JPH0415216A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH0415216A
JPH0415216A JP11949890A JP11949890A JPH0415216A JP H0415216 A JPH0415216 A JP H0415216A JP 11949890 A JP11949890 A JP 11949890A JP 11949890 A JP11949890 A JP 11949890A JP H0415216 A JPH0415216 A JP H0415216A
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epoxy resin
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JP11949890A
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Inventor
Shoichi Hirose
広瀬 正一
Iwao Bando
坂東 巌
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エポキシ系熱硬化性樹脂組成物に関するもの
である。さらに詳しくは、本発明は、I(、LSI、ハ
イブリットrCなどの半導体の封止用途、特にCCDイ
メージセンサ−などの素子が搭載されたセラミックパッ
ケージとガラスキャップとの接着による気密封止(ハー
メチックシール)の用途に適したエポキシ樹脂組成物に
関するものである。
〈従来の技術〉 エポキシ樹脂は耐熱性、耐湿性、電気特性(誘電特性、
電気絶縁性など)、曲げ強度、圧縮強度などの機械特性
に優れており、さらに配合処方を種々変更することによ
って広範囲の特性が付与できるなめ、電気・電子部品の
封止材料、注形材料、接着剤として使用されている。
半導体イメージセンサ−(固体撮像素子)は、家庭用ビ
デオカメラを中心に広く使用されているが、このセンサ
ーはセラミックパッケージ内に収納され、セラミックパ
ッケージとガラス製キャップとの接着・シーリングには
エポキシ系コンパウンドが使用されている。従来このコ
ンパウンドとしては、エポキシ樹脂、芳香族アミン、お
よび充填剤からなる組成物が使用されている。しかし、
このコンパウンドを使用して製造したパッケージ部品を
高温高湿(121〜130℃、2.1〜3.0atll
l )の条件下で長時間処理すると、パッケージ内に水
蒸気が侵入し、素子の信頼性が悪化するという好ましく
ない現象が問題となっている。
このコンパウンドの問題点としては、この他に、完全硬
化させるまでに150℃を超える高温にて数時間以上キ
ュアを行なう必要があるなめ、半導体素子へ悪影響が及
ぶ点と生産性が向上できないという点が問題であった。
さらに3番目の問題としては、ガラスキャップ上に塗布
された後のBステージ状態での保存安定性が悪いという
ことがある。以上述べたように、耐湿熱性、高速硬化性
、保存安定性およびガラスキャップ上への塗布適性(ス
クリーン印刷性)のすべてを満足するエボキシコンパウ
ントの製造は極めて困難であった。
これらの課題の解決を目指しな試みとしては、固形のエ
ポキシ樹脂、イミダゾール触姪、溶剤。
充填剤からなるコンパウンドが提案されている(特開昭
63−116449>。しがし、この系においては固形
エポキシ樹脂を溶解するために多量の溶媒(メチルエチ
ルケトンなど)が使用されるため、カラスキャップ材に
塗布後の乾燥工程においてシール剤層内にボイドが発生
し、シールした後のパッケージ部品を耐湿熱テストにか
けると気密信頼性が悪化するという欠点があった。
半導体封止用エポキシ樹脂組成物として、エビビス型エ
ポキシ樹脂、クレゾール型ノボラック樹脂、フェノール
ノボラック樹脂硬化剤、硬化促進剤、無機充填剤からな
る組成物が提案されている(特開昭64−40515)
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記特開昭64−40515号公報に記
載された組成物は、その硬化物の耐熱性(ガラス転移温
度など)、耐熱衝撃性には優れているものの、セラミッ
クパッケージのハーメチックシール用途に適用した場合
、スクリーン印刷性と硬化物の気密封止性が不満足なレ
ベルにあり、CCDイメージセンサ−などの高度の信頼
性が要求される封止用途には利用困難である。
本発明はかかる問題を解決するものであり、耐湿熱性、
高速硬化性、Bステージ状態での保存安定性、塗布適性
に優れたエポキシ樹脂コンパウンドに関するものである
〈課題を解決するための手段〉 本発明は次の構成を有する。
(A)エポキシ当量が170〜400 (g/equi
v )の範囲にある一般式 (n=0まなは1以上の整数) のビスフェノールA系エポキシ樹脂、または(および)
エポキシ当量が163〜400(ff、/c’qUiV
 )の範囲にある一般式%式% (C)下記−数式のフェノールノボラック樹脂(n−0
または1以上の整数) のビスフェノールAD型エポキシ樹脂100重量部、 (B)下記の一般式のオルソクレゾールノボラ(mはO
まなは1以上、20以下の整数を表わす。) (Rは炭素数1〜1oのアルキル基、アルケニル基、ビ
ニル基、アリル基を表ゎず。gは0または1以上、20
以下の整数を表わす。
kの平均値は0以上3以下である。) 10〜800重厘部、 (D) R13P (R1はフェニル基または炭素数1〜1oのアルキル基
