JPH04151302A - 旋回キャスタ - Google Patents

旋回キャスタ

Info

Publication number
JPH04151302A
JPH04151302A JP27595390A JP27595390A JPH04151302A JP H04151302 A JPH04151302 A JP H04151302A JP 27595390 A JP27595390 A JP 27595390A JP 27595390 A JP27595390 A JP 27595390A JP H04151302 A JPH04151302 A JP H04151302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
wheel
moment
bearing
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27595390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2844893B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Ichiki
市木 和佳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2275953A priority Critical patent/JP2844893B2/ja
Publication of JPH04151302A publication Critical patent/JPH04151302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2844893B2 publication Critical patent/JP2844893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は台車もしくはリーチ型フォークリフト等の下部
に反転自在に装着される旋回キャスタに関するものであ
る。
従来の技術 通常の旋回キャスタは、車軸が支持された旋回部材が車
体側の支持枠に鋼球等の転動体を介在させて旋回自在に
支持されており、該旋回部制の旋回中心線と車輪の接地
点との間に所定長のトレールを設けた構成が採用されて
いる。上記のトレールとは旋回中心線の延長が路面に交
わる点と車輪の接地面の中心との間の距離であって、こ
のようなトレールを設けたことによって車輪を路面抵抗
によって進行方向に向けることができる。
このような通常の旋回キャスタは、旋回部材を旋回させ
ることによってトレールの方向を変更するようにしてい
るため、台車等の前後方向の進路を変更する際には該台
車の挙動が大きくなるという課題がある。
一方、上記に対処するため実開昭61−115704号
公報には、第10図に示したように支持枠1のフランジ
部1aを車体3にボルト5,5により固定し、該支持枠
1の下面にボルト7.7によって固定された支持部材9
と略円筒状の旋回部材11の上端部近傍との間に鋼球等
の転動体13を介在して第1の軸受15を設ける一方、
上記旋回部材11の中間部と車輪支持部材17との間に
同様な転動体19を介在して第2の軸受21を設けた構
成が開示されている。23はボルト25゜25によって
第2の軸受21の上端に配置された抑え板である。
27は車輪支持部材17から下方に延長されたブラケッ
トであって、このブラケット27に揺動自在に支持され
た十字状の車軸29に車軸31が回転可能に支持されて
いる。
そして上記旋回部材11の旋回中心線Xと、車輪支持部
材17の旋回中心線Yとは交差するように設定されてい
る。換言すれば上記旋回中心線Xと旋回中心線Yとにそ
れぞれ直交するラインX′Y′との間に所定の角度θが
形成されるように前記第1の軸受15に対して第2の軸
受21を傾斜させて配置しである。
このような構成によれば、旋回部材11の旋回中心線X
