JPH0415168A - 四輪操舵車のハンドル操作反力制御装置 - Google Patents

四輪操舵車のハンドル操作反力制御装置

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JPH0415168A
JPH0415168A JP2116357A JP11635790A JPH0415168A JP H0415168 A JPH0415168 A JP H0415168A JP 2116357 A JP2116357 A JP 2116357A JP 11635790 A JP11635790 A JP 11635790A JP H0415168 A JPH0415168 A JP H0415168A
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JP
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steering
wheel steering
vehicle
reaction force
wheel
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JP2116357A
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Inventor
Mizuho Sugiyama
杉山 瑞穂
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、前輪及び後輪を操舵する四輪操舵車に係り、
特に同車両のハンドル操作に対する反力をルINする四
輪操舵車のハンドル繰作反力制御装置に関する。
[従来技術] 近年、ハンドル操作による前輪の操舵とともに、車速、
前輪操舵角、車体に発生するヨーレートなどに関係して
、後輪を操舵するようにした四輪操舵車が開発されてき
ている。そして、この種の車両においては、通常、低速
旋回時には、後輪を前輪に対して逆相に操舵することに
より、車両の小回り性能を良好にするとともに、高速旋
回時には、後輪を前輪に対して同相(車体に発生するヨ
ーレートを抑制する方向)に操舵することにより、車両
の走行安定性を良好にしている。 (例えば、特開平1
−212667号公報) [発明が解決しようとするf[] しかるに、上記従来の四輪操舵車にあっては、同車両が
低速走行状態にあって後輪が前輪に対して逆相に操舵さ
れる場合、ハンドルの回動操作量は、二輪操舵車(ハン
ドル操作により前輪のみが操舵される車両)で同一のカ
ーブを旋回する場合に比べて、後輪の逆相操舵分だけ少
なくて済み、ハンドル操作に対する反力が減少するので
、運転者は同一のカーブを二輪操舵車で旋回走行する場
合に比べてハンドル操作を軽く感じる。また、前記四輪
操舵車が中高速走行状態にあって後輪が前輪に対して同
相に操舵される場合、該同相操舵により車体に発生する
ヨーレートが抑制されるので、二輪操舵車で同一カーブ
を旋回する場合の車両の回頭性と一致させるためには、
ハンドルの回動操作速度を速くする必要があり、このた
めハンドル操作に対する反力が増加するので、運転者は
同一のカーブを二輪操舵車で旋回走行する場合に比べて
ハンドル操作を重く惑しる。
一般的に、車両を旋回させる場合、運転者は視覚により
走行路の確認をすると同時に、ハンドル操作に対する反
力を感じながら、ハンドルを回動操作するので、その意
味からすると、二輪操舵車に慣れた運転者が前記四輪操
舵車を運転すると、車両の旋回時にハンドル操作に対し
て違和感を感じるという問題がある。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、そ
の目的は、二輪操舵車に慣れた者に対しても、ハンドル
操作に対して違和感を感じさせない四輪操舵車のハンド
ル操作反力制御装置を提供することにある。
[tJHを解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、
ハンドル操作に対する反力を変更可能な反力機構を有す
るとともに同ハンドル操作に応じて前輪を操舵する前輪
操舵装置と、後輪を操舵する後輪操舵装置とを備えた四
輪操舵車において、前記後輪操舵装置による後輪の操舵
に応じて前記反力機構を制御して後輪の操舵に起因した
ハンドル操作に対する反力の変化を打ち消す反力制御手
段を設けたことにある。
[作用] 上記のように構成した本発明においては、反力制御手段
が後輪の操舵に応じて反力機構を制御して、後輪の操舵
に起因したハンドル操作に対する反力の変化を打ち消す
