JPH04146660A - 入出力保護素子及びその製造方法 - Google Patents
入出力保護素子及びその製造方法Info
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- JPH04146660A JPH04146660A JP27026290A JP27026290A JPH04146660A JP H04146660 A JPH04146660 A JP H04146660A JP 27026290 A JP27026290 A JP 27026290A JP 27026290 A JP27026290 A JP 27026290A JP H04146660 A JPH04146660 A JP H04146660A
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Landscapes
- Bipolar Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[概要]
静電気から集積回路を保護するために用いる入出力保護
素子に関し、 保護素子の放電抵抗を高めることなく、動作電圧を高く
したツェナー型入出力保護素子を提供することを目的と
し、 第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成さ
れた第2導電型のコレクタ層と、前記コレクタ層上部に
形成され、グランドに接続された第1導電型のベース層
と、前記ベース層の上部に形成され、入出力端子に!続
されな第2導電型のエミッタ層とを有する入出力保護素
子において、前記ベース層と前記エミッタ層の間に形成
され、前記ベース層より低濃度の第1導電型の低濃度ベ
ース部を有するように構成する。
素子に関し、 保護素子の放電抵抗を高めることなく、動作電圧を高く
したツェナー型入出力保護素子を提供することを目的と
し、 第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成さ
れた第2導電型のコレクタ層と、前記コレクタ層上部に
形成され、グランドに接続された第1導電型のベース層
と、前記ベース層の上部に形成され、入出力端子に!続
されな第2導電型のエミッタ層とを有する入出力保護素
子において、前記ベース層と前記エミッタ層の間に形成
され、前記ベース層より低濃度の第1導電型の低濃度ベ
ース部を有するように構成する。
[産業上の利用分野〕
本発明は、静電気から集積回路を保護するために用いる
入出力保護素子及びその製造方法に関する。
入出力保護素子及びその製造方法に関する。
[従来の技術]
IC(集積回路)を静電気から保護する方法として、I
Cの各入出力端子に入出力保護素子を挿入することが行
われている。入出力保護素子により、外部から入る静電
気のエネルギを接地線若しくは電源線に放出し、静電気
の影響がICの内部回路まで及ばないようにすることが
できる。
Cの各入出力端子に入出力保護素子を挿入することが行
われている。入出力保護素子により、外部から入る静電
気のエネルギを接地線若しくは電源線に放出し、静電気
の影響がICの内部回路まで及ばないようにすることが
できる。
入出力保護回路は通常、抵抗、ダイオード又はトランジ
スタ等の入出力保護素子で構成される。
スタ等の入出力保護素子で構成される。
この場合、抵抗に比較してダイオード若しくはトランジ
スタを用いる方がICの保護能力は高い。
スタを用いる方がICの保護能力は高い。
入出力保護素子としてのダイオード又はトランジスタは
、PN接合の順方向動作をさせるものと、電源端子のよ
うに正の静電気に対して、逆方向動作で働かせるものと
がある。
、PN接合の順方向動作をさせるものと、電源端子のよ
うに正の静電気に対して、逆方向動作で働かせるものと
がある。
第2図に逆方向動作で働かせる入出力保護素子を用いた
保護回路の回路構成図を示す。
保護回路の回路構成図を示す。
本回路は、電源電圧VINが正電圧でグランドGNDが
OVの場合において、入出力保護素子のダイオードのカ
ソードを■、側にアノードをGND側にして内部回路の
電源入力端子に接続したものである。
OVの場合において、入出力保護素子のダイオードのカ
ソードを■、側にアノードをGND側にして内部回路の
電源入力端子に接続したものである。
ダイオードの保護動作は、pn!台に逆バイアスを加え
た場合のブレークダウン現象を用いており、ブレークダ
ウン電圧が入出力保護素子としての動作電圧となる。
た場合のブレークダウン現象を用いており、ブレークダ
ウン電圧が入出力保護素子としての動作電圧となる。