と車輪31の路面Eとの接地点01との間にトレールt
1が与えられ、車輪31は路面抵抗を受けて進行方向に
向くので、旋回キャスタとして作用する。又、車体3の
進路変更時には旋回部材11と車輪支持部材17とが一
体になって支持枠1に対して旋回し、車輪31が進行方
向に追従する一方、台車3の前進から後進への進路変更
時には、車輪31に路面抵抗を受けても車輪支持部材1
7及び車輪31は旋回せず、旋回部材11のみが両軸受
15,21の作用により支持枠1及び車輪支持部材17
に対して反転(180°回転)して車輪31が仮想線の
位置に移行して接地点が02となり、この状態で安定す
る。従って車体3の前後進間の進路変更時には車輪31
が若干傾動するのみで旋回を伴わないので、車体3の挙
動を小さくすることができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の旋回キャスタにあっては
、車輪31が車両の進行方向に対するセルファライニン
グトルクによって反転する構成となっていたため、例え
ば第11図(A)に示したように駆動軸の据切り等によ
って一対の車輪31゜31の回転中心軸A方向と平行な
方向に駆動力Fが発生した場合、上記旋回部材11がX
を旋回中心として車1431.31と無関係に旋回して
しまい、前記トレールt、が車輪31.31の進行方向
と垂直な方向に向いてしまうことがあるという課題があ
った。
その結果、車輪31.31を旋回させるモーメントが発
生しなくなり、車両の走行に対して抵抗が生じて車体に
ショックを与えてしまうとともに、上記抵抗を解消する
には大きなエネルギーロスを伴うという難点がある。
一方、車両の走行中に操舵を行った場合には、上記駆動
力Fは連続的に変化するがら車輪支持部材17にはセル
ファライニングトルクが発生して車輪31.31の進行
方向は駆動力Fの方向に追従し、車両が前進から後進へ
方向転換した場合には前記トレールt1の作用に基づい
て車軸31゜31が180°反転する。ところが車両の
停車中に据切りを実施した場合には、駆動力Fの方向が
断続的に変化するため、第11図(B)の矢印Pに示し
たように、旋回部材11のみが旋回して車輪支持部材1
7はそのままの状態を保つ。従って駆動力Fの方向とト
レール1.とがともに車輪31゜31の進行方向の垂直
方向に一致してしまうので、車輪31.31には旋回モ
ーメントが伝達されず、第12図及び第13図に示した
ように、駆動力Fに対して逆向きの抵抗力Rが生じて、
旋回トルクT3に対して操舵角θが90’の近傍のC領
域が死点の範囲内に入り、車両の挙動が不安定になって
しまうとともにこの死点からの脱出にショックを伴い、
且つ大きなエネルギーロスを生じてしまうという問題点
を有している。
上記の死点とはセルファライニングトルクが0となった
点であり、第13図(B)に示したように車輪31.3
1の弾性変形に伴なう荷重のアンバランスが発生しても
旋回モーメントが発生しない。
特にC領域ではロードホイールの角度が何等かの外力に
よって変化して、例えば片輪の輪圧を0としない限り死
点から容易に脱出することが出来ない。
そこで本発明はこのような従来の旋回キャスタが有して
いる課題を解消して、車両の据切り時における死点を解
消して旋回モーメントが得られる上、走行中の旋回部材
に車両進行方向と逆向きの駆動力が加えられた場合にも
安定した走行状態が得られる旋回キャスタを提供するこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、車体側の支持枠
に対して軸受を介して支持された旋回部材と、該旋回部
材に車輪支持部材を介して回転自在に支持された車輪と
を備え、上記旋回部材の旋回中心線と車輪の接地点との
間にトレールを形成して、路面抵抗によって車輪を進行
方向に向けるようにした旋回キャスタにおいて、上記車
体側の支持枠と旋回部材との間に第1の軸受を設けて、
旋回部材を回転自在に支持するとともに、上記旋回部材
と車輪支持部材との間に、上記旋回部材の旋回中心線と