。これにより、後輪を前輪に対し逆相又は同相に操舵し
ながら当該車両を旋回させた場合には、二輪操舵車にて
同一のカーブを旋回する場合と同等な反力がハンドルに
付与される。
[発明の効果] 」二記作用説明からも理解できるとおり、当該四輪操舵
車を旋回させる場合には、二輪操舵車を旋回さゼる場合
と同等な感覚でハンドルを回動操作すればよく、二輪操
舵車に慣れた者でもハンドル操作に対して違和感を感じ
ないで車両を旋回させることができ、当該四輪操舵車の
操舵フィーリングが良好となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
1図は同実施例に係る四輪操舵車の全体を概略的に示し
ている。
この四輪操舵車は左右前輪FWI、FW2を操舵する前
輪操舵装置Aと、左右後輪RWI、RW2を操舵する後
輪操舵装置Bと、前輪操舵装置A及び後輪操舵装置tB
を電気的に制御する電気制御装置Cとを備えている。
前輪操舵装置Aは軸方向に変位して左右前輪FWl、F
W2を操舵するラックパー11を備えている。ラックパ
ー11はハウジング】2に軸方向に変位可能に支持され
るとともに、反力機構付き制御バルブA1及び操舵軸1
3を介してハンドル14に接続されている。ハウジング
12内にはパヮーンリンダ15が設けられ、同シリンダ
15は、前記制御バルブAIにより作動油の給排が制御
されて、ハンドル14による左右前輪FWI、FW2の
操舵を助勢する。
反力機構付き制御バルブAIは、第1図及び第2図に示
すように、ハウジング12内にそれぞれ同軸的かつ回転
可能に支持されたバルブロータ16及びバルブスリーブ
17を備えている。バルブロータ16はインブノトンヤ
フト18を介して操舵軸13に接続されている。バルブ
スリーブ17はビン21によりアウトプ、y トンヤフ
ト22に接続されており、アウトプットンヤフト22は
トーン9ンバー23を介してインプットシャフト18に
接続されるとともにラックパー11に接続されている。
バルブロータ16とバルブスリーブ17は、トーンタン
パ−23の捩れを伴うそれらの相対的な回転変位によっ
て、油圧ポンプ24から油路Pl1分量弁25及び油路
P2を介して供給される作動油をパワーシリンダ15の
一方の油室に供給するとともに、同シリンダ15の他方
の油室からの作動油を・油路P3を介してリザーバ26
に排出する。
また、ハウジング12内には、インブットンヤフ)18
及びバルブロータ16に一体的に形成した腕部27を供
給油圧に応じた押圧力で基準回転位置に付勢するプラン
ジャ28を収容した油圧反力室31が設けられており、
同反力室31は油路P4を介して分流弁25の流出口に
接続されるとともに、油路P4と固定オリフィス32を
介装した油路P5とを介して油路P2に接続されている
分流弁25は油路PIを介して供給される作動油を油路
P2と油路P4とに分流するとともに、作動油圧が変動
しても油路P4に一定流量の作動油を供給するもので、
同分流弁25の他の流出口には油路P6の一端が接続さ
れている。油路P6の他端はソレノイドバルブ33及び
油路P7を介して油路P3に接続されている。ソレノイ
ド11ルブ33は電気的に制御されるもので、通電量の
増加に従って同バルブ33の開度が大きくなるようにな
っている。
なお、反力機構付き制御バルブA1は、例えば特開昭6
2−23871号公報に示されているように、公知のも
のである。
後輪操舵装置Bは軸方向に変位して左右後輪RWl、R
W2を操舵するリレーロッド41を備えている。リレー
ロッド41は、電磁切り換え/<ルブ42により作動油
の給排が制御されるパワー/リンダ43によって軸方向
に駆動されるようになっている。
電磁切り換えバルブ42はソレノイド42a。
42bを備えており、両ツレ/イド42a、42bへの
非通電により中央位置く第1図の状態)に設定され、パ
ワー/リンダ43の両部室に対する作動油の給排が禁止
されるとともに、油圧ボ/ブ44からの作動油をリザー
バ26に還流させる。
また、電磁切り換えバルブ42はソレノイド42aへの
通電により左位置に設定され、油圧ポンプ44からの作
動油をパワーシリンダ43の左油室へ供給するとともに
、同/リンダ43の右紡室内の作動油をリザーバ26へ
排出する。さらに、電磁切り換えバルブ42はソレノイ
ド42bへの通電により右位置に設定され、油圧ポンプ
44からの作動油をパワーシリンダ43の右油室へ供給
するとともに、同7リンダ43の左油室内の作動油をリ
ザーバ26へ排出する。
電気制御装置Cは車速センサ51.  前輪操舵角セン
サ52、後輪操舵角センづ53及びマイクロコンビ二−
タ54を備えている。
車速センサ51は変速機(図示しない)の出力軸の回転