ところで、最近の素子の微細化に伴い、液入出力保護素
子の静電気耐性は低下しており、入出力保護素子は、優
れた低電圧動作能力が要求される。
子の静電気耐性は低下しており、入出力保護素子は、優
れた低電圧動作能力が要求される。
従って、ブレークダウン電圧の低い保護素子を用いるこ
とが、低電圧動作能力を向上させる上で重要である。
とが、低電圧動作能力を向上させる上で重要である。
ブレークダウン電圧の低い入出力保護素子としてツェナ
ー型保護素子がある。ツェナー型動作保護素子は、NP
Nhランジスタのコレクターエミッタショート型、又は
コレクターベースショート型等が従来より使用されてい
る。
ー型保護素子がある。ツェナー型動作保護素子は、NP
Nhランジスタのコレクターエミッタショート型、又は
コレクターベースショート型等が従来より使用されてい
る。
第3図にツェナー型動作保護素子を用いた入出力保護回
路の回路構成図を示す。
路の回路構成図を示す。
ツェナー・ダイオードはブレークダウン電圧が低いので
動作電圧が低いという利点を有するが、動作電圧がIC
の電源電圧v4に近づいてしまうと、はんの少しの電圧
変動で入出力保護素子が動作してしまう場合がある。そ
こで、本回路のようにツェナー型動作保護素子を直列2
段にし、動作電圧を2倍にして使用されている。
動作電圧が低いという利点を有するが、動作電圧がIC
の電源電圧v4に近づいてしまうと、はんの少しの電圧
変動で入出力保護素子が動作してしまう場合がある。そ
こで、本回路のようにツェナー型動作保護素子を直列2
段にし、動作電圧を2倍にして使用されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、このようにすると、動作電圧ばかりでなく保護
素子の放電抵抗も2倍となり、入出力保護素子としての
性能が低下してしまうという問題がある。
素子の放電抵抗も2倍となり、入出力保護素子としての
性能が低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は、保護素子の放電抵抗を高めることなく
、動作電圧を高くしたツェナー型入出力保護素子及びそ
の製造方法を提供することにある。
、動作電圧を高くしたツェナー型入出力保護素子及びそ
の製造方法を提供することにある。
[課聴を解決するための手段]
上記目的は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基
板上に形成された第2導電型のコレクタ層と、前記コレ
クタ層上部に形成され、グランドに接続された第1導電
型のベース層と、前記ベース層の上部に形成され、入出
力端子に接続された第2導電型のエミッタ層とを有する
入出力保護素子において、前記ベース層と前記エミ・ツ
タ層の間に形成され、前記ベース層より低濃度の第1導
電型の低濃度ベース部を有することを特徴とする入出力
保護素子によって達成される。
板上に形成された第2導電型のコレクタ層と、前記コレ
クタ層上部に形成され、グランドに接続された第1導電
型のベース層と、前記ベース層の上部に形成され、入出
力端子に接続された第2導電型のエミッタ層とを有する
入出力保護素子において、前記ベース層と前記エミ・ツ
タ層の間に形成され、前記ベース層より低濃度の第1導
電型の低濃度ベース部を有することを特徴とする入出力
保護素子によって達成される。
[作用]
本発明によれば、エミッターベース間のブレークダウン
電圧を調整でき、放電抵抗の変化の少ない入出力保護素
子を実現することができる。
電圧を調整でき、放電抵抗の変化の少ない入出力保護素
子を実現することができる。
[実論例コ
本発明の第1の実施例による入出力保護素子を第1図を
用いて説明する。同図(a)は、NPNトランジスタの
コレクターベース間をショートしたコレクターベースシ
ョート型のツェナー型動作保護素子を示す図、同図(b
)は、NPN)ランジスタのコレクターエミッタ間をシ
ョートしたコレクターエミッタショート型のツェナー型
動作保護素子を示す図である。
用いて説明する。同図(a)は、NPNトランジスタの
コレクターベース間をショートしたコレクターベースシ
ョート型のツェナー型動作保護素子を示す図、同図(b
)は、NPN)ランジスタのコレクターエミッタ間をシ
ョートしたコレクターエミッタショート型のツェナー型
動作保護素子を示す図である。
P型シリコンの半導体基板1にP+型の素子分離領域8
が形成され、2つの素子分離領域8の間にシート抵抗が
20Ω/口のn−型コレクタ埋込み拡散層2が形成され
ている。
が形成され、2つの素子分離領域8の間にシート抵抗が
20Ω/口のn−型コレクタ埋込み拡散層2が形成され
ている。
半導体基板1上には、n型エピタキシャル層10が形成