交差する旋回中心線を有し、且つ前記第1の軸受と同心
状の位置にある第2の軸受を設け、上記旋回部材の旋回
中心と車輪支持部材の回転中心とを、旋回部材に車両の
進行方向と逆向きの駆動力が加えられた際のモーメント
を打ち消す方向のモーメントを発生するオフセットを付
与した旋回キャスタの構成にしである。
作用 かかる旋回キャスタによれば、車体の進路変更時には旋
回部材と車輪支持部材とが一体になって旋回し、車輪が
進行方向に追従する一方、車体の前進から後進への進路
変更時には、車輪に路面抵抗を受けても車輪支持部材及
び車輪は旋回せず、旋回部材のみが反転する。従って車
体の前後進間の進路変更時には車輪が若干傾動するのみ
で旋回を伴わず、車体の挙動を小さくすることができる
更に旋回部材の旋回中心と車輪支持部材の回転中心とが
所定長だけオフセットされているので、車輪支持部材に
どのような駆動力が加えられた場合にあっても、駆動力
の大きさと方向に応じた旋回モーメントが発生し、この
旋回モーメントの大きさは、車両の直線走行中には最も
小さく、操舵に伴ってトレールが車輪支持部材の回転中
心方向を向くに従って順次大きくなる。
又、駆動力の方向が連続的に変化している場合には、車
輪支持部材の進行方向は駆動力の方向に追従して、車輪
の受ける抵抗は転がり抵抗のみとなる。更に据切りを行
った場合には、車輪の摩擦力を伴うため抵抗が大きくな
るので、前記オフセット量を適当な寸法に設定しておく
ことにより、走行中の車輪の旋回モーメント・は、前記
セルファライニングトルクに打消される程小さくなり、
従って車両の据切り時には、旋回モーメントがセルファ
ライニングトルクに対して充分に大きくなるため、その
効果を発揮することができる。
実施例 以下図面中の第1図乃至第3図を参照して本発明にかか
る旋回キャスタの一実施例を、前記従来の構成と同一の
構成部分に同一の符号を付して詳述する。
図中の1は車体側の支持枠であって、この支持枠1の開
口Oi+1j 1 bにアウタハウジング33の下端部
33bが嵌着固定されており、該アウタハウジング33
の上面に開口された開口部33aにカバ一部材35が取
付けられている。
上記アウタハウジング33の周縁部内側面には第1のア
ウタレース37が固定されており、該第1のアウタレー
ス37の内側には、転動体39を介在して第1のインナ
レース41が配置されていて、上記アウタレース37.
転動体39及びインナレース41により第1の軸受43
が構成されている。45は該第1の軸受43の下面を支
える抑え板である。
一方、47はアウタハウジング33内に配置された旋回
部材であり、この旋回部材47の内側には第2のアウタ
レース49が固定されており、該第2のアウタレース4
9の内側には転動体51゜51を介在して第2のインナ
レース53が配置されていて、上記アウタレース49.
転動体51及びインナレース53により第2の軸受55
が構成されている。即ち、第2の軸受55の転動体51
は複列に配置されている。この第2の軸受55の下端開
口部にはシール部材56が配設されている。
詳細は後述するように、第1の軸受43と第2の軸受5
5とは略同心状に配置されており、且つ該第2の軸受5
5は第1の軸受43に対して一定の角度だけ傾動した状
態に設定されている。
57は車輪支持部材であり、該車輪支持部材57の外側
面に前記第2のインナレース53が固定されている。従
ってアウタハウジング33に対して第1の軸受43を介
して旋回部材47が旋回自在に支持されているとともに
、この旋回部材47に対して第2の軸受55を介して車
輪支持部材57が旋回自在に支持されている。
59は車輪支持部材57から下方に延長されたブラケッ
トであって、第2図に示したように該ブラケット59に
揺動自在に支持された十字状の車軸61の両端に一対の
車輪63.63が回転可能に支持されている。
そして上記旋回部材47の旋回中心線Xと、車輪支持部
材57の旋回中心線Yとは交差するように設定されてい
