JP2023137634A - 電池ケース、および該電池ケースを備える二次電池 - Google Patents

電池ケース、および該電池ケースを備える二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】封口板をケース本体の開口に装着したときに、ケース本体と封口板との間に隙間が生じるのを抑制する。【解決手段】ここで開示される電池ケースは、開口を有する有底角型のケース本体と、開口に装着される略矩形状の封口板と、を備えている。ケース本体の開口は、対向する一対の短辺の内側面に内側に突き出た段差を有している。封口板は、開口に嵌まる板であり、互いに対向する一対の長辺部と、互いに対向する一対の短辺部と、長辺部と短辺部との間の四隅にそれぞれ設けられたR部と、を有している。封口板の下面の縁は、面取りされている。一対の短辺部の面取り量は、一対の長辺部の面取り量よりも大きい。R部には、短辺部側の第1端部から長辺部側の第2端部に向かって面取り量が徐々に小さくなる徐変領域が設けられている。【選択図】図13

Description

本開示は、電池ケース、および該電池ケースを備える二次電池に関する。
特開2001-135282号公報には、電池缶の上部の開口部に蓋体を設けて溶接によって封口した密閉型電池が開示されている。同公報では、電池缶の上部の開口部の内面の曲面状の四隅に蓋体を嵌合させる四隅段差部を形成するとともに、開口部の少なくも長辺側の内面に四隅段差部と結合した長辺段差部を形成し、電池蓋を段差部に嵌入して溶接しすることが提案されている。同公報で提案されている技術では、電池缶の四隅段差部のみならず長辺側にも段差部を形成したことによって、電池蓋を所望の位置に嵌入して確実に溶接できる、とされている。
また、国際公開第2017/082317号には、開口部を有する有底筒状の金属製のケース本体と、前記開口部を閉塞した金属製の蓋体とを備える蓄電装置が開示されている。この蓄電装置の蓋体は、蓋本体部と、挿入部と、湾曲部とを有している。蓋本体部は、開口部を閉塞し、かつ、開口部を囲むケース本体の開口端面に支持される部位である。挿入部は、蓋本体部からケース本体内に向けて突出し、かつ、ケース本体の内周面に沿って延びる柱状の部位である。湾曲部は、挿入部の挿入方向の先端縁には、R面状またはC面状の部位である。同公報では、かかる湾曲部における面取りの下限値を蓋体の材質の平均粒径に設定することが提案されている。かかる構成によって、同公報では、ケース製造過程において、挿入部がケース本体内へ挿入されたときに、挿入部の先端縁がケース本体の内周面によって削られることが抑制され、糸状の異物の発生を抑制できる、とされている。
特開2001-135282号公報 国際公開第2017/082317号
ところで、封口板をケース本体の開口に装着したときに、ケース本体と封口板との間に隙間が生じるのを抑制したい。
ここで開示される電池ケースは、底面に対向する一側面に開口を有する有底角型のケース本体と、開口に装着され、開口の上縁に応じた外径形状を有する略矩形状の封口板と、を備えている。ケース本体の開口は、対向する一対の短辺の内側面に内側に突き出た段差を有している。封口板は、開口に嵌まる板であり、互いに対向する一対の長辺部と、一対の長辺部の両端に配置され、互いに対向する一対の短辺部と、長辺部と短辺部との間の四隅にそれぞれ設けられたR部と、を有している。封口板の下面の縁は、面取りされている。一対の短辺部の面取り量は、一対の長辺部の面取り量よりも大きい。R部には、短辺部側の第1端部から長辺部側の第2端部に向かって面取り量が徐々に小さくなる徐変領域が設けられている。
かかる構成の電池ケースでは、開口に封口板が装着される際、封口板の長辺部の面取り量をより小さくすることで、開口の長辺との密着性を向上させることができる。また、R部に、徐変領域が設けられることで、短辺部の面取り量が、徐々に長辺部の面取り量に近づけられている。このため、ここで開示される電池ケースでは、ケース本体と封口板との間に隙間が形成されにくくなっている。
徐変領域は、R部と短辺部との境界を起点として、該R部の中心から45度以上90度未満の範囲に設けられていてもよい。
R部は、短辺部に隣接する第1領域と、長辺部に隣接する第2領域とを備えていてもよい。この場合、徐変領域は、第1領域と第2領域との間に設けられていてもよい。第1領域の面取り量と短辺部の面取り量とが同じであってもよい。第2領域の面取り量と長辺部の面取り量とが同じであってもよい。
また、ここで開示される二次電池は、上述の電池ケースを備えていてもよい。
図1は、二次電池10の部分断面図である。 図2は、ケース本体41aの平面図である。 図3は、図2のIII-III断面図である。 図4は、図2のIV-IV断面図である。 図5は、図2の部分拡大図である。 図6は、図5のA矢視図である。 図7は、徐変区間47c3の断面図である。 図8は、徐変区間47c3の断面図である。 図9は、封口板41bを装着した二次電池10の平面図である。 図10は、封口板41bの背面図である。 図11は、長辺部91の断面図である。 図12は、短辺部94の断面図である。 図13は、図10の部分拡大図である。 図14は、開口41a1に装着された第1領域961の断面図である。 図15は、開口41a1に装着された第2領域962の断面図である。