されている。n型エピタキシャル層10に素子分離領域
14が形成され、半導体基板1の素子分離領域8上面と
接続している。n型エピタキシャル層10にn0型コレ
クタ補償拡散層16が形成され、コレクタ埋込み拡散層
2の端部と接続されている。
されている。n型エピタキシャル層10に素子分離領域
14が形成され、半導体基板1の素子分離領域8上面と
接続している。n型エピタキシャル層10にn0型コレ
クタ補償拡散層16が形成され、コレクタ埋込み拡散層
2の端部と接続されている。
コレクタ埋込み拡散層2上部にn型エピタキシャル層1
0のn型のコレクタ層38を介してp ++型のベース
拡散層30が形成されている。
0のn型のコレクタ層38を介してp ++型のベース
拡散層30が形成されている。
ベース拡散層30の上部にP+型の低濃度ベース部32
を介してn++型のエミッタ拡散層34が形成されてい
る。
を介してn++型のエミッタ拡散層34が形成されてい
る。
第1図(a)のツェナー型動作保護素子は、エミッタ拡
散層34が入力電圧■、の入力電源側に#続され、コレ
クタ補償拡散層16とベース拡散層30はGNDに接続
された、コレクターベースショート型のpn接合ダイオ
ードである。
散層34が入力電圧■、の入力電源側に#続され、コレ
クタ補償拡散層16とベース拡散層30はGNDに接続
された、コレクターベースショート型のpn接合ダイオ
ードである。
同図(b)のツェナー型動作保護素子は、エミッタ拡散
層34とコレクタ補償拡散層16とが入力電圧VINの
入力電源側に接続され、ベース拡散層30はGNDに接
続された、コレクターエミッタショート型のpn接合ダ
イオードである。
層34とコレクタ補償拡散層16とが入力電圧VINの
入力電源側に接続され、ベース拡散層30はGNDに接
続された、コレクターエミッタショート型のpn接合ダ
イオードである。
このように、本実施例ではn←型のエミッタ拡散層34
とP++型のベース拡散層30間の接合濃度をP+型の
低濃度ベース部32により調整している。
とP++型のベース拡散層30間の接合濃度をP+型の
低濃度ベース部32により調整している。
エミッタ拡散層34とベース拡散層30間の接合濃度を
ベース拡散層30の他の領域より低くすることにより、
エミッタ拡散層34とベース拡散層30間のブレークダ
ウン電圧を高く調整でき、保護素子の動作電圧を高くす
ることができる。さらにエミッタ拡散層34周囲のみベ
ース濃度を低くするので、放電抵抗の大幅な低下をもた
らすこともない、従って、本実施例の入出力保護素子1
段で保護回路を構成でき、容易にICに組み込んで使用
できる。
ベース拡散層30の他の領域より低くすることにより、
エミッタ拡散層34とベース拡散層30間のブレークダ
ウン電圧を高く調整でき、保護素子の動作電圧を高くす
ることができる。さらにエミッタ拡散層34周囲のみベ
ース濃度を低くするので、放電抵抗の大幅な低下をもた
らすこともない、従って、本実施例の入出力保護素子1
段で保護回路を構成でき、容易にICに組み込んで使用
できる。
本発明の第1の実施例による入出力保護素子の製造方法
を第4図を用いて説明する。同図(a)から(e)まで
は、コレクタ層及び素子分離領域の形成工程を示す。
を第4図を用いて説明する。同図(a)から(e)まで
は、コレクタ層及び素子分離領域の形成工程を示す。
まず、P型シリコンの半導体基板1上に5iO2W!1
.化膜4を堆積させ、パターニングした後1.1250
℃、50分の条件でP(リン)を熱拡散させ、シート抵
抗が20Ω/口のn++型コレクタ埋込み拡散層2を形
成する(同図(a))。
.化膜4を堆積させ、パターニングした後1.1250
℃、50分の条件でP(リン)を熱拡散させ、シート抵
抗が20Ω/口のn++型コレクタ埋込み拡散層2を形
成する(同図(a))。
次に、隣り合うn←型コレクタ埋込み拡散層2間のSi
O,il化膜4をパターニングしてイオン注入領域6を
形成し、イオン注入領域6にB+を加速エネルギ60k
eV、打込み量lXl0”cm−”の条件でイオン注入
を行い、半導体基板1中にP+型の素子分離領域8を形
成する(同図(b)(C))。
O,il化膜4をパターニングしてイオン注入領域6を
形成し、イオン注入領域6にB+を加速エネルギ60k
eV、打込み量lXl0”cm−”の条件でイオン注入
を行い、半導体基板1中にP+型の素子分離領域8を形
成する(同図(b)(C))。
次に、SiO□iO□4を除去した後、半導体基板1全
面に比抵抗2〜3Ωcmのn型エピタキシャル層10を
堆積する(同図(d))。
面に比抵抗2〜3Ωcmのn型エピタキシャル層10を
堆積する(同図(d))。