る。即ち第1図に示す。1は車輪63の接地点であり、
aは旋回中心線Xの延長ラインが路面Eと接する点、b
は旋回中心線Yの延長ラインが路面Eと接する点である
更に本発明にあっては、第2図、第3図に示したように
旋回部材47の旋回中心X1と車輪支持部材57の回転
中心X2とは、所定長しだけオフセットされている。後
述するように該オフセット長しは旋回部材47に車両の
進行方向と逆向きの駆動力が加えられた際のモーメント
を打ち消す方向のモーメントを発生するものである。
このような構成によれば、第1図に示したように点aと
車輪63の接地点01との間にトレールt1が与えられ
、車輪63は路面抵抗を受けて進行方向に向くので、旋
回キャスタとして作用する。
又、車体3の進路変更時には、旋回部材47と車輪支持
部材57とが一体になって旋回し、車軸63が進行方向
に追従する一方、車体3の前進から後進への進路変更時
には、車輪63に路面抵抗を受けても車輪支持部材57
及び車輪63は旋回せず、旋回部材47のみが反転して
、車輪63が仮想線の位記に移行して接地点が0□とな
り、この状態で安定する。従って車体3の前後進間の進
路変更時には車輪63が若干傾動するのみで旋回を伴わ
ないので、車体3の挙動を小さくすることができる。
又、第1の軸受43と第2の軸受55とが略同心状に配
置されているため、両軸受4355の回転中心の交点○
が各軸受の荷重中心を含む平面の近傍に位置しており、
キャスタの全高を低くすることが可能となる。従ってリ
ーチ式フォークリフトのようにフロアボードの低床化が
望まれる装置に適用した際に有利である。
更に本実施例では、前記したように旋回部材47の旋回
中心X1と車輪支持部材57の回転中心X2とが所定長
したけオフセットされているので、車輪支持部材57に
どのような駆動力Fが加えられた場合にあっても、第4
図(A)(B)に示したように該駆動力Fの大きさと方
向に応じた旋回モーメントM(=FXL)が発生する。
即ち第5図に示した操舵角θと旋回モーメントMの関係
から明らかなように、旋回モーメントMの大きさは、車
両の直線走行中にはモーメントM1で示したように最も
小さく、操舵に伴ってトレール1.が車軸支持部材57
の回転中心方向を向くに従ってモーメントM2からモー
メントM3まで順次大ぎくなる。
即ち駆動力Fの方向が連続的に変化している場合には、
車輪支持部材57の進行方向は駆動力Fの方向に追従し
ているから車輪63.63の受ける抵抗は転がり抵抗の
みであり、この値は一般的に極めて小さくなっている。
これに反して据切りを行った場合には、車輪63.63
の摩擦力Sを伴うため、抵抗が大きくなる。従って前記
オフセットLを適当な寸法に設定しておくことにより、
走行中の車輪63.63の旋回モーメントMは、前記セ
ルファライニングトルクに打消される程小さいため、は
とんど問題とならず、他方において車両の据切り時には
旋回モーメントMがセルファライニングトルクに対して
充分に大きくなるため、その効果を発揮することができ
る。
尚、据切りの方向によって前記セルファライニングトル
クとオフセットLに伴う旋回モーメントMとが釣り合う
ためには死点が生じることがあるが、この死点は従来例
と異なり、第6図に示したようにセルファライニングト
ルクTと前記オフセットLによって生じるモーメントM
とが釣り合った領域θ。の近傍に死点が形成されており
、ロードホイールの回転中心は駆動力Fの方向と直交し
た位置にある。ここでセルファライニングトルクTと前
記オフセットLによって生じるモーメントMは、駆動力
Fと該駆動力Fに対する抵抗力から生じるものであるが
、車輪63.63と接地面との摩擦力Sとの影響で上記
死点の生じる旋回角は駆動力Fの大きさにより変化する
。従って駆動力Fが大きくなった場合には、車輪63.
63間の抵抗にアンバランスが発生して、第7図に示し
たように抵抗力Rの着力点が変化してセルファライニン
グトルクTが変化し、更に前記オフセットLによるモー
メントMが不安定となって死点が解消され、車輪63.
