JPH04145916A - 通気集塵用の循環フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無端帯状に形成したフィルタ一部材を循環移動
させて行う通気集塵用のフィルターに関するものである
。

［従来の技術］ 従来、紡績工場やそこに設置された紡績機械において、
浮遊する風綿等の塵埃を集塵する目的で面状乃至は帯状
をなす通気集塵タイプのフィルタが工場内に設置された
り、機械内にビルトインされたりして設けられている。

これらの通気集塵フィルターは、適宜素材を織。

編成等により面状乃至は帯状をなすフィルタ一部材に形
成されているため、使用するとその通気濾過面の集塵能
力が低下するので、一定のインタバルで前記通気濾過面
の目詰りを除去、清浄にしなければならない。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の上記フィルタ一部材の清浄化は、人手により又は
動力でスクレーパや吸引口を通気濾過面に沿って移動さ
せたり、或は、フィルタ一部材を吸引口やスクレーパに
対し移動させて行われているが、通気濾過面に付着した
風綿等がその際に舞上ったり飛散して周囲を再汚染する
ことが多く、結局、効率が良くないという問題がある。

また、フィルタ一部材は面状であるが、吸引ファンが立
体形状であるため、集塵装置全体が大型化し易く、従っ
て、フィルタ一部材を移動させて清浄化する集塵システ
ムは、機械ビルトイン方式になじまず、このため低効率
の手動清浄方式によらざるを得ないという問題もある。

本発明はこのような点に鑑み、通気集塵式のフィルター
を平板化し、必要に応じて自動清浄機能を組込むことに
より、工場の建屋的任意の場所にスクリーン状に設置し
て使用できることは勿論、機械内にも容易にビルトイン
できるフィルターを開発することを課題としてなされた
ものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するためになされた本発明の構成は、無
端平帯状に形成され環帯状フィルター本体を、このフィ
ルター本体の移動端部において、当該フィルター本体の
移動方向に関し略４５度乃至はその近傍の角度をもって
形成される第１案内線とこの第１案内線に対瞥略９０度
乃至はその近傍の角度を以て形成され、かつ、前記第１
案内線と横倒三角形の２辺をなす第２案内線とを具備し
て形成されたターンガイド部材に掛回すことにより、当
該フィルター本体がその移動方向の両端において前記タ
ーンガイド部材を介して平行な姿勢で保持されその姿勢
で移動するようにしたことを特徴とするものである。

〔作　用〕

平板状のターンガイド部材は、その第１．第２案内線が
、フィルター本体の移動方向に沿った基準線に関し対称
な向きで一例として略４５度をなすように形成されてい
るので、この部材に掛は回されるフィルター本体は当該
ガイド部材の表裏を通ってターンさせられ、従って、張
り側（往側）と緩み側（復側）が、平行に走行可能に配
設される。

〔実施例１ 次に、本発明の実施例を図に拠り説明する。

第１図は本発明フィルターの一例を示す斜視図、第２図
はターンガイド部材の斜視図、第３図〜第５図はそれぞ
れターンガイド部材の別例の斜視図、第６図〜第８図は
それぞれ本発明フィルターにおけるフィルター本体の配
設パターンの別例の斜視図、第９図は本発明フィルター
における走行カイトの別例の斜視図、第１Ｏ図は同じく
走行ガイドの他の例の斜視図、第１１図（ａ）〜（ｃ）
はそれぞれ本発明フィルターの走行駆動方式の例を示す
平面図、第１２図は本発明フィルターの設置例を示す側
端面図、第１３図は本発明フィルターの他の配設例の要
部を示す斜視図である。

第１図に於て、ｌは適宜のフィルター材料によって適宜
幅の帯状に形成されたフィルターを、その両端を接着な
どにより結合連結して、無端平帯状、即ち、環帯状に形
成した本発明におけるフィルター本体で、ｌｌａが接合
部である。

本発明のフィルター材料としては、ポリエチレン等によ
り形成した帯状の合成樹脂フィルムの全面に通気用の小
孔を穿設したものが、製造手間や各種コスト面で有利で
あるが、本発明における帯状フィルター材料はこれに限
られるものではなく、既製の、或は、織９編成、不織等
により帯状に形成された各種の帯状フィルター材料、又
は、これらに適宜植毛を施したものを用いることが可能
である。

