JPH04146296A - 紙の透明化処理剤 - Google Patents

紙の透明化処理剤

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JPH04146296A
JPH04146296A JP26455590A JP26455590A JPH04146296A JP H04146296 A JPH04146296 A JP H04146296A JP 26455590 A JP26455590 A JP 26455590A JP 26455590 A JP26455590 A JP 26455590A JP H04146296 A JPH04146296 A JP H04146296A
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JP
Japan
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aqueous
styrene
copolymer
aqueous dispersion
alkyd resin
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Application number
JP26455590A
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English (en)
Inventor
Takao Yoshida
孝男 吉田
Eiji Seki
関 英二
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Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紙の透明化処理剤に関する。
(従来の技術) 透明紙は従来より各種用途に使用されているか5近年、
複写機の発達普及にともない、コピ用紙としての透明紙
の需要が増大してきた。
透明紙としては、ialバルブ繊維を高度に叩解して抄
造したナチュラルトレペ、(b)上質紙に透明化処理剤
である樹脂を含浸させた含浸トレベ、C)合成樹脂フィ
ルムをベースとした合成紙などが一般に知られている。
これら透明紙の要求性能としては、fl+透明性が良好
で透明ムラがないこと、(2)寸法安定性が良いこと、
(3)強度(特に引裂き強度)が大きいこと、(4)筆
記性、折りたたみ性が良好であること、(5)廉価であ
ることなどが挙げられる。
これら透明紙の性能については、一般に以下のように把
握されており、いずれも一長一短がある。すなわち、前
記fa)のナチュラルトレペは、叩解により繊維のフィ
ブリル化を促進しているため繊維の強度が低・(、重に
は透明性、寸法安定性の点でも充分ではない、前記fb
lの含浸トレペは強度や寸法安定性の点ではほとんど問
題はないが、透明性、透明ムラの点では不充分である。
前記(c)の合成紙は、透明性、強度、寸法安定性の点
では優れるが、筆記性、折りたたみ性1価格の点で問題
がある。
前記のように含浸トレペは、高叩解度バルブに比べて強
度が大であるため、廉価で比較的叩解度の低い一般上質
紙に容易に適用できる和声がある。しかしながら、公知
のスチレン−アクリル系共重合体エマルジョンを有効成
分とする透明化処理剤を該含浸トレペに使用した場合に
は、透明性、透明ムラの点で充分ではない、また、浴剤
型アルキド樹脂またはアルキド樹脂水性分散液を有効成
分とする透明化処理剤を使用してなる含浸トレベも知ら
れているが、該含浸トレペは一般に透明性、透明ムラの
点でスチレン−アクリル系共重合体エマルジョンを使用
した場合に比べて優れるものの、成紙の腰、筆記性など
の嶌で不満足である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、比較的叩解度の低い一般上質紙に容易に適用
できる前記含浸トレペに着目し、従来の含浸トレペの前
記欠点を解消せんとするものである。すなわち、含浸性
が良好であり成紙に透明ムラを生じさせることなく、し
かも優れた透明性、筆記性などの各種要求性能を付与し
うる含浸トレベ用の透明化処理剤を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは前記技術的背景に鑑みて、従来の含浸トレ
ベの技術課題を解決すべ(鋭意検討を重ねた結果、透明
化処理剤として、特定のアルキド樹脂水性分散液とスチ
レン−アクリル系共重合体水性分散液との混合物を用い
た場合、またはこれらに更に特定の硬化剤を併用してな
る混合物を用いた場合には意外にも前記課題を解決しう
ることを見い出した。本発明はかかる知見に基づき完成
されたものである。
すなわち本発明は、ヨウ素価120以下の油脂またはそ
の脂肪酸を構成成分とする油長30〜85%のアルキド
樹脂の水性分散液およびスチレン−アクリル系共重合体
水性分散液を有効成分とすることを特徴とする紙の透明
化処理剤、ならびにヨウ素価120以下の油脂またはそ
の脂肪酸を構成成分とする油長30〜85%のアルキド
樹脂の水性分散液およびスチレン−アクリル系共重合体
の水性分散液ならびに水性ポリイソシアネート化合物、