次に、n型エピタキシャル層10全面にレジストを塗布
し、パターニングしP+を加速エネルギ120keV、
打込み量5 X 10 ”c m−’ティオン注入を行
い、コレクタ埋込み拡散層2の端部と接続するn++型
コレクタ袖償拡散層16を形成する。
し、パターニングしP+を加速エネルギ120keV、
打込み量5 X 10 ”c m−’ティオン注入を行
い、コレクタ埋込み拡散層2の端部と接続するn++型
コレクタ袖償拡散層16を形成する。
次に、n型エピタキシャル層10全面に新たにレジスト
を塗布し、パターニングしB1を加速エネルギ70ke
V、打込み量1.4X10”cm−2でイオン注入を行
い、素子分離領域8上部に接続するP+型の素子分離領
域14を形成する。
を塗布し、パターニングしB1を加速エネルギ70ke
V、打込み量1.4X10”cm−2でイオン注入を行
い、素子分離領域8上部に接続するP+型の素子分離領
域14を形成する。
次に、n型エピタキシャル層10上部全面にSiO□酸
化M酸化金12する(同図(e))。
化M酸化金12する(同図(e))。
以上でコレクタ形成、素子分離領域の形成の工程が終了
し、次に、低濃度ベース部等の形成工程に移る。
し、次に、低濃度ベース部等の形成工程に移る。
酸化WA12全面にレジスト18を塗布し、パターニン
グしてベース形成領域20を形成し、ベース形成領域2
0に81を加速エネルギ60keV、打込み量7XIO
”cm−2でイオン注入を行い、n型エピタキシャル層
10上面にベース形成用イオン注入領域22を形成する
(同図(f))。
グしてベース形成領域20を形成し、ベース形成領域2
0に81を加速エネルギ60keV、打込み量7XIO
”cm−2でイオン注入を行い、n型エピタキシャル層
10上面にベース形成用イオン注入領域22を形成する
(同図(f))。
次に、レジスト18を除去した後、酸化膜12全面にレ
ジスト24を塗布し、パターニングしてベース形成領域
20の内側にエミッタ形成領域26を形成し、エミッタ
形成領域26にP+を加速エネルギ80keV、打込み
量2X10I4cmでイオン注入を行い、ベース形成用
イオン注入領域22より浅く、n型エピタキシャル層1
0上面に低濃度ベース部用イオン注入領域36を形成す
る(同図(g>)。
ジスト24を塗布し、パターニングしてベース形成領域
20の内側にエミッタ形成領域26を形成し、エミッタ
形成領域26にP+を加速エネルギ80keV、打込み
量2X10I4cmでイオン注入を行い、ベース形成用
イオン注入領域22より浅く、n型エピタキシャル層1
0上面に低濃度ベース部用イオン注入領域36を形成す
る(同図(g>)。
次に、1150℃、50分の条件でアニール処理を行う
。この場合、ベース形成用イオン注入領域22のB+の
方が低濃度ベース部用イオン注入領域36のP+よりア
ニールによる拡散速度が早い、従って、P++型のベー
ス拡散層30が形成されると、P++型のベース拡散層
30内にP+型の低濃度ベース部32が形成される。
。この場合、ベース形成用イオン注入領域22のB+の
方が低濃度ベース部用イオン注入領域36のP+よりア
ニールによる拡散速度が早い、従って、P++型のベー
ス拡散層30が形成されると、P++型のベース拡散層
30内にP+型の低濃度ベース部32が形成される。
次にn++型のエミッタ拡散層34を形成し工程を終了
する(同図(h))。
する(同図(h))。
以上のように、ベース形成時にエミッタ周囲のベース便
域にのみ不純物濃度が薄い低濃度ベース部を作ることが
でき、この低濃度ベース部の不純物濃度を高く調整する
ことによりブレークダウン電圧を高くすることができる
。こうすることにより、入出力保護素子の動作電圧を高
く調整することができる。
域にのみ不純物濃度が薄い低濃度ベース部を作ることが
でき、この低濃度ベース部の不純物濃度を高く調整する
ことによりブレークダウン電圧を高くすることができる
。こうすることにより、入出力保護素子の動作電圧を高
く調整することができる。
本発明の第2の実施例による入出力保護素子のIf!遠
方法を第5図を用いて説明する。第1の実施例がベース
形成時に低濃度ベース部を形成することを特徴としたの
に対し、本実施例は、ベース形成をした後、エミッタを
形成する時に低濃度ベース部を形成することを特徴とし
ている。
方法を第5図を用いて説明する。第1の実施例がベース
形成時に低濃度ベース部を形成することを特徴としたの
に対し、本実施例は、ベース形成をした後、エミッタを
形成する時に低濃度ベース部を形成することを特徴とし
ている。
コレクタ層及び索子分離領域の形成工程までは第4図(
a)から(e)と同様である。
a)から(e)と同様である。
