JPH0415347Y2 - - Google Patents

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JPH0415347Y2
JPH0415347Y2 JP14026686U JP14026686U JPH0415347Y2 JP H0415347 Y2 JPH0415347 Y2 JP H0415347Y2 JP 14026686 U JP14026686 U JP 14026686U JP 14026686 U JP14026686 U JP 14026686U JP H0415347 Y2 JPH0415347 Y2 JP H0415347Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は毒性を有した物質を収容した容器の廃
棄処理に際して必要とされる容器内の洗浄を適確
且つ安全に行うことができる毒性薬液類の収容器
の洗浄装置に関する。
〈従来の技術〉 放射性物質、劇薬、毒物等の危険物質や、種々
の公害物質となり得る物質(以下、毒性薬液類と
いう)を収容した容器は、使用後に回収されて廃
棄処理される前に、容器内部に液滴として或は乾
燥した成分として残留する毒性薬液類を完全に除
去しておくことが種々の災害や危険を防止する上
で不可欠である。従来、このような毒性薬液類を
収容した容器は、専門業者が使用者から回収し、
液の抜取りを行つてから廃棄されていた。抜取り
方法としては、注射器或は針とポンプによるもの
が一般であつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、容器内に残留した薬液を抜取る
だけであると、水滴状の薬液や乾燥して付着した
成分を完全に除去することが不可能であり、災害
等を回避することはできなかつた。このようなと
ころから、容器を完全に洗浄してから廃棄を行う
専門業者も現われてきたが、一本一本手作業で洗
浄を行うため、労力や処理時間や処理に要する費
用が増大するという問題があつた。また、人手に
よる洗浄作業は毒性を有した薬液による人体への
悪影響が懸念されるため問題であつた。
〈問題点を解決するための手段〉 以上の問題点を解決するため本考案の装置は、
容器を着脱自在に保持する容器ホルダと、該容器
ホルダに保持された該容器内に空気を圧送する手
段と、圧送される該空気を加熱する手段と、該加
熱された空気の圧力によつて該容器内部に噴出さ
れる洗浄液を保持したタンクと、該容器内部の洗
浄後に排出された排出液及びガスを一時的に溜め
て冷却する熱交換機と、該熱交換機を冷却する冷
凍機と、該ガスを吸着濾過するフイルタとを備え
たことを特徴としている。
〈作用〉 本考案の装置においては、高温加圧された空気
の流路11及び洗浄液5,6の流路4に配設され
た複数のバルブ25a,25b,26a,26
b,27を自動的な制御によつて選択的に切換え
ることによつて、洗浄薬5と洗浄水6を順次容器
1内にジエツト水として噴出させて洗浄を行つた
後、高温空気で容器内を乾燥させるようにしてい
る。また洗浄後の排出水は、熱交換機15によつ
て冷却されて回収される一方、排出されたガスは
別系統の流路を経てフイルタ20で濾過される。
このため、人手による洗浄作業が有する欠点で
ある低い作業性、危険性、高コストといつた問題
を全て解消することができる。
〈実施例〉 第1図は本考案の毒性薬液類の収容器の洗浄装
置の一実施例の概略構成説明図であり、この洗浄
装置は、放射性物質、劇薬、毒物、公害物質等の
毒性薬液類を収容していた容器1を装着する装着
台2を有した乾燥室3と、洗浄液供給用管体4を
介して装着台2上にセツトされた容器1内に中和
剤等の洗浄薬5や洗浄水6を供給する洗浄液タン
ク7,8と、電熱ヒータ10を貫通する空気圧送
用管体11を介して空気を圧送するコンプレツサ
12と、乾燥室3内の容器1内の洗浄後の液を排
出する排水用管体14から排出された排出液やエ
アを一旦溜めて冷却する熱交換器15と、熱交換
器15内の冷却パイプ16に冷却ガスを送り込む
冷凍機17と、熱交換機15によつて所定温度ま
で冷却された排出液を回収する回収瓶18と、熱
交換機15内で分離されガス用管体19を介して
送られてきたガスに含まれた毒素成分を吸着濾過
するフイルタ20と、回収瓶18内からの毒素ガ
スをガス用管体19へ送り込むバイパス管体21
と、濾過された後の清浄空気を再びコンプレツサ
12に循環させる管体22と、各管体上の各所に
配設されたソレノイドバルブ25a,25b,2
6a,26b,27,28,29等から概略構成
されている。
洗浄タンク7,8内には、コンプレツサ12か