水性アミノ樹脂、水性アジリジン化合物、水性オキサゾ
リン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の硬
化剤を有効成分とすることを特徴とする紙の透明化処理
剤に関わる。
以下、本発明の構成につき説明する。
本発明の透明化処理剤において、その有効成分の一つで
あるアルキド樹脂としては、特定の原料油脂またはその
構成脂肪酸(以下、原料油成分という)を構成成分とし
、且つ油長が30〜85%であるアルキド樹脂が該当す
る。該原料油成分としては、得られる透明化処理剤およ
び透明紙の色調。
含浸性、筆言己性などを考慮して決定され、本発明では
ヨウ素価120以下のものの使用が必須とされる。かか
る原料油成分の具体例としては、例えば綿実油、ヌカ油
、ヒマシ油2落花生油、ヤシ油。
パーム油などの半乾性油または不乾性油、およびこれら
油から誘導される各種脂肪酸を例示できる。原料油成分
の使用量は、前記油長の範囲となるよう適宜決定すれば
よい。
前記アルキド樹脂は、前記原料油成分の他、多塩基酸成
分および多価アルコール成分などから構成される。多塩
基酸成分としては芳香族、脂肪族および脂環族の多塩基
酸ならびにこれらの対応酸無水物、対応低級エステルの
中から適宜選択して使用しつる。芳香族多塩基酸の具体
例としてはテレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル
酸、2.6−ナフタレンジカルボン酸、トリメリット酸
、ピロメリット酸など:脂肪族多塩基酸としてはアジピ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、イタコン
酸、グルタル酸、マレイン酸など:脂fi族二塩基酸と
してはへキサヒドロ無水フタル酸、メチルへキサヒドロ
無水フタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸などがあげ
られ、これらは単独でまたは適宜組合せて用いられる。
多価アルコール成分としては、特に制限はなく各種公知
のいずれをも使用できる。具体的にはエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、プロピレングリコール、
1.4−ブタンジオール、l、5−ベンタンジオール、
1.6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、シクロヘキサンジメタツール、
ジエチルプロパンジオール、ブチルエチルプロパンジオ
ール、トリメチルベンタンジオール、エチルヘキサンジ
オールなどのジオール類ニトリメチロールプロパン、ト
リメチロールエタン、グリセリン、ペンタエリスリトー
ルなどの3価以上のポリオールを例示でき、これらは単
独でまたは適宜組合せて用いられる。
前記アルキド樹脂の他の構成成分としては、得られるア
ルキド樹脂に自己乳化性を付与するために必要な適宜公
知の親水性反応性試剤を例示しつる。例えば、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピしングリコールなどのアル
キレングリフール頚;5−スルホイソフタル酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸のごときスルホン酸基また
はスルホン酸塩基を含有する多塩基酸などを挙げること
ができる。
前記各種原料の使用割合は、得られるアルキド樹脂の油
長、酸価などの樹脂恒数が所望範囲となることを考慮し
て適宜決定すればよい。油長が30%未満の場合には得
られる透明化処理剤の紙への含浸性が不良となり、また
85%を越える場合には得られた透明紙の筆記性が不良
となるためいずれも好ましくない。原料油成分と多塩基
酸成分との仕込合計量:多価アルコールの仕込合計量は
、通常は当量比で1:0.8〜1.4種度、好ましくは
1=09〜13となる量とするのがよい。親水性反応性
試剤の使用量は、得られるアルキド樹脂に自己乳化性を
付与しつる量で足り、通常はアルキド樹脂固形分中20
重量%未満とされる。20重M%を越える場合には余り
にアルキド樹脂の親水性が大となり、得られる透明紙の
サイズ性が低下するため好ましくない。
本発明で使用するアルキド樹脂は、前記原料油成分、多
塩基酸成分、多価アルコール成分および必要により前記
の親水性反応性試剤を反応容器に仕込み、公知の方法に
従い、通常16[1〜260 ’C程度で3〜30時間
程度の条件下で所望の酸価となるようエステル化反応ま
たはエステル交換反応せしめることにより容易に収得で
きる。得られるアルキド樹脂の酸価は、通常50以下、
好ましくは30以下とされる。水酸基価および分子量は
特に制限はされないが、通常前者は20〜200程度、
好ましくは59〜150とされ、後者は重量平均分子■
で通常1000〜10000程度、好ましくは1500
〜6000とするのがよい。
こうして調製されたアルキド樹脂は、下記の方法に従っ
て乳化することにより、目的物たるアルキド樹脂水性分
散液となすことができる。
例えば、まずアルキド樹脂を加熱溶厳した後。
攪拌下に乳化剤水t6液を添加し、油中水型の水性分散
液を形成させる。次いで、約70〜100℃の熱水を強
