JPH04150866A - 外科用接着剤 - Google Patents

外科用接着剤

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JPH04150866A
JPH04150866A JP2273354A JP27335490A JPH04150866A JP H04150866 A JPH04150866 A JP H04150866A JP 2273354 A JP2273354 A JP 2273354A JP 27335490 A JP27335490 A JP 27335490A JP H04150866 A JPH04150866 A JP H04150866A
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prepolymer
aliphatic
isocyanate
aliph
polyol
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JP2273354A
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Yoshito Ikada
義人 筏
Kiyotake Morimoto
森本 清武
Yasushi Takagi
靖史 高木
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Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J175/00Adhesives based on polyureas or polyurethanes; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L24/00Surgical adhesives or cements; Adhesives for colostomy devices
    • A61L24/04Surgical adhesives or cements; Adhesives for colostomy devices containing macromolecular materials
    • A61L24/046Surgical adhesives or cements; Adhesives for colostomy devices containing macromolecular materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L31/00Materials for other surgical articles, e.g. stents, stent-grafts, shunts, surgical drapes, guide wires, materials for adhesion prevention, occluding devices, surgical gloves, tissue fixation devices
    • A61L31/04Macromolecular materials
    • A61L31/06Macromolecular materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step
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    • C08G18/22Catalysts containing metal compounds
    • C08G18/225Catalysts containing metal compounds of alkali or alkaline earth metals

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、外科用接着剤に関し、さらに詳しくは、脂肪
族イソシアネート末端ウレタンプレポリマーをベースと
する外科用接着剤に関する。
従来、臨床的に実用化されている外科用接着剤として、
シアノアクリレート系接着剤及びフィブリン糊が知られ
ている。シアノアクリレート系接着剤は、極微量の水で
重合反応が開始され、瞬時に硬化反応が完了する点に特
徴があるが、硬化物は非常に脆く、柔軟性がなく、加水
分解生成物として毒性の高いホルムアルデヒドを生成し
、非常に流動性がある液体で取扱い難い等の欠点がある
また、生体由来のフィブリン糊は、血清肝炎感染の可能
性があり、接着効果、接着速度の点で前記シアノアクリ
レート系接着剤に比べ大幅に劣るという難点がある。