以下、ここでの開示の一実施形態を説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら開示を限定することを意図したものではない。各図面は模式的に描かれており、必ずしも実物を反映していない。また、数値範囲を示す「A~B」などの表記は、特に言及されない限りにおいて「A以上B以下」を意味するとともに、「Aを上回り、かつ、Bを下回る」の意味をも包含する。なお、以下に説明する図面において、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略または簡略化することがある。
本明細書において「二次電池」とは、電解質を介して一対の電極(正極と負極)の間で電荷担体が移動することによって充放電反応が生じる蓄電デバイス一般をいう。かかる二次電池は、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等のいわゆる蓄電池の他に、電気二重層キャパシタ等のキャパシタなども包含する。以下では、上述した二次電池のうち、リチウムイオン二次電池を例にして、ここで開示される電池ケース、および、該電池ケースを備える二次電池の実施形態を説明する。ここでの開示は、特に言及されない限りにおいて、リチウムイオン二次電池に限定されず、他の二次電池にも適用されうる。
≪第1実施形態≫
〈二次電池10〉
図1は、二次電池10の部分断面図である。図1では、略直方体の電池ケース41の片側の幅広面に沿って、内部を露出させた状態が描かれている。図1に示された二次電池10は、電極体20が収容された電池ケース41が密閉された、いわゆる密閉型電池である。上、下、左、右、前、後の向きは、図中、U、D、L、R、F、Rrの矢印でそれぞれ表されている。本明細書では、二次電池10の幅広面部43に対向する幅広面部44(図1,2参照)が「前(F)」(正面)と定められており、幅広面部43が「後(Rr)」、封口板41b側が「上(U)」、底部42側が「下(D)」、幅狭面部45側が「左(L)」、および、幅狭面部46側が「右(R)」と定められている。
二次電池10は、図1に示されているように、電極体20と、電池ケース41とを備えている。電池ケース41は、開口41a1を有するケース本体41aと、ケース本体41aの開口41a1を塞ぐ封口板41bとを有している。ケース本体41aには、電極体20が収容されている。封口板41bには、ガスケット70およびインシュレータ80を介して内部端子55,65と外部端子51,61とが取り付けられている。この実施形態では、内部端子55は、電極体20の正極集電箔21aに接続されている。外部端子51は内部端子55に接続されており、電池ケース41の外部において正極端子50を構成している。また、内部端子65は、電極体20の負極集電箔22aに接続されている。外部端子61は内部端子65に接続されており、電池ケース41の外部において負極端子60を構成している。
〈電極体20〉
電極体20は、絶縁フィルム(図示は省略)などで覆われた状態で、電池ケース41に収容されている。電極体20は、正極要素としての正極シート21と、負極要素としての負極シート22と、セパレータとしてのセパレータシート31,32とを備えている。正極シート21と、第1のセパレータシート31と、負極シート22と、第2のセパレータシート32とは、それぞれ長尺の帯状の部材である。
正極シート21は、予め定められた幅および厚さの正極集電箔21a(例えば、アルミニウム箔)に、幅方向の片側の端部に一定の幅で設定された未形成部21a1を除いて、正極活物質を含む正極活物質層21bが両面に形成されている。正極活物質は、例えば、リチウムイオン二次電池では、リチウム遷移金属複合材料のように、充電時にリチウムイオンを放出し、放電時にリチウムイオンを吸収しうる材料である。正極活物質は、一般的にリチウム遷移金属複合材料以外にも種々提案されており、特に限定されない。
負極シート22は、予め定められた幅および厚さの負極集電箔22a(ここでは、銅箔)に、幅方向の片側の縁に一定の幅で設定された未形成部22a1を除いて、負極活物質を含む負極活物質層22bが両面に形成されている。負極活物質は、例えば、リチウムイオン二次電池では、天然黒鉛のように、充電時にリチウムイオンを吸蔵し、充電時に吸蔵したリチウムイオンを放電時に放出しうる材料である。負極活物質は、一般的に天然黒鉛以外にも種々提案されており、特に限定されない。
セパレータシート31,32には、例えば、所要の耐熱性を有する電解質が通過しうる多孔質の樹脂シートが用いられる。セパレータシート31,32についても種々提案されており、特に限定されない。