、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ基で置換さ
れたフェニル基)、R24P−BR”4 (R2、R3はフェニル基または炭素数1〜10のアル
キル基、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ基で
置換されたフェニル基)および R’、P−BR5゜ (lヱ4、R5はフェニル基または炭素数1〜10のア
ルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ基
で置換されたフェニル基)から選ばれた1種以上の硬化
促進剤0.001〜200重量部、 (E)1分子中にケイ素原子に直接結合したアルコキシ
基または水酸基を2個以上存するh゛機ケイ素化合物0
.001〜500重量部および (F)酸化亜鉛粉末1〜10000重量部を配合してな
る熱硬化性樹脂組成物。
以下、本発明について詳述する。
本発明におけるビスフェノールA系エポキシ樹脂は、一
般式 分散のものであってもよいが、重合度r1の異なる成分
の混合物であってもよい。ビスフェノールA系エポキシ
樹脂は室温にて流動性を有しているものがよく、より低
粘度であるほど塗布適性が優れている。そのエポキシ当
量が1−70〜400 (g/equiν)の範囲にあ
るものが望ましい。より好ましくは、そのエポキシ当量
が170〜250の範囲にあるのがよい。
本発明におけるビスフェノールAD型エポキシ樹脂は、
一般式 (n=0または1以上の整数) で表わされるものであり、重合度nが一定な単(n二〇
または1以上の整数) で表わされるものであり、重合度nが一定な単分散のも
のであってもよいが、重合度nの異なる成分の混合物で
あってもよい。ビスフェノールAD型エポキシ樹脂は室
温にて流動性を有しているものがよく、より低粘度であ
るほど液状コンパウンドのスクリーン印刷性などの塗布
適性、ディスペンス性の点て好ましい。その上ボキシ当
量は163〜400 (t、/equiV )の範囲に
あるのが望ましく、より好ましくは、そのエポキシ当量
が163〜250の範囲にあるのがよい。
同一の分子量においては、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂よりもビスフェノールAD型エポキシ樹脂の方が低
粘度であるとともに、硬化物の機械的特性と耐熱性(ガ
ラス転移温度、長期耐熱性)がほぼ同等であることから
、後者を単独で使用することが最も好ましいが、両者の
混合物ないし前者を単独で使用してもよい。
本発明の熱硬化性樹脂組成物における液状エポキシ樹脂
成分(A>は、ビスフェノールA型および(または)ビ
スフェノールAD型エポキシ樹脂を主体とするものであ
るが、成分<A)の総重量に対して50重量%以下の下
記の液状エポキシ樹脂ないしエポキシ化合物が配合され
ていでもよい。ビスフェノールt?ジクリシジルエーテ
ル、フェノールノボラック型エポキシ樹月旨、4,4−
−ジヒドロキシベンゾフェノン・のジク゛リシジルエー
テル、フェノールノボラックジグリシジルエーテル、レ
ゾルシンジグリシジルエーテル、テトラグリシジルジア
ミノジフェニルメタン、N、N−ジクリシシルアニリン
、トリクリシジル−川−アミノフェノール、NN−ジグ
リシジル−川−トルイジン、1.5ナフタレンジオール
ジグリシジルエーテル、1゜6−ナフタレンジオールジ
グ刃シジルエーテル、2.6−ナフタレンシオールジグ
リシジルエーテル、3,3“−ジアリルビスフェノール
Aジグリシジルエーテル、ダイマー酸変性エポキシ樹脂
、ひまし油変性エポキシ樹脂、オ・オペンチルグリコー
ルジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、16
−ヘキサンシオールジクリシジルエーテル、ジブロモネ
オペンチルグリコールジグリシジルエーテル、0−フタ
ル酸ジグリシジルエステル、トリメチロールプロパンド
ッグリシジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエ
ーテル、ジグリセロールポリクリシジルエーテル、ポリ
グリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポ
リクリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2
−エチルへキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシ
ジルエーテル、フェノールのエチレンオキシド付加物グ
リシジルエーテル、p −[eri−ブチルフェニルグ
リシジルエーテル、ジブロモフェニルグリシジルエーテ
ル、ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物グリ
シジルエーテル、長鎖アルコールのグリシジルエーテル
、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、トリ
グリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レート、ポリテトラメチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、アジピン酸グリシジルエステル、ジブロモネオ
ペンチルグリコールジグリシジルエーテル5eC−ブチ
ルフェニルグリシジルエーテル ジグ刀シジルヒダント
イン、グリシジルグリシドオキシアルキルヒダントイン
、テトラグリシジル−Hl−キシリレンジアミン、1.
