JPH04152786A - 監視システムの制御信号伝送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオカメラによる監視システムに関する。

〔従来の技術〕

電源重畳アダプタを設けてビデオカメラとの間に１本の
伝送ケーブルを架設し、ビデオカメラの出力映像信号を
この伝送ケーブルを介して電源重畳アダプタに伝送する
とともに、この電源重畳アダプタで電源電圧が重畳され
た信号（電源重畳信号）を生成してビデオカメラにこの
伝送ケーブルを介して伝送することにより、電源電圧を
ビデオカメラに供給するようにしたカメラ装置において
、この電源重畳アダプタで外部からの同期信号とカラー
バースト信号を電源重畳信号に重畳し、かつビデオカメ
ラ側でこの電源重畳信号から電源電圧や同期信号、カラ
ーバースト信号を分離することにより、ビデオカメラを
外部同期系に同期結合（ＧＥＮ　　ＬＯＣＫ）させるこ
とができ、かつビデオカメラの出力映像信号、電源電圧
や外部からの同期信号、カラーバースト信号を１本の伝
送ケーブルでビデオカメラに伝送することができるよう
にした技術が知られている（特開平１−１７０２９０号
公報）。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、かかる従来のカメラ装置を監視システムに用
いる場合、ビデオカメラ側に電動ズームレンズや電動雲
台などの周辺機器を追加し、これらを外部から制御して
ビデオカメラの視野や向きなどの変更ができるようにし
なければならない。

また、外部からビデオカメラをオン、オフなどの制御が
必要となる。

しかし、このためには、外部からビデオカメラや周辺機
器の制御信号を送り込む必要があり、したがって、この
制御信号伝送用のケーブルがさらに少なくとも１本追加
する必要がある。このために、伝送ケーブル架設のため
の部品の点数も増加するし、監視システムの設置工事も
手間がかかることになる。

本発明の目的は、かかる問題点を解決し、ビデオカメラ
やその周辺機器に対する制御信号の伝送専用ケーブルを
不要とした監視システムの制御信号伝送方法を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、外部からの同期
信号が重畳された電源重畳信号の該同期信号における垂
直帰線期間内にビデオカメラやその周辺機器の制御信号
を重畳する。

〔作用〕

制御信号は複合同期信号の垂直帰線期間に重複されるの
で、映像信号や同期信号に影響することなく、同一の伝
送ケーブルで伝送でき、しかも、ビデオカメラ側では、
確実に伝送信号から制御信号を分離できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は本発明による監視システムの制御信号伝送方法
を示すブロック図であって、１は電源重畳アダプタ、２
は同期信号発生回路、３は制御信号発生部、４は同期信
号重畳回路、５は制御信号重畳回路、６は映像信号分離
回路、７は電源回路、８はビデオカメラ、９は電源回路
、１０は撮像部、１１は映像信号処理回路、１２は同期
信号分離回路。

Ｉ３は制御信号分離回路、　１４は制御信号出力回路。

１５は電動雲台、１６は電動ズームレンズ、１７は伝送
ケーブルである。

同図において、電源回路７は商用交流電圧から直流の電
源電圧を生成し、さらにこの電源電圧が重畳された電源
重畳信号ａを発生する。同期信号発生回路２は外部から
供給されるＧＥＮ　　ＬＯＣＫ信号すから水平同期信号
ＨＤ、垂直同期信号ＶＤ、複合同期信号ＳＹおよび色副
搬送波ＳＣを分離して出力する。分量同期信号ＳＹと色
副搬送波ＳＣとは同期信号重畳回路４に供給され、複合
同期信号ＳＹにカラーバースト信号が重畳された信号が
形成される。この信号は電源重畳信号ａに重畳される。

制御信号入力部３には、外部からビデオカメラ８や電動
雲台１５、電動ズームレンズ１６の制御信号Ｃが入力さ
れ、制御信号重畳回路５に供給される。

制御信号重畳回路５では、同期信号発生口＃＆２から出
力される水平同期信号ＨＤ、垂直同期信号ＶＤをもとに
、複合同期信号ｓｙの垂直帰線期間内での垂直同期信号
期間以外の予め決められた水平期間に制御信号がタイミ
ングをとられて出力される。制御信号重畳回路５から出
力される制御信号は同期信号重畳回路４から出力される
カラーバースト信号が重畳された複合同期信号ＳＹに重
畳され１重畳信号ｄが得られる。

第２図は制御信号重畳回路５の動作を示すものであって
、同図（Ａ）は奇フィールド、同図（Ｂ）は偶フィール
ドの場合である。また、第１図に対応する信号には同一
符号をつけている。

制御信号Ｃは、ビデオカメラ８側で重畳信号ｄから確実
に抽呂できるように、同期信号重畳回路４から出力され
る複合同期信号に重畳されなければならない。このため
に、水平同期信号ＨＤと垂直同期信号ＶＤを用いて重畳
タイミングを決める。

そこで、制御信号重畳回路５では、奇、偶いずれのフィ
ールドにおいても、第２図（Ａ）、（Ｂ）に示すように
、垂直同期信号ＶＤの立下りエツジ後水平同期信号ＨＤ
をカウント開始し、そのカウント値が予め決められた値
ｎとなると、ＬＨ（但し、ＬＨは水平走査期間）毎に制
御信号Ｃを所定期間ずつ区切ってタイミングづける。但
し、この値ｎは、たとえば制御信号Ｃの重畳タイミング
が複合同期信号ｓｙの垂直帰線期間内であって、垂直同
期信号の期間よりも後とする。さらに、制御信号Ｃは、
複合同期信号ＳＹに重畳されたとき、等化パルスや水平
同期信号にかからないようにした方が重畳信号ｄからの
制御信号Ｃの分離が容易である。したがって、この場合
には、第２図（Ａ）。