ここで、負極活物質層22bの幅は、例えば、正極活物質層21bよりも広く形成されている。セパレータシート31,32の幅は、負極活物質層22bよりも広い。正極集電箔21aの未形成部21a1と、負極集電箔22aの未形成部22a1とは、幅方向において互いに反対側に向けられている。また、正極シート21と、第1のセパレータシート31と、負極シート22と、第2のセパレータシート32とは、それぞれ長さ方向に向きを揃えられ、順に重ねられて捲回されている。負極活物質層22bは、セパレータシート31,32を介在させた状態で正極活物質層21bを覆っている。負極活物質層22bは、セパレータシート31,32に覆われている。正極集電箔21aの未形成部21a1は、セパレータシート31,32の幅方向の片側からはみ出ている。負極集電箔22aの未形成部22a1は、幅方向の反対側においてセパレータシート31,32からはみ出ている。
上述した電極体20は、図1に示されているように、電池ケース41のケース本体41aに収容されうるように、捲回軸を含む一平面に沿った扁平な状態とされる。そして、電極体20の捲回軸に沿って、片側に正極集電箔21aの未形成部21a1が配置され、反対側に負極集電箔22aの未形成部22a1が配置されている。
〈電池ケース41〉
電池ケース41は、電極体20を収容している。電池ケース41は、ケース本体41aと、封口板41bとを有している。ケース本体41aは、底面に対向する一側面に開口41a1を有する有底の部材である。この実施形態では、ケース本体41aは、一側面が開口した略直方体の角形形状を有している。封口板41bは、ケース本体41aの開口41a1に装着される板材である。この実施形態では、ケース本体41aと封口板41bは、軽量化と所要の剛性を確保する観点で、それぞれアルミニウムまたはアルミニウムを主とするアルミニウム合金で形成されている。なお、図1に示されている実施形態では、捲回型の電極体20が例示されているが、電極体20の構造はかかる形態に限定されない。電極体20の構造は、例えば、正極シートと負極シートとが、セパレータシートとを介在させて交互に積層された積層構造でもよい。また、電池ケース41内には、複数の電極体20が収容されていてもよい。
電池ケース41は、電極体20と一緒に、図示しない電解液を収容していてもよい。電解液としては、非水系溶媒に支持塩を溶解させた非水電解液を使用できる。非水系溶媒の一例として、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等のカーボネート系溶媒が挙げられる。支持塩の一例として、LiPF等のフッ素含有リチウム塩が挙げられる。
〈ケース本体41a〉
図2は、ケース本体41aの平面図である。ケース本体41aは、底面に対向する一側面に開口41a1を有する有底角型の部材である。この実施形態では、ケース本体41aは、一側面が開口した略直方体の角形形状を有している。図1,および図2に示されているように、ケース本体41aは、略矩形の底面を構成する底部42と、一対の幅広面部43,44と、一対の幅狭面部45,46とを有している。一対の幅広面部43,44は、それぞれ底部42のうち長辺から立ち上がっている。一対の幅狭面部45,46は、それぞれ底部42のうち短辺から立ち上がっている。ケース本体41aの一側面には、一対の幅広面部43,44と一対の幅狭面部45,46で囲まれた開口41a1が形成されている。図2に示されているように、ケース本体41aの開口41a1は、湾曲部47a~47dが円弧状である略矩形の開口である。
図2に示されているように、ケース本体41aの開口41a1は、対向する一対の長辺43a,44aと、対向する一対の短辺45a,46aと、四隅の湾曲部47a~47dと、を有する。長辺43a,44aは、幅広面部43,44の上縁である。短辺45a,46aは、幅狭面部45,46の上縁である。短辺45a,46aは、一対の長辺43a,44aの両端に配置されている。湾曲部47a~47dは、幅広面部43,44と幅狭面部45,46を繋ぐ、外側に膨らんだ曲面の上縁である。湾曲部47a~47dは、ケース本体41aの開口41a1の四隅において、長辺と短辺とを繋ぐ曲線に沿って設けられている。この実施形態では、ケース本体41aの開口41a1は、封口板41bが取り付けられる前の状態では、開口41a1の長辺43a,44aが少し外側に膨らむように成形されている。
開口41a1に封口板41bが装着される際、封口板41bの短辺部93,94(図9,図10参照)が開口41a1の段差48a,48bに載せられる。これにより、ケース本体41aの開口41a1が、封口板41bによって閉じられる。この状態で、ケース本体41aの開口41a1の長辺43a,44aがクランプされる。これにより、ケース本体41aの開口41a1の長辺43a,44aに封口板41bが挟まれた状態で保持される。封口板41bとケース本体41aとの境界部位に周方向にレーザが照射され、走査されることによって、封口板41bとケース本体41aとが溶接される。これにより、ケース本体41aの開口41a1が、封口板41bによって封止される。
