JPH041534Y2 - - Google Patents

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JPH041534Y2
JPH041534Y2 JP1984145752U JP14575284U JPH041534Y2 JP H041534 Y2 JPH041534 Y2 JP H041534Y2 JP 1984145752 U JP1984145752 U JP 1984145752U JP 14575284 U JP14575284 U JP 14575284U JP H041534 Y2 JPH041534 Y2 JP H041534Y2
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output shaft
eyepiece
motor
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pinion gear
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JP1984145752U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ズーミング及びフオーカシングを電
動によつて操作する双眼鏡に関する。
[従来の技術] 従来、ズーミングを電動によつて操作する双眼
鏡として電動ズーム双眼鏡が提案されている(特
開昭56−99316)。またフオーカシングを電動によ
つて操作する双眼鏡として自動焦点機構を具えた
双眼鏡が提案されている(特開昭55−140806)。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、上記双眼鏡はズーミング又はフオーカ
シングのいずれか一方を電動化するに過ぎず、双
方を電動化しようとする場合には、正転、逆転ス
イツチや電池の配置が複雑となり、双眼鏡が大型
化し、操作性に劣りデザイン上の問題点があつ
た。
本考案の目的は、ズームモータ及びフオーカシ
ングモータの各出力軸の伝達機構を集約して、双
眼鏡を小型化し、操作がし易く、機能的なデザイ
ンが得られる電動双眼鏡を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、双眼鏡の中心軸内にズームモータ及
びフオーカシングモータを軸方向に一列に配設
し、上記ズームモータの出力軸に第一の過負荷ス
リツプ機構を介して接眼レンズ枠駆動機構を連係
し、上記フオーカシングモータの出力軸に第二の
過負荷スリツプ機構を介して接眼レンズ昇降機構
を連係したことを特徴とする。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。
第1図及び第2図に示すように、双眼鏡の中空
の中心軸1の内部にズームモータ2及びフオーカ
シングモータ3を軸方向に一列に配設する。4は
ズームモータ2の正転、逆転スイツチ、5はフオ
ーカシングモータ3の正転、逆転スイツチであ
り、それぞれ左鏡体6及び右鏡体7の表面に突設
する。これらのスイツチ4及び5はシーソ式に接
点が切換わるようになつている。また中心軸1の
近傍の鏡体6及び7に電池収容室8及び9をそれ
ぞれ設けて電池(図示せず)を光軸方向に収容す
る。これらのモータ2,3及びスイツチ4,5は
第3図に示す電気回路を構成する。
<ズーミング機構> 第4図及び第5図に示すように、ズームモータ
2の出力軸10には第一の過負荷スリツプ機構1
1を設ける。この過負荷スリツプ機構11はモー
タ2の出力軸10に螺着されたナツト12と、後
述する接眼レンズ枠駆動機構の入力側に設けられ
たピニオンギヤ13との間に、コイルばね15と
摩擦部材17とコイルばね15の弾発力により摩
擦部材17をピニオンギヤ13に圧接する圧接板
16とを備え、この例では、更にピニオンギヤ1
3とモータ2との間に、摩擦部材17と圧接板1
6とを備える。このナツト12のねじ込み程度に
より圧接板16とピニオンギヤ13との間のスリ
ツプトルクが設定される。またピニオンギヤ13
はモータ2の出力軸10に回転自在に設けられ
る。
接眼レンズ枠駆動機構は、第4図及び第7図に
示すようにピニオンギヤ13、中間ギヤ18、接
眼ギヤ20、羽根内筒21、駆動リング22、駆
動爪23、カム筒25、溝カム26,27及び接
眼レンズ枠28,29により構成される。即ち、
ピニオンギヤ13は中間ギヤ18を介して羽根内
筒21に固着された接眼ギヤ20に噛合する。こ
の羽根内筒21の先端にカム筒回転用の駆動リン
グ22を固着し、このリング22の所定の位置に
1個の駆動爪23を突設する。この駆動爪23は
カム筒25の上端の一部に設けられた切欠き溝に