２．３は上記環帯状のフィルター本体１が掛回されるタ
ーンガイド部材となるターンプレートで、例として、次
のように形成されている。

而して、第１図に示す左、右のターンプレー１〜２．３
は、左、右対称形に形成されている点で異なるが、その
形状、構造の趣旨は同じであるから、ここでは一方のタ
ーンプレート２について説明する。

ターンプレート２は、平板状部材の左側を、フィルター
本体ｌの走行方向に関し、左−１−半側が４５度の角度
で立上げられた第１案内線２ａに、また左下半側か４５
度の角度で立Ｆげられた第２案内線２ｂに、それぞれ形
成することにより構成されている。

これらの両案内線２ａ、　２１）は、平板状部材自体で
形成してもよいが、これらの線２ａ、　２ｂを細長いコ
ロ部材や杆状部材によって形成することもある。

他方のターンプレート３も第１図、第２図に示すように
、」１記ターンプレート２と同様の第１案内線３ａと第
２案内線３ｂとを有して形成されている。

尚、２ｃ、　３ｃはこれら案内部材２，３の取付用ブラ
ケット部である。

而して、上記の両ターンプレート２．３はそれらの案内
線２ａ、　２ｂ、３ａ、　３ｂか形成する横倒三角形の
２辺を互に外側に向けて、上記のフィルター本体１の両
端部に配し、これら２，３に第１図々示のようにフィル
ター本体１を掛回すのである。この掛回しは、ターンプ
レー１−２．３の夫々の案内線２ａ、２ｂ、同Ｊ　ａ　
＋　３　ｂの作用により、フィルター本体１の大半が左
右のターンプレー１−２．３の間において略同−面」二
でヅ行に配設されることとなる。

４は第１図々示のように掛回されたフィルタ本体１にお
いて、ターンプレー１・２の下半側で当該フィルター本
体１を１）１ｊ後から挟むように配設したドライブモー
タ［・で、１組のピンチローラ４ａ。

４ｂと、このローラ４ａに回転力を付与するドライブモ
ータ４Ｃを主要部材として形成されている。

５は−１−記ビンチローラ４ｂの側に配設した風綿等の
サクション回収部で、ここでは、フィルター本体１の縦
幅に見合う縦幅と適宜の横幅の箱状に形成したチャンバ
部材５　ａと、このチャンバ部材５ａに連結されたサク
ションホース５ｂと、このホースが連結された吸引ファ
ン等による吸引源（図示せず）により形成されている。

６は上記フィルター本体１の中間部分を適宜箇所で支持
する走行ガイドで、ここでは走行するフィルター本体１
の」二、下辺を遊嵌させて一１ｚ、下から挟むように支
持するため、切込み６ａ、　６ｂ、　６ｃ。

６ｄが形成されたステータイブの部材かフィルタ本体１
の走行方向の何箇所かで使用されている。

この走行ガイド６は、第９図、第１０図に示すように、
上記切込み６８〜６ｄがフィルター本体ｌの走行方向で
連続した、つまり溝状ガイド６ａ“〜６ｄ’（尚、６ｄ
’は図に表われず）に形成された引抜型材などにより形
成してもよい。以上により１本発明フィルターの一例を
構成する。

上記例に於て、ターンプレート２，３によるタンガイド
部材は、第３図〜第４図に示すように形成してもよい。

即ち、第３図はターンプレート２，３に代えてバ一部材
を、案内線２ａ、　２ｂ、　、３ａ、　３ｂに沿った形
で略９０度の角度に曲げて形成したターンガイドバー２
１．３１の一例を示すものである。尚、第１図と同符号
は同一■！第２を示す３，７は１−記ガイドバー２１゜
３１を取イ・」けたフレームで、両力イトバー２１．３
１の間は通気のため開口部８か形成されている。

この第３図に示す例ではフィルター本体ｌの往。

腹部分１ａ、　ｌｂは略同−面で平行に配設された形態
となるか、第４図、第５図ではフィルター本体１の往、
腹部分ｌａ、Ｉｂが適当な角度を以て側面１１１形又は
行形をなすように配設される。

即ち、第４図に示す例では取付フレーム７の面に対し左
、右のターンガイドバー２１’、　３１’を略４５度起
した取付角度α、を以て当該フレーム７に取付けたもの
である。このため、第４図に示した両ガイドバー２１°
、３１′における案内線２ａ、　２ｂ、同３ａ。