第5図は、ベース拡散層30が形成された後の入出力保
護素子の製造工程を示している。
護素子の製造工程を示している。
酸化WA12全面にレジスト24を塗布し、パターニン
グしてベース拡散層30の内側にエミッタ形成領域26
を形成し、エミッタ形成領域26にP”を加速エネルギ
80keV、打込み量2X1014c m−2でイオン
注入を行い、n型エピタキシャル層10上面に低濃度ベ
ース部用イオン注入領域36を形成し、次に、同じくエ
ミッタ形成領域26にAs+を加速エネルギ180ke
V、打込み量7 ×1015cm−2でイオン注入を行
い、n型エピタキシャル層10上面にエミッタ形成用イ
オン注入領域28を形成する(同図(a))。
グしてベース拡散層30の内側にエミッタ形成領域26
を形成し、エミッタ形成領域26にP”を加速エネルギ
80keV、打込み量2X1014c m−2でイオン
注入を行い、n型エピタキシャル層10上面に低濃度ベ
ース部用イオン注入領域36を形成し、次に、同じくエ
ミッタ形成領域26にAs+を加速エネルギ180ke
V、打込み量7 ×1015cm−2でイオン注入を行
い、n型エピタキシャル層10上面にエミッタ形成用イ
オン注入領域28を形成する(同図(a))。
次に、1100℃、30分の条件でアニール処理を行う
、この場合、低濃度ベース部用イオン注入領域36のP
+の方がエミッタ形成用イオン注入領域28のAs+よ
りアニールによる拡散速度が早い。従って、n−型のエ
ミッタ拡散層34の周囲にP+型の低濃度ベース部32
が形成されることになる(同図(b))。
、この場合、低濃度ベース部用イオン注入領域36のP
+の方がエミッタ形成用イオン注入領域28のAs+よ
りアニールによる拡散速度が早い。従って、n−型のエ
ミッタ拡散層34の周囲にP+型の低濃度ベース部32
が形成されることになる(同図(b))。
本発明の第3の実施例による入出力保護素子の製造方法
を第6図を用いて説明する。
を第6図を用いて説明する。
本実施例は、PNP)ランジスタを用い、ベース形成後
、エミッタ形成時に低濃度ベース部を形成することを特
徴としている。
、エミッタ形成時に低濃度ベース部を形成することを特
徴としている。
n型シリコンの半導体基板1上にシート抵抗か30Ω/
口のP++型コレクタ埋込み拡散層2を形成する。
口のP++型コレクタ埋込み拡散層2を形成する。
次に、隣り合うP++型コレクタ埋込み拡散層2間にイ
オン注入法を用いて、半導体基板1中にP“型の素子分
離領域8を形成する。
オン注入法を用いて、半導体基板1中にP“型の素子分
離領域8を形成する。
次に、半導体基板1全面にP型エピタキシャル層10を
堆積する。
堆積する。
次に、P型エピタキシャル層10にB′″を加速エネル
ギ60keV、打込み量3X10”cm−’でイオン注
入を行い、コレクタ埋込み拡散層2の端部と接続するP
++型コレクタ袖償拡散層16を形成する。
ギ60keV、打込み量3X10”cm−’でイオン注
入を行い、コレクタ埋込み拡散層2の端部と接続するP
++型コレクタ袖償拡散層16を形成する。
次に、p型エピタキシャル層10にP+を加速エネルギ
100keV、打込み量2X10”cm−2でイオン注
入を行い、素子分離領域8上部に接続するn4型の素子
分離領域14を形成する。
100keV、打込み量2X10”cm−2でイオン注
入を行い、素子分離領域8上部に接続するn4型の素子
分離領域14を形成する。
次に、n型エピタキシャル層10上部全面に5i02酸
化WA12を形成する(同図(a))。
化WA12を形成する(同図(a))。
次に、酸化WA12全面にレジストを塗布し、バターニ
ングして(図示せず)、P+を打込み量4x 10 ”
c m−’でイオン注入を行い、1150℃、80分の
条件でアニール処理を施し、P型エピタキシャル層10
上面にn++型のベース拡散層30を形成する(同図(
b))。
ングして(図示せず)、P+を打込み量4x 10 ”
c m−’でイオン注入を行い、1150℃、80分の
条件でアニール処理を施し、P型エピタキシャル層10
上面にn++型のベース拡散層30を形成する(同図(
b))。
次に、酸化膜12全面にレジスト24を塗布し、バター
ニングしてベース拡散層30の内側にエミッタ形成領域
26を形成し、エミッタ形成領域26にB+を加速エネ
ルギ40keV、打込み量1゜5 x l Q 14
cm”−2でイオン注入を行い、1100°C130分
の条件でアニール処理を施して、P型エピタキシャル層
10上面に低濃度ベース部32を形成する(同図(C)
)。しかし、この時点では、低濃度ベース部32は、そ
の形成予定領域より浅く形成する。B+の拡散速度が早