（Ｂ）でｄ′として示す重畳信号ｄのように、値ｎとし
ては、制御信号ｄ′のタイミングが垂直帰線期間内で等
化パルス期間よりも後の水平期間内となる値に設定する
。

また、第２図（Ａ）、（Ｂ）でｄ′として示す重畳信号
ｄのように、垂直同期信号ＶＤの立下りエツジから（Ｎ
＋１／２）Ｈだけ経過後、１／２Ｈ期間毎に所定期間ず
つ制御信号Ｃを複合同期信号ＳＹに重畳するようにして
もよい。但し、この場合でも、複合同期信号ＳＹでの制
御信号Ｃの重畳タイミングは垂直帰線期間内で垂直同期
信号の期間よりも後であり、制御信号Ｃが等化パルスに
かからなければ、垂直同期信号の後の等化パルスが存在
する３Ｈの期間内であってもよい。

このようにして得られた重畳信号ｄは電源重畳信号ａに
重畳され、１本の伝送ケーブル１７を介してビデオカメ
ラ８に伝送され、電源回路９、同期信号分離回路１２お
よび制御信号分離回路１３に入力する。電源回路９では
、入力信号から電源重畳信号ａが分離され、これから電
源電圧が形成されてビデオカメラ８の各部などに送られ
る。

同期信号分離回路１２では、入力信号からカラーバース
ト信号が重畳された複合同期信号ＳＹが分離され、さら
に、これらからカラーバースト信号、水平同期信号ＨＤ
および垂直同期信号ＶＤが分離され、また、カラーバー
スト信号から色副搬送波ＳＣが生成されて夫々撮像部１
０に送られる。

制御信号分離回路１３では、同期信号分離回路１２から
出力される水平同期信号ＨＤ、垂直同期信号ＶＤをもと
に、入力信号から制御信号Ｃを分離し、さらに、この制
御信号Ｃは復号されて映像信号処理口Ｎ１１１のための
制御信号Ｃ□、電動雲台１５の制御信号ｃ２１電動ズー
ムレンズ１６の制御信号Ｃ１などに分けられる。映像信
号処理回路１１では、制御信号Ｃ□により、自動利得制
御のオン、オフ制御などがなされる。制御信号ｃ２１　
Ｃ３は夫々制御信号８力回路１４を介して電動雲台１５
や電動ズームレンズ１６に供給される。電動雲台１５や
電動ズームレンズ１６は夫々制御信号ｃ２ｙＣ３に応じ
て動作が制御される。

撮像部１０の出力信号は映像信号処理回路１１で処理さ
れて映像信号となり、伝送ケーブル１７を介して電源重
畳アダプタ１に伝送される。電源重畳アダプタ１では、
この映像信号が映像信号分離回路６で分離され、所望の
機器に送られる。

以上のように、この実施例では、電源電圧やＧＥＮ　　
ＬＯＣＫ用同期信号、映像信号の伝送のための伝送ケー
ブルでビデオカメラ８やその周辺機器の制御信号を伝送
することができ、制御信号専用の伝送ケーブルを不要と
して外部がらのカメラ装置の制御が可能となる。

また、制御信号は同期信号や映像信号に影響を与えない
。

なお、この実施例では、制御信号入力部３は外部から制
御信号Ｃを入力するようにしたが、これの代りに、ある
いはこれに追加してユーザが制御操作するためのキー操
作部を設け、ユーザの操作によってこれから制御信号Ｃ
が発生するようにして電源重畳アダプタ１からビデオカ
メラ１やその周辺機器の制御ができるようにしてもよい
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、複合同期信号が
重畳された電源重畳信号にビデ・オカメラやその周辺機
器の制御信号を重畳して伝送し、ビデオカメラ側で該制
御信号を確実に分離でき、がつ他の伝送信号に影響を与
えることがないので、制御信号伝送専用のケーブルを不
要としてカメラ装置と電源重畳アダプタとの間に信号伝
送用ケーブルを最小の１本設けるだけですむことになり
、部品点数の削除や設置工事の容易さなどが実現できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による監視システムの制御信号伝送方法
の一実施例を示すブロック図、第２図は第１図における
制御信号重畳回路の動作を示す図である。 １・・・電源重畳アダプタ、２・・・同期信号発生回路
、３・・・制御信号入力部、４・・・同期信号重畳回路
、５・・・制御信号重畳回路、６・・・映像信号分離回
路、７・・・電源回路、８・・・ビデオカメラ、９１１
．電源回路、１０・・・撮像部、１１・・・映像信号処
理回路、１２・・・同期信号分離回路、１３・・・制御
信号分離回路、１４・・・制御信号出力回路、１５・・
・電動雲台、１６・・・電動ズームレンズ、１７・・・
伝送ケーブル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、電動雲台や電動ズームレンズなどの周辺機器を備え
   たビデオカメラと電源重畳アダプタとの間に伝送ケーブ
   ルが架設され、複合同期信号が重畳された電源重畳信号
   を、該伝送ケーブルを介し、該電源重畳アダプタから該
   ビデオカメラに伝送するようにした監視システムにおい
   て、該ビデオカメラや該周辺機器の制御信号を該複合同
   期信号の垂直帰線期間内となるように該電源重畳信号に
   重畳し、該電源重畳信号および該複合同期信号とともに
   該伝送ケーブルを介して該電源重畳アダプタから該ビデ
   オカメラに伝送することを特徴とする監視システムの制
   御信号伝送方法。