図3は、図2のIII-III断面図である。図2,および図3に示されているように、ケース本体41aの開口41a1は、対向する一対の短辺45a,46aの内側面に、段差48a,48bを有している。段差48a,48bは、ケース本体41aの開口41a1に装着される封口板41bを支持する部位である。段差48a,48bは、短辺45a,46aの上縁から予め定められた位置に設けられている。この実施形態では、ケース本体41aの開口41a1に、封口板41bが装着された際に、ケース本体41aの開口41a1の上縁と、封口板41bの上面の高さが合うように、短辺45a,46aの内側面に段差48a,48bが設けられる位置が定められている。具体的には、短辺45a,46aの上縁から封口板41bの厚さに応じた高さに、段差48a,48bが、設けられている。この実施形態では、ケース本体41aの短辺45a,46aは、段差48a,48bよりも下側の肉厚が、上縁側の肉厚よりも厚い。ケース本体41aの短辺45a,46aを上縁側から見ると、段差48a,48bは、ケース本体41aの上縁からケースの内側に突き出ている。段差48a,48bは、図3に示された実施形態では、底部42に向かうにつれて内側に傾斜したテーパ面を有している。テーパの角度は、40度~55度でもよい。短辺45a,46aの段差48a,48bは、湾曲部47a~47dの一部にまで連続している。なお、この実施形態では、封口板41bの下面41b2の縁に面取り部(ここでは、C面)が設けられており、短辺45a,46aの段差48a,48bのテーパ面は、上記面取り部の角度に応じて適宜設定されうる。
図4は、図2のIV-IV断面図である。図2および図4に示された形態では、対向する一対の長辺43a,44aの内側面には、下方に向かうにしたがって内方に傾斜したテーパ面49cが設けられている。テーパ面49cの角度は、ケース本体41aの開口に封口板41bを装着する際に、軽い力で押し込まれる、軽圧入となるように設定されているとよい。この実施形態では、テーパ面49cは、ケース本体41aの開口の鉛直方向に対して、長辺43a,44aの上縁から角度θ1で傾斜している。角度θ1は、5度~20度(例えば、15度程度)でもよい。
図5は、図2の部分拡大図である。図5には、図2の湾曲部47cが部分的に拡大された図が示されている。図5に示されているように、湾曲部47cには、湾曲部47cに沿って長辺44aに向かうにつれて、段差48bの形状が長辺44aの内側面の形状に徐々に近づくように変化する徐変区間47c3が設けられている。なお、湾曲部47a,47b,47dも、湾曲部47cと同様の構成を有しているため、図示および説明は省略することがある。
徐変区間47c3は、封口板41bの徐変領域(後述)に重ね合わせられうる。この実施形態では、湾曲部47cと短辺46aとの境界B1を起点として、湾曲部47cの中心Rc1から45度以上90度未満の範囲に設けられている。図5に示されているように、中心Rc1と境界B1とを結んだ直線L1を基準(0度)としたときに、中心Rc1を中心として直線L1から45度以上90度未満(例えば、50度~70度)の範囲に、徐変区間47c3が配置されうる。図5では、徐変区間47c3は、直線Laと直線Lbとで挟まれた区間である。特に限定するものではないが、直線Laと直線Lbとが成す角αは、例えば3度~10度に設定されうる。
図5に示された形態では、湾曲部47cは、第1区間47c1と、第2区間47c2と、徐変区間47c3と、を備えている。第1区間47c1は、短辺46aに隣接している。図5では、第1区間47c1は、直線L1と直線Laとで挟まれた区間である。この実施形態では、第1区間47c1は、封口板41bの第1領域(後述)に重ね合わせられる。第2区間47c2は、長辺44aに隣接している。図5では、第2区間47c2は、直線Lbと直線L2とで挟まれた区間である。この実施形態では、第2区間47c2は、封口板41bの第2領域(後述)に重ね合わせられる。直線L2は、中心Rc1と、湾曲部47cと長辺44aとの境界B2と、を結んだ直線である。
図5に示されているように、第1区間47c1には、段差48bが設けられている。段差48bは、短辺46aから第1区間47c1まで設けられている。図5に示されているように、第2区間47c2には、テーパ面49cが設けられている。この実施形態では、第2区間47c2から長辺44aまで、テーパ面49cが設けられている。また、図5に示された形態では、徐変区間47c3は、第1区間47c1と第2区間47c2との間に設けられている。徐変区間47c3では、第1区間47c1における段差48bの形状が、湾曲部47cに沿って第2区間47c2および長辺44aに向かうにつれてテーパ面49cに徐々に近づくように変化するように構成されているとよい。