攪拌下に該水性分lt![wiに追加する。水性分散液
は、一定の固形分濃度に水を添加したときに相反転が起
こり、水中油型の水性分散液が得られる。所望によりこ
の水性分散液を水またはアンモニア、有機アミンなどの
中和水で希釈、またはpH調整をすることもできる。
また乳化機を用いる乳化方法においては、アルキド樹脂
に乳化剤水温液を添加した後、予備乳化する。あるいは
アルキド樹脂にベンゼン、トルエン、シクロヘキサンな
どの水不溶性有機溶剤に溶解した後、該溶液に乳化剤水
溶液を添加して予備乳化する。次いで、ホモジナイザー
、高圧乳化機などの各種乳化機を使用して乳化を行い、
更に有機溶剤を減圧下に留去することにより目的とする
水性分散液を得る。
こうして得られる水性分散液の外観は白色ないしは青み
を帯びた白色であり、その固形分は通常20〜60重量
%程度となる。また乳化剤の使用量は、得られるアルキ
ド樹脂の親水性、乳化方法の違いなどにより若干変動す
るが1通常は15重量%未満となるのが好ましい。粒子
径は通常lLLm以下、好ましくは0.5L1m以下程
度である。
本発明では、既述のように、前記方法で得られるアルキ
ド樹脂水性分散液とスチレン−アクリル系共重合体水性
分散液とを併用することが必須とされるが、該スチレン
−アクリル系共重合体水性分散液としては特に制限はさ
れず公知各種のものをいずれも使用しつる。該公知のス
チレン−アクリル系共重合体水性分散液としては、例え
ばアルキルベンゼンスルホン酸、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩などの界面活性剤を使用してなる
共重合体水分散液(例えば、特公昭55−37640号
などに記載のもの)が該当する。
なお5本出願人は、透明性が良好であり透明ムラのない
透明紙を得るための透明化処理剤として好適である特定
のスチレン−アクリル系共重合体水性分散液を提案し、
既に特許出願しており(特願平2−200039号、特
願平2−206571号撃昭)、本願発明においても該
既出願発明のスチレン−アクリル系共重合体水性分散液
をより好ましく使用できる。
該スチレン−アクリル系共重合体水性分散液は、具体的
には以下のものである。
アニオン系および/またはノニオン系界面活性剤の存在
下に、(イ)スチレン、a−メチルスチレンおよびメチ
ルメタクリし一トがら選らばれた1種以上のモノマー(
以下、モノマー(イ)という)50〜80重N%、)口
j ヒドロキシル基含有共重合性モノマー(以下、モノ
マー(ロ)という)5〜40重量%、(ハ)共重合性カ
ルボン酸モノマーC以下、モノマー(ハ)という) 0
〜 ’41%および(ニ)その他のa、β−エチレン性
不飽和モノマー(以下、モノマー(ニ)という)0〜4
5重量%からなるモノマー混合物を乳化重合せしめてな
る共重合体水性分散液(以下、共重合体水性分散液Aと
いう)、並びにカルボキシル基を有し該固形分酸価が1
00〜300である(メタ)アクリル酸系および/また
はスチレン系共重合体の水溶性塩の存在下に、スチレン
および/または(メタ)アクリル酸エステルを乳化重合
せしめてなる共重合体水性分散M(以下、共重合体水性
分散液Bという)が該当する。共重合体水性分散液A、
Bともに最低造膜温度や粒子径については特に制限はさ
れないが、好ましくはともに最低造膜温度が30〜80
℃、粒子径が0.O1〜0.2umであるものとされる
共重合体水性分散液Aにおいては主要モノマー成分とし
て前記七ツマ−(イ)の少な(とも1種を使用すること
が必須とされる。七ツマ−(イ)は得られる共重合体水
性分散液の最低造膜温度(以下、 MFTという)に影
響するため、硬いモノマ成分として使用される。そのた
めモノマー(イ)の使用量は一定範囲に制限され、金モ
ノマーに対して50〜80重量%程度、好ましくは55
〜75重量tである。前記七ツマ−(01は、必須構成
モノマーとされ、得られる共重合体水性分散液の含浸性
、得られる透明紙の透明性や透明ムラに大きく影響する
。かかる因果関係は明確ではないが、該七ツマ−を使用
することにより生成共重合体分子内に水酸基が導入され
ることに起因して、生成共重合体分子と紙との相互作用
が高められ、含浸性、透明性、透明ムラの点で優れた結
果が与えられるものと推測される。該モノマーの具体例
としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキ
シブチルメタクリレートなどが例示できる。該モノマー
の使用量は前記観点からその使用量が制限され、全モノ
マーに対して5〜4011程度、好ましくはlO〜30
1i t%である。前記モノマー(ハ)は必須構成モノ
マーではないが、共重合体水性分散液の安定性、粒子径
などをより考慮すれば一定範囲内で使用することができ
る。モノマー(ハ)としては、例えばアクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸なとの一塩基酸や、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸などの不餡和二塩基酸、その無水
物、そのハーフエステルが挙げられる。該モノマーの使
用量は全モノマーに対して 5重量%以下とされる。前
