相対流れwl
を実験的に求めると。
相対流れwlは羽根周速u1の約2.5倍であり、大き
な流速である。この流入速度w1のために。
羽根前縁への流入にともなう乱れ20が生じ、渦流ブロ
ワの効率を低下させ、騒音を発生させていた。
渦流ブロワの騒音と吸込流量との関係は、流量の増加と
ともに騒音は低くなり、締切り点の騒音レベルがもつと
も高い特性をもっている。渦流ブロワは、小流量域で使
用されることが多いため、渦流ブロワの作動点における
騒音レベルは高く。
例えば、モータの軸動力が400Wクラスの場合騒音レ
ベルは、約85〜95cfBもあり(消音器がない場合
)、騒音レベルは高かった。
また、この場合の騒音特性は〔羽根数×回転数〕の周波
数(回転音)において、煙突状の卓越した音圧レベルが
あり、がん高い騒音の音色の発生を示していた。
実開昭56−109690号公報に記載の渦流ブロワは
、吸込側、吐出側とも消音器を設けており、消音器の効
果は吸込側、吐出側の両方の材音器を付けると騒音レベ
ルは約65〜70dBと騒音低減するものの〔羽根数×
回転数〕の回転音はやはり煙突状に卓越して残っており
、かん高い不快な音色であり、この回転音の低減が強く
求められていた。
一方、自動車用消音器は、エンジン排気の騒音(脈動音
)と脈動の低減を目的としており、■消音器内で干渉を
利用して消音する、■積極的に通風抵抗を付加して脈動
を低減する、■排気が高温のため多孔質性弾性剤(吸音
材)を用いられない、などの機能と構造のものであった
。このため、例えば前記■のように吸音材を用いないと
気流が膨部室に直接流れて大きな通風抵抗となり、この
結果通風抵抗付加した場合と同様に通風抵抗の大きいも
のであった。
本発明の第1の目的は通風抵抗が小さく、騒音低減をし
た渦流ブロワを提供することにある。
本発明の第2目的は、ブロワから高い騒音が発生しても
高性能な消音効果により、低騒音で卓越音のない快い音
色の渦流ブロワを提供することにある。
本発明の第2の目的は、ブロワから高い騒音が発生して
も高性能な消音効果により、低騒音で卓越音のない快い
音色の渦流ブロワを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
これらブロワ内で発生した流体騒音のブロワの外部への
伝搬量は、羽根流路内の騒音がケーシング壁やケーシン
グ蓋を透過する騒音(透過音)よりも、吸込口、吐出口
からの放射音がはるかに大きい。(渦流ブロワの騒音レ
ベルの実験値で吸音材のない場合、ブロワの機種により
異なるが正面(吸・吐口の在る方向)の騒音レベルが後
面よりも約10〜18dB高い。
渦流ブロワにおける騒音発生要因のうち、とくにケーシ
ングの吸込口、吐出口における膨張音。
衝突音による騒音は、渦流ブロワの構成部品の一つであ
る隔壁の前後において発生するため、〔羽根数X回転数
〕の、いわゆる回転音が顕著であり、かん高い不快な音
色である。
本発明の渦流ブロワは、高い騒音を静音化するという上
記目的を達成するために、まず第1に。
吸音材を充填した膨部型消音器の内部に、パイプを挿入
し挿入型消音器として構成したものである。
第2に前記消音器内にブランチ管を設はブランチ型消音
器を構成したものである。
挿入パイプ及びブランチ管による消音は、何れも音の干
渉(共鳴)を利用した消音器にもとづいている。
〔作用〕
通風路の周囲の膨脹室に吸音材を詰めた形状において、
通風路の一部分にパイプを付け、これら騒音の発生状態
(周波数特性及び騒音レベル)に対応させて消音器内の
通風路長さ及び挿入パイプの長さを設定している消音器
構造であるので羽根車及びケーシング内通風路での旋回
流れで発生する渦流ブロワの騒音は音源が吸音材を透過
するときの抵抗により低減され、又通風路内の音源が消
音器内の壁と挿入パイプに囲まれた膨脹室においてラン
ダム反射して通風路に戻るとき反射音と通風路内の入射
音が共に腹で、しかも位相が逆である場合消音器内の音
圧レベルが大幅に低減することができる。
消音器内の通風路に細くて短いパイプをほぼ垂直に立て
たブランチ型の消音器を設け、気流管のブランチ管接合