そこで最近これらに代わる新しい医療用弾性接着剤の開
発研究が行われており、例えば親水性のポリオールの両
末端がジイソシアネートでキャップされた構造を有する
液状反応性ウレタンプレポリマーからなる弾性接着剤が
提案されている(特開昭62−148666号公報及び
特開昭62=290465号公報参照)。上記提案され
たウレタン系接着剤は、イソシアネート成分としてジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)、)リレンジ
イソシアネート(TDI)の如き芳香族ジイソシアネー
トを使用している。芳香族イソシアネート類は体内に入
った場合、代謝されにくく、またその分解生成物である
芳香族アミン類は発ガン性の疑いもあり好ましい原料と
は言えない。実際このような芳香族イソシアネート系ポ
リウレタンをインブラント材等の用途で体内に挿入した
場合、低分子量化合物の溶出物あるいは分解生成物は毒
性の高い化合物であることが報告されている[Chri
s Batich、 J erry Williams
 and RoyK ing、 Applied B 
iomaterials、 vol、23. No。
A3.311−319 (1989)参照]。
一方、プレポリマー法により迅速に硬化物を得ることが
可能な条件として、プレポリマー化してもなお官能基の
反応性が十分に高いことが必要である。一般にプレポリ
マー化することにより分子の易動度は低下し、官能基同
士は反応しにくくなる。また、一般に脂肪族イソシアネ
ート基は芳香族イソシアネート基よりも反応性が低い。
従って、プレポリマー法による硬化過程において脂肪族
系イソシアネートを芳香族イソシアネートの代わりに用
いた場合、迅速に硬化させることは困難である(松田武
久他、人工臓器、15巻1号174頁、1986年参照
)。
他方、ポリグリコール酸、ポリ乳酸などに代表される脂
肪族ポリエステル類は、水の存在下に容易に加水分解し
、分解生成物は代謝可能であり、生体内分解吸収性の医
用材料として知られている。
外科用接着剤にむいても、生体組織の自己修復能力によ
り組織の損傷が回復するまでの期間作用し、その後すみ
やかに分解、代謝されるタイプのものが望ましい。前述
の特開昭62−148666号公報及び特開昭62−2
90465号公報に開示されている外科用接着剤におい
ても芳香族イソシアネート末端プレポリマーの主鎖中に
エステル結合を導入すれば加水分解可能となる。しかし
、この場合分解生成物として低毒性とはいい難い芳香族
化合物が分解物として生成するという問題点を生じる。
芳香族環を有する化合物は一般に発ガン性の危険性ある
いは生体内において代謝されにくい等、毒性の点から、
芳香族イソシアネートを用いず、脂肪族イソシアネート
を用いた方が望ましい。しかしながら、反応活性の低い
脂肪族イソシアネートは、ポリオールまたは水との反応
において、アミン類や有機金属化合物など毒性の低いと
は言い難い触媒とを併用しない限り迅速な反応速度を得
ることができない。
本発明の目的は、このような活性の低い脂肪族イソシア
ネートと低毒性の触媒の組み合わせで、迅速に硬化し、
さらに望ましくは硬化物は生体内で分解可能で分解生成
物が低毒性である外科用接着剤を提供することである。
本発明者らは生体にとつて毒性が低い外科用接着剤を得
るべく鋭意検討を行なった結果、今回、特定分子量及び
官能基数をもつポリオールと脂肪族ジイソシアネートを
付加反応させて得られる分子末端すべてにイソシアネー
ト基を有する脂肪族イソシアネート末端ウレタンプレポ
リマーは低毒性の脂肪酸金属塩の存在下で水と反応して
迅速に硬化しうろことを見出し本発明を完成するに至っ
た。
かくして、本発明によれば、 (a)  脂肪族イソシアネート末端ウレタンプレポリ
マー 100重量部と、 (b)  硬化用触媒としてのカルボン酸の金属塩 0
.1〜5重量部 を含有することを特徴とする外科用接着剤が提供される
本発明の外科用接着剤において使用される脂肪族イソシ
アネート末端ウレタンプレポリマー(a)としては、特
に、分子量が200〜5.000の範囲内にある2〜3
官能の脂肪族ポリオールに脂肪族ジイソシアネートを付
加反応させることにより得られる芳香環を含まない脂肪
族イソシアネート末端ウレタンプレポリマーが好適であ
る。
上記脂肪族ポリオールとしては、2価又は3価ノ脂肪族
アルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ヘキサントリオール、グリセリンなど)に
、アルキレンオキシド(flえば、エチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなど)を付加さ
せることにより得られるポリエチレンオキシド、ポリプ
ロピレンオキシド、ポリ(エチレンオキシド−プロピレ
ンオキシド)共重合体などのポリエーテルポリオール類
;ジカルボン酸(例えば、蓚酸、マロン酸、コハク酸、
など)にジオール類(例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコールなど)を縮合させることにより得ら
れるポリエステルポリオール類;上記のごとき2価又は
3価の脂肪族アルコールあるいは上記ポリオールにラク
トン類(例えば、カプロラクトン、グリコリド、ラクタ
イドなど)を開環付加させることによって得られるポリ
エステルポリオール類;上記のごとき2価又は3価の脂
肪族アルコールあるいは上記ポリオールにヒドロキシカ
ルボン酸(例えば、グリコール酸、乳酸など)を縮合さ
せて得られるポリエステルポリオール類;などの2〜3
官能の脂肪族ポリオールが包含される。
これら脂肪族アルコールは通常、200〜5゜000、
好ましくは400〜3.000の範囲内の分子量を有す
ることが望ましい。該脂肪族アルコールの分子量が20
0より低いと、ジイソシアネートを付加してプレポリマ
ー化した時、プレポリマーの疎水性部分の割合が大きく
なり、反応すべき水との混和性が悪くなるために硬化反
応が進みにくい。また、一般に重合体の同族体化合物に
おいて低分子量化合物はど毒性が高くなる傾向がある。
また、脂肪族アルコールの分子量が5,000を超える
と、得られるプレポリマーの末端イソシアネート基の密
度が小さくなり、水との反応頻度が下がるために硬化反
応が進みにくいなどの欠点を生ずる。
主鋼中に脂肪族エステル骨格を有する脂肪族ポリオール
は加水分解可能であり、従って、かかるポリオールを用
いて得られる外科用接着剤は生体内で分解することが可
能となる。特に、グリコール酸残基、乳!!残基を主鎖
に有する脂肪族ポリオールは、加水分解により生成する
グリコール酸、乳酸が生体内においては無毒性であるた
め特に好適である。
上記脂肪族ポリオールと反応せしめられる脂肪族ジイソ
シアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジ
イソシアネート、ジメチルシクロヘキサンジイソシアネ
ートなどが挙げられる。これらのうちへキサメチレンジ
イソシアネートは、プレポリマー化した時に末端が第1
級イソシアネート基となり、反応性に富み、分子量が小
さいために、プレポリマー化したときプレポリマーの疎
水性部分が小さく反応すべき水との混和性が良好で、そ
の結果、水との反応を円滑にすることが可能であり、特
に好適である。
脂肪族ポリオールと脂肪族ジイソシアネートとの付加反
応はそれ自体既知のウレタンプレポリマー合成法に従っ
て行なうことができる。その際の脂肪族ポリオールと脂
肪族ジイソシアネートの仕込比は、N G Olo H
比で一般に1.4以上とすることができる。該仕込比が
1.4より低いと、得られるプレポリマーが鎖延長反応
に伴い高分子量化するために粘度が上昇し硬化時に混合
撹拌が困難となる。一方、該仕込比が2を超えると、未
反応のイソシアネートモノマーがプレポリマー中に残存
するようになる。この場合プレポリマー合成に関して副
反応として鎖延長反応が起きにくいという特徴があるが
、反面残存するイソシアネートモノマーをプレポリマー
から留去する必要が生ずる。この場合、イソシアネート
モノマーを留去すれば、使用することができるが、過剰
の残存は不経済であり、該仕込比は2.2以下で充分で
ある。
上記の如くして調製される脂肪族イソシアネート末端ウ
レタンプレポリマーはそれぞれ単独で使用することがで
き、或いは2種以上組合わせて使゛用してもよい。該プ
レポリマーの硬化は、末端の脂肪族イソシアネート基と
水との反応により生成するアミン末端と別のプレポリマ
ーの末端脂肪族イソシアネート基との反応により生ずる
尿素結合に伴う鎖延長によりな−されるので、硬化触媒
としてカルボン酸の金属塩、例えば、脂肪族カルボン酸
のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩などの如き脂肪
族カルボン酸の金属塩を使用することが可能となる。特
に、脂肪族カルボン酸のカリウム塩及びナトリウム塩は
毒性が低く、生体に使用しても影響が少なく好適である
上記硬化触媒の使用量は、該プレポリマー100重量部
に対して、一般に0.1〜5重量部、好ましくは1〜3
重量部の範囲内とすることができる。その使用量が0.
1重量部より少ないと、硬化反応が迅速に進まず、また
、5重量部を超えると、硬化反応が速く進みすぎて不均
一な硬化物が生成しやすい。
本発明の外科用接着剤には、硬化反応を円滑に進めるた
めに、粘度調整、相溶化、架橋促進の目的で、分子量が
200〜3.000の範囲内の2〜3官能の前述した如
き脂肪族ポリオールを加えることができる。
また、ウレタン分野で通常用いられている整泡剤を添加
してもよく、それによって均一な大きさの気泡をもつ硬
化物を得ることができる。
本発明の接着剤は外科用接着剤として、例えば、縫合糸
を用いた縫合の代替、欠損部への充填、創傷部の被覆、
生体組織の癒着防止、止血などの用途に使用することが
できる。
本発明の接1剤をこれらの用途に使用するに際して、適
用部位の生体組織に、接着剤の硬化に必要なだけの充分
な水分が存在する場合には、本発明の接着剤に水を添加
する必要はないが、通常、適用生体組織に存在する水分
量等に応じて、接着剤中のプレポリマーのイソシアネー
ト当量に対して70〜500%の水を添加した後に、接
着すべき部位に適用するのが好都合である。特に水が実
質的に又は殆んど存在しない被着体に適用する場合には
、イソシアネート当量に対し少なくとも70%の水を添
加することが重要である。イソシアネート当量を超える
水は硬化には直接関与しないが、500%までの存在は
許容しうる。それを超える大過剰の水の存在は末端イソ
シアネート基と水との反応によりアミン末端プレポリマ
ーが優先的に生成する結果を招き、イソシアネート末端
プレポリマーとの反応が充分に行なわれないために不均
一な硬化物が生じやすくなる。従って、そのような場合
には、適用すべき生体組織から例えば水分を拭い去るな
どの方法により水分量を調節することが望ましい。
適宜水が添加された本発明の接着剤の被着体への適用方
法としては、ヘラ等による直接塗布、スプレーによる塗
布、注射器やチューブなどによる注入等の方法が挙げら
れる。
次に実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
ウレタンプレポリマーの製造例 (A)  冷却管をそなえた4つ口7ラスヂにHDI 
[ヘキサメチレンジイソシアネート、日本ポリウレタン
(株)1336.4gをとり、80℃に昇温、撹拌する
。これにカーポワックス#400[ポリエチレングリコ
ール、平均分子量4.00、国産化学(株)1400g
を3時間で滴下する(仕込比NC010H−2)、滴下
後さらに80℃で6時間撹拌を統はプレポリマーAを得
た。
(B)  同様な方法で、MDIとGL−300G[3
官能性ポリオール、分子量3000、E洋化成(株) 
Ill ヲ用イ、仕込比NC010H−2で反応を行い
プレポリマーBを得た。
(C)  グリコール酸残基を有するプレポリマ−を以
下のように合成した。冷却管をそなえた4つロフラスコ
にグリコールa[和光純薬工業(株)、1級1114g
及びカーボワックス#400 200gをとり、常圧で
撹拌、加熱、リフラックスさせる。反応の進行に伴いリ
フラックス温度は上昇するが、やがてエステル化反応が
平衡状態となり加熱開始後4時間程度でリフラックス温
度は120℃で一定になる。引き続きアスピレータ−を
用い35 m m Hgまで減圧しながら180℃に加
温し3時間反応させ、主鎖中にグリコール謙残基を有す
る平均分子量520(平均分子量の測定は高速液体クロ
マトグラフィーを用いた)のポリオールを得た。次に別
の冷却管をそなえた4つロフラスコにMDIを168g
とり80℃に加熱、撹拌し、前記ポリオール全量を3時
間かけて滴下した。滴下後80℃で6時間反応を続はプ
レポリマーCを得た。
CD)  乳酸残基を有するプレポリマーを、前記の方
法および反応条件でグリコール酸の代わりにdi−乳酸
を用い以下の如くして合成した。即ち、冷却管をそなえ
た4つロフラスコにd l −乳M [l3i1産化学
(株)特級1135g及びカーポワックス1400 2
00gをとり常圧で撹拌、加熱、リフラックスさせる。
反応の進行に伴いリフラックス温度は上昇するが、やが
てエステル化反応が平衡状態となり加熱開始後4時間程
度でリフラックス温度は140℃で一定になる。引き続
きアスピレータ−を用い35mmHgまで減圧しながら
180℃に加温し3時間反応させ、主鎖中に乳酸残基を
有する平均分子量580のポリオールを得た。
次に別の冷却管をそなえた4つロフラスコにHDIを1
68gとり80℃に加熱、撹拌し、前記ポリオール全量
を3時間かけて滴下した。滴下後80℃で6時間反応を
続はプレポリマーDを得た。
触媒の調製例 オクタン酸カリウム塩1部をTc−400[ポリエーテ
ルポリオール、三井H曹(株)〕 1部に溶解させた。
その溶液を触媒Mとする。
また、酢酸ナトリウム塩1部を水1部に溶解させた。そ
の溶液を触媒Nとする。
実施例1〜3及び比較例1 上記で得られた脂肪族イソシアネート末端プレポリマー
に水、触媒を添加、混合し硬化を行った。