3−ビス(2−ヒドロキシへキサフルオロイソプロピル
)ベンゼンジクリシジルエーテル、シフリシジルへキサ
ヒドロフタレ−1〜、ジグリシジルシクロヘキサン1.
3−ジカルボキシレート、ジグリシジルシクロペンタン
1,3−ジカルボキシレート、ビスレゾルシノールテト
ラグリシジルエーテル、(2,2−ビス[3,5−ジメ
チル=4−(2,3−エポキシプロパキシ)フェニルコ
プロパン)、トリヒドロキシビフェニルトリグリシジル
エーテル、フロログリシツールトリグリシジルエーテル
、(1,1−ビス[4−(2゜3−エポキシプロパキシ
)フェニルコシクロヘキサン)、1.4−ビス[1−(
2,3−エポキシプロパキシ)−1−トリフルオロメチ
ル=2.2.2−トリフルオロメチル]ベンゼンおよび
下記横這式の環状脂肪族エポキシ樹脂。
本発明て使用されるオルソクレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂は、下記の一般式に示されるものである。
(m−0または1以上の整数) その重合度(二m+2)については、0≦m≦8の範囲
にあることが望ましく、分子量の異なる多種類の成分の
混合物であってもよい。より好ましいmの値は0≦m≦
4である。mが8を超えると、本発明のエポキシコンパ
ウンドの粘度が高くなり好ましくない。
本発明の熱硬化性樹脂組成物における成分(B)は、オ
ルトクレゾールノホラック型エボキシ樹脂を主体とする
ものであるが、成分(B)の総重量に対して50重量%
以下の下記構造式の固形エポキシ樹脂ないしエポキシ化
合物が配合されていてもよい。
ゝ0′ ゝ0′ \o/ 本発明の熱硬化性樹脂組成物における成分(B)の配合
量は、成分(A)1.00重量部に対して、10重量部
以上、900重鼠部以下が望ましい。成分(B)の配合
量が1−0重量部未満の時には、本発明の熱硬化性樹脂
組成物の加熱時の流れ性が過大となるため本発明の組成
物をハーメチックシール用途に適用すると気密性と封止
後の外観が不良となる。成分(B)の配合量が900重
量部を超えると、逆に本発明の熱硬化性樹脂組成物の加
熱時の流れ性が不十分となるため、気密性が不良となる
本発明におけるフェノールノボラック樹脂としては、下
記の一般式で示さJトるものが使用される。
(Rは同一または相異なる置換基であって炭素数1〜1
0のアルキル基、アルケニル基、ビニル基、アリル基を
表わす。1はOおよび1以上の整数。kの平均値は0以
上3以下である。)その重合度(=J+2>については
、0≦1≦8の範囲にあることが望ましく、分子量の異
なる多種類の成分の混合物であってもよい。より好まし
いgの値は0≦1≦4である。lが8を超えると、本発
明の熱硬化性樹脂組成物の粘度が高くなるため、作業性
(ディスペンス性、スクリーン印刷性)が悪化し問題と
なる。
成分(C)の配合量は、硬化物の耐湿熱性の点から、成
分(A>100重量部に対して10〜80重量部である
のがよい。
本発明の熱硬化性樹脂組成物においては、下記の有機リ
ン化合物が硬化触媒として使用される。
R” 、 P (R1は、フェニル基または炭素数1〜]−0のアルキ
ル基、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ基など
で置換されたフェニル基)、R24P−BH34 (R2、R”はフェニル基または炭素数1〜10のアル
キル基、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ基な
どで置換されたフェニル基)または R’、P、BH3゜ (R’ 、R5はフェニル基または炭素数1〜10のア
ルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ基
などで置換されたフェニル基)これら有機リン化合物の
代表的な例を次に示す。
これらの中で特に好ましい化合物は、 である。
成分(D>の配合量は、成分(A)100重景部に対し
て、o、ooi〜200重量部て゛あるのが硬化性の点
で好ましい。
本発明において使用さtしる、1分子中にケイ素原子に
直接結合したアルコキシ基または水酸基を2個以上有す
る有機ゲイ素化合物としては、次に例示するような化合