記モノマー(勾は必須構成モノマーではないが、共重合
体水性分散液のMFTの調節や安定性の観点から使用す
ることができる。該モノマーとしては、例えばモノマー
(イ)以外のアクリル酸エステルもしくはメタクリル酸
エステル、アクリロニトリル、アクリルアミド、メチロ
ールアクリルアミド、酢酸ビニル、ビニルパーサテート
、プロピオン酸ビニルなどを例示できる。また、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
メタクリレート、ジエチルアミノプロピルメタクリレー
ト、ジメチルアミノエチルアクリルアミドなどのカチオ
ン竹モノマーなとも例示できる。該七ツマ−の使用量は
前記観点からその使用量が制限され、全モノマーに対し
て0〜45重量%程度、好ましくは0〜40重量tであ
る。
前記共重合体水性分散液Aの製造に当たっては乳化重合
法を採用するため、界面活性剤の使用が必須となる。こ
こに、界面活性剤としてはアニオン性またはノニオン性
の各種公知のものを制限なく使用することができる。ア
ニオン性界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸ソー
ダ、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸ソーダ、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸ソーダ、アルキルスル
ホン酸ソーダ、ポリオキシエチレンアルキルエーテルス
ルホコハク酸ソーダ、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルリン酸エステルなどが挙げられる。ノニオン性界面
活性剤としては、例えばポリエチレングリコール、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルなどを例示しつる。これらは
いずれも単独でまたは2種以上組み合わせて使用するこ
とができる。該界面活性剤の使用量は、乳化重合時の安
定性、得られる共重合体水性分散液の安定性、該水性分
散液を用いて得られる透明紙のサイズ性などを考慮して
決定されねばならず、通常は金モノマーに対して0.2
〜lO重!%程度、好ましくは0.5〜5重量%とされ
る。0.2重量%未満の場合には乳化重合時に凝集物が
発生したり、得られる共重合体水性分散液の安定性が低
下するため好ましくない。またIO重貴重を越える場合
には得られる透明紙のサイズ性低下や離解時の発泡など
の不利を生じ易い。
共重合体水性分散液への製造法については特に制限はさ
れず、前記界面活性剤水滴液の存在下に前記モノマー混
合物を乳化重合せしめる公知の乳化重合法をそのまま採
用すれば足りる。七ツマー混合物の供給方法は同時1分
割、滴下のうちから所望の仕込方法を採用しつる。重合
触媒としては過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、水溶
性アゾ系重合開始剤などの公知の水溶性重合開始剤を使
用でき、更には還元剤と組み合わせたレドックス系を採
用することも出来る。また必要によりメルカプタン類、
ブロモトリクロロメタン、チオグリコール酸−2−エチ
ルヘキシルなど公知の連鎖移動剤などを1井用しても良
い。重合反応温度は通常40〜95℃程度、反応時間は
 1〜lO程度とされる6重合反応終了後は5反応系内
に水および必要によりアンモニア、有機アミン、アルカ
リ金属水酸化物などの中和剤を加えることにより共重合
体水性分散液を収得しつる。なお、有機アミンとしては
、例えばトリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジ
メチルアミノエタノール、2−メチル−2−アミノプロ
パツールなどがあり、またアルカリ金属水酸化物として
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを例示しつる
共重合体水性分散液Bは、下記特定の共重合体の水溶性
塩をポリマー型分散安定剤として使用し、その存在下に
モノマーを乳化重合することにより得られる。即ち、該
共重合体の水溶性塩としてカルボキシル基を有し該固形
分酸価が100〜300である(メタ)アクリル酸系お
よび/またはスチレン系共重合体の水渚性塩を使用する
ことが必須とされる。該共重合体の七ツマー組成は、カ
ルボキシル基を有し前記範囲の固形分酸価となる限り特
に制限はされないが、えられる透明化処理剤のMFTお
よび粒子径を考慮して決定されるのが望ましい0通常は
(メタ)アクリル酸エステルまたはスチレンを主要モノ
マーとし、しかもλられるポリマー型分散安定剤の固形
分酸価が前記範囲となるよう所定量の共重合性カルボン
酸モノマーを併用することが必要である。好ましい具体
例としては以下のモノマー組成を例示できる。すなわち
(atアクリル酸エチル、メタクリル酸メチルおよびス
チレンのうちいずれか少な(とも一種(1;u下、モノ
マー(al という3 、 ibi共重合性カルボン酸
モノマーC以下、モノマーtb+  という)、ならび
に(cl その他のa、β−エチレン性不飽和モノマー
(以下、七ツマ−1c)という)からなるモノマー混合