63が旋回する。この時に車輪63.63の片輪の輪圧
が0となることはない。
従って本実施例における死点は不安定な死点であって、
駆動力Fを変化させるかもしくは他の外的要因によって
簡単に脱出することができる。
一方、通常の平坦路の走行中は問題がないが、車輪63
.63が突起に乗り上げたり、凹凸路面を走行する場合
には、連続的に操舵している際にあってもロードホイー
ルに大きな抵抗が発生することがある。このような場合
には前記オフセットLによって生じるモーメントMによ
ってロードホイールが車両の進行方向と異なる方向に向
けられてしまうので、車両の安定性が損なわれて円滑な
走行及び発進が出来なくなるという難点がある。
この対策としては、本発明の他の実施例として、前記車
輪支持部材57のピボット部をオフセット方向の片輪に
寄せることによって、オフセットLによるモーメントM
とピボット部のモーメントとが打ち消すように作用して
、車両の安定性が保持される。このピボット部のモーメ
ントによって据切り時における前記オフセットLの効果
が損なわれることはないが、車両が前進から後進への方
向転換を行った際には、ピボット部のモーメントは反転
するもののオフセットLによるモーメントMは反転しな
い。そこで第8図に示したように抵抗Rの着力点と旋回
部材47の旋回中心X1との間にオフセットL′を形成
したことにより、上記着力点のモーメントの反転をオフ
セットL′により打ち消すことができる。第9図(A)
は他の実施例における操舵角θとモーメントM、にょる
駆動力Fのバランスの状態を示しており、同図(B)は
同じく死点の安定状態を示している。図中の21は安定
領域を示し、Z2は不安定領域を示している。
以上説明してように、本実施例によれば従来例における
車両の方向転換時の死点を実用上無視できるまでになく
して、車輪を旋回させるモーメントを容易に発生すると
ともに、走行中の旋回部材に車両進行方向と逆向ぎの駆
動力が加えられた場合にも安定した走行状態が得られる
という作用が得られる。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる旋回キャスタ
によれば、以下に記す作用効果がもたらされる。即ち、
車体の進路変更時には旋回部材と車輪支持部材とが一体
になって旋回し、車輪が進行方向に追従する一方、車体
の前進がら後進への進路変更時には、車輪に路面抵抗を
受けても車輪支持部材及び車輪は旋回せず、旋回部制の
みが反転する。従って車体の前後進間の進路変更時には
車輪が若干傾動するのみで旋回を伴わず、車体の挙動を
小さくすることができる。又、第1の軸受と第2の軸受
とが略同心状に配置されているため、両軸受の回転中心
の交点が各軸受の荷重中心を含む平面の近傍に位置して
おり、キャスタの全高を低くすることが可能となる。
更に旋回部材の旋回中心と車輪支持部材の回転中心とゐ
く所定長だけオフセットされているので、車輪支持部材
にどのような駆動力が加えられた場合にあっても該駆動
力の大きさと方向に応じた旋回モーメントを発生するこ
とができる上、前記オフセット量を適当な寸法に設定し
ておくことにより、走行中の車輪の旋回モーメントをセ
ルファライニングトルクに打消される程小さくすること
が可能となり、特に車両の据切り時には、旋回モーメン
トがセルファライニングトルクに対して充分に大ぎくな
るため、車輪を旋回させるモーメントを発生することが
できる。
又、駆動力の方向が連続的に変化している場合には、車
輪支持部材の進行方向は駆動力の方向に追従して、車輪
の受ける抵抗は転がり抵抗のみとすることができて、車
両走行時の抵抗をなくして車体にショックを与えること
がなく、且つ上記抵抗を解消するためのエネルギーロス
か生じないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる旋回キャスタの一実施例を示す
要部断面図、第2図は同側面図、第3図は同平面図、第
4図は本実施例における車輪への駆動力とモーメントの
相関を示す概要図、第5図は同操舵角とモーメントの相
関を示す概要図、第6図は同動作特性を示すグラフ、第
7図は同車輪の旋回状態を示す概要図、第8図は本発明
の他の実施例を示す概要図、第9図(A)は同動作を示
す概要図、同図(B)は同動作特性を示すグラフ、第1
0図は従来の旋回キャスタの一例を示す要部断面図、第
11図(A)(B)は同従来例における車輪への駆動力
と動作の相関を示す概要図、第12図は同旋回トルクと
操舵角の相関を示すグラフ、第13図(A)は従来例に
おける車輪の旋回状態を示す平面図、第13図(B)は
同側面図である。 ■・・・支持枠、33・・・アウタハウジング、37・
・・第1のアウタレース、39・・・転動体、41・・
・第1のインナレース、43・・・第1の軸受、47・
・・旋回部材、49・・・第2のアウタレース、51・
・・転動体、53・・・第2のインナレース、55・・
・第2の軸受、57・・・車輪支持部材、61・・・車
軸、63・・・車輪。 第 図 M 第 図 ■ Σ 第 図 第 11図 (A) (B) 第12 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体側の支持枠に対して軸受を介して支持された
    旋回部材と、該旋回部材に車輪支持部材を介して回転自
    在に支持された車輪とを備え、上記旋回部材の旋回中心
    線と車輪の接地点との間にトレールを形成して、路面抵
    抗によって車輪を進行方向に向けるようにした旋回キャ