数を検出することにより、車速■を表す検出信号を出力
する。前輪操舵角センサ52は操舵軸130回転角を検
出することにより、左右前輪FWI、FW2の操舵角θ
fを表す検出信号を出力する。後輪操舵角センサ53は
リレーロッド41の軸方向の変位量を検出することによ
り、左右後輪RWI、RW2の操舵角θrを表す検出信
号を出力する。なお、前輪操舵角of及び後輪操舵角θ
rは共に右操舵時に正の値をそれぞれ示し、左操舵時に
負の値を示す。
マイクロコンピュータ54はCPU、、ROM。
RAM、インターフェース回路などからなり、第3図の
フローチャートに対応したプログラムを実行する。なれ
、ROMには、前記プログラムと共に、舵角比KI(第
4A図)、通m電流値1v(第4B図)、通IIt流値
1r(第4C図)及び通電電流値1r(第4D図)もテ
ーブルの形で記憶されている。
次に、上記のように構成した実施例の動作を説明する。
イグニ、シジンスイノチ(図示しない)が閉成されると
、マイクロコンビコータ54は、ステップ100にてプ
ログラムの実行を開始するとともに、ステップ101〜
110からなる循環処理を実行し続けて左右後輪RWI
、RW2を操舵制御するとともに、反力機構付き制御バ
ルブA直におけるハンドル14の操舵に対する反力を制
御する。
まず、車両が直進状態にて走行している場合について説
明すると、ノーンドル14は中立位置に保たれていて、
左右前輪FWI、FW2も中立状態に維持される。
一方、前記ステップ101〜110からなる循環処理に
おいては、ステップ101にて各センサ51〜53から
車速V、前輪操舵角θr及び後輪操舵角orが読み込ま
れた後、ステップ102にて車速■に基づいて舵角比に
+(第4A図)が導出されて、ステップ103,104
にて目標後輪操舵角01本(=にビθf)及びその変化
率dθr*/atがそれぞれ算出される。しかし、この
場合、前輪操舵角θfはrOJに保たれているので、前
記目標後輪操舵角θr*及びその変化率θrネは共にr
OJに維持される。なお、この目標後輪操舵角θr拳の
算出は、前記ステップioaにて新たな目標後輪操舵角
θrlの算出の前に前回の目標後輪操舵角θ「牟を旧目
標後輪操舵角として保存しておき、ステップ104にて
前記新たに算出された目標後輪操舵角or参から旧目標
後輪操舵角を減算することにより行う。
次に、ステップ105にて前記算出した目標後輪操舵角
θre (= O)と前記ステップ101にて読み込ま
れた後輪操舵角θ「との差θ目−θrが算出されて、該
差θr會−θrに基づいて左右後輪RW1、RW2が目
標後輪操舵角θr◆に設定制御される。この場合、前記
差θre−θrが正(又は負)であれば、ソレノイド4
2b(又は42a)を通電することにより電磁切り換え
バルブ42が右位置(又は左位置)に設定され、油圧ポ
ンプ44からの作動油がパワーシリンダ43の石油室(
又は左油室)へ供給されるとともに、同シリンダ43の
左油室(又は右油室)内の作動油がリザーバ26へ排出
されて、左右後輪RWI、RW2は右方向(又は左方向
)へ操舵される。そして、前記差θrI−θrが「0」
になると、すなわち後輪操舵角θrが目標後輪操舵角θ
r$に等しくなると、両ソレノイド42a、42bの通
電を解除することにより電磁切り換えバルブ42が中央
位置に設定され、パワーシリンダ43の左右油室に対す
る作動油の給排が停止される。その結果、この場合、左
右後輪RWI、RW2は中立状態に維持される。
次に、ステップ106にて車速Vに基づいて通電電流値
IV(第4B図)が導出されるとともに、ステ、ブ10
7における判定処理の基に、ステップ108にて目標後
輪操舵角θr*の絶対値10「番に基づいて通1!電流
値1r(第4C図)が導出されるか、ステップ109に
て目標後輪操舵角θr*の変化率dθre/dtの絶対
値1dθre/dzlに基づいて通電電流値1r(第4
D図)が導出される。そして、ステップ110にて両道
ll1I′rIL値1v、lrが加算されるとともに、
反力機構付き制御バルブAIのソレノイドバルブ33が
前記加算した通電電流値]v+]rに通電制御される。
ただし、この場合、目標後輪操舵角θ「参も、その変化
率dθre/d【も共に「0」であるので、ステップ1
08,109のいずれの場合も、通電電流値■「はrO
Jであり、ソレノイドバルブ33の通電量は通電電流値
IVに等しい。
このようにしてソレノイドバルブ33の通電量が第4B
図に示す特性に従って制御される結果、低車速時にはソ
レノイドバルブ33の開度は大きな値に設定され、車速
■の増加に従って同バルブ33の開度は小さくなる。こ
れにより、低車速時には、分流弁25により油路P4.