ら管体11を介して圧送されてきた圧縮空気を各
タンク7,8内に送り込むエア注入管31a,3
2aと、エア注入管31a,32aからの圧力に
よつて洗浄液供給用管体4へ洗浄薬5及び洗浄水
をそれぞれ送出す吸出し管31b,32bが水密
気密的に挿入され、各管31a,32a,31
b,32bは各ソレノイドバルブ25a,25
b,26a,26bによつて開閉自在に構成され
ている。また、洗浄液供給用管体4と空気圧送用
管体11との接続部にはソレノイドバルブ27が
配設されることによつて、管体11から各エア注
入管31a,32aへの入路11aと、各吸出し
管31b,32bから管体4への出路4aとを分
離している。従つて、容器1内に洗浄液を送り込
みたい場合にはバルブ27を閉じるとともに、バ
ルブ25a,25b,26a,26bを開放し、
容器内に加熱されたエアだけを送り込みたい場合
には、バルブ27を開放すると同時にバルブ25
a,25b,26a,26bを閉塞しておく。管
体4は各容器1内に差込まれた噴出管33aに接
続されており、噴出管33aから容器内にジエツ
ト水として噴出された洗浄液7,8、或はエアは
各容器1内を洗浄或は乾燥したあと、排出管33
bから管体14へ排出される。熱交換機15内で
排出液やエアを冷却する場合にはバルブ28,2
9は閉塞されているが、所定温度までの冷却に必
要な時間が経過したところで開放されて、排出液
は回収瓶18へ、ガスはフイルタ20へと夫々導
いて行かれる。なお、バルブ29は、瓶の洗浄中
は排出液がフイルタ10側へ流出することを防止
するために閉塞されている。
熱交換機15によつて充分に冷却された排出液
はバルブ28及び排出管35aを通つて回収瓶1
8内に排出され、所定量溜まつたところで密封さ
れて安全に処理される。符号36は、液面センサ
であり、排出液37が所定の水位に達したことを
検出して図示しないマイコン等の制御部にセンサ
信号を出力することによつて、バルブ28を閉塞
させて排出液の排出を中止させる。回収瓶18に
排出される液中には依然ガスが含まれていること
があるので、瓶18内のガスをバイパス管体21
に接続された吸出管35bによつてガス用管体1
9へと排出する。
熱交換機15内で冷却された排出ガスは、バル
ブ29及びガス用管体19を介してフイルタ20
へ導かれ、毒素成分を濾過吸着されたあと、コン
プレツサ12へと再び戻されてゆく。
熱交換機15に冷却ガスを送り込む冷凍機17
は常時駆動される。
コンプレツサ12の代りに真空ポンプで吸引す
るように構成してもよい。
第2図a,bは第1図の原理を応用した洗浄装
置の外観を表わす正面図及び側面図であり、第1
図のものと同一の部分は同一の符号で表わされて
いる。符号40は、操作盤41は乾燥室3に用い
られているヒータである。
第3図は第2図a,bにおいて使用されている
装着台2の具体的な構成例であり、装着台2には
複数の容器ホルダ43が取付けられており、各容
器ホルダ43内には開口部にゴムパツキン42を
有した容器1が逆さに差込み装着されている。容
器ホルダ43は、内部に容器差込み用の空所44
aを有した筒状基部44と、基部44の下部開口
部に密着され注射針状の噴出管33a及び排出管
33bが貫通支持されたキヤツプ45とから成
る。基部44の内壁の一部は径方向へ移動自在に
構成された押圧部材44bであり、板バネ44c
によつて常時内径方向へ押圧されている。
基部44上端の開口部から容器1を逆さに差込
むと、容器開口部のゴムパツキン42に注射針状
の噴出管33a及び排出管33bが貫通するとと
もに、押圧部材44bが容器1の外周面を押圧し
て空所44a内に保持する。容器が装着されない
ホルダ43内にはゴム栓46を差込んでおく。
なお、上記各バルブの開閉操作は、図示しない
マイコン等の制御手段によつて制御される。
以上の構成において、この装置を用いて回収さ
れた使用済みの毒性薬液類の収容器1の洗浄を行
う場合は、まず容器1を前述のようにしてホルダ
43の空所44a内に装着するとともに、使用さ
れないホルダの空所44a内にはゴム栓46を差
し込んでおく。次に、操作盤40の駆動スイツチ
をオンにしてヒータ10、冷凍機17を始動さ
せ、所定温度に達してからコンプレツサ12を駆
動開始する。このとき、バルブ27,26a,2
6bは閉塞されているため、ヒータによつて高温
加熱された圧縮空気は、入路11aからバルブ2
5b、エア注入管31aを経てタンク7内に圧送
されるため、中和剤等の洗浄薬5をジエツト水と
して吸出し管31bからバルブ25a、管体4、
噴出管33aを経て容器1内に噴出させる。この
ため、容器内の毒性薬液類は毒性を低減又は無く
した状態となる。洗浄後の排出液は、管体14を
