JPH04145855A

JPH04145855A - 回転電機

Info

Publication number: JPH04145855A
Application number: JP26462390A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Miyaji; 宮路　一美; Yutaka Masaki; 豊正木
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1990-10-01
Filing date: 1990-10-01
Publication date: 1992-05-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、例えば、電動機、発電機の如き回転電機に関
する。

［従来の技術］従来、回転電機、例えば３相ブランレスモータ、に設け
られた巻線組立体、例えばステータ、には、複数の巻線
ブロックが備えられている。これら複数の巻線ブロック
から巻線組立体の巻線端末処理側に延びる複数の端末に
は、夫々、電源から延びる外部リード線が接続されてい
る。この外部リード線を通って流された電流は、各端末
を介して前記複数の巻線ブロック中に流される。これら
巻線ブロック中を流れた電流によって、これら巻線ブロ
ックからは、いわゆる回転磁界か発生し、口夕を時計回
り又は反時計回りに回転させる。

従来の回転電機において、ステータの巻線端末処理側に
は、複数の巻線ブロックから複数の端末が延出されてい
る。これら複数の端末は、これら端末どうし又は外部リ
ード線と所定の関係で直接接続されている。このような
接続工程を簡略化した装置が実公平２−２６１９７号公
報に開示されている。

［発明が解決しようとする課題］巻線ブロックから延びる複数の端末どうし及びこれら端
末と外部リード線との接続箇所は、絶縁材等で絶縁処理
、例えばチュービング等、を施さなければならない。接
続箇所が少ない場合には、絶縁処理工程が少なくて済む
。しかし、接続箇所が多い場合、これら接続箇所の絶縁
処理が多くなる。また、ロータの組立て又はロータの取
換えのじゃまにならないように、ロータの径より大径に
複数の端末を這い回して接続させる場合、接続箇所の絶
縁処理は煩雑になり時間もかかる。そのうえ糸等で束ね
る作業も必要となり面倒である。

本発明は、このような問題を解決するためになされ、そ
の目的は、複数の端末どうし及びこれら端末と外部リー
ド線との接続が簡単に行えると共に絶縁処理工程が少な
くて済み、面倒な這い回し作業をなくし生産コストも安
価な回転電機を提供することにある。

［課題を解決するための手段］上述の課題を解決するために本発明の回転電機は、複数
の巻線ブロックを備える巻線組立体の巻線端末処理側に
は絶縁カバーが設けられている。

この絶縁カバー内にはプリント回路基板か配置されてい
る。この絶縁カバーによってプリント回路基板が複数の
巻線ブロックと絶縁され、且つ、巻線端末処理側が外部
空間から遮断される。プリント回路基板は、絶縁基板と
、複数の巻線ブロックから延びる複数の端末か接続され
る複数の端末接続端子と、複数の外部リード線が接続さ
れる複数のリード線接続端子と、前記端末接続端子と前
記リート線接続端子とを所定の関係で電気的に接続させ
る導電路とを備えている。

［作用］複数の巻線ブロックを備える巻線組立体の巻線端末処理
側に絶縁カバーを設け、この絶縁カバー内にプリント回
路基板を配置したことにより、プリント回路基板が複数
の巻線ブロックと絶縁され、且つ、巻線端末処理側が外
部空間から遮断される。

また、プリント回路基板には、複数の巻線ブロックから
延びる複数の端末が接続される複数の端末接続端子と、
複数の外部リード線が接続される複数のリード線接続端
子と、前記端末接続端子と前記リード線接続端子とを所
定の関係で電気的に接続させる導電路とを備えたことに
より、複数の端末どうし及びこれら端末と外部リード線
との接続が簡単に行える。従って、接続箇所の絶縁処理
工程も簡単で短時間に処理できる。

［実施例］以下、本発明の回転電機の一実施例について図面を参照
して説明する。

第２図には、３相ブランレスモータの巻線組立体、即ち
、中空円筒状のステータ２と図示しない０−夕の出力軸
５とが示されている。このステツ２のステータ鉄心２ａ
には、第１図に示すように、周方向に等間隔に離間した
位置で長手方向に延出した１２個のスロット４が設けら
れている。