物が使用されるが、特にこれらに限られた訳ではない。
1−h  N  (CH2)2  NH(CH2)1 
 Si  (OCH3)、 、H2N (CH2) s
 S l (OC2H5> i、82 N (CHz 
) 2 NH(CH2) 3Si (CHi ) (O
CHx ) 2、CHz  CHCH2O(CH2) 
3 S 1 (OCHi ) 3、\α′ Oづi (OCH3) s、 (CHlO,)SiC,H45i (0(J(3)、、
CI CH2C112CH2S I  (0CHi  
)3  、CF3 CH2CH2S l (OCHI 
) v、CH2−CH31<OC2Hs  )]  、
0てX。!−1,。)l、Si(。。H3)3、く=:
)−NHCH2S  l  (OCHl )3  、α
NH(CH2) 3 S i (OCHy ) z、C
2H90CONHCs Hb Si (OCH3)i、
(R−−CH,CH2CH,、−C6H,)  、「 CHl Si  CH。
これらの有機けい素化合物の中で持に好ましい化合物の
例は、 などである。
成分(E)の使用量は、成分(A)100重量部に対し
て、0.001〜500重量部の範囲にあるのが耐湿熱
性と接着性の点て最適である。
本発明では充填剤として、酸化亜鉛が使用される。実施
例において具体的なデータにもとづいて説明を行うが、
特にハーメチックシール用途に本発明の熱硬化性樹脂組
成物を使用する場合においては、プレッシャー・クツカ
ー・テスト後の気密性の点でZnOが、Al2O,,5
i02などに比して優れていることを見出し本発明に到
達したものである。本発明で使用される酸化亜鉛は、そ
の平均粒径が10μ以下、望ましくは5μ以下のものが
好ましく使用される。酸化亜鉛の配合量は、硬化物の耐
湿熱性の点から成分(A)100重量部に対して、1〜
10000重量部の範囲にあるのがよい。
本発明の組成物の混合方法としては、必要に応じて高温
において溶融させる方法あるいは室温ないし150℃以
下の温度でニーダ−、プラネタリ−ミキサー、3本ロー
ル、1軸または2軸の押出機などを使用して混練する方
法が適用される。
〈作用〉 本発明の熱硬化性樹脂組成物を使用することにより、耐
湿熱性にすぐれた気密封止を行うことができ、パッケー
ジ内への水蒸気の侵入を抑制することによって半導体素
子の信頼性を損なうことがない。
U特性の評価方法] なお、本発明における特性の評価方法は次の通りである
1、ガラス転移温度 試験片(5+mt+X 5mmX I Osnm)を作
成し、熱機械的分析装置(セイコー電子工業(tITM
A10型)を用いて、30〜330℃まで10℃/1I
linで昇温した時の変位−温度曲線における変曲点を
測定してガラス転移温度とした。
2、吸水率 成形板(50ITnφ×3順厚)をプレッシャー・クツ
カー・テスト装置(PCT)を用いて】、21℃、関係
湿度100%、100時間吸水させた後の重量増加を測
定して、吸水率を算出した。
3、気密性(クロスリークテス1〜) ガラス板(19mmX 23rrrm厚さ1.0mm>
の縁から1mmの巾に、ワニスをスクリーン印刷機によ
り80μmの厚さに塗布した後、80℃にて2時間加熱
硬化しフタ材を作成し、アルミナセラミックスの容器(
19mmX23mmX3.5mm、厚さ1 ram )
の上部を封止した。
硬化条件は150℃、3時間であった。プレッシャー・
クツカー・テスト装置を用いて、121℃、100%R
Hの条件にて所定時間放置した後、MIL−3TD−7
508MET)IOD  1071.I  HERME
TIC5EAL  試験条件C5段階1により気密性を
評価しな。
[実施例1] ビスフェノールA型エポキシ樹脂(旭化成■製、X−2
317>50重量部、オルトタレソールノボラゾク型エ
ポキシ樹脂(目木化薬((木製、EOCN1020)5
0重量部、フェノールノボラック樹脂(明相化成(即製
、ll−1>54重足部、l−リフェニルホスフィン(
北回化学(即製)1重量部、下記の推定構造式のγ−ク
リシトキシプロビルトリメ1〜キシシランの加水分解縮
合物(チッソ付木製、YA−2> 3重量部、酸化亜鉛(堺化学工業■製、亜鉛華特号)1
55重量部を計量混合し、100℃に加熱したミキシン