P6側に分流された油圧ポンプ24からの作動油のほと
んど全てが油路P6、ツレ/イドバルブ33及び油路P
7を介してリザーバ26に流れるので、油路P4及び油
圧反力室31内の作動油圧は低く保たれて、ハンドル1
4の操作に対する反力は小さく設定され、小さな操作力
をハンドル11に付与するのみで左右前輪FWI、FW
2は操舵される状態に維持される。一方、車速Vが増加
すると、ソレノイドバルブ33の開度は徐々に小さくな
り、油圧反力室31内の作動油圧は油路P4又は油路P
5P4を介した作動油により上昇する。かかる場合、プ
ランジャ28がインプットシャフト18の回転に対して
反力を付与するようになるので、ハンドル14には車速
■の増加に従って反力が付与されるようになり、安定し
た操舵フィーリングが得られる状態となる。
次に、当該車両が低速走行中に旋回する場合について説
明する。この場合、運転者がノーンドル14を回動操作
すると、この回動は操舵軸13及び反力機構付き制御バ
ルブAIを介してラックパーllに伝達されて、左右前
輪FWI、FW2はパワーシリンダ15により助勢され
ながらハンドル14の回動間作に応じて操舵される。
一方、前記プログラムのステップ101にて読み込まれ
る前輪操舵角ofは正又は負の値となるので、ステップ
103にて計算される目標後輪操舵角θr拳も正又は負
の値となる。この場合、車速■は小さな値であり、ステ
ップ102にて導出される舵角比に1は、第4A図に示
すように、負となるので、左右前輪FWI、FW2が右
方向(又は左方向)に操舵されれば、目41後輪操舵角
θr傘は負(又は正)となる。その結果、ステップ10
5の処理により、左右後輪RWI、RW2が前記目標後
輪操舵角01番に操舵制御されると、同後輪RW1、R
W2は左右前輪FWI、FW2に対して逆相に操舵され
ることになり、当該車両の小回り性能が良好となる。な
お、このことは、左右後輪RWl、RW2を操舵しない
で同一のカーブを曲がる場合(二輪操舵車)に比べれば
、/\ンドル14の回動量が少なくて済むことを意味し
、この回動量自体の減少はハンドル14の操作に対する
反力が小さくなることを意味する。
また、プログラムにおいては、ステップ107にてrY
EsJすなわち車速■が所定値V@(舵角比に+=Oに
対応)未満であると判定され、ステ。
ブ108にて目標後輪操舵角θr*の絶対値lθ目1に
基づいて通電電流値1r(第4C図)が導出されて、ス
テップ110にて反力機構付き制御バルブA1のソレノ
イドバルブ33が通Sta流tlfly+Irに通電制
御される。この場合、通電電流値1rは目標後輪操舵角
θ「ネの絶対値1θrtlの増加に従ってrOJから減
少するので、前述した直進走行状態の場合に比べて、ソ
レノイドバルブ33、の通電量1y−1−1rは前記絶
対値10r番(の増加に従って減少する。ゆえに、左右
後輪RWI  RW2の逆相への操舵量が太き(なるに
従って、ソレノイドバルブ33の開度は小さく設定され
るようになるとともに、油圧反力室31内の油圧は高く
なるので、ハンドル14の回動操作に対する反力は大き
くなる。これにより、前述したハンドル14の回動量の
減少による反力の減少は、前記油圧反力室31内の油圧
増加にょる反力増加により打ち消されるので、運転者は
、同一カーブを二輪操舵車で旋回する場合と同様なハン
ドル14の操作に対する反力で当該車両を運転できる。
次に、当該車両が高速走行中に旋回する場合について説
明する。この場合も、左右前輪FWIFW2はハンドル
I4の回動操作に応じて操舵される。
一方、この場合、車速■は大きな値であり、前記プログ
ラムのステップ102にて導出される舵角比KIl!、
第4A図に示すように、正となるので、左右前輪FWI
、FW2が右方向(又は左方向)に操舵されれば、目標
後輪操舵角01番は正(又は負)となる。その結果、ス
テップ105の処理により、左右後輪RWI、RW2が
前記目標後輪操舵角θr傘に操舵制御されると、同後輪
RWI、  RW2は左右前輪FWI、FW2に対して
同相に操舵されることになり、車体に発生するヨーレー
トが抑制されて当該車両の走行安定性が良好となる。