部において、渦流ブロワで発生し、伝搬させた音波の一
部を、ブランチ管終端で反射させブランチ管入口に戻さ
せる。そして、ブランチ管接合点において、ブランチ管
−から戻ってきた音波と、気流管の音波とを干渉させる
。このとき、ブランチ管接合部は、低減すべき周波数の
音波の腹部の位置に設定し、またブランチ管終端で反射
し、ブランチ管入口(接合部)において、振幅が逆位相
となるように、ブランチ管の長さを設定しているので(
気流管内の音波の振幅の腹の位置は、周波数によって異
なるから、低減すべき周波数における振幅の位置を予め
設定する)2つの音波の振幅が腹同士で位相が逆位相と
なり、気流管内の音波の振幅が減少する。すなわち、気
流管内を伝搬している音波のうち、ブランチ管接合部は
、より下流ではこの周波数の音のエネルギが低減する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第7図により説明
する。
渦流ブロワは、第1図および第2図に示すように、流路
3内に複数の羽根1を放射状に形成した羽根車2と、羽
根車2と対向し流路3をもっケーシング4と、蓋5と、
羽根車2を駆動するモータ6と、空気の出入口付近に取
り付けた消音器7゜8とからなる。なお、9は空気の吸
込口、10は吐出口である。流路3は羽根の回転方向、
すなわち、円周方向に−様な断面形状の空間となってい
る。
このような構造の渦流ブロワの作動原理を第3図および
第4図により説明する。空気は吸込口9から吸込側の消
音器7を通り、流路3内に流入する。流路3および羽根
車内流路11では、内周側と外周側の角運動量の差によ
り、旋回流13が発生し、空気は羽根車2により速度エ
ネルギを得る。
旋回流13は、羽根車2の内周側では、ケーシング内流
路3から羽根車内流路11の方向に流れ、外周側では流
路11から流路3の方向に流れる。
また、この旋回流13の流速は、渦と同様であり、渦の
中心の流速はど小さく、渦の外側の周速はど大きい。
渦流ブロワでは、旋回流の動作を、吸込口9から吐出口
10の間で多数回繰り返す。そして、それぞれの渦サイ
クルにおいて圧力が上昇するので。
高い風圧が得られる。
第5図は、第1図に示した渦流ブロワを裏側からみた斜
視、図であり、第6図は、吐出側消音器10の内部の側
断面図を示している。第6図において14は気流管、1
5は吸音材、16はパイプで、パイプ16をサイドカバ
8bと一体にして取付は通風路として形成した場合であ
る。
本実施例の、渦流ブロワ発生騒音の、消音器による消音
作用を第5図および第6図により説明する。
まず、第6図において、ケーシングの吸込口9a及び吐
出口10aにおいて、気流13bと隔壁24との衝突に
よる乱れ音、及び、気流と羽根1との流入にともなう乱
れ音が発生し、これらの騒音はケーシング内、消音器内
とも気流13と同方向に伝搬するものと、また逆に気流
13と逆方向に伝搬するものがあり、消音器の吸込口9
b及び吐出口10bより外部に伝搬する。例えば吐出側
消音器8の内部における騒音の伝搬では、渦流ブロワに
よって発生した騒音22aが、消音器8内の通風路14
を通過するとき、通風路内の音波が消音器本体部8a、
サイドカバ8b、フランジ8cの内壁及びパイプ16に
よって囲まれた膨張室23においてランダム反射した通
風路14に戻る。このとき戻った音波(反射波)と通風
路14の音波が共に腹で、しかも逆位相であれば、音波
同士の干渉によって通風路内の音波のエネルギは大幅に
低減する。この結果消音器8口10では、消音器7,8
が無い場合に比べて大幅な騒音低減が得られた。
本実施例におけるパイプ16の長さQlは、次のように
2つの観点から決定している。まず第1は、挿入するパ
イプは、膨張室23を構成するから、Q1寸法によって
反射波の特性が異なる。したがって、反射波と通気管内
の入射波の干渉も変わるので消音器の消音特性も異なっ
てくる。消音器の消音特性が所要の周波域で所要の消音
量が得られるように、Q1寸法が決められる。第2は、
通気管14の音波が膨張室23内に詰めた吸音消15へ
入射するときの入射面積への影響である。