    スタにおいて、上記車体側の支持枠と旋回部材との間に
    第1の軸受を設けて、旋回部材を回転自在に支持すると
    ともに、上記旋回部材と車輪支持部材との間に、上記旋
    回部材の旋回中心線と交差する旋回中心線を有し、且つ
    前記第1の軸受と同心状の位置にある第2の軸受を設け
    、上記旋回部材の旋回中心と車輪支持部材の回転中心と
    を、旋回部材に車両の進行方向と逆向きの駆動力が加え
    られた際のモーメントを打ち消す方向のモーメントを発
    生するオフセットを付与したことを特徴とする旋回キャ
    スタ。
JP2275953A 1990-10-15 1990-10-15 旋回キャスタ Expired - Fee Related JP2844893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2275953A JP2844893B2 (ja) 1990-10-15 1990-10-15 旋回キャスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2275953A JP2844893B2 (ja) 1990-10-15 1990-10-15 旋回キャスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04151302A true JPH04151302A (ja) 1992-05-25
JP2844893B2 JP2844893B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=17562729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2275953A Expired - Fee Related JP2844893B2 (ja) 1990-10-15 1990-10-15 旋回キャスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2844893B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030573A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Masaaki Shudo 自在キャスタ及びそのキャスタを用いた台車

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6148889U (ja) * 1984-09-06 1986-04-02
JPS61115704U (ja) * 1984-12-30 1986-07-22

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6148889U (ja) * 1984-09-06 1986-04-02
JPS61115704U (ja) * 1984-12-30 1986-07-22

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030573A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Masaaki Shudo 自在キャスタ及びそのキャスタを用いた台車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2844893B2 (ja) 1999-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0735762Y2 (ja) 旋回キヤスタ
JP3794130B2 (ja) 球殻体移動装置
JP6129172B2 (ja) 自在キャスター
JP2014526419A (ja) メカナムホイールおよびメカナムホイール車両
US6145611A (en) Computerizable robotic automated bogie
JP2006503749A (ja) キャスター
US4097954A (en) Flutter-resistant caster
US5727644A (en) Parallel-aligned all-wheel steered vehicle II
JPH01190586A (ja) 車輪用軸受装置
JP3498043B2 (ja) 球状駆動輪を用いる全方向移動装置
JP2005047312A (ja) 全方向移動車
JPH04151302A (ja) 旋回キャスタ
JP3498044B2 (ja) 全方向移動装置の制御装置
JP2574934B2 (ja) 旋回キャスタ
JPS63170102A (ja) キヤスタ
JP2574935B2 (ja) 旋回キャスタ
JPS6237287A (ja) 車輪走行装置
US5996176A (en) Free floating castor
JP3208653U (ja) 自在キャスター
JPH0551481B2 (ja)
JP4047896B1 (ja) キャスター
KR102473957B1 (ko) 180도 역회전이 원활한 캐스터
JP2006151060A (ja) 走行ロボット
JP2023048963A (ja) キャスタ、及び走行体
JP3078911B2 (ja) 車両のサスペンション装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees