JPH0414851Y2 - - Google Patents

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JPH0414851Y2
JPH0414851Y2 JP1985131201U JP13120185U JPH0414851Y2 JP H0414851 Y2 JPH0414851 Y2 JP H0414851Y2 JP 1985131201 U JP1985131201 U JP 1985131201U JP 13120185 U JP13120185 U JP 13120185U JP H0414851 Y2 JPH0414851 Y2 JP H0414851Y2
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recess
battery case
battery
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は密閉型鉛蓄電池における安全弁装置の
改良に関するものである。
(ロ) 従来の技術 少なくとも一対の樹脂体を接合して形成される
電槽内に発電要素を収納してなる密閉型蓄電池で
あつて、一方の電槽に電槽内部と近接する側壁が
平板状に形成された弁座部を設け、前記側壁の中
央部に電槽内部と連通する弁孔部を設けると共
に、他方の電槽蓋で施蓋することにより、安全弁
を収納する構造であつて、この弁座部に円筒状の
ゴム体で形成した安全弁を挿入し、この安全弁の
外面が弁座部内の側壁中央部に設けられた電槽内
部と連通する弁孔部を封鎖するように形成された
密閉型蓄電池が考案された(実開昭59−79976号
公報を参照)。しかしこの公報の電池の製造工程
において、その安全弁部の構造上次の2点が製造
工程及び作業時間能力の制約条件となつていた。
() 安全弁を電槽弁座部へ装着する時、安全
弁の形状寸法と弁座部寸法とが同じであれば装
着の作業が容易ではなく作業性が悪くなる。従
つて弁座部と安全弁との間に余空間が必要とな
る。
() 安全弁装着後、弁座部を電槽蓋にて収納
するが、電槽蓋と電槽との溶着をする際技術上
どうしても精度を保つたまま一定の厚みにする
事が困難なため、その厚み方向にバラツキが生
じる。特に厚みが小さめになつた時は電槽蓋が
安全弁を著しく加圧し、正常な装着形状が得ら
れず、従つてシール性、弁の作動圧が設計値か
ら大幅に狂つたものになる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記従来技術において安全弁を円筒状のゴム体
で形成し、ゴムの外面が電槽に設けられた電槽内
部と連通する弁孔部を封鎖するように形成されて
いた。従つて円筒状のゴム体の外面中心線と弁孔
部の孔の中心と合致するのが基本であり、それか
らずれれば必然的にシール性、弁の作動圧も低下
せざるを得ない。何故ならば、円筒状のゴム体の
中心軸に対する垂直方向に対するゴムの反発を考
えた場合、中心軸ほど反発力が大きくなりシール
性は高くなり、品質は安定するが、中心軸が弁孔
部の孔の中心よりずれるほどシール性が低下し、
品質的にバラツキが大きくなる。シール性が悪い
と空気中のO2が負極の充電活物質であるPbと反
応し、Pb+1/202→Pboとなるために自己放電
し、保存性能が低下する。またシール性が悪いと
弁孔を通して電解液中のH2Oが電池外部へ蒸発
し、電解液量が小さくなるため寿命の劣化、しい
ては放電特性に悪影響を及ぼす。このため安定し
たシールを求めるには円筒の軸と弁孔部の中心と
が合致するような構造が望ましい。
本考案が解決しようとする問題点は製造工程上
不可欠な安全弁と電槽との余空間を保つたまま例
え外部からの衝撃が加わつても安定したシールを
得られる構造とし、蓄電池性能の向上を図るもの
である。
(ニ) 問題点を解決するための手段 少なくとも一対の樹脂体を接合して形成される
電槽内に、発電要素を収納し、一方の樹脂体に凹
所を設け、該凹所の前記電槽内部と近接する側壁
の中央部に電槽内部と連通する連通孔を設けると
共に、他方の樹脂体に、前記凹所を施蓋する突出
壁を一体に形成し、この突出壁と前記凹所とでガ
スを排出するガス抜孔を設け、前記凹所と突出壁
とで弁室を構成し、該弁室内に外表面に突部を有
する円筒状チユーブを収納し、一方の弁室内側壁
に前記突部を収納する凹部を形成する。
(ホ) 作 用 円筒状チユーブの軸と連通孔の中心とが合致
し、また外部からの衝撃によつてもズレが生じな
い。
(ハ) 実施例 以上本考案密閉型鉛蓄電池を図面の一実施例に
沿つて詳細に説明する。
第1図は鉛蓄電池の要部縦断面図である。この
図において、1,2はハイインパクトスチロール
を材料とする一対の樹脂体で形成された電槽部材
と電槽蓋であり、電槽部材1は後述する発電要素
を収納する電槽部3有すると共に、一端部に該電
槽部3内部と連通する連通孔4を設けた側壁5を
具備した凹所6を有する。前記凹所6の前記側壁
5に対向する壁面(電槽部材1の一方の端面に相
当する)には切欠部7が形成されている。一方の
前記電槽蓋3は前記凹所6の開口部を閉塞し、前
記切欠部7と嵌合する突出壁8を垂下形成してな
る。
前記電槽部3内に収納される発電要素は正・負
極用集電体9,10と正・負極活物質11,12
と両活物質11,12間に位置し制限された電解
液を保持してなるガラス繊維セパレータ13より
構成され、これらの要素は前記電槽部材1と電槽
蓋2との接合時に適当に加圧された状態となる。
第4図に示す14は前記凹所6内に収納される
安全弁としてのゴム性円筒状チユーブでありその
外形寸法は前記凹所6の幅寸法より小さく設計さ
れている。従つて前記チユーブ14は前記凹所6
内に圧入ぎみに装填され、収納状態では長円形状
の切口を呈するようになる。15は前記チユーブ
14の周側面に突出して設けられてなる位置め用
突部である。一方前記凹所6の側壁及び前記切欠
部7に嵌合する突出壁8とに跨つて前記突部15
を受入する凹部16を形成している。また前記突
出壁8と切欠部7との間にガス抜孔17が形成さ
れる。
第5図に前記円筒状チユーブ14の反発応力と
チユーブ14外面の中心軸と前記連通孔4の中心
との前記中心軸をZ軸とする空間におけるズレの
変位の関係を示す。図中実線はX方向のズレを示
し破線はy方向のズレを示している。前記チユー
ブ14外面の中心軸と前記連通孔4の中心とのズ
レが殆んど0に等しい時、即ち第5図のB部に位
置する時、ズレ変位Δに対しての反発力の差βは
非常に小さい。しかし同図のA部に位置する時は
ズレ変位Δに対しての反発応力差αが非常に大き
くなる。このことはA部に前記チユーブ14が位
置するときほど、即ちチユーブ14外面の中心軸
が連通孔4の中心よりずれるほどシール性にバラ
ツキが生じることを意味する。
上記の事実を更に明確に示すために前記円筒状
チユーブ14の安全弁としての作動状態(良、不
良)と該チユーブ14の連通孔4中心からのズレ
との関係を第6図に示す。第6図aは比較のため
の従来の電池の安全弁作動状態と安全弁の弁孔か
らのX方向、y方向のズレとの関係を示し、第6
図bは本考案電池の円筒状チユーブ14の連通孔
4からのX方向及びy方向のズレと安全弁として
の作動状態との関係を示している。尚第6図a,
b共に電池個数100セルに対するパーセント表示
でズレの分布を取り、且つ不良品の占める割合を
斜線で示している。この図より明らかなことは従
来の電池ではズレにバラツキが有り、且つ不良品
率も高いが本考案電池ではX方向y方向ともにズ
レが小範囲で、しかも不良品率は低く抑えられて
いる。これは円筒状チユーブ14に設けられた突
部15が凹部16に嵌合することによつて、該チ
ユーブ14が固定されるので、チユーブ14の連
通孔4中心からのズレが小さくなりまたそのバラ
ツキも小さくなつてシール不良率が低くなつたも
のと考えられる。前記凹所6に円筒状チユーブ1
4を挿入する際最低限該チユーブ14と凹所6と
の間に〓間が必要である。この〓間は必要最小ク
リアランスと呼ばれ、この値以下であるとチユー
ブ14の挿入作業が損なわれる。本考案の場合X
方向必要最小クリアランスは0.05mm、y方向必要
最小クリアランスは0.025mmである。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の説明の如く少なくとも一対の樹
脂体を接合して形成される電槽内に、発電要素を
収納してなる密閉型鉛蓄電池であつて、一方の樹
脂体に凹所を設け、該凹所に前記電槽内部と連通
する連通孔を設けると共に、他方の樹脂体に、前
記凹所を施蓋する突出壁を一体に形成し、この突
出壁と前記凹所とでガスを排出するガス抜孔を設
け、前記凹所と突出壁とで弁室を構成し、該弁室
内に外表面に突部を有する円筒状チユーブを収納
し、一方の弁室内側壁に前記突部を収納する切欠
部を形成してなるものであるから安全弁としての
円筒状チユーブの軸と連通孔の中心とが合致し、
また外部からの衝撃にもズレないことから電池内
部のシール性が向上し、外部からのH2Oの侵入
及び内部からのH2Oの放出がなくなり、電解液
の水の量が一定に保たれる結果電池品質の向上、
電池性能の確保が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案密閉型鉛蓄電池の要部縦断面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は要
部斜視図、第4図aは円筒状チユーブの側方斜視
図、bは同じく正面図、第5図は円筒状チユーブ
の連通孔からのズレと反発力との関係を表わす
図、第6図aは従来電池の安全弁のX方向及びy
軸方向のズレと不良率との関係を表わす図、bは
aに相当する本考案電池のズレと不良率との関係
を表わす図である。 1,2……樹脂体、3……電槽、9,10,1
1,12,13……発電要素、6……凹所、5…
…側壁、4……連通孔、8……突出壁、17……
ガス抜孔、15……突部、16……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一対の樹脂体を接合して形成される
    電槽内に、発電要素を収納してなる密閉型鉛蓄電
    池であつて、一方の樹脂体に凹所を設け、該凹所
    の前記電槽内部と近接する側壁の中央部に電槽内
    部と連通する連通孔を設けると共に、他方の樹脂
    体に、前記凹所を施蓋する突出壁を一体に形成
    し、この突出壁と前記凹所とでガスを排出するガ
    ス抜孔を設け、前記凹所と突出壁とで弁室を構成
    し、該弁室内に外表面に突部を有する円筒状チユ
    ーブを収納し、一方の弁室内側壁に前記突部を収
    納する凹部を形成してなる密閉型鉛蓄電池。
JP1985131201U 1985-08-28 1985-08-28 Expired JPH0414851Y2 (ja)

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JPS6240770U JPS6240770U (ja) 1987-03-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851568B2 (ja) * 1978-02-27 1983-11-17 株式会社神戸製鋼所 立体フレ−ムによる砂防堰堤

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JPS5851568U (ja) * 1981-10-02 1983-04-07 株式会社ユアサコーポレーション 密閉型蓄電池
JPS5979974U (ja) * 1982-11-18 1984-05-30 三洋電機株式会社 密閉型蓄電池

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