0寸法が大き過ぎて音源の入射面積が減れば、吸音材に
よる打音効果がホさくなる0本実施例では、吸音材15
とパイプ16の両方を入れた状態でパイプ16の長さQ
lに関し、この長さを種々に変えて、消音器出口の騒音
レベルを測定した。この結果、パイプ長Mlと材音器内
の通風路長さLlどの比(Rz/L1)が0.20〜0
.40において騒音レベルが挿入管を入れない状態より
低くなり、一方、QL/Llが0.6以上では逆に材音
器が無い場合より高くなるデータを得た。
第7図は、渦流ブロワの騒音の周波数特性を示している
。本実施例の渦流ブロワは1羽根車2の羽根数は24枚
、回転数は2900rpmであるから回転音は1160
Hzである。ブロワの作動条件は、渦流ブロワがもっと
も多く使用される、流量係数が0.2 の場合(締切り
点に近い)である。
特性図における■は消音器内に吸音材及び挿入パイプが
無い場合(すなわち、単純膨張型材音器のみの場合)、
■は膨張室23に吸音材15は有るが挿入パイプ16は
無い場合、■は吸音材15と挿入パイプ16の両方が有
る場合である。特性■ノ騒音レベルは83dB、特性■
の騒音レベルは68dB、特性■の騒音レベルは62d
’Bである。
特性■は騒音レベルSLも高いが回転音fr(l,25
kH2)も高く、79dBもあって、かつ高い音色であ
る。特性のと特性■との差は、吸音材15の消音効果で
、騒音レベルでの静音化効果は15dBで大きい。特性
■と特性■との差はパイプ16の挿入による消音効果を
示し、騒音レベルの差は5dBもあり、消音効果として
有効なものであることが分る。
本発明の他の実施例を第8図に示す。本実施例パイプ1
6を材音器8の内部にあって羽根車2の近くに取付け、
通風路として形成した場合である。
第8図の場合の挿入パイプ16も、その消音効果は、膨
張室23からの反射波と通風路14の入射波との干渉の
利用の原理からして、第8図の場合のパイプがフランジ
8C側に在る場合の消音効果とほぼ変わらない。挿入パ
イプの長さQを消音器通風路長りに対し、0.2 にし
たところ、挿入パイプのみに消音効果4dBを得、第7
図で示した。
特性■と同様の騒音特性を得ることができた。
本発明の他の実施例を第9図に示す。本実施例では挿入
パイプ16がフランジ8cと一体に形成した場合である
。サイドカバ8bとフランジ8cとがネジで取付けられ
る構成の場合にパイプ16とフランジ8cを一体形成の
ため簡単に消音器8の内部に挿入パイプ16として形成
することができる。第9図の場合の挿入パイプの消音効
果は、第8図の場合と同様であり、大きな消音効果が得
られる。
本発明の他の実施例を第1o図に示す。本実施例ではパ
イプを羽根車2側のパイプ16aとフランジ8c側のパ
イプ16bに2本挿入した場合である。パイプの長さを
各々Ω11. Ω12としたとき、Q 11+ Q x
xが第1図の場合のパイプ長Q1と等しくても、第6図
の場合の消音効果とは同じにはならないが、第6図で示
した実施例の消音効果に近い消音特性を得ることができ
た。
上述のように、第6図で示した実施例及び第8図〜第1
0図で示した実施例において、パイプ16による大きな
静音化の効果を得たが、パイプを挿入した場合の騒音特
性を第7図を見ると分るように、1 、25 k Hz
  の回転音がまだ高く残っている。
次に第6図で示した実施例と関連させて特定周波域の騒
音(回転音など)に対し静音化が得られる渦流ブロワに
ついて説明する。
この場合の消音器は、第6図で示した挿入パイプに対し
、はぼ垂直に、細く短いパイプ(ブランチ管)を立てた
形態のものである。
第11図ないし第13図は、本発明の他の実施例を示す
図で、吐出側消音器10の内部の側断面図を示している
。第11図において14は気流管、15は吸音材、16
はパイプ、17はブランチ管、18はブランチ管終端で
ある。
第14図は、第13図におけるx−x’断面で、パイプ
16とブランチ管17との接続関係を示している。
第11図で示した実施例の場合の、ブランチ型消音器に
よる渦流ブロワ発生騒音の消音作用を第11図および第
12図により説明する。渦流ブロワによって発生した騒