物である。モノマー(bl としては1例えばアクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸なとの一塩基酸や、マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和二塩基酸、
その無水物、そのハーフエステルが挙げられる。モノマ
ー(cl としては、例えば七ツマー1al以外のアク
リル酸エステルもしくはメタクリル酸エステル、アクリ
ロニトリル、アクリルアミド、メチロールアクリルアミ
ド、酢酸ビニル、ビニルパーサテート、プロピオン酸ビ
ニルなどを例示できる。また、ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、
ジエチルアミノプロピルメタクリレート、ジメチルアミ
ノエチルアクリルアミドなどのカチオン性モノマーなと
も例示できる。
モノマーfatの使用量は、金モノマーに対して40〜
90重量%程度、好ましくは50〜85重量%である。
モノマーtb+の使用量は、えられる分散安定剤固形分
の酸価が100〜300となるよう適宜決定されるが、
 Ra的には全モノマーに対してlO〜55重!%程度
、好ましくは15〜45重量1とされる。
ここに、該分散安定剤固形分の酸価が100未満の場合
には、その親水性が低下するため乳化重合時の乳化能が
劣り、安定な共重合体水性分散液が得られない。また該
酸価が300を越える場合には分散安定剤の親水性が過
大となり、得られる透明化処理剤の耐水性および透明紙
のサイズ性が低下する。モノマーfc)の使用量は全モ
ノマーに対して0〜65重量%貴重、好ましくは0〜4
0重量%とされる。
上記のポリマー型分散安定剤である共重合体の製造方法
は特に限定はされず、例えば公知の滴液重合方法を採用
することにより容易に製造できる。具体的には、前記所
定量のモノマー(atfb+およびiclからなるモノ
マー混合物、ベンゼン:トルエン、キシレン、イソプロ
ピルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、セロソルブ類、カ
ルピトール類などの有機溶媒、ベンゾイルパーオキシド
、ジ−t−ブチルバーオキシド、ジクミルパーオキシド
、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)
などの公知の過酸化物触媒、必要によりメルカプタン類
などの連鎖移動剤などを反応容器に仕込み、同時、分割
、滴下などの所望の七ツマー供給様式により不活性ガス
の存在下または不存在下に重合反応せしめればよい。有
機溶媒、過酸化物触媒、連鎖移動剤などの使用量は特に
制限はなく、いずれも一般的な範囲で使用すればよい。
重合反応温度は通常50〜200℃程度1反応時間は 
1〜lO時間程度とされる。重合反応終了後、有機温媒
を減圧蒸留または水蒸気蒸留により留去し、ついで反応
系内に水およびアンモニア、有機アミン、アルカリ金属
水酸化物などの中和剤を加え2通常は中和度70〜12
0%程度に希釈調整することにより目的とする分散安定
剤である共重合体塩水溶液を収得しつる。なお、有機ア
ミンとしては、例えばトリエチルアミン、トリエタノー
ルアミン、ジメチルアミノエタノール、2−メチル−2
アミノプロパツールなどがあり、またアルカリ金属水酸
化物としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを
例示しつる。
共重合体水性分散液Bは、上記のようにして得られた分
散安定剤である共重合体塩水溶液の存在下に、重合性ビ
ニル七ツマ−を乳化重合させることにより得られる。該
重合性ビニルモノマーの種類は、目的とする特定の共重
合体水性分散液を収得するために限定され、具体的には
、スチレンおよび/または(メタ)アクリル酸エステル
(以下、モノマー(d)という)とされる。ここに、(
メタ)アクリル酸エステルとしては、構成アルコールの
炭素数が 1〜20程度のものとされる。なお、モノマ
ーfd)の使用量に対して20重量%までは下記のa、
β−エチレン性不飽和モノマーに置換して使用しでもよ
い。該不飽和上ツマ−としては、ノ斗オン性およびカチ
オン性モノマーが該当する。具体的にはアクリロニトリ
ル、アクリルアミド、メチロールアクリルアミド、酢酸
ビニル、ビニルパーサテート、プロピオン酸ビニル、2
−ヒドロキシエチルメタクリレートなどのノニオン竹子
ツマーニジメチルアミノエチルメタクリレートジエチル
アミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノプロビル
メタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド
などのカチオン性モノマなどを例示できる。
共重合体水性分散液Bの製造法は前記共重合体水性分散
液Aの製造法と同様である。ここに、分散安定剤である
共重合体塩(固形分換算)と重合性ビニルモノマーとの
仕込み割合は特に制限はされないが、通常は前者:後者
が重量割合で1〜50′99〜50程度、好ましくは 
5〜30:95〜70とされる。該共重合体塩の使用量
が1未満の場合には乳化重合時の乳化性が低下する。ま