硬化はすべて室@(25℃)において行なった。
実施例1〜3では、プレポリマーAt−10gカップに
とり、下記表1に記載した量の触媒、水および整泡剤と
してシリコンオイルL−5430[E1本二二、カー(
株)]を添加し、カゴ型ミキサーを用い回転数200O
rpm、10秒間撹拌し、2枚のガラス板の間に1mm
のスペーサーをはさみ、この間で硬化を行ない発泡した
シート状サンプルを得た。添加した水分量は実施例1は
イソシアネート当量と等しく、実施例2はイソシアネー
ト当量の450%、実施例3は80%である。
表1における「硬化時間」とは、硬化反応により発泡体
を形$c(ライズ)シ、べたつかなくなる(タックフリ
ー)までに要する時間を意味する。
また、硬化物の引っ張り試験は引っ張り速度10cm/
分で行った。
比較例1はプレポリマーAに対しエチレングリコールD
−6gs触媒MO,5g添加し、条件は実施例1と同様
にしてウレタン結合による硬化を試みたものである。得
られた結果を表1に併せて記載する。
寒1」L1二」一 実施例4〜6はプレポリマーのポリオール成分を変えた
組成における硬化例である。すなわち、プレポリマーB
%C又はDをlogそれぞれカップにとり、下記表2に
記載した量の触媒および水を添加し、カゴ型ミキサーを
用い回転数2000rpmslO秒間撹拌し、硬化を行
った。実施例5及び6で用いたプレポリマーはグリコー
ル酸残基又は乳酸残基を有しており、硬化物は加水分解
可能である。そこで硬化物の加水分解試験を行った。即
ち、硬化物から一辺3cmの立方体を切り出し、36℃
に保温した水200cc中に放置し分解するまでに要し
た日数を調べた。ここで「分解」とは硬化物が加水分解
により元の形から7レ一ク状小片にくずれ、懸濁液とな
ることを意味する。得られた結果を表2に記載する。
実施例7は触媒成分を変えた組成における硬化例である
。すなわち、プレポリマーAをカップにとり、表2に記
載した量の触媒Nを添加し、カゴ型ミキサーを用い回転
数2000rpms  10秒間撹拌し、硬化を行った
。得られた結果を表2に記載する。
実施例8はプレポリマーに触媒のみを添加し水分を加え
ず、牛肉を生体組織の代用とし、牛肉の上で硬化を行っ
た。すなわち、プレポリマーAt0gに触媒Mを加え、
カゴ型ミキサーを用い回転数200Orpm、10秒間
撹拌した。これを予め表面の水分を脱脂綿でかるく拭い
36℃に加温した牛肉上にへらを用い厚さ0.3mmに
塗布して牛肉の水分により硬化を行った。得られた結果
を表2に記載する。
発明の効果 本発明の外科用接着剤は脂肪族イソシアネート末端プレ
ポリマーとカルボン酸金属塩からなり、毒性の点で問題
となる芳香族化合物、低分子量アミン類、有機金属化合
物を含まず、かつ水により迅速に硬化し、硬化物は生体
内で加水分解可能で分解生成物は代謝可能である等の特
徴を有する。
従って、生体にとってより安全であり、医用材料として
外科手術への応用により医療技術の改良に有用な素材を
提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)脂肪族イソシアネート末端ウレタンプレポリ
    マー100重量部と、 (b)硬化用触媒としてのカルボン酸の金 属塩0.1〜5重量部 を含有することを特徴とする外科用接着剤。 2、脂肪族イソシアネート末端ウレタンプレポリマーが
    、脂肪族ポリオールに脂肪族ジイソシアネートを付加反
    応させて得られる芳香環を含まないものである特許請求
    の範囲第1項記載の外科用接着剤。 3、脂肪族ポリオールが分子量200〜5,000で2
    〜3官能である特許請求の範囲第2項記載の外科用接着
    剤。 4、脂肪族ジイソシアネートが1,6−ヘキサメチレン
    ジイソシアネートである特許請求の範囲第2項記載の外
    科用接着剤。 5、カルボン酸の金属塩が脂肪酸のカリウム塩またはナ
    トリウム塩であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の外科用接着剤。 6、特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の外科
    用接着剤を、そのイソシアネート当量に対し70〜50
    0%当量の範囲内で水の存在下に、被着体に対し直塗り
    、スプレーまたは注入により塗布することを特徴とする
    外科用接着剤の使用方法。
JP2273354A 1990-10-15 1990-10-15 外科用接着剤 Pending JPH04150866A (ja)

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