３ｂの交叉角β１は略８０度に設定されている。これは
フィルタ一部材］の往、腹部分１ａ、　ｌｂを平行に配
設、走行させるためである。

第５図に示した例は、ノ１．右のカイトバー２１″３１
″′をそのフレーム７に対し略６０度の取付角度α２を
以て取（Ｊけだもので、このため両力イトバー２１″、
３１”の案内線２ａ、　２ｂ、同３ａ、　３ｂの交叉角
β２は略７０度に設定されている。

このようにガイドバー２１’、　３１’、同２１”、　
３１”を取付フレーム７に対して取付角度α１．α２を
以て取付けると、フィルター本体ｌの往、腹部分が、第
４図の例では略】２０度の交叉角を以て、また、第５図
の例では略９０度の交叉角を以て平行に配設されること
となる。これはフィルター本体１による通気面を側面か
らみて山形又は行形に形成することにより、濾過効果を
高めることを狙ったものである。

上記例に示した各フィルターは、その左、右のターンプ
レート２，３やターンガイドバー２１’、３１′などの
作用により無端平帯状のフィルター本体１がほぼ同一平
面上、或は、適宜の交叉角をもって平行に配列されて移
動可能に支持される構造であるから、例えば、第６図に
示すような移動、走行のための構成をとることができる
。

第６図に示す本発明フィルターの別例は、左。

右でそれぞれ２組のターンプレート２２．３２、同２３
゜３３を使用し、１本の無端平帯状のフィルター本体１
を、その４条が平行に配列されるようにしたものである
。フィルター本体１における各条の走行方向は図に白抜
矢印で示す通りである。第３図〜第４図に示したターン
ガイドを用いても同じ移動パターンにレイアウトできる
二と勿論である。

このようにすると、１本のフィルター本体１で間口の上
下が大きなフィルター口に対応し易くなる。

上記のような本発明フィルターは、例えば、第１２図に
示すように、汎用ダストコレクターＤＣと組合せてより
効果的な集塵作用を得ることができる。

第１２図に於て、Ｃは天井、Ｗは壁である。

上記の汎用ダストコレクタＤＣの吸引力を、同一面上に
平行に配列されたフィルター本体ｌに作用させ、広範な
開口面積においてダストを集収する。

また、上記の各本発明フィルターは、第７図や第８図に
示すようなレイアウト形態をとることができるので、次
にこの点について述べる。

第゛７図の本発明フィルターは、左右のターンガイド部
材２，３．２１．３１等により平行に掛回されま たフィルター本体ｌの中間部分に２組のターンロラ９，
１０．９’、１０’を配設し、建屋内の壁面等の障害物
Ｂの外面形状に則って前記フィルター本体１の中間部分
を折れ曲り走行（移動）可能としたものである。

このような折れ曲り走行（移動）パターンは、他の例と
して第８図に示すように、ターンローラ９．１０．９’
　、　１０’の位置、及び、ターンガイド部材２，３．
２１．３１等の配設位置によって、自由に任意のパター
ンをとることができる。

尚、第７図、第８図において、第１図と同一符号は同一
部材を示す。

上記の各実施例において、フィルター本体１の走行又は
移動の駆動方式としては、第１１図（ａ）〜（Ｃ）に示
すものが例示できる。

第１１図（ａ）は、第１図に示した駆動方式例と同一の
駆動方式であって、走行又は移動させたいフィルター本
体ｌの前、後面にドライブローラ４ａとフォロアローラ
４ｂを配したピンチローラ方式である。

第１１図（ｂ）は、フィルター本体１の側端縁にキャリ
アホール（図に表われず）を穿設し、このホールに噛合
するビンを周設したビンローラ旧ａによって当該フィル
ター本体ｌを矢印方向に移動させるようにしたビンロー
ラ方式である。４１ｂは受はプレートである。

第１１図（Ｃ）はエアシリンダー４２ｂ等のストローク
アクチエータのストローク運動を、一方向送り爪（４２
ｂ）によりフィルター本体１に伝達して矢印方向に移動
させるようにしたエアシリンダ一方式の一例である。