クロールで15分間溶融混棟を行い、冷却後、粉砕を行
って、粉末状の熱硬化性樹脂組成物を得た。この組成物
を100°Cに数分間加熱して溶融させた後、真空脱気
して金型に注ぎ込み、150’Cで3時間加熱して硬化
させ、物性評価用の試験片を得た。
TMA法によるガラス転移温度は、150℃てあった。
PCT試験(121℃、2気圧9100%R8,100
時間)後の吸水率は、120重量%であった。
上記の粉末状の熱硬化性樹脂組成物86重1部に溶媒(
メチルセロソルブ)16重量部を加え、均一に溶解した
。このワニスをカラス板にスクリーン印刷機により80
μmの厚さに塗布し、80℃にて2時間加熱して一次硬
化させた後、アルミナの容器を使用した気密性テストを
実施したところ100時間まで気密性を保持した。
一次硬化後の硬化物の保存安定性をテストした。ガラス
板に塗布した後40℃の雰囲気下で10日間放置したフ
タ材を使用して、気密性をテストしたところ、100時
間まで気密性が保持されたが、20日間放置したフタ材
は封止時の樹脂流れに不具合を生じた。
[実施例2] 実施例1において使用したトリフェニルホスフィン1重
量部の代りに、0.5重量部のテトラフェニルポスポニ
ウムテトラフェニルボレート(北回化学(作製、TPP
−K)を使用し、その他の操作は実施PA1と同様とし
て硬化物物性を評価した。
TMA法によるガラス転移温度は150℃であった。P
CT試験f& (121℃、2気圧、100%RH,1
00時間)の吸水率は1.20重量%であった。
アルミナの容器とガラスのフタを使用した気密性テスト
を実施しなところ100時間まで気密性を保持した。
一次硬化後の硬化物の保存安定性をテストした。ガラス
板に塗布した後40℃の雰囲気下で30日間放置したフ
タ材を使用して、気密性をテストしたところ、100時
間まで気密性が保持された。この結果を、実施例1の結
果と比較すると、硬化触媒をトリフェニルホスフィンか
らTPP−Kに変更することによって、Bステージ状態
での保存安定性が改善されることがわかった。
[実施例3] 実施例1において使用したビスフェノールA型エポキシ
樹脂50重量部の代りに、50重量部のビスフェノール
AD型エポキシ樹脂(三井石油化学工業■製、R−17
10>を使用し、その他の操作は実施例1と同様として
硬化物物性を評価した。
TMA法によるガラス転移温度は148℃であった。P
CT試験後(121℃、2気圧、100%RH,100
時間)の吸水率は1.22重量%であった。
アルミナの容器とガラスのフタを使用した気密性テスト
を実施したところ100時間まで気密性を保持した。
[比較例1] 実施例1において使用した酸化亜鉛155重量部の代り
に、155重量部の溶融シリカ(竜森■、FF(平均粒
径2μm))を使用し、その池の操作は実施例1と同様
として、硬化物物性を評価した。
TMA法によるガラス転移温度は151℃であった。P
CT試験後(121°C,2気圧、100%RH,10
0時間)の吸水率は0.95重量%であった。
アルミナの容器とガラスのフタを使用した気密性テスト
を実施したところ10時間まで気密性を保持した。
[比較例2] 実施例1において使用した酸化亜鉛155重量部の代り
に、155重量部のアルミナ(日本軽金属U、A−32
(平均粒径1μm))を使用し、その他の操作は実施例
1と同様として硬化物物性を評価した。
TMA法によるガラス転移温度は150℃であった。P
CT試験後(121℃、2気圧、100%II8.10
0時間)の吸水率は1.90重1%であった。
アルミナの容器とカラスのフタを使用した気密性テスト
を実施したところ30時間まで気密性を保持した。
[比較例3] 実施例1において使用しなγ−グリシドキシプロビルト
リメトキシシランの加水分解縮合物3重量部の代りに、
3重量部のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン(東しシリコーン■製、5H−6040)を使用し、
その他の操作は実施例1と同様として、硬化物物性を評
価した。
TMA法によるガラス転移温度は150”Cであった。
PCT試験後(121℃、2気圧、100%RH,10
0時間)の吸水率は1.20重量%であった。