た得られた水性分散液を含浸させてなる透明紙の透明性
が不十分であったり、透明ムラが生ずる不利がある。他
方、該共重合体塩の使用量が50を越える場合には書ら
れた水性分散液の含浸性が低下し、透明紙の透明性低下
、透明ムラの発生が起こる。
上記のようにして得られるアルキド樹脂水性分散液およ
びスチレン−アクリル系共重合体水性分散液は、これら
を適宜混合することにより使用される。混合割合は特に
制限はないが5通常は前者:後者が10:90〜90:
1口、好ましくは20:80〜8020とされる。得ら
れた混合水性分散液はそのままでまたは適宜希釈するこ
とにより透明化処理剤として使用できる。希釈剤として
は水の他、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コールなどの低級アルコールの使用が可能であるが、該
低級アルコールの使用量は製品に対して通常20重量i
程度未満とするのがよい。なお、該低級アルコールは反
応後に添加する場合に限らず、反応前からあらかじめ添
加しておくことも出来る。
また、前記アルキド樹脂水性分散液とスチレン−アクリ
ル系共重合体水性分散液との混合物には、水性ポリイソ
シアネート化合物(例えば、商品名マイチック5w20
0、三菱化成■製)、水性アジリジン化合物(例えば、
商品名ケミタイト02−22E、同PZ−33、日本触
媒化学工業■製)、水溶性メラミン樹脂(例えば、商品
名スミレ−ズレジン613、住人化学工業■製)、水溶
性尿素樹脂(例えば、商品名サイメル60、同80.三
井サイアナミツド■製)などの水性アミノ樹脂、水性オ
キサゾリン化合物(日本触媒化学工業■製のオキサゾリ
ン系反応性ポリマー、商品名に一1020E )などの
硬化剤を併用でき、これにより得られる透明紙の腰を増
強することができる。該硬化剤の使用量はアルキド樹脂
固形分と共重合体水性分散液の固形分の合計量に対し、
固形分換算で通常5〜40重@%程度とされる。
かくして得られた本発明の紙の透明化剤は放置安定・闇
に優れ、しかも泡立ちが少ないなどの特長を有するが、
所望により凍結安定性改良剤、消泡剤などを添加しても
良い。
本発明の透明化処理剤の適用方法としては、該処理剤を
坪量20〜100g/m2程度の一般上質紙に対して、
通常固形分換算で5〜150 !Et%程度、好ましく
は10〜100重量tとな貴重う塗布または含浸させる
ことにより実施しつる。
(実施例) 以下、参考例、実施例及び比較例を挙げて本発明をより
具体的に説明するか、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。面、各例中2部及び%は特記しない限
りすべて重量基準である。
参考例1 (アルキド樹脂水性分散液の製造)撹拌機、
木分離管を付した還流冷却器および温度計を備えた反応
容器に、ヤシ油脂肪酸658部、イソフタル酸150部
およびトリメチロールプロパン282部を仕込み、窒素
気流下に180℃まで昇温し、次いで生成水を除去しな
がら230℃まで昇温し同温度で約5時間エステル化反
応させた。その後、反応系内に水1650部及びドデシ
ルベンゼンスルホン酸ソーダ100部を加え攪拌下に乳
イヒを行い、油長70%、固形分酸価が8.5、不揮発
分40%、粘度125℃)200cps 、 pH3,
2のアルキド樹脂水性分散液aを得た。
参考例2(アルキド樹脂水性分散液の製造)参考例1と
同様の反応容器に、ヤシ油脂肪酸424部、イソフタル
酸340部およびトリメチロールプロパン347部を仕
込み、窒素気流下に180 ℃まで昇温し、次いで生成
水を除去しながら230℃まで昇温し同温度で約5時間
エステル化反応させた。その後、反応系内に水1650
部及びドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ【00部を加
え攪拌下に乳化を行い、油長45%、固形分酸価が13
,8、不揮発分40%、粘度(25℃H80cps 、
 pH3,1のアルキド樹脂水性分散液すを得た。
参考例3(アルキド樹脂水性分散液の製造)参考例1と
同様の反応容器に、ヤシ油脂肪酸658部、イソフタル
酸95部、トリメチロールプロパン243部および分子
i 3000のポリエチレングリコール(商品名PEG
−4000、第一工業製薬■製)を仕込み、窒素気流下
に180℃まで昇温し、次いで生成水を除去しながら2
30℃まで昇温し同温度で約5時間エステル化反応させ
た。その後、反応系内に水1478部及びトリエチルア
ミン17.8部を加え攪拌下に中和・乳化を行い、油長
70%、固形分酸価が99、不揮発分40%、粘度(2
5℃) 130cps、pH7,5のアルキド樹脂水性
分散液Cを得た。
参考例4(共重合体水性分散液の製造)撹拌機、還流冷
却器及び温度計を備えた反応容器に、ドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダ2部及び水165部を仕込み、80℃
まで昇温後、スチレン78部、アクリル酸2−エチルヘ
キシル15部、メタクリル酸2−ヒドロキンエチル5部
及びメタクリル酸2部からなるモノマー混合物並びに過
硫酸アンモニウム0.5部、炭酸水素ナトリウム0,5