これらスロット４には、巻線の束を所定の配列で挿入し
てステータ鉄心２ａに巻き付けて構成した巻線ブロック
６が６個設けられている。これら巻線ブロック６は、例
えば、これらスロット４のうち、周方向に互いに９０°
ずれた位置の２つのスロット４に挿入されてステータ鉄
心２ａに巻き付けられている。また、ステータ２の内部
空間にはロータ３が配置されている。ロータ３の両側面
には同心状に出力軸５が突設されている。この出力軸５
の両端部は、ステータ２を覆う図示しない外装ハウジン
グに支持された軸受によって回転自在に支持されている
。

ロータ３を回転させるため、図示しないＡＣ電源に接続
された３本の外部リード線８を介して複数の巻線ブロッ
ク６の夫々に所定のタイミングで電流か流される。３本
の外部リード線８は、３相ブラシレスモータの外部にお
いて一本の接続ケーブル９にまとめられている。３本の
外部リード線８から６個の巻線ブロック６に所定のタイ
ミングで位相をずらして電流が供給されると、６個の巻
線ブロック６には、一定の速度で時計方向又は反時計方
向に回転するいわゆる回転磁界が発生する。

この回転磁界が、ロータ３に作用してロータ３を時計方
向又は反時計方向に回転させる。

ところで、６個の巻線ブロック８に所定タイミングで電
流を流すための外部リード線８と６個の巻線ブロック６
との接続及び６個の巻線ブロック６相互の接続には、接
続処理とその後の絶縁処理とが必要である。接続箇所か
多くなれば、接続処理が煩雑になり、それに伴う絶縁処
理も面倒になる。

そこで、接続が容易にてき、しかも絶縁処理も容易にで
きるように、本実施例の回転電機は、以下のように構成
されている。

即ち、特に第１図、第３図及び第４図に示すように、本
実施例の回転電機は、６個の巻線ブロック６を備えるス
テータ２の巻線端末処理側１０にステータ２に対して同
心状に配置された合成樹脂製の環状の絶縁カバー１２が
設けられている。絶縁カバー１２内には合成樹脂製の環
状のプリント回路基板１４が同心状に配置されている。

プリント回路基板１４は、特に第４図に示すように、そ
の基板上に６個の巻線ブロック６から延びる１２本の端
末７が接続される１２個の端末接続端子１６と、３本の
外部リード線８が夫々接続される３個のリード線接続端
子１８とを備えている。なお、第４図は、１２個の端末
接続端子１６のうち、右側の６個の端末接続端子１６に
は端末７が接続された状態か示され、左側の残り６個の
端末接続端子１６には端末７が接続される前の状態が示
されている。これら端末接続端子１６相互及びこれら端
末接続端子１６と各リード線接続端子１８とは、プリン
ト回路基板１４の基板」二の両面に形成された導電路２
０によって、所定の関係、例えば、Δ（デルタ）結線又
はＹ結線等の電気的な関係、で接続されている。

絶縁カバー１２は、特に第３図に示すように、プリント
回路基板１４に形成された導電路２０を６個の巻線ブロ
ック６の巻線端末処理側１０から絶縁するベースカバー
２２と、このベースカバー２２に、例えば接着され又は
着脱自在な連結機構を介して取り付けられて、プリント
回路基板１４を覆う上カバー２４と、を備えている。ベ
ースカバー２２は、プリント回路基板１４及び６個の巻
線ブロック６の巻線端末処理側１０の周面を覆う環状の
周壁２２ａと、この周壁２２ａからプリント回路基板１
４と巻線端末処理側１０との間で径方向内方に張り出し
たフランジ部２２ｂとを有している。このフランジ部２
２ｂの一側面は６個の巻線ブロック６の巻線端末処理側
に接着され、他側面はプリント回路基板１４に接着され
ている。

周壁２２ａには、軸方向に延出した複数のスリット２６
が周方向に所定の間隔て形成されている。

これらスリット２６には、対応する１２本の端末７が挿
通されて１２個の端末接続端子１６に接続されている。

この接続方法として、例えばスリブト２６に挿通された
１２本の端末フの先端部は、夫々必要な長さに切断され
、被覆が除去された後に、対応する１２個の端末接続端
子１６に巻き付けて接続される。また、１２本の端末７
を対応する１２個の端末接続端子１６に巻き付けた後に
、これら巻き付は部にハンダ付けを施して、又は、巻き
付は後にこれら端末接続端子１６をかしめることによっ
て、１２本の端末７と対応する１２個の端末接続端子１
６とを接続させることもてきる。