アルミナの容器とカラスのフタを使用した気密性テスト
を実施したところ60時間まで気密性を保持した。
〈発明の効果〉 本発明の熱硬化性樹脂組成物は、塗布適性(スクリーン
印刷性)、保存安定性に優れ、その硬化物は耐湿熱性と
気密封止性に優れて0るため、CCDイメージセンサ−
などのノ\−メチツクシール用の接着剤に特に最適であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)エポキシ当量が170〜400(g/eq
    uiv)の範囲にある一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (n=0または1以上の整数) のビスフェノールA系エポキシ樹脂、または(および)
    エポキシ当量が163〜400 (g/equiv)の範囲にある一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (n=0または1以上の整数) のビスフェノールAD型エポキシ樹脂100重量部、 (B)下記の一般式のオルソクレゾールノボラック型エ
    ポキシ樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼ (mは0または1以上、20以下の整数を表わす。) 10〜900重量部、 (C)下記一般式のフェノールノボラック樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼ (Rは炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基、ビ
    ニル基、アリル基を表わす。lは0または1以上、20
    以下の整数を表わす。 kの平均値は0以上、3以下である。) 10〜800重量部、 (D)R^1_3P (R^1はフェニル基または炭素数1〜10のアルキル
    基、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ基で置換
    されたフェニル基)、 R^2_4P・BR^3_4 (R^2、R^3はフェニル基または炭素数1〜10の
    アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ
    基で置換されたフェニル基)および R^4_3P・BR^5_3 (R^4、R^5はフェニル基または炭素数1〜10の
    アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、ヒドロキシ
    基で置換されたフェニル基)から選ばれた1種以上の硬
    化促進剤0.001〜200重量部、 (E)1分子中にケイ素原子に直接結合したアルコキシ
    基または水酸基を2個以上有する有機ケイ素化合物0.
    001〜500重量部および (F)酸化亜鉛粉末1〜10000重量部 を配合してなる熱硬化性樹脂組成物。
  2. (2)ビスフェノールA系エポキシ樹脂のエポキシ当量
    が170〜200(g/equiv)の範囲にあること
    を特徴とする請求項(1)記載の熱硬化性樹脂組成物。
  3. (3)硬化促進剤がトリフェニルホスフィンであること
    を特徴とする請求項(1)記載の熱硬化性樹脂組成物。
  4. (4)硬化促進剤がテトラフェニルホスホニウムテトラ
    フェニルボレートであることを特徴とする請求項(1)
    記載の熱硬化性樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004256816A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Eternal Chemical Co Ltd 感光性要素をパッケージングするための材料組成物及びその使用方法
KR100629902B1 (ko) * 2006-07-06 2006-09-28 박정호 아스팔트 포장용 에폭시 수지 조성물 및 이를 이용한에폭시 아스팔트 포장 혼합물

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