なお、このことは、車両の回頭性を鈍くすることを意味
するので、左右後輪RWI、  RW2を操舵しない(
二輪操舵車)で同一のカーブを曲がる場合に比べれば、
ハンドル14を速く回転させる必要があり、この回転速
度の増加自体はハンドル14の操作に対する反力が大き
くなることを意味する。
また、プログラムにおいては、ステップ107にてrN
OJすなわち車速■が所定値70未満でないと判定され
、ステップ109にて目標後輪操舵角θrlの変化率d
θre/dtの絶対値1dθre/dtに基づいて通電
電流値1r(第4D図)が導出されて、ステップ110
にて反力機構付き制御バルブA1のソレノイドバルブ3
3が通電電流値1v+1rに通電制御される。この場合
、通11i電流値1rは前記絶対値1dθrl/dt1
の増加に従って「0」から増加するので、前述した直進
走行状態の場合に比べて、ツレ/イドバルブ33への1
lljl I V+ 1rは同絶対値1dθre/ d
t lの増加に従って増加する。ゆえに、左右後輪RW
I、RW2の同相への操舵量が大きくなるに従って、ソ
レノイドバルブ33の開度は大きく設定されるようにな
るとともに、油圧反力室31内の油圧は低くなるので、
ハンドル14の回動操作に対する反力は小さくなるよう
に制御される。これにより、前述したハンドル14の回
転速度の増加による反力の増加は、前記油圧反力室31
内の油圧減少による反力減少により打ち消されるので、
運転者は、同一カーブを二輪操舵車で旋回する場合と同
様なハンドル14の操作に対する反力で当該車両を運転
できる。
【肌月 次に、上記実施例の変形例について説明する。
この変形例に係る四輪操舵車は、第1図に破線で示すよ
うに、上記実施例の前輪操舵角センサ52に代えて車体
に発生するヨーレートωyを検出するヨーレートセンサ
55を備えているとともに、上記実施例のプログラムに
代えて、第5図のフローチャートに対応したプログラム
を実行する。また、マイクロコンピュータ54内のRO
Mには、第6A図に示すようなヨーレート係数に2、第
6B図及び第6C図に示すような通電電流値1 v、 
I r (第4B図及び第4D図と同じ)が記憶されて
いる。
この変形例によれば、第5図のプログラムのステップ2
01にて、車速V及び後輪操舵角θ「と共に、ヨーレー
トセンサ55からヨーレートωyが読み込まれ、ステッ
プ202にて車速Vに基づいてヨーレート係数に2が導
出されて、ステップ203にて目標後輪操舵角θrl(
=に2・ωy)が算出される。この場合、ヨーレート係
数に2は、第6A図に示すように、車速Vの増加に従つ
て増加する正の値であり、ヨーレートωyは車体の右回
転(又は左回転)時に正(又は負)の値に設定されるよ
うになっているので、左右前輪FWI、FW2が右方向
(又は左方向)へ操舵されて、当該車両が右旋回(又は
左旋回)するときには、目標後輪操舵角θ目は正(又は
負)の値すなわち左右前輪FW1、  FW2に対して
同相方向の操舵角を示す値に設定される。そして、ステ
ップ205の処理により、上記実施例の場合と同様に左
右後輪RWIRW2か前記目標後輪操舵角θr*に操舵
制御されるので、左右後輪RWI、RW2は前記目標後
輪操舵角θ目に対応して左右前輪FWI、FW2に対し
同相に操舵される。
この場合も、ヨーレート係数に2は車速■の増加に従っ
て増加するので、上記実施例の場合と同様、高速走行時
において、車体に発生するヨーレートがよりよく抑制さ
れて当該車両の走行安定性が良好となる。
また、この場合も、204にて目標後輪操舵角θ「季の
変化率dθ「傘/’dtが算出されるとともに、ステッ
プ206〜208の処理により、ソレノイドバルブ33
が、車速■及び前記変化率dθre/dt。
の絶対値1dθrs/dllに基づいて定まる通電11
流値1v+lr(第6B図及び第6c図参照)に通電制
御される。これにより、左右11fiiRWI、  R
W2の同相への操舵量が大きくなるに従って、油圧反力
室31内の油圧の減少により、ハンドル14の回動操作
に対する反力は小さくなるように制御される。
その結果、この場合も、車両の回頭性確保のために、ハ
ンドル14を速く回転操作しても、同回転速度の増加に