いので、次工程のエミッタアニールで低濃度ベース部3
2が広がり過ぎないようにするためである。
ニングしてベース拡散層30の内側にエミッタ形成領域
26を形成し、エミッタ形成領域26にB+を加速エネ
ルギ40keV、打込み量1゜5 x l Q 14
cm”−2でイオン注入を行い、1100°C130分
の条件でアニール処理を施して、P型エピタキシャル層
10上面に低濃度ベース部32を形成する(同図(C)
)。しかし、この時点では、低濃度ベース部32は、そ
の形成予定領域より浅く形成する。B+の拡散速度が早
いので、次工程のエミッタアニールで低濃度ベース部3
2が広がり過ぎないようにするためである。
次に、同様にエミッタ形成領域26にB+を加速エイ・
ルギ30keV、打込み量3 X 10 ”c m−2
でイオン注入を行い、1100℃、30分の条件でアニ
ール処理を施して、P型エピタキシャル層10上面にエ
ミッタ拡散層34を形成する。
ルギ30keV、打込み量3 X 10 ”c m−2
でイオン注入を行い、1100℃、30分の条件でアニ
ール処理を施して、P型エピタキシャル層10上面にエ
ミッタ拡散層34を形成する。
このときのアニール処理で低濃度ベース部32の84が
更に拡散し、低濃度ベース部32が完全に形成され、製
造工程を終了する(同図(d))。
更に拡散し、低濃度ベース部32が完全に形成され、製
造工程を終了する(同図(d))。
[発明の効果]
以上の通り、本発明によれは、動作電圧の調整が可能で
、放電抵抗の変化も少ないツェナー型入出力素子を実現
でき、ツェナー型入出力素子1段で構成される入出力保
護回路をIC内に組み込むことができる。
、放電抵抗の変化も少ないツェナー型入出力素子を実現
でき、ツェナー型入出力素子1段で構成される入出力保
護回路をIC内に組み込むことができる。
第1図は本発明の第1の実施例による入出力保護素子を
示す図、 第2図は入出力保護回路の回路構成図、第3図は入出力
保護回路の回路構成図、第4図は本発明の第1の実施例
による入出力保護素子の製造工程図、 第5図は本発明の第2の実施例による入出力保護素子の
製造工程図、 第6図は本発明の第3の実施例による入出力保護素子の
製造工程図 である。 図において、 1・・・半導体基板 2・・・コレクタ埋込み拡散層 4・・・酸化膜 6・・・イオン注入領域 8・・・索子分離領域 10・・・エピタキシャル層 12・・・酸化膜 14・・・素子分離領域 16・・・コレクタ補償拡散層 18・・・レジスト 20・・・ベース形成領域 22・・・ベース形成用イオン注入領域24・・・レジ
スト 26・・・エミッタ形成領域 28・・・エミッタ形成用イオン注入領域30・・・ベ
ース拡散層 32・・・低濃度ベース部 34・・・エミッタ拡散層 36・・・低濃度ベース部用イオン注入領域38・・・
コレクタ層
示す図、 第2図は入出力保護回路の回路構成図、第3図は入出力
保護回路の回路構成図、第4図は本発明の第1の実施例
による入出力保護素子の製造工程図、 第5図は本発明の第2の実施例による入出力保護素子の
製造工程図、 第6図は本発明の第3の実施例による入出力保護素子の
製造工程図 である。 図において、 1・・・半導体基板 2・・・コレクタ埋込み拡散層 4・・・酸化膜 6・・・イオン注入領域 8・・・索子分離領域 10・・・エピタキシャル層 12・・・酸化膜 14・・・素子分離領域 16・・・コレクタ補償拡散層 18・・・レジスト 20・・・ベース形成領域 22・・・ベース形成用イオン注入領域24・・・レジ
スト 26・・・エミッタ形成領域 28・・・エミッタ形成用イオン注入領域30・・・ベ
ース拡散層 32・・・低濃度ベース部 34・・・エミッタ拡散層 36・・・低濃度ベース部用イオン注入領域38・・・
コレクタ層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形
成された第2導電型のコレクタ層と、前記コレクタ層上
部に形成され、グランドに接続された第1導電型のベー
ス層と、前記ベース層の上部に形成され、入出力端子に
接続された第2導電型のエミッタ層とを有する入出力保
護素子において、 前記ベース層と前記エミッタ層の間に形成され、前記ベ
ース層より低濃度の第1導電型の低濃度ベース部を有す
ること を特徴とする入出力保護素子。 2、第1導電型の半導体基板上に第2導電型のコレクタ
層を形成し、 前記コレクタ層上部に第1の不純物をイオン注入して、
ベース形成用イオン注入領域を形成し、前記ベース形成
用イオン注入領域上面のエミッタ形成領域に前記第1の
不純物よりも拡散速度の遅い第2の不純物をイオン注入
して、前記ベース形成用イオン注入領域より浅い低濃度