係止する。カム筒25には公知の溝カム26及び
27が穿設され、これらのカム26及び27には
それぞれ接眼レンズ枠28及び29に設けられた
突起状のカムフオロア(図示せず)が従動する。
<フオーカシング機構> 第4図及び第6図に示すように、フオーカシン
グモータ3の出力軸31には第二の過負荷スリツ
プ機構32を設ける。この過負荷スリツプ機構3
2は、第5図に示したピニオンギヤ13以外は第
一の過負荷スリツプ機構11と同様に構成され、
同一部品は同一符号で示す。このピニオンギヤ1
3の代りには、ヘリコイド回転用の駆動円板33
を配置する。この駆動円板33は、後述する接眼
レンズ昇降機構の入力側に設けられ、かつモータ
3の出力軸31に回転自在に設けられる。
接眼レンズ昇降機構は、第4図及び第7図に示
すように駆動円板33、ピン35、ヘリコイド3
6、昇降枠38、羽根軸39及び羽根40により
構成される。即ち、駆動円板33の周面にはピン
35を植設する。このピン35はヘリコイド36
の下端に設けられた割り溝37に係合する。この
ヘリコイド36は中心軸1に回動自在に係合す
る。またヘリコイド36内には昇降枠38が多条
ネジにより螺合する。この昇降枠38を羽根軸3
9を介して羽根40に固定する。この羽根40は
接眼外筒41により回転が制限される。また羽根
40には分画42が螺着する。
[作用] このような構成の双眼鏡のズーミング操作方法
及びフオーカシング操作方法について説明する。
<ズーミング操作> まず、スイツチ4を第8図に示すように切換
え、ズームモータ2を正転させると、出力軸10
が回転し、ナツト12、コイルばね15、圧接板
16及び摩擦部材17を介してピニオンギヤ13
が回転する。このピニオンギヤ13の回転は中間
ギヤ18、接眼ギヤ20に伝達され、羽根内筒2
1を回転させる。この羽根内筒21の回転により
駆動リング22の駆動爪23がカム筒25を回転
させる。このカム筒25の溝カム26,27に係
合する接眼レンズ枠28,29のカムフオロア
(図示せず)は、カム筒25の回転により接眼レ
ンズ枠28,29の間隔を広げ、双眼鏡の倍率を
高める。
また、スイツチ4を第9図に示すように切換
え、ズームモータ2を逆転させると、出力軸10
が逆転し、上記と同様に回転力が伝達され、接眼
レンズ枠28,29の間隔が狭まり、双眼鏡の倍
率を低下させる。
上記正転時又は逆転時に接眼レンズ枠28,2
9のカムフオロア(図示せず)が溝カム26,2
7の上端又は下端に達すると、ピニオンギヤ13
の回転負荷が増大するため、過負荷スリツプ機構
11の摩擦部材17がピニオンギヤ13との間で
スリツプし、モータ2の出力軸10は空転する。
なお、電動によらず、手動でズーミング操作す
るときには、第1図に示す羽根内筒21の下端に
固着されたレバー43を回動することにより、双
眼鏡の倍率を変えることができる。このとき、モ
ータ2の出力軸10は過負荷スリツプ機構11に
より回転しない。
<フオーカシング操作> まず、スイツチ5を第10図に示すように切換
え、フオーカシングモータ3を正転させると、出
力軸31が回転し、ナツト12、コイルばね1
5、圧接板16及び摩擦部材17を介して駆動円
板33が回転する。この駆動円板33の回転によ
りピン35がヘリコイド36を回転させる。昇降
枠38は羽根軸39を介して羽根40に固定さ
れ、羽根40は接眼外筒41により回転が制限さ
れているため、ヘリコイド36の回転により昇降
枠38は回転することなく、上昇する。同時に羽
根40も昇降枠38とともに上昇し、焦点調整が
なされる。
また、スイツチ5を第11図に示すように切換
え、フオーカシングモータ3を逆転させると、出
力軸31が逆転し、上記と同様に回転力が伝達さ
れ、昇降枠38とともに羽根40が下降し、焦点
調整がなされる。
上記正転時又は逆転時に、ヘリコイド36の周
面に設けられたストツパ(図示せず)が作用する
と、駆動円板33の回転負荷が増大するため、過
負荷スリツプ機構32の摩擦部材17が駆動円板
33との間でスリツプし、モータ3の出力軸31
は空転する。
なお、電動によらず、手動でフオーカシング操
作するときには、第4図に示す昇降枠38に固着
された転輪44を回動することにより、双眼鏡の
焦点距離を変えることができる。このとき、モー
タ3の出力軸31は過負荷スリツプ機構32によ
り回転しない。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、双眼鏡の
中心軸内にズームモータ及びフオーカシングモー
タを軸方向に一列に配設し、これらの各出力軸に
過負荷スリツプ機構を設けることにより、鏡体内
にモータを配置しないため、スイツチや電池の配
置スペースが増え、各出力軸の伝達機構が集約で