音22aが、消音器8内の気流管14を通過し、パイプ
16とブランチ管17との接合部(位置X1)に達する
(22b)。
接合部X1において、音波の一部はブランチ管17の内
部に入射し、ブランチ管内を伝搬する(22c)。そし
てブランチ管終端18で反射した音波は再び接合部Xに
戻る(22d)。このとき戻った音波22dと新規に気
流管内を流れ、X1点に達した音波22bとが干渉して
、音波22bの音圧レベルが大幅に低減し、消音器8の
吐出口10を伝搬する音波22eは、ブランチ管17が
無い場合に比へ、大幅な騒音低減となった。
本実施例の渦流ブロワは、羽根車2の羽根数は24枚2
回転数は2900rpmであるから回転音は1160H
zであり、この周波数における波長は320anである
。またブランチ管の長さしは、種々の実験の結果波長の
20%〜30%の場合に最も大きな消音効果を得た。
第13図は、渦流ブロワの騒音の周波数特性を示してい
る。ブロワの作動条件は、渦流ブロワがもつとも多く使
用される、流量係数が0.2 の場合(締切り点に近い
)である。第13図に示す特性図における■、■は第7
図と全く同じで、■は消音器内に吸音材が無い場合、■
は吸音材が有る場合である。特性■の騒音レベルは83
dB、■は騒音レベルは62dBである。特性■は、■
(、比へ騒音レベルは21dB低くなるが、回転音f 
r(l,25kH2)がまだ高く残っており、尤ん高い
音色である。一方、騒音特性■は、第11図、第12図
の場合の騒音特性で、騒音レベル58dBであり、■に
比へて4dB低くなり、自た回転周波数fr(l,25
kH2)の音圧レベノ1は■に比べて10clB低くな
り、全般に音圧しへルが広い周波域に亘って平坦となり
、ソフトな着色となる。すなわち第11図、第12図の
消音器は、第6図に比べて、更に騒音レベルが4dB@
くなるだけでなく、音色がソフトに静音化してしること
を示している。
第14図は1本発明における他の実施例を示す図で、低
減すべき周波数の音波の腹部がパイプ16の通気部にな
く、消音器の入口10aと出に10bとの中間の位置X
2に在る場合で、この場合のブランチ管17の取付は、
吸音材15の通り部を保護する開孔板(金網)のパイプ
25に取付ける形態である。第14図の場合のブランチ
管の消音作用も、第11図の場合と同様である。すなわ
ち、開孔板パイプ25内の位置X2における音波と、ブ
ランチ管終端18で反射した音波との干渉により1位置
X2における通気管内の音波の特定周波数の音圧レベル
が低減し、波音器出口10bにおける音波の騒音を大幅
に低減できた。
第15図は、本発明の他の実施例を示す図で、ブランチ
管17が直線状の場合に消音器8の内部に入らない場合
に、ブランチ管の後半部分を千手状に曲げて消音器内に
納めた形態である。千手状のブランチ管内の音波の伝搬
は、第11図の直線上ブランチ管の場合と同様に、音波
はブランチ管終端18で反射し、ブランチ管の入口部分
に向って伝搬するから、第15図のブランチ管の消音効
果は第11図の場合と同様の消音効果を得ることができ
る。
第16図は、本発明の他の実施例を示す図で。
ブランチ管17の取付位置X8が消音器8の外部に在る
場合で、この場合ブランチ管17は消音器の吐出管25
に取付けた。第17図は、ブランチ管の後半部分を千手
状に曲げ、ブランチ管後半部を消音器8内に入れて、ブ
ランチ管の取扱上の強度を増した場合である。ブランチ
管はフランジ8cに対し、垂直に取付けた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第1に渦流ブロワの消音器内に通路を
有する吸音材を設け、パイプを適切な長さ挿入している
ので通風抵抗が小さく抑えられ、渦流ブロワの吸・吐口
からの直射音を大幅に低減できる効果がある。
また、第2にブランチ管を取付けているので、卓越した
音圧レベルも低減できる。その結果、渦流ブロワの消音
器の吸・吐口から放射される騒音は、騒音レベルが従来
より8〜10clBも低くなり、また、卓越音がないの
で、ソフトな音色となって、騒音特性が大幅に改善され