よる反力の増加は、前記油圧反力室31内の油圧減少に
よる反力減少により打ち消されるので、運転者は、同一
カーブを二輪操舵車で旋回する場合と同様なハンドル1
4の操作に対する反力で当該車両を運転できる。
なお、上記実施例及び変形例においては、左右後輪RW
I、RW2の操舵制御状態を目標後輪操舵角θr*によ
り把握するとともに、該操舵角θ目に基づいてハンドル
14の回動操作に対する反力の制御を行うようにしたが
、同目標後輪操舵角θr参に代えて、後輪操舵角センサ
53により検出された後輪操舵角θrを前記反力の制御
に利用するようにしてもよい。また、第1図に破線で示
すように、パワー/リンダ43に供給される作動油圧を
検出する油圧センサ56を同シリンダ43の両部室間に
設けて、同センサ56により検出される油圧に基づいて
左右後輪RWI、RW2の操舵制御状態を把握し、該検
出油圧に基づいて前記反力の制御を行うようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る四輪操舵車の全体概略
図、第2図は第1図の反力機構付き制御バルブ部の概略
断面図、第3図は第1図のマイクロコンピュータにて実
行されるプログラムのフローチャート、第4A図〜第4
D図は前記実施例に係る舵角比及び通電電流値の変化特
性を示すグラフ、第5図は前記実施例の変形例に係るマ
イクロコンピュータにて実行されるプログラムのフロー
チャート、第6A図〜第6C図は前記変形例に係るヨー
レート係数及び通電電流値の変化特性を示すグラフであ
る。 符  号  の  説  明 A・・・前輪操舵装置、A1・・・反力機構付き制御バ
ルブ、B・・・後輪操舵装置、C・・・電気制御装置、
FWI、FW2・・・前輪、RWI。 RW2   ・  ・  ・ ff1Lxx   ・−
、ラ  ノ り ノイ −14・・・ハンドル、16・
・・バルブロータ、17・・・バルブスリーブ、31・
・・油圧反力室、33・・・ソレノイドバルブ、41・
・・リレーロッド、42・・・電磁切り換えバルブ、4
3・・・バワーンリンダ、51 ・・・車速センサ、5
2・・・前輪操舵角センサ、53・・・後輪操舵角セン
サ、54・・・マイクロコンピュータ、55・・・ヨー
レートセンサ、56・・・油圧センサ。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 長谷照−(外1名)第1図 マイクロフノビュ 油圧上/す 第3 図 第 図 第4A図 に1 第4C図 !r 第4D図 r 第6A図 后 第6B図 V 第6C図 r

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハンドル操作に対する反力を変更可能な反力機構を有す
    るとともに同ハンドル操作に応じて前輪を操舵する前輪
    操舵装置と、後輪を操舵する後輪操舵装置とを備えた四
    輪操舵車において、前記後輪操舵装置による後輪の操舵
    に応じて前記反力機構を制御して後輪の操舵に起因した
    ハンドル操作に対する反力の変化を打ち消す反力制御手
    段を設けたことを特徴とする四輪操舵車のハンドル操作
    反力制御装置。
JP2116357A 1990-05-02 1990-05-02 四輪操舵車のハンドル操作反力制御装置 Pending JPH0415168A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022365A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Nissan Motor Co Ltd 四輪操舵装置

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JP2007022365A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Nissan Motor Co Ltd 四輪操舵装置

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