き、双眼鏡を小型化し得る。
またこれらのモータの正転、逆転スイツチを鏡
体の表面に突設することにより、操作性に優れた
双眼鏡が得られる。
更に、従来の手動操作機構を変えることなく、
電動化し得る利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例双眼鏡の要部を断面に
て示す平面図、第2図はその正面図、第3図はそ
の電気回路構成図、第4図はその双眼鏡の要部拡
大断面図、第5図はその第一の過負荷スリツプ機
構の分解斜視図、第6図はその第二の過負荷スリ
ツプ機構の分解斜視図、第7図はその羽根内筒、
駆動リング及びカム筒を分解した要部破断斜視
図、第8図及び第9図は第3図のズーミング作用
回路図、第10図及び第11図は第3図のフオー
カシング作用回路図である。 1……中心軸、2……ズームモータ、3……フ
オーカシングモータ、4……ズームモータの正
転、逆転スイツチ、5……フオーカシングモータ
の正転、逆転スイツチ、6,7……鏡体、10…
…ズームモータの出力軸、11……第一の過負荷
スリツプ機構、13……ピニオンギヤ、28,2
9……接眼レンズ枠、32……第二の過負荷スリ
ツプ機構、33……駆動円板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 双眼鏡の中心軸内にズームモータ及びフオー
    カシングモータを軸方向に一列に配設し、上記
    ズームモータの出力軸に第一の過負荷スリツプ
    機構を介して接眼レンズ枠駆動機構を連係し、
    上記フオーカシングモータの出力軸に第二の過
    負荷スリツプ機構を介して接眼レンズ昇降機構
    を連係したことを特徴とする電動双眼鏡。 2 第一の過負荷スリツプ機構は、ズームモータ
    の出力軸と接眼レンズ枠駆動機構の入力側に設
    けられたピニオンギヤとの間に、ズームモータ
    の出力軸の回転力を伝達するコイルばねと、上
    記ピニオンギヤに回転力を伝達する摩擦部材
    と、上記コイルばねの弾発力により上記摩擦部
    材を上記ピニオンギヤに圧接する圧接板とを備
    え、 第二の過負荷スリツプ機構は、フオーカシン
    グモータの出力軸と接眼レンズ昇降機構の入力
    側に設けられた駆動円板との間に、フオーカシ
    ングモータの出力軸の回転力を伝達するコイル
    ばねと、上記駆動円板に回転力を伝達する摩擦
    部材と、上記コイルばねの弾発力により上記摩
    擦部材を上記駆動円板に圧接する圧接板とを備
    えた実用新案登録請求の範囲第1項に記載の電
    動双眼鏡。
JP1984145752U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPH041534Y2 (ja)

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JP1984145752U JPH041534Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JP1984145752U JPH041534Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JPS6161512U JPS6161512U (ja) 1986-04-25
JPH041534Y2 true JPH041534Y2 (ja) 1992-01-20

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ID=30704009

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JP1984145752U Expired JPH041534Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56143408A (en) * 1980-04-11 1981-11-09 Hoya Corp Automatic focusable binoculars

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56143408A (en) * 1980-04-11 1981-11-09 Hoya Corp Automatic focusable binoculars

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6161512U (ja) 1986-04-25

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