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の渦流ブロワの一実施例を
示す図で、第1図は渦流ブロワの断面の斜視図、第2図
は羽根車の斜視図、第3図、第4図および第18図は渦
流ブロワの内部における流れを示す説明図、第5図は渦
流ブロワの斜視図、第6図はケーシング吐出口部分の羽
根車、ケーシング、消音器部分の側断面図、第7図は渦
流ブロワの騒音の周波数特性図、第8図から第10図は
本発明の他の実施例を示す縦断面図、第11図は本発明
の他の実施例であるブランチ管を設けた縦断面図、第1
2図は、矢視x−x’ の断面図、第13回は渦流ブロ
ワの騒音の周波数特性図、第14図から第17図はそれ
ぞれブランチ管を設けた他の実施例を示す図である。 1 羽根、2 ・羽根車、3 ・ケーシング・流路、4
・ケーシング、5 ・ふた、6 ・モータ、7.8・・
消音器、9 消音器の吸入口、10 消音器の吐出口、
11・・羽根車内流路、12・回転方向、13・・旋回
流、14・環状消音器、15・・・消音器のふた、16
・・・パイプ、17・・・ブランチ管、18・ブランチ
管終端、19 ケーシング吸込口、20・・・ケーシン
グ吐出口、21 ・吸込側消音器、22 ・吐出側消音
器内音波、23・膨張室、24・・隔壁、 25・・吐出管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の羽根を具備した羽根車と、前記羽根車に対向
    して設けた環状の流路、吸込口、吐出口を備えたケーシ
    ングと、吸音材を通風路を形成するように充填した消音
    器と、前記羽根車を回転駆動するモータとからなる渦流
    ブロワにおいて、通風路長より短い挿入パイプを前記消
    音器内の通風路に設けたことを特徴とする渦流ブロワ。 2、前記挿入パイプを消音器のサイドカバーと一体に成
    形した請求項1に記載の渦流ブロワ。 3、前記挿入パイプを消音器内の羽根車側に設けた請求
    項1に記載の渦流ブロワ。 4、前記挿入パイプを消音器のフランジと一体に成形し
    た請求項1に記載の渦流ブロワ。 5、前記挿入パイプを消音器内の羽根車側とフランジ側
    の両方に設けた請求項1記載の渦流ブロワ。 6、前記挿入パイプの長さl_1を消音器内の通風路長
    Lとの比(l_1/L_1)を0.2〜0.4に設定し
    た請求項1から5のいずれかに記載の渦流ブロワ。 7、複数の羽根を具備した羽根車と、前記羽根車に対向
    して設けた環状の流路、吸込口、吐出口を備えたケーシ
    ングと、吸音材を通風路を形成するように充填した消音
    器と、前記羽根車を回転駆動するモータとからなる渦流
    ブロワにおいて、前記材音器内において、終端を閉じた
    ブランチ管を通風路に対し立てて連通させたことを特徴
    とする渦流ブロワ。 8、ブランチ管を前記挿入パイプに立てて連通させた請
    求項1又は6に記載の渦流ブロワ。 9、ブランチ管を前記消音器の膨脹室内に十手状に立て
    て連通させた請求項1又は6に記載の渦流ブロワ。 10、ブランチ管を前記消音器と一体に成型し通風路に
    連通させた請求項1又は6に記載の渦流ブロワ。 11、ブランチ管を消音器の外部の通風管に立てて連通
    させた請求項1、6又は7に記載の渦流ブロワ。 12、ブランチ管の始点は材音器の外部の通風管に取付
    けて連通し、ブランチ管の後半部は消音器の内部に十手
    状に曲げてブランチ管を形成した請求項11に記載の渦
    流ブロワ。 13、ブランチ管の長さl_2を渦流ブロワの回転音の
    波長長L_2との比(l_2/L_2)を0.2〜0.
    3に設定した請求項7から13のいずれかに記載の渦流
    ブロワ。
JP27632490A 1990-09-14 1990-10-17 渦流ブロワ Pending JPH04153597A (ja)

Priority Applications (4)

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