図6は、図5のA矢視図である。図7,図8は、徐変区間47c3の断面図である。徐変区間47c3は、内側面の形状が変化する領域である。このため、徐変区間47c3の断面形状は定まっていない。図6には、湾曲部47cをケース本体41aの内側からみた図が示されている。図6~図8には、徐変区間47c3で、第1区間47c1の段差48bから、第2区間47c2のテーパ面49cに向かって内側面の形状が変化する過程が示されている。
この実施形態では、徐変区間47c3は、2つのテーパ面を有している。例えば、2つのテーパ面の形状が、第1区間47c1から第2区間47c2に向かって徐々に変化することで、段差48bとテーパ面49cとが連続している。2つのテーパ面は、この実施形態では、段差48bのテーパ面と、テーパ面47tと、から構成されている。テーパ面47tの形状は、例えば、第1区間47c1の終端E1から第2区間47c2の始端E2に向かって変化する。テーパ面47tは、図7,図8に示されているように、下方に向かうにしたがって内方に傾斜している。図6に示されているように、テーパ面47tは、第1区間47c1の終端E1から第2区間47c2の始端E2に向かって徐々に大きくなり、始端E2でテーパ面49cとなる。また、段差48bのテーパ面は、終端E1から始端E2に向かって徐々に小さくなり、始端E2ではテーパ面49cに吸収される。
図6~図8に示されているように、テーパ面47tの上端X1は、段差48bと開口41a1の上縁との間に設けられている。図3~図8に示されているように、終端E1から始端E2に向かうにしたがって、上端X1は、終端E1における段差48bの上端から徐々に開口41a1側に設けられていき、始端E2では開口41a1の上縁に到達する。一方、図3~図7に示されているように、終端E1から始端E2に向かうにしたがって、テーパ面47tの下端X2は、終端E1における段差48bの上端から徐々に底部42側(図1参照)に設けられていき、始端E2ではテーパ面49cの下端に到達する。
また、この実施形態では、テーパ面47tは、開口41a1の鉛直方向に角度θ2で傾斜している。角度θ2は、例えば、5度~30度であってもよい。徐変区間47c3では、例えば、終端E1から始端E2に向かうにしたがって、角度θ2が5度~30度の範囲で徐々に変化し、段差48bとテーパ面49cとが連続している。
〈封口板41b〉
図9は、封口板41bを装着した二次電池10の平面図である。封口板41bは、図1,図9に示されているように、ケース本体41aの開口41a1に装着され、該開口41a1の上縁に応じた外径形状を有する略矩形状の板材である。この実施形態では、封口板41bは、ケース本体41aの開口41a1の内側面に沿って開口41a1の内側に装着され、開口41a1を封口する。
この実施形態では、封口板41bに注液孔40aと安全弁40bとが設けられている。注液孔40aは、封口板41bがケース本体41aの開口41a1に取り付けられ、ケース本体41a内に電解液が注入された後で封止部材が取り付けられて閉じられる。なお、図5には、封口板41bがケース本体41aの開口41a1に組付けられ、溶接された状態が示されている。図9では、封口板41bに封止部材は取り付けられていない。安全弁40bは、薄肉になっており、電池ケース41内が予め定められた圧力よりも大きくなったときに破断する部位である。
封口板41bの上面41b1には、正極端子50と、負極端子60とが取り付けられている。封口板41bは、正極端子50と負極端子60とをそれぞれ取り付ける端子取付孔5,6を備えている(図10参照)。図1、図9に示されているように、正極端子50は、外部端子51と、内部端子55とを備えている。負極端子60は、外部端子61と、内部端子65とを備えている。内部端子55,65は、それぞれインシュレータ80を介して封口板41bの内側に取り付けられている。外部端子51,61は、それぞれガスケット70を介して封口板41bの外側に取り付けられている。内部端子55,65は、それぞれケース本体41aの内部に延びている。電極体20の正極集電箔21aの未形成部21a1と、負極集電箔22aの未形成部22a1とは、封口板41bの長辺方向の両側部にそれぞれ取り付けられた内部端子55,65に取り付けられている。
封口板41bは、ケース本体41aの開口41a1に嵌る矩形の板である。図9に示されているように、封口板41bは、一対の長辺部91,92と、一対の短辺部93,94と、四隅に設けられたR部95~98を有している。一対の長辺部91,92は、互いに対向している。一対の短辺部93,94は、一対の長辺部91,92の両端に配置されており、互いに対向している。R部95~98は、長辺部91,92と短辺部93,94との間の四隅にそれぞれ設けられている。R部95~98は、図9に示されているように、長辺部91,92と短辺部93,94との間にそれぞれ設けられており、封口板41bの外側に膨らむように湾曲している。