ベース部用イオン注入領域を形成し、 前記ベース形成用イオン注入領域及び低濃度ベース部用
イオン注入領域にアニール処理を施して前記コレクタ層
上部に第1導電型のベース層及び前記ベース層より低濃
度で、前記ベース層より浅い第1導電型の低濃度ベース
部を形成し、 前記低濃度ベース部上部に第2導電型のエミッタ層を形
成すること を特徴とする入出力保護素子の製造方法。 3、第1導電型の半導体基板上に第2導電型のコレクタ
層を形成し、 前記コレクタ層上部に第1導電型のベース層を形成し、 前記ベース層上面のエミッタ形成領域に第1の不純物を
イオン注入して、低濃度ベース部用イオン注入領域を形
成し、 前記エミッタ形成領域に前記第1の不純物よりも拡散速
度の遅い第2の不純物をイオン注入して、エミッタ形成
用イオン注入領域を形成し、 前記エミッタ形成領域にアニール処理を施して、第2導
電型のエミッタ層及び前記エミッタ層と前記ベース層の
間に前記ベース層より低濃度の第1導電型の低濃度ベー
ス部を形成すること を特徴とする入出力保護素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27026290A JPH04146660A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 入出力保護素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27026290A JPH04146660A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 入出力保護素子及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04146660A true JPH04146660A (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=17483805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27026290A Pending JPH04146660A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 入出力保護素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04146660A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8912660B2 (en) | 2010-08-18 | 2014-12-16 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | ESD protection device |
US9136228B2 (en) | 2010-06-02 | 2015-09-15 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | ESD protection device |
US10325905B2 (en) | 2017-06-16 | 2019-06-18 | Fuji Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and semiconductor circuit device |
-
1990
- 1990-10-08 JP JP27026290A patent/JPH04146660A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9136228B2 (en) | 2010-06-02 | 2015-09-15 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | ESD protection device |
US8912660B2 (en) | 2010-08-18 | 2014-12-16 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | ESD protection device |
US10325905B2 (en) | 2017-06-16 | 2019-06-18 | Fuji Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and semiconductor circuit device |
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