部及び水24部からなる水溶液を、3時間かけで滴下し
、その後2時間保温し重合を行い、更に28%アンモニ
ア水1.4部を加えて中和し、平均粒子径008μm、
不揮発分35.2%2粘度7cps 、 pH8,0、
MFT 65℃の共重合体水性分#I液(A−1)を得
た。
参考例5(共重合体水性分散液の製造)参考例4と同様
の反応容器に、ラウリル硫酸ソダ2部、水160部及び
イソプロピルアルコール5部を仕込み、80℃まで昇温
後、スチレン62部、メタクリル酸メチル10部、アク
リル酸2−エチルヘキシル15部、アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル10部及びメタクリル酸3部からなるモノ
マー混合物並びに過硫酸アンモニウム0.5部、炭酸水
素ナトリウム0.5部及び水24部からなる水滴液を、
3時間かけて滴下し、その後2時間保温し重合を行い、
更に28%アンモニア水2.1部を加え中和し、平均粒
子径0.07μm、不揮発分35.0% 、粘度8cp
s、pH8,0、MFT 50℃の共重合体水性分散液
(A−2)を得た。
参考例6(共重合体水性分散液の製造)参考例4と同様
の反応容器に、メチルイソブチルケトン80部を仕込み
、118℃まで昇温後、アクリル酸エチル50部、メタ
クリル酸メチル20部及びメタクリル酸30部からなる
七ツマー混合物並びにt−ブチルパーオキシ(2−エチ
ルヘキサノエート)5部とメチルイソブチルケトン20
部との混合物を、窒素気流下にて2時間かけて滴下し、
2時間保温して重合を行った。次いで、濡剤及び副生物
を加熱減圧下にて留去し、水224部及び28%アンモ
ニア水21部を加え中和忍解することにより、固形分酸
価が185、不揮発分30%、粘度95cps 、 p
H85の分散安定剤Aを得た。
ついで、参考例4と同様の反応容器に、上記の分散安定
剤A 80部及び水152部を仕込み、80℃まで昇温
後、スチレン80部及びアクリル酸2−エチルへキシル
20部からなるモノマー混合物並ひに過硫酸アンモニウ
ム05部、炭酸水素ナトリウム05部及び水24部から
なる水滴液を、3時間かけて滴下し、その後2時間保温
し重合を行い、平均粒子径007μm、不揮発分352
%、粘度7CpS、pHa、o、MFT 50℃の共重
合体水性分散液(B−1)を得た。分散安定剤と乳化共
重合体との固形分比は19:81である。
参考例7(共重合体水性分散液の製造)参考例4と同様
の反応容器に、メチルイソブチルケトン80部を仕込み
、118℃まで昇温後、アクリル酸エチル70部、メタ
クリル酸メチルlO部、無水マレイン酸5部及びメタク
リル酸15部からなるモノマー混合物並びにし−ブチル
パーオキシ(2−エチルヘキサノエート15部とメチル
イソブチルケトン20部との混合物を、窒素気流下にて
2時間かけて滴下し、2時間保温して重合を行った。次
いで、溶剤及び副生物を加熱減圧下にて留去し、水22
8部及び28%アンモニア水17部を加え中和溶解する
ことにより、固形分酸価が145、不揮発分30%、粘
度80cps 、 pH8,7の分散安定剤Bを得た。
ついで、参考例4と同様の反応容器に、上記の分散安定
剤8 33部、水154部及びイソプロピルアルコール
5部を仕込み、80℃まで昇温後、スチレン70部、メ
タクリル酸メチル10部及びアクリル酸2−エチルヘキ
シル20部からなる七ツマー混合物並びに過硫酸アンモ
ニウム05部、炭酸水素ナトリウム05部及び水24部
からなる水溶液を、3時間かけて滴下し、その後2時間
保温し重合を行い、平均粒子径0.08ulT+、不揮
発分350%、粘度8cps 、pl(8,0、MFT
 55℃の共重合体水性分散液(B−2)を得た。分散
安定剤と乳化共重合体との固形分比は9:91である。
参考例8(共重合体水性分散液の製造)参考例4と同様
の反応容器に、水150g及びドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ2gを仕込み瀉解し、80℃まで昇温後、ス
チレン80部、メタクリル酸2部及びアクリル酸2−エ
チルヘキシル18部からなるモノマー混合物並びに過硫
酸アンモニウム05部、炭酸水素ナトリウム05部及び
水24部からなる水溶液を、3時間かけて滴下し、その
後2時間保温し重合を行った。次いで28%アンモニア
水14部を添加することにより、平均粒子径0.08部
m、不揮発分353%、粘度15cps 、 p)I8
.1. MFT 55℃の共重合体水性分散M (C)
を得た。
実施例1〜10 参考例1〜3のアルキド樹脂水性分散液、参考例4〜7
の共重合体水性分散液および硬化剤を第1表に示すよう
混合し、紙の透明化処理剤(イ〜ヌ)を調製した。
比較例1 参考例8の共重合体水性分散液をそのまま紙の透明化処
理剤ルとして使用した。
比較例2 参考例1のアルキド樹脂水性分散液aをそのまま紙の透
明化処理剤ヲとして使用した。
透明紙の調製 坪j! 50.0g/cn+2.透明度32.0%の上
質紙に、実施例1〜10及び比較例1〜2で得られた透
明化処理剤イ〜ヲをそれぞれ含浸させ乾燥させたのち、
100℃、10kg/cm2の条件下にて力しンダーが
けをおこない、透明紙を得た。
1璽五コ 不透明度: JIS P8138−”“6紙の不透明度