図1,図9に示されているように、封口板41bがケース本体41aに装着される際に、封口板41bの上面41b1は、二次電池10の外側に向けて配置される。図1に示されているように、封口板41bの下面41b2は、二次電池10の内側に向けて配置される。上面41b1は、例えば、ケース本体41aの開口41a1に装着されたときに、ケース本体41aの外部に向けられる面である。下面41b2は、例えば、ケース本体41aの開口41a1に装着されたときに、ケース本体41aの内部に向けられる面である。
図10は、封口板41bの背面図である。図11は、長辺部91の断面図である。図12は、短辺部94の断面図である。図10に示されているように、封口板41bの下面41b2の縁は、面取りされている(面取り部41c)。この実施形態では、面取り部41cは、長辺部91,92に設けられた第1面取り部と、短辺部93,94に設けられた第2面取り部とで構成されている。図11に示されているように、長辺部91には、第1面取り部91cが形成されている。図12に示されているように、短辺部94には、第2面取り部94cが形成されている。この実施形態では、第1面取り部91cと、第2面取り部94cとは、C面である。
図11,図12に示されているように、一対の短辺部93,94の面取り量は、一対の長辺部91,92の面取り量よりも大きい。本明細書において、「長辺部91,92の面取り量C1」とは、封口板41bの厚みT1から長辺部91,92のエッジにおける封口板41bの厚みT2を減じて得られる値をいう(面取り量C1=厚みT1-厚みT2)(図11参照)。厚みT1は、例えば、上面41b1から下面41b2までの最短距離によって規定されうる。厚みT2は、図11では、長辺部91のエッジにおける封口板41bの厚みである。また、本明細書において、「短辺部93,94の面取り量C2」は、封口板41bの厚みT1から短辺部93,94のエッジにおける封口板41bの厚みT3を減じて得られる値をいう(面取り量C2=厚みT1-厚みT3)(図12参照)。厚みT3は、図12では、短辺部94のエッジにおける封口板41bの厚みである。この実施形態では、長辺部91,92の面取り量C1および短辺部93,94の面取り量C2は、C面の寸法によって規定されうる。
この実施形態では、長辺部91,92の面取り量C1と短辺部93,94の面取り量C2との比(C1/C2)は、1/6~2/3(好ましくは、1/4~1/2)の範囲に設定されている。
この実施形態では、面取り量C1と厚みT1との比(C1/T1)は、例えば、1/8~1/4の範囲に設定されている。また、面取り量C2と厚みT1との比(C2/T1)は、例えば、1/6~1/3の範囲に設定されている。好ましい一態様では、厚みT1が1mm~2mmであるとき、面取り量C1は、0mmよりも大きく、0.3mmよりも小さく、面取り量C2は、0.2mm~0.5mmである。
図13は、図10の部分拡大図である。図13には、図10におけるR部96近傍が部分的に拡大された図が示されている。図13に示されているように、R部96には、徐変領域963が設けられている。徐変領域963では、短辺部94側の第1端部P1から長辺部91側の第2端部P2に向かって面取り量が徐々に小さくなる。
この実施形態では、徐変領域963は、R部96と短辺部94との境界B3を起点として、R部96の中心Rc2から45度以上90度未満の範囲に設けられている。図13に示されているように、中心Rc2と境界B3とを結んだ直線L3を基準(0度)としたときに、中心Rc2を中心として直線L3から45度以上90度未満(例えば、50度~70度)の範囲に、徐変領域963が配置されうる。図13では、徐変領域963は、直線Lcと直線Ldとで挟まれた領域である。特に限定するものではないが、直線Lcと直線Ldとが成す角βは、例えば3度~10度に設定されうる。
図13に示された形態では、R部96は、第1領域961と、第2領域962と、徐変領域963と、を備えている。第1領域961は、短辺部94に隣接する領域である。図13では、第1領域961は、直線L3と直線Lcとで挟まれた領域である。第2領域962は、長辺部91に隣接する領域である。図13では、第2領域962は、直線Ldと直線L4とで挟まれた領域である。直線L4は、中心Rc2と、R部96と長辺部91との境界B4と、を結んだ直線である。図13で示された形態では、徐変領域963は、第1領域961と第2領域962との間に設けられている。
この実施形態では、第1領域961の面取り量と短辺部94の面取り量とが同じである。また、第2領域962の面取り量と長辺部91の面取り量とが同じである。この場合、図13に示されているように、第1領域961と短辺部94とには、第2面取り部94cが設けられているとよい。また、第2領域962と長辺部91とには、第1面取り部91cが設けられているとよい。
徐変領域963では、第1領域961の面取り量が、R部96に沿って第2領域962に向かうにつれて、第2領域962の面取り量に徐々に近づくように変化しうる。例えば、第1領域961の終端(図13では、第1端部P1)から第2領域962の始端(図13では、第2端部P2)に向かって徐々に小さくなる。