そして、複数のスリット２６は、１２個の端末接続端子
１６位置に対応している。このため、複数のスリット２
６に挿通された１２本の端末７は、プリント回路基板１
４上を這い回すことなく対応した端末接続端子１６に即
座且つ容易に接続させることかできる。また、接続処理
も容易であるため接続状態の確認も容易にてきる。

ベースカバー２２のフランジ部２２ｂは、６個の巻線ブ
ロック６の巻線端末処理側１０の近傍位置に配置された
プリント回路基板２６の底面全体を覆っている。このた
め、６個の巻線ブロック６の巻線端末処理側１０が、プ
リント回路基板１４の導電路２０に接触することはない
。上カバー２４はベースカバー２２上のプリント回路基
板１４の上面全体を覆っている。上カバー２４は、プリ
ント回路基板１４の端末接続端子１６及びリード線接続
端子１８に対する６本の巻線ブロック６の１２本の端末
７及び３本の外部リード線８の所定の接続が終了した後
、ベースカバー２２に取り付けられる。なお、上カバー
２４には、３本の外部リード線８をまとめた一本の接続
ケーブル９の外径に応じた大きさの開口２８が形成され
ている。

接続ケーブル９は、この開口２８を介して絶縁かバー１
２から外部空間へと延出されている。

なお、本実施例は、上述した構成に限定されず、例えば
、巻線ブロックの数の異なる回転電機に応用することが
できる。また、プリント回路基板及び絶縁カバーをロー
タに取り付けてロータ側での接続・絶縁処理に応用する
こともできる。また、プリント回路基板自体に絶縁効果
を備える構成にして、ベースカバーをなくしてもよい。

］　１［発明の効果］本発明の回転電機は、複数の巻線ブロックを備える巻線
組立体の巻線端末処理側には絶縁カバーを設け、この絶
縁カバー内にプリント回路基板を配置させた。そして、
このプリント回路基板は、複数の巻線ブロックから延び
る複数の端末が接続される複数の端末接続端子と、複数
の外部リード線が接続される複数のリード線接続端子と
、前記端末接続端子と前記リード線接続端子とを所定の
関係で電気的に接続させる導電路とを備えている。

この結果、接続処理が容易になり、接続箇所の絶縁処理
も容易にできる。従って、ショートや接続箇所での端末
相互のはずれ及び端末と外部り−１・線とのはずれを心
配する必要もない。また、プリンＩ・回路基板の複数の
巻線ブロックからの絶縁及び巻線端末処理側の外部空間
からの遮断も確実にできる。また、容易に接続処理及び
絶縁処理もできるため生産コストも安価となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、第２図の■−■線に沿う縦断面図、コ２第２図は、本発明の一実施例の回転電機の主要部の全体
を概略的に示す斜視図、第３図は、第１図の２点鎖線で
囲んだ部分の拡大図、第４図は、第１図及び第２図の回
転電機に設けられた絶縁カバーから上カバーを外して巻
線端末処理側を見た正面図である。２・・・ステータ、６・・・巻線ブロック、７・・・端
末、１２・・・絶縁カバー　１４・・・プリント回路基
板、１６・・・端末接続端子、１８・・・リード線接続
端子、２０・・・導電路。出願人代理人　弁理士　坪井　淳

Claims

【特許請求の範囲】１、複数の巻線ブロックを備える巻線組立体の巻線端末
処理側には絶縁カバーが設けられており、この絶縁カバ
ー内にはプリント回路基板が配置され、前記巻線端末処
理側が外部空間から遮断されており、前記プリント回路
基板は、絶縁基板と、前記複数の巻線ブロックから延び
る複数の端末が接続される複数の端末接続端子と、外部
リード線が接続される複数のリード線接続端子と、前記
端末接続端子と前記リード線接続端子とを所定の関係で
電気的に接続させる導電路とを備えていることを特徴と
する回転電機。２、前記絶縁カバーは、前記プリント回路基板を前記複
数の巻線ブロックから絶縁するベースカバーと、このベ
ースカバーに取り付けられ、前記巻線端末処理側に配置
された前記プリント回路基板を外部空間から遮断する上
カバーとを有し、前記ベースカバーの周面には、所定間
隔で複数のスリットが形成されており、これらスリット
に前記複数の端末が配置されて前記複数の端末接続端子
に接続されることを特徴とする請求項１に記載の回転電
機。