試験方法に準する 透明ムラ:目視による優、良、不良の3段階評価 含浸性 :含浸的の上質紙を透明化処理剤に浮かべ、紙
全体が均一に含浸されるま でに要した時間で評価 紙の腰 : J、TAPPI No、40−83荷重曲
げ法による紙及び板紙のこわさ試験方法(ガー レーメ去)に準する 上記評価結果は第2表に示す。
〔以下余白1 第1表 透明化処理剤の調整 を示す 表中、硬化斉煩凄は水溶性メラミン樹脂(スミレ−ズレ
ジン613、住人化学工如…製)を、硬イヒ斉[有]と
は水性アジリジン化合物(ケミタイトη−22E、日本
触媒化学工m製)を示す 第2表 透明化処理剤の評価結果 E以下余白] (発明の効果) 本発明の透明化処理剤は含浸性に優れるため。
透明ムラのない優れた透明性を有する透明紙(含浸トレ
ペ)を収得できる。該透明紙は強度、筆記性、寸法安定
性などの一般的特性のみならず、サイズ性が良好である
などの特長を有する。
荒川化学工業株式会社

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヨウ素価120以下の油脂またはその脂肪酸を構
    成成分とする油長30〜85%のアルキド樹脂の水性分
    散液およびスチレン−アクリル系共重合体の水性分散液
    を有効成分とすることを特徴とする紙の透明化処理剤。
  2. (2)ヨウ素価120以下の油脂またはその脂肪酸を構
    成成分とする油長30〜85%のアルキド樹脂の水性分
    散液およびスチレン−アクリル系共重合体の水性分散液
    ならびに水性ポリイソシアネート化合物、水性アミノ樹
    脂、水性アジリジン化合物、水性オキサゾリン化合物か
    らなる群より選ばれる少なくとも1種の硬化剤を有効成
    分とすることを特徴とする紙の透明化処理剤。
  3. (3)前記アルキド樹脂が酸価50以下のものであり且
    つ界面活性剤により乳化されてなる請求項1または2記
    載の透明化処理剤。
  4. (4)前記アルキド樹脂が自己乳化性のものである請求
    項1、2または3記載の透明化処理剤。
  5. (5)前記スチレン−アクリル系共重合体水性分散液が
    、アニオン系および/またはノニオン系界面活性剤の存
    在下に、 (イ)スチレン、α−メチルスチレンおよびメチルメタ
    クリレートから選ばれた1種以上のモノマー50〜80
    重量%、 (ロ)ヒドロキシル基含有共重合性モノマー5〜40重
    量%および (ハ)共重合性カルボン酸モノマー0〜5重量%(ニ)
    その他のα,β−エチレン性不飽和モノマー0〜45重
    量% からなるモノマー混合物を乳化重合せしめてなる共重合
    体水性分散液である請求項1または2記載の透明化処理
    剤。
  6. (6)カルボキシル基を有し該固形分酸価が100〜3
    00である(メタ)アクリル酸系および/またはスチレ
    ン系共重合体の水溶性塩の存在下に、スチレンおよび/
    または(メタ)アクリル酸エステルを乳化重合せしめて
    なる共重合体水性分散液である請求項1または2記載の
    透明化処理剤。
  7. (7)請求項6の(メタ)アクリル酸系またはスチレン
    系共重合体水溶性塩のモノマー組成が、 (a)アクリル酸エチル、メタクリル酸メチルおよびス
    チレンのうちいずれか少なくとも一種40〜90重量%
    、 (b)共重合性カルボン酸モノマー10〜55重量%、
    ならびに (c)その他のα,β−エチレン性不飽和モノマー0〜
    65重量% である請求項1または2記載の透明化処理剤。
  8. (8)請求項6または7記載の共重合体水性分散液が前
    記共重合体塩水溶液の固形分と前記重合性ビニルモノマ
    ーの仕込み重量割合1〜50:99〜50のものである
    請求項1記載の透明化処理剤。
  9. (9)前記アルキド樹脂とスチレン−アクリル系共重合
    体との固形分使用割合が10:90〜90:10である
    請求項1記載の透明化処理剤。
  10. (10)硬化剤の固形分使用割合が前記アルキド樹脂と
    スチレン−アクリル系共重合体との固形分合計重量に対
    して5〜40重量%である請求項2記載の透明化処理剤
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999034060A1 (en) * 1997-12-31 1999-07-08 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Creping process utilizing low temperature-curing adhesive
JP2000131869A (ja) * 1998-08-20 2000-05-12 Minolta Co Ltd リサイクル可能な被記録材およびその製造方法
US6090871A (en) * 1994-05-11 2000-07-18 Bayer Aktiengesellschaft Paper finishing aid

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