図14は、開口41a1に装着された第1領域961の断面図である。図15は、開口41a1に装着された第2領域962の断面図である。図2、図9、図14、図15に示されているように、封口板41bをケース本体41aの開口41a1に装着すると、R部96は、湾曲部47dと重ね合わせられる。図14に示されているように、第2面取り部94cは、段差48b(ここでは、湾曲部47dの第1区間)の上に重ね合わせられている。図15に示されているように、第1面取り部91cは、湾曲部47dのうちの、テーパ面49cが形成された部分(ここでは、湾曲部47dの第2区間)に嵌め込まれている。
ここで開示される電池ケース41では、ケース本体41aの開口41a1の短辺45a,46aの内側面に、内側に突き出た段差48a,48bが設けられている。また、封口板41bの下面41b2の縁が面取りされている。短辺部93,94の面取り量C2は、長辺部91,92の面取り量C1よりも大きい。上述のとおり、開口41a1に封口板41bが装着される際、開口41a1の長辺43a,44aは、長辺部91,92と重ね合わせられてクランプされる。このため、長辺部91,92の面取り量C1をより小さくすることで、長辺43a,44aとの密着性を向上させることができる。さらに、電池ケース41において、R部95~98には、短辺部94側の第1端部P1から長辺部91側の第2端部P2に向かって面取り量が徐々に小さくなる徐変領域が設けられている。換言すれば、電池ケース41では、R部95~98に徐変領域が設けられることで、短辺部93,94の面取り量が、徐々に長辺部91,92の面取り量に近づけられている。この場合、短辺部93,94の面取り量が、長辺部91,92に向かって徐々に小さくなっていく。このため、R部95~98において、ケース本体41aと封口板41bとの間に隙間が形成されにくくなる。とりわけ、上記クランプにおいて、比較的圧力が付与されにくい部位(例えば、R部95~98と長辺部91,92との境界近傍の部位)での隙間形成が好適に抑制されうる。延いては、溶融池が形成されやすくなるため、ケース本体41aと封口板41bとの溶接をよりよく実現することができる。
この実施形態では、徐変領域963は、R部96と短辺部94との境界B3を起点として、中心Rc2から45度以上90度未満の範囲に設けられている。封口板41bを開口41a1に装着したときに、両部材の間に隙間が発生しやすい領域に、徐変領域963と、面取り量が短辺部94よりも小さくなった領域と、を形成することができる。このため、隙間を形成しにくくする効果をよりよく実現することができる。
この実施形態では、R部96の徐変領域963は、第1領域961と第2領域962との間に設けられている。そして、第1領域961の面取り量と短辺部94の面取り量とが同じであり、第2領域962の面取り量と長辺部91の面取り量とが同じである。R部96のうちの、長辺部91と隣接した領域(第2領域962)の面取り量をより小さくすることができるため、隙間を形成しにくくする効果をよりよく実現することができる。
また、二次電池10は、電池ケース41を備えている。電池ケース41では、上述のとおり、ケース本体41aと封口板41bとの溶接において、相互に装着された部材間での隙間の形成が抑制されている。このため、電池ケース41を備える二次電池10では、よりよい密閉性が実現されている。
また、ケース本体41aでは、湾曲部47a~47dに、該湾曲部に沿って長辺43a,44aに向かうにつれて、段差48a,48bの形状が長辺43a,44aの内側面の形状に徐々に近づくように変化する徐変区間が設けられている。換言すれば、電池ケース41では、湾曲部47a~47dに徐変区間が設けられることで、短辺45a,46aの段差48a,48bの形状が、徐々に長辺43a,44aの内側面の形状に近づけられている。この場合、ケース本体41aの開口41a1に封口板41bを装着する際に、ケース本体41aの開口41a1の湾曲部47a~47dの徐変区間において封口板41bが当たる部位が生じ、ケース本体41aの開口41a1に封口板41bを軽い力で圧入することができる。このため、ケース本体41aの開口41a1に封口板41bを装着する際に、封口板41bがズレにくく、装着させやすくなっている。また、湾曲部47a~47dに徐変区間が設けられることによって、構造的に軽圧入が実現できる。このため、ケース本体41aの開口41a1や封口板41bの寸法精度を緩和でき、寸法誤差の範囲内において軽圧入を実現できる。これにより、封口板41bをケース本体41aの寸法管理が容易になる。封口板41bをケース本体41aの開口41a1に装着するときの操作性が向上する。また、ケース本体41aの開口41a1と封口板41bとに生じる隙間が小さくなり、レーザ抜けが生じ難い。