経て熱交換機15へと導かれる。このとき、バル
ブ28,29は閉塞しているため、排出液は交換
機15内に保持される。
洗浄薬5による洗浄を終了すると、今度はバル
ブ25a,25bが閉塞される一方で、バルブ2
6a,26bが開放されるため、コンプレツサか
らの高温圧縮エアはエア注入管32aからタンク
8内に入つて、タンク内の洗浄水6を吸出し管3
2b、バルブ26a管体4噴出管33aを経て容
器内にジエツト水として噴射させる。このため、
容器内壁に残留したいた毒性薬液及び洗浄液5は
完全に除去されて熱交換機内へと排出される。
次に、容器内を乾燥させるために、各バルブ2
5a,25b,26a,26bを閉塞すると同時
にバルブ27を開放して、コンプレツサからの高
温圧縮空気を容器1内に導く。このため、容器内
に水滴として残留していた洗浄水6は蒸気となつ
て熱交換機15へ排出されてゆく。なお、ヒータ
40によつて乾燥室自体の温度が高温化されてい
るため、水滴の気化は大幅に促進される。
熱交換機の排出側のバルブ28は例えば1分間
閉塞してから3秒間開放するというように、断続
的に開閉するように制御され、熱交換機15内に
保持された排出液を洗浄中も徐々に回収瓶18へ
排出してゆく。このため、洗浄中バルブ29を閉
塞しておいても、各管体内の流通性が阻害される
ことはない。バルブ29は、洗浄液5,6による
洗浄が終了した後、高温空気による乾燥が行われ
るときに開放される。
乾燥を終了した容器1は、ホルダ43から取外
されて廃棄される。
回収瓶18に回収された排出液37は、さらに
安全となるように処理を受けた上で、廃棄され
る。
このように、完全な自動的な操作によつて洗浄
液(洗浄液、洗浄水)による洗浄と、高温空気に
よる乾燥が行われるため、人手による洗浄作業に
伴う種々の不都合を解消することができる。
〈考案の効果〉 以上の如く構成される本考案によれば、全ての
洗浄作業を自動的に行うようにしたため、人手に
よる洗浄作業が有する欠点である低い作業性、高
い危険性、高コストといつた問題を全て解消する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は洗浄装置の原理を示す概略説明図、第
2図a及びbは洗浄装置の具体的な構成を示す正
面図及び斜視図、第3図は容器ホルダの構成説明
図。 符号、1……容器、2……装着台、3……乾燥
室、4……洗浄液供給用管体、5……洗浄薬、6
……洗浄水、7,8……洗浄液タンク、10……
電熱ヒータ、11……空気圧送用管体、12……
コンプレツサ、14……排水用管体、15……熱
交換機、16……冷却パイプ、17……冷凍機、
18……回収瓶、19……ガス用管体、20……
フイルタ、21……バイパス管体、22……管
体、25a,25b,26a,26b,27,2
8,29……ソレノイドバルブ、31a,32a
……エア注入管、31b,32b……吸出し管、
33a……噴出管、33b……排出管、35a…
…排出管、36……液面センサ、37……排出
液、40……ヒータ、41……操作盤、42……
ゴムパツキン、43……容器ホルダ、44……筒
状基部、44a……空所、44b……押圧部材、
44c……板バネ、46……ゴム栓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器を着脱自在に保持する容器ホルダと、該容
    器ホルダに保持された該容器内に空気を圧送する
    手段と、圧送される該空気を加熱する手段と、該
    加熱された空気の圧力によつて該容器内部に噴出
    される洗浄液を保持したタンクと、該容器内部の
    洗浄後に排出された排出液を一時的に溜めて冷却
    する熱交換機と、該熱交換機を冷却する冷凍機
    と、該容器内部の洗浄後に排出されたガスを吸着
    濾過するフイルタとを備えたことを特徴とする毒
    性薬液類の収容器の洗浄装置。
JP14026686U 1986-09-12 1986-09-12 Expired JPH0415347Y2 (ja)

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JP14026686U JPH0415347Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

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JPS6346997U JPS6346997U (ja) 1988-03-30
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