例えば、エアシリンダ４２ａを２本設けて両シリンダ４
２ａをプッシュプル作動させることにより、連続移動タ
イプとすることも可能である。

尚、本発明フィルターは、フィルター本体ｌにポリエチ
レンフィルムを使用するとき、第１３図に示すように、
ターンガイド部材としてのターンガイドプレート２，３
、同ガイドバー２１．３１．２１′。

３１′等を用いず、ターン側にガイドロール１０”　（
９”は図に表われず）を用いたり、或は、何も用いない
でフィルター本体］の中間の往復部分を平行に走行させ
るように配設してもよい。

［発明の効果］ 本発明は以上の通りであって、１本の環帯状フィルター
本体を同・平面内、或は、側面山形又は行形をなす立体
面内で平行に配列させて循環移動可能にしたから、例え
ば通気濾過型の集塵装置の通気面積を容易に拡大するこ
とができ、従って、工場等における集塵効率の向上に資
するところがきわめて大である。

また、１本のフィルター本体か平行に配列されて濾過面
が平面状に形成されるため、集塵物の処理も容易になし
得る。

上記のような効果をもたらす本発明フィルタにおけるフ
ィルター本体】の平行配列は、構造が至ってシンプルな
ターンプレートやターンガイドバーが少なくとも左右１
組分があれば実現できるので、集塵装置のフィルタ一部
の構成が容易に小型化、簡素化できる。

しかも、ガイドローラを用いたり、張力付与手段を一切
使用しなくても循環走行可能に配設できるので、それた
け構造か（）お素にできると共に、フィルター本体に余
計な張力等を加えないため、フィルター本体の使用期間
の長期化、長寿命化を図ることか出来る。

また、本発明フィルターは、工場内の空調用の循環気流
や生産機械から発生される随伴気流がこのフィルターの
通気面を通るように配置することにより、前記気流自体
を清浄にすることかできると共に、集塵したダスト類を
一括的に処理することかできるので、きわめて経済的で
もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明フィルターの一例を示す斜視図、第２図
はターンガイド部材の斜視図、第３図〜第５図はそれぞ
れターンガイド部材の別例の斜視図、第６図〜第８図は
それぞれ本発明フィルターにおけるフィルター本体の配
役パターンの別例の斜視図、第９図は本発明フィルター
における走行カイトの別例の斜視図、第１０図は同じく
走行カイトの他の例の斜視図、第１１図（ａ）〜（Ｃ）
はそれぞれ本発明フィルターの走行駆動方式の例を示す
平面図、第１２図は本発明フィルターの設置例を示す側
端面図、第１３図は本発明フィルターの他の配設例の要
部を示す斜視図である。 １・・・フィルター本体、２，３・・・ターンプレート
、２ａ、　３ａ・・第１案内線、２ｂ、　３ｂ・・第２
案内線、４・・・ドライブユニット、５・・・サクショ
ン回収部、６・・・走行ガイド

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　無端平帯状に形成され環帯状フィルター本体を、こ
   のフィルター本体の移動端部において、当該フィルター
   本体の移動方向に関し略４５度乃至はその近傍の角度を
   もって形成される第１案内線とこの第１案内線に対し略
   ９０度乃至はその近傍の角度を以て形成され、かつ、前
   記第１案内線と横倒三角形の２辺をなす第２案内線とを
   具備して形成されたターンガイド部材に掛回すことによ
   り、当該フィルター本体がその移動方向の両端において
   前記ターンガイド部材を介して平行な姿勢で保持されそ
   の姿勢で移動するようにしたことを特徴とする通気集塵
   用の循環フィルター。 ２　ターンガイド部材は、その第１、第２案内線が基準
   平面に対し平行な面に形成された請求項１の通気集塵用
   の循環フィルター。 ３　ターンガイド部材は、その第１、第２案内線が基準
   平面に対しある角度を以て交わる面に形成された請求項
   １の通気集塵用の循環フィルター。 ４　左右一組のターンガイド部材は、１本の環帯状フィ
   ルター本体に対し２組以上を２段以上配設して、前記１
   本の環帯状フィルター本体を掛回した請求項１〜３の通
   気集塵用の循環フィルター。 ５　ターンガイド部材に掛回された環帯状フィルター本
   体は、中間部分においてガイドローラ等の案内部材に支
   持させてその移動方向を平面からみて任意の向きに変更
   するようにした請求項１〜４の通気集塵用の循環フィル
   ター。