また、長辺44aの内側面がテーパ面49cである。長辺44aの内側面がテーパ面49cであることで、長辺44aのうちの、湾曲部47cと隣接する部位の内側面がテーパ面になりうる。このため、徐変区間47c3に加えて、上記隣接する部位でも軽圧入が可能である。さらに、かかる構成の開口41a1に封口板を装着すると、テーパ面49cが形成された部位と封口板41bとの間に、隙間が形成される。かかる隙間が形成されると、封口板41bをより軽圧入しやすくなる。このため、かかる構成によって、上記操作性向上効果をよりよく実現することができるとともに、寸法管理をより容易とすることができる。
また、徐変区間47c3は、湾曲部47cと短辺46aとの境界B1を起点として、中心Rc1から45度以上90度未満の範囲に設けられている。封口板41bを装着するときに、寸法管理しにくい領域に徐変区間47c3を形成できる。このため、当該区間での軽圧入を実現し、上記操作性向上効果がよりよく実現されうる。これに加えて、中心Rc1から少なくとも45度未満の範囲には、段差48bを設けておくことができるため、封口板41bを支持しやすくなる。
以上、ここで開示される技術の一実施形態を詳細に説明したが、かかる実施形態は例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。以下、ここで開示される技術の他の実施形態について説明する。なお、下記実施形態において上述した以外のことは、上記実施形態で説明したことと同様であるため、ここでの重複した説明は省略する。
《第2実施形態》
上記第1実施形態では、長辺43a,44aの内側面がテーパ面49cであった。しかし、これに限定されない。例えば、長辺43a,44aの内側面は、湾曲部47a~47dとの境界近傍の部位を除いて、段差やテーパのない平坦な面であってもよい。この場合、例えば、図5中に示された、湾曲部47cの第2区間47c2と、湾曲部47cとの境界近傍の部位と、には、テーパ面49cが設けられうる。この実施形態では、上記クランプにおいて、比較的圧力が付与されにくい部位での隙間形成が抑制されている。このため、開口41a1に封口板41bを装着した際に、両部材間での隙間の形成が抑制される。なお、長辺43a,44aにおける湾曲部47a~47dとの境界近傍の部位とは、例えば、長辺43a,44aの両端部における、長辺43a,44aの長さの1%~5%の部位をいう。
《第3実施形態》
上記第1実施形態では、封口板41bの下面41b2の縁には、C面が形成されていた。しかし、これに限定されない。下面41b2の縁には、C面に替えてR面が形成されてもよい。あるいは、下面41b2の縁の面取り角度が30度~60度(例えば、40度~55度)に設定されてもよい。
10 二次電池
20 電極体
41 電池ケース
41a ケース本体
41a1 開口
41b 封口板
41b1 上面
41b2 下面
43a,44a 長辺
45a,46a 短辺
47a~47d 湾曲部
48a,48b 段差
50 正極端子
60 負極端子
70 ガスケット
80 インシュレータ
91,92 長辺部
93,94 短辺部
95~98 R部
961 第1領域
962 第2領域
963 徐変領域

Claims (4)

  1. 底面に対向する一側面に開口を有する有底角型のケース本体と、
    前記開口に装着され、該開口の上縁に応じた外径形状を有する略矩形状の封口板と、
    を備え、
    前記ケース本体の開口は、
    対向する一対の短辺の内側面に内側に突き出た段差を有し、
    前記封口板は、
    前記開口に嵌まる板であり、
    互いに対向する一対の長辺部と、
    前記一対の長辺部の両端に配置され、互いに対向する一対の短辺部と、
    前記長辺部と前記短辺部との間の四隅にそれぞれ設けられたR部と、
    を有し、
    前記封口板の下面の縁は、面取りされており、
    前記一対の短辺部の面取り量は、前記一対の長辺部の面取り量よりも大きく、かつ、
    前記R部には、前記短辺部側の第1端部から前記長辺部側の第2端部に向かって面取り量が徐々に小さくなる徐変領域が設けられた、
    電池ケース。
  2. 前記徐変領域は、前記R部と前記短辺部との境界を起点として、該R部の中心から45度以上90度未満の範囲に設けられている、請求項1に記載された電池ケース。
  3. 前記R部は、前記短辺部に隣接する第1領域と、前記長辺部に隣接する第2領域とを備えており、
    前記徐変領域は、前記第1領域と前記第2領域との間に設けられており、
    前記第1領域の面取り量と前記短辺部の面取り量とが同じであり、前記第2領域の面取り量と前記長辺部の面取り量とが同じである、請求項1または2に記載された電池ケース。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載された電池ケースを備える、二次電池。

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